JPH0588963U - 静電気検出機能付き電子機器 - Google Patents

静電気検出機能付き電子機器

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JPH0588963U
JPH0588963U JP3118592U JP3118592U JPH0588963U JP H0588963 U JPH0588963 U JP H0588963U JP 3118592 U JP3118592 U JP 3118592U JP 3118592 U JP3118592 U JP 3118592U JP H0588963 U JPH0588963 U JP H0588963U
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JP
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static electricity
electromotive force
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electricity detection
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Application number
JP3118592U
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Inventor
毅彦 矢島
Original Assignee
カシオ計算機株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 機器本体内に静電気検出部を組み込むことが
できると共に誤動作の原因究明時に静電気によるものか
否かを確認することができる。 【構成】 静電気検出部12はプリンタ5、ドロア6等
に接続され、静電気が印加されたことにより生ずる放電
電流を電磁誘導作用により検出し起電力を発生すると共
に、この起電力の入力状態を保持し、プリンタ用LED
4−2を点灯させたり、プリンタ用静電気メモリ11−
2に書き込む。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、静電気検出機能を備えた電子式キャッシュレジスタ(ECR)等 の電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ECR等の電子機器の誤動作の原因であり、かつ再現性が少ない為に原 因として特定しにくい静電気を測定する静電気測定機としては、静電電圧計やA Cノイズ測定機が知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、静電電圧計やACノイズ測定機は専用機であり、サイズも大き く電子機に組み込める性格のものではない為、電子機器が誤動作した瞬間の状態 を測定することができないという欠点があった。 この考案の課題は、機器本体内に静電気検出部を組み込むことができると共に 誤動作の原因究明時に静電気によるものか否かを確認できるようにすることであ る。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この考案の手段は次の通りである。 (1)、起電力発生手段はデバイス回路(ECRにあってはプリンタやドロア 等の回路部分)に接続され、静電気が印加されたことにより生ずる放電電流を電 磁誘導作用によって検出し起電力を発生する。 (2)、保持手段は起電力発生手段によって発生された起電力の入力状態を保 持するもので、例えば起電力の入力状態を記憶する記憶部や起電力の入力状態を 報知する表示部である。
【0005】
【作用】 この考案の手段の作用は次の通りである。 いま、例えばECRにおいて、プリンタやドロアの金属部分に指が触れて静電 気が印加されると、これによって生ずる放電電流に基づいて起電力発生手段は電 磁誘導により起電力を発生する。すると、保持手段はこの起電力の入力状態を記 憶部に記憶したり、表示部から報知する。 したがって、機器本体内に静電気検出部を組み込むことができると共に誤動作 の原因究明時に静電気によるものか否かを確認することができる。
【0006】
【実施例】
以下、図1〜図5を参照して一実施例を説明する。 図1は静電気検出機能付きECRのブロック図である。 CPU1はROM2内の各種プログラムにしたがってこのECRの全体動作を 制御するもので、CPU1にはその周辺デバイスとしての入力部3、表示部4、 プリンタ5、ドロア6、時計回路部7が接続され、それらの入出力動作を制御す る。ここで、入力部3はそのキーボード上にテンキーAK、ファンクションキー BKの他、モードスイッチMSを有している。なお、モードスイッチMSはその 切換位置に応じて「P(設定)」、「REG(登録)」、「OFF(電源オフ) 」、「X(点検)」、「Z(精算)」の各モードを切り換える。このモードスイ ッチMSを「REG」の位置に切り換えた登録モードにおいて、入力部3から入 力された売上データは入力制御部8を介してCPU1に取り込まれたのち、表示 駆動部9、印字制御部10に与えられ、表示部4から表示出力されたり、プリン タ5にセットされているレシート/ジャーナルに印字出力され、更にはRAM1 1内の各種合計器に登録される。
【0007】 そして、本実施例のECRには静電気検出部12が組み込まれている。この静 電気検出部12は静電気が印加されたことにより生ずる放電電流を電磁誘導作用 によって検出して起電力を発生すると共にこの起電力の入力状態を保持する構成 となっている。この静電気検出部12内には入力部3、プリンタ5、ドロア6、 電源回路部13に対応して4つの検出回路が備えられており、各検出から出力さ れる検出信号はCPU1に取り込まれる。この場合、CPU1は静電気検出部1 2からの検出信号に基づいて表示部4内の対応する入力部用LED4−1、プリ ンタ用LED4−2、電源用LED4−3、ドロア用LED4−4を点灯させた り、RAM11内の対応する入力部用静電気メモリ11−1、プリンタ用静電気 メモリ11−2、電源用静電気メモリ11−3、ドロア用静電気メモリ11−4 の内容を更新する。
【0008】 図2は静電気検出部12の一部、例えば、プリンタ5に対応する回路部分の構 成を示している。この静電気検出部12は図3に示す如くフェライトコアFTに 2本のリード線、即ち1本はプリンタ5やドロア6等の金属部MTからのアース 線、他の1本はオペアンプOPに通ずるリード線を巻き付けて成る放電電流検出 回路12−1と、オペアンプOPで構成された電圧検出回路12−2と、この電 圧検出回路12−2からの検出信号をラッチするラッチ回路12−3を有する構 成となっている。ここで、電圧検出回路12−2は放電電流検出回路12−1か らの検出信号を増幅してロジックレベルに変換出力するもので、その出力はCP U1に割込信号Aとして入力されると共にラッチ回路12−3に与えられる。ラ ッチ回路12−3はD型フリップフロップによって構成され、そのD入力端子に は電圧Vccが印加され、またそのCK入力端子にはオペアンプOPの出力がク ロック信号として印加され、更にそのCL入力端子にはCPU1からのリセット 信号が入力されている。また、このフリップフロップのQ出力は対応するLED 点灯用の信号となる。なお、図2に示す様な回路は入力部3、プリンタ5、ドロ ア6、電源回路部13に対応して設けられているか、図2ではその一つだけを示 し、他は図示省略してある。
【0009】 図4はプリンタ用静電気メモリ11−2の記憶内容を示し、このプリンタ用静 電気メモリ11−2はプリンタ5に発生した静電気放電の発生回数を記憶する他 、静電気放電の発生日時を記憶するもので、この内容は時計回路部7に発生した 静電気放電を原因とする誤動作か否かを判断する際の資料となる。なお、他の入 力部用静電気メモリ11−1、電源用静電気メモリ11−3、ドロア用静電気メ モリ11−4もプリンタ用静電気メモリ11−2と同様に、静電気放電の発生回 数、発生日時を記憶する。
【0010】 次に、本実施例の動作を説明する。 いま、帯電した人の指が図2で示した様に、プリンタ5や時計回路部7等の金 属部MTに触れて静電気放電が発生したものとすると、その放電電流は金属部M Tから放電電流検出回路12−1を通って電源プラグBPに流れ、接地される。 この際放電電流検出回路12−1においては電磁誘導作用により放電電流に応 じた起電力を生じ、電圧検出回路12−2を構成するオペアンプOPに入力され る。すると、オペアンプOPは放電電流検出回路12−1からの電圧を増幅して ロジックレベルに変換し、その出力はラッチ回路12−3に与えられると共にC PU1に割込信号Aとして与えられる。ここで、ラッチ回路12−3はオペアン プOPの出力に応答してそのQ出力を反転し、対応するLEDを点灯させる。こ の場合、入力部用LED4−1、プリンタ用LED4−2、電源用LED4−3 、ドロア用LED4−4のうち静電気放電が起きたLEDが点灯され、オペレー タにその旨が報知される。
【0011】 一方、CPU1は静電気検出部12からの割込信号Aを受けると、図5に示し たフローチャートにしたがった動作を実行する。 先ず、RAM11内の入力部用静電気メモリ11−1、プリンタ用静電気メモ リ11−2、電源用静電気メモリ11−3、ドロア用静電気メモリ11−4のう ち静電気放電が発生したデバイスに対応するメモリを指定し(ステップS1)、 この指定メモリ内の発生回数に「1」を加算して発生回数をインクリメントする (ステップS2)。次に、その時の日付時刻を時計回路部7から取り込んで指定 メモリ内に書き込む(ステップS3)。
【0012】 このような割込処理は静電気放電が検出される毎に実行される。ここで、オペ レータがLED点灯によって静電気放電が起きたことを確認したら、入力部3上 の特定キーを操作する。すると、CPU1からリセット信号Bが出力されてラッ チ回路12−3がクリアされる為、LEDは消灯する。
【0013】 このようにECRの誤動作の原因であり、再現性が少ない為に原因として特定 しにくい静電気放電が起きたとしてもECR本体内に組み込まれた静電気検出部 12によってその放電電流を検出し、LEDを点灯させたり、静電気放電の発生 回数や発生日時を記録しておくようにしたから、誤動作の原因を究明するとき静 電気によるものか否かを明確に知ることができる。
【0014】 なお、上記実施例はECRについて示したが、情報処理装置等の電子機器にも 勿論適用可能である。
【0015】
【考案の効果】
この考案によれば、電磁誘導作用という簡単な構成で静電気放電を検出できる ので、機器本体内に静電気検出部を組み込むことが可能となり、コスト的にも有 利なものとなる。また、静電気放電が起きたことを保持できるので、誤動作の原 因を究明するとき静電気によるものなのか否かを明確に知ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例を示したECRのブロック図。
【図2】静電気検出部12の回路構成図。
【図3】静電気検出部12を構成する放電電流検出回路
12−1の斜視図。
【図4】プリンタ用静電気メモリ11−2の記憶内容を
示した図。
【図5】静電気検出部12からの割込信号に応じて実行
される動作を示したフローチャート。
【符号の説明】
1 CPU 2 ROM 4−1 入力部用LED 4−2 プリンタ用LED 4−3 電源用LED 4−4 ドロア用LED 11−1 入力部用静電気メモリ 11−2 プリンタ用静電気メモリ 11−3 電源用静電気メモリ 11−4 ドロア用静電気メモリ 12 静電気検出部 12−1 放電電流検出回路 12−2 電圧検出回路 12−3 ラッチ回路

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】デバイス回路に接続され静電気が印加され
    たことにより生ずる放電電流を電磁誘導作用によって検
    出し起電力を発生する起電力発生手段と、 この起電力発生手段によって発生された起電力の入力状
    態を保持する保持手段と、 を備えたことを特徴とする静電気検出機能付き電子機
    器。
  2. 【請求項2】前記保持手段は起電力の入力状態を記憶す
    る記憶部であることを特徴とする請求項1項記載の静電
    気検出機能付き電子機器。
  3. 【請求項3】前記保持手段は起電力の入力状態を報知す
    る表示部であることを特徴とする静電気検出機能付き電
    子機器。
JP3118592U 1992-04-14 1992-04-14 静電気検出機能付き電子機器 Pending JPH0588963U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013195154A (ja) * 2012-03-16 2013-09-30 Houzan Kogu Seisakusho:Kk アースラインマーカー
JP2016017873A (ja) * 2014-07-09 2016-02-01 早田 裕 放電電流測定装置
JP2016031598A (ja) * 2014-07-28 2016-03-07 東芝テック株式会社 商品販売データ処理システムおよび商品販売データ処理端末

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