JPH059396Y2 - - Google Patents

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JPH059396Y2
JPH059396Y2 JP1987095243U JP9524387U JPH059396Y2 JP H059396 Y2 JPH059396 Y2 JP H059396Y2 JP 1987095243 U JP1987095243 U JP 1987095243U JP 9524387 U JP9524387 U JP 9524387U JP H059396 Y2 JPH059396 Y2 JP H059396Y2
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wire
wire mesh
vertical
wire rods
mesh
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JP1987095243U
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、格子金網に関し、とくに強度と自在
性ならびに見通し性にすぐれた新規な格子金網に
関するものである。
[従来の技術と問題点] 格子フエンスやメツシユフエンスは、従来は一
般に第4図に示すような構成よりなるものが使用
されてきた。すなわちち縦線1,1と横線2,2
を直交状に重ね、それぞれの交点を溶接するもの
である。しかし、このような溶接金網では、自動
溶接機の容量に限度があり、幅にしてせいぜい2
m程度のものを製造するのが限度であつた。この
ため、実用の際には上記2m幅程度の単位金網を
連結金具や溶接により順次継ぎ合わせて使用せざ
るを得ず、継ぎ目が見苦しくなつたり、強度が不
十分となつたりする例が多かつた。
上記溶接金網の上記制約を解消するため、縦線
および横線を両者共に波付加工し、これを織り合
わせた所謂クリンプ金網なるものもあるが、製造
が案外に面倒である上、例えば野球場のバツクネ
ツトや動物園の放鳥舎のように、金網越しに物を
見る必要がある場所にこの種クリンプ金網を使用
すると、それぞれの線材のウエーブが邪魔をして
物をさえぎる効果が発生し、金網ばかりが目立つ
て見通しが悪く物を観察しにくいという欠点があ
つた。
さらにまた、フエンスを傾斜地に沿つて取付け
る場合には、上記従来構造の金網では傾斜に応じ
て自由に形状を変えることができず、斜めにフエ
ンスを張る部分では別途その傾斜に合わせて手造
りする必要があり、面倒な上高価になるという欠
点もあつた。
[考案の概要] 本考案は前記したような従来技術の欠点を解消
し、とくに見通しがよく、傾斜地においても網目
の角度を傾斜に合わせて自由に代えることができ
る上、十分な強度を有しかつ網目の大小長短にお
いても自由に変化させて造り得るなど、数々の長
所を有する格子金網を提供しようとするものであ
り、その要旨とするところは、金網の縦線を直線
状として横線を波付加工された線材複数本を近接
状態に配設して構成し、当該複数本の線材の波の
谷間で縦線を挟持状態としたことにある。
[実施例] 以下に、本考案について実施例に基いて説明す
る。
第1図は、本考案に係る格子金網の具体例を示
す部分見取図であり、1は直線よりなる縦線、3
は横線を構成する3本の波付加工された線材であ
つて、線材3は縦線1をしつかりと狭持するよう
に構成されている。
第2図は、線材3が縦線1を狭持している様子
を示す第1図A−A断面図である。線材3,3は
単に波付加工がなされているだけではなく、一の
線材3の波の谷間と他の線材3の波の谷間の間に
縦線を抱え込み、両側から縦線をしつかりと狭持
せしめている様子を示しており、ここに本考案の
特徴がある。
上記のように構成される線材3は複数本が使用
される故に縦線の線径よりも小さな線径であつて
もよく、その谷の深さについては、前記狭持力確
保の意味から、縦線1の線径よりも小さいことが
必要である。しかしながら、波付加工された波の
ピツチは、かなりの自由度を有するものであり、
使用目的に応じ適宜選定することができるもので
ある。この波のピツチはすべて同一ピツチである
必要もない。
しかして、ここで問題となるのは、複数の線材
3,3の相互の間隔であるが、この間隔が広すぎ
ると当然ながら縦線1の弾性変形に基づく減衰な
いしは狭持力の一部が縦線1に回転モーメントを
与える方向に消費され、線材3,3による縦線1
に対する狭持力が低下し、強度も低下する。見通
し性の確保あるいは変形への自由など使用目的を
も加味すれば、この線材3,3の相互の間隔は、
当該線材の線径の2倍以下にとどめておくことが
望ましいのである。一方、線材の間隔すなわち第
3図に示した線材3,3をもつて構成される横線
4,4の離間距離については、使用目的により適
当に設定すればよい。本考案に係る金網は、その
強度を十分に維持しつつ前記横線4,4の間隔な
らびに縦線1,1の間隔をもつとも適当なものに
選択することが可能となる。このようにして本考
案に係る金網を動物園の放鳥舎の金網として試作
したところ、従来構成の金網に比較してその見通
し性能が格段に改善されることがわかつた。
なお、本考案に係る金網は、金網用の線材とし
て従来溶接使用されていた鉄線はいうに及ばず、
アルミ被覆鋼線、亜鉛めつき鉄線、アルミめつき
鉄線などのほかに、溶接のできないステンレス
線、ビニル被覆鉄線のような非金属被覆線、さら
にはプラスチツクそれ自体のような非金属素材を
もつて構成することもでき、はじめから色着けさ
れた着色線材そのものを織り込んで行くこともで
きるなど、材料面の適用範囲を拡大するという多
きな副次的効果をも有するものである。
なお、横線を構成する線材の数については3本
程度が適当であるが、とくにそれに限定するもの
ではない。また横線の間隔や縦線の間隔について
も、すでにみたように必ずしも等間隔でなければ
ならないというものではない。とくに縦線の間隔
は線材の波の数の選択により簡単に変え得るもの
であり、自由な発想により斬新なデザインの金網
を自在に入手できるという大きな長所を有するの
である。
そしてまた、本考案に係る金網は狭持固定方式
によるものであるところから溶接等により形状固
定状態にある従来例に比較して変形に自由度を有
し、傾斜地に設置する場合にもその傾斜に合致す
るよう変形せしめて設置し、最終的に治具をもつ
て固定することができるため、傾斜地に対しては
別途手造りを必要とした従来品に比べ大きな経済
メリツトをも有している。
[考案の効果] 以上の通り、本考案に係る格子金網によれば、
つぎのようなすぐれた効果を有する。すなわち (1) 縦線が直線であるから、見通し性に優れ、動
物園の放鳥舎や野球場のバツクネツト等に適用
して観客を悦ばし得る。
(2) 縦線を横線が狭持する方式によるから、縦線
および横線の間隔を自由な発想で変えることに
より、新しい感覚のデザインによる金網を構成
し得る。
(3) 製造に際し溶接機等を必要とせず設備費が安
価となる。
(4) 構造上変形に自由度があり、傾斜地や階段の
側面など角度を有する場所に、平地用のものを
そのまま適用でき、特別に角度に合わせて手造
りする必要がない。
(5) 溶接によらないから、材料の選択範囲が広
く、複合材、被覆線材、異種材料の組合せ、非
金属材料等さまざまな材料を制約なく用い、個
性ある金網を入手することができる。
(6) 縦横線材そのものに有色材料を用い、金網に
仕上げたのちに着色する手間を省くことがで
き、経済的にすぐれた着色金網を造ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る実施例の部分見取図、第
2図は第1図のA−A断面図、第3図は金網の構
成状況を示す説明図、第4図は従来の金網を示す
部分見取図である。 1……縦線、2……波形線材、4……横線。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 縦横にそれぞれの線材が織り込まれて構成さ
    れる格子金網の、縦線を直線状に構成し、横線
    は波付加工された線材の複数をもつて、それぞ
    れの線材を近接状態に構成すると共に当該複数
    の線材の波の谷間により前記縦線を狭持するよ
    うに構成してなる格子金網。 2 横線を構成する線材の離間距離が当該線材の
    線径の2倍以下となるように構成してなる実用
    新案登録請求の範囲第1項記載の格子金網。
JP1987095243U 1987-06-19 1987-06-19 Expired - Lifetime JPH059396Y2 (ja)

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JP1987095243U JPH059396Y2 (ja) 1987-06-19 1987-06-19

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JPS642865U JPS642865U (ja) 1989-01-10
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Families Citing this family (2)

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KR100821968B1 (ko) 2007-05-25 2008-04-15 윤창만 용접철망
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JPS642865U (ja) 1989-01-10

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