JPH0588281B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0588281B2
JPH0588281B2 JP10726385A JP10726385A JPH0588281B2 JP H0588281 B2 JPH0588281 B2 JP H0588281B2 JP 10726385 A JP10726385 A JP 10726385A JP 10726385 A JP10726385 A JP 10726385A JP H0588281 B2 JPH0588281 B2 JP H0588281B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
partition plate
liquid
cylindrical body
melt
lower partition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP10726385A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61266505A (ja
Inventor
Tadashi Fukuda
Minoru Ichidate
Toshihiko Kubo
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Industries Ltd filed Critical Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority to JP10726385A priority Critical patent/JPS61266505A/ja
Publication of JPS61266505A publication Critical patent/JPS61266505A/ja
Publication of JPH0588281B2 publication Critical patent/JPH0588281B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacture Of Metal Powder And Suspensions Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、液体噴射装置のはね上げ防止装置、
つまり、融液流に液体を噴射して固形の粒状物あ
るいは粉末を得るいわゆるアトマイズ法に使用す
る液体噴射装置において、融液あるいは生成粒状
物、粉末が噴射液体の作用で上方にあるいは斜方
向にはね上げられて周辺の装置部分に付着し、ノ
ズルなどを閉塞するトラブルが発生するが、本発
明はこのはね上げを防止する装置に関する。
(従来の技術) 平板状の対向スリツトノイズあるいは円環状の
スリツトノズルを用いて融液流に高速で液体を噴
霧する液体アトマイズ法を実施する場合、噴霧液
相互の衝突あるいは噴霧液の装置内壁への衝突あ
るいは噴霧液による液面の激しい揺動により、噴
射液体が激しくはね上がつて融液流の流下を阻害
し、融液が装置に付着・成長してノイズ閉塞など
のトラブルを発生する。
すなわち、流下する融液流に高速の液体を噴射
して固形の粒状物あるいは粉末を得る装置にあつ
ては、高速の噴射液同志の衝突ならびに噴射液同
志、噴射液と融液の当たりにより噴射液の装置内
壁への衝突さらに貯留液面の激しい動揺によつて
噴射液がはね上げられ、融液の円滑な流下を妨げ
て噴射装置のノズルなどに付着して成長しノズル
先端が閉塞するトラブルが発生する。これは「は
ね上げ」あるいは「噴きあげ」などと呼ばれてい
る。
また、融液の貯溜容器に「はね上げ」た噴射液
がかかり、タンデイツシユノズルを冷却して融液
を固化させ流下しなくなるトラブルも発生する。
従来、かかる事態に至ると装置の運転を止めざ
るを得ない。したがつて、はね上げを防止するに
は、液体の噴射速度を下げるか、噴射液同志の衝
突角度である噴射角を小さくするか等の対策をと
つてきた。しかし、かかる対策では、例えばアト
マイズ金属粉末を製造する場合などには十分なア
トマイズ効果が得られなくなるなどの欠点がみら
れる。
(発明が解決しようとする問題点) かくして、本発明の目的は、かかる従来の液体
噴射装置の欠点を解消するはね上げ防止装置を提
供することである。
本発明のより具体的な目的は、液体の噴射速度
を低下させることなく、また噴射角を可及的に大
きくとつて所望の操作を行い得るとともに、はね
上げにもとずくノズル閉塞などのトラブルを効果
的に回避したはね上げ防止装置を提供することで
ある。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らは、かかる目的を達成すべく種々検
討をしたところ、噴射流体の衝突地点より上方に
はね上げ防止の下部仕切板、筒体を設け、さらに
その上方に上部仕切板を設けることにより、効果
的にかつ安価に液体および融液のはね上げを防止
し、融液流の円滑な流下ならびに効率的なアトマ
イズ処理を実現できることを知り、本発明を完成
した。
よつて、本発明の要旨とするところは、流下す
る融液流に高速の液体を噴射して固形の粒状物あ
るいは粉末を得る液体噴射装置のはね上げ防止装
置であつて、流下する融液流と高速の液体流との
衝突部より上方に、該融液流を取り囲んで配置さ
れた筒体と、該筒体を取り囲んで配置され、多数
の開孔を設けた板状の下部仕切板と、これらの前
記筒体および下部仕切板より上方に配置され、前
記融液流の流下通路を形成すべく開口部を設けた
上部仕切板とよりなることを特徴とする、液体噴
射装置のはね上げ防止装置である。
このように、本発明によれば、はね上げが効果
的に防止される結果、高速流体の衝突角度つまり
噴霧角は可及的に大きくとることができる。ま
た、液体の噴射速度を低下させることなく、むし
ろ従来のものより高めることができるため、アト
マイズ金属粉の場合、微細で著しく不規則形状の
ものが得られる。
(作用) かくして、本発明によれば、噴射装置の上方に
設けた、気体流通の可能な下部仕切板; この下部仕切板の中央にあり下方に突出した筒
体;および その下部仕切板のさらに上方に設けた気体流通
のみられない上部仕切板を組み合わせて配置する
ことにより、上部、下部の仕切板さらには筒体が
障壁の作用をして融液あるいは粉体のノズル口へ
の付着を阻止するのである。
すなわち、本発明によれば、はね上げの発生自
体を抑制するのではなく、はね上げた飛沫が融液
に流下を乱して、融液が装置各部に付着、成長し
て閉塞させるトラブルあるいはタンデイツシユノ
ズルに噴射液がかかつて冷却、固化させるトラブ
ルを防止するもので、「はね上げの障壁」を設け
ることである。しかし、単なる障壁ではなく、
下部仕切板には適切な流通性をもたせることによ
り、融液流が通過する中央の孔から集中的に飛沫
がはね上がるのを防止し、筒体によつて斜め上
方へ飛翔する噴射液を捕捉し、上部仕切板(流
通なし)によつてほぼ完全に飛沫を捕捉してタン
デイツシユノズルに噴射液がかかるのを防止して
いることから、それらの組合せによる効果には著
しいものがあり、はね上げによるトラブルはほぼ
完全に防止でき、長時間に亘り、安定した操業が
可能となる。
以下、これらについて添付図面を参照して説明
する。
第1図は、本発明に係る装置の概念構成図であ
つて、第2図は第1図のA−A′線に沿つて切断
した略式断面図である。
第1図および第2図に示すように溶融金属ある
いは溶融スラグなどの融液10を収容した容器1
2からタンデイツシユノズル14を介して流下す
る融液流16に対してその周囲を取り囲むように
設けられた平板状ノズル18からは高速液体20
が噴射され、図中、符号Cで示す衝突地点でアト
マイズされる。はね上げはこのとき噴射液体が上
方向あるいは斜方向に吹き上げられ融液の流下を
乱して平板状ノズル18や、タンデイツシユノズ
ル14あるいはそれらの周囲に付着しそれらを閉
塞することである。
本発明によれば、平板状ノズル18の開口部2
2の水準より上方に、はね上げ防止の下部仕切板
24を設ける。この下部仕切板24はパンチング
プレートあるいは中央部に間隙があるなど開孔率
10〜40%で、気体の流通が可能で、吹上げ油が自
然落下するよう流通可能である。図示例では孔2
5が多数設けられている。
この下部仕切板24の中央に融液流16を囲む
ように配置された筒体26を、好ましくは、その
下端が平板状ノズル18の下端より下方の位置に
くるように配置し、該下部仕切板の下方に突き出
させ、斜め、上方へはね上がる飛沫を捕捉する。
さらに、下部仕切板24の上方には、中央に開
口部28を有する上部仕切板30を設ける。この
上部仕切板30は気体流通のない通常の板材を用
いる。しかし、これには中央部に融液流の通路が
設けてあり、タンデイツシユノズル14への噴射
液の吹上げを防止する。
なお、図示例では平板状ノズル18を使用する
例を示したが、環状ノズルを使つてもよく、その
場合には上部、下部仕切板は平板状ではなく円板
状となる。
次に、第1図および第2図に示す本発明に係る
装置を粉末治金用の鋼粉製造に適用した場合を実
施例として示す。
(実施例) 第1図に示すタンデイツシユノズル12にMo
−Cr−Mp系4100鋼の溶湯を注ぎ、直径15mmのタ
ンデイツシユノズル14を通して流下させた。溶
鋼流には交差角(噴射角)が60°、幅80mmの平板
状ノズルの先端から噴射された高速油流が吹きつ
けられ溶鋼は微粉末にまでアトマイズされた。対
向する両平板状ノズル間の空間には開口率40%の
パンチングプレートから成る下部仕切板を配置
し、その中央には内径53mm、長さ60mmの管からな
る筒体を支持するとともに下方へ突出させた。平
板状ノズル先端間の距離は200mmであつた。パン
チングプレートの上方30mmの位置に中心部に開口
部28を設けただげで、気体流通のない上部仕切
板を配設した。
このようにして本発明に従いアトマイズ処理を
行つたところ、パンチングプレートから成る下部
仕切板、筒体および上部仕切板を適切に配設する
ことにより、噴射油流の仕切板より上方へのはね
上げ、溶湯のはね上げさらには付着も発生せず、
円滑なアトマイズが可能となつた。
【図面の簡単な説明】
1図は、本発明に係る装置の概念構成図;およ
び第2図は、第1図のA−A′線に沿つて切断し
た部分断面図である。 10……融液、12……容器、14……タンデ
イツシユノズル、16……融液流、18……平板
状ノズル、20……高速液体、24……下部仕切
板、25……孔、26……筒体、30……上部仕
切板。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 流下する融液流に高速の液体を噴射して固形
    の粒状物あるいは粉末を得る液体噴射装置のはね
    上げ防止装置であつて、流下する融液流と高速の
    液体流との衝突部より上方に、該融液流を取り囲
    んで配置された筒体と、該筒体を取り囲んで配置
    され、多数の開孔を設けた板状の下部仕切板と、
    これらの筒体および下部仕切板より上方に配置さ
    れ、前記融液流の流下通路を形成すべく開口部を
    設けた上部仕切板とよりなることを特徴とする、
    液体噴射装置のはね上げ防止装置。 2 前記筒体の下端が液体噴射ノズルの位置より
    下方にくるように配置されている、特許請求の範
    囲第1項記載のはね上げ防止装置。 3 前記筒体を取り囲んで配置された前記下部仕
    切板はその中心部で該筒体を支持する、特許請求
    の範囲第1項または第2項記載のはね上げ防止装
    置。
JP10726385A 1985-05-20 1985-05-20 液体噴射装置のはね上げ防止装置 Granted JPS61266505A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10726385A JPS61266505A (ja) 1985-05-20 1985-05-20 液体噴射装置のはね上げ防止装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10726385A JPS61266505A (ja) 1985-05-20 1985-05-20 液体噴射装置のはね上げ防止装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61266505A JPS61266505A (ja) 1986-11-26
JPH0588281B2 true JPH0588281B2 (ja) 1993-12-21

Family

ID=14454610

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10726385A Granted JPS61266505A (ja) 1985-05-20 1985-05-20 液体噴射装置のはね上げ防止装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS61266505A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0838020A (ja) * 1994-07-26 1996-02-13 Yasutaka Kobayashi 鳥害防止装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101836661B1 (ko) 2016-07-04 2018-03-08 현대자동차주식회사 철계 분말 제조장치

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0838020A (ja) * 1994-07-26 1996-02-13 Yasutaka Kobayashi 鳥害防止装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61266505A (ja) 1986-11-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3891730A (en) Method for making metal powder
EP3689512B1 (en) Metal powder producing apparatus
WO2019112052A1 (ja) 金属粉末製造装置並びにそのガス噴射器及びるつぼ器
JPH1180812A (ja) 非晶質金属粉末の製造方法および装置
KR20180046652A (ko) 금속 분말 제조를 위한 원추형 수분사 아토마이저 가변 노즐
JPH0588281B2 (ja)
JPS6050841B2 (ja) 金属粉の製造方法および噴霧化装置
EP0340152A1 (de) Einrichtung für die Zerstäubung eines Giessstrahles flüssigen Metalls
JPS6227058A (ja) 溶融金属霧化装置
JPH0665613A (ja) 噴霧ノズル装置
JPH0578713A (ja) 金属粉末製造用のノズル装置
JP3277858B2 (ja) ビームブランクの連続鋳造方法
EP4039393A1 (en) Metal powder production apparatus
JP2721576B2 (ja) アトマイズ用溶湯ノズル
JPH0629446B2 (ja) 溶融材料の微粒化方法およびその装置
JP3087418B2 (ja) アトマイズ装置
JPH04173906A (ja) アトマイズノズル装置
JPH0466609A (ja) 金属粉末の製造方法
JPH07197109A (ja) アトマイズノズル装置及び溶融金属アトマイズ装置
JPH0578714A (ja) 金属粉末の製造方法
JPH04337012A (ja) 金属粉末の製造装置
JPH0559411A (ja) 金属粉末の製造方法
JPH02236206A (ja) 球形微細粉末の製造方法および装置
JPS5848325Y2 (ja) 溶湯流出容器
JPS5924560A (ja) 気水噴霧ノズル