JPH07309415A - シールベルト - Google Patents

シールベルト

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Publication number
JPH07309415A
JPH07309415A JP10250994A JP10250994A JPH07309415A JP H07309415 A JPH07309415 A JP H07309415A JP 10250994 A JP10250994 A JP 10250994A JP 10250994 A JP10250994 A JP 10250994A JP H07309415 A JPH07309415 A JP H07309415A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
belt
seal belt
embedded
conveyor
steel cords
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10250994A
Other languages
English (en)
Inventor
Takuya Wakata
卓哉 若田
Hiroyuki Miyao
浩行 宮尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bando Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Bando Chemical Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Bando Chemical Industries Ltd filed Critical Bando Chemical Industries Ltd
Priority to JP10250994A priority Critical patent/JPH07309415A/ja
Publication of JPH07309415A publication Critical patent/JPH07309415A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 長期に亘って変形することなく、一定の形状
を保持することが可能であり、しかも軽量構造のシール
ベルトを提供する。 【構成】 運搬物を搬送するコンベヤ上に接近して設け
る。厚さ方向の略中心部に芯体12を長さ方向に沿って
埋設し、芯体12の上下両側に補強用スチールコード1
3を幅方向に沿って且つ長さ方向に等間隔毎に埋設して
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシールベルトに関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】シー
ルベルトとは、石炭・セメント等の粉塵の発生しやすい
運搬物の搬送中における飛散を防止するためのベルトを
いい、例えば、図3に示す配置の搬送システムにおいて
使用されている。同図において、1はセメント輸送船、
2は陸揚コンベヤ、3は主コンベヤ、4は主コンベヤ3
の上部に接近して設けたシールベルトであり、5は分岐
コンベヤである。シールベルト4は、陸揚コンベヤ2か
ら陸揚げされるセメント6が主コンベヤ3に投入される
際および主コンベヤ3上をセメントが搬送される際の粉
塵の飛散を防止するために主コンベヤ3上部に接近して
設置されており、セメント輸送船からのセメント陸揚げ
状況に応じて、図4に示すように、略密閉された小屋状
の部分7が主コンベヤ3の設置方向に移動しつつ陸揚げ
コンベヤ2から主コンベヤ3にセメント6が移送され
る。このようにシールベルトは、直接運搬物を搬送する
ものではないが、シール性を維持するため、ならびに点
検等で作業者がベルト上に乗ることがあるため、一定の
強度を長期間に亘って保持し、容易に変形しないような
構造を有する必要がある。そのため、従来のシールベル
トは、図5に示すように、中央に芯体として幅方向に介
装した鋼材8により剛性を保持し、張力を保持する帆布
9を長さ方向に沿って鋼材8の上下両側に介装した構成
のものが使用されていたため、ベルトが厚くなり、重量
的にも重くなった。その結果、シールベルトを巻付ける
プーリ10(図4参照)の径が大きくなり、装置全体が
大掛かりなものとなった。
【0003】本発明は従来の技術の有するこのような問
題点に鑑みてなされたものであって、その目的は、長期
に亘って変形することなく、一定の形状を保持すること
が可能であり、しかも軽量構造を有するシールベルトを
提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の要旨は、運搬物を搬送するコンベヤ上に接近
して設け、該コンベヤ上の運搬物の飛散を防止するシー
ルベルトにおいて、厚さ方向の略中心部に芯体を長さ方
向に沿って埋設し、該芯体の上下両側またはいずれか一
方の側に補強用スチールコードを幅方向に沿って且つ長
さ方向に適宜間隔毎に埋設したことを特徴とするシール
ベルトを第一の発明とし、上記第一の発明において、補
強用スチールコードの埋設間隔が等間隔であることを特
徴とするシールベルトを第二の発明とする。
【0005】芯体としては、例えば、ポリエステル繊
維、ビニロン、アラミド繊維、スチールコード等を使用
することができる。
【0006】
【作用】張力を受け持つ芯体を長さ方向に配し、剛性を
保持する補強用スチールコードを幅方向に沿って配した
ので、シール性を保持するために必要な横方向の剛性は
スチールコードにより確保される。このスチールコード
は幅方向に配設したものであるから、ベルトの屈曲性に
影響を与えず、シールベルトを巻きつけるプーリ径を大
きくする必要はない。また、スチールコードの埋設間隔
を等間隔とすることにより、長さ方向のどの部分におい
ても幅方向の強度は一様なものとなる。
【0007】
【実施例】以下に本発明の実施例を説明する。図1にお
いて、ベルト本体を構成する素材、例えば合成ゴムから
なるベルト11の厚さ方向(矢示T方向)の略中心部に
アラミド繊維からなる抗張力芯体12が長さ方向(矢示
L方向)に沿って埋設され、この芯体12(厚み=3.
6mm)を挟む上下両側に補強用スチールコード13
(径が1.2mmのもの)が幅方向(矢示W方向)に沿
って且つ長さ方向に等間隔(2.5mm)で埋設されて
いる。このベルト11の厚さは16mm、幅は1800
mmである。
【0008】スチールコードはベルトに幅方向の剛性を
与えるものであるため、できるだけ径大のものが好まし
いが、その径はベルトの厚みと幅により異なり、実用的
には0.5mm以上とするのが好ましい。一方、適度の
屈曲性を有するためには、6.0mm以下とするのが好
ましい。
【0009】また、スチールコードの長さ方向の埋設間
隔が短くなるほど幅方向の剛性は高められるので、その
埋設間隔d1 は短い方が好ましいが、その間隔d1 は芯
体を挟んで対向するスチールコードの間隔d2 より短い
のが特に好ましい。なお、実用的にはd1 は2.0mm
以上とするのが好ましい。
【0010】本実施例においては、補強用スチールコー
ド13を抗張力芯体12の両側に設けたが、必要とされ
る剛性値に応じていずれか一方の側にのみ設けることも
できる。
【0011】さらに、スチールコード13はベルト11
の幅方向(長さ方向に直交する方向)ではなく、長さ方
向に対して斜めに埋設することもできる。
【0012】図2は図1のアラミド繊維製の抗張力芯体
12をスチールコード14とした場合の実施例である。
【0013】
【発明の効果】本発明は上記したように、補強用スチー
ルコードをベルトの幅方向に沿って且つ長さ方向に一定
間隔で埋設したので、長期に亘って変形することなく、
一定の形状を保持することが可能であるから、粉塵の飛
散を確実に防止することができる。しかも軽量・薄肉構
造であるから、プーリの小径化・設備の小型化が可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a) は本発明のシールベルトの幅方向の断
面図、図1(b) は同シールベルトの長さ方向の断面図で
ある。
【図2】図2(a) は本発明のシールベルトの別の実施例
の幅方向の断面図、図2(b) は同シールベルトの長さ方
向の断面図である。
【図3】セメント輸送船から陸揚げコンベヤによりセメ
ントを陸揚げする状況を示す平面図である。
【図4】図3の陸揚げコンベヤより主コンベヤにセメン
トを移送する状況を示す図である。
【図5】従来のシールベルトの断面図である。
【符号の説明】
1…セメント輸送船 2…陸揚げコンベヤ 3…主コンベヤ 4…シールベルト 5…分岐コンベヤ 6…セメント 7…小屋状部分 8…鋼材 9…帆布 10…プーリ 11…ベルト 12…芯体 13…スチールコード 14…スチールコード

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運搬物を搬送するコンベヤ上に接近して
    設け、該コンベヤ上の運搬物の飛散を防止するシールベ
    ルトにおいて、厚さ方向の略中心部に芯体を長さ方向に
    沿って埋設し、該芯体の上下両側またはいずれか一方の
    側に補強用スチールコードを幅方向に沿って且つ長さ方
    向に適宜間隔毎に埋設したことを特徴とするシールベル
    ト。
  2. 【請求項2】 補強用スチールコードの埋設間隔が等間
    隔であることを特徴とする請求項1記載のシールベル
    ト。
JP10250994A 1994-05-17 1994-05-17 シールベルト Pending JPH07309415A (ja)

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JP10250994A JPH07309415A (ja) 1994-05-17 1994-05-17 シールベルト

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JP10250994A JPH07309415A (ja) 1994-05-17 1994-05-17 シールベルト

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JPH07309415A true JPH07309415A (ja) 1995-11-28

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ID=14329365

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JP10250994A Pending JPH07309415A (ja) 1994-05-17 1994-05-17 シールベルト

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003507286A (ja) * 1999-08-26 2003-02-25 オーチス エレベータ カンパニー エレベータ用引張部材
JP2014516897A (ja) * 2011-06-10 2014-07-17 オーチス エレベータ カンパニー エレベータ引張り部材

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003507286A (ja) * 1999-08-26 2003-02-25 オーチス エレベータ カンパニー エレベータ用引張部材
JP4832689B2 (ja) * 1999-08-26 2011-12-07 オーチス エレベータ カンパニー エレベータ用引張部材
JP2014516897A (ja) * 2011-06-10 2014-07-17 オーチス エレベータ カンパニー エレベータ引張り部材

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