JPH0586782B2 - - Google Patents

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JPH0586782B2
JPH0586782B2 JP21844785A JP21844785A JPH0586782B2 JP H0586782 B2 JPH0586782 B2 JP H0586782B2 JP 21844785 A JP21844785 A JP 21844785A JP 21844785 A JP21844785 A JP 21844785A JP H0586782 B2 JPH0586782 B2 JP H0586782B2
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JP
Japan
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fluorine
formula
compound
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pyrazole derivative
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JP21844785A
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JPS6277370A (ja
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Mitsuo Okahara
Isao Ikeda
Fujito Nemoto
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Neos Co Ltd
Original Assignee
Neos Co Ltd
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  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野 本発明は、新規な含フツ素ピラゾール誘導体に
関する。 従来の技術および発明が解決しようとする問題点 含フツ素複素環化合物のなかには強い生理活
性、例えば抗菌または除草作用等を有するものが
あり、このような化合物(例えば含フツ素ピロリ
ドンおよびその誘導体、含フツ素イミダゾール誘
導体、含フツ素核酸関連化合物等)は医薬や農薬
の分野において利用されている。近年、含フツ素
複素環化合物のこのような特性に注目して種々の
含フツ素複素環化合物の合成が試みられている
が、塩素原子のような他のハロゲン原子に比べ
て、フツ素原子を選択的に置換反応させることが
困難なために含フツ素複素環化合物の合成方法は
制限されている。 問題点を解決するための手段 本発明者は、ヘキサフルオロプロペンダイマー
を出発原料とすることにより、新規な含フツ素ピ
ラゾール誘導体が収率よく合成できることを究明
して本発明を完成した。 即ち本発明は、一般式():
【式】 (式中、Rはフエニル基またはメチル基を示し、
R1は水素原子、メチル基またはアセチル基を示
す)で表わされる含フツ素ピラゾール誘導体およ
びその製造方法に関する。 一般式()で表わされる含フツ素ピラゾール
誘導体は、ヘキサフルオロプロペンのダイマーの
一種である(CF32C=CFC2F5とベンゾイルヒド
ラジンまたはアセチルヒドラジンをテトラヒドロ
フラン溶媒中、氷冷下で反応させることによつて
調製される一般式():
【化】 (式中、Rは前記と同意義) で表わされる化合物をテトラヒドロフラン溶媒
中、約50〜70℃で水素化カルシウムと反応させる
ことによつて好収率で得られる。 但し、一般式()においてR1がアセチル基
を示す化合物は、以上のようにして得られる含フ
ツ素ピラゾール誘導体の常法によるアセチル化に
よつて容易に調製することができる(実施例4お
よび5参照)。 また、一般式()においてR1がメチル基を
示す化合物は、前記のように一般式()で表わ
される化合物と水素化カルシウムとの反応によつ
て得られる含フツ素ピラゾール誘導体の常法によ
るメチル化によつて容易に調製することができる
(実施例3参照)。この場合には副生成物として次
式():
【化】 (式中、Rは前記と同意義) で表わされる含フツ素ピラゾール誘導体が得られ
るが、このような化合物も本発明に包含される。 上述の本発明による含フツ素ピラゾール誘導体
は有意な生理活性、特に医薬、農薬用原料として
有用である。 実施例 1 (1) (CF32C=CFC2F5300g(10mmol)をテト
ラヒドロフラン10mlに溶解させた溶液に、ベン
ゾイルヒドラジン0.68g(5mmol)をテトラヒ
ドロフラン10mlに溶解させた溶液を、撹拌下、
0℃で約30分間かけて滴下し、反応系をさらに
室温で1時間撹拌した。反応終了後、溶媒を留
去させた残渣を減圧蒸留(80℃/0.05torr)に
付して白色結晶を得た。該結晶をクロロホルム
から再結晶させて次式(a):
【化】 で表わされる化合物を白色針状結晶として197
gを得た(収率97%)。この化合物の物性値を
以下の表−1に示す。 (2) 化合物(a)1.04g(2.5mmol)をテトラ
ヒドロフラン20mlに溶解させた溶液に、水素化
カルシウム0.53g(12.5mmol)を注意深く添
加した後、反応系を2時間撹拌した。反応混合
物を過処理に付し、液を濃縮して黄褐色残
渣を得た。この残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフイー処理(溶離剤:3/97アセトン−
ヘキサン混合溶媒)に付して得られた白色固体
をヘキサンから再結晶させて次式(a):
【式】 で表わされる化合物を白色結晶として0.53g得
た(収率64%)。この化合物の物性値を以下の
表−1に示す。 実施例 2 (1) ベンゾイルヒドラジンの代りにアセチルヒド
ラジン0.37g(5mmol)を用いる以外は実施例
1の(1)の手順に準拠して得られた反応生成物を
ヘキサンから再結晶させて次式(b):
【化】 で表わされる化合物を白色針状結晶として129
g得た(収率77%)。この化合物の物性値を以
下の表−1に示す。 (2) 化合物(a)の代りに化合物(b)0.89
g(2.5mmol)を用いる以外は実施例1の(2)の
手準に準拠して(反応時間:8時間)次式(
b):
【化】 で表わされる化合物を白色結晶として0.37g得
た(収率55%)。この化合物の物性値を以下の
表−1に示す。 実施例 3 実施例1で調製した化合物(a)0.66g
(2.0mmol)およびヨウ化メチル1.42g
(10.0mmol)をエタノール10mlに溶解させた溶液
に炭酸ナトリウム1.06g(10.0mmol)を添加し、
封管中、60℃で20時間反応をおこなつた。反応生
成物を過処理に付し、液を濃縮して得られた
褐色残渣を減圧蒸留(40℃/0.01torr)に付して
次式(c)および(a):
【化】
【化】 で表わされる化合物を混合物として0.43g得た
(生成比:(c)/(a)≒5/1)。該混合
物を分取ガスクロマトグラフイーによつて白色結
晶の(c)と無色液体(a)に分離した。こ
れらの化合物の物性値を以下の表−1に示す。 実施例 4 実施例1で調製した化合物(a)0.33g
(1.0mmol)およびトリエチルアミン0.30g
(3.0mmol)をテトラヒドロフラン5mlに溶解さ
せた溶液に、アセチルクロライド0.16g(2.0ml)
をテトラヒドロフラン5mlに溶解させた溶液を氷
冷下で10分間かけて滴下し、反応系を室温でさら
に1時間撹拌した。反応生成物を過処理に付
し、液から溶媒を留去させた残渣を減圧蒸留
(85℃/0.01torr)に付して得られた生成物をヘ
キサンから再結晶させて次式(d):
【化】 で表わされる化合物を白色針状結晶として0.32g
得た(収率86%)。この化合物の物性値を以下の
表−1に示す。 実施例 5 化合物(a)の代りに化合物(b)0.27g
(1.0mmol)を用いる以外は実施例4の手順に準
拠して次式(e):
【化】 で表わされる化合物を無色液体として0.24g得た
(減圧蒸留条件:40℃/0.01torr;収率:77%)。
【表】 実施例 6 本実施例においては、本発明による新規な含フ
ツ素ピラゾール誘導体の有用性を示す。 発明の効果 本発明ピラゾール誘導体は医薬および農薬原料
として有用である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式(): 【化】 (式中、Rはフエニル基またはメチル基を示し、
    R1は水素原子、メチル基またはアセチル基を示
    す)で表わされる含フツ素ピラゾール誘導体。 2 一般式(): 【化】 (式中、Rはフエニル基またはメチル基を示す)
    で表わされる化合物をテトラヒドロフラン溶媒
    中、約50〜70℃で水素化カルシウムを反応させ、
    次いで要望により、メチル化剤またはアセチル化
    剤を作用させる一般式(): 【化】 (式中、Rはフエニル基またはメチル基を示し、
    R1は水素原子、メチル基またはアセチル基を示
    す)で表わされる含フツ素ピラゾール誘導体を製
    造する方法。 3 一般式(): 【化】 (式中、Rは前記と同意義) で表わされる含フツ素ピラゾール誘導体。
JP21844785A 1985-09-30 1985-09-30 含フツ素ピラゾ−ル誘導体 Granted JPS6277370A (ja)

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JP21844785A JPS6277370A (ja) 1985-09-30 1985-09-30 含フツ素ピラゾ−ル誘導体

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JPS6277370A JPS6277370A (ja) 1987-04-09
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5281571A (en) * 1990-10-18 1994-01-25 Monsanto Company Herbicidal benzoxazinone- and benzothiazinone-substituted pyrazoles
US5532416A (en) * 1994-07-20 1996-07-02 Monsanto Company Benzoyl derivatives and synthesis thereof
US5869688A (en) * 1994-07-20 1999-02-09 Monsanto Company Preparation of substituted 3-aryl-5-haloalkyl-pyrazoles having herbicidal activity
US5698708A (en) * 1996-06-20 1997-12-16 Monsanto Company Preparation of substituted 3-aryl-5-haloalkyl-pyrazoles having herbicidal activity

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JPS6277370A (ja) 1987-04-09

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