JP2617866B2 - フェンスとその製造方法 - Google Patents

フェンスとその製造方法

Info

Publication number
JP2617866B2
JP2617866B2 JP16600993A JP16600993A JP2617866B2 JP 2617866 B2 JP2617866 B2 JP 2617866B2 JP 16600993 A JP16600993 A JP 16600993A JP 16600993 A JP16600993 A JP 16600993A JP 2617866 B2 JP2617866 B2 JP 2617866B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
streak
round bar
forming
fence
frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP16600993A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06346638A (ja
Inventor
正治 竹内
Original Assignee
正治 竹内
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 正治 竹内 filed Critical 正治 竹内
Priority to JP16600993A priority Critical patent/JP2617866B2/ja
Publication of JPH06346638A publication Critical patent/JPH06346638A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2617866B2 publication Critical patent/JP2617866B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fencing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、住宅などの外周を囲む
フェンス、特に金網状のフェンスに関する。
【0002】
【従来の技術】住宅のフェンスは種々知られている。た
とえば、丸棒を格子状に重ねて重なり部を溶接したもの
がある。丸棒としてアルミ材がよく用いられる。このも
のの製造工程の概略は、先ず丸棒を治具などで格子状に
重ねて固定し交差部を相互に溶接する。更に、その外周
にフレームを固定した後、塗装する。このような組立・
塗装作業は現場で行うこともできるが、工場で予め標準
品として組み立てられ塗装又は表面処理され作られる。
【0003】しかし、このような従来のフェンスの製造
は、アルミなどのスポット溶接が難しく、溶接箇所が多
くて工数が多い。また、傾斜地にこれを設置するには傾
斜角度がそれぞれ違うので、標準品は使用できず特注品
として作らなければならなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上述のよう
な技術的背景のもとになされたものであり、下記目的を
達成する。
【0005】この発明の目的は、簡単な工程で工場生産
できるフェンスの製造方法を提供することにある。
【0006】この発明の他の目的は、傾斜地用のもので
も簡単に工場生産できるフェンスを提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に次ような手段を採る。
【0008】この発明のフェンスは、一定間隔で扁平部
(2)を持ち前記扁平部(2)に通し穴(3)が開けら
れ第1の筋を形成する複数の丸棒(1)と、前記第1の
筋を形成する複数の丸棒(1)の前記それぞれの通し穴
(3)に通され第2の筋を形成する丸棒(4)と、前記
第1の筋を形成する丸棒(1)と前記第2の筋を形成す
る丸棒(4)のそれぞれの端部に結合するフレーム(5
a,5b,5c)と、からなることを特徴としている。
【0009】また、この発明のフェンスの製造工程は、
丸棒材を一定間隔でプレスし前記丸棒材に一定間隔で扁
平部(2)を設ける工程と、前記扁平部(2)を打ち抜
いて通し穴(3)をつくる打ち抜き工程と、前記打ち抜
き工程により開けられ長さが整えられた複数の丸棒
(1)を平行に配置し第1の筋を形成する第1筋形成工
程と、前記第1の筋を形成する複数の前記丸棒(1)の
通し穴(3)に他の複数の丸棒(4)を平行に通し第2
の筋を形成する第2筋形成工程と、前記第1の筋と第2
の筋で形成される面を平行四辺形状に囲むフレーム(5
a,5b,5c)と前記第1及び第2の筋の端部とを結
合する工程と、からなることを特徴としている。
【0010】
【作用】この発明のフェンスの製造方法は、第1の筋を
形成する丸棒1の扁平部2の通し穴3に第1の筋を形成
する丸棒4を通すと、格子状の編目ができる。両丸棒の
端部はフレーム5で結合され、フェンスは力学的にしっ
かりしている。
【0011】
【実施例】
(フェンスの実施例1)次に、本発明の実施例を説明す
る。図1は、本発明のフェンスの実施例1の要部を示
し、正面図である。第1の筋を形成するアルミ製丸棒1
には一定間隔に扁平部2が多数設けられている。第1の
筋を形成する丸棒を以下縦棒という。この扁平部2は、
図2に示されるように、丸棒1の直径長さより幅の長さ
が大きい。また、図3、図4に示されるように、扁平部
2の厚みは丸棒1の直径長さより小さい。扁平部2には
扁平面に直交する向きに貫通する通し穴3が開けられて
いる。この通し穴3の直径は、第2筋を形成するアルミ
製丸棒4の直径より僅かに小さい。第2筋を形成する丸
棒を以下横棒という。
【0012】(フェンスの製造工程の実施例1)次に、
前記フェンスの実施例1の製造工程を説明する。丸棒材
を巻取りロールで巻き取り供給ロールから引出しながら
プレスにより一定間隔ごとに圧縮成形する。圧縮成形の
ための上下の型として、プレス面が互いに平行な平面に
形成されているものを用いる。このような型により、図
2に示される扁平部2が形成される。次の打ち抜き工程
で前記扁平面に通し穴3を開ける。この工程で用いる型
は、前記プレス工程の上下型と同じ方向に動作する。こ
のような穴開け用の型により、扁平部2の扁平面に直交
する向きに貫通する通し穴3が開けられる。
【0013】丸棒の素材の送りと前記両型の動作インタ
ーバルを同期させることにより、一定間隔に穴開き扁平
部2が形成された棒材が中間製品として巻き取りロール
に巻取られる。注文に応じ、あるいは、計画的に、巻取
りロールから前記中間製品を引き出して所定の寸法に切
断し、縦棒1を生産する。同様に、扁平部が形成されて
いない棒材を所定寸法に切断して、横棒を生産する。
【0014】次に、縦棒を所定本数動かないように並べ
る。この場合に、一定間隔に平行に並べるため治具を用
いる。このように並べた複数本の縦棒の扁平部2は一直
線上に並んでいる。このように一直線上に並んだ扁平部
2の通し穴3に端のものから順番に横棒を通す。この場
合、扁平部2の扁平面が横棒4の進路に直交していれば
縦棒1はスムーズに通し穴3を通過する。扁平部2の扁
平面が横棒4の進路に直交していなければ横棒4はスム
ーズには通し穴3を通過しない。この場合は、無理に通
す。このように無理に通すと、縦棒1に捻れが生じ、ま
た、横棒4に波状の蛇行が生じる。横棒を通す前の縦棒
の扁平面の角度は、縦棒1、横棒4の材質、直径などに
基づくフェンス設計上の変数値である。
【0015】前記組工程で捻れ、波が生じた格子状の金
網は、前記治具を取り外しても形をほとんどそのまま維
持する。次に、このような金網の周囲に、あるときは4
周に、あるときは3周に、あるときは対向する2周にフ
レーム5を結合する。この結合は、溶接、金属接着材に
よる接着など各種公知手段が適用される。
【0016】図5、図6、図7は、フレーム5の変形例
を示す。図5は、縦棒1の端部を差し込む差込み部6を
一定間隔で取りつけたパイプ状フレーム5aを示してい
る。この場合、差込み部6と縦棒1の端部はスポット溶
接される。図6は、丸棒状のフレーム5bを示してい
る。この場合は、縦棒1の端部につくった輪7をフレー
ム5bにはめ込み、輪7を縮めて輪7をフレーム5bに
締め付ける。締め付け後に溶接する。図7に示すフレー
ム5cは、図5のフレーム5aの形状を変えただけのも
ので、その他は同じである。図6に示すフレーム5bに
締め付ける輪7を縦棒の主要部に対して捻っておけば、
その扁平部2の横棒に対する捻れ角を予め調整できる。
【0017】(フェンスの他の実施例)図1に示した金
網の格子目は長方形であるが、フレームを取り付けない
状態でこのような金網をよじると、格子目は容易に変形
する。矩形、正方形でない平行四辺形に変形させたもの
にほぼ同形に形成される4周のフレーム(図示せず)を
4周に結合すると、平行四辺形のフェンスができる。
【0018】工場で製造した長方形状のフェンスを現地
に運び組立工事を行うと、図8に示すように、傾斜地で
のフェンスの組立工事ができる。
【0019】(その他の設計変更)本発明は、上記実施
例に限られることはなく、本発明の趣旨の範囲内で、設
計変更が行われる。
【0020】たとえば、縦横の丸棒は溶接が難しいアル
ミ製材料を用いたが、本発明のフェンスはアルミニウム
に限られず、ステンレススティールなど各種金属を用い
ることができる。このような丸棒は、ソリッドのものに
限られずパイプを用いることができる。また、製造工程
は工場内のものとして説明したが、現地でも同様の工程
により工事をすることができる。製造工程で用いる治具
は特別に用意するが、フレームを治具として用いる場合
は治具そのものが製品の1部になる。
【0021】
【発明の効果】この発明によると、次の効果が奏され
る。工場生産が容易である。本発明のフェンスの組み方
によると、裏表がなく美観がよい。また、穴に通すため
強度が強く溶接の必要がない。したがって、溶接の後で
塗装などの表面処理をする従来の工程を省略でき、製品
の均一化を達成できる。さらにまた、傾斜地用のフェン
スも工場生産できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の本発明のフェンスの実施例1
の腰部を示し、正面図である。
【図2】図2は、第1の筋を形成する丸棒の1部を示
し、正面図である。
【図3】図3は、図2の側面図である。
【図4】図4は、図1の一部断面図である。
【図5】図5は、フレームの実施例を示し、側面図であ
る。
【図6】図6は、フレームの他の実施例を示し、側面図
である。
【図7】図7は、フレームのさらに他の実施例を示し、
側面図である。
【図8】図8は、フェンスの他の実施例を示し、斜軸投
影図である。
【符号の説明】
1…第1の筋を形成する丸棒 2…扁平部 3…通し穴 4…第2の筋を形成する丸棒 5a,5b,5c…フレーム

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一定間隔で扁平部(2)を持ち前記扁平部
    (2)に通し穴(3)が開けられ第1の筋を形成する複
    数の丸棒(1)と、 前記第1の筋を形成する複数の丸棒(1)の前記それぞ
    れの通し穴(3)に通され第2の筋を形成する丸棒
    (4)と、 前記第1の筋を形成する丸棒(1)と前記第2の筋を形
    成する丸棒(4)のそれぞれの端部に結合するフレーム
    (5a,5b,5c)と、 からなることを特徴とするフェンス。
  2. 【請求項2】丸棒材を一定間隔でプレスし前記丸棒材に
    一定間隔で扁平部(2)を設ける工程と、 前記扁平部(2)を打ち抜いて通し穴(3)をつくる打
    ち抜き工程と、 前記打ち抜き工程により開けられ長さが整えられた複数
    の丸棒(1)を平行に配置し第1の筋を形成する第1筋
    形成工程と、 前記第1の筋を形成する複数の前記丸棒(1)の通し穴
    (3)に他の複数の丸棒(4)を平行に通し第2の筋を
    形成する第2筋形成工程と、 前記第1の筋と第2の筋で形成される面を平行四辺形状
    に囲むフレーム(5a,5b,5c)と前記第1及び第
    2の筋の端部とを結合する工程と、 からなることを特徴とするフェンスの製造方法。
JP16600993A 1993-06-11 1993-06-11 フェンスとその製造方法 Expired - Lifetime JP2617866B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16600993A JP2617866B2 (ja) 1993-06-11 1993-06-11 フェンスとその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16600993A JP2617866B2 (ja) 1993-06-11 1993-06-11 フェンスとその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06346638A JPH06346638A (ja) 1994-12-20
JP2617866B2 true JP2617866B2 (ja) 1997-06-04

Family

ID=15823207

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16600993A Expired - Lifetime JP2617866B2 (ja) 1993-06-11 1993-06-11 フェンスとその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2617866B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5148590B2 (ja) * 2009-12-24 2013-02-20 株式会社若本製作所 格子構造体及びその製造方法並びにフェンス、溝蓋

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06346638A (ja) 1994-12-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4467583A (en) Reinforcement basket for reinforced-concrete column
US4558851A (en) Fence of wire latticework
US9770793B2 (en) Method of continuous automated manufacture of a linear sheet metal construction truss
JPH01501853A (ja) 軽量形材の製造方法
JP2617866B2 (ja) フェンスとその製造方法
US2068022A (en) Tubular structure
US20110293959A1 (en) Method for twisting hollow bars
JP2005194878A (ja) 鉄筋の連結構造、及び鉄筋ユニットの製造方法
JPH09125317A (ja) 鉄筋コンクリート柱脚の補強構造及び補強方法
US5064493A (en) Method of producing curved honeycomb core material having crimps in one edge
US20070138454A1 (en) Security mesh panel
DE19536698C1 (de) Verfahren zur Herstellung eines Mehrschicht-Verbundrohrs sowie Mehrschicht-Verbundrohr
DE2260163A1 (de) Federkern und verfahren zu seiner herstellung
JPH059396Y2 (ja)
JP2514024Y2 (ja) フェンス
JPH0726024Y2 (ja) 2重金網
JP2514025Y2 (ja) フェンス
JP2023100461A (ja) フェンス用胴縁
JP5039014B2 (ja) 二重金網連結金具
JP2023096811A (ja) フェンス用胴縁の連結構造
JP3014210U (ja) フェンス
JPS6020762Y2 (ja)
DE4443839C1 (de) Verfahren zum Herstellen einer aktiv gekühlten Triebwerkswand
JPH0512445Y2 (ja)
JPS5853406Y2 (ja) 金網柵