JP3306747B2 - 筒形コンベヤベルト及び筒形ベルトコンベヤ - Google Patents

筒形コンベヤベルト及び筒形ベルトコンベヤ

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太一 田上
茂 森下
福雄 浜口
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Nippon Steel Corp
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Sumitomo Riko Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、搬送物を筒状に変
形させたベルトの内側に包み込んで搬送する筒形コンベ
ヤベルト、及びこれを用いたベルトコンベヤに関する。
【0002】
【従来の技術】エンドレスのベルトをヘッドプーリとテ
ールプーリの間に張設し、途中を複数の保形用ローラで
支持して円筒状に変形させ、その内側に搬送物を収容し
て搬送する円筒形コンベヤベルトは、搬送物の飛散など
を抑えることができるベルトコンベヤ用として注目さ
れ、既に砕石、鉱石、セメント、石炭、コークス等の搬
送用として一部で使用されている。
【0003】この円筒形のベルトコンベヤは、例えば図
7に示すように、エンドレスのコンベヤベルト1を駆動
用のヘッドプーリ2と従動用のテールプーリ3の間に回
転可能に張設し、往路及び復路の途中には図8に示すよ
うに対をなす複数の保形用ローラ4を備えた複数の保形
装置が所定間隔で設けてあり、コンベヤベルト1の外周
を支持して円筒状に変形させながら、図7の矢印方向に
回走させるものである。尚、通常はコンベヤベルト1に
張力を与えるため、図7に示すスナッブプーリ5、ベン
ドプーリ6、8、及びテークアッププーリ7等の補助プ
ーリが配設されている。
【0004】搬送物aは、図7に示すように、ベルトコ
ンベヤの往路の始点付近において、開かれたコンベヤベ
ルト1の内側にホッパー等から投入して積載された後、
次第に保形用ローラ4により円筒形に変形されるコンベ
ヤベルト1の内側に収容されて搬送され、終点付近にお
いて再び開かれたコンベヤベルト1から外部に自動的に
放出される。
【0005】しかし、従来の円筒形コンベヤベルトは、
図8に示すようにコンベヤベルト1の両端部を渦巻き状
に重ね合わせて外側を複数の保形用ローラ4で円筒形に
保持しているが、重ね合わせた両端部はフリーであるた
め隙間が生じやすく、充分な密閉性が得られない欠点が
あった。また、外側は複数の保形用ローラ4で支持され
ているが、内側への変形は全く規制されていないので、
円筒形コンベヤベルトが左右に曲走する場合には捩れて
重ね合わせ幅が大きくなり、搬送物を積載すべき空間部
の断面積が減少して正規の積載量が期待できない等の問
題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる従来
の事情に鑑み、筒状に形成したとき密閉性に優れると共
に、曲走する場合でも捩れがなく優れた保形性能を備え
ている筒形コンベヤベルト、及びこの筒形コンベヤベル
トを用いることにより、正規の積載量の搬送物を飛散ま
たは落下させることなく常に安定して搬送することがで
きる筒形ベルトコンベヤを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明が提供する請求項1の筒形コンベヤベルト
は、ベルトの両側に互に殆ど隙間なく突き合わせ得る対
向面を備えた一対の厚肉縁部を有すると共に、両側の厚
肉縁部の間に連続した中間部を備え、両側の厚肉縁部の
対向面を互いに突き合わせてベルトを筒状に保形したと
き、その内側に搬送物を収容するための空間部が形成さ
れると共に、突き合わせた側の頂部とその両側部とが互
いにほぼ直角に交わる平面をなし、頂部の反対側に前記
両側部の平面から連続した断面略半円状の曲面が形成さ
れることを特徴とする。
【0008】この筒形コンベヤベルトは、その内部構造
として、すだれ状帆布をベルトの長さ方向に対して傾斜
させてベルト内部のほぼ全面に埋設すると共に、平織り
帆布をベルト内部の少なくとも厚肉縁部を除いた部分に
のみ埋設してある。
【0009】上記請求項1の筒形コンベヤベルトを用い
た本発明の請求項7のベルトコンベヤは、搬送方向に延
びるフレームに軸支されたヘッドプーリ及びテールプー
リと、ヘッドプーリとテールプーリの間にエンドレスに
張設された請求項1の筒形コンベヤベルトと、少なくと
も往路に間隔をおいて配置され、前記コンベヤベルトの
両側及び上下から接する各一対一組の保形用ローラを備
えた複数の保形装置とからなり、該保形装置により前記
コンベヤベルトが厚肉縁部の対向面を突き合わせて筒形
に保形されることを特徴とする。
【0010】前記一対一組の保形用ローラを備えた保形
装置は、コンベヤベルトの両側に対向して軸支され、コ
ンベヤベルトの両側部に接し厚肉縁部の対向面を突き合
わせて筒状に保形する一対の保形用サイドローラと、筒
状に保形されたコンベヤベルトの対向面を突き合わせた
側に軸支されコンベヤベルトの頂面を押える保形用押え
ローラと、頂面と反対側に軸支された保形用受けローラ
とから構成される。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の筒形コンベヤベルトの一
具体例を図1に示す。この筒形コンベヤベルト10は、
両端部に中間部11よりも肉厚に形成した厚肉縁部1
2、12を備えており、上方において一対の厚肉縁部1
2、12を対向させるようにベルトを筒状に変形させ、
各厚肉縁部12、12の対向面13同士を互に突き合わ
せることによって、その内側に搬送物を積載して収容す
るための断面略円形の空間部14が形成される。尚、空
間部14の大きさは用途により適宜選択できるが、内径
で約50〜100mm程度が筒形形状を維持するうえで
好ましい。
【0012】このように両端部に形成された厚肉縁部1
2、12の対向面13、13を互いに突き合わせてコン
ベヤベルト10を筒状に変形させたとき、それぞれの対
向面13、13は共に平面に形成されているので互いに
殆ど隙間なく当接して優れた密閉性を得ることが可能で
ある。また、当接する対向面13、13のズレを防ぐた
めには、厚肉縁部12、12の対向面13、13におけ
る径方向の長さが、内側に形成された空間部14の内径
の約50〜60%程度であることが好ましい。尚、対向
面13、13は、突き合わせたとき互いに殆ど隙間なく
当接できれば平面でなくてもよい。
【0013】上記のごとく筒状に形成したとき、厚肉縁
部12、12の頂面12aと頂面12aから下方に延び
る両側平面12b、12bとは互いにほぼ直角に交わ
る、即ちこの部分の断面外形はほぼコ字状になってい
る。同時に、この頂面12aの反対側は中間部11が湾
曲した断面略半円状の曲面11aとなり、この曲面11
aの直径と両側平面12b、12bの間の幅とがほぼ同
一であるため、断面略半円状の曲面11aと両側平面1
2b、12bとはほぼ連続して形成されている。尚、こ
の実施例の筒形コンベヤベルトは予め筒状に形成されて
いる。
【0014】また、図3は本発明の筒形コンベヤベルト
の別の実施例であり、このコンベヤベルト10は、図4
に示すように幅方向両端部に厚肉縁部12、12が形成
されているが、中間部11を強制的に湾曲させて各厚肉
縁部12、12の対向面13、13を互に当接させたと
き、内側に形成される空間部分14の断面形状が筒形コ
ンベヤベルト10の外形と同様のほぼ四角形と半円形を
組み合わせた形状となるものである。尚、その他の点に
ついては前記図1のものと同一であるから説明を省略す
る。
【0015】本発明の筒形コンベヤベルトの内部構造
は、図1及び図3に示すように、すだれ状帆布15をバ
イアス状に、即ちベルトの長さ方向に対して傾斜させて
ベルト内部のほぼ全面に埋設し、同時に平織り帆布16
をベルト内部の少なくとも厚肉縁部12、12を除いた
部分にのみ埋設してある。尚、すだれ状帆布15及び平
織り帆布16は単層であっても複数層であってもよく、
また両者のいずれを内側に配置してもよい。
【0016】上記すだれ状帆布15は、すだれ織りの縦
コードをベルトの長さ方向に対してバイアスに配置し、
ほぼ全面に埋設してあるので、筒形コンベヤベルト10
の径方向における柔軟性を保持しつつ、その筒形形状を
維持する作用をもっている。一方、厚肉縁部12、12
を除く中間部11側に埋設された平織り帆布16は伸縮
が小さいので、ベルトの長さ方向に加えられる引張力を
分担して、長さ方向の伸びを抑える働きをする。尚、平
織り帆布16の埋設は、ベルト全体としての柔軟性を保
持するために、中間部11を中心として空間部14の内
周のほぼ1/3程度を基本とすることが好ましい。
【0017】次に、本発明の筒形コンベヤベルトの製造
方法について説明する。製造方法の一つは、図2に示す
ごとく、まず通常のホースの製造と同様に円筒部10a
を形成する方法である。例えば、マンドレル等の外周に
内面ゴム、すだれ状帆布15、中間ゴム、平織り帆布1
6、及び外面ゴムをこの順序に成形して円筒部10aを
形成する。次に、この円筒部10aの上側外周に積みゴ
ム部10bを積層し、積みゴム部10bの外周を断面略
コ字状にして同一形状の型枠20で押え、積みゴム部1
0bを円筒部10aに密着させた状態で長尺加硫缶に入
れ、加硫することにより一体化する。その後、図2中に
一点鎖線で示した切断面21に沿って切断することによ
り、図1に示すような筒形コンベヤベルト10が得られ
る。
【0018】また、図4に示すように、筒形コンベヤベ
ルトを平面的に展開した形状にプレスにより型成形加硫
する方法もある。この場合、中間部11では内面ゴム、
すだれ状帆布15、中間ゴム、平織り帆布16、及び外
面ゴムをこの順序に平面的に積層し、両側端部ではこれ
らをほぼ直角方向に積層して厚肉縁部12、12を形成
すればよい。この方法は、両側の厚肉縁部12、12の
形状が単純な四角形の場合に適用しやすいから、図3に
示す形状の空間部14を有する筒形コンベヤベルトの製
造に適している。
【0019】尚、コンベヤベルトを構成するゴム材料は
従来からコンベヤベルトに使用されているものでよく、
例えばJISに規定された黒色耐熱性カバーゴム等が好
適に使用できる。また、すだれ状帆布及び平織り帆布も
従来と同様であってよく、例えばナイロン、ポリエステ
ル、ビニロン、レーヨン等を使用できる。
【0020】本発明の筒形コンベヤベルトを用いるベル
トコンベヤは、図7に示すような従来のコンベヤシステ
ムとほぼ同様に、ヘッドプーリ2とテールプーリ3の間
に本発明の筒形コンベヤベルトを張設したコンベヤシス
テムを使用できるが、少なくとも往路の所定箇所に所定
間隔で配置され、筒状に湾曲せしめたコンベヤベアベル
トに両側及び上下から接する各一対一組の保形用ローラ
を備えた保形装置により、コンベヤベルトの厚肉縁部の
対向面を互いに突き合わせて筒状に保形するようになっ
ている。
【0021】例えば、図5及び図6に示すように、往路
及び復路の所定箇所でフレーム9に軸支され、筒形コン
ベヤベアベルト10の両側平面12b、12b、頂面1
2a、及び湾曲した中間部11の曲面11aに接する各
一対(計4個)一組の保形用サイドローラ41a、41
b、保形用押えローラ42、保形用受けローラ43によ
って、筒形コンベヤベルト10の外周を支持して筒状に
保持する。尚、復路においては、筒形コンベヤベルト1
0を必ずしも筒状に形成しなくても良いので、その場合
には復路側の保形用ローラを省略することも可能であ
る。
【0022】上記の保形用サイドローラ41a、41
b、保形用押えローラ42、保形用受けローラ43のう
ち、筒形コンベヤベルト10の両側に対向して軸支され
た一対の保形用サイドローラ41a、41bは、筒形コ
ンベヤベルト10の両側平面12b、12bに接して厚
肉縁部12、12の対向面13を互いに当接させ、筒形
コンベヤベルト10を筒状に保形するものである。ま
た、筒形コンベヤベルト10の頂面12aに接する保形
用押えローラ42と、頂面12aと反対側の曲面11a
に接する保形用受けローラ43とが一対をなし、この両
者によって筒形コンベヤベルト10の頂面12aを平面
になるように押えると共に、筒形コンベヤベルト10が
上下方向にずれないように支持している。
【0023】図5及び図6に示すベルトコンベヤにおい
ては、図7のごとくヘッドプーリ2とテールプーリ3の
間にエンドレスに張設された筒形コンベヤベルト10
は、往路の始点であるテールプーリ3付近で両側の厚肉
縁部12、12が外側に開かれ、その間に挿入されたス
カートゴム(図示せず)を通してホッパー等から搬送物
aが投入される。その後、往路に所定間隔で配置された
上記各保形用サイドローラ41a、41b、保形用押え
ローラ42、保形用受けローラ43によりコンベヤベル
トは次第に筒状に変形され、両側の厚肉縁部12、12
の対向面13、13が当接して密閉された筒状の状態で
走行する。このため、屋外においても風や雨等の影響を
受けず、搬送物aが搬送中に飛散するのを確実に防止す
ることができる。
【0024】ベルトコンベヤの往路の終点付近において
は、図示されていないが、筒形コンベヤベルト10は上
記各保形用サイドローラ41a、41b、保形用押えロ
ーラ42、保形用受けローラ43の配置、特に保形用サ
イドローラ41a、41bの配置により両側の肉厚縁部
12、12が次第に外側に開かれ、ヘッドプーリ2を通
過するときに完全に開かれた筒形コンベヤベルト10か
ら搬送物aが自動的に外部に放出される。搬送物aを払
い出した後の開かれた状態の筒形コンベヤベルト10
は、スナブプーリ5等を経た後、往路と同様に各保形用
サイドローラ41a、41b、保形用押えローラ42、
保形用受けローラ43により再び筒形に支持されなが
ら、復路をテールプーリ3に向かって走行する。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、筒形コンベヤベルトの
両側の厚肉縁部を互いの対向面で突き合わせて保形用ロ
ーラで筒状に保形するので、突き合わせた対向面の間に
殆ど隙間が発生せず密閉性に優れ、内側の搬送物を飛散
又は落下させることなく搬送することができると共に、
曲走する場合でも当接した対向面がずれないので、内側
の空間部の断面積が減少せず正規の搬送量を確保でき
る。
【0026】また、筒形コンベヤベルトは、形状保持の
ためのすだれ状帆布と抗張体としての平織り帆布を組合
せて埋設してあるので、筒形コンベヤベルトの長さ方向
への伸びが防止されると同時に径方向への柔軟性が高め
られ、従って曲走させる場合にも筒状の形状を保持した
まま小さな曲率半径で曲げることができる。尚、捩れや
変形を起こさない最小曲率半径は、従来の円筒形コンベ
ヤベルトでは円筒の半径の約300倍までに過ぎなかっ
たが、本発明の筒形コンベヤベルトでは同20倍程度に
まで曲げることが可能である。
【0027】しかも、本発明の筒形コンベヤベルトは、
従来の渦巻き状に変形して円筒形を保持する場合に比べ
て、少ない数の保形用ローラで簡単に筒状の形状を保持
することができる。特に図2のごとく通常のホースのよ
うに成形した円筒部上にゴムを積層する方法で製造した
コンベヤベルトは、当初から円筒状に癖付けされている
ので、保形用ローラの数を更に減らすことが可能とな
り、従って設備が簡単でその保全が容易であるうえ、使
用電力も低減できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の筒形コンベヤベルトの一具体例を示す
概略の断面図である。
【図2】図1の筒形コンベヤベルトの製造方法を説明す
るための概略の断面図である。
【図3】本発明の筒形コンベヤベルトの別の具体例を示
す概略の断面図である。
【図4】図3の筒形コンベヤベルトの製造方法を説明す
るための概略の断面図である。
【図5】本発明の筒形コンベヤベルトを用いたベルトコ
ンベヤを示す概略の断面図である。
【図6】図5のベルトコンベヤのA−A線に沿った概略
の断面図である。
【図7】ベルトコンベヤ全体の概略の側面図である。
【図8】従来の円筒形コンベヤベルトの概略の断面図で
ある。
【符号の説明】
1 コンベヤベルト 2 ヘッドプーリ 3 テールプーリ 4 保形用ローラ 9 フレーム 10 筒形コンベヤベルト 10a 円筒部 10b 積みゴム部 11 中間部 11a 曲面 12 厚肉縁部 12a 頂面 12b 両側平面 13 対向面 14 空間部 15 すだれ状帆布 16 平織り帆布 20 型枠 21 切断面 41a、41b 保形用サイドローラ 42 保形用押えローラ 43 保形用受けローラ a 搬送物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 孝之 愛知県小牧市大字北外山字哥津3600番地 東海ゴム工業株式会社内 (72)発明者 田上 太一 和歌山県和歌山市築港2丁目13番 (72)発明者 森下 茂 和歌山県和歌山市湊1850番地 住友金属 工業株式会社内 (72)発明者 浜口 福雄 和歌山県和歌山市湊1850番地 住友金属 工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭52−25383(JP,A) 実開 昭55−129208(JP,U) 実開 昭60−40313(JP,U) 特公 昭46−39615(JP,B1) 実公 昭46−34841(JP,Y1) 実公 昭51−39990(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65G 15/18 B65G 15/08

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベルトの両側に互に殆ど隙間なく突き合
    わせ得る対向面を備えた一対の厚肉縁部を有すると共
    に、両側の厚肉縁部の間に連続した中間部を備え、両側
    の厚肉縁部の対向面を互いに突き合わせてベルトを筒状
    に保形したとき、その内側に搬送物を収容するための空
    間部が形成されると共に、突き合わせた側の頂部とその
    両側部とが互いにほぼ直角に交わる平面をなし、頂部の
    反対側に前記両側部の平面から連続した断面略半円状の
    曲面が形成されることを特徴とする筒形コンベヤベル
    ト。
  2. 【請求項2】 両端部を突き合わせて筒状に保形せしめ
    て搬送物を搬送するためのコンベヤベルトであって、両
    端部と該両端部を接続する中間部とを備え、該両端部を
    突き合わせて筒状に保形したとき、該両端部は互いに殆
    ど隙間なく突き合わせ得る対向面を有する一対の厚肉縁
    部を上方位置に具備する一方、該中間部は下方位置に該
    一対の厚肉縁部よりも薄肉な断面略半円状の薄肉部を具
    備し、内側に該両端部と該中間部とで包囲された搬送物
    を搬送するための空間部が形成されると共に、外側に該
    両端部によって形成された頂面と、該中間部に形成され
    た該頂面の両端から下方に延びる両側平面と、該両側平
    面から連続して該頂面の反対側に延びた断面略半円状の
    曲面とが形成されることを特徴とする筒形コンベヤベル
    ト。
  3. 【請求項3】 内側に搬送物を搬送するための空間部を
    形成するために、断面略円弧状の中間部と、該中間部の
    両側をそれぞれ延長して形成されている厚肉縁部を有す
    る両端部とを備え、該両端部は殆ど隙間なく突き合わせ
    得る対向面を該厚肉縁部に具備する一方、該中間部は下
    方に該一対の厚肉縁部よりも薄肉な断面略半円状の薄肉
    部を具備し、内側に該両端部と該中間部とで包囲された
    搬送物を搬送するための空間部が形成されると共に、外
    側に該両端部の上方位置に形成された頂面と、該中間部
    に形成された該頂面の両端から下方に延びる両側平面
    と、該両側平面から連続して該頂面の反対側に延びた断
    面略半円状の曲面とが形成されることを特徴とする筒形
    コンベヤベルト。
  4. 【請求項4】 幅方向中央に可撓性の中間部を備えると
    共に、該中間部の両側に該中間部よりも肉厚な一対の厚
    肉縁部を有する両端部を備え、該中間部を円弧状に湾曲
    せしめることにより、該一対の厚肉縁部に形成された対
    向面が突き合わされて、内側に該中間部と該両端部とで
    包囲された搬送物を搬送するための空間部が形成される
    一方、外側に該両端部の上方位置に形成された頂面と、
    該中間部に形成された該頂面の両端から下方に延びる両
    側平面と、該両側平面から連続して該頂面の反対側に延
    びた断面略半円状の曲面とが形成されることを特徴とす
    る筒形コンベヤベルト。
  5. 【請求項5】 すだれ状帆布をベルトの長さ方向に対し
    て傾斜させてベルト内部のほぼ全面に埋設すると共に、
    平織り帆布をベルト内部の少なくとも厚肉縁部を除いた
    部分にのみ埋設したことを特徴とする、請求項1〜4の
    いずれかに記載の筒形コンベヤベルト。
  6. 【請求項6】 厚肉縁部の互いに当接した対向面におけ
    る径方向の長さが、内側に形成された空間部の直径の5
    0〜60%であることを特徴とする、請求項1〜5のい
    ずれかに記載の筒形コンベヤベルト。
  7. 【請求項7】 搬送方向に延びるフレームに軸支された
    ヘッドプーリ及びテールプーリと、ヘッドプーリとテー
    ルプーリの間にエンドレスに張設された請求項1の筒形
    コンベヤベルトと、少なくとも往路に間隔をおいて配置
    され、前記コンベヤベルトの両側及び上下から接する各
    一対一組の保形用ローラを備えた複数の保形装置とから
    なり、該保形装置により前記コンベヤベルトが厚肉縁部
    の対向面を突き合わせて筒形に保形されることを特徴と
    する筒形ベルトコンベヤ。
  8. 【請求項8】 前記保形装置が、コンベヤベルトの両側
    に対向して軸支され、コンベヤベルトの両側部に接し厚
    肉縁部の対向面を突き合わせて筒状に保形する一対の保
    形用サイドローラと、筒状に保形されたコンベヤベルト
    の対向面を突き合わせた側に軸支されコンベヤベルトの
    頂面を押える保形用押えローラと、頂面と反対側に軸支
    された保形用受けローラとからなることを特徴とする、
    請求項7に記載の筒形ベルトコンベヤ。
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