JPH0525266Y2 - - Google Patents

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JPH0525266Y2
JPH0525266Y2 JP1985121462U JP12146285U JPH0525266Y2 JP H0525266 Y2 JPH0525266 Y2 JP H0525266Y2 JP 1985121462 U JP1985121462 U JP 1985121462U JP 12146285 U JP12146285 U JP 12146285U JP H0525266 Y2 JPH0525266 Y2 JP H0525266Y2
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packing
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terminal box
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  • Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)
  • Casings For Electric Apparatus (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この考案は耐圧防爆形電気機器の導線引込装置
に関する。更に詳しくは、端子箱から電気機器本
体へ導線を引込む場合の、複数本の導線挿通孔を
設けたパツキンを備えた導線引込装置の改良に関
するものである。
【従来技術とその課題点】
化学工場などの引火性のガスが存在するところ
では、電気機器の内部に引火性のガスが侵入し、
電気機器の内部で発生したアークが機器の外部に
出ると爆発の危険性があることから、耐圧防爆形
の電気機器の使用が義務づけられている。 この耐圧防爆形の電気機器の内部と外部との間
のシールには、経年変化によるシール不良防止、
耐熱性、冷却効果によるアーク漏洩防止の観点か
ら、有機系のシール材を使用しないで接合面は金
属で仕上げることが日本工業規格で要求されてい
る。 従来この種の導線引込装置としては日本工業規
格JISC0903−1983において、第3図および第4
図に示すような方式のものが一般的なものとして
示されている。第3図は縦断正面図、第4図はそ
の底面図である。 図において、1は端子箱を示しており、その内
部に端子台(図示せず)を位置させ、内部に電気
機器(図示せず)を取着した機器本体2と連結し
て耐圧防爆形電気機器を構成している。 端子箱1の機器本体2との連接壁1aにパツキ
ン箱3を一体的に形成し、パツキン箱3には凹所
3aを形成するとともに、この凹所3aの底壁3
bに通孔3cを形成し、この通孔3cに連設する
機器本体2の連接壁2aに通孔2bを形成してい
る。 凹所3aに多孔パツキン4およびこの多孔パツ
キン4を上下より挟持し、同一断面形状のパツキ
ン押え板5,6を嵌装している。多孔パツキン4
の断面は凹所3aの断面に略一致せしめ、中央部
に複数の導線挿通孔4aを形成し、パツキン押え
板5,6にもこれら導線挿通孔4aに対応する位
置に挿通孔5a,6aを設けている。この導線挿
通孔4a、挿通孔5a,6aに貫通導線7を貫通
せしめている。貫通導線7は通孔3c,2bを経
て機器本体2内に導入されている。さらに、凹所
3aに下方よりパツキングランド8を嵌入し、締
付けボルト9により締付けている。 これにより、押え板5,6を介して多孔パツキン
4を圧縮する。この圧縮により多孔パツキン4は
圧縮方向と直角の方向に膨出し、凹所3aの周壁
および貫通導線7に圧接されて気密を保つ。これ
により貫通導線7は機器本体2内に防爆性を保ち
ながら導入することができる。 しかしながら、上記のような導線引込装置にお
いては、端子箱1の連接壁1aに一体的にパツキ
ン箱3を形成する必要があり、またパツキングラ
ンド8や締付ボルト9を必要とし、部品点数が多
くなり構成が複雑となる欠点があつた。 また、実開昭58−53958号公報に開示してある
パツキン締め付け構造も同様の課題を有してい
る。
【考案の目的】
そこで本考案の目的は、接合面を金属で仕上げ
ることで日本工業規格の要求を満足すると共に、
パツキン箱の形成や、パツキングランドおよびそ
の締付ボルトを不要とし、これによつて部品加工
の容易さ、部品点数および組立て工数を減少する
ことによつてコストの低減を図つた耐圧防爆形電
気機器の導線引込装置を提供することにある。
【考案の構成】
上記目的を達成する為に講じた考案の構成は次
の通りである。 即ち本考案は、耐圧防爆形電気機器の導線引込
装置であつて、この導線引込装置は、金属製の端
子箱と金属製の機器本体との連結部に設けてあ
り、上記端子箱および機器本体の連接壁外面は平
面に形成してあり、上記連接壁にはそれぞれ通孔
が形成してあり、上記通孔のうち何れか一方には
通孔より径大な凹所が連設して形成されて、上記
通孔との間に段部が形成してあり、上記凹所内に
は、複数の導線挿通孔を有し上記凹所に嵌合する
形状に形成されている多孔パツキンと、この多孔
パツキンに設けてある導線挿通孔に対応する挿通
孔を有し、上記多孔パツキンの表面を被覆する金
属製のパツキン押え板が、上記多孔パツキンの両
側を挟持し、上記導線挿通孔および挿通孔に貫通
導線を挿通した状態で嵌入してあり、上記パツキ
ン押え板の一方を上記段部に設置し、上記連接壁
外面から浮き出ているパツキン押え板の他方は、
上記端子箱と機器本体を連結する連結ボルトを締
付けて凹所を設けていない連接壁で押して上記多
孔パツキンを所定の圧縮寸法に圧縮して弾性変形
させてあり、上記貫通導線と上記多孔パツキンの
導線挿通孔間、および上記多孔パツキンと凹所周
壁間の気密性を確保すると同時に両連接壁を密着
接合するようにしたものである。 なお、本考案で多孔パツキンとは、複数本の導
線挿通孔を形成したものをいい、一本の導線挿通
孔を形成したものに対する概念である。
【実施例】
第1図、第2図は本考案の実施例を示す縦断正
面図で、第1図は組付け状態、第2図は組付け前
の状態を示す。図中、従来例と同一又は同等部分
は同一符号にて示している。 図において、1は金属製の端子箱を示し、端子
箱1内部に端子台(図示せず)を位置させ、内部
に電気機器(図示せず)を取着した金属製の機器
本体2と連結して耐圧防爆形電気機器を構成して
いる。端子箱1と機器本体2とは、連接壁1a,
2aの外面を平面とし、それぞれの連接壁1a,
2aにより相互に連接され、連結ボルト10によ
り締付け連結される。 機器本体2の連接壁2aに通孔2bを設け、さ
らに段部2cを経て径大部、即ち凹所2dを形成
している。凹所2dには多孔パツキン4、および
このパツキン4を上下より挟持し同一断面形状の
金属製のパツキン押え板5,6を嵌装している。
多孔パツキン4の断面は、嵌合できるよう凹所2
dの断面に略一致せしめ、中央部に複数の導線挿
通孔4aを形成している。パツキン押え板5,6
にもこれら導線挿通孔4aに対応する位置に挿通
孔5a,6aを設けている。この導線挿通孔4a
及び挿通孔5a,6aには貫通導線7を貫通せし
めている。貫通導線7は通孔1b,2bを経て機
器本体2内に導入される。 なお、貫通導線の仕上がり外形寸法の種類によ
りパツキンの圧縮寸法を変える必要がある場合は
パツキン押え板の厚みを変えることによつて容易
に対応できる。 端子箱1の連接壁1aには、連接壁2aの通孔
2bに対応して通孔1bを設けている。この通孔
1bの通孔内周縁部1cはパツキン押え板6に当
接して、連結ボルト10の締付け時にパツキン押
え板6およびパツキン4を凹所2d内に押し込
み、パツキン4を圧縮する。この圧縮によりパツ
キンは圧縮方向と直角の方向に膨出し、凹所2d
の周壁および貫通導線7に圧接されて気密を保
つ。このようにして端子箱1の連接壁1aがパツ
キン4を所定の圧縮率に圧縮させて防爆構造とし
ての適合が得られるようにしたものである。 勿論前記端子箱1と機器本体2の接合面において
も防爆構造上のスキ及びスキの奥行を考慮しなけ
ればならない。 以上により、貫通導線7は機器本体2内に防爆
性を保ちながら導入することができる。なお、図
示例においては前記パツキン4を嵌入させる凹所
2dを機器本体2に形成しているが、この凹所は
端子箱1の連接壁1aに形成してもよい。 第2図に示すように、連結ボルト10を緩めた
状態ではパツキン押え板6の下面は凹所2dより
浮き出て突出しており、この突出長さが締付け
時の圧縮代となり、貫通導線7および凹所2dの
周壁への圧接力が充分とれる圧縮量となるように
設定される。 なお、本考案は図示の実施例に限定されるもの
ではなく実用新案登録請求の範囲の記載内におい
て数々の変形が可能である。
【考案の効果】
本考案は上記構成を有し、次の効果を奏する。 (1) 端子箱と機器本体の接合と、パツキンを所要
圧縮寸法に圧縮して弾性変形することが、連結
ボルトを締付けることによつて同時にできる。
このためパツキングランドや締付けボルトが不
要となり、従来のものと比較して部品点数を減
少させることができる。 しかも、作業上においても端子箱と機器本体
の連結と同時にパツキンの圧縮ができることか
ら工程も少なくて済み、結果としてコストの低
減を図ることができる。 (2) 端子箱および機器本体の連接壁外面を平面と
しており、端子箱と機器本体の連結と同時に何
れかの連接壁によつてパツキン押え板を介して
パツキンの圧縮ができるようにしたので、パツ
キングランドをパツキン箱に挿入する場合のよ
うに、その外径および内径の寸法の精度等を出
す必要はなく、加工が簡単である。 (3) 引込導線の被覆を含めた仕上がり外径寸法の
種類等によつてパツキンの圧縮寸法を変える必
要がある場合において、従来のようにパツキン
グランドをパツキン箱に挿入するものは、それ
ぞれ高さや深さが異なるパツキングランドおよ
びパツキン箱を用意し、これを保管しておかな
ければならなかつた。 しかし、本考案によればパツキンの圧縮寸法
を変える必要がある場合はパツキン押え板の厚
みを変えることによつて容易に対応でき、しか
も保管する部品の点数も少なくて済む。 また、引込導線数が変つた場合でもパツキ
ン、パツキン押え板を入れかえるだけで簡単に
対処できる。 (4) 連接壁にはそれぞれ通孔が形成してあり、通
孔のうち何れか一方には通孔より径大な凹所が
連設して形成されており、多孔パツキンの表面
を被覆する金属製のパツキン押え板が、多孔パ
ツキンの両側を挟持した状態で上記凹所内に嵌
入してある。 従つて多孔パツキンの外周面は金属で覆われ
た状態となつているために、アークの発生時に
生じる熱に耐えて多孔パツキンのシール効果の
低減を防止することができ、更に金属の冷却効
果によるアーク漏洩を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は本考案の実施例を示す縦断正
面図で、第1図は組付け状態、第2図は組付け前
の状態を示す。 第3図、第4図は従来例を示し、第3図は縦断
正面図、第4図は底面図である。 1……端子箱、1a……連接壁、1b……通
孔、1c……通孔内周縁部、2……機器本体、2
a……連接壁、2b……通孔、2c……段部、2
d……凹所、4……多孔パツキン、5,6……パ
ツキン押え板、7……貫通導線、8……パツキン
グランド、9……締付ボルト、10……連結ボル
ト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 耐圧防爆形電気機器の導線引込装置であつて、
    この導線引込装置は、金属製の端子箱1と金属製
    の機器本体2との連結部に設けてあり、 上記端子箱1および機器本体2の連接壁1a,
    2a外面は平面に形成してあり、 上記連接壁1a,2aにはそれぞれ通孔1b,
    2bが形成してあり、 上記通孔1b,2bのうち何れか一方には通孔
    より径大な凹所2dが連設して形成されて、上記
    通孔2bとの間に段部2cが形成してあり、 上記凹所2d内には、 複数の導線挿通孔4aを有し上記凹所2dに嵌
    合する形状に形成されている多孔パツキン4と、
    この多孔パツキン4に設けてある導線挿通孔4a
    に対応する挿通孔5a,6aを有し、上記多孔パ
    ツキン4の表面を被覆する金属製のパツキン押え
    板5,6が、上記多孔パツキン4の両側を挟持
    し、上記導線挿通孔4aおよび挿通孔5a,6a
    に貫通導線7を挿通した状態で嵌入してあり、 上記パツキン押え板の一方5を上記段部2cに
    設置し、上記連接壁2a外面から浮き出ているパ
    ツキン押え板の他方6は、上記端子箱1と機器本
    体2を連結する連結ボルト10を締付けて凹所2
    dを設けていない連接壁1aで押して上記多孔パ
    ツキン4を所定の圧縮寸法に圧縮して弾性変形さ
    せてあり、 上記貫通導線7と上記多孔パツキンの導線挿通
    孔4a間、および上記多孔パツキン4と凹所周壁
    間の気密性を確保すると同時に両連接壁1a,2
    aを密着接合するようにした、 耐圧防爆形電気機器の導線引込装置。
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