JPH059189U - 切換回路付き高電圧発生装置 - Google Patents

切換回路付き高電圧発生装置

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JPH059189U
JPH059189U JP062571U JP6257191U JPH059189U JP H059189 U JPH059189 U JP H059189U JP 062571 U JP062571 U JP 062571U JP 6257191 U JP6257191 U JP 6257191U JP H059189 U JPH059189 U JP H059189U
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output
voltage
winding
power supply
circuit
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JP062571U
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Inventor
竹原孝男
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Minebea Co Ltd
Original Assignee
Minebea Co Ltd
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Publication date
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  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】多出力端子を持つインバータ式電源装置におい
て、フィードバック制御されない電源端子の電圧を安定
化すると共にこれら電源端子の出力を独自にオン・オフ
制御できるようにすること。 【構成】インバータ式高圧電源装置を1台用いて最も安
定化が要求される帯電用出力を得るとともに、出力トラ
ンスT1 の出力巻線に中間のタップを設けその出力を整
流平滑して夫々、転写、除電出力を得、その直流出力に
直列に半導体スイッチを接続して帯電用出力とは無関係
に出力電圧をオンオフすることができるようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、レーザビームプリンタ等に使用する高電圧発生装置に関し、特に切 換回路付き高電圧発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
最近のOA化の急速な進歩で、レーザビームプリンタ(LBP)がコンピュー タやワープロのプリンタとして使用されるようになった。該LBPは、プリント 出力をレーザ高で光導電体ドラム上に書き込み、電子写真方式で印刷する。この ように、LBPは、電子写真方式を採用しているため、帯電、転写、および除電 用としてそれぞれ数KV〜数100V、数10μAの高圧直流出力を供給する電 源装置を備えている。これらの出力は画像の均一性および安定性の面から電圧な いし電流を安定化することが望ましい。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来このような目的に使用される高圧電源装置としては例えば出力を安定化し たインバータ式高圧電源装置を3台用い、帯電、転写、および除電用とし、前記 各用途用の出力をそれぞれ独立に得るものが知られている。しかしこのような装 置は高価であるばかりか3台の電源装置を配置したLBP内部の回路構成が複雑 になるという不都合があった。また電子写真技術の要求により帯電、転写、除電 の各出力を定められたシーケンスによりオン・オフすることが求められ、このた め回路構成は更に複雑となる欠点がある。
【0004】 本考案は、上述のような従来の欠点を改善するものであり、その目的は、多出 力端子を持つインバータ式電源装置において、フィードバック制御されない電源 端子の電圧を安定化すると共にこれら電源端子の出力を独自にオン・オフ制御で きるような高圧発生装置を得ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述のような本考案の目的を達成するために、本考案は、出力トランスの1次 側巻線を流れる直流電源をスイッチング素子によりオン・オフせしめ、出力トラ ンスの2次側巻線に発生する電圧を1次側のスイッチング素子の制御回路に帰還 させて該2次側巻線から得られる電圧を安定化する高電圧発生装置において、該 2次側巻線の中途から中間のタップを引き出すとともに該中間のタップと負荷と の間に回路接断用のスイッチ回路を設けたことを特徴とする切換回路付き高電圧 発生装置を提供する。
【0006】
【作用】
本考案は、出力トランスの1次側巻線を流れる直流電源をスイッチング素子に よりオン・オフせしめ、出力トランスの2次側巻線に発生する電圧を1次側のス イッチング素子の制御回路に帰還させて該2次側巻線から得られる電圧を安定化 するインバータ式高圧電源装置を1台用いて最も安定化が要求される1つの出力 を得るとともに、出力トランスの出力巻線から引き出した中間のタップからも出 力を取り出し、かつその出力をスイッチ回路で自由にオン・オフできるようにし て負荷に電源を供給する。
【0007】
【実施例】
以下図面を参照しながら本考案の一実施例を詳細に説明する。 T1 は出力トランスであり、1次側巻線を流れる電流を断続して交流化し、2 次側巻線に交流電圧を発生させる。Q1 は出力トランスの1次側巻線を流れる電 流を断続せしめる出力トランジスタ、Q2 は起動用及び定電圧制御用のトランジ スタ、Q3 は帯電、転写、除電出力のオン・オフ制御用のトランジスタである。 Q4 、Q5 は夫々転写、除電出力オン・オフ制御用のトランジスタである。NP は出力トランスT1 の入力巻線、NCは出力トランスT1 の帰還巻線、NSは出 力トランスT1 の出力巻線である。該出力トランスT1 の出力巻線NSの端子9 には、直列にダイオードD4 、並列にコンデンサC6 を接続して整流回路を構成 し、整流された直流は帯電出力端子から出力される。出力トランスT1 の出力巻 線NSの途中から引き出された中間のタップ8には、直列にダイオードD5 、並 列にコンデンサC8 を接続して整流回路を構成し、整流された直流は転写出力端 子から出力される。出力トランスT1 の出力巻線NSの途中から引き出された中 間のタップ7には直列にダイオードD6 、並列にコンデンサC10を接続して整流 回路を構成し、整流された直流は除電出力端子から出力される。M2 は帯電出力 電圧を検出して定電圧制御を行なう演算増幅器である。
【0008】 M1 は、端子板2の端子TM1 から入力される24Vのインバータ用直流入力 電圧の変動抑圧用の三端子レギュレータである。Q6 、Q7 は夫々転写、除電出 力のオン、オフ制御を行なうMOSFETである。P11、P12はそれぞれMOS FETQ6 、Q7 のオン、オフ制御用のフォトカプラーの受光用トランジスタで あって、転写、除電出力オン、オフ制御用のトランジスタQ4 、Q5 のオン・オ フにより点滅する発光ダイオードP21、P22と対をなし、これらフォトダイオー ドP21、P22の点滅によりMOSFETQ6 、Q7 をオン・オフ制御する。D3 は演算増幅器M2 の演算基準電圧発生用ツェナダイオードである。
【0009】 次に上述のように構成された高圧電源装置の動作を説明する。まず、帯電出力 を得るために端子板2の端子TM3 をローレベルに保持した状態で端子板2の端 子TM1 、TM2 間に直流電源が印加される。電圧は24ボルトである。端子T M1 、TM2 間に電圧を印加した瞬間、帯電出力3の電圧は24ボルトであるか ら演算増幅器M2 の逆相入力電圧(−端子)は24ボルトとなり、その出力端子 電圧は0ボルトとなり、トランジスタQ2 はオンする。端子板2の端子TM3 が ローレベルに保持した状態であるのでトランジスタQ3 はオンとなっている。こ の結果出力トランジスタQ1 にベース電流が流れる。ベース電流ΔIB1が流れる と、前記出力トランジスタQ1 にコレクタ電流IC1 が流れてコレクタ電圧VCE が低下し、前記出力トランスT1 の入力巻線NPにその低下分に応じたΔCEの 電圧が生じる。その結果、前記出力トランスT1 の帰還巻線NCには入力巻線N Pと帰還巻線NCとの巻数比n1 に応じた電圧VF=n1 *ΔVCEが発生する。 この電圧VFはコンデンサC4 、抵抗R5 を通って出力トランジスタQ1 のベー ス端子に正帰還されるから、ベース電流IB1がますます増大し、コレクタ電圧V CEがさらに低下する。この正帰還作用によって前記出力トランジスタQ1 が飽和 領域に入り前記出力トランスT1 の入力巻線NPに入力された直流電源の全電圧 が加わる。前記出力トランジスタQ1 が起動してから飽和領域に入るまでの間、 前記出力トランスT1 の出力巻線NSには入力巻線NPと出力巻線NSとの巻数 比n2 に応じた電圧e2 =n2 *ΔVCEが発生するがこの電圧e2 は前記ダイオ ードD4 に対して逆極性となるから二次電流は流れることができず、前記出力巻 線NSにエネルギーとして蓄積される。一方、出力トランジスタQ1 のコレクタ 電流IC1 は、ベース電流IB1に対し前記出力トランジスタQ1 の電流増幅率h fe倍以上に増加することができないからIC1 =hfe*IB1になると正帰還 作用が減少し、ベース電流IB1が減少する。このためコレクタ電圧VCEが上昇し 始め正帰還作用が更に減少する。このような動作の繰り返しにより前記出力トラ ンジスタQ1 は瞬時に導通から遮断状態に反転する。これと同時に前記出力トラ ンスT1 の出力巻線NSに逆極性のフライバック電圧e22が発生し前記ダイオー ドD4 が導通して二次電流が流れ、帯電出力3とグランド端子4間から帯電出力 を得、図示されないLBPの帯電回路の負荷に対して負荷電流I0 が供給される 。負荷変動により該負荷の抵抗値RL が大きくなると帯電出力電圧が負の方向に 増加するので、抵抗R11と可変抵抗VR1の接続点の電位は下がる。従って演算増 幅器M1 の出力電圧は上昇する。よってトランジスタQ2 のベース電流は減少し 、トランジスタQ2 のコレクタ電流が減少する。従って出力トランジスタQ1 の ベース電流は減少するので出力トランジスタQ1 のオン時間が減少し帯電出力電 圧を一定にするように動作する。
【0010】 出力トランスT1 の中間のタップ6、7の電圧を整流、平滑して得られる転写 、除電出力を考察する。帯電出力電圧は安定化されているため、出力巻線NSの 端子6−9間の巻数Ns0 と、端子6−中間のタップ8間の巻数Ns1 または端 子6−中間のタップ7間の巻線Ns2 との比である、 N1 =Ns1 /Ns0 及びN2 =Ns2 /Ns0 に帯電出力電圧V0 を乗じた形で表される。すなわち 転写出力=V0 ×Ns1 /Ns0 除電出力=V0 ×Ns2 /Ns0 一般に負荷電流は10μA程度なので転写、除電出力の負荷電流による変動は 小さく抑えることができる。また転写、除電出力の負荷電流による帯電出力V0 の変動はV0 が安定化されているためほとんど無視できる。
【0011】 転写出力をオン・オフさせるには、端子板2の端子TM4 をローレベルあるい はハイレベルとする。たとえば転写出力をオンさせるには端子板2の端子TM4 をローレベルとする。するとトランジスタQ4 はオフとなり発光ダイオードP21 には電流は流れず、したがって受光用トランジスタP11はオフとなり、結果的に MOSFETQ6 のゲートとソース間にはコンデンサC8 の端子間電圧を抵抗R 31 とR30で分圧した電圧が印加されMOSFETQ6 はオンとなる。TM5 はプ ルアップ用の端子で通常+5ボルトに接続される。
【0012】 また、転写出力をオフさせるには端子板2の端子TM4 をハイレベルとする。 するとトランジスタQ4 はオンとなり発光ダイオードP21に電流が流れて、受光 用トランジスタP11はオンとなり、結果的にMOSFETQ6 のゲートとソース 間にはコンデンサC8 の端子間電圧を抵抗R31とR30で分圧した電圧が印加され なくなり、MOSFETQ6 はオフとなる。
【0013】 除電出力をオン・オフさせるには、端子板2の端子TM6 をローレベルあるい はハイレベルとする。たとえば除電出力をオンさせるには端子板2の端子TM6 をローレベルとする。するとトランジスタQ5 はオフとなり発光ダイオードP22 には電流は流れず、したがって受光用トランジスタP12はオフとなり、結果的に MOSFETQ7 のゲートとソース間にはコンデンサC10の端子間電圧を抵抗R 46 とR47で分圧した電圧が印加されMOSFETQ7 はオンとなる。
【0014】 また、除電出力をオフさせるには端子板2の端子TM6 をハイレベルとする。 するとトランジスタQ5 はオンとなり発光ダイオードP22に電流が流れて、受光 用トランジスタP12はオンとなり、結果的にMOSFETQ7 のゲートとソース 間にはコンデンサC10の端子間電圧を抵抗R46とR47で分圧した電圧が印加され なくなり、MOSFETQ7 はオフとなる。
【0015】
【考案の効果】
本考案は、出力トランスの1次側巻線を流れる直流電源をスイッチング素子に よりオン・オフせしめ、出力トランスの2次側巻線に発生する電圧を1次側のス イッチング素子の制御回路に帰還させて該2次側巻線から安定した交流出力を取 り出すことができる外、該2次側巻線の所望の位置から中間のタップを引き出し て所望の電圧を持った所謂フローティング出力を取り出すことができる。そして 、フローティング出力をフィードバック制御される出力巻線の中間より引き出す ことによりフローティング出力の定電圧性能を向上させることができる。またフ ローティング出力に直列に半導体スイッチを入れることによりフローティング出 力をフィードバック制御される出力と無関係にオンオフできる。したがって、L BPの電源のように、異なったタイミングで複数の電源をオン・オフ制御する必 要がある場合でも、1個の電源装置を用意すれば良く、この点でも従来の装置に 比較して安価に電源を提供できるしまた回路構成も簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す回路図。
【符号の説明】
1 …出力トランス Q1 …出力トランジスタ Q2 〜Q5 …トランジスタ NP…入力巻線 NC…帰還巻線 NS…出力巻線 D4 ,D5 …ダイオード C6 ,C8 …コンデンサ M1 …3端子レギュレータ M2 …演算増幅器

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】出力トランスの1次側巻線を流れる直流電
    源をスイッチング素子によりオン・オフせしめ、出力ト
    ランスの2次側巻線に発生する電圧を1次側のスイッチ
    ング素子の制御回路に帰還させて該2次側巻線から得ら
    れる電圧を安定化する高電圧発生装置において、該2次
    側巻線の中途から中間のタップを引き出すとともに該中
    間のタップと負荷との間に回路接断用のスイッチ回路を
    設けたことを特徴とする切換回路付き高電圧発生装置。
  2. 【請求項2】該2次側巻線の中途から複数個の中間のタ
    ップを引き出すとともにこれら中間のタップと負荷との
    間にそれぞれ回路接断用のスイッチ回路を設けたことを
    特徴とする請求項1記載の切換回路付き高電圧発生装
    置。
  3. 【請求項3】該2次側巻線から得られる出力を整流器を
    介して負荷に印加することを特徴とする請求項1又は請
    求項2記載の切換回路付き高電圧発生装置。
JP062571U 1991-07-12 1991-07-12 切換回路付き高電圧発生装置 Pending JPH059189U (ja)

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JP062571U JPH059189U (ja) 1991-07-12 1991-07-12 切換回路付き高電圧発生装置

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JP062571U JPH059189U (ja) 1991-07-12 1991-07-12 切換回路付き高電圧発生装置

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JPH059189U true JPH059189U (ja) 1993-02-05

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63232584A (ja) * 1986-10-14 1988-09-28 エステーミクロエレクトロニクス ソシエテ アノニム 待機モードにおけるチョップ式電源の制御回路

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63232584A (ja) * 1986-10-14 1988-09-28 エステーミクロエレクトロニクス ソシエテ アノニム 待機モードにおけるチョップ式電源の制御回路

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