JP2581855Y2 - デジタイザ用タブレット - Google Patents

デジタイザ用タブレット

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JP2581855Y2
JP2581855Y2 JP5915792U JP5915792U JP2581855Y2 JP 2581855 Y2 JP2581855 Y2 JP 2581855Y2 JP 5915792 U JP5915792 U JP 5915792U JP 5915792 U JP5915792 U JP 5915792U JP 2581855 Y2 JP2581855 Y2 JP 2581855Y2
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JP
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loop coil
coil group
grid plate
tablet
position indicator
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恵一 松島
渡辺  誠
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Graphtec Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ループコイルが配設さ
れるグリッド板上に載置された位置指示器の位置情報等
を検出するデジタイザ用タブレットに関する。
【0002】
【従来の技術】一般にこの種のタブレットは、図5に示
すように、グリッド板11上にX軸ループコイル群2及
びY軸ループコイル群4が多層に形成されていると共
に、これらの各ループコイル群をそれぞれ制御するX軸
ループコイル制御部3及びY軸ループコイル制御部5が
上記X軸ループコイル群2及びY軸ループコイル群4に
それぞれ接続されている。そしてタブレット上にスタイ
ラスペン等の位置指示器が載置されている場合、一方の
ループコイル群を順次選択して駆動すると、選択された
ループコイル上にある位置指示器の同調回路が励振され
磁界を発生し、発生した磁界により他方のループコイル
群に電圧が誘導される。この誘導電圧が他方のループコ
イル群の順次選択により検出され、誘導電圧が最大とな
るループコイルの選択アドレスと、駆動ループコイルの
選択アドレスとからタブレット上における位置指示器の
XY平面位置が検出されるものとなっている。
【0003】このように、タブレット1は各ループコイ
ル群2,4と位置指示器の同調回路との電磁結合によっ
て、位置指示器の位置検出を行っているので、外部から
の不要な妨害電波や地磁気の影響によりその検出位置に
誤差を生じることがある。このため、従来は、グリッド
板11を磁気シールドするようにしている。図6は、タ
ブレット1の構成を示す図であり、グリッド板11の上
下にアクリル等の補強板12,13を設けてあり、また
グリッド板11と補強板13間には6.5%珪素鋼から
なるシールド板14が設けられ、さらにこれらの全体が
ビニール15で覆うように構成されている。このよう
に、グリッド板11全体を磁気シールドすると、外部か
らの妨害電波等を除去できる。
【0004】このように、グリッド板11全体を磁気シ
ールドすると、外部からの妨害電波等を除去できる。し
かし、このグリッド板上のX軸ループコイル群2に電流
を流して駆動したとき、図5に示すようなループコイル
群の端部(折り返し部分)21の通電によりY軸ループ
コイル群4の有効読み取り領域6のループコイルに不要
な電圧が誘導され、この結果位置指示器の位置検出に誤
差が生じる。このため従来は、各ループコイル群の端部
(折り返し部分)21,41と有効読み取り領域6との
間隔を離して形成するようにしている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】従来のデジタイザ用タ
ブレットは、各ループコイル群の端部21,41を有効
読み取り領域6から離して形成しているため、有効読み
取り範囲に比べてタブレット自体の大きさが大となり、
装置を小型化できないという問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために本考案は、ループコイル群が形成されるグリッ
ド板の平面領域を、位置指示器の有効検出範囲を示す第
1の領域(有効読み取り領域)と無効検出範囲を示す第
2,第3の領域(無効読み取り領域)とにそれぞれ区分
すると共に、第1,第2の領域の下部に磁気シールド部
材を装着して第2,第3の領域の境界部分を折曲げ、ル
ープコイル群の端部が形成される第3の領域が磁気シー
ルド部材を介して第2の領域の裏側に装着されるように
グリッド板を構成したものである。
【0007】
【作用】グリッド板の第2の領域とループコイル群の端
部が形成される第3の領域との間が折曲げられ、この折
曲げられた第3の領域と第1,第2の領域間に磁気シー
ルド部材が装着されるため、外部からの不要な妨害電波
等が遮断されると共に、ループコイル群の端部に流れる
電流による第1,第2の領域内のループコイルへの影響
が阻止され、したがって位置指示器の正確な位置が検出
できると共に、タブレットの小型化が可能になる。
【0008】
【実施例】以下、本考案について図面を参照して説明す
る。図1は、本考案に係るデジタイザ用タブレットの一
実施例を示すブロック図である。同図において、このタ
ブレット1は、後述のグリッド板11上に互いが平行か
つ等間隔に形成されたX軸ループコイル群2、X軸ルー
プコイル制御部3、X軸ループコイル群2の下部に絶縁
膜を介しこのこのX軸ループコイル群2と直交するよう
に互いが平行かつ等間隔に形成されたY軸ループコイル
群4、Y軸ループコイル制御部5から構成されている。
なお、X軸ループコイル制御部3はX軸ループコイル群
2を順次選択制御するマルチプレクサ31等から構成さ
れ、Y軸ループコイル制御部5はY軸ループコイル群4
を順次選択制御するマルチプレクサ51等から構成され
ている。
【0009】ここで、例えばX軸ループコイル群2をマ
ルチプレクサ31により順次選択して駆動し、この選択
されたループコイル上に位置指示器9があれば位置指示
器9の同調回路が励振されて磁界を発生すると共に、発
生した磁界によってY軸ループコイル群4側に電圧が誘
導される。Y軸ループコイル群4に生じる誘導電圧はマ
ルチプレクサ51の選択動作により検出され、誘導電圧
が最大となるY軸ループコイルの選択アドレスと、この
時駆動されたX軸ループコイルの選択アドレスとからタ
ブレット1上における位置指示器9のXY平面位置が検
出される。なお図中の6は、位置指示器9の有効検出範
囲を示すグリッド板上の有効読み取り領域(第1の領
域)を示し、7a,7bは無効検出範囲を示す無効読み
取り領域(第2,第3の領域)である。
【0010】上記したように、タブレット1は各ループ
コイル群2,4と位置指示器9の同調回路との電磁結合
によって、位置指示器の位置検出を行っているため、外
部からの不要な妨害電波や地磁気の影響によりその検出
位置に誤差を生じることがある。このため、各ループコ
イル群2,4が配設された各グリッド板を磁気シールド
するようにしているが、単にグリッド板全体を磁気シー
ルドしても、X軸ループコイル群に電流を印加した場合
に、無効読み取り領域7bに位置する端部21を流れる
電流により、Y軸ループコイル群4の有効読み取り領域
6のコイルに影響を与え、この結果位置指示器9の位置
検出に誤差が生じる。
【0011】即ち、X軸ループコイル群2とY軸ループ
コイル群4とは、互いが直交して形成されているため、
通常タブレット1上に位置指示器が載置されていない場
合、X軸ループコイル2に電流を印加しても検出側のY
軸ループコイル群4には電圧(電流)は誘導されない。
しかし、X軸ループコイル2の端部21はY軸ループコ
イル群4とほぼ平行に形成されているため、端部21に
電流が流れたときにはY軸ループコイル群4に電流が誘
導され、この誘導電流分が誤差となる。この端部21の
通電による影響を除去するため、グリッド板上の有効読
み取り領域6と無効読み取り領域7aに相当する領域の
下部に磁気シールド部材を装着すると共に、端部21,
41及び各ループコイル制御部3,5が配設されている
無効読み取り領域7bを上記磁気シールド部材の裏側へ
折り返すようにする。
【0012】図2〜図4は、グリッド板11の折曲げの
状況を示す図であり、図2が折曲げる前の状態、図3は
折曲げ後の正面図、図4は折曲げ後の断面図をそれぞれ
示している。即ち、図2に示すように、まず無効読み取
り領域7aと7bとの境界線を折曲げる。そして、折曲
げた無効読み取り領域7bが有効読み取り領域6と無効
読み取り領域7aからなる位置検出部8の裏側になるよ
うにすると、図3に示すように、無効読み取り領域が全
体として減少し、この結果タブレット1を小型化でき
る。そして、図4に示すように、位置検出部8と折曲げ
た無効読み取り領域7bとの間に磁気シールド部材10
を装着することにより、外部からの不要な妨害電波の遮
断は勿論、上記X軸ループコイル群の端部21の通電に
よる影響を回避することができる。なお、上記磁気シー
ルド部材10としては、珪素鋼板の他に磁性合金パーマ
ロイ,高透磁率コバルト系アモルファス合金等が用いら
れる。
【0013】また、グリッド板11の折曲げが容易に実
現できるように、グリッド板11そのものをフラットケ
ーブルまたはフレキシブルプリント基板を用いて構成す
る。なお、グリッド板1全体を上記のような部材で構成
せずに、位置検出部8のみを従来と同様のプリント基板
上に形成し、各ループコイル群の端部21,41及び各
ループコイル制御部3,5からなる無効読み取り領域7
bをフラットケーブルまたはフレキシブルプリント基板
上に形成しても良く、また、位置検出部8,各ループコ
イル群の端部21,41及び各ループコイル制御部3,
5をそれぞれ別個に形成し、これらをフラットケーブル
やフレキシブルプリント基板で接続するように構成して
も良い。
【0014】このように、グリッド板11の無効読み取
り領域7aと7bとの境界部分を折曲げると共に、折曲
げた無効読み取り領域7bと位置検出部8との間に磁気
シールド部材10を装着するようにしたので、外部から
の不要な妨害電波等が遮断されると共に、ループコイル
群の端部に流れる電流による有効読み取り領域6内のル
ープコイルへの影響が阻止され、したがって位置指示器
9の正確な位置検出が行えると共に、グリッド板11上
の無効読み取り領域が減少しタブレット1の小型化が可
能になる。
【0015】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
グリッド板の第2の領域とループコイル群の端部が形成
される第3の領域との間が折曲げられ、この折曲げられ
た第3の領域と第1,第2の領域間に磁気シールド部材
が装着されるため、外部からの不要な妨害電波等が遮断
されると共に、ループコイル群の端部に流れる電流によ
る第1,第2の領域内のループコイルへの影響が阻止さ
れ、位置指示器の正確な位置が検出できると共に、タブ
レットの小型化が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るデジタイザ用タブレットの一実施
例を示すブロック図である。
【図2】上記タブレットを構成するグリッド板の各領域
の区分を示す図である。
【図3】上記グリッド板の折曲げ状況を示す正面図であ
る。
【図4】上記グリッド板の折曲げ状況を示す断面図であ
る。
【図5】従来のタブレットのブロック図である。
【図6】従来のタブレットの断面図である。
【符号の説明】
1 タブレット 2 X軸ループコイル群 3 X軸ループコイル制御部 4 Y軸ループコイル群 5 Y軸ループコイル制御部 6 有効読み取り領域(第1の領域) 7a 無効読み取り領域(第2の領域) 7b 無効読み取り領域(第3の領域) 8 位置検出部 9 位置指示器 10 磁気シールド部材 11 グリッド板 21,41 端部 31,51 マルチプレクサ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ループコイル群が形成されたグリッド板
    上に載置される位置指示器の指示位置を前記ループコイ
    ル群と位置指示器との電磁結合により検出するデジタイ
    ザ用タブレットにおいて、 磁気シールド部材を備え、前記グリッド板の平面領域
    を、前記位置指示器の有効検出範囲を示す第1の領域,
    無効検出範囲を示す第2の領域及び無効検出範囲を示し
    かつ前記ループコイル群の端部が形成される第3の領域
    にそれぞれ区分すると共に、前記第1,第2の領域の下
    部に前記磁気シールド部材を装着して前記第2,第3の
    領域の境界部分を折曲げ、前記第3の領域が前記磁気シ
    ールド部材を介して前記第2の領域の裏側に装着される
    ように前記グリッド板を構成することを特徴とするデジ
    タイザ用タブレット。
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