JP2001177607A - 電話機の自動音量制御方法及びその制御装置 - Google Patents

電話機の自動音量制御方法及びその制御装置

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JP2001177607A
JP2001177607A JP35773999A JP35773999A JP2001177607A JP 2001177607 A JP2001177607 A JP 2001177607A JP 35773999 A JP35773999 A JP 35773999A JP 35773999 A JP35773999 A JP 35773999A JP 2001177607 A JP2001177607 A JP 2001177607A
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Toshiro Sanhongi
俊郎 三本木
Shinichi Nagata
真一 永田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電話機の自動音量調整を、周囲の騒音レベル
だけでなく、通話者の使用環境と個人の騒音判断基準に
応じて最適に行うことができる。 【解決手段】 通話者が音量調節キー11で受話音量を
調節する場合や、受話信号有音判定器9で有音と判定さ
れた場合は、通話者は発声していないので、送話信号レ
ベル検出器7は周囲騒音のみを検出する。通話者が受話
音量調節キー11で受話音量を調節後の受話音量設定値
と、この時に送話信号レベル検出器7で検出される送話
信号5を検出値のサンプルとして記憶装置10に格納し
ておく。各送話信号レベルに応じた受話音量値のテーブ
ルを、記憶装置10に格納した検出値を基準に修正す
る。受話信号有音判定器9の判定結果が有音の場合の
み、演算器2で送話信号レベル検出器7の検出結果とテ
ーブルを参照して可変利得増幅器3の利得を変化させ、
周囲騒音と個人の騒音判断基準に応じた自動音量制御を
行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電話機の自動音量
制御方法及びその制御装置に関し、特に電話機の受話信
号を、通話者周辺の騒音レベルと個人の騒音判断基準に
応じて、自動的に最適値に調節する自動音量制御方法及
びその制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電話機の自動音量制御方
法には、周囲の場所的時間的な騒音レベルの違いによ
り、受話信号レベルを自動的に調節する方法が知られて
いる。例えば、特開平9−270847号公報には、電
話機の送話/受話信号のレベルを検出して、利得を段階
的または連続的に変化させ、周囲の雑音レベルに応じた
受信信号の自動音量制御を行う技術が開示されている。
【0003】図4は、従来技術における電話機の自動音
量制御装置の構成の一例を示すブロック図である。この
制御装置における制御方法は、通常の電話通信において
は、通話本人と通話相手が同時に発声することは少ない
という人的特性を利用している。すなわち、受話側の受
話信号6を受話信号レベル検出器8で検出し、受話信号
有音判定器9で有音であると判定された場合は、通話相
手が発声しているため、通話者本人(送話側)は発声を
していない。したがって、この時の送話信号レベル検出
器7で検出される送話側の送話信号5は、通話者音声を
取り除いた周囲騒音のみということになる。
【0004】演算器2は、受話信号有音判定器9の判定
結果が有音である場合のみ、送話信号レベル検出器7の
検出結果を段階的もしくは連続的もしくは局所的に演算
し、可変利得増幅器3の利得を段階的もしくは連続的も
しくは局所的に変化させる。これによって周囲の騒音レ
ベルに応じた受話信号6の自動音量制御が可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術では、送話信号レベル検出器7の検出結果に基
づく、演算による受話信号6の利得自動調整は、周囲騒
音に対する受話音量レベルが固定的に決められているた
め、個人の騒音判断基準に応じた使用者別の受話音量に
対応することが出来ない。このため、個人差による周囲
騒音に対する受話音量レベルの調整を行うことができな
いなど使い勝手がよくない。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、その目的は、電話機の自動音量調整を、
周囲の騒音レベルだけでなく、通話者の使用環境と個人
の騒音判断基準に応じて最適に行うことができるように
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手投】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、周囲騒音レベルにより受話増幅器の利
得制御を行う電話機の自動音量制御方法であって、受話
信号から相手送話者の発声期間を判定する過程と、この
発声期間に、通話者が受話音量調節キーで受話音量を調
節する過程と、送話信号レベルに対する受話音量設定値
に関するテーブルを備え、受話音量調節時の送話信号レ
ベルの検出値に基づいて、このテーブルを修正する過程
と、受話信号が有音である場合に、受話音量調節キーで
調節された受話音量設定値と、修正されたテーブルとを
比較する過程と、比較された結果の情報に基づいて、受
話増幅器の利得制御を行う過程とを経て、周囲の騒音レ
ベルに応じて、所望の値に受話信号の自動音量制御を行
うことを特徴とする電話機の自動音量制御方法である。
【0008】尚、修正されたテーブルは、周囲騒音を複
数回に亘って検出した値に基づいて修正されたものであ
ってもよい。
【0009】本発明によれば、通話者が音量調節キーで
受話音量を調節した時の受話音量設定値と、この時の送
話信号レベル検出器で検出された送話信号を周囲騒音と
して記憶装置に格納しておき、予め初期設定として記憶
されている各送話信号レベルに応じた受話音量設定値の
基本テーブルを、記憶装置に格納した受話音量設定値と
送話信号レベルの検出値を基準に修正する。そして、受
話信号有音判定器の判定結果が有音である場合のみ、演
算器で送話信号レベル検出器の検出結果と修正されたテ
ーブルとを比較し、その結果情報に基づいて、受話増幅
器の利得制御を行うことで、周囲の騒音レベルと個人の
騒音判断基準に応じた受話信号の自動音量制御ができる
ようにしたものである。
【0010】また、本発明は、周囲騒音レベルにより受
話増幅器の利得制御を行う電話機の自動音量制御装置で
あって、受話信号を増幅する可変利得増幅手段と、この
受話信号の信号レベルを検出する受話信号レベル検出手
段と、受話信号レベル検出手段の出力により、受話信号
が有音であるか否かを判定する受話信号有音判定手段
と、送話信号の信号レベルを検出する送話信号レベル検
出手段と、手動で受話音量の調節を行うための受話音量
調節手段と、受話音量調節手段による設定値と送話信号
レベルの検出値とを記憶する記憶手段と、送話信号レベ
ルと受話音量設定値の対応関係が記録されたテーブル
と、受話信号有音判定手段の出力情報と送信信号レベル
の検出値とに基づいてテーブルの修正を行い、修正され
たテーブルに基づいて可変利得増幅手段の増幅利得を演
算する演算手段とを備え、受話音量調節手段の調節によ
って、受話音量を任意の値に可変することを特徴とする
電話機の自動音量制御装置である。
【0011】尚、修正されたテーブルは、送話信号レベ
ル検出手段の出力情報及び受話音量調節手段の設定を複
数回に亘って行った検出情報に基づいて修正されたテー
ブルとすることもできる。
【0012】本発明の自動音量制御装置によれば、通話
者が音量調節キーで受話音量を調節した時の受話音量設
定値と、この時の送話信号レベル検出器で検出された周
囲騒音とを記憶装置に格納しておき、予め初期設定とし
て記憶されている各送話信号レベルに応じた受話音量設
定値の基本テーブルを、記憶装置に格納した受話音量設
定値と送話信号レベルの検出値を基準に修正する。そし
て、受話信号有音判定器の判定結果が有音である場合の
み、演算器で送話信号レベル検出器の検出結果と修正さ
れたテーブルとを比較し、その結果に基づいて、受話増
幅器の利得制御を行う。これによって、電話機の自動音
量調整を、周囲の騒音レベルだけでなく、通話者の使用
環境と個人の騒音判断基準に応じて最適に行うことがで
きる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて、本発明の実
施の形態について詳細に説明する。
【0014】図1は、本発明における電話機の自動音量
制御装置の構成を示すブロック図である。同図におい
て、送信側の送信信号5と受信側の受信信号6との間
は、送話信号レベル検出器7と、受話信号レベル検出器
8と、受話信号有音判定器9と、演算器2と、記憶装置
10と、受話音量調節キー11と、可変利得増幅器3と
によって、信号の処理が行われるよう構成されている。
【0015】ここで、送話信号レベル検出器7は、送話
側からの送話信号5の信号レベルの検出を行う。また、
受話信号レベル検出器8は、通話相手(受話側)からの
受話信号6の信号レベルの検出を行う。さらに、受話信
号有音判定器9は、受話信号レベル検出器8の出力に基
づいて、受話信号6が有音であるか否かの判定を行う。
【0016】受話音量調節キー11は、通話者が手動で
受話音量を調節する際に使用する調節キーである。ま
た、演算器2は、受話信号有音判定器9の判定結果と、
送話信号レベル検出器7の検出結果と、記憶装置10に
格納されているテーブルとに基づいて演算を行い、可変
利得増幅器3の利得を変化させる。そして、記憶装置1
0は、送話信号5のレベルに対する受話信号6の値の対
応テーブルを格納している。さらに、可変利得増幅器3
は演算器2の演算結果に基づいて受話信号6を増幅させ
る。
【0017】次に、本発明の電話機の自動音量制御方法
について説明する。ここで、周囲騒音の検出に関して
は、通常の電話通信において、通話本人と通話相手が同
時に発声することが少ないという人的特性を利用して行
われるものとする。先ず、受話信号レベル検出器8が、
通話相手(受話側)からの受話信号6の信号レベルを検
出した結果、受話信号有音判定器9で、この信号レベル
が有音であると判定された場合は、通話相手(受話側)
が発声しているため、通話者本人(送話側)は発声をし
ていない。また、受話音量調節キー11で受話音量を調
節する場合も、通話者本人(送話側)は発声をしていな
い。したがって、この時の送話信号レベル検出器7で検
出される送話信号5は、送話側の通話者音声を取り除い
た周囲騒音のみということになる。
【0018】これによって、受話信号有音判定器9の有
音であるという判定結果と、送話信号レベル検出器7の
周囲雑音のみという検出結果と、記憶装置10に格納さ
れている送話信号5の信号レベルに対する受話信号6の
信号レベルの値の対応テーブルとに基づいて、演算器2
は演算を行い、演算結果に基づいて可変利得増幅器3の
利得を変化させる。したがって、可変利得増幅器3は演
算結果に基づいて受話信号6を増幅させることができ
る。このとき、通話者(送話側)は、受話音量調節キー
11により、手動で可変利得増幅器3を調整して受話音
量の調節を行う。
【0019】図2は、図1に示す自動音量制御装置にお
ける、各送話信号レベル(周囲騒音レベル)に応じた受
話音量設定値サンプルが一つの場合の説明図であり、
(a)は設定テーブル修正の一例、(b)はその概念を
示すグラフである。
【0020】すなわち、この図は、各送話信号レベル、
すなわち周囲騒音レベルに応じた受話音量設定値のテー
ブルを図式化したグラフの例であり、周囲騒音検出が1
回の場合のグラフ修正の例を示すものである。
【0021】先ず、図2の受話音量設定値サンプルが一
つの場合の受話音量の制御方法について説明する。同図
(a)の設定テーブルにおいて、送話信号レベルである
周囲騒音レベルNを、大きい順にaからzまで区分分け
する。すなわち、最も大きい区分をN>a、次に大きい
区分をa≧N>b、次にb≧N>c…とし、最も小さい
区分をz≧Nというように区分分けする。
【0022】次に、周囲雑音レベルNの区分毎に、受話
音量値度数の初期設定を行う。すなわち、最も大きい区
分N>aの初期設定値を26、次の区分a≧N>bの初
期設定値を25、その次の区分b≧N>cの初期設定値
を24とし、以下、最も小さい区分z≧Nの初期設定値
を0とする。
【0023】さらに、修正後の受話音量度数を各区分毎
に設定する。すなわち、最も大きい区分N>aの修正設
定値を26、次の区分a≧N>bの修正設定値を26、
その次の区分b≧N>cの修正設定値を26とし、以
下、最も小さい区分z≧Nの修正設定値を0とする。こ
のように、周囲雑音レベルNの区分毎に、受話音量値度
数の初期設定と修正設定を行った結果は図2(a)のテ
ーブルのようになる。
【0024】次に、図2(b)のグラフについて説明す
る。このグラフは、図2(a)のテーブルをグラフ化し
たものであり、横軸に送話受信レベル、すなわち、周囲
雑音レベルNをとり、小さい方から大きい方に順にzか
らaまでのレンジをとる。また、縦軸に受信音量設定値
の度数をとり、小さい方から大きい方に順に0から26
までのレンジをとる。
【0025】基本グラフ21は、送話信号レベル検出器
7で検出される送話信号5、すなわち、周囲騒音レベル
に対応した受話音量設定値の初期値となるグラフであ
る。すなわち、図2(a)のテーブルの周囲雑音レベル
Nと受話音量値度数の初期設定との関係をグラフ化した
ものであり、受信信号レベル(周囲雑音レベル)がzの
とき、受話音量設定値を0とし、受信信号レベル(周囲
雑音レベル)がaのとき、受話音量設定値を26として
リニアに変化させたグラフである。
【0026】また、検出値22は、通話者(送話側)が
受話音量調節キー11で受話音量を調節する際の、受話
音量設定値と、この時の送話信号レベル検出器7で検出
される送話信号レベルの交点である。
【0027】修正グラフ23は、検出値22に基づい
て、周囲騒音レベル(送話信号レベル)に対する受話音
量設定値の傾きを変えたグラフである。すなわち、図2
(a)のテーブルの周囲雑音レベルNと修正後の受話音
量値度数との関係をグラフ化したものである。また、修
正グラフ24は、検出値22に基づいて基本グラフ21
を平行移動したグラフである。
【0028】つまり、使用者が、受話音量調節キー11
を用いて受話音量調整操作を行うことにより、基本グラ
フ21は、記憶装置10に格納されている検出値22を
基準に、修正グラフ23または修正グラフ24のように
修正される。修正後、更に使用者が受話音量操作を行っ
た場合にも、その修正されたグラフは更に修正されるこ
とになる。このようにしてグラフが修正されることによ
って、同じ送話受信レベル(周囲雑音レベル)でも、受
話音量設定値を、基本グラフの値(すなわち初期設定
値)から、所望の修正グラフの修正値に変化させること
ができる。
【0029】次に、演算器2は、受話信号有音判定器9
の判定結果が有音である場合のみ、送話信号レベル検出
器7の検出結果と前記の修正グラフ23、24とを照ら
し合わせて受話増幅器の利得制御を行い、可変利得増幅
器3の利得を変化させる。こによって、周囲の騒音レベ
ルと個人の騒音判定基準に応じた受話信号6(すなわ
ち、受話音量)との自動音量制御を行うことができる。
このようにして、電話機の自動音量調整を、周囲の騒音
レベルだけでなく、通話者の使用環境と個人の騒音判断
基準に応じて最適に行うことができる。
【0030】また、図3は、図1に示す自動音量制御装
置における、各送話信号レベル(周囲騒音レベル)に応
じた受話音量設定値サンプルが複数の場合の説明図であ
り、(a)は設定テーブル修正の一例、(b)はその概
念を示すグラフである。
【0031】すなわち、この図は、各送話信号レベル、
すなわち周囲騒音レベルに応じた受話音量設定値のテー
ブルを図式化したグラフの例であり、周囲騒音検出が複
数回の場合のグラフ修正の例を示すものである。
【0032】図3の場合も、図2の場合と同様の方法で
(a)のテーブルが作成されているので、その説明は省
略する。但し、このテーブルは、各周囲雑音レベルNに
対応する修正後の受信音量度数の値が図2のテーブルの
場合の値とは異なっている。したがって、(b)のグラ
フにおける修正グラフの周囲騒音レベル(送話信号レベ
ル)に対する受話音量設定値の傾きは、図2(b)の場
合とは異なっている。
【0033】すなわち、図2(a)の場合と同じ基本グ
ラフ21に対して、修正グラフ26は、周囲騒音の検出
を2回行った結果の、検出値22及び検出値25に基づ
いて、各検出値22、25の交点を結んだグラフとなっ
ている。つまり、使用者が受話音量調節キー11を用い
て受話音量調整操作を行うことにより、基本グラフ21
は、記憶装置10に格納された検出値22及び検出値2
5を基準にして、それぞれの検出値22、25の交点を
結んで修正グラフ26が作成される。さらに、使用者が
受話音量操作を行った場合にも、その修正されたグラフ
が更に修正されることになる。
【0034】次に、演算器2は、受話信号有音判定器9
の判定結果が有音である場合のみ、送話信号レベル検出
器7の検出結果と修正グラフ26とを照らし合わせて受
話増幅器の利得制御を行い、可変利得増幅器3の利得を
変化させる。これによって、周囲の騒音レベルと個人の
騒音判定基準に応じた受話信号6(すなわち、受話音
量)との自動音量制御を行うことができる。よって、電
話機の自動音量調整を、周囲の騒音レベルだけでなく、
通話者の使用環境と個人の騒音判断基準に応じて最適に
行うことができる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の自動音量
制御方法によれば、通話者が音量調節キーで受話音量を
調節した時の受話音量設定値と、この時の送話信号レベ
ル検出器で検出された周囲騒音とを記憶装置に格納して
おき、予め初期設定として記憶されている各送話信号レ
ベルに応じた受話音量設定値の基本テーブルを、記憶装
置に格納した受話音量設定値と送話信号レベルの検出値
を基準に修正する。そして、受話信号有音判定器の判定
結果が有音である場合のみ、演算器で送話信号レベル検
出器の検出結果と修正されたテーブルとを比較し、その
結果に基づいて、受話増幅器の利得制御を行う。これに
よって、電話機の自動音量調整を、周囲の騒音レベルだ
けでなく、通話者の使用環境と個人の騒音判断基準に応
じて最適に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における電話機の自動音量制御装置の構
成を示すブロック図
【図2】図1に示す自動音量制御装置における、各送話
信号レベル(周囲騒音レベル)に応じた受話音量設定値
サンプルが一つの場合の説明図であり、(a)は設定テ
ーブル修正の一例、(b)はその概念を示すグラフ
【図3】図1に示す自動音量制御装置における、各送話
信号レベル(周囲騒音レベル)に応じた受話音量設定値
サンプルが複数の場合の説明図であり、(a)は設定テ
ーブル修正の一例、(b)はその概念を示すグラフ
【図4】従来技術における電話機の自動音量制御装置の
構成の一例を示すブロック図
【符号の説明】
2 演算器 3 可変利得増幅器 5 送話信号 6 受話信号 7 送話信号レベル検出器 8 受話信号レベル検出器 9 受話信号有音判定器 10 記憶装置 11 受話音量調節キー 21 基本グラフ 22、25 検出値 23、24、26 修正グラフ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周囲騒音レベルにより受話増幅器の利得
    制御を行う電話機の自動音量制御方法であって、 受話信号から相手送話者の発声期間を判定する過程と、 前記発声期間に、通話者が受話音量調節キーで受話音量
    を調節する過程と、 送話信号レベルに対する受話音量設定値に関するテーブ
    ルを備え、受話音量調節時の送話信号レベルの検出値に
    基づいて、前記テーブルを修正する過程と、 前記受話信号が有音である場合に、前記受話音量調節キ
    ーで調節された受話音量設定値と、修正された前記テー
    ブルとを比較する過程と、 比較された結果に基づいて、前記受話増幅器の利得制御
    を行う過程とを経て、 周囲の騒音レベルに応じて、所望の値に受話信号の自動
    音量制御を行うことを特徴とする電話機の自動音量制御
    方法。
  2. 【請求項2】 修正された前記テーブルは、 周囲騒音を複数回に亘って検出した値に基づいて修正さ
    れたテーブルであることを特徴とする請求項1に記載の
    電話機の自動音量制御方法。
  3. 【請求項3】 周囲騒音レベルにより受話増幅器の利得
    制御を行う電話機の自動音量制御装置であって、 受話信号を増幅する可変利得増幅手段と、 前記受話信号の信号レベルを検出する受話信号レベル検
    出手段と、 前記受話信号レベル検出手段の出力により、前記受話信
    号が有音であるか否かを判定する受話信号有音判定手段
    と、 送話信号の信号レベルを検出する送話信号レベル検出手
    段と、 手動で受話音量の調節を行うための受話音量調節手段
    と、 前記受話音量調節手段による設定値と送話信号レベルの
    検出値とを記憶する記憶手段と、 送話信号レベルと受話音量設定値の対応関係が記録され
    たテーブルと、 前記受話信号有音判定手段の出力情報と前記送信信号レ
    ベルの検出値とに基づいて前記テーブルの修正を行い、
    修正されたテーブルに基づいて前記可変利得増幅手段の
    増幅利得を演算する演算手段とを備え、 前記受話音量調節手段の調節によって、受話音量を任意
    の値に可変することを特徴とする電話機の自動音量制御
    装置。
  4. 【請求項4】 修正された前記テーブルは、 前記送話信号レベル検出手段の出力情報及び前記受話音
    量調節手段の設定を複数回に亘って行った検出情報に基
    づいて修正されたテーブルであることを特徴とする請求
    項3に記載の電話機の自動音量制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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