JPH0586913U - コンベヤベルト - Google Patents

コンベヤベルト

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JPH0586913U
JPH0586913U JP2969292U JP2969292U JPH0586913U JP H0586913 U JPH0586913 U JP H0586913U JP 2969292 U JP2969292 U JP 2969292U JP 2969292 U JP2969292 U JP 2969292U JP H0586913 U JPH0586913 U JP H0586913U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 円筒形またはU形ベルトコンベヤに使用する
ことができる、クラックの発生を効果的に抑制した構造
で且つ低コストのコンベヤベルトを提供する。 【構成】 一定間隔を隔てた駆動プーリ8と従動プーリ
7との間に懸回したコンベヤベルト9を両プーリのとこ
ろで偏平に展開し、コンベヤベルト9の一方の面9aを
円筒形に折り曲げて高温物体を搬送し、駆動プーリ8を
周回させた後にコンベヤベルト9の他方の面9bを円筒
形に折り曲げて非高温物体を搬送するように構成した円
筒形ベルトコンベヤに使用するコンベヤベルト9であっ
て、該コンベヤベルト9を円筒形に折り曲げたときの歪
みがゼロである中立位置がベルト厚さ方向において高温
物体搬送面側に偏位している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はコンベヤベルトに関し、詳しくは往路と復路において搬送面が異なる ように円筒形またはU形に折り曲げて物体を搬送するベルトコンベヤに使用する コンベヤベルトであって、往路または復路のいずれかにおいて高温物体を搬送す るコンベヤベルトに関する。
【0002】
【従来の技術および考案が解決しようとする課題】
一般に円筒形またはU形ベルトコンベヤは、運搬物を円筒形またはU形に封鎖 して搬送するため、搬送中の荷こぼれ、飛散、漏洩等がなく、急傾斜搬送が可能 であると共に、円筒形またはU形であるため設置断面積が小さくてすむ等の利点 を有し、経済性に優れていることから近年注目を集めているコンベヤである(例 えば、実公昭45−4584号公報、実公昭45−4585号公報、特開昭58 −125506号公報、実開昭62−41710号公報参照)。
【0003】 ところが、これらのベルトコンベヤにおいては、高温物体搬送のための特別の 工夫が施されていないため、往路または復路のいずれか一方で高温物体を搬送し 、他方で非高温物体を搬送するとき、例えば往路は表カバーゴム側で高温物体を 搬送し、復路では裏カバーゴム側で非高温物体を搬送する場合、往路で熱応力を 受けた表カバーゴムが復路では外表面となり引張力を受けて伸張する。表カバー ゴムがこのような熱劣化と引張力を繰り返し受けることにより、やがてクラック が発生する。このクラックが発生すると、往路で運搬物がクラック内に入り込み 、復路においてそれが落下するという事態が起こることがある。この場合、カバ ーゴムが薄いと、内部の心体層までゴムの硬化(熱劣化)が進行し、カバーゴム の一部が心体層から欠落することがある。
【0004】 そのため、カバーゴムの厚みを一定以上に厚くし、熱劣化の影響がカバーゴム 内側にまで及ばないようにする方法が行われていた。しかし、カバーゴムの厚み が大きくなれば、コンベヤベルト自体の製造コストが高くなり、また、コンベヤ 搬送ラインの動力費が高くなる。 また、一般に円筒形またはU形ベルトコンベヤにおいては、内部の心体ゴムに 埋設する抗張体にスチールコードまたはポリアミドコード等を用い、その上下に 補強布を配することが多いが、この補強布は形状保持のための剛性は有している が、上記したようなクラック防止には効果的ではない。
【0005】 本考案は従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであって 、その目的は、円筒形またはU形ベルトコンベヤに使用することができる、クラ ックの発生を効果的に抑制した構造で且つ低コストのコンベヤベルトを提供する ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案の要旨は、一定間隔を隔てた2個のプーリの 間に懸回した無端ベルトを両プーリのところで偏平に展開し、該無端ベルトの一 方の面を円筒形またはU形に折り曲げて高温物体を搬送し、一方のプーリを周回 させた後に無端ベルトの他方の面を円筒形またはU形に折り曲げて非高温物体を 搬送するように構成した円筒形ベルトコンベヤまたはU形ベルトコンベヤに使用 するコンベヤベルトであって、該コンベヤベルトを円筒形またはU形に折り曲げ たときの歪みがゼロである中立位置がベルト厚さ方向において高温物体搬送面側 に偏位している構造であることを特徴とするコンベヤベルトを第一の考案とし、 上記第一の考案において、コンベヤベルトが表裏のカバーゴムの各々と抗張体 を有する中間層ゴムとの間に補強布を介装した構成であって、高温物体搬送面側 の補強布のモジュラスが非高温物体搬送面側の補強布のモジュラスより大きいこ とを特徴とするコンベヤベルトを第二の考案とし、 上記第一の考案において、コンベヤベルトが表裏のカバーゴムの各々と抗張体 を有する中間層ゴムとの間に補強布を介装した構成であって、非高温物体搬送面 側の補強布がバイアス状に織られていることを特徴とするコンベヤベルトを第三 の考案とし、 上記第一の考案において、コンベヤベルトが表裏のカバーゴムの各々と抗張体 を有する中間層ゴムとの間に補強布を介装した構成であって、該抗張体と高温物 体搬送面側の一方のカバーゴム内面との間隔が、上記抗張体と非高温物体搬送面 側の他方のカバーゴム内面との間隔より長いことを特徴とするコンベヤベルトを 第四の考案とする。
【0007】
【作用】
円筒形またはU形に折り曲げたコンベヤベルトの一方の面に高温物体を積載し て搬送し、プーリを周回させた後に他方の面を円筒形またはU形に折り曲げるこ とにより高温物体搬送面が外面となっても、曲げ歪みがゼロである中立位置が高 温物体搬送面側に偏位しているので、曲げに伴う高温物体搬送面側の伸びが少な く、熱応力と曲げの繰り返しによるクラック発生が抑制される。
【0008】
【実施例】
以下に本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図1は本考案に係るコンベヤベルトの一例を示す断面図で、1は表カバーゴム 、2は裏カバーゴム、3は接着ゴム3aで接着した抗張体4を有する中間層ゴム 、5、6は補強布である。なお、接着ゴムを省略することも可能である。 図2は本考案に係るコンベヤベルトを使用した円筒形ベルトコンベヤの全体構 成を示す斜視図である。図において、7は従動プーリ、8は駆動プーリであり、 9は図1に示す断面を有する本考案に係るコンベヤベルトで、上記両プーリの間 に懸回されている。このコンベヤベルト9は従動プーリ7のところで偏平状に展 開され、一方の面9a(図1参照)にシュート10から投入された高温物体を積 載して搬送し、支持枠11Aのところで複数のローラ12により、面9aが内面 になるように円筒形に折り曲げられ、コンベヤベルト9はこの複数の支持枠(1 1A〜11Z)を経て駆動プーリ8に達すると、再び偏平状に展開されてこのプ ーリ8を周回してベルトコンベヤ13に高温物体が排出される。コンベヤ13は 矢印方向に進行し、この高温物体を所定の場所まで運搬する。そして、プーリ8 を周回したコンベヤベルト9の他方の面9b(図1参照)上に、シュート14か ら非高温物体が投入される。コンベヤベルト9は支持枠11Zのところで複数の ローラ12により面9bが内面になるように円筒形に折り曲げられる。そして、 コンベヤベルト9は複数の支持枠(11Z〜11X)を経てガイドローラ15の ところで偏平状に展開されて非高温物体をベルトコンベヤ16に排出する。ベル トコンベヤ16は矢印方向に進行し、この非高温物質を所定の場所まで運搬する 。そして、コンベヤベルト9はガイドローラ17、18、19を経て再び従動プ ーリ7に達し、以後上記と同様の作業が繰り返し行われる。図3は図2の支持枠 11Xまたは11Zの部分の断面図である。 次に、繰り返し屈曲によるコンベヤベルトの亀裂成長に対する抵抗性を測定す るために、JIS−K6301に従って屈曲試験を行った。この場合、ベルト幅 は160mmとし、抗張体としては2.0mm径のスチールコードを10mmピッチで 中間層ゴムに配した。その屈曲試験に供したコンベヤベルトの補強布としては、 以下の表1に示すR1 またはR2 を使用した。そして、補強布と中間層ゴムを以 下の表2のように組合せたものについて、JIS−K6301に従って、試験片 厚みを13mmとし、3000回屈曲した後の亀裂長さを測定した。その結果を表 2に示す。表2において、中間層ゴムの厚み区分を示す記号M1 、M2 の意味は 図1に示す通りである。
【0009】
【表1】
【0010】
【表2】
【0011】 表2に示すように、本実施例に係るベルトI〜III は、いずれも曲げ歪みがゼ ロである中立位置が高温物体搬送面側に偏位している構造なので、比較例のもの に比べて亀裂長さが短く、亀裂しにくいことが分かる。
【0012】 また、本考案に係るコンベヤベルトは、上記した円筒形ベルトコンベヤのみな らず、図4に示すようなU形断面のベルトコンベヤにも使用できる。
【0013】
【考案の効果】
本考案に係るコンベヤベルトは、耐亀裂性に優れているから、ベルト寿命が延 長する。また、ベルト厚みを薄くすることが可能で、コンベヤベルト自体の製造 コスト低減が可能になると共に、ベルト重量の軽減によりコンベヤラインの動力 費を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のコンベヤベルトの断面図である。
【図2】円筒形ベルトコンベヤの全体構成を示す斜視図
である。
【図3】図2の支持枠11Xまたは11Zの部分の断面
図である。
【図4】図3において、コンベヤ形状をU形断面とした
場合の図である。
【符号の説明】
1…表カバーゴム 2…裏カバーゴム 3…中間層ゴム 4…抗張体 5、6…補強布 7…従動プーリ 8…駆動プーリ 9…コンベヤベルト

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定間隔を隔てた2個のプーリの間に懸
    回した無端ベルトを両プーリのところで偏平に展開し、
    該無端ベルトの一方の面を円筒形またはU形に折り曲げ
    て高温物体を搬送し、一方のプーリを周回させた後に無
    端ベルトの他方の面を円筒形またはU形に折り曲げて非
    高温物体を搬送するように構成した円筒形ベルトコンベ
    ヤまたはU形ベルトコンベヤに使用するコンベヤベルト
    であって、該コンベヤベルトを円筒形またはU形に折り
    曲げたときの歪みがゼロである中立位置がベルト厚さ方
    向において高温物体搬送面側に偏位している構造である
    ことを特徴とするコンベヤベルト。
  2. 【請求項2】 コンベヤベルトが表裏のカバーゴムの各
    々と抗張体を有する中間層ゴムとの間に補強布を介装し
    た構成であって、高温物体搬送面側の補強布のモジュラ
    スが非高温物体搬送面側の補強布のモジュラスより大き
    いことを特徴とする請求項1記載のコンベヤベルト。
  3. 【請求項3】 コンベヤベルトが表裏のカバーゴムの各
    々と抗張体を有する中間層ゴムとの間に補強布を介装し
    た構成であって、非高温物体搬送面側の補強布がバイア
    ス状に織られていることを特徴とする請求項1記載のコ
    ンベヤベルト。
  4. 【請求項4】 コンベヤベルトが表裏のカバーゴムの各
    々と抗張体を有する中間層ゴムとの間に補強布を介装し
    た構成であって、該抗張体と高温物体搬送面側の一方の
    カバーゴム内面との間隔が、上記抗張体と非高温物体搬
    送面側の他方のカバーゴム内面との間隔より長いことを
    特徴とする請求項1記載のコンベヤベルト。
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