JPH0583360A - 音声処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 交換機との通話レベルと信号レベルの調整を
容易に行なうことができるようにする。 【構成】 交換機からのダイヤルトーンの信号レベルを
検出するレベル検出部１ｆと、駆動されて交換機との通
話レベルと信号レベルを調整するレベル調整部１ｂと、
レベル検出部１ｆの検出に基づいてレベル調整部１ｂを
駆動する制御部１ｅとを備え、この制御部１ｅにより、
交換機で送出している予め規定されたダイヤルトーンの
レベルと上記レベル検出部１ｆが検出した信号レベルと
を比較して線路損失を算出し、線路損失を補正するよう
レベル調整部１ｂを駆動し、交換機から送出されるダイ
ヤルトーンにより入出力レベルを一定レベルになるよう
に自動調整する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、音声処理装置に関し、
特に、交換機との間の線路損失を自動的に補正する音声
処理装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、図２に示すように、音声処理装置
２ａは、交換機との通話レベルと信号レベルを手動によ
り調整するレベル調整部２ｂと、交換機からのダイヤル
トーンを検出するトーン検出部２ｃと、ダイヤルトーン
の音声処理部２ｄと、トーン検出部２ｃの検出に基づい
て音声処理部２ｄを制御する制御部２ｅとを備えてい
る。

【０００３】そして、従来においては、交換機と音声処
理装置間の線路損失の補正は、人手によって損失を測定
し、その値によりレベル調整部２ｂを設定することによ
り行われていた。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
音声処理装置にあっては、交換機と音声処理装置間の線
路損失により個々の音声処理装置の通話レベルと信号レ
ベルにばらつきがでて、それを補正するには人手を要す
ることから、調整が煩雑になっているという問題点があ
った。

【０００５】本発明は、上記の問題点にかんがみてなさ
れたもので、交換機との通話レベルと信号レベルの調整
を容易に行なうことができるようにした音声処理装置の
提供を目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の音声処理装置は、交換機からのダイヤルトーン
の信号レベルを検出するレベル検出部と、駆動されて交
換機との通話レベルと信号レベルを調整するレベル調整
部と、レベル検出部の検出に基づいてレベル調整部を駆
動する制御部とを備え、交換機から送出されるダイヤル
トーンにより入出力レベルを自動調整する構成としてあ
る。

【０００７】そして、必要に応じ、上記制御部は、交換
機で送出している予め規定されたダイヤルトーンのレベ
ルと上記レベル検出部が検出した信号レベルとを比較し
て線路損失を算出する線路損失算出機能と、線路損失算
出機能が算出した線路損失を補正するようレベル調整部
を駆動する駆動機能とを備えている構成としてある。

【０００８】

【作用】上記構成からなる音声処理装置によれば、交換
機から送出されるダイヤトーンをレベル検出部で検出
し、その情報により制御部がレベル調整部に指示を出し
一定レベルになるように入出力レベルを補正する。

【０００９】

【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図１は本発明の実施例に係る線路損失補正
機能付き音声処理装置を示すブロック図である。

【００１０】図において、１ａは音声処理装置、１ｂは
駆動されて交換機との通話レベルと信号レベルを調整す
るレベル調整部、１ｃは交換機からのダイヤルトーンを
検出するトーン検出部、１ｄは音声処理部、１ｅは上記
レベル調整部および音声処理部１ｄの制御部、１ｆはレ
ベル検出部である。

【００１１】レベル検出部１ｆは、トーン検出部１ｃの
起動信号により、交換機からのダイヤルトーンの信号レ
ベルを検出するものである。また、制御部１ｅは、交換
機で送出している予め規定されたダイヤルトーンのレベ
ルと上記レベル検出部１ｆが検出した信号レベルとを比
較して線路損失を算出する線路算出機能と、線路算出機
能が算出した線路損失を補正するようレベル調整部１ｂ
を駆動する駆動機能とを備えている。

【００１２】したがって、この実施例に係る音声処理装
置によれば、音声処理装置が発呼動作を行なうと交換機
からダイヤルトーンが送出されてくる。トーン検出部１
ｃはこのダイヤルトーンを検出するとレベル検出部１ｆ
へ起動信号を送り、レベル検出部１ｆはダイヤルトーン
のレベルを測定し、その情報を制御部１ｅへ送信する。

【００１３】制御部１ｅは予め規定された交換機で送出
しているダイヤルトーンのレベルとレベル検出部１ｆか
らの情報を比較して線路損失を算出し、その結果をもと
にレベル調整部１ｂを駆動して通話レベルと信号レベル
を一定レベルになるよう補正する。

【００１４】

【発明の効果】以上説明したように、本発明の音声処理
装置によれば、交換機と音声処理装置間の線路損失を自
動的に補正ができるので、経済的かつ容易に個々の音声
処理装置の入出力レベルのばらつきをなくすことができ
るという効果を有する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施例に係る音声処理装置を示すブロ
ック図である。

【図２】従来の音声処理装置を示すブロック図である。

【符号の説明】

１ａ 音声処理装置 １ｂ レベル調整部 １ｃ トーン検出部 １ｄ 音声処理部 １ｅ 制御部 １ｆ レベル検出部

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 交換機からのダイヤルトーンの信号レベ
   ルを検出するレベル検出部と、駆動されて交換機との通
   話レベルと信号レベルを調整するレベル調整部と、レベ
   ル検出部の検出に基づいてレベル調整部を駆動する制御
   部とを備え、交換機から送出されるダイヤルトーンによ
   り入出力レベルを自動調整することを特徴とする音声処
   理装置。
2. 【請求項２】上記制御部は、交換機で送出している予め
   規定されたダイヤルトーンのレベルと上記レベル検出部
   が検出した信号レベルとを比較して線路損失を算出する
   線路損失算出機能と、線路損失算出機能が算出した線路
   損失を補正するようレベル調整部を駆動する駆動機能と
   を備えていることを特徴とする請求項１記載の音声処理
   装置。