JPH0730607Y2 - 薄板材搬送装置 - Google Patents

薄板材搬送装置

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JPH0730607Y2
JPH0730607Y2 JP1658090U JP1658090U JPH0730607Y2 JP H0730607 Y2 JPH0730607 Y2 JP H0730607Y2 JP 1658090 U JP1658090 U JP 1658090U JP 1658090 U JP1658090 U JP 1658090U JP H0730607 Y2 JPH0730607 Y2 JP H0730607Y2
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JP
Japan
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南陽 永岡
義和 宮城
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2301/00Handling processes for sheets or webs
    • B65H2301/30Orientation, displacement, position of the handled material
    • B65H2301/32Orientation of handled material
    • B65H2301/321Standing on edge

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  • Labeling Devices (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は薄板材搬送装置に関し、さらに詳細にいえ
ば、ラベルのような薄板材を吸着状態で搬送する装置に
関する。
〈従来の技術、および考案が解決しようとする課題〉 従来からラベル等の薄板材を吸着状態で搬送するための
装置として、エンドレス・ベルトの内部に真空チャンバ
を設け、エンドレス・ベルトの全範囲に形成した開口を
通して薄板材を吸着し、この状態でエンドレス・ベルト
を走行させることにより薄板材を搬送する装置が提供さ
れている。
このような薄板材搬送装置においては、搬送すべき薄板
材の大きさ等に応じてエンドレス・ベルトの全範囲に多
数の小孔を所定間隔毎に形成し、しかもこの小孔同士の
間隔を、薄板材の大きさおよび重さ等に基づいて定まる
所定個数の小孔を通して薄板材を吸着保持するように定
めている。即ち、エンドレス・ベルトにより薄板材を搬
送すべき範囲は、例えば任意の1対のローラ間の距離に
設定されるのであり、この範囲内において薄板材を確実
に吸着保持できればよいのである。そして、この範囲の
うち大部分においては小孔を通して薄板材全体が均一に
吸着されるのであるから、薄板材がエンドレス・ベルト
から落ちてしまうという不都合は生じないが、上記範囲
の端部においては、薄板材の一部のみが小孔を通して吸
着されるのであるから、吸着力が小さくなる。したがっ
て、吸着力が小さくなった時点で薄板材を吸着保持する
のに十分な吸着力を得るべく小孔の間隔を定める必要が
ある。しかし、小孔の数が多くなりすぎると、真空チャ
ンバの真空圧が低下し、かえって吸着保持力を低下させ
ることになってしまうので、両者の兼ね合いを考慮して
小孔の間隔を定めているのが現状である。
このような現状下においては、薄板材の形状、寸法が異
なれば、吸着保持条件が変化し、特に搬送範囲の端部に
おける吸着保持条件が大巾に変化するので、多種類の薄
板材の搬送に適用することは殆ど不可能であった。
具体的には、例えば、本件考案者が考えた、薄板材がラ
ベルであり、ラベルを対象ワークに貼り付けるためにエ
ンドレス・ベルトによりラベルを搬送する装置であれ
ば、比較的大きいラベルに合せて小孔の間隔が設定され
ている場合に小さいラベルを搬送しようとすれば、大き
いラベルと同じ位置まで搬送して対象ワークに対するラ
ベルの貼り付けを行なおうとした場合に小さいラベルが
落ちてしまうという不都合が生じ、ラベルが落ちること
を防止しようとすれば、ラベルの搬送終期位置を変化さ
せなければならず、また、大きいラベルと同じ位置決め
センサを使用する関係上、対象ワークに対するラベル貼
り付け位置がずれてしまうことになるという不都合が生
じる。また、ラベルの吸着に寄与していない小孔の数が
増加するので、真空チャンバの真空圧が低下し、ラベル
吸着力が小さくなってしまう。逆に、小さいラベルに合
せて小孔の間隔が設定されている場合に大きいラベルを
搬送しようとすれば、ラベルの吸着面積の増大に伴なっ
てエンドレス・ベルトを走行させるためのモータにかか
る回転負荷が大きくなり、対象ワークに対するラベル貼
り付けずれを生じさせてしまうという不都合が発生す
る。
〈考案の目的〉 この考案は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、
薄板材の形状、寸法に拘らず、多種の薄板材を良好に吸
着保持した状態で正確に所定位置まで搬送することがで
きる新規な薄板材搬送装置を提供することを目的として
いる。
〈課題を解決するための手段〉 上記の目的を達成するための、この考案の薄板材搬送装
置は、真空チャンバのエンドレス・ベルトと接する側板
に、少なくともエンドレス・ベルトの端縁寄り部および
中央部に正対する複数の開口が形成されてあるととも
に、エンドレス・ベルトの全範囲にわたって所定間隔で
上記開口と連通し得る多数の開口が形成されてあり、し
かも上記側板のエンドレス・ベルト走行方向端部におい
て、エンドレス・ベルトの幅方向に隣合う開口の間に補
助開口が形成されてあるとともに、エンドレス・ベルト
の全範囲にわたって所定間隔で補助開口と連通し得る多
数の補助開口が形成されてある。そして、側板に形成さ
れた開口またはエンドレス・ベルトに形成された開口の
うち一方の開口が長尺開口であるとともに、他方の開口
が小孔である。
但し、側板に形成された開口が長尺開口であり、エンド
レス・ベルトの端縁部に正対する長尺開口と中央部に正
対する長尺開口とが、エンドレス・ベルトの走行方向に
関して長尺開口の長さよりも短い所定距離だけずれた状
態で形成されてあるとともに、長尺開口の長さが、エン
ドレス・ベルトの幅方向に並ぶ小孔の少なくとも1つと
常に正対し得るように設定されてあることが好ましい。
第3の考案の薄板材搬送装置は、真空チャンバのエンド
レス・ベルトと接する側板に、エンドレス・ベルトのほ
ぼ全幅にわたって延び、かつ走行方向に反復する長尺開
口が形成されてあるとともに、エンドレス・ベルトの全
範囲にわたって所定間隔で上記長尺開口と連通し得る多
数の小孔が所定間隔毎に形成されてあり、しかも上記側
板のエンドレス・ベルト走行方向端部において、長尺開
口の反復間隔が狭く設定されてある。
但し、エンドレス・ベルトの小孔間に補助小孔が形成さ
れてあってもよい。
〈作用〉 以上の構成の薄板材搬送装置であれば、複数のローラ間
にエンドレス・ベルトをかけわたし、真空チャンバによ
りエンドレス・ベルトの所定辺を通して薄板材を吸着保
持し、しかもエンドレス・ベルトを走行させることによ
り吸着保持された薄板材を搬送する場合において、薄板
材を搬送すべきほぼ全範囲にわたって所定個数の小孔で
ある開口と長尺である開口とが連通されるので、真空チ
ャンバ内の真空圧を必要以上に低下させることを防止
し、十分な薄板材吸着力を得ることができる。そして、
エンドレス・ベルトに形成された補助開口は真空チャン
バの側板に形成された補助開口を通してのみ真空チャン
バと連通するのであるから、補助開口を全範囲にわたっ
て形成していても真空圧の低下を効果的に防止でき、し
かも搬送範囲の端部においてのみ補助開口を通して薄板
材を吸着保持でき、小さい薄板材であっても全搬送範囲
にわたって良好な吸着を達成でき、大きい薄板材であっ
てもスムーズに薄板材を搬送できる。したがって、薄板
材がラベルである場合に、対象ワークへのラベル貼り付
けを高精度に位置決めした状態で確実に行なうことがで
きる。
第2の考案であれば、実際に真空チャンバと連通される
小孔である開口同士の間隔が大きくなりすぎることを防
止し、薄板材の形状、大きさの如何に拘らず良好な吸着
保持状態での搬送を達成できる。
第3の考案の薄板材搬送装置であれば、複数のローラ間
にエンドレス・ベルトをかけわたし、真空チャンバによ
りエンドレス・ベルトの所定辺を通して薄板材を吸着保
持し、しかもエンドレス・ベルトを走行させることによ
り吸着保持された薄板材を搬送する場合において、薄板
材を搬送すべきほぼ全範囲にわたって所定個数の小孔と
長尺開口とが連通されるので、真空チャンバ内の真空圧
を必要以上に低下させることを防止し、十分な薄板材吸
着力を得ることができる。そして、搬送範囲の端部にお
いて長尺開口の反復間隔が狭い関係上、真空チャンバと
連通される小孔の間隔も狭くなり、端部における小さい
薄板材の吸着保持を確実に達成できる。また、間隔が狭
くなるのは端部のみであるから、大きい薄板材であって
もスムーズな搬送を達成できる。
第4の考案であれば、小孔同士の間において補助小孔が
真空チャンバと連通されるので、薄板材を搬送すべき全
範囲にわたって多種の薄板材を良好に吸着保持し、かつ
搬送することができる。
〈実施例〉 以下、実施例を示す添付図面によって詳細に説明する。
第3図はこの考案の薄板材搬送装置の一実施例としての
ラベル搬送装置を示す斜視図であり、1つの原動ローラ
(1)と、原動ローラ(1)に近接する従動ローラ
(2)と、原動ローラ(1)および従動ローラ(2)か
ら離れた小径の従動ローラ(3)とを有し、これらのロ
ーラ間にエンドレス・ベルト(4)をかけることによ
り、従動ローラ(3)の部分を鋭角部としている。
第1図はラベル搬送装置の最も要部を示す分解斜視図で
あり、エンドレス・ベルト(4)は全範囲にわたって小
孔である開口(以下、単に小孔と称する)(5)が3列
に並ぶ状態で形成されている。また、図示しないブロア
と連通されている真空チャンバ(6)は全体がエンドレ
ス・ベルト(4)の内方に位置しているとともに、従動
ローラ(2)(3)の間においてエンドレス・ベルト
(4)に沿う側壁を有しており、この側壁の所定位置に
所定長さの長尺の開口(以下、単に長孔と称する)
(7)が3列に並ぶ状態で形成されている。第2図にも
示すように、上記小孔(5)は中央の列の小孔(5)が
他の小孔(5)よりも長孔(7)の長さのほぼ1/2だけ
ずれた位置に配列されている。そして、長孔(7)は全
ての列の長孔(7)が整列するように配列されていると
ともに、列間の間隔が長孔の列間の間隔と等しく、しか
も各列における間隔が長孔(7)の長さよりも小さくな
るように配列されている。したがって、横に並んだ3つ
の小孔(5)の少なくとも1つが確実に対応する長孔
(7)と連通する。
また、端部に位置する長孔(7)同士の間に、長孔
(7)よりも短寸の補助開口(以下、単に補助長孔と称
する)(7a)が形成されてあり、エンドレス・ベルト
(4)にはこの補助長孔(7a)と連通し得る小孔である
補助開口(以下、単に補助小孔と称する)(5a)が形成
されてある。さらに、所定位置に、押えローラ(9)を
回動可能に設けているとともに、ばね(9a)により押え
ローラ(9)を小径の従動ローラ(3)に接近するよう
に回動付勢している。尚、(7b)はラベルを検出するた
めのセンサ用開口である。上記の構成のラベル搬送装置
によるラベル搬送動作は次のとおりである。
第4図(A)に示すように、図示しない剥離機等により
離型紙(8a)から剥離されるラベル(8)の端部を、搬
送範囲の一方の端部におけるエンドレス・ベルト(4)
の小孔(5)および真空チャンバ(6)の側壁に形成さ
れた長孔(7)を通して吸着保持する。尚、吸着保持開
始初期においては、吸着保持に寄与する小孔(5)の数
が少ないので、十分な吸着力を得ることができないが、
ラベル(8)は離型紙(8a)から完全に剥離されている
わけではないからラベル(8)が落ちるおそれは全くな
い。そして、ラベル(8)が離型紙(8a)から剥離され
るに伴なって吸着保持に寄与する小孔(5)の数が増加
するので十分な吸着力を得ることができる。したがっ
て、その後はラベル(8)を確実に吸着保持し、しかも
必要以上の吸着保持力にならないように一部の小孔
(5)のみを通して吸着力が作用するようにしているの
でスムーズなラベルの搬送を達成できる。また、搬送範
囲の他方の端部までラベル(8)が搬送されれば、エン
ドレス・ベルト(4)が鋭角状に従動ローラ(3)にか
けられているのであるから、ラベル(8)とエンドレス
・ベルト(4)とが徐々に離れ、吸着保持に寄与する小
孔(5)の数が減少する。そして、ラベル(8)がある
程度エンドレス・ベルト(4)から離れれば、ラベル
(8)の遊端部を対象ワーク(W)の表面に接触させ、
その後、直ちに押えローラ(9)によりラベル(8)を
対象ワーク(W)の表面に押圧する(第4図(B)参
照)。そして、エンドレス・ベルト(4)を走行させな
がらラベル搬送装置全体を対象ワーク(W)の表面に沿
って移動させれば、ラベル(8)のエンドレス・ベルト
(4)から離れた部分を押えローラ(9)により対象ワ
ーク(W)に押圧しながらラベル(8)を貼り付けるこ
とができる。尚、対象ワーク(W)に対する貼り付けを
行なうためのラベル(8)の位置決めについては、セン
サ用開口(7b)を通して図示ししないセンサにより達成
できるので、対象ワーク(W)に対して正確に、かつ高
品質にラベル(8)を貼り付けることができる。
以上は大きいラベル(8)を搬送する場合について説明
したが、小さいラベル(8′)を貼り付ける場合にも、
以下のようにして正確、かつ高品質のラベル貼り付けを
達成できる。即ち、剥離機からのラベル(8′)の受け
取りについては、ラベル(8′)が離型紙(8a)および
ラベル搬送装置によりラベル(8′)が保持されるので
あるから、小さいラベル(8′)であっても確実にラベ
ル搬送装置に受け取ることができる。逆に、ラベル
(8′)をラベル搬送装置から送り出す場合には、ラベ
ル(8′)の遊端部が全く支持されないことになるが、
第4図(C)に示すように、補助長孔(7a)および補助
小孔(5a)を通してラベル(8′)が吸着保持されるの
であるから、ラベル(8′)が落ちるおそれは全くな
く、大きいラベル(8)と同様に正確、かつ高品質のラ
ベル貼り付けを達成できる。
第5図は変更例を示す概略図であり、小径の従動ローラ
(3)と押えローラ(9)との間にラベル吹き付け用の
ノズル(9b)が設けられている点が上記ラベル搬送装置
と異なるだけである。
したがって、この変更例においては、ラベルが小さすぎ
て、エンドレス・ベルト(4)を通してラベル(8′)
を吸着できる限界位置においてラベル(8′)の遊端部
を押えローラ(9)により対象ワーク(W)に押圧でき
ない場合に、ノズル(9b)からの吹き出し空気により第
5図中に破線で示すように遊端部を確実に対象ワーク
(W)の表面に接触させることができる。また、早期に
ラベル(8′)の遊端部を対象ワークに接触させるので
あるから、ラベル(8′)がエンドレス・ベルト(4)
を通してのみ保持される期間を著しく短縮でき、ラベル
が落ちることを確実に阻止できる。
〈実施例2〉 第6図は他の実施例を示す概略分解斜視図であり、上記
実施例と異なる点は、長孔(7)および補助長孔(7a)
に代えて、エンドレス・ベルト(4)の幅よりもやや短
い長さの複数の長孔(7c)をエンドレス・ベルト(4)
の走行方向と直角に形成してあるとともに、隣合う長孔
(7c)の端部同士をエンドレス・ベルト(4)の走行方
向に延びる連通孔(7d)で連通してある。尚、上記連通
孔(7d)は隣合う長孔(7c)の対応する端部同士を連通
するものであり、交互に反対側の端部を連通するように
してある。
そして、上記長孔(7c)同士の間隔は搬送範囲の端部に
おいて狭くなるように設定されてある。
したがって、この実施例の場合には、特別に補助長孔
(7a)を設けていないが、3つの小孔(5)が同時に1
つの長孔(7c)と連通し、しかも搬送範囲の端部所定範
囲においては、何れかの長孔(7c)と対応する3つの小
孔(5)とが連通することになるので、大きいラベル
(8)でも小さいラベル(8′)でも確実に吸着保持で
きる。
第7図は変更例のエンドレス・ベルト(4)を示す正面
図であり、第6図と異なる点は、所望の列の小孔(5)
同士の間に補助小孔(5a)が形成されてある点のみであ
る。
したがって、この変更例の場合には、小孔(5)が長孔
(7c)と連通していない場合に補助小孔(5a)が長孔
(7c)と連通できるため、第6図の場合と比較して小さ
いラベル(8′)の吸着保持性能を高めることができ
る。
第8図はさらに他の変更例のエンドレス・ベルト(4)
を示す正面図であり、第7図の変更例と異なる点は、補
助小孔(5a)に代えて、斜め方向に隣合う小孔(5)同
士の間に補助小孔(5b)が形成された点のみである。
したがって、この変更例の場合にも、小孔(5)が長孔
(7c)と連通していない場合に補助小孔(5b)が長孔
(7c)と連通できるため、第6図の場合と比較して小さ
いラベル(8′)の吸着保持性能を高めることができ
る。
〈実施例3〉 第9図はさらに他の実施例を示す要部正面図であり、第
2実施例と異なる点は、長孔(7c)および連通孔(7d)
に代えて、鋸歯状の長孔(7e)を形成した点のみであ
る。
したがって、この実施例の場合にも、第2実施例と同様
に小さいラベル(8′)を確実に吸着保持できる。
尚、この考案は上記の実施例に限定されるものではな
く、例えば、エンドレス・ベルト(4)に長孔を形成
し、真空チャンバ(6)に小孔を形成することが可能で
あるほか、ラベル以外の薄板材の搬送に適用することが
可能であり、その他、この考案の要旨を変更しない範囲
内において種々の設計変更を施すことが可能である。
〈考案の効果〉 以上のように第1の考案は、薄板材の大小に拘らず必要
十分な吸着保持力を得、薄板材を確実に、かつスムーズ
に搬送できるとともに、搬送範囲の端部において小さい
薄板材を確実に吸着保持でき、多種の薄板材の搬送に対
処できるという特有の実用的効果を奏する。
第2の考案は、実際に真空チャンバと連通される小孔同
士の間隔が大きくなりすぎることを防止し、薄板材の形
状、大きさの如何に拘らず良好な吸着保持状態での搬送
を達成できるという特有の実用的効果を奏する。
第3の考案は、薄板材の大小に拘らず必要十分な吸着保
持力を得、薄板材を確実に、かつスムーズに搬送できる
とともに、搬送範囲の端部において小さい薄板材を確実
に吸着保持でき、多種の薄板材の搬送に対処できるとい
う特有の実用的効果を奏する。
第4の考案は、小さい薄板材であっても搬送範囲の端部
において十分な吸着保持力を得ることができるという特
有の実用的効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はラベル搬送装置の最も要部を示す分解斜視図、 第2図は小孔と長孔との関係を示す概略正面図、 第3図はこの考案の薄板材搬送装置の一実施例としての
ラベル搬送装置を示す斜視図、 第4図はラベル搬送動作を説明する概略図、 第5図は変更例を示す概略図、 第6図は他の実施例を示す概略分解斜視図、 第7図および第8図はそれぞれ変更例のエンドレス・ベ
ルトを示す正面図、 第9図はさらに他の実施例を示す要部正面図。 (1)……原動ローラ、(2)(3)……従動ローラ、
(4)……エンドレス・ベルト、(5)……小孔である
開口、(5a)(5b)……補助小孔、(6)……真空チャ
ンバ、(7)(7c)(7e)……長孔、(7a)……補助長
孔、(8)(8′)……ラベル

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のローラ(1)(2)(3)間にエン
    ドレス・ベルト(4)をかけわたし、真空チャンバ
    (6)によりエンドレス・ベルト(4)の所定辺を通し
    て薄板材(8)を吸着保持し、しかもエンドレス・ベル
    ト(4)を走行させることにより吸着保持された薄板材
    (8)を搬送する薄板材搬送装置において、真空チャン
    バ(6)のエンドレス・ベルト(4)と接する側板に、
    少なくともエンドレス・ベルト(4)の端縁寄り部およ
    び中央部に正対する複数の開口(7)が形成されてある
    とともに、エンドレス・ベルト(4)の全範囲にわたっ
    て所定間隔で上記開口(7)と連通し得る多数の開口
    (5)が形成されてあり、しかも上記側板のエンドレス
    ・ベルト走行方向端部において、エンドレス・ベルト
    (4)の幅方向に隣合う開口(7)の間に補助開口(7
    a)が形成されてあるとともに、エンドレス・ベルト
    (4)の全範囲にわたって所定間隔で、側板の補助開口
    (7a)と連通し得る多数の補助開口(5a)が形成されて
    あり、側板に形成された開口(7)およびエンドレス・
    ベルト(4)に形成された開口(5)のうち一方の開口
    が長尺開口であるとともに、他方の開口が小孔であるこ
    とを特徴とする薄板材搬送装置。
  2. 【請求項2】エンドレス・ベルト(4)の端縁部に正対
    するように側板に形成された長尺である開口(7)とエ
    ンドレス・ベルト(4)の中央部に正対するように側板
    に形成された長尺である開口(7)とが、エンドレス・
    ベルト(4)の走行方向に関して長尺開口(7)の長さ
    よりも短い所定距離だけずれた状態で形成されてあると
    ともに、長尺開口(7)の長さが、エンドレス・ベルト
    (4)の幅方向に並ぶ小孔(5)の少なくとも1つと常
    に正対し得るように設定されてある上記実用新案登録請
    求の範囲第1項記載の薄板材搬送装置。
  3. 【請求項3】複数のローラ(1)(2)(3)間にエン
    ドレス・ベルト(4)をかけわたし、真空チャンバ
    (6)によりエンドレス・ベルト(4)の所定辺を通し
    て薄板材(8)を吸着保持し、しかもエンドレス・ベル
    ト(4)を走行させることにより吸着保持された薄板材
    (8)を搬送する薄板材搬送装置において、真空チャン
    バ(6)のエンドレス・ベルト(4)と接する側板に、
    エンドレス・ベルト(4)のほぼ全幅にわたって延び、
    かつ走行方向に反復する長尺開口(7c)(7d)(7e)が
    形成されてあるとともに、エンドレス・ベルト(4)の
    全範囲にわたって所定間隔で上記長尺開口(7c)(7d)
    (7e)と連通し得る多数の小孔(5)が所定間隔毎に形
    成されてあり、しかも上記側板のエンドレス・ベルト走
    行方向端部において、長尺開口(7c)(7e)の反復間隔
    が狭く設定されてあることを特徴とする薄板材搬送装
    置。
  4. 【請求項4】エンドレス・ベルト(4)の小孔(5)間
    に補助小孔(5a)(5b)が形成されてある上記実用新案
    登録請求の範囲第3項記載の薄板材搬送装置。
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