JPH0586088A - ニワトリ貧血ウイルスワクチン及び診断法 - Google Patents

ニワトリ貧血ウイルスワクチン及び診断法

Info

Publication number
JPH0586088A
JPH0586088A JP3286877A JP28687791A JPH0586088A JP H0586088 A JPH0586088 A JP H0586088A JP 3286877 A JP3286877 A JP 3286877A JP 28687791 A JP28687791 A JP 28687791A JP H0586088 A JPH0586088 A JP H0586088A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acid sequence
cav
nucleic acid
polypeptide
dna
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3286877A
Other languages
English (en)
Inventor
Paulus J A Sondermeijer
パウルス・ヤコブス・アントニウス・ソンデルメイエル
Johannes Antonius Joseph Claessens
ヨハンネス・アントニウス・ヨセフ・クラエツセンス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Akzo NV
Original Assignee
Akzo NV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Akzo NV filed Critical Akzo NV
Publication of JPH0586088A publication Critical patent/JPH0586088A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K14/00Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K14/00Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • C07K14/005Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from viruses
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K39/00Medicinal preparations containing antigens or antibodies
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N2750/00MICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA ssDNA viruses
    • C12N2750/00011Details
    • C12N2750/10011Circoviridae
    • C12N2750/10022New viral proteins or individual genes, new structural or functional aspects of known viral proteins or genes

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
  • Gastroenterology & Hepatology (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Virology (AREA)
  • Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)
  • Peptides Or Proteins (AREA)
  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
  • Saccharide Compounds (AREA)
  • Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 家禽をCAVに対して免疫感作するためのワ
クチンの製造、及び診断用検査薬を製造するためのCA
V関連ポリペプチドをコードする核酸配列の提供。 【構成】 ニワトリ貧血ウイルス(CAV)の遺伝情
報、特に、ウイルスポリペプチドをコードする3個のゲ
ノム領域を含む核酸配列、その発現系及びその発現ポリ
ペプチド、並びに、CAV感染に対するワクチン、その
製造法、予防法、並びに、CAVに感染したニワトリの
検出に有用なテストキット。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、ニワトリ貧血ウイルス関連ポリ
ペプチドをコードする核酸配列、このような核酸配列を
含む組換え核酸分子、該核酸配列を含むベクターウイル
ス、このような核酸配列で形質転換された宿主細胞、ニ
ワトリ貧血ウイルス関連ポリペプチド、該ポリペプチド
に対して反応性の抗体、ニワトリ貧血ウイルス突然変異
体、及びニワトリ貧血ウイルス感染に対するワクチンに
係る。
【0002】本発明は更に、免疫化学的試薬及び該試薬
を含むテストキットにも係る。
【0003】ニワトリ貧血ウイルス(CAV)はニワト
リに感染性貧血を誘発する。CAVは全年齢のトリに感
染すると思われるが、疾病の徴候は若ドリでしか報告さ
れていない。CAVは更に免疫抑制性である。健常なト
リでは胸腺が若ドリでのT細胞の産生に関与し、ファブ
リキウス嚢がB細胞を産生し、骨髄が赤血球に加えて白
血球も産生する。雛ドリがCAVに感染すると、上記細
胞の破壊が生じる。7〜14日以内に抑圧、貧血及び免
疫抑制が生じる。特に、数週齢までの雛ドリは重度の貧
血及び免疫抑制徴候を示す。自然感染したニワトリ群の
致死率は通常30%までであり、生残ったニワトリの回
復は通常感染後24〜32日までに完全になる。
【0004】二次感染、特にウイルス及び細菌性感染が
生じることが多く、CAVにより起因する症状を悪化さ
せ、これらの場合の致死率は30%を優に越える。より
高齢のトリは感染し得るが、潜伏性徴候がニワトリの機
能低下の原因であるとみなされるとしても発病すること
はない。
【0005】血清学的試験によると、試験したニワトリ
飼育群の90%以上に何らかの時点で循環CAV抗体が
存在しており、従ってこれらのニワトリはウイルスに感
染したことが実証されている。CAVの遍在性は十分に
報告されている。
【0006】CAVは水平及び(母親から雛にin o
voで)垂直に伝達されると考えられる。ウイルス粒子
は非常に安定しており、種々の化学物質(例えばクロロ
ホルム)でも又は60℃に30分間加熱しても破壊され
ない。CAVは約24nmの直径を有する無外被の球形
ウイルスであると報告されており、約2300bpの環
状一重鎖DNAゲノムを含む。
【0007】若ドリの致死率及びより高齢のニワトリの
機能低下に結び付けられるCAVの遍在性により、CA
V感染又は疾患を予防するための安全且つ有効なワクチ
ンが必要とされる。
【0008】従来のワクチンは化学的に不活化したウイ
ルスワクチン又は改変した生ウイルスワクチンを含む。
しかしながら、不活化ワクチンは付加的な免疫感作を必
要とし、アジュバントを含み、製造費用が高く、投与す
るのに労力を要する欠点がある。更に、感染ウイルス粒
子によっては不活化プロセス後も生き残るものがあり、
動物に投与後に疾病を誘発する可能性がある。
【0009】一般に、弱毒生ウイルスワクチンは多くの
場合体液性及び細胞性反応の両方に基づいて免疫応答を
引き起こすという理由から好適である。今までのとこ
ろ、CAV株に由来するこのようなワクチンは組織培養
における病毒性をもつ株の連続継代によってしか製造す
ることができない。しかしながら、この処理により未制
御の突然変異がウイルスゲノムに導入され、その結果、
病毒性及び免疫特性において異種のウイルス粒子の集団
が形成される。更に周知のように、このような従来の弱
毒生ウイルスワクチンは再び病毒性をもつようになり、
接種動物に疾病を誘発し、他の動物に病原体を蔓延させ
る可能性がある。組換えDNA技術を利用することによ
り、CAV病原体に対する免疫応答を引き起こすことが
可能な必要且つ関連するCAV免疫原物質又は該物質を
コードする遺伝情報のみを含み、生又は不活化ワクチン
の上記欠点のない改良されたワクチンを製造することが
できると考えられる。
【0010】本発明によると、CAV関連ポリペプチド
をコードする核酸配列が提供され、該配列は、家禽をC
AVに対して免疫感作するためのワクチンの製造、及び
診断用検査薬を製造するために適用され得る。
【0011】本明細書中で使用する「核酸配列」なる用
語は、リボ核酸配列及びデオキシリボ核酸配列のいずれ
かに拘わらず任意の長さのポリマー状のヌクレオチドを
意味する。原則として、この用語は該核酸分子の一次構
造を意味する。従って、この用語は二重鎖DNA、一重
鎖DNA、二重鎖RNA、一重鎖RNA及びそれらの改
変体を包含する。
【0012】一般に、「ポリペプチド」なる用語は生物
活性を有するアミノ酸の分子鎖を意味し、特定の長さの
生成物を意味するのではなく、必要に応じて例えばグリ
コシル化、アミド化、カルボキシル化又はリン酸化によ
りin vivo又は invitroで修飾され得、
従って、特にペプチド、オリゴペプチド及びタンパク質
が含まれる。
【0013】特に本発明によると、夫々ORF1〜3と
命名されるCAV関連ポリペプチドをコードする領域を
含む3種の核酸配列が同定及び特徴付けされた。
【0014】ORF−1ポリペプチドをコードする領域
はヌクレオチド876〜2225に位置し(SEQ I
D NO:1、図3)、約449アミノ酸長のポリペプ
チドをコードする。ORF−1遺伝子によりコードされ
るポリペプチドのアミノ酸配列をSEQ ID NO:
2に示す。ヌクレオチド1657及び2185には多少
の配列異種性が検出された。これらの配列変化は保存さ
れるアミノ酸の置換をもたらし、従って、ポリペプチド
の生物活性にさほど影響しないとみなされる。
【0015】ORF−2ポリペプチドをコードする領域
はゲノムの第2のリーディングフレーム上のヌクレオチ
ド101〜502(SEQ ID NO:1、図3)に
位置し、約133アミノ酸長のポリペプチドをコードす
る。ORF−2遺伝子によりコードされるポリペプチド
のアミノ酸配列をSEQ ID NO:3に示す。
【0016】ORF−3ポリペプチドをコードする領域
はゲノムの第3のリーディングフレーム上のヌクレオチ
ド403〜1053(SEQ ID NO:1、図3)
に位置し、約216アミノ酸長のポリペプチドをコード
する。ORF−3遺伝子によりコードされるポリペプチ
ドのアミノ酸配列をSEQ ID NO:4に示す。
【0017】従って、本発明は夫々SEQ ID N
O:2、SEQ ID NO:3又はSEQ ID N
O:4に示すアミノ酸配列を有するORF−1ポリペプ
チド、ORF−2ポリペプチド又はORF−3ポリペプ
チドをコードする核酸配列を提供する。
【0018】当業者に周知のように、通常、ゲノムの全
部分が成熟mRNAに表わされて翻訳される訳ではな
い。生物学的に機能的な成熟タンパク質は、RNAスプ
ライシングにより数個のORFのフラグメントをin
vivoで継ぎ合わせて得られる。翻訳の準備のできた
成熟mRNAの前のRNAレベルで可能な改変の一例
は、パルボウイルス科のウイルスにおけるRNA転写物
のプロセッシングである。Bernsら(J.Gen.
Virol. 68, 601−614, 1987)
により報告されているように、パルボウイルス科のウイ
ルスは非常に小さい、エンベロープなしの一重鎖DNA
ウイルスであり、その構造においてCAVに類似してい
る。数個の翻訳フレーム中の数個のORFによって各々
コードされるパルボウイルス被覆タンパク質及び非構造
タンパク質を集合させるために、RNAプロセッシング
が必要である。
【0019】ゲノムの転写領域の地図を作成するため
に、(Maniatisら,Molecular Cl
oning, A laboratory Manua
l,Cold Spring Harbor Labo
ratory Press,U.S.A., 1989
に記載されているような)数種の方法が慣用されてお
り、例えば、単離したCAV mRNAのcDNAを作
製し、CAV mRNA翻訳をin vitroで実施
し、S1ヌクレアーゼ保護アッセイ及びプライマーエク
ステンション分析のような数種の方法で転写物マッピン
グを行う。
【0020】これらの技術によりCAVゲノムの転写地
図を作成することができ、転写物の相対存在量を示すこ
とができる。
【0021】したがって、種々のORFから誘導される
ヌクレアーゼ配列を含む核酸配列も本発明の範囲に含ま
れる。
【0022】対応する免疫学的特徴を有する該ORF−
1、ORF−2又はORF−3ポリペプチドの機能的等
価物をコードする核酸配列も本発明の範囲に含まれる。
【0023】26P4 CAV株に由来する本発明の個
々のORF1〜3ポリペプチドには、個々のウイルス又
はニワトリ貧血ウイルス株間に天然の変異が存在し得る
ことが理解されよう。これらの変異は例えば配列全体に
おけるアミノ酸変異、又は該配列中のアミノ酸の欠失、
置換、挿入、逆位もしくは付加であり得る。生物学的及
び免疫学的活性を本質的に変化させない予想可能なアミ
ノ酸置換の例は既に報告されている。関連するアミノ酸
間のアミノ酸置換又は進化中に頻発した置換は特に、S
er/Ala、Ser/Gly、Asp/Gly、As
p/Asn、Ile/Val(Dayhf, M.
D., Atlas of proteinseque
nce and structure, Nat. B
iomed. Res. Found., Washi
ngton D.C., 1978, vol. 5,
suppl.3参照)である。この情報に基づいてL
ipman及びPearsonは迅速且つ高感度でタン
パク質を比較し(Science 227, 1435
−1441, 1985)、同種ポリペプチドの機能的
類似性を決定するための方法を開発した。このような同
種機能的等価物をコードする核酸配列は本発明の範囲に
含まれる。更に、これらの種々の機能的等価物をコード
する核酸配列を製造するために組換えDNA技術を使用
する可能性が存在する。
【0024】本発明の核酸配列はCuxhaven−
1、TK−5803又はGifu−1のようなCAV株
の単離物から誘導することも可能である。
【0025】SEQ ID NO:1〜4に提供する情
報に基づき、当業者は本明細書に開示するORF1〜3
ポリペプチドに対応する免疫学的特徴を有する上記のよ
うな変異した機能的等価ポリペプチドをコードする核酸
配列を単離及び同定することができよう。一般に適用さ
れているサザンブロット法又はコロニーハイブリダイゼ
ーションをこの目的に使用することができる(Expe
riments inMolecular Biolo
gy, R.J. Slater編, Clifto
n, U.S.A., 1986; Singer−S
am,J.ら, Proc. Natl. Acad.
Sci. 80, 802−806, 1983;
Maniatis T.ら, Molecular C
loning, A laboratory Manu
al, Cold Spring Harbor La
boratory Press, USA, 198
9)。例えば、特定のCAV株に由来するDNAを制限
酵素で消化して電気泳動にかけ、その後、ニトロセルロ
ースフィルターに移動させ、「ブロット」する。こうし
て、フィルター上に存在する相同なDNA配列にプロー
ブをハイブリダイズさせることが可能な塩濃度及び温度
の特定条件下で、構造既知の標識化DNAフラグメント
即ち「プローブ」、即ちSEQ ID NO: 2〜4
に示すアミノ酸配列から推定される配列を含む合成オリ
ゴヌクレオチドにハイブリダイズさせることにより、フ
ィルター上のCAV関連配列を同定することができる。
フィルターを洗浄後、ハイブリダイズした物質はオート
ラジオグラフィーにより検出され得る。対応するDNA
制限フラグメントをアガロースゲルから抽出し、SEQ
ID NO: 2〜4に示すポリペプチドに機能的に等
価のポリペプチドを合成するために使用することができ
る。
【0026】例えば、pCA1、pCA3又はそのフラ
グメントはCAVの他の株のゲノムに比較して高度に保
存された配列構造を含むと予想され、ハイブリダイゼー
ション実験で使用される。このようにして動物又は特定
物質のCAV感染状態で定量的及び定性的情報が得られ
る。試験すべきサンプルは血液(特にリンパ球)、器官
物質(例えば肝臓、腎臓)、胚ホモジネート、又はこれ
らのサンプルの1種と共にインキュベートしたMDCC
−MSB1細胞(Akiyamaら, Biken
J. 17, 105−117, 1974)である。
標準プロトコル(Berger及びKimmel編,M
ethods in Enzymology 152
181, 1987)にしたがって粗DNA調製物を
調製する。各サンプルの連続希釈液をニトロセルロース
膜にブロットし、標識化pCA1、pCA3又はそのフ
ラグメントを用いてプローブする(Maniatis
ら,1989, 上掲)。検出後、同一実験で標準量の
CAV DNAの連続希釈液から得たシグナルと比較す
ることによりシグナルを定量する。陰性のサンプルは
(検出可能な)シグナルを与えないサンプルであり、検
出限界は通常ml当たりCAV DNA2pmol未満
である。
【0027】別の方法によると、CAV関連DNAをλ
gt11ファージにクローニングし、細菌宿主で発現さ
せることもできる。その後、精製ORF1〜3ポリペプ
チドに対するポリクローナル抗血清で組換えファージを
スクリーニングし、変異ポリペプチドの対応する免疫学
的領域の存在を決定する。本明細書中で使用されるOR
F1〜3ポリペプチドに対するポリクローナル抗血清の
製造については追って記載する。
【0028】当業者に周知のように、遺伝子コードの縮
重はコドンの塩基置換を可能にし、その結果、同一のア
ミノ酸をコードする別のコドンが存在し、例えばアミノ
酸グルタミン酸のコドンはGAT及びGAAの両方であ
る。したがって、SEQ ID NO: 2〜4に示す
アミノ酸配列を有するポリペプチドを発現させるため
に、該SEQ IDに示す核酸配列と異なるこのような
代替コドン組成を有する誘導核酸配列(機能的等価物)
を使用できることは明白である。
【0029】本発明によると、CAVゲノム又はそのフ
ラグメントを含む核酸配列が提供される。
【0030】本発明の好適核酸配列は、該配列がSEQ
ID NO:1に示すデオキシリボ核酸配列の少なく
とも一部を含むことを特徴とする。
【0031】該デオキシリボ核酸配列の特定の有用なフ
ラグメントはポリペプチドをコードするフラグメントで
ある。
【0032】特に、SEQ ID NO:1に示すCA
Vゲノム876〜2225、101〜502又は403
〜1053位に位置するORFの少なくとも一部を含む
核酸配列が本発明に包含される。
【0033】更に、ヌクレオチド1〜870に結合した
ウイルスゲノム中の2230〜2298位に位置するヌ
クレオチドは、配列の制御下に置かれた異種遺伝子の発
現を制御するために使用され得る配列を含む。
【0034】更に、上記のようにORF1〜3ポリペプ
チド又はその機能的等価物をコードする核酸配列のフラ
グメントも本発明に含まれる。
【0035】本明細書で使用する「フラグメント」なる
用語は、本発明の核酸配列又はポリペプチドの1種のサ
ブ配列を含むDNA又はアミノ酸配列を意味する。該フ
ラグメントは、CAV関連ポリペプチドの1個以上の免
疫反応性及び/又は抗原決定基、即ちニワトリに免疫応
答を引き起こすことが可能であるか及び/又は相補的抗
体に特異的に結合することが可能な1個以上のエピトー
プを有するポリペプチドであるか又はこのようなポリペ
プチドをコードするものである。使用可能なポリペプチ
ドフラグメントの決定方法を以下に要約する。フラグメ
ントは特に該DNA用の制限エンドヌクレアーゼ及び該
ポリペプチド用のプロテアーゼを使用して前駆物質分子
の酵素切断により作製され得る。他の方法としては、フ
ラグメントの化学的合成又はDNAフラグメントによる
ポリペプチドフラグメントの発現などがある。
【0036】ORF−1、ORF−2又はORF−3ポ
リペプチドの免疫学的特徴が本質的に不変である限り、
ORF1〜3ポリペプチドのこのような機能的等価物を
もたらす全ての改変は本発明の範囲に含まれる。
【0037】本発明の核酸配列は更に、in vitr
oで合成されるか又は例えばPCR技術により得られる
核酸配列を含む。
【0038】本発明の核酸配列は、天然では会合又は結
合しない種々の複製実施のDNA配列、場合によりβ−
ガラクトシダーゼのような融合タンパク質配列をコード
するDNA部分を含む該DNA配列に連結することがで
き、その結果、適切な宿主の形質転換に使用可能な所謂
組換え核酸分子が生成される。このようなハイブリッド
DNA分子は好ましくは例えばプラスミド、又はバクテ
リオファージ、コスミドもしくはウイルスに存在する核
酸配列から誘導される。本発明の核酸配列をクローニン
グするために使用可能な特定のベクターは当業者に知ら
れており、特にプラスミドベクター(例えばpBR32
2、種々のpUC、pGEM及びBluescript
プラスミド)、バクテリオファージ(例えばλgt−W
es−λB、Charon 28及びM13誘導ファー
ジ)又はウイルスベクター(例えばSV40、アデノウ
イルス又はポリオーマウイルス)を含む(Rodriq
uez, R.L.及びD.T. Denhardt
編,Vectors: Asurvey of mol
ecular cloning vectorsand
their uses, Butterworth
s, 1988;Lenstra, J.A.ら, A
rch. Virol. 110, 1−24, 19
90参照)。本発明の組換え核酸分子の構築に使用され
る方法は当業者に知られており、特にManiati
s, T.ら(MolecularCloning A
Laboratory Manual; Cold
Spring Harbor Laboratory,
1982)に記載されている。例えば、相補的DNA
末端を生成するのと同一の制限酵素で遺伝子及び所望の
クローニングベクターの両方を切断すると、クローニン
グベクター中への挿入を簡単に実施することができる。
【0039】あるいは、一重鎖DNAを消化することに
より又は一重鎖末端を適当なDNAポリメラーゼで充填
することにより平滑末端化される制限部位を改変するこ
とが必要な場合もある。その後、T4 DNAリガーゼ
のような酵素で平滑末端連結を行う。
【0040】必要に応じてリンカーをDNA末端に連結
することにより任意の制限部位を形成してもよい。この
ようなリンカーは制限部位配列をコードする特定のオリ
ゴヌクレオチド配列を含み得る。制限酵素で切断したベ
クター及び核酸配列をホモポリマーテーリングにより改
変することもできる。
【0041】本明細書中で使用する「形質転換」なる用
語は、使用される方法(例えば直接取り込み又は形質導
入)に関係なく宿主細胞に異種核酸配列を導入すること
を意味する。あるいは異種核酸配列を宿主ゲノムに組み
込んでもよい。必要に応じて組換えDNA分子は挿入し
た核酸配列の発現を調節することが可能な指定宿主に適
合可能な適切な制御配列を備える。
【0042】本発明の組換え核酸分子は好ましくは、所
望の形質転換細胞を選択するために使用され得る1種以
上のマーカー活性(例えばpBR322におけるアンピ
シリン及びテトラサイクリン耐性、pUC8におけるア
ンピシリン耐性及びβ−ガラクトシダーゼ活性)を含
む。
【0043】適切な宿主細胞は、ポリペプチドをコード
する核酸配列又はこのような核酸配列を含む組換え核酸
分子により形質転換可能であり、且つ必要に応じて該核
酸配列によりコードされる該ポリペプチドを発現させる
ために使用可能な細胞である。宿主細胞は原核起源(例
えば大腸菌、枯草菌及びPseudomonas属種の
ような細菌)でもよいし、真核起源(例えばSacch
aromyces cerevisiaeのような酵
母、又は昆虫、植物もしくは哺乳動物細胞のような高等
真核細胞(HeLa細胞及びチャイニーズハムスター卵
巣(CHO)細胞を含む))でもよい。昆虫細胞は、S
podoptera frugiperdaのSf9細
胞系(Luckowら, Bio−technolog
,47−55, 1988)を含む。真核クロー
ニング系における本発明の核酸配列のクローニング及び
発現に関する情報はEsser, K.ら(Plasm
ids of Eukaryotes, Spring
er−Verlag, 1986)に記載されている。
【0044】CAVでコードされた所定量のポリペプチ
ドを得るためには、CAVゲノム又はそのフラグメント
をバキュロウイルス発現系(BVES)のような発現系
で発現させることができる。この系では、Spodop
tera frugiperda(Sf; IPLB−
Sf21)細胞のような昆虫細胞をAutograph
a californica核多角体病気ウイルス(A
cNPV)のようなバキュロウイルスの宿主として細胞
培養する。AcNPV中の遺伝子の一部は高レベルに発
現されるが、ウイルス感染サイクルに非必須である。こ
れらの遺伝子は、トランスフェクトした細胞におけるp
AcAS3のようなバキュロトランスファープラスミド
と野生型(wt)AcNPV DNAとの間の相同的組
換えのためのターゲットである。pAcAS3(J.
Vlakら, Virology179, p. 31
2−320, 1990)では、非必須p10遺伝子で
なく、組換えプロセスのターゲットであるwt AcN
PVの配列により囲まれたp10プロモーターの下流に
異種遺伝子が挿入される。組換え体のスクリーニングを
容易にするために、pAcAS3は更にLacZ遺伝子
を含み、培地にX−galを添加すると組換え体プラー
クは青色に変化する。
【0045】特に、MSB1感染細胞から単離されたC
AVゲノムDNAはNruIで消化され得る。BamH
Iリンカーを2.3kb分子の末端に連結し、その後、
BamHIで消化し、脱ホスホリル化したpAcAS3
プラスミドにこれを連結する。DH5αコンピテント大
腸菌細胞を新しい構築物pAcCA3で形質転換する。
単一コロニーを選択し、試験し、及び100mlまで培
養することができる。CsCl勾配遠心分離によりプラ
スミドDNAを単離及び精製し、精製したDNAを4℃
のTE緩衝液中1μg/mlの濃度で貯蔵する。10μ
gのpAcCA3を、水100μl中のwt AcNP
V DNA2μg及びLipofectin試薬BRL
(Bethesda, Maryland, USA)
30μgと混合する。6cmφ培養皿で無血清培地5m
l中のSf21細胞5×106個をこの混合物に加え
る。37℃で3時間インキュベーション後、新しい培地
を加え、37℃でインキュベートする。翌日、細胞に培
地中の1.5%低融点アガロースを重層し、5日間37
℃でインキュベートする。X−galを含有する新しい
アガロースを終濃度200μg/mlまで加える。青色
のプラークを3回プラーク精製して、組換えウイルスの
ストックを作る。
【0046】感染細胞及びその培養上清について、ウエ
スタンブロッティングにより組換えバキュロウイルスを
用いて組換えCAVポリペプチドの発現をスクリーニン
グする。最高レベルの組換えCAVポリペプチド発現を
与えるプラーク及び/又はウエスタンブロットアッセイ
で最良に認識されるポリペプチドを選択し、ワクチン製
剤用CAVポリペプチドの製造に充てる。
【0047】一般に、本発明で有用なベクターを構築す
る際にDNA配列をクローニングするためには原核生物
が好適である。例えば、大腸菌K12が特に有用であ
る。使用可能な他の微生物株としては、DH5α又はJ
M101のような大腸菌株を挙げることができる。
【0048】発現のために、本発明の核酸配列は発現制
御配列に作動的に結合される。このような制御配列はプ
ロモーター、エンハンサー、オペレーター、インデュー
サー、リボソーム結合部位等を含み得る。
【0049】宿主細胞が細菌であるとき、有用な発現制
御配列の例として、Trpプロモーター及びオペレータ
ー(Goeddelら, Nucl. Acids R
es. , 4057, 1980)、lacプロモ
ーター及びオペレーター(Changら, Natur
275, 615,1978)、外膜タンパク質プ
ロモーター(Nakamura, K.とInoug
e, M., EMBO J. , 771−77
5, 1982)、バクテリオファージλプロモーター
及びオペレーター(Remaut, E.ら, Nuc
l. AcidsRes. 11, 4677−468
8, 1983)、α−アミラーゼ(B.subtil
is)プロモーター及びオペレーター、選択された宿主
細胞に適合可能な終止配列と他の発現増進及び制御配列
を挙げることができる。宿主細胞が酵母であるとき、有
用な発現制御配列の例は、例えばα交配因子を含む。昆
虫細胞の場合、バキュロウイルスの多角体(polyh
edrin)又はp10のプロモーターを使用すること
ができる(Smith, G.E.ら,Mol.Cel
l. Biol. , 2156−65, 198
3)。宿主細胞が哺乳動物起源であるとき、有用な発現
制御配列の例は例えばSV−40プロモーター(Ber
man, P.W.ら, Science 222
524−527, 1983)又は例えばメタロチオネ
インプロモーター(Brinster, R.L.,
Nature 296, 39−42, 1982)又
は熱ショックプロモーター(Voellmyら, Pr
oc. Natl. Acad. Sci.USA
, 4949−53, 1985)を含む。あるい
は、CAVに存在する発現制御配列、特にORF1〜3
の発現を調節する配列も適用できる。遺伝子発現を最大
にするためには、RobertsとLauer(Met
hods in Enzymology 68, 47
3, 1979)も参照されたい。
【0050】本発明は更に、CAV関連抗原の免疫学的
特徴を示すポリペプチドも含み、即ち該ポリペプチド
は、このようなポリペプチドが通常会合する全ウイルス
又は他のタンパク質を本質的に含まないCAV関連抗原
の1種以上の免疫反応性及び/又は抗原決定基を含む。
【0051】より具体的には、本発明は夫々SEQ I
D NO:2、SEQ ID NO:3及びSEQ I
D NO:4に示すアミノ酸配列を有するORF−1、
ORF−2又はORF−3の少なくとも一部を含むポリ
ペプチドを提供する。
【0052】本質的に同一の免疫学的特性を示す該アミ
ノ酸配列の誘導体、即ち免疫学的等価物も本発明の範囲
に含まれることが理解されよう。
【0053】さらに、CAV感染に対する家禽の免疫又
は診断目的に使用可能なORF1〜3ポリペプチド又は
その機能的等価物のフラグメントを含むポリペプチドも
本発明に含まれる。このような使用可能なポリペプチド
フラグメントを既知のアミノ酸配列内で検出するために
は種々の方法が知られている。
【0054】エピトープを含む本発明のポリペプチドの
適切な免疫化学的に活性なポリペプチドフラグメント
は、所謂ペプスカン(pepscan)法に基づく特許
出願WO86/06487, Geysen, H.
M.ら(Prod.Natl.Acad.Sci.
, 3998−4002, 1984), Geys
en, H.M.ら(J.Immunol. Met
h. 102, 259−274, 1984)に記載
の方法により検出可能であり、この方法では該当する完
全ポリペプチドの部分的配列に対応する部分的にオーバ
ーラップする一連のポリペプチドを合成し、抗体に対す
るそれらの反応性を調査する。
【0055】更に、上述のアミノ酸配列を有するポリペ
プチドの多数の領域を理論的考察及び既知のエピトープ
との構造一致に基づいてエピトープと指定することがで
きる。これらの領域の決定は、HoppとWoods
(Proc. Natl. Acad. Sci.
, 3824−3828, 1981)による親水性
基準並びにChouとFasman(Advances
in Enzymology 47, 45−14
8, 1987)による二次構造予測とを組み合わせる
ことにより行われる。
【0056】必要であり得るT細胞エピトープは同様
に、Berzofstyの両親媒性基準(Scienc
235, 1059−62, 1987)により理
論的根拠に基づいて誘導され得る。
【0057】本発明の別の実施態様によると、上記核酸
配列によりコードされるアミノ酸配列を有するポリペプ
チドが使用される。
【0058】家禽のCAV感染に対する免疫感作は、例
えば免疫学的関連における本発明のポリペプチドを所謂
サブユニットワクチンとして動物に投与することにより
実施され得る。本発明のサブユニットワクチンは、場合
により医薬上許容可能なキャリヤーの存在下で純粋なポ
リペプチドを含み得る。ポリペプチドは場合により、例
えば融合産物の精製に有利であり得る非関連タンパク質
に共有結合し得る。具体例はβ−ガラクトシダーゼ、プ
ロテインA、プロキモシン、血液凝固因子Xa等であ
る。
【0059】これらのポリペプチド自体に対する中和抗
体を形成する能力が低い場合もある。小フラグメントは
その免疫原性を高めるためにキャリヤー分子に結合する
ことが好ましい。この目的に適切なキャリヤーは高分子
であり、例えば天然ポリマー(キーホールリンペットヘ
モシアニン、アルブミン、トキシン類のようなタンパク
質)、ポリアミノ酸(ポリリシン、ポリアラニン)のよ
うな合成ポリマー、又はサポニンのような両親媒性化合
物のミセルである。あるいはこれらのフラグメントはそ
のポリマー、好ましくは線状ポリマーとして提供され得
る。
【0060】このようなサブユニットワクチンで使用さ
れるポリペプチドは例えば該ポリペプチドをCAVから
単離することにより、組換えDNA技術により、又は化
学的合成により当業者に周知の方法により製造され得
る。
【0061】必要に応じて、ワクチンで使用される本発
明のポリペプチドは、例えばグリコシル化、アミド化、
カルボキシル化又はリン酸化によりin vitro又
はin vivoで修飾され得る。
【0062】サブユニットワクチンの代わりに生ベクタ
ーワクチンも使用できる。本発明の核酸配列は、組換え
体微生物が複製する能力を維持し、その結果、挿入され
た核酸配列によりコードされるポリペプチドを発現する
ように、組換えDNA技術により微生物(例えば細菌又
はウイルス)に導入される。
【0063】例えばin vivo相同的組換え技術を
使用して異種核酸配列、例えば本発明の核酸配列をベク
ター微生物のゲノムに導入することができる。
【0064】まず最初に、ベクターゲノムの挿入領域、
即ち感染又は複製に必要な機能のようなベクターの必須
機能を破壊することなく異種配列の取り込みに使用可能
な領域、に対応するDNAフラグメントを、標準rec
DNA技術にしたがってクローニングベクターに挿入す
る。挿入領域は多数の微生物で報告されている(例えば
EP 80,806、EP 110,385、EP 8
3,286、EP 314,569、WO 88/02
022及びWO 88/07088)。
【0065】第2に、必要に応じて第1段階から得られ
た組換えDNA分子中に存在する挿入領域内に欠失を導
入する。これは例えば第1段階からの組換えDNA分子
を適切なエキソヌクレアーゼIIIで消化又は制限酵素
処理することにより実施され得る。
【0066】第3に、第1段階の組換えDNA分子中に
存在する挿入領域に、又は該組換えDNA分子から欠失
したDNAの代わりに異種核酸配列を挿入する。挿入領
域DNA配列はベクターゲノムとの相同的組換えが行わ
れるようにするために十分な長さを有するべきである。
その後、適切なベクターDNA配列を両側に有する挿入
部を含む組換えDNA分子の存在下に適切な細胞をベク
ターゲノムDNAで形質転換させ、こうして組換えDN
A分子とベクターゲノムとの対応する領域間で組換えが
行われる。こうして組換えベクター子孫を細胞培養で形
成することができ、例えばハイブリダイゼーション、異
種核酸配列と共に組み込まれる遺伝子によりコードされ
る酵素活性の検出、又は組換えベクターにより免疫学的
に発現される抗原異種ポリペプチドの検出により、例え
ば遺伝子型又は表現型により選択することができる。
【0067】次に、この組換え体微生物をニワトリに投
与して免疫感作し、その後、そのまましばらく維持する
か、あるいは接種動物の体内で複製し、本発明の挿入核
酸配列によりコードされるポリペプチドをin viv
o発現させ、接種動物の免疫系を刺激する。本発明の核
酸配列を取り込むために適切なベクターは、ウイルス、
例えば(鳥類)ポックスウイルス(例えば牛痘ウイルス
又は鶏痘ウイルス)(EP 314,569及びWO
88/02022)、HVT(WO88/07088)
のようなヘルペスウイルス、アデノウイルスもしくはイ
ンフルエンザウイルス、又は細菌(例えば大腸菌又は特
定のSalmonella種)に由来し得る。この型の
組換え体微生物を使用すると、宿主細胞で合成されたポ
リペプチドは表面抗原として露出され得る。この関連で
は、該ポリペプチドとOMPタンパク質もしくは例えば
大腸菌の線毛タンパク質との融合、又は生物により認識
されるシグナル配列及びアンカー配列の合成が予想され
る。該免疫原性ポリペプチドは必要に応じてより大きい
全体の一部であり、免疫すべき動物の体内に放出される
ことも予想される。これらのいずれの場合も、種々の病
原体及び/又は所与の病原体の種々の抗原に対する保護
を生じる1種以上の免疫原性産物が発現されることも予
想される。
【0068】本発明のワクチンは、本発明の核酸配列を
含むベクターウイルスに感染した宿主細胞を培養するこ
とにより製造することができ、その後、ウイルスを含む
細胞及び/又は細胞中で増殖したベクターウイルスを場
合により純粋な形で収集し、場合により凍結形態のワク
チンに調製する。
【0069】本発明の核酸配列を含む上記宿主細胞を、
該核酸配列によりコードされるポリペプチドの発現に好
ましい条件下で培養することもできる。ワクチンは粗培
養物、宿主細胞溶解物又は宿主細胞抽出物のサンプルを
使用して調製され得るが、別の実施態様によると、本発
明のより精製度の高いポリペプチドは所期用途に依存し
てワクチンに調製される。生成されたポリペプチドを精
製するためには、本発明の核酸配列を含む宿主細胞を十
分な容量で培養し、生成されたポリペプチドをこのよう
な細胞又はタンパク質が分泌される場合は培地から単離
する。培地に分泌されるポリペプチドは、標準技術、例
えば塩分画、遠心分離、限外濾過、クロマトグラフィ
ー、ゲル濾過又はイムノアフィニティークロマトグラフ
ィーにより単離及び精製され得、細胞内ポリペプチドは
まず該細胞を収集し、例えば音波処理又は他の機械的破
砕手段(例えばフレンチプレス)により細胞を破砕した
後、ポリペプチドを他の細胞内成分から分離し、ポリペ
プチドをワクチンに調製することにより単離され得る。
細胞破砕は化学的(例えばEDTA処理)又は酵素的手
段(例えばリゾチーム消化)により実施することもでき
る。
【0070】上述のように、従来のウイルス弱毒方法に
は欠点がある。常習的な弱毒化方法は、化学物質で処理
することにより特異的突然変異を誘発するか、又は異種
宿主動物もしくは組織培養物で連続継代する。これらの
突然変異がウイルスゲノムでランダムに発生するのはこ
れらの技術の決定的な特徴であり、自発復帰細胞が発生
する場合には、突然変異の位置決めをしたり又はその変
異を反復するのは困難である。組換えDNA技術の開発
に伴い、ウイルスゲノムを非常に正確に操作する可能性
が生まれた。Murphyら, (Immunizat
ion against viruses, in:
Fields, B.N.ら編,Virology 第
2版, Raven Press, N.Y. 199
0)により記載されているように、ゲノムの突然変異、
例えば非必須遺伝子もしくはその一部の欠失、挿入もし
くは置換、又は調節領域への挿入、置換もしくは欠失等
によりウイルスを弱毒化するいくつかの可能性が存在す
る。
【0071】recDNA技術により天然に存在しない
このような弱毒化したCAV突然変異体を発生させるこ
とが可能な方法の一例を以下に記載する。
【0072】まず最初に、突然変異が配置され得るCA
Vゲノム領域を決定する。これらはコーディング又は非
コーディング領域の両方であり得、例えば調節領域、又
はウイルス接着タンパク質(の一部)をコードする領
域、又は宿主特異性を決定する因子であり得る。
【0073】次に、組換えベクターの作製について上述
した方法に従って、突然変異、例えば欠失及び/又は挿
入及び/又は置換をウイルスゲノムに導入する。
【0074】従って、組換えDNA技術によりゲノムに
導入された突然変異を有する天然に存在しない弱毒CA
Vも本発明の範囲に含まれる。
【0075】本発明のポリペプチドに対する抗体又は抗
血清は、受動的免疫治療、診断用イムノアッセイ及び抗
イディオタイプ抗体の製造に使用され得る。
【0076】上記のようなCAV関連ポリペプチドOR
F1〜3を使用してポリクローナル(単一特異性)及び
モノクローナルの両方の抗体を製造することができる。
ポリクローナル抗体が所望される場合は、ポリクローナ
ルな抗血清を製造及び処理するための方法は当業者に知
られている(例えばMayer及びWalter編,I
mmunochemical Methods in
Cell and Molecular Biolog
y, Academic Press, Londo
n, 1987)。要約すると、選択された哺乳動物
(例えばウサギ)に上記免疫原の1種を免疫感作当たり
タンパク質約20μg〜約80μgの割合で(多重)注
入する。免疫感作は許容可能なアジュバントと共に与え
られ、一般に免疫原とアジュバントは等量とする。許容
可能なアジュバントの例は、フロイント完全、フロイン
ト不完全、ミョウバン沈殿物又はW/Oエマルジョンを
含み、初期免疫感作にはフロイント完全アジュバントが
好適である。全ブースター免疫感作にはフロイント不完
全アジュバントが好適である。初期免疫感作は、ウサギ
の背中の複数の皮下部位に約1mlのエマルジョンを投
与することにより行われる。等量の免疫原を使用するブ
ースター免疫感作は約1カ月間隔で与えられ、十分な抗
体濃度が各ウサギ血清に存在するまで続けられる。当業
者に既知の方法により血液を採取し、血清を分離する。
【0077】上記のようにウサギを精製タンパク質で免
疫感作することにより製造した多重特異性抗血清から、
Hallら(Nature 311, 379−38
7,1984)の方法の改良法により免疫原の各々に対
する単一特異性抗体をアフィニティー精製する。本明細
書中で使用する「単一特異性抗体」なる用語は、関連抗
原に対する均一な結合特性を有する単一抗体種又は多重
抗体種として定義される。本明細書中で使用される「均
一な結合」なる用語は、抗体種が特定の抗原又はエピト
ープに結合できることを意味する。
【0078】近親交配マウス、好ましくはBalb/c
を適当なタンパク質で免疫感作することにより、CAV
免疫原の各々に対して反応性のモノクローナル抗体が生
成され得る。等量の許容可能なアジュバント中0.5m
l用量当たり約100ng〜約10μgの免疫原をマウ
スの腹腔内に免疫する。このような許容可能なアジュバ
ントは、フロイント完全、フロイント不完全、ミョウバ
ン沈殿物及びW/Oエマルジョンを含む。一次免疫後約
14、21及び63日後にアジュバントなしで等量の免
疫原をマウスの静脈にブースター免疫する。最後のブー
スター免疫から約3日後に各マウスの抗免疫原抗体を血
清学的に試験する。当業者に周知の方法(Kohler
とMilstein, Nature 25 ; 49
5−497, 1975)により、抗体産生マウスから
脾細胞を単離し、SP−2/0等のようなマウスミエロ
ーマ細胞と融合する。ダルベッコの改良イーグル培地
(DMEM)のような適当な細胞培養培地でヒポキサン
チン、チミジン及びアミノプテリン中で増殖することに
よりハイブリドーマ細胞を選択した。好ましくはMac
Phersonの軟質寒天法(Soft.Agar T
echniques,Tissue Culture
Methods and Applications,
Kruse及びPaterson編,Academi
c Press, 276, 1973)を使用して抗
体産生ハイブリドーマをクローニングする。個々のコロ
ニーを適当な培養培地で培養するために培養プレートの
個々のウェルに移す。適当な免疫原でスクリーニングす
ることにより、抗体産生細胞を確認する。当業者に既知
の方法により免疫原陽性ハイブリドーマを維持する。ハ
イブリドーマをin vitroで培養することによ
り、又は当業者に既知の手順によりハイブリドーマをマ
ウスに注入した後マウスの腹水を調製することにより特
異的抗モノクローナル抗体を製造する。
【0079】抗イディオタイプ抗体は、防御が所望され
る病原体の抗原の「固有の構造(internal i
mage)」を有するイムノグロブリンであり、ワクチ
ン中で免疫原として使用することができる(Drees
manら,J. Infect. Disease
51, 761, 1985)。抗イディオタイプ抗体
を製造するための方法は当業者に周知である(MacN
amaraら, Science 226, 132
5, 1984)。
【0080】本発明のワクチンは従来の有効な免疫感作
手順で投与することができ、即ち投与処方物に適合可能
な方法で予防薬及び/又は治療薬として有効且つ免疫原
性の量を1回又は繰り返して投与する。ワクチンは、例
えば皮内、皮下、筋肉内、腹腔内、静脈内又は鼻孔内に
投与され得る。
【0081】更に、ワクチンは例えば活性及び/又は貯
蔵寿命を増加するために、多くの場合他の成分と混合し
た水性媒体又は含水懸濁液を含有し得る。これらの成分
は塩、pH緩衝液、安定剤(例えばスキムミルク又はカ
ゼイン加水分解物)、免疫応答を改良するための乳化剤
アジュバント(例えば油、ムラミルジペプチド、水酸化
アルミニウム、サポニン、ポリアニオン及び両親媒性物
質)及び保存剤であり得る。
【0082】当然のことながら、本発明のワクチンは更
に多価ワクチンを製造するために、家禽の他の病原体に
関連する免疫原を含んでもよいし、又は感染性気管支炎
ウイルス、ニューカッスル病ウイルス、感染性包嚢病ウ
イルス又はマレーク病ウイルスの抗原のようなこれらの
免疫原をコードする核酸配列を含んでもよい。
【0083】本発明は更に、本発明のポリペプチドの少
なくとも1種又はその抗原性フラグメントを含有する
「免疫化学的試薬」に係る。
【0084】「免疫化学的試薬」なる用語は、本発明の
ポリペプチドが適切な支持体に結合しているか又は標識
物質を備えることを意味する。
【0085】使用可能な支持体は例えば微量試験ウェル
もしくはキュベット、チューブもしくはキャピラリー、
膜、フィルター、テストストリップの内壁、又は例えば
ラテックス粒子、赤血球、染料ゾル、金属ゾルもしくは
ゾル粒子としての金属化合物のような粒子の表面であ
る。
【0086】使用可能な標識物質は特に、放射性同位
体、蛍光化合物、酵素、染料ゾル、金属ゾル又はゾル粒
子としての金属化合物である。
【0087】本発明の核酸配列は、任意の種類の組織中
でCAV関連核酸を検出するためのハイブリダイゼーシ
ョン実験で用いられる特異的プローブを設計するために
も使用され得る。
【0088】本発明は更に、CAV感染の診断に有用な
該核酸配列を含むテストキットも提供する。
【0089】本発明は更に、イムノアッセイで使用され
るテストキットにも係り、該テストキットは本発明の少
なくとも1種の免疫化学的試薬を含む。
【0090】このテストキットを使用して行われる免疫
化学反応は好ましくはサンドイッチ反応、凝集反応、競
合反応又は阻害反応である。
【0091】サンドイッチ反応を実施するために、テス
トキットは例えば固体支持体(例えば微量試験ウェルの
内壁)に結合した本発明のポリペプチドと、本発明の標
識化ポリペプチド又は標識化抗抗体のいずれかとから構
成され得る。
【0092】
【実施例】実施例1 CAV株26P4の起源 Intervet America(Millsbor
o, DEL)で(CAVに対して血清陰性であった)
8週齢センチネルSPFニワトリを、CAV感染に対し
て血清変換の徴候を示すトリの存在下で飼育した。2週
間後、これらのセンチネルトリの肝臓のRPMI中20
%v/vホモジネートを作り、0.2μmフィルターで
濾過した。この濾液をCAVに適切な宿主細胞(Gor
yoら,Avian pathology 16, 1
49−163, 1987)であるMDCC−MSB1
細胞(Akiyama et al., Biken
J.17, 105−117, 1974)と共に組織
培養フラスコ中でインキュベートした。単離物の1つ2
6P4は、CPE及び、USDAにより提供される陽性
抗CAV血清で陽性の免疫蛍光反応を示したことからC
AVとして同定した。
【0093】26P4の培養 従来技術(Goryoら, 上掲)に従って組織培養フ
ラスコ中MDCC−MSB1細胞上で26P4ウイルス
の培養を実施した。
【0094】ウイルスゲノムのクロ ーニング CAV株26P4のウイルスDNAの複製形(RF)を
単離するために、106細胞/mlを含むMSB1細胞
の培養物500mlを調製し、約106 TCID50
/mlのウイルス力価でこの培養物に感染させた。標準
Hirt抽出(McMasterら, J. Viro
38,317−326, 1981)を使用してウ
イルスDNAを調製した。感染後RFウイルスDNAの
最大量が得られる時点は、経時変化実験で感染後30時
間であることが判明した。
【0095】感染細胞からのDNAを0.8%アガロー
ス/エチジウムブロミドゲルで分析し、標準プロトコル
(Maniatisら, 1989, 上掲)に従って
NA45 DEAE膜(SchleicherとSch
ull)を使用して環状のウイルスRF DNAを示す
1.7kbバンドをアガロースゲルから単離した。
【0096】ウイルスDNA500ngを、25μl容
量中Hind III又はBamHI制限エンドヌクレ
アーゼのいずれか20Uで消化した。同様に細菌プラス
ミドpGEM 7zf+(Promega cor
p.)2μgをHind III又はBamHIのいず
れかで消化し、脱リン酸化し、プロテイナーゼK(Ma
niatisら, 1989, 上掲)と共にインキュ
ベートした。ベクター及び挿入用DNA調製物をフェノ
ール/クロロホルム抽出し、96%エタノール2容及び
pH6.0の3M酢酸ナトリウム1/10容で沈殿させ
た。標準手順(Maniatisら, 1989, 上
掲)に従ってT4 DNAリガーゼを用いてベクターと
挿入用DNAを連結した。連結混合物を使用して大腸菌
DH5αコンピテント細胞(Clontech cor
p.)を形質転換させ、その後、100μg/mlアン
ピシリン(Ap)を含有するLB−寒天プレート上で培
養した。プラスミドDNAをAp耐性コロニーから単離
し、制限酵素分析により2.3kb挿入物をスクリーニ
ングした。
【0097】2つのプラスミドは、Hind III消
化2.3kb CAV RF DNAを含むpCA1、
及びpCA1に対して逆方向に挿入されたBamHI消
化CAV RF DNAを含むpCA3として同定され
た。両方のプラスミドの制限パターンを図1及び図2に
示す。
【0098】実施例2 DNA配列分析 CAVゲノムのDNA配列を決定するために、Heni
koff(Gene 28, 351, 1984)に
従って漸次欠失したフラグメントを作製し、5μgのp
CA1及びpCA3をSph I、次いでCla I制
限酵素と共にインキュベートした。プロテイナーゼKイ
ンキュベーション、フェノール/クロロホルム処理及び
エタノール沈殿後、増大するインキュベーション時間間
隔でサンプルをエキソヌクレアーゼIIIと共にインキ
ュベートした。DNAフラグメントをS1ヌクレアーゼ
及びKlenowポリメラーゼで平滑末端化し、最後に
T4 DNAリガーゼで環化し、大腸菌DH5αコンピ
テント細胞に形質転換させ、アンピシリンプレート上で
平板培養した。耐性コロニーからのプラスミドDNAの
挿入物のサイズを分析した。
【0099】微量調製物の二重鎖プラスミドDNAに対
しジデオキシチェーンターミネーション法を直接使用し
てSangerら(Proc.Natl.Acad.S
ci. USA 74, 5463, 1977)によ
り報告されているようにDNA配列分析を実施した。p
GEM 7zf+多重クローニング部位の上流及び下流
に直接ハイブリダイズするT7及びSp6プロモーター
プライマーを使用した。
【0100】配列データを収集し、Gene Mast
erプログラム(BioRad corp.)を使用し
てIBM PCで解析した。
【0101】実施例3 ORF1を含むCAV D NAの、シチメンチョウヘ
ペスウイルス(HVT) のウイルスゲノムへの挿入 実施例1に要約したようにCAV RF DNAを単離
した。HVTに挿入及び有効に発現させるためのORF
1を作製するために、特に最初のATGコドンに先行
する配列を最小のリーダー配列となるように削減しなけ
ればならなかった。そのために、2μgのCAV RF
DNAを制限酵素Apa I及びMroIで消化し
た。これらの消化によりCAV RF DNAの直鎖状
分子が得られ、ORF 1は中央に位置し、ORF 1
の最初のATGはMro I部位の側に位置する。イン
キュベーション、フェノール抽出及びエタノール沈殿
後、実施例2に記載したように増大するインキュベーシ
ョン時間間隔でこれらのフラグメントをエキソヌクレア
ーゼIIIと共にインキュベートし、平滑末端にした。
エキソヌクレアーゼは、Apa Iからのように3’オ
ーバーハンギング部位を消化することができないので、
RF DNAフラグメントはORF 1の最初のATG
の方向にMro I部位から消化される。平滑化したフ
ラグメントを、リン酸化しておいた50倍モル過剰のE
coR Vリンカー(B.Mannheimcor
p.)に標準手順に従ってT4リガーゼで連結した。リ
ンカー連結混合物をEcoR Vで消化し、65℃で1
0分間不活化した。この混合物をEcoRVで消化し且
つ脱リン酸化したpGEM5zf+ベクター(Prom
ega corp.)500ngに連結した。連結混合
物を大腸菌DH5αコンピテント細胞に形質転換し、A
pプレート上で平板培養した。Apa I及びSpe
Iによる二重消化により、プラスミド挿入物の残りのサ
イズについて耐性コロニーのミニプレパレーションDN
A単離物を分析した。約1.9kbのサイズを有する挿
入物の向きを制限分析により調べ、Sp6又はT7プラ
イマーのいずれかを用いてサンガー配列決定法により試
験した。
【0102】こうしてSEQ ID NO:1に示すよ
うに1〜475に連続するヌクレオチド860〜229
8の配列から構成される1.9kb CAV挿入物を有
するプラスミドpCA4を作製し、EcoR Vリンカ
ーに連結し、EcoR V消化pGEM5zf+に挿入
した。特に、挿入物の最初のATGに先行する短いリー
ダー配列をサンガー配列決定法により分析した処、付加
的なATGコドンを含まないことが判明した。
【0103】Igarashi, T.ら(Virol
ogy 157, 351, 1987)により報告さ
れているようなHVTのゲノム構造に基づいて、ウイル
スの非反復の短い配列エレメント(Us)中の領域を外
来遺伝子の挿入のために選択した。HVT感染CEFか
ら全DNAを部分的に消化することにより構築したλE
MBL3ライブラリーから対応するDNAフラグメント
をスクリーニングした。BamHI制限部位の不在によ
り特徴付けられる、λ単離物の1つの挿入物をλHVT
04と命名し、物理的マッピング(図4)により詳細に
分析した。17.5kbの挿入フラグメント中に存在す
る配列は、逆反復構造の部分を含むUs領域の大部分を
示した(Igarashi, T.ら,1987, 上
掲)。λHVT04からの1.2kbのXhoI制限フ
ラグメントの1つをSalIで消化したpGEM3Zに
サブクローニングし、DNAフラグメントの挿入に使用
可能な非反復BglII部位を含むプラスミドpMDO
7を形成した。
【0104】HVTウイルスのゲノムに挿入後に外来遺
伝子を発現させることが可能な強力なプロモーターをラ
ウス肉腫ウイルス(RSV)のLTR配列から選択し
た。このプロモーターをpRSVcat(Gorman
ら, Proc. Natl.Acad. Sci.
79, 6777, 1982)からの580bpNd
eI/HindIII制限フラグメント上にマッピング
し、該フラグメントの両方の部位で二重鎖合成リンカー
によりpGEM3Z(Promega)のHindII
I及びPstI部位の間に挿入した。ベクターpGEM
3ZからのHindIII部位とLTR−プロモーター
を有するRSVフラグメントのNdeI部位との間の結
合は、一方の部位でHindIII、他方の部位でNd
eIに適合可能な付着末端を含む30bpリンカーを用
いて行った。しかしながら、連結後、両方の制限部位
は、6塩基対認識配列の外側ヌクレオチドの故意の改変
により復元されない。これらの2つの部位を除去するだ
けでなく、リンカーそれ自体の内側に存在する新しい制
限部位(BamHI)を、対応する位置に形成した。L
TRフラグメントからのHindIII部位をpGEM
3ZからのPstI部位に結合する第2の20bpリン
カーを合成したが、この場合どちらの末端の認識配列も
破壊せず、pGEM3Zのポリリンカーに既に存在する
切断部位例えばPstI、SalI、XhoI及びBa
mHIに、3つの便利な非反復制限部位BglII、X
hoI及びEcoRVを付加した。したがって、形成さ
れるpGEM3Zの誘導体pVECO1はLTRプロモ
ーター配列を有する650bp制限フラグメントと、そ
の直後に配置された、外来遺伝子を挿入するために使用
可能な7個の制限部位とを含む。650bpフラグメン
トはその一方の側にBamHI制限部位を有しており、
このフラグメントをpMDO7からの1.2kbHVT
挿入物中に存在する非反復BglII部位にそのまま移
した。これらの2つの制限酵素により形成された付着末
端は相互に適合可能であるが、連結すると、BglII
又はBamHIの元の認識配列のいずれもが復元しな
い。TRに向かう向きにLTRを有する構築物の1つを
pVECO4と命名し、制限マッピング(図5)により
分析した。この汎用HVT組換えベクターの構造は、L
TRプロモーターのすぐ下流に外来遺伝子を挿入するこ
とができ、その後、in vivo組換えによりHVT
ゲノムに完全な発現カセットを組み込むことができるよ
うに構成される。さらに多重遺伝子挿入を実現できるよ
うに、LTRの下流の種々の制限部位、特に酵素Bgl
II、XhoI及びEcoRVの制限部位の位置を設計
する。
【0105】pCA4からのCAV DNA挿入物をE
coRV消化によりプラスミドから取り出し、EcoR
Vで消化し且つ脱リン酸化したpVECO4に挿入し
た。もう一度挿入フラグメントの向きを調べ、右向きの
プラスミドをpCA5と命名した。
【0106】Graham, F.及びv.d. E
b, A.(Virology 52, 456, 1
973)によるリン酸カルシウムDNA沈殿に基づく方
法により、プラスミドpCA5からの線状化DNAを、
HVT感染細胞から調製した全DNAと共にCEFに導
入した。構築物からのプラスミドDNA2μgを最終容
量560μl H2O中HVT感染細胞からの線状DN
A15μgと混合し、HBSP(20mM KCl、5
60mM NaCl、24mMグルコース、3mM N
2HPO4、100mM HEPES、pH7.0)7
50μlに加えた。1M CaCl2溶液190μlを
漸次加え、混合物を室温で30分間インキュベートする
ことにより沈殿を形成した。一方、2%ウシ胎児血清を
補充したイーグル最小必須培地のグラスゴー改良培地に
基づく組成を有する培地6/B8に10日齢胚からの二
次CDFの懸濁液15mlを1ml当たり細胞5×10
5個の密度でφ10cmの皿に接種した。リン酸カルシ
ウムで沈殿したDNAを細胞懸濁液に静かに加え、空気
中5%CO2を含有する腐食化インキュベータで37℃
で皿をインキュベートした。5時間後、培地を除去し、
等容量のHBSP及び30%グリセロールを含有する溶
液10mlを細胞に重層した。1〜2分間のインキュベ
ーション後、溶液を除去し、細胞を培地6/B8で洗浄
し、皿を新しい培地と共に3〜5日間ウイルスCPEが
生じるまでインキュベートした。これらのCAV抗原に
対する特異的な一価又は多価抗血清を使用して免疫蛍光
染色によりCAV関連ポリペプチドを発現するHVT組
換え体の検出を行った。
【0107】配列表 (1)一般情報: (i) 出願人: (A) 名称: AKZO NV (B) 番地: Velperweg 76 (C) 都市名: Arnhem (E) 国名: オランダ国 (F) 郵便番号(ZIP): 6824 BM (ii) 発明の名称: ニワトリ貧血ウイルスワクチ
ン及び診断法 (iii) 配列の数: 4 (v) コンピュータ読み取り可能形: 適用不可 (2)SEQ ID NO:1の情報: (i) 配列の特徴: (A) 配列の長さ: 2298塩基対 (B) 配列の型: 核酸 (C) 鎖の数: 1本鎖 (D) トポロジー: 環状 (ii) 分子の型: DNA(ゲノム) (vi) 起源: (A) 生物名: ニワトリ貧血ウイルス (C) 株名: 26P4 (ix) 特徴: (A) 特徴を表す記号: CDS (B) 存在位置: 876〜2225 (D) 他の情報: /ラベル=ORF1 (ix)特徴: (A) 特徴を表す記号: CDS (B) 存在位置: 101〜502 (D) 他の情報: /ラベル=ORF2 (ix)特徴: (A) 特徴を表す記号: CDS (B) 存在位置: 403〜1053 (D) 他の情報: /ラベル=ORF3
【0108】
【化1】
【0109】
【化2】
【0110】
【化3】
【0111】(2)SEQ ID NO:2の情報: (i) 配列の特徴: (A) 配列の長さ: 449アミノ酸 (B) 配列の型: アミノ酸 (D) トポロジー: 直鎖状 (ii) 分子の型: タンパク質
【0112】
【化4】
【0113】
【化5】
【0114】
【化6】
【0115】(2)SEQ ID NO:3の情報: (i) 配列の特徴: (A) 配列の長さ: 133アミノ酸 (B) 配列の型: アミノ酸 (D) トポロジー: 直鎖状 (ii) 分子の型: タンパク質
【0116】
【化7】
【0117】(2)SEQ ID NO:4の情報: (i) 配列の特徴: (A) 配列の長さ: 216アミノ酸 (B) 配列の型: アミノ酸(D) トポロジー:
直鎖状 (ii) 分子の型: タンパク質
【0118】
【化8】
【0119】
【化9】
【図面の簡単な説明】
【図1】HindIII消化により線状化された分子と
してのプラスミドpCA1のエンドヌクレアーゼ制限酵
素パターンを示す。
【図2】BamHI消化により線状化された分子として
のプラスミドpCA3のエンドヌクレアーゼ制限酵素パ
ターンを示す。
【図3】陰影領域はCAV株26P4のRF DNAの
DNA配列中に存在するオープンリーディングフレーム
(ORF)を示す。ORFは上から下に向かってORF
1、ORF2及びORF3とする。CAV RF DN
AはDraI消化により線状化された分子として示され
る。
【図4】HVTゲノムのUs領域に本質的に対応するD
NAフラグメントの制限酵素地図である。4つのオープ
ンリーディングフレームとその間の非コード配列とから
構成される挿入領域の相対位置を示す。
【図5】pMDO7からの1.2kb XhoI HV
Tフラグメントの非反復BglII部位に挿入されるL
TR−プロモーターを示すpVECO4の制限酵素地図
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C12Q 1/68 8114−4B G01N 33/569 L 9015−2J (72)発明者 ヨハンネス・アントニウス・ヨセフ・クラ エツセンス オランダ国、5831・エム・エル・ボツクス メール、メース・25

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CAV関連ポリペプチドをコードする核
    酸配列。
  2. 【請求項2】 該配列がa.SEQ ID NO:2に
    示すアミノ酸配列を有するORF1、b.SEQ ID
    NO:3に示すアミノ酸配列を有するORF2、c.
    SEQ ID NO:4に示すアミノ酸配列を有するO
    RF3、及びその機能的等価物から構成される群から選
    択されるポリペプチドの少なくとも一部をコードするこ
    とを特徴とする請求項1に記載の核酸配列。
  3. 【請求項3】 CAVゲノムの少なくとも一部を含む核
    酸配列。
  4. 【請求項4】 該配列がSEQ ID NO:1に示す
    デオキシリボ核酸配列の少なくとも一部を含むことを特
    徴とする請求項3に記載の核酸配列。
  5. 【請求項5】 該核酸配列が、SEQ ID NO:1
    に示す876〜2225、101〜502又は403〜
    1053位に位置するDNA配列の少なくとも一部を含
    むことを特徴とする請求項4に記載の核酸配列。
  6. 【請求項6】 請求項1から5のいずれか一項に記載の
    核酸配列を含む組換え核酸分子。
  7. 【請求項7】 核酸配列が発現制御配列に作動的に結合
    していることを特徴とする請求項6に記載の組換え核酸
    分子。
  8. 【請求項8】 請求項1から5のいずれか一項に記載の
    核酸配列を含むベクターウイルス。
  9. 【請求項9】 請求項1から5のいずれか一項に記載の
    核酸配列又は請求項6もしくは7に記載の組換え核酸分
    子で形質転換されるか又は請求項8に記載のベクターウ
    イルスを含む宿主細胞。
  10. 【請求項10】 CAV関連抗原の免疫学的特徴を有す
    るポリペプチド。
  11. 【請求項11】 a.SEQ ID NO:2に示すア
    ミノ酸配列を有するORF1、b.SEQ ID N
    O:3に示すアミノ酸配列を有するORF2、c.SE
    Q ID NO:4に示すアミノ酸配列を有するORF
    3、及びその機能的等価物から構成される群から選択さ
    れるアミノ酸配列の少なくとも一部を含むことを特徴と
    する請求項10に記載のポリペプチド。
  12. 【請求項12】 請求項1から5のいずれか一項に記載
    の核酸配列によりコードされるCAV関連ポリペプチ
    ド。
  13. 【請求項13】 請求項10から12のいずれか一項に
    記載のポリペプチドに対して免疫反応性の抗体又は抗血
    清。
  14. 【請求項14】 組換えDNA技術によりCAVゲノム
    に導入される突然変異の結果として得られることを特徴
    とする天然に産生されない弱毒CAV。
  15. 【請求項15】 請求項7に記載の組換え核酸分子、請
    求項8に記載のベクターウイルス、請求項9に記載の宿
    主細胞、請求項10から12のいずれか一項に記載のポ
    リペプチド又は請求項14に記載のCAVを含むことを
    特徴とする家禽をCAV感染から保護するためのワクチ
    ン。
  16. 【請求項16】 請求項9に記載の宿主細胞を培養し、
    その後、CAV含有物質を集めて、免疫活性を有する医
    薬製剤に加工することを特徴とするCAVワクチンの製
    造方法。
  17. 【請求項17】 請求項10から12のいずれか一項に
    記載のポリペプチドを、免疫活性を有する医薬製剤に加
    工することを特徴とするCAVワクチンの製造方法。
  18. 【請求項18】 請求項15に記載の有効量のワクチン
    を動物に投与することを特徴とする、家禽をCAV感染
    から保護するための方法。
  19. 【請求項19】 請求項10から12のいずれか一項に
    記載のポリペプチドを含む免疫化学的試薬。
  20. 【請求項20】 請求項19に記載の免疫化学的試薬を
    含む、イムノアッセイを実施するためのテストキット。
JP3286877A 1990-10-31 1991-10-31 ニワトリ貧血ウイルスワクチン及び診断法 Pending JPH0586088A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US60588190A 1990-10-31 1990-10-31
US605,881 1990-10-31

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0586088A true JPH0586088A (ja) 1993-04-06

Family

ID=24425583

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3286877A Pending JPH0586088A (ja) 1990-10-31 1991-10-31 ニワトリ貧血ウイルスワクチン及び診断法

Country Status (10)

Country Link
US (1) US5554525A (ja)
EP (1) EP0483911A3 (ja)
JP (1) JPH0586088A (ja)
KR (1) KR100204438B1 (ja)
CN (1) CN1041326C (ja)
AU (1) AU8688891A (ja)
CA (1) CA2054542A1 (ja)
HU (1) HUT62325A (ja)
MX (1) MX9101810A (ja)
ZA (1) ZA918426B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8020684B2 (en) 2006-06-15 2011-09-20 Yanmar Co., Ltd. Shift apparatus for inboard-outboard drive

Families Citing this family (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6217870B1 (en) 1990-09-12 2001-04-17 Leadd, Bv Chicken anemia virus mutants and vaccines and uses based on the viral proteins VP1 VP2 and VP3 or sequences of that virus coding therefor
US6071520A (en) * 1990-09-12 2000-06-06 Leadd Bv Chicken anemia virus mutants and vaccines and uses based on the viral proteins VP1, VP2 and VP3 or sequences of that virus coding therefor
NL9301272A (nl) * 1993-07-20 1995-02-16 Aesculaap Bv Chicken Anemia Virus mutanten en vaccins en toepassingen gebaseerd op de virale eiwitten VP1, VP2 en VP3 of daarvoor coderende sequenties van dat virus.
NL9002008A (nl) * 1990-09-12 1992-04-01 Stichting Centr Diergeneeskund Recombinant dna en rna en daarvan afgeleide produkten.
US5981502A (en) * 1990-09-12 1999-11-09 Leadd B.V. Methods and compositions for inducing apoptosis in tumor cells
US6162461A (en) * 1990-09-12 2000-12-19 Leadd B.V. Chicken anemia virus mutants and vaccines and uses based on the viral proteins VP1, VP2 and VP3 or sequences of that virus coding therefor
US20030138443A1 (en) * 1993-03-08 2003-07-24 Noteborn Mathews H.M. Cloning of chicken anemia virus DNA
US20080234466A1 (en) * 1990-09-12 2008-09-25 Noteborn Mathieu H M Delivery method for the tumor-specific apoptosis-inducing activity of apoptin
US5789567A (en) * 1994-07-06 1998-08-04 Cornell Research Foundation, Inc. Chicken infectious anemia virus vaccine
GB9414888D0 (en) * 1994-07-23 1994-09-14 Univ Belfast Method and composition
US6270770B1 (en) 1995-01-06 2001-08-07 Akzo Nobel N.V. Chicken anaemia agent broiler vaccine
EP0832242A1 (en) * 1995-06-07 1998-04-01 Aesculaap B.V. Neutralizing conformational epitopes of chicken anemia virus
US6127115A (en) * 1995-11-14 2000-10-03 Ragland; William L. Efficient method of detecting an infectious agent in blood
US6593134B1 (en) 2000-03-10 2003-07-15 Cornell Research Foundation, Inc. Method of propagating chicken infectious anemia virus
JP4489262B2 (ja) * 2000-07-28 2010-06-23 日立プラズマディスプレイ株式会社 カラー表示の色再現補正回路及びカラーディスプレイ
AUPR567401A0 (en) * 2001-06-14 2001-07-12 University Of Melbourne, The Circovirus vaccines
CA2477811A1 (en) * 2001-09-05 2003-03-13 Biomune Chicken anemia virus vaccine from cell line
WO2006119983A2 (en) 2005-05-12 2006-11-16 Novartis Ag Genes and proteins of brachyspira hyodysenteriae and use of same for diagnosis and therapy
MX2010001381A (es) 2007-08-03 2010-09-14 Spirogene Pty Ltd Genes y proteinas de brachyspira hyodysenteriae y usos de los mismos.
GB0720250D0 (en) 2007-10-17 2007-11-28 Univ Edinburgh Immunogenic compositions containing escherichia coli h7 flagella and methods of use thereof
EP2363407A1 (en) 2008-02-28 2011-09-07 Murdoch University Novel sequences of Brachyspira, immunogenic compositions, methods for preparation and use thereof
EP2271664A4 (en) 2008-03-27 2011-11-23 Prionics Ag NEW SEQUENCES OF BRACHYSPIRA, IMMUNOGENIC COMPOSITION, METHOD OF MANUFACTURE AND APPLICATION THEREOF

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0322417A1 (en) * 1986-09-08 1989-07-05 Applied Biotechnology, Inc. Empty viral capsid vaccines
EP0431668B1 (en) * 1989-12-04 1995-02-15 Akzo Nobel N.V. Recombinant herpesvirus of turkeys and live vector vaccines derived thereof
NL9002008A (nl) * 1990-09-12 1992-04-01 Stichting Centr Diergeneeskund Recombinant dna en rna en daarvan afgeleide produkten.

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8020684B2 (en) 2006-06-15 2011-09-20 Yanmar Co., Ltd. Shift apparatus for inboard-outboard drive

Also Published As

Publication number Publication date
AU8688891A (en) 1992-05-07
EP0483911A2 (en) 1992-05-06
KR100204438B1 (ko) 1999-06-15
CN1041326C (zh) 1998-12-23
CN1062168A (zh) 1992-06-24
HUT62325A (en) 1993-04-28
HU913433D0 (en) 1992-01-28
KR920008068A (ko) 1992-05-27
US5554525A (en) 1996-09-10
CA2054542A1 (en) 1992-05-01
ZA918426B (en) 1992-12-30
EP0483911A3 (en) 1993-02-24
MX9101810A (es) 1992-07-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0586088A (ja) ニワトリ貧血ウイルスワクチン及び診断法
JP5504056B2 (ja) ブタからの離乳後多全身系消耗症候群ウイルス
AU696656B2 (en) Chimeric infectious bursal disease virus cDNA clones, expression products and vaccines based thereon
JP4149008B2 (ja) 同じ細胞中でのブタ再生性呼吸系症候群ウイルスポリペプチド類の発現
US5069901A (en) Preparation of a recombinant subunit vaccine against pseudorabies infection
TWI295322B (en) Capsid protein of feline calicivirus strain 431 and g1, dna fragments encoding them and immunogenic preparation comprising the same
JPH08504096A (ja) E型肝炎パキスタン株の組換えタンパク質ならびに診断法およびワクチンにおけるそれらの利用
HU215531B (hu) Rekombináns Avipox vírusok, a vírusokkal fertőzött sejttenyészetek, a vírusokat tartalmazó, baromfiak oltására alkalmas vakcinák, a vírusok kialakítására alkalmas transzfer szekvenciák, ilyeneket tartalmazó plazmidok, valamint eljárások ezek előállítására
US5283191A (en) Mareks' disease virus vaccine
EP0704528B1 (en) Rabbit hemorrhagic disease virus (RHDV) recombinant capsids and proteins, diagnostic kits and vaccines containing them
JP3375347B2 (ja) マレック病に対する組換えワクチン
KR0179993B1 (ko) 돼지 콜레라 비루스 백신 및 그의 진단방법
US6241989B1 (en) Recombinant multivalent viral vaccine
EP0704529A2 (en) Vaccine against rabbit hemorrhagic disease virus
JP4390293B2 (ja) E型肝炎のパキスタン株組換えタンパク質および診断法およびワクチンにおけるそれらの使用
WO2000020600A1 (en) Avian pneumovirus vaccine and diagnostic agent
US5690939A (en) Recombinant vaccine against marek's disease
US7087234B1 (en) Recombinant multivalent viral vaccine
JPH07236489A (ja) ウマヘルペスウイルス感染からウマを防御するためのワクチン
JPH10507066A (ja) ニワトリ感染性貧血ウイルスワクチン
JP3428666B2 (ja) 組換えマレック病ウイルスおよびその製法
TWI361695B (en) Pcv-2 vaccine
JPH07255488A (ja) 組換えマレック病ウイルスおよびその作出法