JPH0587399A - 風呂装置 - Google Patents

風呂装置

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JPH0587399A
JPH0587399A JP3252269A JP25226991A JPH0587399A JP H0587399 A JPH0587399 A JP H0587399A JP 3252269 A JP3252269 A JP 3252269A JP 25226991 A JP25226991 A JP 25226991A JP H0587399 A JPH0587399 A JP H0587399A
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Masayoshi Takayama
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Abstract

(57)【要約】 【目的】浴槽に対して給湯可能な給湯器と浴槽とを配管
接続して給湯器側から浴槽内の湯を排出できるようにし
た形式の風呂装置において、従来の浴槽がそのまま利用
できるとともに、給湯器と浴槽との間の配管の接続作業
及びこれらの修理点検が簡単になるようにすること。 【構成】浴槽(B) の側壁に設けた中継具(3) と給湯器
(1)との間を吸引用配管(11)を接続し、浴槽(B) の底面
側に開放する吸引口(21)を設けた端末具(2) とを接続
し、排水操作によって運転状態となるポンプ(P) 及び開
弁状態となる弁装置を給湯器(1) 内に設けたこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、風呂装置、特に、循環
加熱式、又は、高温差し湯式によって浴槽内の湯を昇温
させ得るようにした形式の風呂装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来技術及び課題】上記形式の風呂装置として、既
に、特開平3-129021号公報に開示のものを提案した。こ
のものでは、循環加熱によって、又は、高温差し湯によ
って浴槽内の湯温を上昇させる場合に、浴槽内に供給さ
れる高温水が浴槽底部に設けた口金から浴槽内に拡散す
ることから、浴槽内の湯温を所定の温度に上昇させたと
きに、浴槽内の上部と下部とでの温度むらが解消でき
る。
【0003】ところが、この従来のものでは、給湯器と
浴槽との間の配管が面倒であるとともに、浴槽に特別な
加工をする必要があり、既に使用されている浴槽にその
まま採用することは困難である。また、給湯器と浴槽と
の間の前記配管の修理点検も困難であるという問題があ
る。本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、
『給湯器と浴槽とを昇温用配管によって接続し、給湯器
側から浴槽内の湯の温度を上昇させ得るようにした形式
の風呂装置』において、従来の浴槽がそのまま利用でき
るとともに、給湯器と浴槽との間の配管の接続作業及び
これらの修理点検が簡単になるようにすることをその課
題とする。
【0004】[請求項1の発明]
【0005】
【技術的手段】上記課題を解決するための本発明の技術
的手段は、『浴槽(B) の側壁には前記昇温用配管を接続
した中継具(3) を設け、前記中継具の昇温用配管端末と
浴槽(B) の底部に配設し且浴槽(B) 内に連通する端末具
(2) とを延長管(4) によって連通接続した』ことであ
る。
【0006】
【作用】上記技術的手段は次のように作用する。浴槽
(B) の側壁に設けた中継具(3) と給湯器(1) とを昇温用
配管によって接続することにより浴槽(B) 内と給湯器
(1) 内との昇温用回路が連通接続されることとなる。ま
た、前記中継具(3) 側の端部からは延長管(4) を延長さ
せ、この延長管(4) の先端部に端末具(2) を設けて浴槽
(B) の底部に配置したから、結局、浴槽(B) の底部から
給湯器(1) 内に至る昇温用回路が連通接続される。
【0007】従って、上記昇温用回路を用いて浴槽内の
湯の温度を上昇させるときには、浴槽(B) 内に供給され
る高温度の湯が浴槽(B) の底部から上方に向って拡散さ
れることとなる。浴槽内の温度むらが生じにくい。
【0008】
【効果】.浴槽(B) の底部から浴槽内を昇温させるも
のにおいて、浴槽(B) の側壁に配置した中継具(3) と給
湯器(1) との配管作業によって浴槽(B) から給湯器への
昇温用回路の接続が行えるから、浴槽(B) の底部側から
給湯器(1) に昇温用経路を直接接続する場合に比べて配
管接続作業が簡単である。また、この経路の修理点検も
容易である。 .浴槽(B) の底部を特別に加工して口金等を装着する
ものではないから、従来の形式の浴槽がそのまま利用で
きる。 .浴槽(B) の底部から給湯器(1) への昇温用回路の全
体の配管接続作業を中継具(3) と給湯器(1) との配管接
続作業と、中継具(3) から端末具(2) への配管接続作業
(又は、端末具(2) を具備させた延長管(4) を中継具
(3) に接続する作業)とに分割できるから、昇温用回路
全体の配管作業が簡単である。 .浴槽(B) 内の昇温の際に供給される高温度の湯が浴
槽(B) の底部から上方に拡散されるから、温度むらが生
じにくい。
【0009】[請求項2の発明]この発明は、給湯器
(1) 側から排水できるようにすることを別の課題とする
もので、このために採用される手段は『昇温用配管に排
水弁(16)を具備させた排水管(19)を接続し、この排水管
又は前記昇温用配管に排水用のポンプ(P) を挿入した』
ことである。
【0010】この場合には、排水弁(16)を開弁させて排
水用ポンプ(P) を動作させると、端末具(2) から浴槽
(B) 内の残り湯を吸引して、給湯器(1) 側において排水
が可能となる。また、給湯器(1) と浴槽(B) との間は昇
温用配管を用いて排水できるため排水回路を特別に配管
する必要がない。 [請求項3の発明]この発明は、給湯器を高温差し湯式
とした場合に、高温湯供給回路(昇温用回路)に残り湯
が通過しないようにして、昇温用回路が残り湯によって
汚損される不都合を防止することを別の課題とするもの
である。
【0011】この課題を解決するために採用される技術
的手段は『給湯器を高温差し湯式の給湯器とし、昇温用
配管とは別に排水回路を設けて、この排水回路を、端末
具(2) と中継具(3) とを接続する吸引用延長管(41)と、
給湯器(1) 内の排水弁(16)を具備する排水管(19)と、こ
の排水管と前記中継具(3) を繋ぐ吸引用配管(11)とから
構成し、給湯器内の前記排水回路内に排水用のポンプ
(P) を挿入した』ことである。
【0012】これによれば、浴槽(B) 内の残り湯を排出
する際には、昇温用配管とは別に設けた排水管(19)と、
吸引用配管(11)と、吸引用延長管(41)とからなる排水用
回路を介して排水用のポンプ(P)によって給湯器側から
排出される。従って、浴槽(B) 内の昇温時に高温度の湯
が供給される昇温用配管には残り湯が通過しないことと
なる。
【0013】[請求項4の発明] この発明は、排水口
(H) を具備する既設の浴槽(B) に使用し易くすると共
に、延長管(4) を浴槽(B) の底部において固定可能にす
るものである。このために採用される技術的手段は、
『端末具(2) の下面には、浴槽(B) の排水口(H) に密嵌
する栓部(22)を設けた』ことである。
【0014】この手段を採用することにより、前記栓部
(22)を浴槽(B) の排水口に密嵌させると、栓部(22)が浴
槽(B) の排水口に固定される。そして、既に使用されて
いる通常の浴槽(B) に対して、本発明の風呂装置が極め
て簡単に実施できる。
【0015】
【実施例】次に、上記した本発明の実施例を図面に従っ
て詳述する。 [実施例1]図1〜図7に示す実施例1は、給湯器(1)
から浴槽(B) に湯張り可能で且浴槽(B) 内を循環加熱可
能に構成した上で、上記発明を実施したものである。
【0016】従って、図1のように、給湯器(1) と浴槽
(B) の側壁に配設される中継具(3)との間には循環加熱
回路が構成され、この実施例では、前記循環加熱回路の
うちの、給湯器(1) から浴槽(B) に向う供給用配管の一
部が湯張り管(12)としても機能し、浴槽(B) から給湯器
(1) に向う吸引用配管(11)が排水用の配管としても機能
するように構成されている。
【0017】このため、給湯用熱交換器(E1)及び風呂用
熱交換器(E2)を内蔵した給湯器(1)内においては、給湯
用熱交換器(E1)の出口側に続く給湯回路(W) から分岐配
管され且中継具(3) と接続させた湯張り管(12)の中程に
おいて風呂用熱交換器(E2)の出口側の逆止弁(14)を具備
する連絡管(L) が合流接続され、湯張り管(12)には、前
記合流点の上流側に湯張り弁(15)が挿入されている。
又、給湯器(1) 内における吸引用配管(11)にはポンプ
(P) が挿入されて、その吐出側には排水弁(16)を具備さ
せた排水管(19)が分岐接続されてその下流端は、給湯器
(1) の設置部の排水溝(M) に臨んでいる。そして、ポン
プ(P) の前記吐出側と風呂用熱交換器(E2)との間には開
閉弁(K) が挿入されている。一方、前記中継具(3) と浴
槽(B) の底部に配置される端末具(2) とは、延長管(4)
によって連通接続されるが、この実施例では、図3に示
すように、この延長管(4) は、湯張り管(12)に連通接続
される供給延長管(42)と、吸引用配管(11)に連通接続さ
れる吸引用延長管(41)によって構成される。
【0018】従って、端末具(2) →吸引用延長管(41)→
吸引用配管(11)→風呂用熱交換器(E 2)→連絡管(L) →湯
張り管(12)→供給延長管(42)の経路で循環加熱回路が構
成され、ポンプ(P) によって浴槽(B) 内の湯が強制循環
される。そして、前記循環加熱回路が既述の手段の項に
おいて記載した昇温用配管に相当する。中継具(3) は、
図2に示すように、浴槽(B) の側壁にネジ止め固定され
るもので、皿状の基体(31)と、これに被冠した蓋体(32)
とからなり、前記基体(31)から突出させた固定筒(33)を
浴槽(B) の側壁(G) に貫通させ、この固定筒(33)のフラ
ンジ部(34)と浴槽(B) の側壁との間に気密手段(35)を介
在させてこの固定筒(33)の端部に螺合するナット(N) に
よりネジ止めする。これにより、基体(31)が浴槽(B) の
側壁(G) に取付けられる。
【0019】前記基体(31)の底壁には、図4に示すよう
に、L字状に屈曲する一対の接続口金(13)(17)がそれぞ
れ取付けられており、前記接続口金(13)の外側の端部に
は湯張り管(12)が、接続口金(17)の外側の端部には吸引
用配管(11)が、それぞれロー付け等の手段で接続されて
いる。これら接続口金の浴槽内側の端部は、中継具(3)
の胴部下端から下方に突出したホースエンドとなってお
り、図3に示すように、接続口金(13)のホースエンド(1
3a) にはゴム管等の弾性管によって構成した供給延長管
(42)が、接続口金(17)のホースエンド(17a) には同様の
吸引用延長管(41)がそれぞれ外嵌接続されている。
【0020】端末具(2) は、図5に示すように、浴槽
(B) の底壁(D) に設けた排水口(H) に嵌入される栓部(2
2)を具備した構成としてあり、内部を上室(26a) と下室
(26b)とに区画した中空円板状の端末具(2) の下面中央
に排水口(H) より一回り大きな座部(23)が形成され、こ
の座部(23)の中央から前記栓部(22)が突出する。この端
末具(2) の下面周縁部には、複数のリブ(24)(24)を突出
させてこのリブの高さを前記座部(23)の厚さに一致させ
てある。従って、栓部(22)を排水口(H) に嵌入させた状
態において端末具(2) が底壁(D) に対して安定した状態
に支持される。
【0021】前記座部(23)の外周域には、複数の吸入口
(21)(21)が形成され、これら吸入口は、端末具(2) 内の
下室(26b)に連通し、端末具(2) の上面には吐出口(25)
(25)が開口してこれらが上室(26a) に連通している。端
末具(2) の周縁からは、図6に示すように、前記上室(2
6a) に連通させたホースエンド(27a) と、下室(26b)に
連通させたホースエンド(27b) とが平行に突出し、これ
らホースエンドに延長管(4) を構成する供給延長管(42)
と、吸引用延長管(41)とがそれぞれ外嵌接続される。
【0022】従って、上記実施例のものでは、湯張り管
(12)側が上記経路で端末具(2) の複数の吐出口(25)(25)
から浴槽内に連通し、吸引用配管(11)側は同様に端末具
(2)の吸入口(21)(21)から浴槽(B) 内と連通する。この
実施例では、湯張り操作されると、湯張り弁(15)が開弁
して給湯用熱交換器(E1)が運転状態となり、湯張り管(1
2)→中継具(3) の接続口金(13)→供給用延長管(42)→端
末具(2) の上室(26a) →吐出口(25)の経路で浴槽(B) 内
に湯張りされる。尚、このとき、公知の手段(図示せ
ず)により浴槽(B) 内の水位が所定の水位になると湯張
り弁(15)が閉弁されて給湯用熱交換器(E1)の運転が自動
的に停止される。
【0023】浴槽(B) 内を循環加熱するときには、所定
の操作によりポンプ(P) 及び風呂用熱交換器(E2)を運転
状態とする。尚、このとき、開閉弁(K) は開弁状態とす
る。これにより、浴槽(B) の底壁(D) の近傍の湯が吸入
口(21)(21)から吸引されて、下室(26b) →ホースエンド
(27b) →吸引用延長管(41)→接続口金(17)→吸引用配管
(11)→風呂用熱交換器(E2)→連絡管(L) →湯張り管(12)
→接続口金(13)→供給延長管(42)→上室(26a) の吐出口
(25)(25)→浴槽(B) の経路で循環加熱される。そして、
これの停止操作によって前記循環加熱が停止される。
【0024】次に、入浴後に浴槽(B) 内の残り湯を排出
するには、排水操作スイッチ(S) により排水操作をす
る。これにより、開閉弁(K)が閉弁し且排水弁(16)が開
弁した状態でポンプ(P) が運転されて端末具(2) の吸入
口(21)(21)から吸引された湯が吸引用延長管(41)→吸引
用配管(11)→排水管(19)の経路で排水溝(M) に排出され
る。
【0025】尚、この実施例では、排水操作によって排
水が完了すると、自動的にポンプ(P) の運転を停止し且
排水弁(16)を閉弁状態に復帰させるようになっており、
このために、図7に示す制御回路が設けられている。こ
の制御回路は、排水操作スイッチ(S) が「オン」になる
と出力接点(T1)が導通して自己保持されるタイマー(T)
の回路と、水流スイッチ(18)によって導通するリレー
(R) の回路と、この回路リレー(R) の出力接点(R1)又は
前記タイマー(T) の出力接点(T2)によって導通するポン
プ(P) の回路と、前記リレー(R) の出力接点(R2)によっ
て開弁状態となる排水弁(16)の回路とからなる。ここ
で、前記タイマー(T) は、動作開始後は出力接点(T1)(T
2)を一定時間「オン」にさせるものである。尚、リレー
(R) 及び排水弁(16)にはこれらの動作停止時期及び排水
弁(16)の動作開始時期を一定時間遅延させる遅延コンデ
ンサ(C) が並列接続されている。
【0026】この制御回路を採用すると、排水スイッチ
(S) を「オン」にすることにより、一定時間は、出力接
点(T1)によって自己保持されたタイマー(T) の出力接点
(T2)によりポンプ(P) が動作し、上記排水動作が進行す
る。その後、水流スイッチ(18)の動作によりリレー(R)
が動作状態になり、これの出力接点(R1)の導通によりポ
ンプ(P) の運転が継続状態に維持され、同時に、他方の
出力接点(R2)の導通により遅延コンデンサ(C) の遅延時
間経過後に排水弁(16)が開弁する。そして、排水が完了
すると、吸引用配管(11)内には水の流れが生じないこと
から、水流スイッチ(18)が「オフ」となり、遅延コンデ
ンサ(C) の遅延時間経過後にリレー(R)が「オフ」とな
って、ポンプ(P) が停止する。そして、さらに、他方の
遅延コンデンサ(C) の遅延時間経過後に排水弁(16)が閉
弁状態に復帰する。従って、排水が完了すると、自動的
に排水動作が停止する。
【0027】尚、前記排水動作によっては完全に浴槽内
の残り湯を排水できない場合、つまり、浴槽の底部(D)
に僅かな残水が生じる場合には、一旦上記のように排水
が完了した後において、一定量の湯又は水を湯張り管(1
2)を介して浴槽(B) 内に補給したあと、再度排水するよ
うにして、浴槽底部の残水が清浄な湯または水となるよ
うにすることも可能である。
【0028】[実施例2]上記実施例1は、昇温用配管
を、循環加熱回路の浴槽(B) に向う配管(連絡管(L) 及
び湯張り管(12))と、浴槽(B) から給湯器(1) に帰還す
る配管(吸引用配管(11))との組合せとしたが、高温差
し湯式とした場合には、給湯器(1)からの昇温用配管は
湯張り管(12)のみとなる。この場合の実施例について図
8〜図9に基いて説明する。
【0029】この実施例では、給湯器(1) 内には、給湯
用熱交換器(E1)のみが収容される。そして、前記給湯用
熱交換器(E1)から中継具(3) には湯張り管(12)が接続さ
れる。この中継具(3) には、図2と同様L字状に屈曲す
る接続口金(13)が設けられその浴槽内側のホースエンド
(13a) に供給延長管(42)が接続される。この実施例に採
用される端末具(2) は、図9に示すように、内部全体が
一つの中空室(26)となっており、これに連通するホース
エンド(27)がその周縁から側方に突出し、これに供給延
長管(42)が接続される。この端末具(2) の周縁近傍の下
面には多数のリブ(24)(24)が突出し、その範囲内におけ
る中空室(26)の下面構成壁に多数の開口(28)(28)が貫通
形成されている。
【0030】給湯器(1) 内では、上記湯張り管(12)の中
間で、湯張り弁(15)の下流側から分岐させた排水管(19)
が設けられ、この排水管(19)に排水用のポンプ(P) 及び
排水弁(16)を挿入すると共に水流スイッチ(18)を挿入
し、この排水管(19)の下流端を排水溝(M) に臨ませてい
る。この実施例2の風呂装置では、給湯用熱交換器(E1)
からの出湯温度を入浴に適する温度に設定して、湯張り
弁(15)を開弁させると、上記実施例1と同様にして湯張
り管(12)→中継具(3) の接続口金(13)→端末具(2) の開
口(28)(28)からなる給湯用経路により浴槽(B) 内に湯張
りできる。
【0031】又、浴槽内の湯温を高めるには、給湯用熱
交換器(E1)からの出湯温度を高温度(例えば、80℃〜
90℃程度)に設定して、上記経路で浴槽(B) 内に供給
する。これにより、浴槽内の湯量が若干増量されるが、
この高温度の湯の投入量に応じて浴槽内の湯温が高めら
れる。入浴後に、浴槽(B) 内の湯を排水するには、湯張
り弁(15)を閉弁状態としたままで、上記実施例1と同様
に、排水弁(16)を開弁させると共に、ポンプ(P) を運転
状態とする。これにより、開口(28)(28)から吸引された
浴槽(B) 内の残り湯が上記湯張り経路とは逆の経路でポ
ンプ(P) により吸引されれ、排水管(19)を介して排水溝
(M) に排出される。
【0032】尚、この実施例の場合にも、上記実施例1
の場合に採用した図5の制御回路をそのまま採用するこ
とにより、排水操作スイッチ(S) の操作によって排水動
作が進行し、この排水が完了すると、自動的にポンプ
(P) の運転を停止し且排水弁(16)を閉弁状態に復帰する
こととなる。 [実施例3]高温差し湯式の給湯器(1) を使用する場
合、図10に示すように、排水用の回路を別個に構成し
てもよい。
【0033】この場合には、上記実施例1と同様に、給
湯器(1) と浴槽(B) の側壁に設けた中継具(3) とは、湯
張り管(12)と吸引用配管(11)とによって接続され、前記
中継具(3) と端末具(2) とは供給延長管(42)と吸引用延
長管(41)とによって接続される。尚、この実施例の端末
具(2) では、図11及び図12に示すように、一つの中
空室(26)から一対のホースエンド(27)(27)が側方に突出
した構成としてあり、その下面の構成は上記実施例1の
端末具(2) と同様に構成され、栓部(22)によって浴槽
(B) の排水口(H) に装着固定される。そして、この栓部
は座部(23)の中央から突出して、この座部(23)の外周域
で中空室(26)の下面構成壁に多数の開口(28)(28)が形成
されている。
【0034】一方、給湯器(1) 内の吸引用配管(11)の端
末は排水溝(M) に臨み、この上流側に、排水弁(16)、ポ
ンプ(P)、及び、水流スイッチ(18)が挿入されている。
この場合には、上記実施例2と同様に湯張り出来且高温
度の湯を供給することにより浴槽(B) 内の湯温を高める
ことができる。又、残り湯の排水に際しては、湯張り管
(12)と別個に設けた吸引用配管(11)とこれに接続される
回路を介して上記実施例2と同様に給湯器(1) 側から排
水出来る。
【0035】[その他]尚、上記実施例の各部について
は次のような変更が可能である。循環加熱回路とは別に
吸引用配管(11)を設けるように変更すること。この場合
には、中継具(3) には、給湯器(1) 側と接続するための
配管が3つ必要となる。 .端末具(2) を底壁(D) の任意の位置に固定するに
は、図13のように、端末具(2) の下面に吸盤(29)を設
けるようにしてもよい。この場合には、栓部(22)が不要
となり、排水口(H) を具備する浴槽(B) に上記装置を対
応させるためには、別個の風呂栓によって排水口(H) を
閉栓する。 .延長管(4) を可撓性のない形式の配管部材に変更す
ること。
【0036】尚、中継具(3) 及び端末具(2) は、必ずし
も金属製である必要はなく、合成樹脂製であってもよ
い。 .図5の想像線で示すように、座部(23)とリブ(24)(2
4)との間にこのリブ(24)の高さに略一致する厚さのスポ
ンジ等の環状の連続気泡式の多孔質部材(V) を配設する
ように変更することも出来る。この場合には前記多孔質
部材(V) による毛細管現象によって浴槽の底面に貯留す
る残り湯が吸入口(21)(21)から確実に吸引できる。 .図1の実施例の排水弁(16)や図8の実施例の湯張り
弁(15)を切替え式の三方弁として、排水時には排水回路
側のみを連通し、循環加熱状態や高温差し湯及び湯張り
時は、循環回路側又は湯張り回路側のみを連通させるよ
うにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例1の全体説明図
【図2】中継具(3) の縦断面図
【図3】中継具(3) の浴槽(B) 内側からの正面図
【図4】中継具(3) の横断平面図
【図5】端末具(2) の断面図
【図6】端末具(2) の平面図
【図7】排水制御回路の説明図
【図8】実施例2の説明図
【図9】これに用いる端末具(2) の断面図
【図10】実施例3の説明図
【図11】これに用いる端末具(2) の断面図
【図12】端末具(2) の底面図
【図13】端末具(2) の他の例の説明図
【符号の説明】
(B) ・・・浴槽 (1) ・・・給湯器 (3) ・・・側壁具 (P) ・・・ポンプ (11)・・・吸引用配管 (20)・・・延長管 (2) ・・・端末具 (12)・・・湯張り管 (22)・・・栓部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】給湯器と浴槽とを昇温用配管によって接続
    し、給湯器側から浴槽内の湯の温度を上昇させ得るよう
    にした形式の風呂装置において、浴槽(B) の側壁には前
    記昇温用配管を接続した中継具(3) を設け、前記中継具
    の昇温用配管端末と浴槽(B)の底部に配設し且浴槽(B)
    内に連通する端末具(2) とを延長管(4) によって連通接
    続した風呂装置。
  2. 【請求項2】昇温用配管に排水弁(16)を具備させた排水
    管(19)を接続し、この排水管又は前記昇温用配管に排水
    用のポンプ(P) を挿入した請求項1に記載の風呂装置。
  3. 【請求項3】給湯器を高温差し湯式の給湯器とし、昇温
    用配管とは別に排水回路を設けて、この排水回路を、端
    末具(2) と中継具(3) とを接続する吸引用延長管(41)
    と、給湯器(1) 内の排水弁(16)を具備する排水管(19)
    と、この排水管と前記中継具(3)を繋ぐ吸引用配管(11)
    とから構成し、給湯器内の前記排水回路内に排水用のポ
    ンプ(P) を挿入した請求項1に記載の風呂装置。
  4. 【請求項4】端末具(2) の下面に浴槽(B) 内の排水口に
    嵌入する栓体(22)を具備させた請求項1から請求項3に
    記載の風呂装置。
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JPS5615700A (en) * 1979-07-16 1981-02-14 Tokuzou Hirose Sugar segment
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