JPH042488B2 - - Google Patents

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JPH042488B2
JPH042488B2 JP62048601A JP4860187A JPH042488B2 JP H042488 B2 JPH042488 B2 JP H042488B2 JP 62048601 A JP62048601 A JP 62048601A JP 4860187 A JP4860187 A JP 4860187A JP H042488 B2 JPH042488 B2 JP H042488B2
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JP
Japan
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belt
cylindrical shape
cut
return
shape
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JP62048601A
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JPS63218412A (ja
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  • Structure Of Belt Conveyors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は粉状あるいは粒状などの被搬送物を密
閉状態で搬送する密閉搬送方法に関するものであ
る。
従来の技術 従来から、粉状あるいは粒状などの被搬送物を
密閉状態で搬送する場合、平型のベルトを機械的
に外力によつて円筒型に変形させてその内部に被
搬送物を閉じ込めて搬送させる方法が公知であ
る。
発明が解決しようとする問題点 このような搬送状態において、平型ベルトは搬
送経路の両端に位置するリターン部では平型とな
り、両端のリターン部間のキヤリア部では円筒型
となるのであるが、元来平型であるベルトを比較
的長いキヤリア部で強制的に円筒型に変形させる
ためにベルトの疲労劣化が激しいという問題があ
つた。また、長いキヤリア部全長に亘つてベルト
を強制的に円筒型に保持するために、キヤリア部
の長さ方向適当間隔おきの多数の箇所にローラ群
が必要である。しかも各ローラ群はベルトを円筒
型に保持するために円周方向に多数(少なくとも
4本以上)のローラを必要とするため、これらの
多数のローラによる抵抗が大きくなり、ベルトの
駆動動力を大きくしなければならないという問題
があつた。
本発明はこのような問題点を解決するので、予
じめ中空円筒状に成形されて長手方向に沿つて切
開させてなるベルトを用いることにより、ベルト
には円筒状に戻ろうとする復元力を有し、キヤリ
ア部においてベルトを強制的に円筒状に変形させ
るような手段を必要とせず円筒状ベルトの単なる
案内手段を設ければ良く、また従来例のようなベ
ルトの疲労劣化を大幅に減少させるとともにベル
トの駆動動力を小さくできるようにすることを目
的とするものである。
問題点を解決するための手段 この問題点を解決するために本発明は、中空円
筒状に作られて長手方向に沿つて直線状に切開さ
れ可撓性で円筒状に戻ろうとする復元力を有する
ベルトを無端状にプーリーに掛け渡し、両端のプ
ーリー間のキヤリア部において円筒状のベルト内
で被搬送物を密閉状態で保持して搬送することを
特徴とするものである。
作 用 この構成により、被搬送物乗り込み部ならびに
払い出し部(ヘツドプーリー部ならびにテイルプ
ーリー部)のみでベルトを強制的に平板状に開口
させるだけで済み、かつキヤリア部においては前
記ベルトには円筒状に戻ろうとする復元力を有し
ているのでベルトを強制的に円筒状に変形させる
ような手段を必要とせず、単にベルトと被搬送物
の重量を支えるローラがあれば良い。このため、
所要ローラ数が極めて少なく、ベルトの駆動動力
を減少でき、ベルトコンベアのフレーム設備を簡
素化できるとともにベルトの疲労劣化を大幅に減
少できる。また本発明に用いられるベルトは前述
のように円筒状が本来の形であるため、被搬送物
の乗り込み部および払い出し部を過ぎた後は自然
に円筒状に復元しようとするので、平板状から円
筒状への形状変更に要する距離、即ちトラフ変換
距離が短かくて済み、その結果ベルトの全長が短
縮され、コンパクトな搬送設備となし得る。さら
にベルトを強制的に変形させる距離が短かいた
め、高速搬送が可能となる。
実施例 以下、本発明の一実施例について、図面に基づ
いて説明する。
第1図〜第6図において、1は無端状に作られ
たベルトで、このベルト1の搬送経路の一端側の
リターン部に位置する駆動プーリー2と搬送経路
の他端側のリターン部に位置する従動プーリー3
とに掛けられて回動し得るようになつている。前
記ベルト1は第2図に示すように予じめ中空円筒
状(ホース状)に作られて長手方向に沿つて切開
されており、その拡大した断面構造は第4図に示
すようにホース内面側に厚さ0.5〜3mmのカバー
ゴム層4を有し、その外側に第1の補強布層5を
有し、その外側に厚さ0.2〜1mmのゴム層6を介
して第2の補強布層7を有し、その外側に厚さ
0.5〜3mmのゴム層8を有し、その外側に芯体帆
布9を有し、さらにその外側に厚さ0.5〜3mmの
カバーゴム層10を有している。さらに詳細に述
べると、前記第1および第2の補強布層5,7は
ポリエステルあるいはナイロンなどを材料とし作
られた糸状物もしくは紐状物を平面的に整列せし
めたもの、または前記材料の糸で布状に織布とな
したもの、または前記材料を用いて作られた不織
布の何れかから成り、これらを総称して補強布層
とする。これら第1および第2の補強布層5およ
び7はそれぞれ互いに逆方向の螺旋状に連続的に
巻かれた状態に位置している(第5図参照)。ま
た前記芯体帆布9はたとえば縦糸がポリエステ
ル、横糸がナイロンを使用されて平織りで150〜
350メツシユ程度の粗さに作られており、150〜
500Kgの総強力を有している。そしてこの芯体帆
布9は前記ホース状のベルト1の切開部12を除
いてベルト1全周の50〜80%の範囲に設けられて
いる。詳しくは切開部12とベルト1の中心を通
る線を境にして対称に芯体帆布9が設けられてお
り、前記切開部12近傍の部分に芯体帆布9が存
在しないように構成されている。
このような構造を持つホース状のベルト1を切
開する場合、たとえばホース状のベルト1の中心
にマンドレルを差し込んだ状態で前記芯体帆布9
が存在していない部分の中央をカツターにより直
線的に切開すれば良く、あるいはマンドレルを差
し込んでいない状態で丸鋸にて直線的に切開する
ようにしても良い。この切開に当つて、切開され
る部分のベルトならびに切開手段の少なくとも何
れか一方をドライアイスや氷、水などで適宜冷却
することによつてベルトの切開が容易に行なえ、
しかも切開面を平滑に切開することができる。な
おこのようにして切開されるベルト1の切開位置
は第1図に示す両端のリターン部間の上部に位置
するベルト1の上端に設定されている。そしてこ
の切開されたベルト1には内部に補強布層5,7
と芯体帆布9が存在することにより、前記切開さ
れた部分から開いてベルト1が自然に平板状にな
るようなことはなく、特に前記芯体帆布9の存在
により切開部12でオーバーラツプするようにな
り、切開部12が閉じられている。
以上のように構成されたホース状のベルト1は
第1図に示すように駆動プーリー2と従動プーリ
ー3とに無端状に掛けられて駆動されるが、両端
の駆動プーリー2と従動プーリー3に接する部分
で第3図に示すようにベルト1がほぼ偏平となる
ようにベルト1には両プーリー2,3が強く圧接
している。このように両プーリー2,3に接して
いるベルト部分はほぼ偏平状であるが、ベルト1
が両プーリー2,3から遠ざかるにつれてベルト
1は円筒状に復元しようとする。そして両プーリ
ー2,3間のキヤリア部においてベルト1は円筒
状のほぼ完全な密閉空間を形成して、被搬送物は
この密閉空間内に閉じ込められて搬送される。
ところで、以上述べた実施例において、前記補
強布層5,7は2層設けられているが、3層以上
あつても良く、また芯体帆布9は1層設けられて
いるが、2層以上あつても良く、これら補強布層
5,7および芯体帆布9はその片面もしくは両面
の一部または全体がゴムにてコートされていても
良い。
また前述のように切開されたベルト1は第6図
に示すように中央が凸状に彎曲した紡錘状ローラ
11に巻き取られてストツクされる。このような
ローラ11を用いることにより、ベルト1の幅方
向の中心部分を強く引張つてベルト1を巻き取る
ことができ、ベルト1の切開線を直線状に保持し
た状態でベルト1を巻き取ることができる。
なお、前記ベルト1は上記実施例で述べた構成
に限定されるものではなく、要は可撓性で円筒状
に戻ろうとする復元力を有するように構成されて
いれば良い。
発明の効果 以上のように本発明を予じめ中空円筒状(ホー
ス状)に作られて長手方向に沿つて直線状に切開
されたベルトを用いて粉状あるいは粒状などの被
搬送物を密閉状態で搬送する方法であつて、被搬
送物乗り込み部ならびに払い出し部(ヘツドプー
リー部ならびにテイルプーリー部)のみでベルト
を強制的に平板状に開口させるだけで済み、かつ
キヤリア部においては前記ベルトには円筒状に戻
ろうとする復元力を有しているのでベルトを強制
的に円筒状に変形させるような手段を必要とせ
ず、単にベルトと被搬送物の重量を支えるローラ
があれば良い。このため、所要ローラ数が極めて
少なく、ベルトの駆動動力を減少でき、ベルトコ
ンベアのフレーム設備を簡素化できるとともにベ
ルトの疲労劣化を大幅に減少できる。また本発明
に用いられるベルトは前述のように円筒状が本来
の形であるため、被搬送物の乗り込み部および払
い出し部を過ぎた後は自然に円筒状に復元しよう
とするので、平板状から円筒状への形状変更に要
する距離、即ちトラフ変換距離が短かくて済み、
その結果ベルトの全長が短縮され、コンパクトな
搬送設備となし得る。さらにベルトを強制的に変
形させる距離が短かいため、高速搬送が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図
は全体概略斜視図、第2図は第1図のX−X断面
図、第3図は同じく第1図のY−Y断面図、第4
図はベルトの拡大断面図、第5図は補強布層の配
設状態を示す斜視図、第6図はベルトが紡錘状ロ
ーラに巻き取られる状態を示す斜視図である。 1……ベルト、2……駆動プーリー、3……従
動プーリー、4……カバーゴム層、5……第1の
補強布層、6……ゴム層、7……第2の補強布
層、8……ゴム層、9……芯体帆布、10……カ
バーゴム層、12……切開部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 中空円筒状に作られて長手方向に沿つて直線
    状に切開され可撓性で円筒状に戻ろうとする復元
    力を有するベルトを無端状にプーリーに掛け渡
    し、両端のプーリー間のキヤリア部において円筒
    状のベルト内で被搬送物を密閉状態で保持して搬
    送することを特徴とする密閉搬送方法。
JP4860187A 1987-03-02 1987-03-02 密閉搬送方法 Granted JPS63218412A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4860187A JPS63218412A (ja) 1987-03-02 1987-03-02 密閉搬送方法

Applications Claiming Priority (1)

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JP4860187A JPS63218412A (ja) 1987-03-02 1987-03-02 密閉搬送方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63218412A JPS63218412A (ja) 1988-09-12
JPH042488B2 true JPH042488B2 (ja) 1992-01-17

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ID=12807928

Family Applications (1)

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JP4860187A Granted JPS63218412A (ja) 1987-03-02 1987-03-02 密閉搬送方法

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4333839B4 (de) * 1992-10-08 2004-07-08 Phoenix Ag Rohrfördergurt
US5511652A (en) * 1994-07-12 1996-04-30 Mcginnis; Terry W. Construction conveyor belt

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49590U (ja) * 1972-04-04 1974-01-07
JPS4935112U (ja) * 1972-06-23 1974-03-28

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49590U (ja) * 1972-04-04 1974-01-07
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