JPH10258773A - 車両用フード装置 - Google Patents
車両用フード装置Info
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- JPH10258773A JPH10258773A JP9065769A JP6576997A JPH10258773A JP H10258773 A JPH10258773 A JP H10258773A JP 9065769 A JP9065769 A JP 9065769A JP 6576997 A JP6576997 A JP 6576997A JP H10258773 A JPH10258773 A JP H10258773A
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- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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- B60R21/34—Protecting non-occupants of a vehicle, e.g. pedestrians
- B60R2021/343—Protecting non-occupants of a vehicle, e.g. pedestrians using deformable body panel, bodywork or components
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- Superstructure Of Vehicle (AREA)
Abstract
行者の二次衝突の衝撃を確実に吸収して歩行者へ加わる
衝撃を緩和することで安全性の向上を図る。 【解決手段】 エンジンルームの両側部に設けられたア
ッパフレーム12の上面に沿って第1垂下部19を有す
る支持ブラケット17を配設すると共に、この支持ブラ
ケット17を上方から挾持するように固定ブラケット2
1をアッパフレーム12に固定する一方、フードパネル
27の両側部にヒンジブラケット24を固定して第2垂
下部28を支持ブラケット17の第1垂下部19に回動
自在に連結し、このヒンジブラケット24に対して所定
以上の下向き荷重Gが作用したときにヒンジブラケット
24に連結された支持ブラケット17がアッパフレーム
12と固定ブラケット21との間から下方へ引きずり出
されて衝撃力を吸収する。
Description
行者に衝突したときに、車体への歩行者の二次衝突によ
る衝撃を緩和する車両用フード装置に関する。
の歩行者は下半身が車体前部のバンパと接触した後、フ
ード上に倒れ込み、頭部をフードの表面に衝突させるこ
とが多い。この場合、歩行者は下半身がバンパに衝突し
た際の怪我よりも頭部がフードの表面に衝突した際の怪
我の方が問題となることがある。
ームの概略を示す。図4に示すように、車体の前部には
エンジン001を収容するエンジンルーム002が形成
されており、このエンジンルーム002の上部はフード
003によって被覆されている。このフード003は後
部がフードヒンジ004によって上下に回動自在に支持
されると共に、前部がフードロック005によって係止
可能となっている。
衝突してこの歩行者が車両のフード上に倒れ込むと、頭
部がフード003の表面に衝突するが、フード003が
所定量変形することでその衝撃を緩和できる。即ち、フ
ード003を通常より高く配置させることで、エンジン
ルーム002内において、フード003とエンジン00
1(シリンダブロック)との隙間や図示しないサスペン
ションを収容するストラットタワー006との隙間を十
分に確保すればよい。従って、歩行者の頭部がフード0
03の表面に衝突した場合、このフード003がこの隙
間分だけ変形することで、頭部が衝突した衝撃を吸収す
ることができる。
の二次衝突の衝撃を緩和するものとして、例えば、特開
平5−112257号公報に開示されたものがある。こ
の公報に開示された「車両用ボンネット組立体」は、事
故等でボンネットの前縁に衝撃が加えられたときに、ボ
ンネットを後方に移動させ、この後方移動によりボンネ
ットの後縁を持ち上げてボンネットとその下方の機関と
の間の間隙を増すことにより、緩衝作用を高めたもので
ある。
用ボンネット組立体」にあっては、事故等でボンネット
の前縁に衝撃が加えられたことを検知し、ボンネットを
後方移動させることで後縁を持ち上げ、ボンネットの緩
衝作用を高めている。そのため、ボンネットの前縁や後
縁をヒンジ装置やキャッチ装置にて支持しなければなら
ず、ボンネットの支持構造が複雑となり、重量増及び高
コスト化を招いてしまうという問題がある。また、この
従来の「車両用ボンネット組立体」では、ボンネットを
ヒンジ装置及びキャッチ装置にて支持しており、車両の
衝突によってボンネット上に倒れ込んだ歩行者は、頭部
がボンネットに衝突してそのボンネットが変形すること
で衝撃を緩和しているが、ボンネットの支持部、即ち、
ヒンジ装置及びキャッチ装置の取付部ではボンネットの
変形量はほとんどなく、頭部の衝撃を十分に緩和するこ
とはできない。
あって、簡単な構造で歩行者の二次衝突の衝撃を確実に
吸収して歩行者へ加わる衝撃を緩和することで安全性の
向上を図った車両用フード装置を提供することを目的と
する。
めの本発明の車両用フード装置は、車体前部に設けられ
たエンジンルームの上部を開閉自在な車両用フード装置
において、前記エンジンルームの上部を覆うフードパネ
ルと、前記エンジンルームの両側部に設けられたアッパ
フレームと、該アッパフレームの上面に沿って配設され
て第1垂下部を有する支持部材と、該支持部材を上方か
ら挾持するように前記アッパフレームに固定された固定
部材と、前記フードパネルの両側部に固定されて前記第
1垂下部に回動自在に連結された第2垂下部を有するヒ
ンジ部材とを具え、前記ヒンジ部材に対して所定以上の
下向き荷重が作用したときに該ヒンジ部材に連結された
支持部材が前記アッパフレームと前記固定部材との間か
ら下方へ引きずり出されて衝撃力を吸収することを特徴
とするものである。
この歩行者が車両のフード上に倒れ込み、頭部がヒンジ
部材が位置するフード上面に二次衝突すると、ヒンジ部
材に対して所定以上の下向き荷重が作用することとな
り、ヒンジ部材に連結されてアッパフレームと固定部材
とで挾持された支持部材がこのアッパフレームと固定部
材との間から引きずり出されて下方へ移動することで、
この荷重を吸収することができ、歩行者の二次衝突の衝
撃が緩和される。
て、前記支持部材及び前記固定部材は、前記アッパフレ
ームに形成された凹部に配設されたことを特徴とするも
のである。
レームの凹部に配設されることで、フードパネルの前後
移動及び左右移動が拘束されることとなり、車両の前後
荷重あるいは横荷重による不用意なフードパネルの移動
が防止される。
施の形態を詳細に説明する。
ード装置を表す車両の前側部における車幅方向の断面、
図2にこの車両用フード装置の概略斜視、図3に本実施
形態の車両用フード装置が衝撃力を吸収したときの動作
を表す要部断面を示す。
ード装置11は、車体の前部に設けられた図示しないエ
ンジンルームの上部を覆うフードパネルを開閉自在に支
持するものであって、フードパネルの後端部側を車体に
枢着し、フードパネルの前端部がフードロックによって
施解錠可能となっている。
ンジンルームを構成する左右一対のアッパフレーム12
(左側のみ図示)が配設されており、このアッパフレー
ム12にフェンダー13の上部が固定されている。アッ
パフレーム12は断面が箱形状をなし、上面及び外側面
に凹部14が形成されており、この凹部14には取付孔
15が穿設されると共に裏側にナット16が溶着されて
いる。支持部材としての支持ブラケット17はこのアッ
パフレーム12の凹部14内に配置され、取付孔15の
対応した位置に内側に開口する切欠部18が形成されて
いる。この支持ブラケット17は外側部に垂下する第1
垂下部19が一体に形成され、この第1垂下部19には
連結孔20が穿設されている。固定部材としての固定ブ
ラケット21はこの支持ブラケット17に載置されるよ
うにアッパフレーム12の凹部14内に配置されてお
り、取付孔22が穿設されている。
22、切欠部18、取付孔15を貫通してナット16に
螺合することで、固定ブラケット21がアッパフレーム
12に固定されると共に、支持ブラケット17がアッパ
フレーム12と固定ブラケット21によって所定の圧力
で挾持される。
ト24は取付孔25が穿設され、固定ボルト26によっ
てフードパネル27の左右側部(左側のみ図示)の下面
に固定されている。このヒンジブラケット24は外側部
に垂下する第2垂下部28が一体に形成され、この第2
垂下部28には連結孔29が穿設されている。そして、
このヒンジブラケット24の第2垂下部28は支持ブラ
ケット17の第1垂下部19に対向し、連結ボルト30
が各連結孔20,29を貫通して締結されることで、支
持ブラケット17はヒンジブラケット24に対して回動
自在に連結される。従って、フードパネル27はアッパ
フレーム12に対して所定隙間Sをもって配置され、且
つ、上下に開閉自在に支持されることとなる。
1において、図1に示すように、車両の通常走行時に
は、フードパネル27とアッパフレーム12にとの間に
は所定隙間Sが設けられている。そして、走行中の車両
が歩行者に衝突すると、歩行者はフードパネル27上に
はね上げられ、頭部がこのフードパネル27の表面に衝
突する。このとき、歩行者の頭部がフードパネル27の
中央部分に衝突した場合には、このフードパネル27が
変形することで、その衝撃が吸収される。
支持部、即ち、車両用フード装置11の取付部に衝突し
た場合には、このフード装置11が変形することで、そ
の衝撃が吸収される。即ち、歩行者の頭部が、フード装
置11が位置するフードパネル27の表面に二次衝突す
ると、図3に示すように、ヒンジブラケット24に対し
て所定以上の下向き荷重Gが作用することとなり、この
ヒンジブラケット24に連結されてアッパフレーム12
と固定ブラケット21とで挾持された支持ブラケット1
7にも同様の荷重Gが作用する。すると、この支持ブラ
ケット17はアッパフレーム12と固定ブラケット21
との間から引きずり出されて下方へ移動しながら変形す
ることで、この荷重Gを吸収することとなり、歩行者の
二次衝突の衝撃が緩和される。
11にあっては、歩行者の頭部がフードパネル27にお
けるフード装置11の取付周辺部に衝突した場合には、
その衝撃力がヒンジブラケット24を介して支持ブラケ
ット17に作用することとなり、この支持ブラケット1
7がアッパフレーム12と固定ブラケット21の挾持状
態から引きずり出されて下方へ移動しながら荷重Gを吸
収することとなり、歩行者の二次衝突の衝撃を緩和でき
る。
支持ブラケット17は固定ブラケット21によってアッ
パフレーム12の凹部14に配置され、前後の移動が規
制されており、車両の前後荷重による不用意なフードパ
ネル27の移動を防止できる。
ように、本発明の車両用フード装置によれば、エンジン
ルームの両側部に設けられたアッパフレームの上面に沿
って第1垂下部を有する支持部材を配設すると共に、こ
の支持部材を上方から挾持するように固定部材をアッパ
フレームに固定する一方、フードパネルの両側部にヒン
ジ部材を固定して第2垂下部を支持部材の第1垂下部に
回動自在に連結し、このヒンジ部材に対して所定以上の
下向き荷重が作用したときにヒンジ部材に連結された支
持部材がアッパフレームと固定部材との間から下方へ引
きずり出されて衝撃力を吸収するようにしたので、歩行
者が車両のフード上にはね上げられ、頭部がヒンジ部材
が位置するフード上面に二次衝突すると、ヒンジ部材に
対して所定以上の下向き荷重が作用することで、このヒ
ンジ部材に連結されてアッパフレームと固定部材とで挾
持された支持部材がこの間から引きずり出されて下方へ
移動することで、この荷重を吸収することができ、歩行
者の二次衝突の衝撃を確実に吸収して歩行者へ加わる衝
撃を緩和し、安全性の向上を図ることができる。
ば、支持部材及び固定部材をアッパフレームに形成され
た凹部に配設したので、フードパネルの前後移動及び左
右移動が拘束されることとなり、車両の前後荷重あるい
は横荷重による不用意なフードパネルの移動を防止する
ことができる。
表す車両の前側部における車幅方向の断面図である。
したときの動作を表す要部断面図である。
図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 車体前部に設けられたエンジンルームの
上部を開閉自在な車両用フード装置において、前記エン
ジンルームの上部を覆うフードパネルと、前記エンジン
ルームの両側部に設けられたアッパフレームと、該アッ
パフレームの上面に沿って配設されて第1垂下部を有す
る支持部材と、該支持部材を上方から挾持するように前
記アッパフレームに固定された固定部材と、前記フード
パネルの両側部に固定されて前記第1垂下部に回動自在
に連結された第2垂下部を有するヒンジ部材とを具え、
前記ヒンジ部材に対して所定以上の下向き荷重が作用し
たときに該ヒンジ部材に連結された支持部材が前記アッ
パフレームと前記固定部材との間から下方へ引きずり出
されて衝撃力を吸収することを特徴とする車両用フード
装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の車両用フード装置におい
て、前記支持部材及び前記固定部材は、前記アッパフレ
ームに形成された凹部に配設されたことを特徴とする車
両用フード装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06576997A JP3518233B2 (ja) | 1997-03-19 | 1997-03-19 | 車両用フード装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP06576997A JP3518233B2 (ja) | 1997-03-19 | 1997-03-19 | 車両用フード装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH10258773A true JPH10258773A (ja) | 1998-09-29 |
JP3518233B2 JP3518233B2 (ja) | 2004-04-12 |
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ID=13296573
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-
1997
- 1997-03-19 JP JP06576997A patent/JP3518233B2/ja not_active Expired - Fee Related
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CN111942474A (zh) * | 2019-05-15 | 2020-11-17 | 本田技研工业株式会社 | 车身前部构造 |
CN111942474B (zh) * | 2019-05-15 | 2022-12-27 | 本田技研工业株式会社 | 车身前部构造 |
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JP3518233B2 (ja) | 2004-04-12 |
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