JP3915231B2 - フェンス - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、屋外などに設置されるフェンスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
敷地の周囲や公園などに設置されるフェンスは、木材や竹などの自然材料が入手困難であり、その上大量生産に適さないことなどから、最近では、金属材料、合成樹脂などによって構成されたフェンスが多く用いられている。
【0003】
このようなフェンスの一例として、実開昭64−4799号公報に記載された考案がある。この考案に係る屋外装置品は、金属板材を割竹状に形成した多数本の長板部材を、網代状に編込んだ網代状編組体を枠組内に組込んだものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような屋外装置品の網代状編組体は、縦横の長板部材を単に編込んだだけなので、前後方向の強度が不足するばかりでなく、長期の使用により長板部材の弾性が劣化していわゆる垂れを生じる。
【0005】
そこで、このような問題を解決するために、金属板又は合成樹脂板からなる長板部材を編込んでそれぞれの重なり部分を前面からねじ止めして垂れを防止したものである。しかしながら、このようなフェンスは依然として前後方向の強度が不足するばかりでなく、多数のねじを打込むため多大の工数を要する。また、出来上ったフェンスは、前面はよいが裏面は見映えが悪いため前面だけしか人目に晒すことができないため、施工にあたっては常に前面だけを人目につく側にして設置しなければならないので、設置場所が制約されるなど、種々問題があった。
【0006】
本発明は、上記の課題を解決すべくなされたもので、強度が大で垂れを生じるおそれがなく、その上、表裏が全く同じ構成で意匠的にすぐれたフェンスを得ることを目的としたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るフェンスは、所定の間隔で配設された複数本の胴縁の前後から合成樹脂製の多数の丸棒を編込んで編組体を構成し、少なくとも1本の前記胴縁に沿って丸棒の表面に設けた切り込み部にLアングルの一方の片を係止させ、該Lアングルの前面に該Lアングル及び前記胴縁を遮蔽して半割状の化粧板を当接し、該化粧板側から螺入したねじにより該化粧板、Lアングル、丸棒及び胴縁を一体に結合すると共に、前記胴縁の両端部に縦枠を固定して構成したものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の一実施の形態に係るフェンスの正面図、図2はその拡大側面図、図3は図1のA−A拡大断面図、図4は図1のB−B拡大断面図、図4は図1の要部の分解斜視図、図5は図1の要部の拡大図である。
図において、1は本実施の形態に係るフェンスである。5は例えばアルミニウム形材からる断面長方形の胴縁で、上下の内壁の長手方向にはねじ螺入穴6が設けられており、左右の内壁の長手方向にはねじ螺入用の肉厚部7が形成されている。
【0009】
10は合成樹脂製で弾性を有する多数の丸棒(例えば、外径16mm)である。なお、この丸棒10には、必要に応じて外周に竹の節模様を設けてよい。
15は合成樹脂により半割り状(円形状)に形成された胴縁5とほぼ同じ長さの化粧板である。なお、この化粧板15にも必要に応じて表面に竹の節模様を設けてもよい。16は合成樹脂又はアルミニウム形材からなる胴縁5とほぼ同じ長さのLアングルである。
20はアルミニウム形材又は合成樹脂からなり、内のりが胴縁5の端部に嵌合しうる大きさで溝形の縦枠である。
【0010】
次に、上記の各部材からなるフェンスの組立て手順の一例について説明する。
(1)図4、図5に示すように、複数本(図には3本の場合が示してある)の胴縁5を所定の間隔で配置し、多数の丸棒10を胴縁5を芯にしてその両側から所定の間隔でかつ交互に編込んで、編組体Lを構成する。このとき、胴縁5は丸棒10の間にその弾性により保持される。
(2)ついで、表裏に位置する丸棒10の前面に、胴縁5に沿って同一線上にそれぞれ切込み部11を設ける。なお、この切込み部11はあらじめ丸棒10に設けておいてもよく、また、切込み部11は、一部の胴縁5のみ(例えば図の中央部の胴縁)に設けてもよい。
【0011】
(3)次に、Lアングル16を切込み部11に対応する胴縁5に沿って丸棒10の外側に位置させ、その短片を各丸棒10に設けた切込み部11に係止させると共に、長片の端部を丸棒10に当接させる。
(4)そして、各Lアングル16に沿って丸棒10の前面に化粧板15を当接し、図6に示すように、化粧板15の長手方向の数か所に、表面からLアングル16、丸棒10を通してタッピンねじ21を打設し、胴縁5のの肉厚部7に螺入してこれらを一体に結合する。このとき、胴縁5及びLアングル16は化粧板15に遮蔽されて、表面及び裏面のいずれからも見えない。
【0012】
(5)最後に胴縁5の両端部に縦枠20を嵌合して外側から胴縁5のねじ螺入穴6にタッピンねじを螺入して固定すれば、大津垣状のフェンス1が完成する。このとき、編組した丸棒10の上下端部と縦枠20の上下端部は、ほぼ同一平面上にある。なお、縦枠20の外面に、隣接するフェンス1を連結するためのフック(図示せず)を設けてもよい。また、図1及び図4に示すように、表裏両面の化粧板15をしゅろ縄22で結束すれば、より見映えのよいフェンス1を得ることができる。
【0013】
【発明の効果】
本発明に係るフェンスは、所定の間隔で配設された複数本の胴縁の前後から合成樹脂製の多数の丸棒を編込んで編組体を構成し、少なくとも1本の胴縁に沿って両側の丸棒の表面に設けた切り込み部にLアングルの一方の片を係止させ、このLアングルの前面にLアングル及び胴縁を遮蔽して半割状の化粧板を当接し、この化粧板側から螺入したねじにより化粧板、Lアングル、丸棒及び胴縁を一体に結合すると共に、胴縁の両端部に縦枠を固定したので、次のような効果を得ることができる。
【0014】
(1)複数本の胴縁を芯にして両側から多数の丸棒で交互に編組し、これら丸棒と胴縁をLアングル及び化粧板を介してねじで固定したので、強度的に優れたフェンスを得ることができ、垂れを生じることもない。
(2)化粧板を介してねじ止めするようにしたので、ねじ止め箇所を大幅に減らすことができる。
【0015】
(3)化粧板を介してねじ止めするようにしたので、意匠的にすぐれたフェンスを得ることができ、その上表裏とも同じ意匠となっているので、設置の方向性、設置場所に制約されることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の正面図である。
【図2】図1の拡大側面図である。
【図3】図1のA−A拡大断面図である。
【図4】図1のB−B拡大断面図である。
【図5】図1の要部の分解斜視図である。
【図6】図1の要部の拡大断面図である。
【符号の説明】
1 フェンス
2 編組体
5 胴縁
10 丸棒
11 切込み部
15 化粧板
16 Lアングル
20 縦枠
Claims (1)
- 所定の間隔で配設された複数本の胴縁の前後から合成樹脂製の多数の丸棒を編込んで編組体を構成し、少なくとも1本の前記胴縁に沿って丸棒の表面に設けた切り込み部にLアングルの一方の片を係止させ、該Lアングルの前面に該Lアングル及び前記胴縁を遮蔽して半割状の化粧板を当接し、該化粧板側から螺入したねじにより該化粧板、Lアングル、丸棒及び胴縁を一体に結合すると共に、前記胴縁の両端部に縦枠を固定して構成したことを特徴とするフェンス。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP05531298A JP3915231B2 (ja) | 1998-03-06 | 1998-03-06 | フェンス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05531298A JP3915231B2 (ja) | 1998-03-06 | 1998-03-06 | フェンス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH11256883A JPH11256883A (ja) | 1999-09-21 |
JP3915231B2 true JP3915231B2 (ja) | 2007-05-16 |
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ID=12995054
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP05531298A Expired - Fee Related JP3915231B2 (ja) | 1998-03-06 | 1998-03-06 | フェンス |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3915231B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
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BE1019393A5 (nl) * | 2010-06-30 | 2012-06-05 | Solidor Bvba | Werkwijze voor het vormen van imitatie takken. |
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1998
- 1998-03-06 JP JP05531298A patent/JP3915231B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11256883A (ja) | 1999-09-21 |
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