JPH0417409Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0417409Y2 JPH0417409Y2 JP1984132277U JP13227784U JPH0417409Y2 JP H0417409 Y2 JPH0417409 Y2 JP H0417409Y2 JP 1984132277 U JP1984132277 U JP 1984132277U JP 13227784 U JP13227784 U JP 13227784U JP H0417409 Y2 JPH0417409 Y2 JP H0417409Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- automobile
- rear window
- roof
- window glass
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000005357 flat glass Substances 0.000 description 15
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 8
- 239000002245 particle Substances 0.000 description 7
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 3
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 1
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 1
- 238000005406 washing Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本考案は、自動車のルーフの上面に沿つた気流
の一部をこの自動車の後面に沿う流れに整流する
自動車用整流板の改良に関するものである。
の一部をこの自動車の後面に沿う流れに整流する
自動車用整流板の改良に関するものである。
[従来の技術]
従来、この種の自動車用整流板として車の屋根
後部又は後面或いは車体後方側面に整流板を設
け、車の走行による泥水微粒子の後窓ガラスへの
付着を防止して、運転中における後方視界を確保
するための車体後窓の泥水微粒子付着防止装置が
提案されている(特公昭37−5052)。
後部又は後面或いは車体後方側面に整流板を設
け、車の走行による泥水微粒子の後窓ガラスへの
付着を防止して、運転中における後方視界を確保
するための車体後窓の泥水微粒子付着防止装置が
提案されている(特公昭37−5052)。
上記装置は、車の走行により車体後面が負圧に
なつて渦流が発生したときに、この渦流によつて
車輪からはね上げられた泥水微粒子が後窓に付着
しようとするのを車体後面に対して上方から気流
を吹き下ろし、この微粒子を飛散させて後窓の汚
れを防止するものである。
なつて渦流が発生したときに、この渦流によつて
車輪からはね上げられた泥水微粒子が後窓に付着
しようとするのを車体後面に対して上方から気流
を吹き下ろし、この微粒子を飛散させて後窓の汚
れを防止するものである。
またこの種の整流板として、ルーフ上面に流れ
る気流の取入側が広く吹出側が狭くなるような流
動的空間を形成する翼板を車体に付設し、自動車
の後窓に付着した雨滴を吹飛ばして雨天中でも後
方視界を良好にしたリヤーウインドクリーナー装
置が開示されている(実公昭49−4414)。
る気流の取入側が広く吹出側が狭くなるような流
動的空間を形成する翼板を車体に付設し、自動車
の後窓に付着した雨滴を吹飛ばして雨天中でも後
方視界を良好にしたリヤーウインドクリーナー装
置が開示されている(実公昭49−4414)。
[考案が解決しようとする課題]
しかし上記泥水微粒子付着防止装置は、高速走
行時には気流の流速が高いため、後窓の微粒子汚
れを防止する効果が高いが、低速雨天走行時に
は、第3図に示すように気流の流速が低いため、
気流に混じつた雨水が整流板10の内面10aに
付着し、整流板10からしずくwとなつて滴下
し、後窓ガラス11に塵埃とともに付着する。こ
れにより後窓ガラス11が汚れ、後窓ガラス11
を通しての視野が見にくくなるという問題点があ
つた。
行時には気流の流速が高いため、後窓の微粒子汚
れを防止する効果が高いが、低速雨天走行時に
は、第3図に示すように気流の流速が低いため、
気流に混じつた雨水が整流板10の内面10aに
付着し、整流板10からしずくwとなつて滴下
し、後窓ガラス11に塵埃とともに付着する。こ
れにより後窓ガラス11が汚れ、後窓ガラス11
を通しての視野が見にくくなるという問題点があ
つた。
また上記リヤーウインドークリーナー装置は高
速雨天走行時には気流が速いため翼板の内面に付
着した雨水のみが翼板の後端に穿設した多数の小
孔から後方に吹飛ばされるが、低速雨天走行時に
は気流が遅くなるため気流に混じつて翼板の内面
に付着した雨水は翼板の後端から後方でなく下方
にしずくとなつて落ち、上記泥水微粒子付着防止
装置と同様に雨水が塵埃を含んでいる場合には後
窓ガラスを汚し、後窓ガラスを通しての視野が見
にくくなる不具合があつた。
速雨天走行時には気流が速いため翼板の内面に付
着した雨水のみが翼板の後端に穿設した多数の小
孔から後方に吹飛ばされるが、低速雨天走行時に
は気流が遅くなるため気流に混じつて翼板の内面
に付着した雨水は翼板の後端から後方でなく下方
にしずくとなつて落ち、上記泥水微粒子付着防止
装置と同様に雨水が塵埃を含んでいる場合には後
窓ガラスを汚し、後窓ガラスを通しての視野が見
にくくなる不具合があつた。
本考案の目的は、低速雨天走行時にも整流板か
ら滴下するしずくが後窓ガラスに付着せず、後窓
ガラスの汚れを防止して、運転中における後方視
界を確保することのできる自動車用整流板を提供
することにある。
ら滴下するしずくが後窓ガラスに付着せず、後窓
ガラスの汚れを防止して、運転中における後方視
界を確保することのできる自動車用整流板を提供
することにある。
[課題を解決するための手段]
本考案は、自動車のルーフの後端に設けられ、
前記ルーフの上面に沿つた気流の一部をこの自動
車の後面に沿う流れに整流する自動車用整流板に
おいて、この整流板が車幅にほぼ等しく形成さ
れ、かつこの整流板の下端にほぼ全長にわたつて
その下端を前記自動車の後面側に折り曲げてこの
整流板の内面に伝わつて流れ落ちる雨水を受ける
しずく受けが形成されたことを特徴とする。
前記ルーフの上面に沿つた気流の一部をこの自動
車の後面に沿う流れに整流する自動車用整流板に
おいて、この整流板が車幅にほぼ等しく形成さ
れ、かつこの整流板の下端にほぼ全長にわたつて
その下端を前記自動車の後面側に折り曲げてこの
整流板の内面に伝わつて流れ落ちる雨水を受ける
しずく受けが形成されたことを特徴とする。
[作用]
低速走行時に整流板の内面に付着した雨水はこ
の内面を流下してしずく受けに溜つた後、整流板
の車幅方向の両端から滴下し、後窓ガラスを汚さ
ない。
の内面を流下してしずく受けに溜つた後、整流板
の車幅方向の両端から滴下し、後窓ガラスを汚さ
ない。
[実施例]
次に本考案の一実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。
説明する。
第1図及び第2図に示すように、貨物用自動車
のルーフ12の後部からその後面13の上部に沿
つて、整流板10が設けられる。この整流板10
は車幅にほぼ等しく形成され、左右両側には側板
10b(図では片側のみ示す。)が配設される。
のルーフ12の後部からその後面13の上部に沿
つて、整流板10が設けられる。この整流板10
は車幅にほぼ等しく形成され、左右両側には側板
10b(図では片側のみ示す。)が配設される。
本実施例の特徴ある構成は、整流板10の下端
に、この整流板10のほぼ全長にわたつて、ドリ
ツプ・チヤンネル型のしずく受け10cが内面1
0a及び側板10bとともに一体に形成されたと
ころにある。このしずく受け10cは、ルーフ1
2に沿つて流れてきた気流を乱さない程度に整流
板10の下端にほぼ全長にわたつて、その下端を
自動車の後面側に折り曲げられる。この例では、
しずく受け10cは断面形状がU字状であつて、
整流板10の下端に水平に設けられる。
に、この整流板10のほぼ全長にわたつて、ドリ
ツプ・チヤンネル型のしずく受け10cが内面1
0a及び側板10bとともに一体に形成されたと
ころにある。このしずく受け10cは、ルーフ1
2に沿つて流れてきた気流を乱さない程度に整流
板10の下端にほぼ全長にわたつて、その下端を
自動車の後面側に折り曲げられる。この例では、
しずく受け10cは断面形状がU字状であつて、
整流板10の下端に水平に設けられる。
このように構成された整流板10は、車の走行
によりルーフ12に沿つて流れてくる気流が吹付
けられる。雨天の低速走行時のように、この気流
に雨水が混じつていても、整流板10の内面10
aに付着した水滴は内面10aに伝わつた後、下
端のしずく受け10cに一旦溜まる。水滴量が増
えると、第1図に示すようにしずく受け10cの
両側よりしずくwとして滴下する。このしずくw
の滴下位置は車幅外であるので、しずくwが後窓
ガラス11に滴下することはない。このため、内
面10a等に付着している塵埃がしずくwととも
に後窓ガラス11に付着せず、後窓ガラス11の
汚れを防止することができる。
によりルーフ12に沿つて流れてくる気流が吹付
けられる。雨天の低速走行時のように、この気流
に雨水が混じつていても、整流板10の内面10
aに付着した水滴は内面10aに伝わつた後、下
端のしずく受け10cに一旦溜まる。水滴量が増
えると、第1図に示すようにしずく受け10cの
両側よりしずくwとして滴下する。このしずくw
の滴下位置は車幅外であるので、しずくwが後窓
ガラス11に滴下することはない。このため、内
面10a等に付着している塵埃がしずくwととも
に後窓ガラス11に付着せず、後窓ガラス11の
汚れを防止することができる。
なお、しずく受け10cの断面形状はU字状に
限らず、V字状、平底の溝状等でもよい。またし
ずく受け10cは、整流板10の下端に水平に形
成したものに限らず、左右のいずれか一方、又は
双方向に傾斜して形成させてもよい。
限らず、V字状、平底の溝状等でもよい。またし
ずく受け10cは、整流板10の下端に水平に形
成したものに限らず、左右のいずれか一方、又は
双方向に傾斜して形成させてもよい。
[考案の効果]
以上述べたように、本考案によれば、従来、雨
天走行時に後窓ガラスに滴下させていたしずく
を、整流板の下端にそのほぼ全長にわたつて設け
たしずく受けに受けてから滴下させることによ
り、しずくが後窓ガラスの外方に滴下するため、
後窓ガラスを汚すことがなく、運転中における後
方視界を確保することができる。
天走行時に後窓ガラスに滴下させていたしずく
を、整流板の下端にそのほぼ全長にわたつて設け
たしずく受けに受けてから滴下させることによ
り、しずくが後窓ガラスの外方に滴下するため、
後窓ガラスを汚すことがなく、運転中における後
方視界を確保することができる。
第1図は本考案実施例自動車用整流板を含む自
動車の後部斜視図。第2図はそのAA線断面図。
第3図は第2図に対応する従来例自動車用整流板
の断面図。 10……整流板、10c……しずく受け、11
……後窓ガラス、12……ルーフ、13……自動
車後面、w……しずく。
動車の後部斜視図。第2図はそのAA線断面図。
第3図は第2図に対応する従来例自動車用整流板
の断面図。 10……整流板、10c……しずく受け、11
……後窓ガラス、12……ルーフ、13……自動
車後面、w……しずく。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 自動車のルーフの後端に設けられ前記ルーフの
上面に沿つた気流の一部を前記自動車の後面に沿
う流れに整流する自動車用整流板において、 この整流板が車幅にほぼ等しく形成され、かつ
この整流板の下端にほぼ全長にわたつてその下端
を前記自動車の後面側に折り曲げてこの整流板の
内面に伝わつて流れ落ちる雨水を受けるしずく受
けが形成されたことを特徴とする自動車用整流
板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13227784U JPS6146273U (ja) | 1984-08-31 | 1984-08-31 | 自動車用整流板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13227784U JPS6146273U (ja) | 1984-08-31 | 1984-08-31 | 自動車用整流板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6146273U JPS6146273U (ja) | 1986-03-27 |
JPH0417409Y2 true JPH0417409Y2 (ja) | 1992-04-17 |
Family
ID=30690843
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13227784U Granted JPS6146273U (ja) | 1984-08-31 | 1984-08-31 | 自動車用整流板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6146273U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS494414U (ja) * | 1972-04-10 | 1974-01-15 |
-
1984
- 1984-08-31 JP JP13227784U patent/JPS6146273U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS494414U (ja) * | 1972-04-10 | 1974-01-15 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6146273U (ja) | 1986-03-27 |
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