JP2578983Y2 - 絶対圧力計 - Google Patents

絶対圧力計

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JP2578983Y2
JP2578983Y2 JP1992037135U JP3713592U JP2578983Y2 JP 2578983 Y2 JP2578983 Y2 JP 2578983Y2 JP 1992037135 U JP1992037135 U JP 1992037135U JP 3713592 U JP3713592 U JP 3713592U JP 2578983 Y2 JP2578983 Y2 JP 2578983Y2
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pressure
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桂太 明石
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Yokogawa Electric Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、出力の経時変化が少な
い絶対圧力計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図 3は従来より一般に使用されている
従来例の構成説明図で、例えば、特開昭59―5613
7号の第1図に示されている。図において、ハウジング
1の両側に円筒状のフランジ2、フランジ3が組み立て
られ溶接等によって固定されており、フランジ3には測
定せんとする圧力Pmの導入口5が設けられている。ハ
ウジング1内に圧力測定室6が形成されており、この圧
力測定室6内にセンタダイアフラム7とシリコンダイア
フラム8が設けられている。
【0003】センタダイアフラム7とシリコンダイアフ
ラム8はそれぞれ別個に圧力測定室6の壁に固定されて
おり、センタダイアフラム7とシリコンダイアフラム8
の両者でもって圧力測定室6を2分している。センタダ
イアフラム7と対向する圧力測定室6の壁には、バック
プレ―ト6A,6Bが形成されている。センタダイアフ
ラム7は周縁部をハウジング1に溶接されている。シリ
コンダイアフラム8は全体が単結晶のシリコン基板から
形成されている。
【0004】シリコン基板の一方の面にボロン等の不純
物を選択拡散して4っのストレンゲ―ジ80を形成し、
他方の面を機械加工、エッチングし、全体が凹形のダイ
アフラムを形成する。4っのストレインゲ―ジ80は、
シリコンダイアフラム8が差圧ΔPを受けてたわむ時、
2つが引張り、2つが圧縮を受けるようになっており、
これらがホイ―トストン・ブリッジ回路に接続され、抵
抗変化が差圧ΔPの変化として検出される。81は、ス
トレインゲ―ジ80に一端が取付けられたリ―ドであ
る。82は、リ―ド81の他端が接続されたハ―メチッ
ク端子である。
【0005】支持体9は、ハ―メチック端子を備えてお
り、支持体9の圧力測定室6側端面に低融点ガラス接続
等の方法でシリコンダイアフラム8が接着固定されてい
る。ハウジング1とフランジ2、およびフランジ3との
間に、圧力導入室10,11が形成されている。この圧
力導入室10,11内に隔液ダイアフラム12,13を
設け、この隔液ダイアフラム12,13と対向するハウ
ジング1の壁10A,11Aに隔液ダイアフラム12,
13と類似の形状のバックプレ―トが形成されている。
圧力導入室10は、この場合、真空に保たれている。
【0006】隔液ダイアフラム12,13とバックプレ
―ト10A,11Aとで形成される空間と、圧力測定室
6は、連通孔14,15を介して導通している。そし
て、隔液ダイアフラム12,13間にシリコンオイル等
の封入液101,102が満たされ、この封入液が連通
孔16,17を介してシリコンダイアフラム8の上下面
にまで至っている、封入液101,102はセンタダイ
アフラム7とシリコンダイアフラム8とによって2分さ
れているが、その量が、ほぼ均等になるように配慮され
ている。
【0007】以上の構成において、導入口5から測定圧
力が作用した場合、隔液ダイアフラム13に作用する圧
力が封入液102によってシリコンダイアフラム8に伝
達される。一方、圧力導入室10は真空に保たれ、この
圧力が隔液ダイアフラム12に作用する。隔液ダイアフ
ラム12に作用する圧力が封入液101によってシリコ
ンダイアフラム8に伝達される。この結果、シリコンダ
イアフラム8に作用する圧力差に応じてシリコンダイア
フラム8が歪み、この歪み量がストレインゲ―ジ80に
因って電気的に取出され、絶対圧力の測定が行なわれ
る。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、この様
な装置においては、真空基準室を構成する圧力導入室1
0を構成する部材は、あらかじめ洗浄、真空ベーキング
等の前処理を経て組み立てられるが、除去し切れなかっ
た部材の表面吸着ガスや内部に溶解しているガスが徐々
に放出されて、真空基準室の真空度を劣化させる。この
ガスは、ベーキング等の前処理がされていないと水分
(H2O)が多いが、十分に前処理された真空基準室に
おいては、放出されるガスは、水素(H2)が多いのが
一般的である。これにより、シリコンダイアフラム8に
作用する圧力差が経時的に変化する事になり、出力誤差
となる。本考案は、この問題点を、解決するものであ
る。本考案の目的は、出力の経時変化の少ない絶対圧力
計を提供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本考案は、差圧測定装置の一方の圧力導入室が基準
真空室である絶対圧力計において、前記閉じられた基準
真空室の内表面の全面に設けられた金のコーティングを
具備したことを特徴とする絶対圧力計を構成したもので
ある。
【0010】
【作用】以上の構成において、導入口から測定圧力が作
用した場合、隔液ダイアフラムに作用する圧力が封入液
によってシリコンダイアフラムに伝達される。一方の圧
力導入室は真空に保たれ、この圧力が隔液ダイアフラム
に作用する。隔液ダイアフラムに作用する圧力が封入液
によってシリコンダイアフラムに伝達される。
【0011】この結果、シリコンダイアフラムに作用す
る圧力差に応じてシリコンダイアフラムが歪み、この歪
み量がストレインゲ―ジに因って電気的に取出され、絶
対圧力の測定が行なわれる。
【0012】而して、閉じられた基準真空室の内表面の
全面に、金のコーティングが設けられたので、金は水素
の表面吸着力が非常に弱く、又内部に溶解する水素の量
が少ないので、放出されるガスの量が少なくなる。即
ち、水素は基準真空室の壁にガスとして溶解している
が、金の結晶格子は水素の原子に比較しても小さいの
で、基準真空室の壁にガスとして溶解している水素ガス
は透過することができない。以下、実施例に基づき詳細
に説明する。
【0013】
【実施例】図1は本考案の一実施例の要部構成説明図で
ある。図において、図3と同一記号の構成は同一機能を
表わす。以下、図3と相違部分のみ説明する。21は、
閉じられた基準真空室22の内表面の全面に設けられた
金のコーティングである。
【0014】以上の構成において、導入口5から測定圧
力が作用した場合、隔液ダイアフラム13に作用する圧
力が封入液102によってシリコンダイアフラム8に伝
達される。一方の圧力導入室は基準真空室22として、
真空に保たれ、この圧力が隔液ダイアフラム12に作用
する。隔液ダイアフラム12に作用する圧力が封入液1
01によってシリコンダイアフラム8に伝達される。
【0015】この結果、シリコンダイアフラム8に作用
する圧力差に応じてシリコンダイアフラム8が歪み、こ
の歪み量がストレインゲージ80に因って電気的に取出
され、絶対圧力の測定が行われる。而して、閉じられた
基準真空室22の内表面の全面に、金のコーティング2
1が設けられたので、金は水素の表面吸着力が非常に弱
く、又内部に溶解する水素の量が少ないので、放出され
るガスの量が少なくなる。即ち、水素は基準真空室22
の壁にガスとして溶解しているが、金のコーティング2
1の結晶格子は水素の原子に比較しても小さいので、基
準真空室22の壁にガスとして溶解している水素ガスは
透過することができない。従って、出力の経時変化が小
さくなる絶対圧力計が得られる。
【0016】図2は本発明の他の実施例の要部構成説明
図である。本実施例は半導体ダイアフラム3を使用した
シリコン半導体方式の絶対圧力計の実施例である。図に
おいて、31は半導体チップ、32は凹部、33は半導
体ダイアフラム、34は半導体圧力検出素子、35は半
導体チップ支持基板、36は真空室、37は金属支持
体、38は閉じられた基準真空室36の内表面の全面に
設けられた金のコーティングである。
【0017】
【考案の効果】以上説明したように、本考案は、差圧測
定装置の一方の圧力導入室が基準真空室である絶対圧力
計において、前記閉じられた基準真空室の内表面の全面
に設けられた金のコーティングを具備したことを特徴と
する絶対圧力計を構成した。
【0018】この結果、シリコンダイアフラムに作用す
る圧力差に応じてシリコンダイアフラムが歪み、この歪
み量がストレインゲージに因って電気的に取出され、絶
対圧力の測定が行われる。而して、閉じられた基準真空
室の内表面の全面に、金のコーティングが設けられたの
で、金は水素の表面吸着力が非常に弱く、又内部に溶解
する水素の量が少ないので、放出されるガスの量が少な
くなる。即ち、水素は基準真空室の壁にガスとして溶解
しているが、金のコーティングの結晶格子は水素の原子
に比較しても小さいので、基準真空室の壁にガスとして
溶解している水素ガスは透過することができない。従っ
て、本考案によれば、出力の経時変化の少ない絶対圧力
計を実現することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の要部構成説明図である。
【図2】本考案の他の実施例の要部構成説明図である。
【図3】従来より一般に使用されている従来例の構成説
明図である。
【符号の説明】
1…ハウジング 2…フランジ 3…フランジ 5…導入口 6…圧力測定室 6A…バックプレ―ト 6B…バックプレ―ト 7…センタダイアフラム 8…シリコンダイアフラム 9…支持体 10…圧力導入室 11…圧力導入室 10A…バックプレ―ト 11A…バックプレ―ト 12…隔液ダイアフラム 13…隔液ダイアフラム 14…連通孔 15…連通孔 16…連通孔 17…連通孔 21…コーティング 22…基準真空室 31…半導体チップ 32…凹部 33…半導体ダイアフラム 34…半導体圧力検出素子 35…半導体チップ支持基板 36…真空室 37…金属支持体 38…コーティング 80…ストレインゲージ 81…リード 82…ハーメチック端子 101…封入液 102…封入液

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】差圧測定装置の一方の圧力導入室が基準真
    空室である絶対圧力計において、 前記閉じられた基準真空室の内表面の全面に設けられた
    金のコーティングを具備したことを特徴とする絶対圧力
    計。
JP1992037135U 1992-06-02 1992-06-02 絶対圧力計 Expired - Fee Related JP2578983Y2 (ja)

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