JPH0589170U - キャブのチルトヒンジ装置 - Google Patents

キャブのチルトヒンジ装置

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JPH0589170U
JPH0589170U JP6416291U JP6416291U JPH0589170U JP H0589170 U JPH0589170 U JP H0589170U JP 6416291 U JP6416291 U JP 6416291U JP 6416291 U JP6416291 U JP 6416291U JP H0589170 U JPH0589170 U JP H0589170U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cab
frame
tilt
hinge
side hinge
Prior art date
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Pending
Application number
JP6416291U
Other languages
English (en)
Inventor
池 晃 古
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hino Motors Ltd
Original Assignee
Hino Motors Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hino Motors Ltd filed Critical Hino Motors Ltd
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Publication of JPH0589170U publication Critical patent/JPH0589170U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 キャブのチルトヒンジ装置の内、フレーム側
ヒンジの剛性を高めると共に、キャブ側ヒンジに衝突時
の変形量が大きくなるような加工を施し、衝突時にキャ
ブが後方に移動することにより衝突エネルギーの吸収を
行うように構成したキャブのチルトヒンジ装置を得るに
ある。 【構成】 キャブオーバ型車両のキャブ14の前方下部
に固設したキャブ側ヒンジ15と、フレーム13に固設
したフレーム側ヒンジ16とをチルト軸17を中心に回
動できるように支持したキャブのチルトヒンジ装置であ
って、上記チルトヒンジ装置の内、フレーム側ヒンジ1
6の剛性を高めると共に、キャブ側ヒンジ15に車両の
前後方向に沿って複数列の波形状折れビード15aを形
成したことを特徴とするものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、前部にエンジンルームを有するキャブオーバ型車両に使用されるキ ャブのチルトヒンジ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種キャブオーバ型の大型トラック等には、エンジンルームがキャブ の下側に設置されており、エンジン等の保守・点検およびブレーキオイル、ウオ ッシャー液の点検等を行うために、このキャブを持ち上げて前側に倒した状態に させるキャブのチルトヒンジ装置が設けられている。 上記従来のチルトヒンジ装置では、図4および図5に示すように、フレーム3 上にキャブ4が載置されており、このキャブ4の前方下部に固設したキャブ側ヒ ンジ5と、フレーム3に固設したフレーム側ヒンジ6とがチルト軸7を中心に回 動できるように支持されている。
【0003】 ここで、上記チルトヒンジ装置のキャブ側ヒンジ5およびフレーム側ヒンジ6 は、一般的にキャブ4の開閉操作時の捩じれや衝突時の変形、破損等を防止する ために剛性の高い材料で強固に成形した構造になっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のチルトヒンジ装置を使用した車両が、走行中に前方 のトラック荷台8等のように比較的高い位置で追突した場合は、図6に示すよう に、キャブ4のヒンジ装置が強固なために変形することがなく、しかもキャブ4 がフレーム3の後方に移動することもないので、キャブ前面のみで衝突時のエネ ルギーを吸収することになり、キャブ前面の変形量および破損が大きくなるとい う問題があった。 また、車両の総重量が重く、しかもキャブ4のヒンジ構造上、低速走行中の衝 突事故であっても、衝撃力が大きく、キャブ前面の変形量も大きいので乗員の生 存空間が少なくなり、大きな事故に至る場合があった。
【0005】 本考案の目的は、上記従来の問題点を解決するために、キャブのチルトヒンジ 装置の内、フレーム側ヒンジの剛性を高めると共に、キャブ側ヒンジに衝突時の 変形量が大きくなるような複数列の波形状折れビードを形成し、衝突時にキャブ が後方に移動することにより衝突エネルギーを吸収するように構成したことを特 徴とするキャブのチルトヒンジ装置を得るにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、本考案によるキャブのチルトヒンジ装置は、キャ ブオーバ型車両のキャブの前方下部に固設したキャブ側ヒンジと、フレームに固 設したフレーム側ヒンジとをチルト軸を中心に回動できるように支持したキャブ のチルトヒンジ装置であって、上記チルトヒンジ装置の内、フレーム側ヒンジの 剛性を高めると共に、キャブ側ヒンジに車両の前後方向に沿って複数列の波形状 折れビードを形成したものである。
【0007】
【作用】
このような構成に基づいて、本考案によれば、キャブオーバ型車両のキャブを 持ち上げて前倒し状態にするチルトキャブにおいて、キャブのヒンジ装置の内、 フレーム側ヒンジの剛性を高めると共に、キャブ側ヒンジに衝突時の変形量が大 きくなるような加工を施したので、車両が走行中に前方のトラック荷台等のよう に高い位置に追突した場合でも、キャブの前面が若干変形すると共に、キャブ側 ヒンジが変形してキャブ全体がフレームの後方に移動する。 したがって、キャブ前面の変形およびキャブとリアボデイとの間の応力分散に より衝突時のエネルギーが吸収されるので、キャブ内の乗員の生存空間を確保す ることができる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0009】 図1は、本考案によるキャブのチルトヒンジ装置を示す斜視図であり、図にお いて、符号15はキャブオーバ型車両におけるキャブ14の前方下部に固設され るキャブ側ヒンジ、16は車両のフレーム13に固設されるブラケット16aと 一体なフレーム側ヒンジである。 上記キャブ側ヒンジ15とフレーム側ヒンジ16とはチルト軸17を介して回 動自在に枢支されている。ここで上記フレーム側ヒンジ16は比較的剛性の高い 材料で成形されており、車両のフレーム13にボルト等で固定される。また、上 記キャブ側ヒンジ15には、車両の前後方向に沿って複数列の波形状折れビード 15aが形成されており、キャブ前方に衝突時の衝撃が加わった時、上記キャブ 側ヒンジ15の波形状折れビード15aが伸長して後方に移動変形するようにな っている。
【0010】 このように構成されたキャブのチルトヒンジ装置では、図2に示すように、車 両の走行中に前方のトラック荷台18等のように比較的高い位置に追突事故を起 こした場合、キャブ14の前面が若干変形すると共に、キャブ側ヒンジ15の波 形状折れビード15aが図3のように変形するので、キャブ全体がフレーム13 の後方に移動してリアボデイ19に突き当たる。 したがって、キャブ前面の変形およびキャブ14とリアボデイ19との間の応 力分散により衝突時のエネルギーが吸収されるので、キャブ内における乗員の生 存空間を十分に確保することができる。
【0011】
【考案の効果】
以上詳細に説明したように、本考案によるキャブのチルトヒンジ装置では、キ ャブのチルトヒンジ装置の内、フレーム側ヒンジの剛性を高めると共に、キャブ 側ヒンジに衝突時の変形量が大きくなるような複数列の波形状折れビードを形成 したことにより、車両が走行中に前方のトラック荷台等のように比較的高い位置 に追突した場合でも、キャブの前面が若干変形すると共に、キャブ側ヒンジの波 形状折れビードが伸長変形してキャブ全体がフレームの後方に移動する。 したがって、キャブ前面の変形およびキャブとリアボデイとの間の応力分散に より衝突時のエネルギーが吸収されるので、キャブ内の乗員の生存空間を十分に 確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるキャブのチルトヒンジ装置を示す
斜視図
【図2】車両の衝突時の状態を示す側面図
【図3】図2におけるチルトヒンジ装置の変形状態を示
す斜視図
【図4】従来装置によるキャブオーバ型車両の側面図
【図5】図4における従来のチルトヒンジ装置を示す斜
視図
【図6】従来の車両の衝突時の状態を示す側面図
【符号の説明】
13 フレーム 14 キャブ 15キャブ側ヒンジ 15a 波形状折れビード 16 フレーム側ヒンジ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャブオーバ型車両のキャブの前方下部
    に固設したキャブ側ヒンジと、フレームに固設したフレ
    ーム側ヒンジとをチルト軸を中心に回動できるように支
    持したキャブのチルトヒンジ装置であって、上記チルト
    ヒンジ装置の内、フレーム側ヒンジの剛性を高めると共
    に、キャブ側ヒンジに車両の前後方向に沿って複数列の
    波形状折れビードを形成したことを特徴とするキャブの
    チルトヒンジ装置。
JP6416291U 1991-07-19 1991-07-19 キャブのチルトヒンジ装置 Pending JPH0589170U (ja)

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JP6416291U JPH0589170U (ja) 1991-07-19 1991-07-19 キャブのチルトヒンジ装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP6416291U JPH0589170U (ja) 1991-07-19 1991-07-19 キャブのチルトヒンジ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0589170U true JPH0589170U (ja) 1993-12-03

Family

ID=13250100

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6416291U Pending JPH0589170U (ja) 1991-07-19 1991-07-19 キャブのチルトヒンジ装置

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JP (1) JPH0589170U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10316013A (ja) * 1997-05-21 1998-12-02 Hino Motors Ltd トラックのシャシフレーム構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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