JPH0592855A - 無端ベルト式ストリツプ搬送装置 - Google Patents

無端ベルト式ストリツプ搬送装置

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JPH0592855A
JPH0592855A JP27884291A JP27884291A JPH0592855A JP H0592855 A JPH0592855 A JP H0592855A JP 27884291 A JP27884291 A JP 27884291A JP 27884291 A JP27884291 A JP 27884291A JP H0592855 A JPH0592855 A JP H0592855A
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JP
Japan
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strip
endless belt
force
carrier
belt
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JP27884291A
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English (en)
Inventor
Hisashi Yamakawa
悠 山川
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JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65GTRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
    • B65G23/00Driving gear for endless conveyors; Belt- or chain-tensioning arrangements
    • B65G23/02Belt- or chain-engaging elements
    • B65G23/18Suction or magnetic elements
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B65GTRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
    • B65G15/00Conveyors having endless load-conveying surfaces, i.e. belts and like continuous members, to which tractive effort is transmitted by means other than endless driving elements of similar configuration
    • B65G15/30Belts or like endless load-carriers
    • B65G15/58Belts or like endless load-carriers with means for holding or retaining the loads in fixed position, e.g. magnetic
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65GTRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ストリップを、スリップなしに搬送するスト
リップ搬送装置に関し、弾性材料が発揮する吸着力を利
用して、ストリップを安定して搬送すると共に、搬送装
置の構成を簡単にすることにある。 【構成】 駆動可能な複数のベルト車6、7に掛け渡さ
れた高い弾性を有する無端ベルト2の表面に多数の陥孔
3を設けて構成し、ストリップSの張力による押圧力に
より無端ベルト2を弾性変形させて、各陥孔3にストリ
ップSに対する吸着力を発生させ、この吸着力によりス
トリップSに対する所望する摩擦力を発生させて、スト
リップSの確実で安定した搬送を達成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属、紙、プラスチッ
クス等の帯状となったストリップに搬送力を付与する無
端ベルト式ストリップ搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常、金属、紙、プラスチックス製等の
帯状となったストリップの搬送には、ブライドルロール
に搬送力を受け持たせて通板し、ストリップに接触する
ブライドルロール表面の材質として、ゴムや鉄、布等の
摩擦力の大きいものを選定して使用する場合が多い。
【0003】このように、ブライドルロール表面は、材
質的に摩擦力の大きい状態とされているのであるが、ス
トリップがスリップし易い性状のものである場合には、
材質に依存する摩擦力だけでは、ブライドルロールとス
トリップとの間のスリップ発生防止の効果に限界があ
り、表面がウエットなストリップに対しては、スリップ
防止効果を殆ど期待することができない。
【0004】このため、従来にあっては、特開昭60−
21332号公報に示されているように、ブライドルロ
ール表面に無数の貫通孔を設け、ブライドルロール内部
を真空ポンプで吸引すると共に、ブライドルロール周面
にテーパを付けて自動調芯機能を持たせるようにした技
術とか、特開昭53−112252号公報に示されてい
るように、デフレクタロールに隣接した上流側に、吸引
力の調整可能な吸引機能を有する排気箱を設置し、この
排気箱でストリップを吸引、引っ張ることにより、デフ
レクタロールの巻き付け角を大きくし、もってデフレク
タロールに対するストリップのスリップを発生を防止す
るようにした技術とかがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この上記した従来技術
は、バキューム作用による吸引力により、ストリップを
ブライドルロールまたはデフレクタロールの周面に押付
け、この押付け力によりストリップとブライドルロール
またはデフレクタロールとの間の摩擦力を高めてスリッ
プの発生を防止するのであるが、必要な孔のみに選択的
に吸引力を持たせるための複雑な機構が必要であり、設
備として規模が大きく、コスト高となると言う問題があ
る。
【0006】また、吸引孔のメンテナンス性から見る
と、孔詰まり、および排気箱の汚れにより、吸引効果が
著しく低下すると言う問題、および、レイアウトの広
さ、吸引ポンプ等のメンテナンスについても、構造の複
雑さ、性能維持の困難さ等、取扱いが困難な面が多いと
言う問題がある。
【0007】搬送ラインで必要とされる摩擦のレベルを
考えると、通常のゴム製ブライドルロールで時折発生す
るスリップを防止する程度、すなわちゴム製ブライドル
ロールの1.5倍程度の摩擦力向上があれば良く、真空
吸引式の如き強力な摩擦力を必要とする場面は少ない。
特に、薄物の金属帯では、あまり強くロールに吸着させ
ると、これの着脱時に変形を生じる恐れが有ると言う問
題がある。
【0008】そこで、本発明は、上記した従来技術にお
ける問題点を解消すべく創案されたもので、搬送体に対
するストリップの押圧力を利用して、このストリップに
直接圧接する搬送体部分に吸引力が発生するようにする
ことを技術的課題とし、もって全体構成をコンパクトと
し、かつ確実な搬送力を発揮することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
る本発明の手段は、少なくとも一つを駆動可能とした複
数のベルト車に無端ベルトを巻き掛けして成る搬送体か
ら構成されること、無端ベルトを高い弾性を有する材料
製とすること、この無端ベルトの外側表面に多数の陥孔
を陥没設すること、にある。
【0010】上記手段に、搬送体に対するストリップの
巻き掛け開始点直後の箇所に、ストリップをベルト車周
面上の無端ベルトに押付けるピンチロールを設ける手段
を追加するのが有効である。
【0011】無端ベルトの各陥孔の底部に、無端ベルト
の裏側表面に開放した貫通孔を設けるのも有効であり、
またこの貫通孔の無端ベルトの裏側表面における開放口
を、この無端ベルト裏側表面に形成した裏面凹凸部に位
置させ、ベルト車の周面に、裏面凹凸部と密嵌合する多
数のスプロケットを設けるのが良い。
【0012】さらに、ストリップの幅方向に沿って複数
の搬送体を並列配置し、この各搬送体を、この搬送体の
駆動ベルト車の回転軸心を軸として、個々に傾動変位可
能に設けるのが良い。
【0013】
【作用】被搬送体であるストリップが直接接触する搬送
体表面部分は、多数の陥孔を設けた高い弾性を有する材
料製の無端ベルトの外側表面であるので、この搬送体に
ストリップが巻き掛けされると、このストリップの張力
が押圧力として最も強力に作用する箇所で、このストリ
ップからの押圧力により、陥孔が押し潰される形態、す
なわち陥孔の容積を減少させる形態で無端ベルト外側表
面部分が弾性変形する。
【0014】ストリップが、その張力を押圧力として最
も強力に作用させる箇所を通過すると、無端ベルトの外
側表面部分は、ストリップ表面に密接した状態のまま、
その弾力により弾性変形前の状態に復帰するため、各陥
孔は容積を増大させてストリップに対して吸着力を作用
させる。すなわち、各陥孔が吸盤として作用する。
【0015】このように、搬送体に巻き掛けられたスト
リップに対して、無端ベルトの外側表面に多数設けた陥
孔が、ストリップの張力の作用により、吸盤として機能
して吸着力を作用させるので、この各陥孔のストリップ
に対する吸着力により、搬送体とストリップとの間には
強力な摩擦力が発生し、この強大な摩擦力により、搬送
体に対するストリップのスリップ発生が確実に防止され
る。
【0016】このストリップに対する陥孔の吸着力は、
ストリップの搬送移動の進行および無端ベルトの回転動
作の進行に伴ったストリップの無端ベルト外側表面から
の離脱により消滅し、ストリップの搬送移動を支障なく
継続させる。そして、ストリップから離脱した陥孔は、
無端ベルトの回転動作により元の位置に復帰し、次のス
トリップ部分に連続的に吸着し、ストリップに対する吸
着作用を繰り返す。
【0017】ピンチロールを設けた場合には、ストリッ
プを、それ自身の張力により無端ベルトに押圧するより
も、このピンチロールでより強力に無端ベルトに押圧し
て、無端ベルトの陥孔を形成した外側表面部分をより大
きく弾性変形させることができるので、各陥孔により大
きな吸着力を発生させることができ、これにより搬送中
のストリップのスリップ発生をより確実にかつ強力に防
止することになる。
【0018】このピンチロールは、搬送体に対するスト
リップの巻き掛け開始点直後の箇所に設けられるのであ
るが、この箇所を、ストリップの張力により吸着力が発
生する吸着力発生領域内に位置させることにより、陥孔
を弾性変形させる力が、ピンチロールによる押圧力とス
トリップの張力による押圧力との合力となり、これによ
りピンチロールによる押圧力を、ストリップの張力によ
る押圧力分だけ弱くすることができ、その分、ピンチロ
ールからストリップに局部的に作用する押圧力としての
外力による、例えば傷付きとか変形発生等の不都合の発
生を無くすことができる。
【0019】各陥孔を貫通孔により無端ベルトの内側表
面に開放した場合には、無端ベルトの内側表面がベルト
車の周面に接触している状態では、貫通孔の内側開口部
がこのベルト車により閉鎖されているので、この貫通孔
と連通した陥孔はストリップに対して吸着力を作用させ
ているが、無端ベルトの内側表面がベルト車の周面から
離脱した状態では、貫通孔の内側開口部が開放状態とな
って、この貫通孔と連通した陥孔は開放状態となり、ス
トリップに対する吸着力を消失する。
【0020】このため、ストリップに対する陥孔の吸着
力消失動作が極めて円滑に達成されることになり、ピン
チロールを利用した場合のように、ストリップに対する
陥孔の吸着力が強力である場合であっても、無端ベルト
とストリップとの分離動作が円滑にかつ良好に達成され
ることになる。
【0021】また、各陥孔に対して貫通孔を設けた場合
において、無端ベルト内側表面における貫通孔の開口部
を、この無端ベルトの内側表面に成形された裏面凹凸部
に開口し、この裏面凹凸部と密嵌合するスプロケットを
ベルト車の周面に設けると、ベルト車による貫通孔の内
側開口部の密閉が確実にかつ強力に達成され、ストリッ
プに対する無端ベルトの吸着力を安定して維持させるこ
とができると共に、無端ベルトとベルト車との間にスリ
ップの発生するのを確実に阻止する。
【0022】ストリップの幅方向に沿って複数の搬送体
を並列配置し、各搬送体を、駆動ベルト車の回転軸心を
軸として個々に傾動可能に設けた場合には、ストリップ
のパスラインに対する搬送体の傾斜姿勢程度により、搬
送体の無端ベルトとストリップとの接触長が変化し、こ
の接触長の変化により搬送体とストリップとの間に発生
する摩擦力も変化するので、この複数の搬送体のストリ
ップパスラインに対する傾斜姿勢を調整設定して、各搬
送体のストリップに対する摩擦力を個々に調整すること
により、ステアリング機能を発揮させることができる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。図1は、本発明装置を、一つの搬送体1で構
成した最も基本的な構成例の側断面図を示すもので、駆
動ベルト車6と従動ベルト車7との間に無端ベルト2を
掛け渡して搬送体1を構成し、無端ベルト2には、その
外側表面に多数の陥孔3が陥没設されていると共に、そ
の内側表面には横溝状の多数の裏面凹凸部5が並列設さ
れており、駆動ベルト車6および従動ベルト車7の周面
には、無端ベルト2の裏面凹凸部5に嵌合する横突条状
の多数のスプロケット8が突設されている。
【0024】この搬送体1に、図1中矢印方向に走行す
るストリップSを、駆動ベルト車6の箇所で、水平方向
から垂直方向に走行方向を変える状態で巻き掛けする
と、駆動ベルト車6の回転軸心に対してほぼ45°に位
置する箇所aで、ストリップSの張力による無端ベルト
2に対する押圧力が最大となり、この箇所aからストリ
ップSが無端ベルト2表面から離脱する位置までが、陥
孔3の作用により無端ベルト2がストリップAに吸着力
を作用させる吸着力発生領域bとなる。
【0025】なお、図1において、ストリップSの搬送
方向を逆向きにすると、箇所aは同じとなるが、吸着力
発生領域bは、箇所aから従動ベルト車7に対向する箇
所までの長い領域となり、この場合、無端ベルト2から
ストリップSに作用する摩擦力は吸着力発生領域bの長
さが大きくなった分だけ大きくなる。
【0026】駆動ベルト車6の回転駆動は、一般的な手
段で達成すれば良く、例えば図2に示すように、減速機
10を介して駆動モータ9で一定方向に回転駆動する。
【0027】無端ベルト2がストリップSに対して吸着
力を発揮するのは、この無端ベルト2に形成された多数
の陥孔3の作用によるものであるが、実験の結果による
と、この陥孔3としては、開口口径が5〜20mmφ程
度、そして深さが無端ベルト2の厚さ(5〜25mm程
度)の1/2前後である5〜10mm程度のものが適当で
ある。
【0028】図3は、ピンチロール11を設けた実施例の
主要部分を示すもので、ピンチロール11は、ストリップ
Sの搬送体1に対する巻き掛け開始位置である駆動ベル
ト車6側に配置されており、その駆動ベルト車6に対す
る配置位置関係は、ストリップSの張力による無端ベル
ト2に対する押圧力が最大となる箇所aに配置されるこ
とが望ましい。この実施例において、吸着力発生領域b
は、ピンチロール11が配置された箇所から図示省略した
従動ベルト車7側の、無端ベルト2表面からストリップ
Sが離脱する箇所までの長い領域となる。
【0029】図4は、ピンチロール11を設けると共に、
無端ベルト2に貫通孔4と横溝状の裏面凹凸部5を設
け、さらに駆動ベルト車6(図示省略したが、従動ベル
ト車7も同じ)に、裏面凹凸部5に密嵌合するスプロケ
ット8を設けた実施例の主要部分を示すもので、貫通孔
4により、押圧弾性変形した際における陥孔3内の空気
の抜けが良くなるため、個々の陥孔4が発揮する吸着力
が強力となり、反対にスプロケット8の裏面凹凸部5内
からの離脱により、陥孔3の吸着力が消失するので、ス
トリップSに対する無端ベルト2の板離れが極めて良好
となり、無端ベルト2からストリップSに作用する吸着
力が、ストリップSの走行移動に悪影響を与えることな
しに、純粋にストリップSと無端ベルト2との間の摩擦
力を増大させるだけに作用する。
【0030】この実施例において、吸着力発生領域b
は、ピンチロール11が配置された箇所から駆動ベルト車
6のスプロケット8が裏面凹凸部5から離脱する箇所ま
での比較的短い領域となる。
【0031】図5は、ストリップSの幅方向に沿って複
数(図示実施例の場合、4個)の搬送体1を等間隔に並
列配置し、各搬送体1を、ストリップSの巻き掛け側に
位置した駆動ベルト車6の回転軸を回動軸として個々に
傾動可能に設けて構成した実施例の平面配置と側面構成
とを示すもので、各搬送体1は、駆動ベルト車6と従動
ベルト車7との間に掛け渡された無端ベルト2部分が、
ストリップSのパスラインと平行になっている傾動姿勢
で、その吸着力発生領域bが最長となって搬送体1とス
トリップSとの間の摩擦力が最大となり、ストリップS
のパスラインに対する傾斜角度が大きくなるに従って吸
着力発生領域bが短くなって、搬送体1とストリップS
との間の摩擦力が減少することになる。
【0032】それゆえ、ストリップSに蛇行が発生した
場合に、このストリップSの蛇行の形態に対応させて、
選択した搬送体1を傾動させることにより、ストリップ
Sの左右両側に対する摩擦力を変えることができ、これ
によりステアリング機能を発揮させることができる。
【0033】この実施例の場合、搬送体1を傾動させる
ことにより吸着力発生領域bの長さを変化させ、もって
摩擦力を増減調整を得るものであるので、各搬送体1
は、図1または図3に示した実施例のものが使用され、
貫通孔4を設けた構成のものは不適当である。
【0034】
【発明の効果】本発明は、上記した構成となっているの
で、以下に示す効果を奏する。無端ベルトに成形した多
数の陥孔の弾性変形に伴う吸着力を利用する構成である
ので、真空ポンプ等のバキューム設備を全く必要とせ
ず、もって設備費の大幅な削減が達成できると共に、バ
キューム設備設置のための広大なスペースを不要とする
ことができる。
【0035】高い弾性を有する材料で製造された無端ベ
ルトの物性をそのまま利用して吸着力を発生させ、真空
ポンプを使用した構造の複雑な専用のバキューム設備を
不要としているので、吸引孔の孔詰まり、吸引箱の汚
れ、性能維持、取扱い等の複雑で困難なバキューム設備
のメンテナンスが全く不要となり、もって取扱いが極め
て容易となると共に、メンテナンスに要する経費の大幅
な削減が達成され、さらに確実で安定した作用を得るこ
とができる。
【0036】陥孔を設けた無端ベルトの弾性変形による
吸盤作用を利用して吸着力を発生させているので、表面
がウエットなストリップに対しても、無端ベルトの発揮
する吸着力は、何ら支障なく発揮されることになり、も
って表面のウエットなストリップに対しても、効果的に
摩擦力を発生させることができる。
【0037】請求項5にあっては、ストリップの幅方向
に沿った摩擦力の作用分布を任意に調整設定することが
できるので、ステアリング機能を発揮することができ、
もってストリップの搬送をより円滑にかつ良好にそして
安全に達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一つの搬送体で本発明装置を構成した、最も基
本的な構成例を示す側断面図。
【図2】図1に示した実施例における駆動系例を示した
全体斜視図。
【図3】搬送体にピンチロールを組合せた、本発明装置
の他の実施例を示す主要部の側断面図。
【図4】無端ベルトに貫通孔を設けると共に、搬送体に
ピンチロールを組合せた、本発明装置の他の実施例を示
す主要部の側断面図。
【図5】ストリップの幅方向に沿って複数の搬送体を並
列に配置した、本発明装置のさらに他の実施例を示す平
面および側断面図。 符号の説明 1 ; 搬送体 2 ; 無端ベルト 3 ; 陥孔 4 ; 貫通孔 5 ; 裏面凹凸部 6 ; 駆動ベルト車 7 ; 従動ベルト車 8 ; スプロケット 9 ; 駆動モータ 10; 減速機 11; ピンチロール S ; ストリップ a ; 箇所 b ; 吸着力発生領域

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一つを駆動可能とした複数の
    ベルト車(6) 、(7)に無端ベルト(2) を巻き掛けして成
    る搬送体(1) から構成され、前記無端ベルト(2) を高い
    弾性を有する材料製とし、該無端ベルト(2) の外側表面
    に多数の陥孔(3) を陥没設して成る無端ベルト式ストリ
    ップ搬送装置。
  2. 【請求項2】 搬送体(1) に対するストリップ(S) の巻
    き掛け開始点直後の箇所に、前記ストリップ(S) をベル
    ト車周面上の無端ベルト(2) に押付けるピンチロール(1
    1)を設けた請求項1に記載の無端ベルト式ストリップ搬
    送装置。
  3. 【請求項3】 無端ベルト(2) の各陥孔(3) の底部に、
    前記無端ベルト(2)の裏側表面に開放した貫通孔(4) を
    設けた請求項1または2に記載の無端ベルト式ストリッ
    プ搬送装置。
  4. 【請求項4】 貫通孔(4) の無端ベルト(2) の裏側表面
    における開放口を、該無端ベルト(2) 裏側表面に形成し
    た裏面凹凸部(5)に位置させ、ベルト車の周面に、前記
    裏面凹凸部(5) と密嵌合する多数のスプロケット(8) を
    設けた請求項3に記載の無端ベルト式ストリップ搬送装
    置。
  5. 【請求項5】 ストリップ(S) の幅方向に沿って複数の
    搬送体(1)を並列配置し、該各搬送体(1) を、該搬送体
    (1) の駆動ベルト車(6) の回転軸心を軸として、個々に
    傾動変位可能に設けた請求項1または2または3または
    4に記載の無端ベルト式ストリップ搬送装置。
JP27884291A 1991-09-30 1991-09-30 無端ベルト式ストリツプ搬送装置 Pending JPH0592855A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5839636A (en) * 1996-02-22 1998-11-24 Lockheed Martin Corporation Suction-operated linear traction drive for underwater handling of towed arrays
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