JPH0585226A - 自動車のインストルメントパネル構造 - Google Patents
自動車のインストルメントパネル構造Info
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- JPH0585226A JPH0585226A JP3276461A JP27646191A JPH0585226A JP H0585226 A JPH0585226 A JP H0585226A JP 3276461 A JP3276461 A JP 3276461A JP 27646191 A JP27646191 A JP 27646191A JP H0585226 A JPH0585226 A JP H0585226A
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- Instrument Panels (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 フロントウインドガラスが後方移動されると
きの衝撃荷重をインストルメントパネルで吸収させるこ
とにより、車両衝突時にフロントウインドガラスに作用
する衝撃荷重を緩和する。 【構成】 インストルメントパネル10の前端部下面に
おいて、芯材12にブラケット36を一体に装着し、こ
れら芯材12とブラケット36とで二股状の結合部38
を形成する。結合部38にカウルパネル18とダッシュ
アッパパネル20の後方接続部分とを挿入して取り付
け、インストルメントパネル10とカウル部分16とを
一体化する。インストルメントパネル10に、結合部3
8の車両後方側において芯材12にスリット40を形成
する。スリット40はインストルメントパネル10の前
端縁に沿って形成する。結合部38とスリット40とに
よって、車両前後方向の衝撃荷重を吸収するための衝撃
吸収部42を構成する。
きの衝撃荷重をインストルメントパネルで吸収させるこ
とにより、車両衝突時にフロントウインドガラスに作用
する衝撃荷重を緩和する。 【構成】 インストルメントパネル10の前端部下面に
おいて、芯材12にブラケット36を一体に装着し、こ
れら芯材12とブラケット36とで二股状の結合部38
を形成する。結合部38にカウルパネル18とダッシュ
アッパパネル20の後方接続部分とを挿入して取り付
け、インストルメントパネル10とカウル部分16とを
一体化する。インストルメントパネル10に、結合部3
8の車両後方側において芯材12にスリット40を形成
する。スリット40はインストルメントパネル10の前
端縁に沿って形成する。結合部38とスリット40とに
よって、車両前後方向の衝撃荷重を吸収するための衝撃
吸収部42を構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フロントウインドガラ
スの内面近傍に位置するインストルメントパネルの構造
に係わり、特に、フロントウインドガラスに衝撃が加え
られた際に、その衝撃荷重を吸収することができる自動
車のインストルメントパネル構造に関する。
スの内面近傍に位置するインストルメントパネルの構造
に係わり、特に、フロントウインドガラスに衝撃が加え
られた際に、その衝撃荷重を吸収することができる自動
車のインストルメントパネル構造に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の運転席前方には、各種計器類が
取り付けられるインストルメントパネルが設けられ、こ
のインストルメントパネル前方にフロントウインドガラ
スが配置されるようになっている。
取り付けられるインストルメントパネルが設けられ、こ
のインストルメントパネル前方にフロントウインドガラ
スが配置されるようになっている。
【0003】前記インストルメントパネルは一般にハー
ドタイプとソフトタイプとが知られているが、ソフトタ
イプのインストルメントパネルとしては、例えば実開平
3−5521号公報(B60K 37/00)に開示さ
れているものがある。このソフトタイプのインストルメ
ントパネルは、芯材の表面をパッド層で覆うことにより
構成されたものである。前記芯材は通常樹脂等の剛体部
材で形成され、各種計器類およびグローブボックス等の
支持を確実に行うようになっている。
ドタイプとソフトタイプとが知られているが、ソフトタ
イプのインストルメントパネルとしては、例えば実開平
3−5521号公報(B60K 37/00)に開示さ
れているものがある。このソフトタイプのインストルメ
ントパネルは、芯材の表面をパッド層で覆うことにより
構成されたものである。前記芯材は通常樹脂等の剛体部
材で形成され、各種計器類およびグローブボックス等の
支持を確実に行うようになっている。
【0004】ところで、前記インストルメントパネルの
前方に配置されるフロントウインドガラスは、その下端
部がカウル部分に接着される等して支持され、このフロ
ントウインドガラスの内面近傍に前記インストルメント
パネルの車両前方端が位置するようになっている。な
お、前記カウル部分はパネルにより閉塞断面形状として
形成されるもので、このカウル部分の下側には車室内と
エンジンルームとを隔成するダッシュパネルが結合され
ている。
前方に配置されるフロントウインドガラスは、その下端
部がカウル部分に接着される等して支持され、このフロ
ントウインドガラスの内面近傍に前記インストルメント
パネルの車両前方端が位置するようになっている。な
お、前記カウル部分はパネルにより閉塞断面形状として
形成されるもので、このカウル部分の下側には車室内と
エンジンルームとを隔成するダッシュパネルが結合され
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来のインストルメントパネル構造にあっては、芯材の
剛性が単に高く形成されていたため、車両が正面衝突し
た場合等にあって、エンジンルーム内のパワーユニット
がダッシュパネルを後方に押圧した場合、このダッシュ
パネルに伴ってカウル部分が変形しつつ後方に移動され
る。
従来のインストルメントパネル構造にあっては、芯材の
剛性が単に高く形成されていたため、車両が正面衝突し
た場合等にあって、エンジンルーム内のパワーユニット
がダッシュパネルを後方に押圧した場合、このダッシュ
パネルに伴ってカウル部分が変形しつつ後方に移動され
る。
【0006】このとき、前記カウル部分に接着されたフ
ロントウインドガラスが、このカウル部分に伴って移動
しようとするが、前記インストルメントパネルの芯材の
剛性が高いため、フロントウインドガラスがインストル
メントパネルに突っ張られた状態となり、フロントウイ
ンドガラスに衝撃荷重が作用することになる。
ロントウインドガラスが、このカウル部分に伴って移動
しようとするが、前記インストルメントパネルの芯材の
剛性が高いため、フロントウインドガラスがインストル
メントパネルに突っ張られた状態となり、フロントウイ
ンドガラスに衝撃荷重が作用することになる。
【0007】そこで、本発明はかかる従来の課題に鑑み
て、フロントウインドガラスが後方移動されるときの衝
撃荷重をインストルメントパネルで吸収させることによ
り、車両衝突時にフロントウインドガラスに作用する衝
撃荷重を緩和することができる自動車のインストルメン
トパネル構造を提供することを目的とする。
て、フロントウインドガラスが後方移動されるときの衝
撃荷重をインストルメントパネルで吸収させることによ
り、車両衝突時にフロントウインドガラスに作用する衝
撃荷重を緩和することができる自動車のインストルメン
トパネル構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明は、車体側に取り付けられたフロントウイン
ドガラスの内面近傍に、インストルメントパネルの車両
前方端が位置する自動車のインストルメントパネル構造
において、前記インストルメントパネルの車両前方端部
に、車両前後方向の衝撃荷重を吸収する衝撃吸収部を設
けることにより構成する。
めに本発明は、車体側に取り付けられたフロントウイン
ドガラスの内面近傍に、インストルメントパネルの車両
前方端が位置する自動車のインストルメントパネル構造
において、前記インストルメントパネルの車両前方端部
に、車両前後方向の衝撃荷重を吸収する衝撃吸収部を設
けることにより構成する。
【0009】また、前記衝撃吸収部は、車体とインスト
ルメントパネル前部とを結合する結合部と、この結合部
より車両後方側にあってインストルメントパネルに形成
した剛性低下部とを備えることが望ましい。
ルメントパネル前部とを結合する結合部と、この結合部
より車両後方側にあってインストルメントパネルに形成
した剛性低下部とを備えることが望ましい。
【0010】
【作用】以上の構成により本発明の自動車のインストル
メントパネル構造にあっては、インストルメントパネル
の車両前方端部に衝撃吸収部を設けて、この衝撃吸収部
により車両前後方向の衝撃荷重を吸収できる構成とした
ので、車両衝突時にフロントウインドガラスが後方移動
した場合に、この後方移動により発生される衝撃荷重が
前記衝撃吸収部で吸収されることになる。このため、イ
ンストルメントパネルによるフロントウインドガラスに
対する衝撃荷重が緩和される。
メントパネル構造にあっては、インストルメントパネル
の車両前方端部に衝撃吸収部を設けて、この衝撃吸収部
により車両前後方向の衝撃荷重を吸収できる構成とした
ので、車両衝突時にフロントウインドガラスが後方移動
した場合に、この後方移動により発生される衝撃荷重が
前記衝撃吸収部で吸収されることになる。このため、イ
ンストルメントパネルによるフロントウインドガラスに
対する衝撃荷重が緩和される。
【0011】また、前記衝撃吸収部を、車体とインスト
ルメントパネル前部とを結合する結合部と、この結合部
より車両後方側においてインストルメントパネルに形成
した剛性低下部とを備えて構成したことにより、フロン
トウインドガラスに加えられた衝撃荷重が結合部を介し
て効率よくインストルメントパネルに伝達される。した
がって、車両の衝突時には前記剛性低下部に大きな応力
集中が発生し易くなって、前記剛性低下部が確実に変形
し、その分、衝撃荷重の吸収効率が著しく向上されるこ
とになる。
ルメントパネル前部とを結合する結合部と、この結合部
より車両後方側においてインストルメントパネルに形成
した剛性低下部とを備えて構成したことにより、フロン
トウインドガラスに加えられた衝撃荷重が結合部を介し
て効率よくインストルメントパネルに伝達される。した
がって、車両の衝突時には前記剛性低下部に大きな応力
集中が発生し易くなって、前記剛性低下部が確実に変形
し、その分、衝撃荷重の吸収効率が著しく向上されるこ
とになる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
詳細に説明する。図1,図2は本発明にかかる自動車の
インストルメントパネル構造の第1実施例を示し、図1
は斜視図、図2は図1中A−A線に対応する要部拡大断
面図である。
詳細に説明する。図1,図2は本発明にかかる自動車の
インストルメントパネル構造の第1実施例を示し、図1
は斜視図、図2は図1中A−A線に対応する要部拡大断
面図である。
【0013】すなわち、図1,図2に示すインストルメ
ントパネル10は、上端部が略水平方向を指向し、その
後端部が下方へと回り込んで、その部分に各種計器類が
配置される。前記インストルメントパネル10はソフト
タイプとして形成され、樹脂,鋼板等の剛体部材により
所定形状に形成される芯材12で骨格が構成され、その
表面が弾力性の有る表皮14で被覆される。
ントパネル10は、上端部が略水平方向を指向し、その
後端部が下方へと回り込んで、その部分に各種計器類が
配置される。前記インストルメントパネル10はソフト
タイプとして形成され、樹脂,鋼板等の剛体部材により
所定形状に形成される芯材12で骨格が構成され、その
表面が弾力性の有る表皮14で被覆される。
【0014】一方、前記インストルメントパネル10の
車両前方にはカウル部分16が位置する。このカウル部
分16はカウルパネル18とダッシュアッパパネル20
とにより閉塞断面形状として構成される。また、前記ダ
ッシュアッパパネル20の後端部には、閉塞断面を構成
するダッシュアッパメンバ22が設けられ、このダッシ
ュアッパメンバ22により前記カウル部の剛性が確保さ
れる。
車両前方にはカウル部分16が位置する。このカウル部
分16はカウルパネル18とダッシュアッパパネル20
とにより閉塞断面形状として構成される。また、前記ダ
ッシュアッパパネル20の後端部には、閉塞断面を構成
するダッシュアッパメンバ22が設けられ、このダッシ
ュアッパメンバ22により前記カウル部の剛性が確保さ
れる。
【0015】また、前記ダッシュアッパパネル20の下
端にはダッシュロアパネル24が結合され、このダッシ
ュロアパネル24によりエンジンルーム26と車室内2
8とが隔成される。
端にはダッシュロアパネル24が結合され、このダッシ
ュロアパネル24によりエンジンルーム26と車室内2
8とが隔成される。
【0016】前記カウルパネル18の車両後方端部の上
側には、フロントウインドガラス30の傾斜角に沿った
取付面32が形成され、この取付面32にフロントウイ
ンドガラス30の下端部が接着固定される。そして、こ
のようにフロントウインドガラス30がカウルパネル1
8に接着された状態で、前記インストルメントパネル1
0の車両前方端がこのフロントウインドガラス30の内
面近傍に位置される。
側には、フロントウインドガラス30の傾斜角に沿った
取付面32が形成され、この取付面32にフロントウイ
ンドガラス30の下端部が接着固定される。そして、こ
のようにフロントウインドガラス30がカウルパネル1
8に接着された状態で、前記インストルメントパネル1
0の車両前方端がこのフロントウインドガラス30の内
面近傍に位置される。
【0017】なお、前記インストルメントパネル10の
上面部分にはデフロスタノズル34が取り付けられてい
る。
上面部分にはデフロスタノズル34が取り付けられてい
る。
【0018】ここで、本実施例にあっては前記インスト
ルメントパネル10の前端部下面において、芯材12に
ブラケット36が一体に装着され、これら芯材12とブ
ラケット36とで二股状の結合部38が形成される。そ
して、この結合部38にカウルパネル18とダッシュア
ッパパネル20の後方接続部分を挿入して取り付け、イ
ンストルメントパネル10とカウル部分16とを一体化
させる。なお、前記結合部38はインストルメントパネ
ル10の全長に亘って設けるが、これに限ることなく部
分的に複数箇所設けるようにしても良い。
ルメントパネル10の前端部下面において、芯材12に
ブラケット36が一体に装着され、これら芯材12とブ
ラケット36とで二股状の結合部38が形成される。そ
して、この結合部38にカウルパネル18とダッシュア
ッパパネル20の後方接続部分を挿入して取り付け、イ
ンストルメントパネル10とカウル部分16とを一体化
させる。なお、前記結合部38はインストルメントパネ
ル10の全長に亘って設けるが、これに限ることなく部
分的に複数箇所設けるようにしても良い。
【0019】また、前記インストルメントパネル10に
は、前記結合部38の車両後方側において芯材12に剛
性低下部としてのスリット40が形成される。このスリ
ット40は所定幅wを有し、図1に示したようにインス
トルメントパネル10の前端縁に沿って形成される。そ
して、前記結合部38と前記スリット40とによって、
車両前後方向の衝撃荷重を吸収するための衝撃吸収部4
2が構成される。
は、前記結合部38の車両後方側において芯材12に剛
性低下部としてのスリット40が形成される。このスリ
ット40は所定幅wを有し、図1に示したようにインス
トルメントパネル10の前端縁に沿って形成される。そ
して、前記結合部38と前記スリット40とによって、
車両前後方向の衝撃荷重を吸収するための衝撃吸収部4
2が構成される。
【0020】以上の構成により本実施例のインストルメ
ントパネル構造にあっては、車両が正面衝突された時に
は、ダッシュロアパネル24と共にカウル部16が車両
後方に移動され、これに伴ってフロントウインドガラス
30の下端接着部も後方移動される。このとき、フロン
トウインドガラス30の内面近傍にはインストルメント
パネル10の車両前方端が位置しているため、このフロ
ントウインドガラス30がインストルメントパネル10
に衝接し、インストルメントパネル10に大きな衝撃荷
重が加えられる。
ントパネル構造にあっては、車両が正面衝突された時に
は、ダッシュロアパネル24と共にカウル部16が車両
後方に移動され、これに伴ってフロントウインドガラス
30の下端接着部も後方移動される。このとき、フロン
トウインドガラス30の内面近傍にはインストルメント
パネル10の車両前方端が位置しているため、このフロ
ントウインドガラス30がインストルメントパネル10
に衝接し、インストルメントパネル10に大きな衝撃荷
重が加えられる。
【0021】ここで、前記インストルメントパネル10
の車両前方端部に衝撃吸収部42が設けられていること
により、前記フロントウインドガラス30は、これに発
生した衝撃荷重が衝撃吸収部42で効果的に吸収されつ
つ後方移動が可能となる。
の車両前方端部に衝撃吸収部42が設けられていること
により、前記フロントウインドガラス30は、これに発
生した衝撃荷重が衝撃吸収部42で効果的に吸収されつ
つ後方移動が可能となる。
【0022】つまり、本実施例では前記衝撃吸収部42
が結合部38とスリット40とで構成されており、フロ
ントウインドガラス30が接着されたカウル部16の後
方移動荷重が結合部38を介してインストルメントパネ
ル10に加えられる。この衝撃荷重は前記スリット40
に作用し、このスリット40を押し潰して変形させ、こ
のときのスリット40の変形により前記衝撃荷重が吸収
される。
が結合部38とスリット40とで構成されており、フロ
ントウインドガラス30が接着されたカウル部16の後
方移動荷重が結合部38を介してインストルメントパネ
ル10に加えられる。この衝撃荷重は前記スリット40
に作用し、このスリット40を押し潰して変形させ、こ
のときのスリット40の変形により前記衝撃荷重が吸収
される。
【0023】すなわち、前記結合部38を設けたことに
より、フロントウインドガラス30の衝撃荷重がカウル
部16を介して効率よくインストルメントパネル10に
伝達される。したがって、車両の衝突時には前記スリッ
ト40に大きな応力集中が発生し易くなって、このスリ
ット40が確実に変形し、その分、衝撃荷重の吸収効率
が著しく向上される。
より、フロントウインドガラス30の衝撃荷重がカウル
部16を介して効率よくインストルメントパネル10に
伝達される。したがって、車両の衝突時には前記スリッ
ト40に大きな応力集中が発生し易くなって、このスリ
ット40が確実に変形し、その分、衝撃荷重の吸収効率
が著しく向上される。
【0024】なお、この実施例ではブラケット36を用
いて二股状の結合部38を構成した場合を開示したが、
これに限ることなくビスあるいはボルト等の締結手段を
介してカウル部16とインストルメントパネル10とを
結合し、これを結合部とすることもできる。
いて二股状の結合部38を構成した場合を開示したが、
これに限ることなくビスあるいはボルト等の締結手段を
介してカウル部16とインストルメントパネル10とを
結合し、これを結合部とすることもできる。
【0025】図3は本発明の第2実施例を示し、前記第
1実施例と同一構成部分に同一符号を付して、かつ重複
する説明を省略して述べる。なお、図3は前記図2に対
応した要部拡大断面図である。
1実施例と同一構成部分に同一符号を付して、かつ重複
する説明を省略して述べる。なお、図3は前記図2に対
応した要部拡大断面図である。
【0026】すなわち、この第2実施例では剛性低下部
として芯材12に蛇腹部50を形成し、この蛇腹部50
と結合部38とによって衝撃吸収部52を構成してあ
る。
として芯材12に蛇腹部50を形成し、この蛇腹部50
と結合部38とによって衝撃吸収部52を構成してあ
る。
【0027】前記蛇腹部50の波形は車両前後方向に形
成され、車両衝突時に衝撃荷重が加えられることによ
り、この蛇腹部50は波形方向に押し潰される。したが
って、この実施例にあっても前記第1実施例と同様の機
能を発揮することができる。
成され、車両衝突時に衝撃荷重が加えられることによ
り、この蛇腹部50は波形方向に押し潰される。したが
って、この実施例にあっても前記第1実施例と同様の機
能を発揮することができる。
【0028】図4は本発明の第3実施例を示し、前記第
1,第2実施例と同一構成部分に同一符号を付して、か
つ重複する説明を省略して述べる。なお、図4は図2に
対応した要部拡大断面図である。
1,第2実施例と同一構成部分に同一符号を付して、か
つ重複する説明を省略して述べる。なお、図4は図2に
対応した要部拡大断面図である。
【0029】すなわち、この第3実施例では剛性低下部
として芯材12に多数の透孔60を形成し、この透孔6
0の集合部分と結合部38とによって衝撃吸収部62を
形成してある。なお、この実施例では前記透孔60はデ
フロスタノズル34の車両前方側のみならず、これの車
両後方側にも多数形成される。
として芯材12に多数の透孔60を形成し、この透孔6
0の集合部分と結合部38とによって衝撃吸収部62を
形成してある。なお、この実施例では前記透孔60はデ
フロスタノズル34の車両前方側のみならず、これの車
両後方側にも多数形成される。
【0030】したがって、この実施例にあっても車両衝
突時の衝撃荷重が加えられると、前記透孔60が押し潰
されるため、前記第1,第2実施例と同様の機能を発揮
することができる。
突時の衝撃荷重が加えられると、前記透孔60が押し潰
されるため、前記第1,第2実施例と同様の機能を発揮
することができる。
【0031】なお、前記各実施例にあってはソフトタイ
プのインストルメントパネル10に本発明を適用した場
合を開示したが、これに限ることなく硬質一層で形成さ
れるハードタイプのインストルメントパネルにあって
も、本発明を適用することができることはいうまでもな
い。
プのインストルメントパネル10に本発明を適用した場
合を開示したが、これに限ることなく硬質一層で形成さ
れるハードタイプのインストルメントパネルにあって
も、本発明を適用することができることはいうまでもな
い。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
に示す自動車のインストルメントパネル構造にあって
は、インストルメントパネルの車両前方端部に、車両前
後方向の衝撃荷重を吸収する衝撃吸収部を設けたので、
車両衝突時にフロントウインドガラスの後方移動により
発生する衝撃荷重を、前記衝撃吸収部で吸収することが
でき、インストルメントパネルによるフロントウインド
ガラスに対する衝撃荷重を緩和することができる。
に示す自動車のインストルメントパネル構造にあって
は、インストルメントパネルの車両前方端部に、車両前
後方向の衝撃荷重を吸収する衝撃吸収部を設けたので、
車両衝突時にフロントウインドガラスの後方移動により
発生する衝撃荷重を、前記衝撃吸収部で吸収することが
でき、インストルメントパネルによるフロントウインド
ガラスに対する衝撃荷重を緩和することができる。
【0033】また、本発明の請求項2にあっては、前記
衝撃吸収部を、車体とインストルメントパネル前部とを
結合する結合部と、この結合部より車両後方側にあって
インストルメントパネルに形成した剛性低下部とを備え
て構成したことにより、フロントウインドガラスの衝撃
荷重を効率よくインストルメントパネルに伝達すること
ができ、延いては、剛性低下部に大きな応力集中を発生
させることができる。したがって、前記衝撃荷重の吸収
効率が著しく向上するという各種優れた効果を奏する。
衝撃吸収部を、車体とインストルメントパネル前部とを
結合する結合部と、この結合部より車両後方側にあって
インストルメントパネルに形成した剛性低下部とを備え
て構成したことにより、フロントウインドガラスの衝撃
荷重を効率よくインストルメントパネルに伝達すること
ができ、延いては、剛性低下部に大きな応力集中を発生
させることができる。したがって、前記衝撃荷重の吸収
効率が著しく向上するという各種優れた効果を奏する。
【図1】本発明にかかる自動車のインストルメントパネ
ル構造の第1実施例を示す斜視図である。
ル構造の第1実施例を示す斜視図である。
【図2】図1中のA−A線の要部拡大断面図である。
【図3】本発明の第2実施例を示す要部拡大断面図であ
る。
る。
【図4】本発明の第3実施例を示す要部拡大断面図であ
る。
る。
10 インストルメントパネル 12 芯材 16 カウル部 24 ダッシュロアパネル 26 エンジンルーム 28 車室 30 フロントウインドガラス 32 取付面(フロントウインドガラス30の) 38 結合部 40 スリット(剛性低下部) 42,52,62 衝撃吸収部 50 蛇腹部(剛性低下部) 60 透孔(剛性低下部)
Claims (2)
- 【請求項1】 車体側に取り付けられたフロントウイン
ドガラスの内面近傍に、インストルメントパネルの車両
前方端が位置する自動車のインストルメントパネル構造
において、 前記インストルメントパネルの車両前方端部に、車両前
後方向の衝撃荷重を吸収する衝撃吸収部を設けたことを
特徴とする自動車のインストルメントパネル構造。 - 【請求項2】 前記衝撃吸収部は、車体とインストルメ
ントパネル前部とを結合する結合部と、この結合部より
車両後方側にあってインストルメントパネルに形成した
剛性低下部とを備えて構成したことを特徴とする請求項
1に記載の自動車のインストルメントパネル構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3276461A JPH0585226A (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 自動車のインストルメントパネル構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3276461A JPH0585226A (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 自動車のインストルメントパネル構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0585226A true JPH0585226A (ja) | 1993-04-06 |
Family
ID=17569771
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3276461A Pending JPH0585226A (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 自動車のインストルメントパネル構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0585226A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1991
- 1991-09-30 JP JP3276461A patent/JPH0585226A/ja active Pending
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