JPH1141824A - 携帯型電子機器 - Google Patents

携帯型電子機器

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Publication number
JPH1141824A
JPH1141824A JP9188526A JP18852697A JPH1141824A JP H1141824 A JPH1141824 A JP H1141824A JP 9188526 A JP9188526 A JP 9188526A JP 18852697 A JP18852697 A JP 18852697A JP H1141824 A JPH1141824 A JP H1141824A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
portable electronic
electronic device
secondary coil
coil
rechargeable battery
Prior art date
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Pending
Application number
JP9188526A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Kimura
晃 木村
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP9188526A priority Critical patent/JPH1141824A/ja
Publication of JPH1141824A publication Critical patent/JPH1141824A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 非接触充電方式の充電池を備える携帯型電子
機器において、前後方向の厚さを薄くすること。 【解決手段】携帯型電子機器10の背面2と2次コイル
1の巻線の軸線方向の端面とが平行となるように2次コ
イル1を横置きに設ける。そのため、2次コイル1の端
面の幅に由来するだけの厚みを携帯型電子機器10の前
後方向に確保する必要がなくなり携帯型電子機器10の
前後方向の厚みを小さく設定することができる。さら
に、2次コイルを複数設けることで個々の2次コイルの
高さを押えることができ、携帯型電子機器の前後方向の
厚さを薄くすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非接触充電方式の
充電池を備える携帯型電子機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】携帯型電子機器の電源として、充電池が
多く使用されている。この充電池の充電方法の一つとし
て、非接触充電方式が知られている。非接触充電方式で
は、充電器側のコイルを1次コイルとし、携帯型電子機
器側の充電池に組み込んだコイルを2次コイルとして、
前記1次コイルに交流電流を流し、前記2次コイルに誘
導電流を誘起して、携帯型電子機器に設置した充電池を
充電する。
【0003】従来の非接触充電方式では、図4に示すよ
うに、充電器50の巻重ねたコイルの巻線の軸線方向の
端面51a,51bを上下にして横置きに設置した1次
コイル51との兼ね合いから、例えば携帯型通信機40
に設置する2次コイル41の設置場所を決定していたの
で、2次コイル41をその巻線の軸線方向の端面41a
が携帯型通信機40の底面42にほぼ面するように横置
きに設置していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、2次コイル
41に誘起される誘起電流は、コイルを通過する磁束密
度に比例するので、コイルの巻き数が増えれば磁束密度
が増加して、誘起される誘起電流が増える。しかし、コ
イルの巻き数が増えれば、必然的にコイルのサイズも大
きくなる。2次コイル41は固有の幅を持った部材であ
るため、底面42に横置きに設置する場合、携帯型通信
機40の前後方向の厚みを大きく取らなければならず、
設計上制約を受けるという問題点が生じる。
【0005】本発明の課題は、非接触充電方式の充電池
を備えた携帯型電子機器において、前後方向の厚みを薄
くすることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、請求項1記載の発明は、機器本体に、充電池と、
この充電池を充電器側の1次コイルによって誘起される
誘導電流を利用した非接触充電方式で充電するための2
次コイルと、を備えた携帯型電子機器であって、前記2
次コイルをその巻線の軸線方向の端面を前記機器本体の
背面側にほぼ平行な向きにして配置したことを特徴とし
ている。
【0007】このように、2次コイルの巻線の軸線方向
の端面を携帯型電子機器の背面にほぼ平行となるように
2次コイルを背面側に設置したので、この2次コイルの
設置によっても前記携帯型電子機器の前後方向の厚みを
大きく設定する必要がなくなり、携帯型電子機器の前後
方向の厚みを小さく設定することができる。また、携帯
型電子機器の背面は、その底面に比べて面積が大きいの
で、2次コイルを背面側に設置することにより、携帯型
電子機器の配置構成の自由度が増す。そのため、請求項
2に記載の発明のように、ひとつの携帯型電子機器内に
複数の2次コイルを設置することも可能になる。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の携
帯型電子機器であって、前記2次コイルを前記機器本体
の背面側に並べて複数設けたことを特徴としている。
【0009】このように、請求項1記載の2次コイルを
前記機器本体の背面側に並べて複数設けたので、個々の
2次コイルを小型のものとすることができる。従って、
携帯型電子機器の前後方向の厚みを薄くし、小型化する
ことができる。
【0010】なお、前記2次コイルの設置個数、及び携
帯型電子機器の背面側における設置場所は特に限定され
るものではない。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の携帯型電子機器であって、前記2次コイルは基板上
に形成した螺旋状パターンであることを特徴としてい
る。
【0012】このように、2次コイルが基板上に形成し
た螺旋状パターンであるので、2次コイルが薄い部材と
なり、2次コイルの配置の自由度がさらに増すので、携
帯型電子機器を小型化できる。
【0013】前記基板には、2次コイルのみを設けても
よいし、さらに配線を施して他の電子部品の基板を兼ね
るものとしてもよい。
【0014】請求項4記載の発明は請求項3記載の携帯
型電子機器であって、前記基板がフィルムであることを
特徴としている。
【0015】このように、請求項3記載の基板がフィル
ムであるので、2次コイルの厚さが非常に薄くなり、携
帯型電子機器を小型化できる。
【0016】
【発明の実施の形態】 <第1の実施の形態例>以下に、本発明に係る携帯型電
子機器の第1の実施の形態例を図1に基づいて説明す
る。図1は、本発明を適用した一例としての携帯型電子
機器の概略側面図である。
【0017】図1に示すように、本実施の形態例での携
帯型電子機器である携帯型通信機10は、前面3に通信
情報などを表示する液晶表示部4と、通信時には底部に
設けられたヒンジを支点として開かれ使用しないときに
は閉じられて通信情報の入力等のためのボタンを覆って
おくための開閉蓋5等を備え、上部には電波を受信する
アンテナ6を備えている。そして、背面2には2次コイ
ルを埋設した図示しない充電池を着脱可能に備えてい
る。前記2次コイル1は、絶縁体の筒の外周に沿って金
属線が巻かれたものであって、その巻線の軸線方向でそ
の軸線とほぼ垂直な端面1aを前記携帯型通信機10の
背面に平行にして埋設されている。
【0018】以上のように構成された携帯型通信機10
では、充電器30上にその携帯型通信機10を配置した
後、前記充電器30中に埋設された1次コイル31に交
流電流を印加することで、2次コイル1に誘導電流を誘
起し、この誘導電流を利用して充電池を充電することが
できる。
【0019】このように、携帯型通信機10の背面と2
次コイル1の巻線の軸線方向の端面1aを平行にして前
記2次コイル1を設置したので、2次コイル1の前記端
面1aに由来する厚みを携帯型通信機10の前後方向に
確保する必要がなくなり、携帯型通信機10の前後方向
の厚みを小さく設定することができる。さらに、面積の
広い背面側に2次コイル1の前記端面1aをほぼ平行と
なるように横置きに設けることにしたので、以下に第2
の実施の形態例として説明するように、2次コイル1を
複数並べて設置することができるようになる。
【0020】<第2の実施の形態例>図2は第2の実施
の形態例としての携帯型電子機器の充電池とそこに設置
された2次コイルを示す説明図である。本実施の形態例
での携帯型電子機器は、第1の実施の形態例の携帯型電
子機器10とほぼ同様の構成であるが、携帯型電子機器
に2次コイルを2個配置した点が異なる。前記2次コイ
ル11,11は、前記携帯型電子機器の背面にあたる充
電池17内に左右に並べて2個備えられ、それぞれの2
次コイル11はその巻線の軸線方向の端面11aを前記
充電池17の前面と平行にして配置されている。
【0021】このように、2個の2次コイル11,11
に電流を誘起させるという役割を分散させることができ
るので、個々の2次コイル11を小型化することができ
る。
【0022】さらに、個々の2次コイル11を小型化す
ることができるので、2次コイル11,11の配置の自
由度が増し、適当な設計を施すこと、例えば本実施の形
態例のように背面側に並べて配置することにより、携帯
型電子機器の前後方向の厚みを薄くすることができる。
【0023】なお、以上の第2の実施の形態例では、2
次コイル11,11の個数を2つとしたが、3個以上の
2次コイル11,11,…を設置するものとしてもよ
い。また、2次コイル11,11を携帯型電子機器の左
右に並べて配置していたが、例えば、上下に並べたり他
の配置としてもよい。
【0024】<第3の実施の形態例>第3の実施の形態
例での携帯型電子機器は、第2の実施の形態例の携帯型
電子機器とほぼ同様の構成であるが、2次コイルがフィ
ルム上に形成された螺旋状パターンである点が異なる。
図3は本発明の第3の実施の形態例の携帯型電子機器の
充電池とそこに設置された2次コイルを示す説明図であ
る。図3に示すように、例えば、印刷やフォトエッチン
グすることで2つの2次コイル(螺旋状パターン)2
1,21を設けたフィルム22を作製し、そのフィルム
22を充電池27内に埋設したり、充電池27に貼り付
けたりすることで携帯型電子機器に設置する。
【0025】このように、2次コイル21がフィルム上
の螺旋パターンであるので、2次コイル21が非常に薄
いものとなり、携帯型電子機器を薄型化することができ
る。
【0026】なお、以上の第3の実施の形態例において
は、フィルム22には2次コイル21,21のみが形成
されているものとしたが、フィルムに配線パターンを同
時に形成しておくことで、該フィルムを他の電子部品の
基板を兼ねるものとすることもできる。また、2次コイ
ル21,21を横に2つ並べる配置を例示したが、本発
明はこれに限定されるものではなく、上下に並べて配置
してもよい。特に2次コイル21をフィルム上の螺旋状
パターンとしたので、重ね合わせることも可能であり、
携帯型電子機器の小型化をさらに押し進めることができ
る。そして、コイル21の設置個数も3個以上でもよ
く、特に限定されるものではない。
【0027】以上の第1〜3の実施の形態例において、
コイル形状、個々のコイルの大きさ、携帯型電子機器の
背面側におけるコイルの設置場所(例えば、携帯型電子
機器の背面側の上部や背面側の底部等)等も任意であ
り、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更
可能であることは勿論である。
【0028】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明に係
る携帯型電子機器によれば、非接触充電方式の充電池を
備えた携帯型電子機器の背面側に2次コイルの巻線の軸
線方向の端面をほぼ平行として前記2次コイルを設置す
るので、前記2次コイルの設置によっても前記携帯型電
子機器の前後方向の厚みを大きく設定する必要がなくな
り、携帯型電子機器の前後方向の厚みを小さく設定する
ことができる。また、携帯型電子機器の背面は、その底
面に比べて面積が大きいので、2次コイルを背面側に設
置することにより携帯型電子機器の配置構成の自由度が
増す。従って、設計を最適化することにより携帯型電子
機器の前後方向の厚みを小さく設定することができる。
【0029】請求項2記載の発明に係る携帯型電子機器
によれば、請求項1記載の発明と同様の効果が得られる
のは勿論のこと、2次コイルを背面側に並べて複数設け
たので、個々の2次コイルを小型のものとすることがで
きる。従って、携帯型電子機器の前後方向の厚みを小さ
く設定でき、携帯型電子機器を小型化することができ
る。
【0030】請求項3記載の発明に係る携帯型電子機器
によれば、請求項1又は2記載の発明と同様の効果が得
られるのは勿論のこと、2次コイルが基板上に形成され
た螺旋状パターンであるので2次コイルの厚さが薄いも
のとなり、携帯型電子機器の前後方向の厚みを小さく設
定でき、携帯型電子機器を小型化できる。
【0031】請求項4記載の発明に係る携帯型電子機器
によれば、請求項3記載の発明と同様の効果が得られる
のは勿論のこと、2次コイルが形成された基板がフィル
ムであるので、2次コイルが形成された基板の厚さが非
常に薄いものとなり、携帯型電子機器の前後方向の厚み
を小さく設定でき、携帯型電子機器を小型化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した第1の実施の形態例の携帯型
電子機器の概略側面図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態例の携帯型電子機器
の充電池とそこに設置された2次コイルを示す説明図で
ある。
【図3】本発明の第3の実施の形態例の携帯型電子機器
の充電池とそこに設置された2次コイルを示す説明図で
ある。
【図4】従来の携帯型電子機器の概略正面図である。
【符号の説明】
1 2次コイル 1a 2次コイルの端面 2 背面 10 携帯型通信機(携帯型電子機器) 11 2次コイル 17 充電池 21 2次コイル(螺旋状パターン) 22 フィルム 27 充電池 30 充電器 31 1次コイル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機器本体に、充電池と、この充電池を充
    電器側の1次コイルによって誘起される誘導電流を利用
    した非接触充電方式で充電するための2次コイルと、を
    備えた携帯型電子機器であって、 前記2次コイルをその巻線の軸線方向の端面を前記機器
    本体の背面側にほぼ平行な向きにして配置したことを特
    徴とする携帯型電子機器。
  2. 【請求項2】 前記2次コイルを前記機器本体の背面側
    に並べて複数設けたことを特徴とする請求項1記載の携
    帯型電子機器。
  3. 【請求項3】 前記2次コイルは基板上に形成した螺旋
    状パターンであることを特徴とする請求項1又は2記載
    の携帯型電子機器。
  4. 【請求項4】 前記基板はフィルムであることを特徴と
    する請求項3記載の携帯型電子機器。
JP9188526A 1997-07-14 1997-07-14 携帯型電子機器 Pending JPH1141824A (ja)

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JP9188526A JPH1141824A (ja) 1997-07-14 1997-07-14 携帯型電子機器

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JPH1141824A true JPH1141824A (ja) 1999-02-12

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ID=16225261

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010213570A (ja) * 2002-12-16 2010-09-24 Access Business Group Internatl Llc 無線により電力を受信する携帯型電子機器の構成
JP2013233328A (ja) * 2012-05-10 2013-11-21 Sankyo Co Ltd 遊技用装置
JP2014239644A (ja) * 2008-09-08 2014-12-18 クゥアルコム・インコーポレイテッドQualcomm Incorporated 無線電力のための受信アンテナ配置
JP2017201880A (ja) * 2009-02-13 2017-11-09 ウィトリシティ コーポレーション 損失性環境における無線エネルギー伝達

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