JP3331848B2 - 計器用変圧器 - Google Patents

計器用変圧器

Info

Publication number
JP3331848B2
JP3331848B2 JP00921996A JP921996A JP3331848B2 JP 3331848 B2 JP3331848 B2 JP 3331848B2 JP 00921996 A JP00921996 A JP 00921996A JP 921996 A JP921996 A JP 921996A JP 3331848 B2 JP3331848 B2 JP 3331848B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
yoke
core
leg
lower leg
iron core
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP00921996A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09199358A (ja
Inventor
健 塩尻
敬治 狩野
芳樹 川渕
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissin Electric Co Ltd
Original Assignee
Nissin Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissin Electric Co Ltd filed Critical Nissin Electric Co Ltd
Priority to JP00921996A priority Critical patent/JP3331848B2/ja
Publication of JPH09199358A publication Critical patent/JPH09199358A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3331848B2 publication Critical patent/JP3331848B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Transformers For Measuring Instruments (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、変電所などの電気
所に設置される計器用変圧器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】計器用変圧器は、積層鉄心と該積層鉄心
の脚部に巻装された一次巻線及び二次巻線とを有する変
圧器本体をSF6 ガスなどの絶縁媒体が収容された容器
内に収納した構造を有する。
【0003】図3(A)及び(B)は従来のガス絶縁計
器用変圧器の変圧器本体の構成を示したもので、(A)
は半部の上面図、(B)は正面図である。これらの図に
おいて1は短冊状の鋼板を積層して構成した積層鉄心
で、この積層鉄心は、水平方向に延びる上部脚部1A及
び下部脚部1Bと、上部脚部1Aの一端及び下部脚部1
Bの一端にそれぞれ上端及び下端が重ね合せ接合された
第1の継鉄部1Cと、上部脚部1Aの他端及び下部脚部
1Bの他端にそれぞれ上端及び下端が重ね合せ接合され
た第2の継鉄部1Dとからなっている。
【0004】なお本明細書において、重ね合せ接合と
は、継鉄部を構成する鋼板の端部と脚部を構成する鋼板
の端部とを相互に積層間に挿入して重ね合せた状態で接
合することを意味する。
【0005】2´は積層鉄心1を積層方向に締め付ける
コア締め金具で、このコア締め金具は、図4に示したよ
うに、対向配置される同形状の対の締め具2a´及び2
b´からなっている。各締め具は、鉄心1の第1の継鉄
部1Cを上部脚部1A及び下部脚部1Bとの接合部とと
もに締め付ける第1の継鉄締め付け部201´と、下部
脚部1Bの鉄心窓部に臨む部分(継鉄部1C及び1Dと
の接合部を除いた部分)を締め付ける下部脚部締め付け
部202´と、第2の継鉄部1Dを上部脚部1A及び下
部脚部1Bとの接合部とともに締め付ける第2の継鉄締
め付け部203´とによりほぼU字形の形状に形成され
ている。各継鉄締め付け部201´,203´及び下部
脚部締め付け部202´には適宜の個数のボルト挿通孔
hが設けられている。対の締め具2a´及び2b´は、
鉄心1を間にして対向配置されて、各ボルト挿通孔hと
鉄心1の所定箇所を積層方向に貫通させて設けられた孔
とを貫通させたボルト3と、該ボルトに螺合されたナッ
ト4とにより締結されている。
【0006】積層鉄心1の上部脚部1Aは幅が異なる鋼
板を積層することにより断面の輪郭形状を巻線の窓部の
円形に近付けたものからなっていて、該上部脚部1Aに
巻枠5に巻回された巻線6が嵌装されている。巻線6は
鉄心1に近い側に巻回された二次巻線と該二次巻線の外
側に巻回された一次巻線とからなっていて、一次巻線を
囲むように高圧シールド7が配置され、鉄心1の窓部に
添わせた状態で低圧シールド8が配置されている。高圧
シールド7の電位は一次巻線の高圧側の端部の電位に固
定され、低圧シールド8の電位は鉄心1の電位(接地電
位)に固定されている。
【0007】上記積層鉄心1と、コア締め金具2´と、
巻線6と、高圧シールド7と、低圧シールド8とにより
変圧器本体9が構成されている。この変圧器本体はSF
6 ガスが収容された図示しない容器内に収納され、高圧
シールド6から高圧端子が導出される。
【0008】上記の計器用変圧器を製造する際には、水
平な作業台上に鋼板を積層することにより積層鉄心1の
上部脚部1A及び下部脚部1Bと、両脚部の一端側に上
端及び下端が重ね合せ接合された第1の継鉄部1Cとか
らなるU字形鉄心部分を組み立て、治具により該U字形
鉄心部分の形を保持する。次いでこのU字形鉄心部分を
立てた状態で、上部脚部1Aに巻線6を嵌装し、高圧シ
ールド7を取り付ける。その後、U字形鉄心部分の開放
端(上部脚部の他端及び下部脚部の他端)に第2の継鉄
部1Dの両端を重ね合せ接合して積層鉄心1を完成さ
せ、該鉄心1をコア締め金具2により締め付ける。次い
で低圧シールド8を取り付けて変圧器本体9を完成す
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
計器用変圧器では、図4に示したように、コア締め金具
2´が積層鉄心の下部脚部1Bと第1及び第2の継鉄部
1C及び1Dとを一括して締め付けるようにU字形に構
成されていたため、積層鉄心1の上部脚部1Aに巻線6
を嵌装する際には、上部及び下部脚部1A及び1Bと第
1の継鉄部1DとからなるU字形鉄心部分を組立てた段
階で、該U字形鉄心部分を治具により押えて立てる必要
があった。
【0010】ところが、巻線を押える治具は鉄心部分を
貫通するボルトを備えておらず、該治具で押えただけで
はU字形鉄心部分の形状を強固に保つことが困難である
ため、巻線を嵌装する際に該U字形鉄心部分の形が崩れ
易いという問題があった。また鉄心の形が大幅に崩れな
いにしても、その一部の鋼板の位置がずれることがあ
り、その場合、ボルト挿通孔hが途中で塞がってボルト
3を挿入することが困難になるという問題があった。
【0011】本発明の目的は、鉄心の脚部に巻線を嵌装
する際に、鉄心の形が崩れたり、鉄心を構成する鋼板の
位置がずれたりするのを防いで、組立てを容易にするこ
とができるようにした計器用変圧器を提供することにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、水平方向に延
びる上部脚部及び下部脚部と、上部脚部の一端及び下部
脚部の一端にそれぞれ上端及び下端が重ね合せ接合され
た第1の継鉄部と、前記上部脚部の他端及び下部脚部の
他端にそれぞれ上端及び下端が重ね合せ接合された第2
の継鉄部とを有する積層鉄心と、該積層鉄心を間にして
対向配置された対の締め金具と積層鉄心を積層方向に貫
通させた状態で設けられて前記対の締め金具を互いに接
近する方向に締め付けるボルトとを備えて前記積層鉄心
の第1及び第2の継鉄部と下部脚部とを積層方向に締め
付けるコア締め金具と、積層鉄心の上部脚部に巻装され
た巻線とを備えた計器用変圧器に係わるものである。
【0013】本発明においては、コア締め金具が、積層
鉄心の第1の継鉄部を上部脚部及び下部脚部との接合部
とともに締め付ける継鉄締め付け部と下部脚部の鉄心窓
部に臨む部分(第1及び第2の継鉄部との接合部を除い
た部分)を締め付ける下部脚部締め付け部とを有する第
1の締め付け金具と、第2の継鉄部を上部脚部及び下部
脚部との接合部とともに締め付ける第2の締め付け金具
とに分割される。
【0014】上記のように、コア締め金具を第1及び第
2の締め付け金具に分割すると、第1の継鉄部と上部脚
部及び下部脚部とからなるU字形鉄心部分を組立てた段
階で第1の締め付け金具を該U字形鉄心部分に取り付け
て、該第1の締め付け金具を鉄心を貫通させたボルト及
び該ボルトに螺合させたナットにより仮締めすることに
より、U字形鉄心部分の形を保持することができる。こ
の場合、第1の締め付け金具を取り付けるボルトが鉄心
の各部を貫通して鉄心の形を保持するので、U字形鉄心
部分の上部脚部に巻線を嵌装する作業を行う際に鉄心の
形が崩れるのを防止することができ、鉄心の組立てを容
易にすることができる。
【0015】また巻線を嵌装する際に鉄心の形を維持す
るためには、第1の締め付け金具による仮締めの締め付
け力をそれ程強くする必要がないため、第2の継鉄部の
両端をU字形鉄心部分の上部脚部及び下部脚部の端部に
重ね合せ接合する作業を容易に行うことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、図3に示した従来の計器
用変圧器と基本的に同様の構成を有する計器用変圧器に
本発明を適用した例を示しものであり、図1において図
3の各部と同等の部分にはそれぞれ同一の符号を付して
ある。
【0017】図3において、1は上部脚部1Aと下部脚
部1Bと第1の継鉄部1Cと第2の継鉄部1Dとからな
る積層鉄心、2はコア締め金具、3はコア締め金具2を
締め付けるボルト、4はボルト3に螺合されるナットで
ある。積層鉄心1の上部脚部1Aには巻枠5を介して巻
線6が巻装され、巻線6の一次巻線の外周を囲むように
高圧シールド7が配置されている。また鉄心1の窓部の
内側に添わせた状態で低圧シールド8が取り付けられて
いる。
【0018】本発明においては、コア締め金具2が、図
2に示したように、第1の締め付け金具2Aと第2の締
め付け金具2Bとに分割されている。ここで、第1の締
め付け金具2Aは、鉄心の積層方向に対向配置される対
の締め具2A1及び2A2からなり、第2の締め付け金具2
Bは、同じく鉄心の積層方向に対向配置される対の締め
具2B1及び2B2からなっている。
【0019】第1の締め付け金具2Aを構成する対の締
め具2A1,2A2のそれぞれは、第1の継鉄部1Cの高さ
寸法よりも大きな高さ寸法を有して積層鉄心の第1の継
鉄部1Cを上部脚部1A及び下部脚部1Bとの接合部と
ともに締め付ける継鉄締め付け部201と、下部脚部1
Bの鉄心窓部に臨む部分(第1及び第2の継鉄部1C及
び1Dとの接合部を除いた部分)を締め付ける下部脚部
締め付け部202とによりほぼL字形に形成されてい
る。
【0020】図示の例では、継鉄締め付け部201及び
下部脚部締め付け部202がそれぞれ直角をなすように
配置されたアングル材からなっていて、下部脚部締め付
け部202を構成するアングル材の一端が継鉄締め付け
部201を構成するアングル材の側面に溶接されて両締
め付け部201及び202が一体化されている。継鉄締
め付け部201の第1の継鉄部1Cに当接する部分に
は、上下方向に間隔をあけて3つのボルト挿通孔h1 〜
h3 が形成され、これら3つのボルト挿通孔の内、最上
部及び最下部にそれぞれ設けられたボルト挿通孔h1 及
びh3 はそれぞれ第1の継鉄部1Cと上部脚部1Aとの
接合部及び第1の継鉄部1Cと下部脚部1Bとの接合部
に相応する位置に設けられている。また下部脚部締め付
け部202の下部脚部1Bに当接する部分のほぼ中央部
には1つのボルト挿通孔h4 が形成されている。
【0021】継鉄締め付け部201を構成するアングル
材の下端には、板面を水平方向に向けたベース板204
が溶接され、このベース板には、変圧器本体9を容器内
に収容した際に鉄心1を該容器の底部に固定するための
ボルトを挿通させる孔Hが形成されている。
【0022】第2の締め付け金具2Bを構成する対の締
め具2B1,2B2のそれぞれは、第1の締め付け金具2A
の継鉄締め付け部と同じ高さ寸法を有する単一のアング
ル材により全体がI字形を呈するように形成されてい
て、この第1の締め付け金具を構成するアングル材の下
端には、前記ベース板204と同様なベース板205が
溶接されている。第2の締め付け金具2Bの第2の継鉄
部1Dに当接する部分には、3つのボルト挿通孔h5 〜
h7 が形成され、これらのボルト挿通孔の内、最上部及
び最下部にそれぞれ設けられたボルト挿通孔h5 及びh
7 はそれぞれ第2の継鉄部1Dと上部脚部1Aとの接合
部及び第2の継鉄部1Dと下部脚部1Bとの接合部に相
応する位置に設けられている。
【0023】積層鉄心1には、コア締め金具2の各部に
設けられたボルト挿通孔にそれぞれ整合し得る貫通孔
が、鉄心を積層方向に貫通した状態で設けられ、コア締
め金具2のボルト挿通孔h1 〜h7 と鉄心1に設けられ
た貫通孔とを貫通させたボルト3と、該ボルト3に螺合
されたナット4とにより、積層鉄心1の各部が積層方向
に締め付けられるようになっている。
【0024】第1の締め付け金具2Aを構成する対の締
め具2A1及び2A2は、積層鉄心1の上部脚部1Aと下部
脚部1Bと第1の継鉄部1CとからなるU字形鉄心部分
を組立てた段階で、該U字形鉄心部分の第1の継鉄部1
Cと下部脚部1Bとを間にして対向配置されてボルト3
及びナット4により仮締めされる。巻線を巻装した後に
行われる第2の継鉄部1Dの接合を容易にするため、第
1の締め付け金具2Aによる鉄心の締め付けは緩めにし
ておく。
【0025】上記のように、U字形鉄心部分を第1の締
め付け金具2Aにより仮締めした後、該U字形鉄心部分
を立てた状態で上部脚部1Aに巻線6を嵌装する作業
と、高圧シールド7を取り付ける作業とを行う。
【0026】次いで、U字形鉄心部分の開放端(上部脚
部1Aの他端及び下部脚部1Bの他端)の積層間に第2
の継鉄部1Dを構成する鋼板の両端を挿入することによ
り、第2の継鉄部1Dの両端を上部脚部1Aの他端及び
下部脚部1Bの他端に重ね合せ接合する。第1の締め付
け金具2AによるU字形鉄心部分の締め付けを緩くして
おくことにより、この接合は容易に行わせることができ
る。
【0027】第2の継鉄部1Dを取り付けた後、第2の
締め付け金具2Bの対の締め具2B1,2B2を第2の継鉄
部1Dを間にして対向させ、両締め具をボルト3とナッ
ト4とにより締結して第2の継鉄部1Dを上部脚部1A
及び下部脚部2Bとの接合部とともに締め付ける。また
第2の継鉄部1Dの取り付けを完了した後に、第1の締
め付け金具2Aを締付けるボルト3及びナット4を増し
締めし、U字形鉄心部分を本締めして変圧器本体9を完
成する。
【0028】上記のように、コア締め金具2を、積層鉄
心の上部脚部1A及び下部脚部1Bと第1の継鉄部1C
とからなるU字形鉄心部分を締め付ける第1の締付け金
具2Aと、第2の継鉄部1Dを締め付ける第2の締め付
け金具2Bとに分割すると、第1の継鉄部と上部脚部及
び下部脚部とからなるU字形鉄心部分を組立てた段階で
第1の締め付け金具2Aを該U字形鉄心部分に取り付け
ることによりU字形鉄心部分の形を保持することができ
る。この場合、第1の締め付け金具2Aを取り付けるボ
ルト3が鉄心の各部を貫通して鉄心の形を保持すること
になるので、U字形鉄心部分の上部脚部1Aに巻線6を
嵌装する作業を行う際に鉄心の形が崩れるのを防止する
ことができ、巻線の嵌装作業を容易に行うことができ
る。
【0029】また巻線6を嵌装する際に鉄心の形を維持
するためには、第1の締め付け金具2Aによる締め付け
力をそれ程強くする必要がないため、第2の継鉄部1D
の両端をU字形鉄心部分の上部脚部及び下部脚部の端部
に重ね合せ接合する作業を容易に行うことができる。
【0030】以上本発明の好ましい実施の形態を説明し
たが、本明細書に開示した発明の主な態様を挙げると下
記の通りである。
【0031】(1) 水平方向に延びる上部脚部及び下
部脚部と、上部脚部の一端及び下部脚部の一端にそれぞ
れ上端及び下端が重ね合せ接合された第1の継鉄部と、
前記上部脚部の他端及び下部脚部の他端にそれぞれ上端
及び下端が重ね合せ接合された第2の継鉄部とを有する
積層鉄心と、前記積層鉄心を間にして対向配置された対
の締め具と積層鉄心を積層方向に貫通させた状態で設け
られて前記対の締め具を互いに接近する方向に締め付け
るボルトとを備えて前記積層鉄心の第1及び第2の継鉄
部と下部脚部とを積層方向に締付けるコア締め金具と、
前記積層鉄心の上部脚部に嵌装された巻線とを備えた計
器用変圧器において、前記コア締め金具は、前記積層鉄
心の第1の継鉄部を上部脚部及び下部脚部との接合部と
ともに締め付ける継鉄締め付け部と前記下部脚部の鉄心
窓部に臨む部分を締め付ける下部脚部締め付け部とを有
する第1の締め付け金具と、前記第2の継鉄部を上部脚
部及び下部脚部との接合部とともに締め付ける第2の締
め付け金具とに分割されていることを特徴とする計器用
変圧器。
【0032】(2) 水平方向に延びる上部脚部及び下
部脚部と、上部脚部の一端及び下部脚部の一端にそれぞ
れ上端及び下端が重ね合せ接合された第1の継鉄部と、
前記上部脚部の他端及び下部脚部の他端にそれぞれ上端
及び下端が重ね合せ接合された第2の継鉄部とを有する
積層鉄心と、前記積層鉄心を間にして対向配置された対
の締め具と積層鉄心を積層方向に貫通させた状態で設け
られて前記対の締め具を互いに接近する方向に締め付け
るボルトとを備えて前記積層鉄心の第1及び第2の継鉄
部と下部脚部とを積層方向に締付けるコア締め金具と、
前記積層鉄心の上部脚部に巻装された巻線とを備えた計
器用変圧器の製造方法において、前記積層鉄心の第1の
継鉄部を上部脚部及び下部脚部との接合部とともに締め
付ける継鉄締め付け部と前記下部脚部の鉄心窓部に臨む
部分を締め付ける下部脚部締め付け部とを有する第1の
締め付け金具と、前記第2の継鉄部を上部脚部及び下部
脚部との接合部とともに締め付ける第2の締め付け金具
とに前記コア締め金具を分割しておき、前記上部脚部と
第1の継鉄部と下部脚部とからなるU字形鉄心部分を組
立てた段階で、該U字形鉄心部分に前記第1の締付け金
具を取り付けて、該第1の締め付け金具を仮締め付け
し、前記U字形鉄心部分の上部脚部に前記巻線を嵌装す
る作業を行った後に、前記U字形鉄心部分の上部脚部の
他端及び下部脚部の他端に第2の継鉄部の上端及び下端
を接合する作業を行い、しかる後に前記第2の継鉄部を
前記第2の締め付け金具により締め付ける作業と前記第
1の締め付け金具の本締め作業とを行うことを特徴とす
る計器用変圧器の製造方法。
【0033】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、コア締
め金具を、上部脚部及び下部脚部と第1の継鉄部とから
なるU字形鉄心部分を締め付ける第1の締付け金具と、
第2の継鉄部を締め付ける第2の締め付け金具とに分割
したので、上部脚部に巻線を嵌装する作業を行う際に、
第1の締め付け金具により、U字形鉄心部分の形を確実
に保持して、その形崩れを防ぐことができ、巻線の嵌装
作業を容易に行わせることができる。
【0034】また本発明のようにコア締め金具を2つの
締め付け金具に分割しておけば、第1及び第2の継鉄部
と下部脚部とを一括して締め付ける構造のコア締め金具
に比べて重量が軽い締め付け金具を取り扱えばよいた
め、変圧器の組立て作業を容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明に係わる計器用変圧器の本体部
分の構成例を示した半部上面図、(B)は同本体部分の
正面図である。
【図2】図1の変圧器で用いるコア締め金具の斜視図で
ある。
【図3】(A)は従来の計器用変圧器の本体部分の構成
を示した半部上面図である。(B)は(A)の変圧器の
正面図である。
【図4】図3の変圧器で用いられていたコア締め金具の
斜視図である。
【符号の説明】
1 積層鉄心 2 コア締め金具 2A 第1の締め付け金具 2A1,2A2 対の締め具 201 継鉄締め付け部 202 下部脚部締め付け部 2B 第2の締め付け金具 2B1,2B2 対の締め具 6 巻線 7 高圧シールド 8 低圧シールド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−124774(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01F 38/24

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平方向に延びる上部脚部及び下部脚部
    と、前記上部脚部の一端及び下部脚部の一端にそれぞれ
    上端及び下端が重ね合せ接合された第1の継鉄部と、前
    記上部脚部の他端及び下部脚部の他端にそれぞれ上端及
    び下端が重ね合せ接合された第2の継鉄部とを有する積
    層鉄心と、前記積層鉄心を間にして対向配置された対の
    締め具と積層鉄心を積層方向に貫通させた状態で設けら
    れて前記対の締め具を互いに接近する方向に締め付ける
    ボルトとを備えて前記積層鉄心の第1及び第2の継鉄部
    と下部脚部とを積層方向に締め付けるコア締め金具と、
    前記積層鉄心の上部脚部に巻装された巻線とを備えた計
    器用変圧器において、 前記コア締め金具は、前記積層鉄心の第1の継鉄部を上
    部脚部及び下部脚部との接合部とともに締め付ける継鉄
    締め付け部と前記下部脚部の第1及び第2の継鉄部との
    接合部を除いた部分を締め付ける下部脚部締め付け部と
    を有する第1の締め付け金具と、前記第2の継鉄部を上
    部脚部及び下部脚部との接合部とともに締め付ける第2
    の締め付け金具とに分割されていることを特徴とする計
    器用変圧器。
JP00921996A 1996-01-23 1996-01-23 計器用変圧器 Expired - Fee Related JP3331848B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP00921996A JP3331848B2 (ja) 1996-01-23 1996-01-23 計器用変圧器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP00921996A JP3331848B2 (ja) 1996-01-23 1996-01-23 計器用変圧器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09199358A JPH09199358A (ja) 1997-07-31
JP3331848B2 true JP3331848B2 (ja) 2002-10-07

Family

ID=11714335

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP00921996A Expired - Fee Related JP3331848B2 (ja) 1996-01-23 1996-01-23 計器用変圧器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3331848B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102020201100A1 (de) * 2020-01-30 2021-08-05 Siemens Aktiengesellschaft Spannungswandler

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09199358A (ja) 1997-07-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3331848B2 (ja) 計器用変圧器
JP3011520B2 (ja) 変圧器の口出し導体接続構造
JPH0864428A (ja) 積層鉄心及びその組立方法
JPH0610654Y2 (ja) 巻鉄心変圧器
JPH05190346A (ja) ギャップ付鉄心形リアクトル
JPH05326248A (ja) 超電導コイルの接合構造
JPH11162752A (ja) 変圧器の巻線支持装置
JPH019139Y2 (ja)
JP3301641B2 (ja) 角形鋼管柱の柱脚構造
JPH11354332A (ja) 分解輸送形変圧器の分解輸送方法
JP2001148316A (ja) 電磁誘導機器
JPH0337223Y2 (ja)
JPH0214180Y2 (ja)
JPH0332007A (ja) 積鉄心型静止誘導電器
JPH0935966A (ja) 電磁機器
JPH085538Y2 (ja) 変圧器
JPH019086Y2 (ja)
KR200215968Y1 (ko) 고압트랜스포머
JPS5856546Y2 (ja) パネル連結取付装置
JPS61224307A (ja) ギヤツプ付鉄心形リアクトル
JPH09275020A (ja) 三角配置三脚鉄心形変圧器
JPS603567Y2 (ja) 乾式変圧器
JPH06188128A (ja) 変圧器
JPH06349641A (ja) 分解輸送形変圧器とその輸送方法
JP2003158016A (ja) 巻鉄心変圧器

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20020625

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees