JP3139595U - 自動車用タイヤの払拭装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】トラックのタイヤを常に奇麗に払拭することができると共に簡単に着脱ができる払拭装置を提供する。
【解決手段】トラック16のタイヤハウス17の周縁18の一部に取り付けるために、挟み込み式の取付部本体2を形成すると共にこの下部のフックにゴムベルト12を取り付けたリングを取り付ける。これをタイヤハウス17の周縁18の一部に取り付けておくと、ゴムベルト12でタイヤの側面に付着した汚れを落とすことができるため、従来のように、手作業でタイヤの汚れ落としを行う必要がない。
【選択図】図4
【解決手段】トラック16のタイヤハウス17の周縁18の一部に取り付けるために、挟み込み式の取付部本体2を形成すると共にこの下部のフックにゴムベルト12を取り付けたリングを取り付ける。これをタイヤハウス17の周縁18の一部に取り付けておくと、ゴムベルト12でタイヤの側面に付着した汚れを落とすことができるため、従来のように、手作業でタイヤの汚れ落としを行う必要がない。
【選択図】図4
Description
本考案は、走行中に自動車のタイヤの側面に接触することによりタイヤの側面を常時奇麗に維持するための払拭装置に関する。
自動車のタイヤは、特に雨の日や非舗装の道路を走行すると、泥などで汚れがついてしまう。このため、この付着した汚れを除去するために、ブラシ等を使用して洗車するにも大型のトラックになるとタイヤの本数が10本を超過するものも多く、手間がかかる。
そこで、手造りのベルトや紐状のものをタイヤハウスから垂下させることにより、走行中にこのベルト等がタイヤの側面に擦れるようにして汚れを落すものが使用されている例がある。
そこで、手造りのベルトや紐状のものをタイヤハウスから垂下させることにより、走行中にこのベルト等がタイヤの側面に擦れるようにして汚れを落すものが使用されている例がある。
しかし、従来の手造りの払拭装置の場合、タイヤハウスに対して取り付けるためにはハウスに取付用の孔をあけたりする必要があることから、何人でも簡単に取り付けることはできない。
また、ベルト等のような適当なものが手近にないと実現が難しく、また、ベルト等が擦り減ったときに交換する部材が見付からないと云ったことが多く、何か良い装置はないものかと考えられていた。
また、ベルト等のような適当なものが手近にないと実現が難しく、また、ベルト等が擦り減ったときに交換する部材が見付からないと云ったことが多く、何か良い装置はないものかと考えられていた。
このようなことから、特開2000‐313213号公報にはタイヤを奇麗にする装置が紹介されている。この装置は、ビニールの丈夫な幅の広い紐が付いた器具をタイヤのホイルに固定し、車が動き出すとホイルに固定した部分は車と一緒に回転し、ビニール紐の付いた心棒は回転しないようになっていて、車が動き出してタイヤが回転しても紐は垂れ下がったままで、風圧と風で紐がタイヤにぶつかり、こすれて汚れや泥が落ちる仕組みの内容のものである。
しかし、この装置の場合、回転部分が在ったり、タイヤのホイルに装置を取り付けるため、故障や安全性に問題があるばかりでなく、ホイルの中心に取り付けるために位置が低く、取り付けや取り外しが面倒であるという欠点がある。
特開2000‐313213号
しかし、この装置の場合、回転部分が在ったり、タイヤのホイルに装置を取り付けるため、故障や安全性に問題があるばかりでなく、ホイルの中心に取り付けるために位置が低く、取り付けや取り外しが面倒であるという欠点がある。
また実用新案登録第3078308号公報には、「帯状の金属板を二つ折した接続板10を取付金具1の底面に重合し、これら接続板10と取付金具1とを貫通する連結ビス11で接続板10を取付金具1に回転自在に接続し、三角形の環体状を成す連結環5の一側縁部をこの接続板10の屈曲部10aに挿通し、この連結環体5と泥落とし部材6の端部に連結した連結環体7とを回転自在環8で連結し、回転自在環8の周囲を樹脂材又はゴム材にてなる緩衝部材9により被包することにより、タイヤクリーナーの騒音を少なくすると共に、タイヤクリーナーの耐久性能を高め、長時間の使用あるいは、長距離の使用に耐え、構成が簡単で安価な製造が可能」という内容のタイヤクリーナーが紹介されている。
しかし、このタイヤクリーナーの場合、締付ボルト3の先端により取付金具1をホイールハウスに直接固定する方式のため、締め付けが強いとホイールハウスを損傷したりする危険があり、また、締め付けを加減するとずり落ちたりする心配がある。
また、泥落とし部材6の連結環体7は、係止リング8a、連結軸8bを介して連結環体5に吊設する方式のため、部品点数が多くなり、コスト高になる。
また、泥落とし部材6は直接に連結環体7に吊り下げるのではなく、吊り下げ用のベルトを介して連結環体7に吊り下げており、製作に手間とコストがかかる。
また、泥落とし部材6の連結環体7は、係止リング8a、連結軸8bを介して連結環体5に吊設する方式のため、部品点数が多くなり、コスト高になる。
また、泥落とし部材6は直接に連結環体7に吊り下げるのではなく、吊り下げ用のベルトを介して連結環体7に吊り下げており、製作に手間とコストがかかる。
また、このタイヤクリーナーの場合、緩衝部材9を取り付けているため、コストがかかり、また、取付金具1に対して連結環体5を接続板10、連結ビス11を用いて取り付けているため、構造が複雑になり、この点でもコスト高の要因となる。
また、このタイヤクリーナーの場合、部品点数が多く、全体の構成が複雑化していることから、泥等が付着してサビが発生したり、経年的に可動がスムーズでなくなるという欠点もある。
実用新案登録第3078308号
また、このタイヤクリーナーの場合、部品点数が多く、全体の構成が複雑化していることから、泥等が付着してサビが発生したり、経年的に可動がスムーズでなくなるという欠点もある。
本考案の目的は、何人でも手軽に取り付けて使用ができると共に、安全性にも配慮した自動車タイヤ用払拭装置を提供することである。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の考案においては、自動車用タイヤの払拭装置において、タイヤハウスの周縁の一部に取り付けるために、挟み込み式の取付部を形成すると共に下部に払拭部材吊持用のフックを取り付けて成る取付部材と、
前記取付部材のフックに対して係合させることができるリングを上端に取り付けると共に、タイヤに接してタイヤのサイドの表面を払拭する払拭部材と、
から成ることを特徴とするものである。
前記取付部材のフックに対して係合させることができるリングを上端に取り付けると共に、タイヤに接してタイヤのサイドの表面を払拭する払拭部材と、
から成ることを特徴とするものである。
更に、請求項2に記載の発明においては、自動車用タイヤの払拭装置において、U字状に形成した本体の一方の側板の上端面に固定挟み板部を形成すると共に、この固定挟み板部の内側にパッキンを取り付け、前記パッキンに対向するようにパッキンを内側に取り付けた可動挟み板を配置し、この可動挟み板を先端に固定し、前記本体の他方の側板に設けたねじ孔に取り付けられた締め付けボルトと、前記本体の底部にナットを用いて取り付けられたフックとから成る取付部材と、
前記取付部材のフックに着脱自在のリングを形成し、このリングに取り付けられたゴムベルトと、
から成ることを特徴とするものである。
前記取付部材のフックに着脱自在のリングを形成し、このリングに取り付けられたゴムベルトと、
から成ることを特徴とするものである。
更に、請求項3に記載の発明においては、請求項2に記載の自動車用タイヤの払拭装置において、前記本体の側板のねじ孔の内側において、締め付けボルトには弛み止め用のナットが装着されていることを特徴とするものである。
更に、請求項4に記載の発明においては、請求項2に記載の自動車用タイヤの払拭装置において、前記払拭部材をゴムベルトにて構成し、このゴムベルトはリングで折り返して垂下させた2枚構成として成ることを特徴とするものである。
更に、請求項5に記載の発明においては、請求項2に記載の自動車用タイヤの払拭装置において、前記フックの先端に着脱自在にストッパーを取り付けることにより、ゴムベルトのリングをフックに引っ掛ける際にはこのストッパーをフックから抜いてリングの取り付けを可能とし、リングを取り付けた後はフックの先端にストッパーを装着することにより走行中の振動でリングが外れてゴムベルトが脱落するのを防止するように構成して成ることを特徴とするものである。
本考案によれば、トラック等のタイヤハウスに締め付けボルトを用いて挟み込み方式で取り付けることができるため、取り付けが簡単で然も安全な効果がある。
また、取付部材の挟み込み部にはパッキンを取り付けたことにより、締め付けた際にタイヤハウス側を傷つけたり、ずり落ちたりするのを防ぐことができる。
また、ベルトは、もし擦り減ったりしたときは、ベルトを吊り下げるリングから取り外し、新規なものに交換することができる。
また、タイヤの種類によっては、リングから取り外し、ベルトを他の材質のもの、例えば布等に代えたり、不織布、あるいは紐等に代えて用いることができる。
また、取付部材の挟み込み部にはパッキンを取り付けたことにより、締め付けた際にタイヤハウス側を傷つけたり、ずり落ちたりするのを防ぐことができる。
また、ベルトは、もし擦り減ったりしたときは、ベルトを吊り下げるリングから取り外し、新規なものに交換することができる。
また、タイヤの種類によっては、リングから取り外し、ベルトを他の材質のもの、例えば布等に代えたり、不織布、あるいは紐等に代えて用いることができる。
また、取付部材の側板の正面に、ロゴ等を表記したり、取付部材及び又はベルトを着色して装飾的な効果も併せ奏することができる。
また、取付部材にLEDを取り付けることにより、発光色による装飾効果に併せて安全性を高めることができる。
また、取付部材のフックの先端にストッパーを取り付けることにより、走行中にリング(ベルト)が外れたりするのを防止することができる。
また、本考案は、全体の構成がシンプル化しているため、製作コストを安価に抑えることができると共に、経年的にも安定して払拭装置としての性能を維持することができる。
また、取付部材にLEDを取り付けることにより、発光色による装飾効果に併せて安全性を高めることができる。
また、取付部材のフックの先端にストッパーを取り付けることにより、走行中にリング(ベルト)が外れたりするのを防止することができる。
また、本考案は、全体の構成がシンプル化しているため、製作コストを安価に抑えることができると共に、経年的にも安定して払拭装置としての性能を維持することができる。
上記した本考案の実施例を図1〜図4に基づいて詳細に説明する。図1は本考案に係る払拭装置、図2は取付部材の平面図、図3は正面図、図4はトラックに本考案の払拭装置を取り付けた状態の側面図である。
これらの図面において、符号の1は払拭装置全体を示し、2は取付部材本体であって、この本体2はステンレス板をU字状に加工し、底部3の中央に下向きにフック4をナット5で取り付け、更に左側の側板6の内面にゴムパッキン7を張り付けると共に、このゴムパッキン7に対向するようにゴムパッキン9を内面に取り付けた可動挟み板8をもう一方の側板6aに対して水平に出入り自在の締め付けボルト10の先端に取り付けた構造である。11は、締め付けボルト10に対し、側板6aの内側において螺合させた弛み止めナットであって、この弛み止めナット11を側板6a側に締め付けることにより、締め付けボルト10は弛まない。
これらの図面において、符号の1は払拭装置全体を示し、2は取付部材本体であって、この本体2はステンレス板をU字状に加工し、底部3の中央に下向きにフック4をナット5で取り付け、更に左側の側板6の内面にゴムパッキン7を張り付けると共に、このゴムパッキン7に対向するようにゴムパッキン9を内面に取り付けた可動挟み板8をもう一方の側板6aに対して水平に出入り自在の締め付けボルト10の先端に取り付けた構造である。11は、締め付けボルト10に対し、側板6aの内側において螺合させた弛み止めナットであって、この弛み止めナット11を側板6a側に締め付けることにより、締め付けボルト10は弛まない。
12はリング13を介して前記フック4に吊り下げるようにして取り付けられたゴムベルトであって、このゴムベルト12はリング13に対して2つ折り状にして吊り下げられている。なお、このゴムベルト12の長さは、取り付け対象となるトラック(タイヤの大きさとタイヤハウスの大きさ)の大きさにより決定されるが、場合によっては長目のものを用意し、トラックの大きさに応じて先を切り取って長さを合わせるようにしても良い。14はゴムベルト12の留め金、15はフック4の先端4aに着脱自在のストッパーであって、リング13をフック4に装着する際には取り外してリング13の装着を許容し、装着後は再度取り付けてリング13(ゴムベルト12)が走行中の振動で外れるのを防止するもので、実施例は軟質の樹脂チューブ製であるが、ゴム材であっても良い。
上記構成の払拭装置1は、図4に示すようにトラック16のタイヤハウス17の周縁18に取り付けて用いられるもので、図2、図3に示すようにタイヤハウス17の周縁18の一部に取付部材本体2を取り付け、締め付けボルト10を締め込んで固定し、弛み止めナット11を締め付けて取り付けを終る。
取り外す場合には、締め付けボルト10を図2において、矢印とは反対方向(反時計方向)に回転させると可動挟み板8が後退し、ゴムパッキン7、9間が開くことにより、容易に取り外すことができる。
取り外す場合には、締め付けボルト10を図2において、矢印とは反対方向(反時計方向)に回転させると可動挟み板8が後退し、ゴムパッキン7、9間が開くことにより、容易に取り外すことができる。
本考案に係るタイヤ払拭装置は、トラック、フォークリフト、ショベルカー、バス等において利用可能であるが、勿論これらの車以外においても利用することができる。
1 払拭装置
2 取付部材本体
3 底部
5 ナット
6 側板
7 ゴムパッキン
8 可動挟み板
9 ゴムパッキン
10 締め付けボルト
11 弛み止めナット
12 ゴムベルト
13 リング
14 留め金
15 ストッパー
2 取付部材本体
3 底部
5 ナット
6 側板
7 ゴムパッキン
8 可動挟み板
9 ゴムパッキン
10 締め付けボルト
11 弛み止めナット
12 ゴムベルト
13 リング
14 留め金
15 ストッパー
Claims (5)
- タイヤハウスの周縁の一部に取り付けるために、挟み込み式の取付部を形成すると共に下部に払拭部材吊持用のフックを取り付けて成る取付部材と、
前記取付部材のフックに対して係合させることができるリングを上端に取り付けると共に、タイヤに接してタイヤのサイドの表面を払拭する払拭部材と、
から成る自動車用タイヤの払拭装置。 - U字状に形成した本体の一方の側板の上端面に固定挟み板部を形成すると共に、この固定挟み板部の内側にパッキンを取り付け、前記パッキンに対向するようにパッキンを内側に取り付けた可動挟み板を配置し、この可動挟み板を先端に固定し、前記本体の他方の側板に設けたねじ孔に取り付けられた締め付けボルトと、前記本体の底部にナットを用いて取り付けられたフックとから成る取付部材と、
前記取付部材のフックに着脱自在のリングを形成し、このリングに取り付けられたゴムベルトと、
から成る自動車用タイヤの払拭装置。 - 前記本体の側板のねじ孔の内側において、締め付けボルトには弛み止め用のナットが装着されていることを特徴とする請求項2に記載の自動車用タイヤの払拭装置。
- 前記払拭部材をゴムベルトにて構成し、このゴムベルトはリングで折り返して垂下させた2枚構成として成ることを特徴とする請求項2に記載の自動車用タイヤの払拭装置。
- 前記フックの先端に着脱自在にストッパーを取り付けることにより、ゴムベルトのリングをフックに引っ掛ける際にはこのストッパーをフックから抜いてリングの取り付けを可能とし、リングを取り付けた後はフックの先端にストッパーを装着することにより走行中の振動でリングが外れてゴムベルトが脱落するのを防止するように構成して成ることを特徴とする請求項2に記載の自動車用タイヤの払拭装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007009398U JP3139595U (ja) | 2007-12-06 | 2007-12-06 | 自動車用タイヤの払拭装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007009398U JP3139595U (ja) | 2007-12-06 | 2007-12-06 | 自動車用タイヤの払拭装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3139595U true JP3139595U (ja) | 2008-02-21 |
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Family Applications (1)
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JP2007009398U Expired - Fee Related JP3139595U (ja) | 2007-12-06 | 2007-12-06 | 自動車用タイヤの払拭装置 |
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JP (1) | JP3139595U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107972633A (zh) * | 2017-11-30 | 2018-05-01 | 刘鑫宇 | 一种汽车轮胎清洁带装置 |
-
2007
- 2007-12-06 JP JP2007009398U patent/JP3139595U/ja not_active Expired - Fee Related
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