JPH01102622A - 手書き入力装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は入力ペンによる手書き情報を入力かつ表示でき
る手書き入力装置に関し、特に電磁誘導式ディジタイザ
の上に−ＥＬ表示装置を配置して一体化してなる手書き
入力装置に関する。

、〈従来の技術〉 電磁誘導式のデジタイザは、入力ペンから発振する交流
磁界が複数のループコイルに誘起した起電圧を信号電圧
として検知し、それらの信号電圧の分布からペン先の現
座標を割り出すという原理で位置検出を行うものであり
、ディジタイザ方式としては最も精度の高い方式である
。

この電磁誘導式ディジタイザとＥＬ表示パネルを組合わ
せた手書き入力装置としては、従来ＥＬ表示パネルの上
に透明の電磁遮蔽板を介してこれも透明の電磁誘導式デ
ィジタイザを配置し一体化したものが提案されて−る。

この構造のものは強いノイズ源となるＥＬ表示パネルの
駆動電流による強い輻射磁界を遮蔽板により十分に防止
することができるので、ディジタイザでの信号磁界検出
による位置検出の実効精度を上げることができるという
特長を有している。

〈発明が解決しようとする問題点〉 しかしながら、上記従来のように特にＥＬ表示バネｌＶ
ｆディジタイザの下に配置したものは、第７図に示すよ
うにペン先ａから表示点ｂフでの距離αが約４．１１Ｗ
（ＥＬ表示パネルの透明ガラス厚＝２ｎ１遮蔽ガラス厚
＝０．５鰭、ディジタイザ本体厚＝１．６ｆｌ）ある。

このためペン先の読取り位置とその位置に表示される軌
跡との間で視角によるズレ（視差）が生じ、使用者によ
って非常に使い勝手が悪いという問題がある。

そこで、この問題を解決するためにＥＬ表示パネルをデ
ィジタイザの上に配置する方法が考えられ、この方法で
あればディジタイザ等を透明にする必要がなくコストダ
ウンが計れるとともに、視差を減少させて入力し易くす
ることができる。

しかしながら、このようにＥＬ表示バネＡ／ｉディジタ
イザの上に配置したものばＥＬ表示パネルを下に配置し
たものに比べて電磁輻射ノイズの影響が大きい。これは
ディジタイザの信号磁界がＥＬ表示パネルを薩通し、こ
の信号磁界がＥＬ表示パネルから発生する強い輻射磁界
によって乱されるからであると考えられる。このため信
号電圧のＳ／Ｎ比が低下しディジタイザの位置検出精度
（空間実行分解能）が低下するというｌｌＩＪ題がある
。

実験によれば、上記構造による空間実行分解能は１ｊＩ
１ｗ以下となり、はとんど使いものにならなかった。

く問題点を解決するための手段〉 本発明の手書き入力装置は、電磁誘導式ディジタイザの
上にＥＬ表示装置を配置して一体化するとともに、ＥＬ
表示装置からの電磁輻射ノイズによる電磁誘導式デジタ
イザへの影響を防止する手段を備えたことを特徴とする
ものである。

本発明の目的は、コストの低減化が計れ、視差による使
い勝手の悪さを改善でき、さらにＥＬ表示装置からの強
い輻射磁界によるノイズを防止してディジタイザの位置
検出精度を向上させることのできる手書き入力装置を提
供することにある。

〈作　用〉 本発明によれば、ディジタイザの上にＥＬ表示装置２ｇ
！ｉｉｌ！装しているので、ディジタイザ等？透明にす
る必要がなく、この分コス°トダウンを計ることができ
る。また、ＥＬ表示装置が上に配置されているので、ペ
ン先から表示点までの距１１［ＥＬ表示装置を構成する
透明ガラスの板厚公約２ｆｆと少なくなり、このため視
差による影響１に極力抑えることができる。

さらに、本発明によれば、ＥＬ表示装置の非駆動時間帯
にディジタイザの検出動作を行うようにしたので、位置
検出時にＥＬ表示装置の駆動電流により発生するノイズ
の悪影響を避けることができ、したがって、ディジタイ
ザの位置検出精度（空間実行分解能）を向上させること
ができる。ちなみに、本発明による手書き入力装置では
、空間分解能＝　０．１　ｆｉ　、時間分解能＝毎秒約
１００ポインが得られた。

〈実施例〉 第１図は本発明による手書き入力装置の構造を示す図、
第２図は断面図である。

図において、１は上部ガラス（板厚２ｆｌ）７と下部ガ
ラス（板厚４ｆｆ）９との間にＥＬ層８を形成してなる
ＥＬ表示バネＩｖ（第２図の１０に相当する）であり、
このパネルの端部から延長された基板にはＥＬ駆動用の
ＩＣ２が設けられている。

３は周知の電磁誘導式ディジタイザ（第２図の１１に相
当する）であり、このディジタイザはその下方に配置さ
れるＥＬ制御基板６等からのノイズを遮蔽するために、
透磁率の高い鉄板（Ｆｅ）４で磁界をシールドしている
。５はディジタイザ３制御基板への接続ラインである。

第３図はブロック構成図である。図中、１２はＥＬ表示
パネル駆動回路、１３はディジタイザ、１４はＥＬ制御
回路、１５はデオジタイザ制例回路及び１６は表示制御
回路である。また、電磁誘導式ディジタイザの回路構成
は第４図に示す通りである。図中、１７は入力ベン、１
８はＸ軸方向のペン位置を検出するためアナログスイッ
チＸ、１９はＹ軸方向のペン位置を検出するためのアナ
ログスイッチＹであり、これらの検出出力はアンプＸ２
０、アンプＹ２１にてそれぞれ増幅される。

また、２２はアナログスイッチ、２３はセレクト信号Ｘ
、Ｙ’を発生するためのタイミング発生器、２は積分回
路、２５はＡ／Ｄ変換器、２６．２７は発振器、２８は
発振器の位相設定回路、２９はＣＰＵ、３０はＩ１０イ
ンターフェースである。

次に第５図及び第６図のタイミングチャートを用いてデ
ィジタイザの位置検出時における輻射電磁ノイズの防止
方法を説明する。

なお、両図とも以下の条件のもとに実験したものである
。

（イ）　　ＥＬ表示パネル 表示容量　　二　６４０ドツト×４００ラインＶ、Ｄ、
信号周期：１８ｍ５ Ｈ，Ｄ、信号周期：４０μｓ ＤＡＴＭ日医速度：　２１．７５ＭＨ２時間分解能（１
座標点検出時間）＝ １８ｍｓ／ポイント悌５図の陽合） １０ｍｓ／ポイント（第６図の舖イ→ １ループコイル検出時間：２００μｓ周期で６５μｓ信
号用交流磁界　　ニア７ＫＨｚ まず第５図に示す方法は、ＥＬの非駆動時間帯（ブラン
キング区間）に相当するイネイブル信号に従ってディジ
タイザの検出動作を行う所謂ＥＬ主導型のものである。

ＥＬ駆動信号のＶ、Ｄ、信号（チャート■）で、１８ｍ
５周期の各フレーム間にある非駆動時間帯（２ｍｓのｌ
ｏｗ区間）でディジタイザの検出動作（チャート■）を
行う。即ち、ＥＬのＶ、Ｄ、信号（チャートの）をイネ
ーブル信号とし、このイネーブル信号（アクティブｌｏ
ｗ　）に同期してチャート■（第６図参照）のようなデ
ィジタイザの座標検出（ここでは１座標点の検出）を、
チャート■のように行う。この場合、ＥＬ表示のＶ、　
Ｄ、信号周期にディジタイザの時間分解能（ここでは１
８ｍ５／ポイント）が制限される。

一方、第６図に示す方法は、ディジタイザの検出非動作
時間帯に相当するイネイブル信号に従ちてディジタイザ
の検出動作を行う所謂ディジタイザ主導型のものである
。

ディジタイザの座標点検出は、特別な場合を除いて通常
はチャート■のように一定周期（ここでは１０ｍ５）で
行なわれる。（ペン先の座標点検出には、２種類の動作
がある。一つは、大局的に大まかな位置検出であり、も
う一つはだいたいの位置が分かっているときその周辺の
詳細な位置検出である。ここでは、後者の動作で説明す
る。）１／Ｉ／−デコイルに誘起される電圧を検出する
のに要する時間（積分した誘起電圧をペン先の信号用交
流磁界の位相に合わせてＡ／Ｄ変換するのに要する時間
）は、チャート■のように、Ｌこでは６５μｓであり、
その周期は２９０μｓである。

この検出時間内にＥＬのｆ（、Ｄ、駆動信号が入り込ま
ないように、検出時間以外の時間帯からチャート■のよ
うなイネーブル信号をつくる。チャート■のようにＳ１
〜Ｓ５でＸ座標用のループコイル５個の誘起電圧を、Ｓ
６〜ＳＩＯでＹ座標用のループコイル５個の誘起電圧を
それぞれ検出する。

この間、イネーブル信号（アクティブｌｏｗ　）に同期
してチャート■のようにＥＬのＨ，Ｄ、信号を遅延させ
る。同時にＥＬのＤＡＴＡ信号とＤＡＴＡ転送用クロッ
ク信号も、Ｈ，Ｄ、信号に同期してその周期（ここでは
４０μｓである）を最小単位として遅延させる。チャー
ト■は、その大略チャートである。筐た、チャート■は
本来のＨ，Ｄ、信号を示している。

一方、ＥＬのＶ、　Ｄ、信号は、チャート■のように本
来のＶ、Ｄ、信号に比べて駆動時間帯が延びたようにな
る。ただし、Ｖ、Ｄ、信号の周期（１Ｂ’ｍｓ）は変ワ
ラナい。ＥＬ表示のチラッキ（フリッカ−現象）を避け
るためにも、このＶ、Ｄ、信号周期は一定周期がよい。

この場合、・ＥＬとディジタイザの時分割の占有関係か
ら、１秒間に占める本来のＥＬ駆動時間は１６／１８秒
であり、残−りの２／１８秒以内にディジタイザの検出
４がおこなわれる必要がある。ここでは、１秒間におけ
るディジタイザ検品時間は、０、１０５秒（＝（６５＋
４０）／ＪＳＸＩＯＸ１００ポイントで上記条件、０．
１０５秒＜２／１８秒を満たしている。

このように、ＥＬパネルの非動作時間帯にディジタイザ
の検出動作を行うことにより、検出動作時におけるノイ
ズの影＃を実質的に零にすることができる。

〈効　果〉 以上詳則に説明したように、本発明の手書き入力装置に
よれば、コストの低減化が計れ、視差による使い勝手の
悪さを改善することができると同時に、ディジタイザの
位置検出精度を向上させることが出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による手書き入力装置の構造を示す図、
第２図は第１図の断面図、第３図はブロック構成図、第
４図はディジタイザの回路構成図、第５図及び第６図は
ディジタイザの位置検出精度を向上させる方法を説明す
るためのタイミングチャート図、第７図は視差による問
題を説明するための図である。 １はＥＬ表示パネル、　２はＥＬ駆動ＩＣ。 ３はディジタイザ、　４は鉄板シールド、６はＥＬ制例
基板。 代理人　弁理士　　杉　山　毅　至（他１名）第２図 第３図 第７図 手続補正書、ヵえ、 昭和６３年　２月２５日

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、ＥＬ表示装置と電磁誘導式ディジタイザとから成る
   手書き入力装置であって、前記電磁誘導式ディジタイザ
   の上に前記ＥＬ表示装置を配置して一体化するとともに
   、前記ＥＬ表示装置からの電磁輻射ノイズによる前記電
   磁誘導式ディジタイザへの影響を防止する手段を具備し
   たことを特徴とする手書き入力装置。 ２、前記防止手段は前記ＥＬ表示装置の非駆動時間帯に
   前記電磁誘導式ディジタイザの検出動作を行う手段にて
   構成されたことを特徴とする特許請求の範囲第１項に記
   載の手書き入力装置。