JPH0588120U - ガス絶縁電気機器 - Google Patents

ガス絶縁電気機器

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JPH0588120U
JPH0588120U JP2614292U JP2614292U JPH0588120U JP H0588120 U JPH0588120 U JP H0588120U JP 2614292 U JP2614292 U JP 2614292U JP 2614292 U JP2614292 U JP 2614292U JP H0588120 U JPH0588120 U JP H0588120U
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JP
Japan
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plate
flange
gas
metal container
electric device
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Pending
Application number
JP2614292U
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English (en)
Inventor
清 牛島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissin Electric Co Ltd
Original Assignee
Nissin Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nissin Electric Co Ltd filed Critical Nissin Electric Co Ltd
Priority to JP2614292U priority Critical patent/JPH0588120U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 金属容器のフランジ間接続を締付ボルトを使
用しないボルトレスとすることにより、小型で組立作業
の容易なガス絶縁電気機器の金属容器を提供する。 【構成】 金属容器1,2の接続部または終端部におい
て、金属容器のフランジ4と中間板5またはフランジ4
と終端板6とを、断面C字状に形成され、その両先端間
に圧接力を有する押板10により挟んで固定する 【効果】 金属容器を、締付ボルトを使用せずに接続等
できるから、ボルト孔加工、ボルト締め付けの工数を減
少させることが可能となる。また、フランジ4および中
間板5の外径を小とすることが可能である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ガス絶縁電気機器の金属容器の製造技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ガス絶縁開閉装置(GIS)、ガス遮断器(GCB)等のガス絶縁電気機器は 、電気機器を金属容器内に収納し、その空間にSF6等の絶縁ガスを封入した構 造を有している。封入する絶縁ガスの圧力が低い場合、金属容器は比較的薄い板 により形成できる。金属容器は、胴部とその両端のフランジにより構成されるが 、板厚が薄くなると、胴部とフランジとを溶接で接続することはできなくなるた め、絞り加工等により一体成形することとなる。
【0003】 ガス絶縁電気機器の金属容器の胴部とフランジを絞り加工により一体成形した 例を図4〜図6を用いて説明する。
【0004】 図4は、ガス絶縁開閉装置12の全体を示しており、ガス絶縁開閉装置12は 配電盤13と並設されている。ガス絶縁開閉装置12を構成する金属容器1,2 は接続部Bにおいて接続され、終端部Aにおいて封止されている。図4における 接続部Bの断面を図5に、終端部Aの断面を図6に示す。
【0005】 金属容器1,2は、胴部3の両端を絞り加工等により加工してフランジ4を形 成している。図5の接続部Bにおいては、中間板5を金属容器1,2のフランジ 4で挟み、これらを締付ボルト7により締め付け固定する。また、図6の終端部 Aにおいては、金属容器1のフランジ4を終端板6に突き合わせ、締付ボルト7 により締め付け固定する。9はパッキンで、金属容器1,2内の気密を保持する ために設けられている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】 以上の従来例においては、金属容器1,2と中間板5または金属容器1と終端 板6との固定を締付ボルト7により行っているため、次の問題を有している。
【0007】 すなわち、締付ボルト7を使用するためボルト孔加工を必要とし、ボルト締め 付け作業に時間がかかる。更に、ボルトを設ける場所を必要とするから、フラン ジ高さH1が大となり、フランジ4、中間板5および終端板6の外径が大となる 。
【0008】 本考案は、上記点にかんがみ、金属容器のフランジ間接続を締付ボルトを使用 しないボルトレスとすることにより、小型で組立作業の容易なガス絶縁電気機器 の金属容器を提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案は、金属容器の接続部または終端部において、金属容器のフランジと中 間板またはフランジと終端板とを、断面C字状に形成されその両先端間に圧接力 を有する押板により挟んで固定するものである。
【0010】
【作用】
上記した手段によれば、締付ボルトが不要となるため、金属容器の接続部およ び終端部におけるボルト孔加工とボルト締め作業が不要となり、組立工数が減少 する。また、フランジ、中間板および終端板の外径が小さくなる。
【0011】
【実施例】
本考案をガス絶縁開閉装置に適用した実施例を図1〜図4を用いて説明する。 図4は前述の従来例の説明において説明したとおりのガス絶縁開閉装置の全体図 である。
【0012】 図1は、図4のガス絶縁開閉装置の接続部Bにおける詳細を示す。図1aは、 図4のa−a線から見た断面図、図1bは図1aにおけるb−b線から見た断面 図、図1cは押板とフランジの詳細を示す断面図である。
【0013】 金属容器1,2は、胴部3と、胴部3の両端を絞り加工により形成したフラン ジ4とからなっている。胴部3とフランジ4との境界8には、半径r1のアール が形成される。両フランジ4,4間に中間板5が置かれる。中間板5には、容器 中の気密を保持するためのパッキン9が設けられる。
【0014】 10は押板で、断面C字状に形成され、その先端の間隔t0は、フランジ4, 4と中間板5の厚みの合計と等しいかやや小さめにしておく。また、その先端は 面取りがされ、その面取りのアールr0を、前記胴部3とフランジ4の境界8の アールr1と略等しくしておく。また、この押板10は、図1aに示すように、 2分割したリング状に形成される。
【0015】 この押板10は、金属容器1,2の接続部に木ハンマー等でたたき込まれる。 そして、脱落防止用ボルト11により、押板10が中間板5に固定される。これ により、金属容器1,2の接続部Bは押板10により締め付け固定される。
【0016】 この構成によれば、締付ボルトを使用しないから、ボルト孔加工、ボルト締め 付けの工数を減少させることが可能となる。また、押板10とフランジ4とが接 触するのに必要な部分は、締付ボルトを設ける場合より小さくてすむから、フラ ンジ4の高さH1は小となり、フランジ4および中間板5の外径を小とすること が可能である。このフランジ4の高さH1を小さくすることは、フランジ4を形 成する絞り加工を容易にするものである。
【0017】 そして、押板10は、中間板5のパッキン9の部分を押さえて、金属容器の気 密保持を確実にする。更に、金属容器内の絶縁ガスの内圧は、金属容器1,2の 胴部3とフランジ4の境界8を膨らませて、金属容器1,2を変形させようとす る。しかしながら、本例においては、前記境界8のアールr1と押板10の先端 のアールr0とを略等しくしているから、押板10の先端は金属容器1,2の境 界8における変形を押さえ込み、金属容器1、2の機械的強度を高くしている。
【0018】 次に、図2は、図4のガス絶縁開閉装置の終端部Aにおける詳細を示す。図2 の終端部Aにおいては、押板10が挟むものが、フランジ4と終端板6であるこ とおよび、押板10の先端の間隔t01が、フランジ4と終端板6の厚みの合計と 等しいかやや小さめにしてある点が前記図1の接続部Bと異なる。その他の点に ついては前記図1の場合と同様であるので、その説明を参照されたい。
【0019】 また、図3は本考案の変形例を示し、フランジ4および中間板5の外周部をテ ーパ状に形成し、押板10の挿入を容易に行えるようにしたものである。この場 合も、テーパを形成した点を除き、図1の場合と同様であるので、その説明を参 照されたい。なお、このテ−パ状にする変形例は、終端部Aに対しても適用可能 である。
【0020】
【考案の効果】
本考案によれば、締付ボルトが不要となるから、ガス絶縁電気機器の金属容器 の接続部および終端部におけるボルト孔加工とボルト締め付け作業が不要となり 、組立工数を減少させることが可能となる。また、フランジ、中間板および終端 板の外径を小とすることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の実施例の金属容器の接続部を示す断
面図。
【図2】 本考案の実施例の金属容器の終端部を示す断
面図。
【図3】 本考案の変形例を示す一部断面図。
【図4】 ガス絶縁開閉装置の全体を示す側面図。
【図5】 従来の金属容器の接続部を示す断面図。
【図6】 従来の金属容器の終端部を示す断面図。
【符号の説明】
1,2…金属容器、3…胴部、4…フランジ、5…中間
板、6…終端板、7…締付ボルト、8…境界、9…パッ
キン、10…押板、11…脱落防止用ボルト、12…ガ
ス絶縁開閉装置、13…配電盤。

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 胴部とその両端に形成されたフランジに
    より構成された金属容器を備えたガス絶縁電気機器にお
    いて、2個の金属容器のフランジの間に中間板を置き、
    断面C字状に形成されその先端間に圧接力を有する押板
    により、前記両フランジと前記中間板を挟んで金属容器
    の接続部を形成したことを特徴とするガス絶縁電気機
    器。
  2. 【請求項2】 胴部とその両端に形成されたフランジに
    より構成された金属容器を備えたガス絶縁電気機器にお
    いて、終端板を前記フランジに当て、断面C字状に形成
    されその先端間に圧接力を有する押板により、前記フラ
    ンジと前記終端板を挟んで金属容器の終端部を形成した
    ことを特徴とするガス絶縁電気機器。
  3. 【請求項3】 断面C字状に形成された押板は、フラン
    ジ外径に沿って分割されたリング状に形成されたことを
    特徴とする請求項1または2記載のガス絶縁電気機器。
  4. 【請求項4】 断面C字状の押板の先端で、金属容器の
    胴部とフランジとの境界に接する部分は、金属容器の胴
    部とフランジとの境界のアールと略同等のアールが形成
    されていることを特徴とする請求項1または2記載のガ
    ス絶縁電気機器。
  5. 【請求項5】 断面C字状の押板は、脱落防止用ボルト
    で中間板または終端板に取り付けられたことを特徴とす
    る請求項1または2記載のガス絶縁電気機器。
  6. 【請求項6】 断面C字状の押板は、中間板または終端
    板に設けられたパッキンを押さえる位置を挾むことを特
    徴とする請求項1または2記載のガス絶縁電気機器。
JP2614292U 1992-04-22 1992-04-22 ガス絶縁電気機器 Pending JPH0588120U (ja)

Priority Applications (1)

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JP2614292U JPH0588120U (ja) 1992-04-22 1992-04-22 ガス絶縁電気機器

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JP2614292U JPH0588120U (ja) 1992-04-22 1992-04-22 ガス絶縁電気機器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0588120U true JPH0588120U (ja) 1993-11-26

Family

ID=12185298

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JP2614292U Pending JPH0588120U (ja) 1992-04-22 1992-04-22 ガス絶縁電気機器

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JP (1) JPH0588120U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002171624A (ja) * 2000-11-30 2002-06-14 Mitsubishi Electric Corp ガス封入形開閉装置

Cited By (1)

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