JPH0594012U - 自動車等の雨水流下汚損防止具 - Google Patents

自動車等の雨水流下汚損防止具

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JPH0594012U
JPH0594012U JP2189391U JP2189391U JPH0594012U JP H0594012 U JPH0594012 U JP H0594012U JP 2189391 U JP2189391 U JP 2189391U JP 2189391 U JP2189391 U JP 2189391U JP H0594012 U JPH0594012 U JP H0594012U
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JP
Japan
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rainwater
vehicle body
flowing down
wall surface
filter means
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JP2189391U
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English (en)
Inventor
益一 永野
保彦 永野
Original Assignee
益一 永野
保彦 永野
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Abstract

(57)【要約】 〔目的〕 雨ざらし環境下にある自動車の車体外面にお
いて、雨水が流下するときに微粒子塵埃を伴う黒い汁状
の流束ができ、これにより車体外面に黒い痕跡状の汚れ
が生成されるため、このような汚損を防止する。 〔構成〕 車体の外表面に対して着脱自在な固着手段
と、車体に沿って流下する雨水を通過せしめる一方、該
雨水と共に流下する微粒子塵芥を捕獲するフィルター手
段とから成る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車の車体外面等、雨ざらし環境下にある物品の外壁面を雨水が 流下する際、該雨水が外壁面に付着した塵埃を伴って流下しつつ、外壁面を汚損 することを防止するための雨水流下汚損防止具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、自動車の車体表面に微粒子塵埃が付着堆積することは周知の通りで あり、この現象は、走行中のみならず、駐車中にも見られ、屋外駐車において特 に顕著である。
【0003】 このため、塵埃を付着せしめたまま自動車を雨ざらし環境下におくと、車体を 流下する雨水が塵埃を巻き込んで流下し、車体の表面を汚損する。また、冬季の 屋外駐車に際しては、車体表面に生成された霜が溶融する際に塵埃を含んで流下 する。この際、車体における雨水の局部的流下部分、例えば車体ルーフ側縁部の 雨樋のドレン口部や、バックミラーの付根におけるブラケット部や、モールの端 部等から下方に向けて、微粒子塵埃を含んだ雨水が黒い汁状の細い流束を構成し 、しかも低速で徐々に流下するため、流下中の微粒子塵埃が車体の表面に付着し てしまい、黒い痕跡状の汚れを生成する。この汚損状態は、特に、白色やベージ ュ等の淡色に塗装された車体の表面に顕在化し、見苦しく、ユーザにおいて憂慮 すべき事態を生じている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
前述のような黒い痕跡状の汚れは、洗車機等による水洗いによっては容易に除 去できない。そこで、この汚れを払拭するためには、従来より、種々のワックス が提供され、ワックス掛け作業により汚損を除去することが行われている。
【0005】 然しながら、このような汚れを払拭するためのワックスには、多かれ少なかれ 研磨用のコンパウンドが含まれており、従って、ワックス掛けを行う度に車体の 塗装面を摩耗し、本来的に好ましいものではない。
【0006】 ところで、車体の表面をワックスの被膜により被覆すると、前述したような雨 水と共に流下する微粒子塵埃を車体表面に付着せしめることなく、雨水に随伴し て車体表面を通過して流下せしめることが可能になるが、ワックス被膜の耐用期 間は、通常1〜2週間程度であるため、このような短期サイクルでワックス掛け 作業を行うことを強いられる。そして、このワックス掛けを怠ると、雨天時に前 述のような黒い痕跡状の汚れを生成してしまうことになる。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、ユーザにおいて車体の所望個所に簡単に張り付けるだけで、上述し たような雨水の流下時における黒い痕跡状の汚れの生成を確実に防止できるよう にした雨水流下汚損防止具を提供するものであり、その手段として構成したとこ ろは、雨ざらし環境下にある自動車等の外壁面に対して着脱自在な固着手段と、 前記外壁面を流下する雨水を通過せしめる一方、該雨水と共に流下する微粒子塵 埃を捕獲するフィルター手段とから成る点にある。
【0008】
【実施例】
以下図面に基づいて本考案の実施例を詳述する。
【0009】 本考案の雨水流下汚損防止具は、ユーザが自動車の車体に張り付けることによ り使用される。即ち、上述したような黒い痕跡状の汚れが生成される個所を探索 すると、自動車の場合、図3に示すように、車体における雨水の局部的流下部分 、例えば、ルーフ側縁部の雨樋1のドレン口の下方部分1aや、バックミラー2 のブラケットの下方部分2aや、モール3の端部の下方部分3aや、ドアキャッ チ4の下方部分4a、その他、種々の個所に見られる。
【0010】 ところで、本考案の雨水流下汚損防止具は、自動車に限らず、雨ざらし環境下 にある多くの外壁面に張り付けて使用することもできる。例えば、ビルのタイル 貼り外壁面等において、しばしば雨垂れによる黒い筋様の痕跡状汚れを生成され ている現象を見ることができるが、このような外壁面に対しても、本考案の雨水 流下汚損防止具を張り付けることにより、痕跡状の汚れが生成されることを好適 に防止できる。
【0011】 図1に示す実施例において、雨水流下汚損防止具5は、自動車等の外壁面に対 して着脱自在な固着手段6と、前記外壁面を流下する雨水を通過せしめる一方、 該雨水と共に流下する微粒子塵埃を捕獲するフィルター手段7と、化粧シート8 とから成るサンドイッチ状積層体を構成している。
【0012】 前記固着手段6は、例えば、両面粘着テープから成り、通常は、離型テープ9 により被覆されている。従って、離型テープ9を剥離することにより粘着層を露 出せしめ、自動車の車体表面に接着自在である。この際、粘着テープ6は、自動 車を洗車機の回転ブラシに通過せしめたときでも雨水流下汚損防止具5を脱落さ せない程度の接着力を保証する一方、雨水流下防止具5の交換又は不要時には雨 水流下汚損防止具5を車体から比較的容易に取外すことができる程度の剥離性を 満足している。
【0013】 尚、本考案において、固着手段6は、図例のような粘着テープに限らず、例え ば、磁性金属粉末を混練して成形したフレキシブルシートから成る永久磁石手段 等、車体表面に対して雨水流下汚損防止具5の固着と取外を簡便に行い得るもの であり、しかも着脱に際して車体表面を損傷しないものであれば良い。
【0014】 前記化粧シート8は、例えば、塩化ビニール等の通水性を有しない合成樹脂シ ートから成り、フィルター手段7の全面をカバーする本体部8aと、両端部を折 曲形成することによりフィルター手段7の両側面をカバーする耳部8b、8bと を備える。従って、これによりフィルター手段7は、上下のみを開放され、上部 に雨水流入口7aを、下部に雨水流出口7bを形成する。
【0015】 而して、図1及び図2に示すように、自動車等の外壁面10に沿って流下する 雨水は、微粒子塵埃を含んだ汚い雨水11aを雨水流入口7aに浸入せしめ、こ の汚い雨水11aがフィルター手段7を通過する際に微粒子塵芥を該フィルター 手段7中に捕獲するので、濾過された浄化雨水11bが雨水流出口7bから流下 される。このため、雨水流出口7bから流下される浄化雨水11bによっては、 外壁面10はもはや汚損されることはなく、従来のような黒い痕跡状の汚れを生 成することはない。
【0016】 図1(A)に示す実施例は、雨水流下汚損防止具5を横長矩形状の板状に形成 している。これに対して、図1(B)に示す実施例は、雨水流下汚損防止具5を 概ね逆三角形状ではあるが底部を水平にカットされた形状の板状に形成し、雨水 流入口7aを広くする一方、雨水流出口7bを狭く形成している。従って、この 図1(B)に示す実施例によれば、汚い雨水11aが雨水流入口7aから浸入し た後、フィルター手段7の通過速度を制御され、徐々に雨水流出口7bから流下 せしめられる構成とされるので、フィルター手段7内部における汚い雨水11a の滞留時間を充分に確保し、極めて細かい微粒子塵埃であっても容易にフィルタ ー手段7を通過せしめることなく、確実にフィルター手段7により捕獲すること ができる点で有利となる。
【0017】 図1(A)及び図1(B)の何れの実施例においても、化粧シート8は、色々 な表示印刷欄として利用することができる。即ち、化粧シート8の表面に、自動 車の商標や、その他の商標等を印刷表示しておくことにより、宣伝広告の手段に 供することが可能であり、或いは、適宜キャラクターの図柄や模様を印刷表示し ておくことにより、車体に張り付けられた雨水流下汚損防止具5に趣味的美観を 具備せしめることが可能である。
【0018】 更に、別の実施例として、化粧シート8を光反射板により構成することが可能 である。即ち、表面にカッティング凹凸部を備えたベース板に外装板を積層一体 化した形式の所謂リフレクタ板が自動車や自転車等のテール部に装着されている が、このようなリフレクタ板により化粧シート8を形成しておけば、自動車の交 通安全性に寄与できる。
【0019】 前記フィルター手段7は、雨水を通過せしめる際に極めて微細な微粒子塵埃を 捕獲できるものであれば良いが、その1実施例を図2に示している。この実施例 によれば、フィルター手段7は、固着手段6から化粧シート8に向けて順次積層 された複合構造を有する。即ち、固着手段6の上には第一の不織布12を積層接 着し、この第一の不織布12の上には接着層13を介して濾紙14(インキの吸 取紙として公知のもの)を積層し、この濾紙14の上には接着層15を介してウ レタンフォームシート16を積層し、このウレタンフォームシート16の上には 接着層17を介して第二の不織布18を積層し、この第二の不織布18の上に接 着層19を介して前述の化粧シート8を積層し、これらを積層構造物として一体 化している。
【0020】 そこで、このような積層構造によれば、フィルター手段7に浸入した汚い雨水 11aの適度の貯留性と、適度の排水性(流下通過性)と、微細な微粒子塵埃の 完全な捕獲性とを、全て満足することが確認された。蓋し、塵埃の捕獲性を向上 するためには、フィルター手段7の貯留性を高める一方、排水性を低下せしめる ことが好ましいが、この場合、引き続き流下する汚い雨水11aが雨水流入口7 aより溢れてしまう問題がある。その反面、排水性を高めると、今度は、雨水流 入口7aから浸入した汚い雨水11aが塵埃と共にストレートに雨水流出口7b から流下されてしまい、所期目的を達し得ない問題がある。この点に関し、図2 に示す実施例によれば、この相反する二つの目的を共に満足することができたも のである。
【0021】 尚、本考案において、フィルター手段7は、図2の積層構造に限定されるもの でなく、流下する雨水を通過せしめる一方、該雨水と共に流下する微粒子塵埃を 捕獲するものであれば、単層構造でも良く、又は前記と異なる複合層構造でも良 い。或いは、微粒子塵埃を確実に捕獲せしめるためには、フィルター手段7のフ ィルターエレメントを、前述のような繊維質素材や気泡構造素材とする他、粒状 物の充填層としても良く、例えば、薬剤のカプセルに利用されている表面を粗面 とした微粒子素材(商品名アピセル)を充填した層状シートにより構成しても良 い。
【0022】 また、図1に示した実施例においては、自動車の車体等における汚れ生成可能 個所に対応する小片状の雨水流下汚損防止具を示したが、本考案の雨水流下汚損 防止具は、局部的に汚れ生成可能個所に対応せしめるだけでなく、例えば、長尺 帯状に形成する等、所期目的と併せて車体等のストライプ模様その他の装飾効果 を兼備せしめるように構成しても良い。
【0023】
【考案の効果】
本考案によれば、雨水流下汚損防止具5を固着手段6により外壁面10に簡便 に張り付けるだけで、外壁面10を流下する汚い雨水11aをフィルター手段7 により好適に濾過浄化し、浄化された雨水11bを流下せしめるので、従来のよ うに、微粒子塵埃の壁面10への付着による黒い痕跡状の汚れを生成することを 防止し、常に外壁面10の美麗な外観を維持できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す斜視図であり、図1
(A)は第一実施例、図1(B)は第二実施例の斜視図
である。
【図2】フィルター手段の1実施例を示す雨水流下汚損
防止具の拡大断面図であり、図2(A)は縦断面図、図
2(B)は横断面図である。
【図3】本考案の雨水流下汚損具を使用したときに効果
が見られる汚れ生成可能個所を示す自動車の斜視図であ
る。
【符号の説明】
5 雨水流下汚損防止具 6 固着手段 7 フィルター手段 7a 雨水流入口 7b 雨水流出口 8 化粧シート 10 外壁面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 雨ざらし環境下にある自動車等の外壁面
    に対して着脱自在な固着手段と、前記外壁面を流下する
    雨水を通過せしめる一方、該雨水と共に流下する微粒子
    塵埃を捕獲するフィルター手段とから成ることを特徴と
    する自動車等の雨水流下汚損防止具。
JP2189391U 1991-03-11 1991-03-11 自動車等の雨水流下汚損防止具 Pending JPH0594012U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019182103A (ja) * 2018-04-05 2019-10-24 Dnp田村プラスチック株式会社 レインガター及びレインガターの取付構造

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5414534A (en) * 1977-06-29 1979-02-02 Izumi Kenkyusho Cooling and preserving method for fresh foodstuffs

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