JPH0591903U - 耕うん機用車輪 - Google Patents
耕うん機用車輪Info
- Publication number
- JPH0591903U JPH0591903U JP4093392U JP4093392U JPH0591903U JP H0591903 U JPH0591903 U JP H0591903U JP 4093392 U JP4093392 U JP 4093392U JP 4093392 U JP4093392 U JP 4093392U JP H0591903 U JPH0591903 U JP H0591903U
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- JP
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- outer peripheral
- tiller
- rim
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- wheel
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 動力耕うん機1の伝動ケース6に装着され、
走行時のスリップを防止すると共に、土の付着を防止す
るようにした耕うん機用車輪8を提供する。 【構成】 耕うん機1の伝動ケース6から水平方向に突
出した駆動軸7に取り付けられる走行用駆動車輪8であ
って、走行用駆動車輪8は、所定幅を有するリム11の
外周部両側縁に、外周方向に所定間隔で突出する棒状の
突起12を設け、これら突起12間のリム外周面に沿っ
て、弾性板材からなる環状の土付着防止体13を設け
た。
走行時のスリップを防止すると共に、土の付着を防止す
るようにした耕うん機用車輪8を提供する。 【構成】 耕うん機1の伝動ケース6から水平方向に突
出した駆動軸7に取り付けられる走行用駆動車輪8であ
って、走行用駆動車輪8は、所定幅を有するリム11の
外周部両側縁に、外周方向に所定間隔で突出する棒状の
突起12を設け、これら突起12間のリム外周面に沿っ
て、弾性板材からなる環状の土付着防止体13を設け
た。
Description
【0001】
本考案は、動力耕うん機の伝動ケースに装着され、走行時のスリップを防止す ると共に、土の付着を防止するようにした耕うん機用車輪に関するものである。
【0002】
従来、耕うん機の伝動ケースから水平方向に突出した駆動軸に取り付けられ、 外周部に広幅のラグを有する鉄車輪、または鉄車輪にゴムを被覆した車輪からな る走行用駆動車輪が知られている。そして、例えば一輪の走行用駆動車輪を駆動 軸に装着し、その後方の機体に、各種の作業機を装着して作業を行うようにした 管理作業用小型耕うん機が周知である。
【0003】
上記従来の走行用駆動車輪においては、耕うん機の伝動ケースの両側の駆動軸 に車輪を取り付ける2輪式の場合には、安定した走行性が得られるが、上記のよ うに一輪式の場合には、走行時に機体が左右に傾き易く、安定した走行性が得ら れず、作業精度が低下するばかりでなく、作業者の疲労が増大し、また、ラグ間 に土が詰まってスリップが生じ易くなる、といった問題点があった。 本考案は、上記の問題点を解決することを目的になされたものである。
【0004】
上記の目的を達成するために本考案は、耕うん機の伝動ケースから水平方向に 突出した駆動軸に取り付けられる走行用駆動車輪において、 上記駆動車輪は、所定幅を有するリムの外周部両側縁に、外周方向に所定間隔 で突出する棒状の突起を設け、これら突起間のリム外周面に沿って、弾性板材か らなる環状の土付着防止体を設けたことを特徴とする。
【0005】
【作用】 上記の構成によって本考案の耕うん機用車輪は、所定幅を有するリムの外周部 両側縁に外周方向に所定間隔で突出する棒状の突起によって、車輪が一輪の場合 であっても、安定性がよく、かつスリップすることなく走行することができる。 また、突起間のリム外周面に沿って設けられた弾性板材からなる環状の土付着防 止体によって、車輪外周への土の付着が防止され、機体を安定して走行させ、機 体の左右の傾斜が少なくなって、安定した精度の高い、かつ疲労度の少ない作業 が行われる。
【0006】
以下、本考案の一実施例を添付の図面を参照して具体的に説明する。 図2において、符号1は小型の動力耕うん機で、この動力耕うん機1は、機体 フレーム2の前側にエンジン3を搭載し、機体フレーム2の後部に操縦ハンドル 4を後方に向け突設している。エンジン3の下方にはトランスミッション5が設 けられ、エンジン3から動力を受けて変速するようにしている。トランスミッシ ョン5で変速された動力は、機体フレーム2から垂下された伝動ケース6に伝達 され、伝動ケース6の下端部から水平方向に突出した駆動軸7を回転駆動するよ うにしている。
【0007】 上記駆動軸7には、本考案に係る一輪の走行用駆動車輪(耕うん機用車輪)8 が装着されている。この走行用駆動車輪8は、図1に詳細に示すように、駆動軸 7に着脱可能に取り付けられるボス部9から放射方向に複数(図面では4本)の スポーク10を突出させ、これらスポーク10により所定幅を有する円環状のリ ム11を支持している。リム11の外周部両側縁には、外周方向に所定間隔で突 出する棒状の突起12を設けている。これら棒状の突起12は、車輪の正転方向 に対しわずかに後方に向け傾斜しており、実際には、リム11の外周部両側縁に 対向して設けられるものが、1本の棒をコ字状に屈曲させたものをリム11の外 周面に溶着して形成したものである。
【0008】 上記多数の棒状の突起12間のリム11外周面に沿って、ゴム板(弾性板材) からなる環状の土付着防止体13が設けられている。この土付着防止体13は、 上述したように、棒状の突起12が、1本の棒をコ字状に屈曲させたものをリム 11の外周面に溶着した部分の外側に巻回されているので、リム11の外周面と の間にわずかの間隙が形成されており、弾性空間を有していることになる。そし て、この弾性空間により、土付着防止体13は周方向に弾性変形して、付着しよ うとする土を剥離し付着が防止されるようになっている。この走行用駆動車輪8 は、この実施例のように1輪で使用する場合に限らず、2輪あるいはそれ以上の 走行用車輪として用いることができるものである。
【0009】 走行用駆動車輪8の後方には、機体フレーム2の後部位置においてトランスミ ッション5からの動力を受ける耕うん部伝動ケース14と、伝動ケース14の下 端部から左右水平方向に突出された耕うん軸15と、耕うん軸15の外周に取り 付けられた多数の耕うん爪16とからなる、アタッチメントとしての小型ロータ リ耕うん部17が着脱可能に装着されている。このロータリ耕うん部17は、例 えば、犁、培土器、カルチベータ、畝立て器、掘取り機等の各種アタッチメント に付け替えることができるものである。
【0010】 次に、上記のように構成された動力耕うん機1の作用について説明する。 動力耕うん機1は、エンジン3からの動力がトランスミッション5で変速され て伝動ケース6に伝達され、駆動軸7が回転して走行用駆動車輪8を回転駆動さ せて走行する。また、トランスミッション5で変速された動力はロータリ耕うん 部17の伝動ケース14に伝達されて、耕うん軸15を回転させて耕うん爪16 により耕うん作業が行われる。そして、作業者は操縦ハンドル4を持って操縦す るが、走行用駆動車輪8が1輪であり、ロータリ耕うん部17は小型のものであ るので、比較的狭いところでも導入されて作業を行う。
【0011】 このような作業時に走行用駆動車輪8は、リム11が所定幅を有する広幅のも のであり、その外周部両側縁に外周方向に所定間隔で突出する棒状の突起12を 設けているので、1輪であってもスリップすることなく安定した走行性が得られ る。しかも、走行用駆動車輪8には、棒状の突起12間のリム11外周面に沿っ て環状の弾性板材からなる土付着防止体13が設けられているので、土付着防止 体13は、リム11の外周面との間のわずかな弾性間隙により、土と接したとき に周方向に弾性変形して付着しようとする土を剥離し、走行用駆動車輪8への土 の付着が確実に防止される。また、棒状の突起12間のリム11外周に土が付着 しないので、棒状の突起12は土への食い込みが常に良好であり、スリップを防 止し作業精度を上げることができる、という相乗効果が得られる。
【0012】 また、動力耕うん機1には、ロータリ耕うん部17に代えて、犁、培土器、カ ルチベータ、畝立て器、掘取り機等の各種アタッチメントを取り付けて作業でき るのであり、その作業機が管理作業機の場合には、一輪の走行用駆動車輪8が狭 い畝間でも導入されて安定して走行することができ、しかも走行用駆動車輪8へ の土の付着が防止されるので、安定した精度の高い作業を行うことができる。さ らに、走行用駆動車輪8は、1輪で使用するに限らず、2輪、あるいはそれ以上 の走行用車輪として用いることができる。
【0013】
以上説明したように本考案の耕うん機用車輪によれば、駆動車輪8を、所定幅 を有するリム11の外周部両側縁に、外周方向に所定間隔で突出する棒状の突起 12を設け、これら突起12間のリム外周面に沿って、弾性板材からなる環状の 土付着防止体13を設けて構成したので、棒状の突起12によって、駆動車輪8 が一輪の場合であっても、安定性がよく、かつスリップすることなく耕うん機を 走行させることができる。 また、突起12間のリム外周面に沿って設けられた弾性板材からなる環状の土 付着防止体13によって、車輪外周への土の付着が防止され、機体を安定して走 行させ、機体の左右の傾斜が少なくなって、安定して走行して精度の高い、かつ 疲労度の少ない作業を行うことができる。
【図1】本考案による耕うん機用車輪の斜視図である。
【図2】本考案による耕うん機用車輪を装着した動力耕
うん機の斜視図である。
うん機の斜視図である。
1 動力耕うん機 2 機体フレーム 3 エンジン 4 操縦ハンドル 5 トランスミッション 6 伝動ケース 7 駆動軸 8 走行用駆動車輪(耕うん機用車輪) 9 ボス部 10 スポーク 11 リム 12 棒状の突起 13 土付着防止体 14 耕うん部伝動ケース 15 耕うん軸 16 耕うん爪 17 ロータリ耕うん部
Claims (1)
- 【請求項1】 耕うん機の伝動ケースから水平方向に突
出した駆動軸に取り付けられる走行用駆動車輪におい
て、 上記駆動車輪は、所定幅を有するリムの外周部両側縁
に、外周方向に所定間隔で突出する棒状の突起を設け、
これら突起間のリム外周面に沿って、弾性板材からなる
環状の土付着防止体を設けたことを特徴とする耕うん機
用車輪。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4093392U JPH0591903U (ja) | 1992-05-22 | 1992-05-22 | 耕うん機用車輪 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4093392U JPH0591903U (ja) | 1992-05-22 | 1992-05-22 | 耕うん機用車輪 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0591903U true JPH0591903U (ja) | 1993-12-14 |
Family
ID=12594311
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4093392U Pending JPH0591903U (ja) | 1992-05-22 | 1992-05-22 | 耕うん機用車輪 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0591903U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010022272A (ja) * | 2008-07-18 | 2010-02-04 | Sasaki Corporation | ニンニク等の球根植え付け装置 |
-
1992
- 1992-05-22 JP JP4093392U patent/JPH0591903U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010022272A (ja) * | 2008-07-18 | 2010-02-04 | Sasaki Corporation | ニンニク等の球根植え付け装置 |
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