JPH09130453A - 音声信号送受信装置及び受話音量制御方法 - Google Patents

音声信号送受信装置及び受話音量制御方法

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JPH09130453A
JPH09130453A JP7280680A JP28068095A JPH09130453A JP H09130453 A JPH09130453 A JP H09130453A JP 7280680 A JP7280680 A JP 7280680A JP 28068095 A JP28068095 A JP 28068095A JP H09130453 A JPH09130453 A JP H09130453A
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noise level
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恵一 片柳
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 周囲雑音レベルが急に高いレベルから低いレ
ベルに変化したような場合に、使用者の耳がそれまでの
雑音レベルで一時的に麻痺してしまって会話が聞きとり
にくくなることがあった。 【解決手段】 携帯電話装置1の送話用マイクロホン2
で電気信号とされた入力信号は、アナログ/ディジタル
(A/D)変換器3によりディジタルデータとされて、
周囲雑音レベル検出回路8にも供給される。周囲雑音レ
ベル検出回路8は、上記入力信号に含まれる周囲雑音の
レベルを検出する。受話音量コントロール部9は、上記
周囲雑音レベルの上下変化により上記受話音量の増減速
度を可変する際には、上記受話音量の増加速度を速く
し、減少速度を遅くする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力信号から得ら
れた周囲雑音のレベルに応じて受話音量を制御する音声
信号送受信装置及び受話音量制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、携帯電話装置が広く使われるよう
になった。この携帯用電話装置は室外で使用する事が多
いので、周囲の背景雑音(以下、周囲雑音という。)に
より、しばしば通話が聞きずらくなることがある。これ
は、雑音によるマスキング効果によって受話者の最少可
聴値が上昇し、受話音声の明瞭度や了解度が劣化するた
めである。これに対して、送話側では雑音の抑圧又は話
者の声量のアップ、受話側では再生音量のアップ、又全
体として話者と電話器の密接な音響カップリング等が必
要になる。
【0003】このため、最近の携帯用電話装置は、周囲
雑音に応じて受話音量を自動的にコントロールするよう
になった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来、上記
携帯用電話装置で受話音量のレベルをコントロールさせ
るときは、増加させるときも減少させるときも同じ速度
で可変させていた。このため、今までうるさかったのが
急に静かになってしまったような場合、すなわち周囲雑
音レベルが急に高いレベルから低いレベルに変化したよ
うな場合に、使用者の耳がそれまでの雑音レベルで一時
的に麻痺してしまって会話が聞きとりにくくなることが
あった。
【0005】また、ボリュームレベルを変更するノイズ
スレショルドレベル付近で周囲雑音がふらつくとそれに
つられてボリュームがふらつくことがあった。
【0006】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
であり、周囲雑音の変化に対して、使用者の聴取状態の
劣化を防ぎ、かつ受話音量のふらつきを防ぐことのでき
る音声信号送受信装置及び受話音量制御方法の提供を目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る音声信号送
受信装置は、上記課題を解決するために、周囲雑音レベ
ルに応じて受話音量の増減速度を可変制御する。
【0008】特に、周囲雑音レベルの上昇により上記受
話音量を上げる際には該音量の増加速度を速くする。ま
た、周囲雑音レベルの下降により上記受話音量を下げる
際には該音量の減少速度を遅くする。
【0009】また、本発明に係る受話音量制御方法も、
上記課題を解決するために、周囲雑音レベルに応じて受
話音量の増減速度を可変制御する。
【0010】そして、周囲雑音レベルの上昇により上記
受話音量を上げる際には該音量の増加速度を速くする。
また、周囲雑音レベルの下降により上記受話音量を下げ
る際には該音量の減少速度を遅くする。
【0011】具体的には、周囲が急にうるさくなったと
きには受話音量を速く上げ、周囲が急に静かになったと
きには受話音量をゆっくりと下げることにより、使用者
の聴取状態の劣化を防ぐ。また、受話音量を上げるとき
と下げるときとでスレショルドレベルを別々とし、さら
にスレショルドレベル付近での小さなノイズレベルの変
化に不感帯を持たせることで、受話音量のふらつきを防
止する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る音声信号送受
信装置及び受話音量制御方法の実施の形態について説明
する。この実施の形態は、図1に示すように、送話用マ
イクロホン2より入力された音声をRF信号に変換し、
このRF信号を基地局を介して相手側に送信すると共
に、相手側より基地局を介して送信されたRF信号を受
信して再生しスピーカ13を介して使用者に聞かせるこ
とのできる携帯電話装置1である。
【0013】この携帯電話装置1は、特に、入力信号か
ら得られた周囲雑音のレベルに応じて受話音量を制御す
るように、周囲雑音レベルを検出する周囲雑音レベル検
出回路8と、上記周囲雑音レベルの上下変化に応じて受
話音量の増減速度を可変制御する受話音量コントロール
部9とを備えて成る。
【0014】この携帯電話装置1の送話用マイクロホン
2で電気信号とされた入力信号は、アナログ/ディジタ
ル(A/D)変換器3によりディジタルデータとされ
て、音声符号化器4に供給される。
【0015】この音声符号化器4は、ディジタルデータ
を圧縮し、符号化する。音声符号化器4としては、ディ
ジタル信号処理により音声信号を高能率で圧縮する例え
ばベクトル和励起リニア予測(VSELP:Vector Sum
Excited Linear Prediction) エンコーダを用いること
ができる。
【0016】音声符号化器4で情報圧縮、符号化が施さ
れたデータは、ベースバンド信号処理回路5に供給さ
れ、同期信号及び誤り訂正符号等が付加されたりフレー
ミング処理が施される。ベースバンド信号処理回路5か
らの出力データは、RF送受信回路6に供給され、必要
な周波数に変調されてアンテナ7から送信される。
【0017】A/D変換器3が出力するディジタルデー
タは、周囲雑音レベル検出回路8にも供給される。周囲
雑音レベル検出回路8は、上記入力信号に含まれる周囲
雑音のレベルを検出する。具体的には、図示しない周囲
雑音区間検出部が検出した周囲雑音区間の信号レベルを
検出する。
【0018】この周囲雑音レベル検出回路8で検出され
た周囲雑音レベルは、受話音量コントロール部9に供給
される。受話音量コントロール部9は、上記周囲雑音レ
ベルをもとに、ディジタル/アナログ(D/A)変換器
11によってアナログ信号とされた後述する受話音声を
増幅する可変利得アンプ12の利得を調整し、受話音量
をコントロールする。ここで、受話音量コントロール部
9は、上記周囲雑音レベルの上下変化により上記受話音
量の増減速度を可変する際には、上記受話音量の増加速
度を速くし、減少速度を遅くする。詳細については後述
する。
【0019】ここで、受話音量とは、基地局を介して送
信されてきた通話相手からの信号を再生するときの音量
である。この通話相手からの信号は、アンテナ7により
受信され、RF送受信回路6に供給される。RF送受信
回路6によりベースバンドに復調された相手側からの入
力信号は、ベースバンド信号処理回路5に供給され、所
定の信号処理が施される。このベースバンド信号処理回
路5からの信号は、音声復号化器10に供給される。こ
の音声復号化器10としては、例えばVSELPデコー
ダを用いることができる。音声復号化器10でデコード
された音声信号は、D/A変換器11でアナログ音声信
号に変換される。
【0020】D/A変換器11からのアナログ音声信号
は、可変利得アンプ12に供給される。この可変利得ア
ンプ12の利得は、上述したように受話音量コントロー
ル部9により調整されるので、スピーカ13から発せら
れる再生音量、すなわち受話音量は周囲雑音に応じてコ
ントロールされる。
【0021】ここで、周囲雑音レベル検出回路8が雑音
レベルを検出する区間は、雑音区間であることが条件と
なる。該当するフレームが有声音である音声かあるいは
雑音であるかを判定し、雑音であるという判定であれば
周囲雑音レベルを検出する。
【0022】受話音量コントロール部9は、周囲雑音レ
ベル検出回路8で検出された周囲雑音レベルが高くなっ
たとき(上昇すなわち上に変化したとき)には受話音量
レベルの増加速度を速くし、上記周囲雑音レベルが低く
なったとき(下降すなわち下に変化したとき)には上記
受話音量レベルの減少速度を遅くする。
【0023】これは、周囲が急に騒がしくなっても受話
内容を聞き逃すことのないよう、また周囲が急に静かに
なったときに、使用者の耳がそれまでの雑音レベルで一
時的に麻痺してしまって直後の受話内容を聞き逃してし
まうのを防ぐためである。
【0024】この場合、受話音量コントロール部9が行
う受話音量コントロール方法について図2を参照しなが
ら説明する。図2には、設定できるボリュームレベルが
例えば6段階あって、予めユーザが設定したボリューム
レベル(ユーザーボリュームレベル、user_vol)に対し
て、周囲雑音レベルが大きくなったときにuser_vol,us
er_vol+6dB,user_vol+12dBへとボリュームレベルを可
変する例を示している。ここでのボリュームの1段階の
変化は6dBになっており、ボリュームを可変させる際に
は滑らかに変化するように2dBのステップでボリューム
レベルを変える。また、図中のUP_LIMIT,DOWN_LIMITは
それぞれシステム(携帯電話装置として)の最大ボリュ
ーム、最小ボリュームを表すものであり、この範囲を超
えてボリュームをコントロールすることはない。すなわ
ち、user_volがDOWN_LIMIT以下になることはなく、ま
た、user_vol,user_vol+6dB,user_vol+12dBの値はUP_
LIMITの値で制限されることになる。
【0025】図3には周囲雑音のスレショルドレベルと
受話音量の関係を示す。ボリュームアップ時とボリュー
ムダウン時には別々のスレショルドレベルを持つ。すな
わち、ボリュームアップ時にはスレショルドレベルNois
eTH2,NoiseTH3を、ボリュームダウン時にはスレショル
ドレベルNoiseTH2d,NoiseTH3dを持つ。
【0026】すなわち、上記携帯電話装置1は、音量を
上げるときと下げるときとでスレショルドレベルを別々
に持つ。
【0027】ここで、各スレショルドレベルは、NoiseT
H3>NoiseTH3d>NoiseTH2>NoiseTH2dという大小関係と
なる。
【0028】受話音量コントロール部9は周囲雑音レベ
ルに応じてこれらのスレショルドレベルを境にして、受
話音量をuser_vol,user_vol+6dB,user_vol+12dBのど
れかになるようにコントロールする。
【0029】この受話音量コントロール部9の詳細な動
作について図4〜図7のフローチャートを参照しながら
説明する。
【0030】先ず、図4のステップS1において、受話
音量コントロール部9は、周囲雑音レベル検出回路8が
検出した周囲雑音レベルlevelを内蔵する3タップのメ
ディアフィルタに供給させる。これは、上記周囲雑音レ
ベルの信頼度を向上するための処理である。このメディ
アンフィルタで行われるフィルタリングは、フィルタの
タップ中の値を小さい順に並べ変え、その中の中間値を
出力する処理である。
【0031】次に、受話音量コントロール部9はステッ
プS2に示すように周囲雑音レベル検出回路8が以前に
検出した周囲雑音レベルprev_lvlと新しく検出した周囲
雑音レベルlevelの変化量diff_lvlを計算する。
【0032】次に、受話音量コントロール部9はステッ
プS3に示すように周囲雑音レベルlevelの変化量diff_
lvlがスレショルドレベルDiff_levelを超えているか否
かを判定する。ここでYESすなわち変化量diff_lvlが
スレショルドレベルDiff_levelを超えていると判定する
とステップS4に進み、NOすなわち変化量diff_lvlが
スレショルドレベルDiff_levelを超えていないと判定す
るとステップS5に進む。
【0033】ステップS4ではステップS3での判定
(YES)を受けて、新しく検出した周囲雑音レベルle
velが以前に検出した周囲雑音レベルprev_lvlより増加
したか否かを判定する。ここでYESすなわち新しく検
出した周囲雑音レベルlevelが以前に検出した周囲雑音
レベルprev_lvlより増加したと判定すると図5に示すス
テップS13に進み、NOすなわち新しく検出した周囲
雑音レベルlevelが以前に検出した周囲雑音レベルprev_
lvlより増加していないと判定するとステップS6に進
む。
【0034】一方、ステップS5ではステップS3での
判定(NO)を受けて、ユーザー設定ボリュームが変化
したか否かを判定する。ここでYESすなわちユーザー
設定ボリュームが変化したと判定すると上記ステップS
4に進み、NOすなわちユーザー設定ボリュームが変化
していないと判定するとステップS7に進む。
【0035】ステップS6ではステップS4での判定
(NO)を受けて新しく検出した周囲雑音レベルlevel
が以前に検出した周囲雑音レベルprev_lvlより減少した
か否かを判定する。ここでYESすなわち新しく検出し
た周囲雑音レベルlevelが以前に検出した周囲雑音レベ
ルprev_lvlより減少したと判定するとステップS8に進
み、NOすなわち新しく検出した周囲雑音レベルlevel
が以前に検出した周囲雑音レベルprev_lvlより減少して
いないと判定するとステップS7に進む。
【0036】ステップS7ではステップS5での判定
(NO)及びステップS6での判定(NO)を受けて音
量コントロールの目標となる値target_volumeを以前の
目標の値prev_target_volumeのままとしボリュームの変
更をしない。このステップS7の後にはステップS18
に進む。
【0037】ステップS8ではステップS6での判定
(YES)を受けて新しく検出した周囲雑音レベルleve
lが図3に示した雑音のスレショルドレベルNoiseTH2d以
下であるか否かを判定する。ここでYESすなわち新し
く検出した周囲雑音レベルlevelが雑音のスレショルド
レベルNoiseTH2d以下であると判定するとステップS9
に進み、NOすなわち新しく検出した周囲雑音レベルle
velが雑音のスレショルドレベルNoiseTH2dより大きいと
判定するとステップS10に進む。
【0038】ステップS9ではステップS8での判定
(YES)を受けて音量コントロールの目標となる値ta
rget_volumeをユーザー設定値user_volにセットする。
このステップS9の後にはステップS18に進む。
【0039】ステップS10ではステップS8での判定
(NO)を受けて新しく検出した周囲雑音レベルlevel
が図3に示した雑音のスレショルドレベルNoiseTH3d以
下であるか否かを判定する。ここでYESすなわち新し
く検出した周囲雑音レベルlevelが雑音のスレショルド
レベルNoiseTH3d以下であると判定するとステップS1
1に進み、NOすなわち新しく検出した周囲雑音レベル
levelが雑音のスレショルドレベルNoiseTH3dより大きい
と判定するとステップS12に進む。
【0040】ステップS11ではステップS10の判定
(YES)を受けて音量コントロールの目標となる値ta
rget_volumeをuser_vol+6dBにセットする。このステッ
プS11の後にはステップS18に進む。
【0041】ステップS12ではステップS10での判
定(NO)を受けて音量コントロールの目標となる値ta
rget_volumeをuser_vol+12dBにセットする。このステッ
プS12の後にはステップS18に進む。
【0042】次に、図5に示すステップS13ではステ
ップS4での判定(YES)を受けて新しく検出した周
囲雑音レベルlevelが図3に示した雑音のスレショルド
レベルNoiseTH2以下であるか否かを判定する。ここでY
ESすなわち新しく検出した周囲雑音レベルlevelが雑
音のスレショルドレベルNoiseTH2以下であると判定する
とステップS14に進み、NOすなわち新しく検出した
周囲雑音レベルlevelが雑音のスレショルドレベルNoise
TH2より大きいと判定するとステップS15に進む。
ステップS14ではステップS13での判定(YES)
を受けて音量コントロールの目標となる値target_volum
eをユーザー設定値user_volにセットする。このステッ
プS14の後にはステップS18に進む。
【0043】ステップS15ではステップS13での判
定(NO)を受けて新しく検出した周囲雑音レベルleve
lが図3に示した雑音のスレショルドレベルNoiseTH3以
下であるか否かを判定する。ここでYESすなわち新し
く検出した周囲雑音レベルlevelが雑音のスレショルド
レベルNoiseTH3以下であると判定するとステップS16
に進み、NOすなわち新しく検出した周囲雑音レベルle
velが雑音のスレショルドレベルNoiseTH3より大きいと
判定するとステップS17に進む。
【0044】ステップS16ではステップS15での判
定(YES)を受けて音量コントロールの目標となる値
target_volumeをuser_vol+6dBにセットする。このステ
ップS16の後にはステップS18に進む。
【0045】ステップS17ではステップS15での判
定(NO)を受けて音量コントロールの目標となる値ta
rget_volumeをuser_vol+12dBにセットする。このステッ
プS17の後にはステップS18に進む。
【0046】ステップS18では音量コントロールの目
標となる値target_volumeが図2に示した最大ボリュー
ムレベルUP_LIMITより大きいか否かを判定する。ここで
YESすなわち音量コントロールの目標となる値target
_volumeが最大ボリュームレベルUP_LIMITより大きいと
判定するとステップS19に進み、NOすなわち音量コ
ントロールの目標となる値target_volumeが最大ボリュ
ームレベルUP_LIMIT以下であると判定するとステップS
20に進む。
【0047】ステップS19ではステップS18での判
定(YES)を受けて音量コントロールの目標となる値
target_volumeを最大ボリュームUP_LIMITで制限する。
このステップS19の後にはステップS20に進む。
【0048】ステップS20ではステップS18での判
定(NO)及びステップS19の後を受け音量コントロ
ールの目標となる値target_volumeが図2に示した最小
ボリュームレベルDOWN_LIMITより小さいか否かを判定す
る。ここでYESすなわち音量コントロールの目標とな
る値target_volumeが最小ボリュームレベルDOWN_LIMIT
より小さいと判定するとステップS21に進み、NOす
なわち音量コントロールの目標となる値target_volume
が最小ボリュームレベルDOWN_LIMIT以上であると判定す
るとステップS22に進む。
【0049】ステップS21ではステップS20での判
定(YES)を受けて音量コントロールの目標となる値
target_volumeを最小ボリュームDOWN_LIMITで制限す
る。このステップS21の後にはステップS22に進
む。
【0050】ステップS22ではステップS20での判
定(NO)及びステップS21の後を受けて現在のレベ
ルlevelを以前に検出した値prev_lvlとして保存する。
【0051】その後、音量コントロール部9はステップ
S23に示すようにコントロールの目標となる値target
_volumeを以前の値prev_target_volumeとして保存す
る。
【0052】次に、音量コントロール部9はステップS
24に示すように現在のユーザー設定値user_volをprev
_user_volとして保存する。このステップS24の後に
は図6のステップS25に進む。
【0053】そして、受話音量コントロール部9は図6
のステップS25に示すように携帯電話装置1に実際に
セットするボリュームレベルSetting_VOLをSetting_VOL
_Prevとして保存する。
【0054】次に、受話音量コントロール部9はステッ
プS26に示すように音量コントロールの目標となる値
target_volumeが実際にセットするボリュームレベルSet
ting_VOLより小さいか否かを判定する。ここでYESす
なわち音量コントロールの目標となる値target_volume
が実際にセットするボリュームレベルSetting_VOLより
小さいと判定するとステップS31に進み、NOすなわ
ち音量コントロールの目標となる値target_volumeが実
際にセットするボリュームレベルSetting_VOL以上であ
ると判定するとステップS27に進む。
【0055】ステップS27ではステップS26での判
定(NO)を受けて音量コントロールの目標となる値ta
rget_volumeが実際にセットするボリュームレベルSetti
ng_VOLより大きいか否かを判定する。ここでYESすな
わち音量コントロールの目標となる値target_volumeが
実際にセットするボリュームレベルSetting_VOLより大
きいと判定するとステップS28に進み、NOすなわち
音量コントロールの目標となる値target_volumeが実際
にセットするボリュームレベルSetting_VOL以下である
と判定すると図7に示すステップS37に進む。
【0056】ステップS28ではステップS27での判
定(YES)を受けて受話音量のボリュームをボリュー
ムレベルSetting_VOLに+2dBstepずつ加算して上げる。
ステップS28が終了するとステップS29に進む。
【0057】ステップS29ではステップS28でのコ
ントロールにより得られたボリュームレベルSetting_VO
Lが最大ボリュームUP_LIMITを超えているか否かを判定
する。ここでYESすなわちボリュームレベルSetting_
VOLが最大ボリュームUP_LIMITを超えているとステップ
S30に進み、NOすなわちボリュームレベルSetting_
VOLが最大ボリュームUP_LIMITを超えていないと判定す
るとステップS37に進む。
【0058】ステップS30ではステップS29での判
定(YES)を受けてボリュームレベルSetting_VOLを
最大ボリュームUP_LIMITで制限する。このステップS3
0が終了するとステップS37に進む。
【0059】一方、ステップS31ではステップS26
での判定(YES)を受けてボリュームを下げる際のボ
リュームダウン速度を決める値counterが0であるか否か
を判定する。ここでYESすなわちボリュームダウン速
度を決める値counterが0であると判定するとステップS
33に進み、NOすなわちボリュームダウン速度を決め
る値counterが0でないと判定するとステップS32に進
む。
【0060】ステップS32ではステップS31での判
定(NO)を受けてボリュームダウン速度を決める値co
unterをデクリメントする。このステップS32が終わ
るとステップS35に進む。
【0061】ステップS33ではステップS31での判
定(YES)を受けて受話音量のボリュームをボリュー
ムレベルSetting_VOLに-2dBstepずつ加算して下げる。
ステップS33が終了するとステップS34に進む。
【0062】ステップS34ではボリュームダウン速度
を決める値counterを初期値InitCountに再設定する。ボ
リュームダウン速度を決める値counterの初期値InitCou
ntの値が大きいとボリュームダウンの速度が遅くなる。
このステップS34が終わるとステップS35に進む。
【0063】ステップS35ではボリュームレベルSett
ing_VOLが最小ボリュームDOWN_LIMITより小さいか否か
を判定する。ここでYESすなわちボリュームレベルSe
tting_VOLが最小ボリュームDOWN_LIMITより小さいと判
定するとステップS36に進み、NOすなわちボリュー
ムレベルSetting_VOLが最小ボリュームDOWN_LIMIT以上
であると判定するとステップS37に進む。
【0064】ステップS36ではステップS35での判
定(YES)を受けてボリュームレベルSetting_VOLを
最小ボリュームDOWN_LIMITで制限する。このステップS
36が終わるとステップS37に進む。
【0065】図7のステップS37において受話音量コ
ントロール部9は、コントロールの目標となる値target
_volumeとボリュームレベルSetting_VOLが等しいか否か
を判定する。ここでYESすなわちコントロールの目標
となる値target_volumeとボリュームレベルSetting_VOL
が等しくない判定するとステップS38に進み、システ
ムのボリュームをSetting_VOLにセットする。一方、こ
こでNOすなわちコントロールの目標となる値target_v
olumeとボリュームレベルSetting_VOLが等しいと判定す
るとボリュームレベルを変更せず終了する。
【0066】ステップS39ではコントロールの目標と
なる値target_volumeとボリュームレベルSetting_VOL_
Prevが等しいか否かを判定する。ここでYESすなわち
コントロールの目標となる値target_volumeとボリュー
ムレベルSetting_VOL_Prevが等しくないと判定すると
ステップS38に進み、システムのボリュームをSettin
g_VOLにセットする。一方、ここでNOすなわちコント
ロールの目標となる値target_volumeとボリュームレベ
ルSetting_VOL_Prevが等しいと判定するとボリュームの
レベルを変更せずに終了する。
【0067】以上のようにして音量コントロール部9は
周囲雑音レベルに応じて、図3のスレショルドレベルを
境にして、受話音量をコントロールする。
【0068】なお、ボリュームアップ時の速度は、音量
コントロールの周期+メディアンフィルタによる処理の
遅れによって決まり、ボリュームダウン時の速度は(音
量コントロールの周期×counterの値)+メディアンフ
ィルタによる処理の遅れによって決まる。
【0069】このようにして、携帯電話装置1は、受話
音量コントロール部9により、周囲雑音レベル検出回路
8で検出された周囲雑音レベルが高くなったときには受
話音量レベルを速く上げ、上記周囲雑音レベルが低くな
ったときには上記受話音量レベルをゆっくりと下げるの
で、周囲が急に騒がしくなっても受話内容を聞き逃すこ
とがなく、また周囲が急に静かになったときに、使用者
の耳がそれまでの雑音レベルで一時的に麻痺してしまっ
ても直後の受話内容を聞き逃すことがない。
【0070】さらに、上記携帯電話装置1は、音量を上
げるときと下げるときとでスレショルドレベルを別々に
持ち、さらにスレショルドレベル付近での小さなノイズ
レベルの変化に不感帯を持たせることで、受話音量のふ
らつき感を防ぐ。
【0071】
【発明の効果】本発明に係る音声信号送受信装置は、制
御手段により、周囲雑音レベル検出手段で検出された周
囲雑音レベルが高くなったときには受話音量レベルを速
く上げ、上記周囲雑音レベルが低くなったときには上記
受話音量レベルをゆっくりと下げるので、周囲が急に騒
がしくなっても使用者に受話内容を聞き逃させない。ま
た周囲が急に静かになっても使用者に直後の受話内容を
聞き逃させない。
【0072】また、音量を上げるときと下げるときとで
スレショルドレベルを別々に持ち、さらにスレショルド
レベル付近での小さなノイズレベルの変化に不感帯を持
たせることで、受話音量のふらつき感を防ぐ。
【0073】また、本発明に係る受話音量制御方法は、
制御工程により、周囲雑音レベル検出工程で検出された
周囲雑音レベルが高くなったときには受話音量レベルを
速く上げ、上記周囲雑音レベルが低くなったときには上
記受話音量レベルをゆっくりと下げるので、周囲が急に
騒がしくなっても使用者に受話内容を聞き逃させない。
また周囲が急に静かになっても使用者に直後の受話内容
を聞き逃させない。
【0074】また、音量を上げるときと下げるときとで
スレショルドレベルを別々に持ち、さらにスレショルド
レベル付近での小さなノイズレベルの変化に不感帯を持
たせることで、受話音量のふらつき感を防ぐ。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る音声送受信装置及び受話音量制御
方法の実施の形態となる携帯電話装置の概略構成を示す
ブロック図である。
【図2】受話音量を上げるときと下げるときとで変化を
可変とした音量コントロール部の動作を概略的に説明す
る模式図である。
【図3】図2に概略的に示した場合の周囲雑音のスレシ
ョルドレベルと受話音量との関係を示す模式図である。
【図4】受話音量を上げるときと下げるときとで変化を
可変とした音量コントロール部の動作を詳しく説明する
ためのフローチャートである。
【図5】受話音量を上げるときと下げるときとで変化を
可変とした音量コントロール部の動作を詳しく説明する
ためのフローチャートである。
【図6】受話音量を上げるときと下げるときとで変化を
可変とした音量コントロール部の動作を詳しく説明する
ためのフローチャートである。
【図7】受話音量を上げるときと下げるときとで変化を
可変とした音量コントロール部の動作を詳しく説明する
ためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 携帯電話装置 2 送話用マイクロホン 4 音声符号化器 8 周囲雑音レベル検出回路 9 受話音量コントロール部 10 音声復号化器

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号から得られた周囲雑音に応じて
    受話音量を制御する音声信号送受信装置であって、 上記周囲雑音のレベルを検出する周囲雑音レベル検出手
    段と、 上記周囲雑音レベルの上下変化に応じて受話音量の増減
    速度を可変制御する制御手段とを備えることを特徴とす
    る音声信号送受信装置。
  2. 【請求項2】 上記制御手段は上記周囲雑音レベルの上
    下変化により上記受話音量の増減速度を可変する際に
    は、上記受話音量の増加速度を速くし、減少速度を遅く
    することを特徴とする請求項1記載の音声信号送受信装
    置。
  3. 【請求項3】 上記制御手段は上記受話音量を増加する
    際と減少する際に、別々の複数のスレショルドレベルに
    応じることを特徴とする請求項1記載の音声信号送受信
    装置。
  4. 【請求項4】 上記制御手段は上記スレショルドレベル
    付近で周囲雑音レベルが変化し、かつ該周囲雑音レベル
    が所定の値を超えてから上記受話音量を変化させること
    を特徴とする請求項3記載の音声信号送受信装置。
  5. 【請求項5】 入力信号から得られた周囲雑音に応じて
    受話音量を制御する受話音量制御方法であって、 上記周囲雑音のレベルを検出する周囲雑音レベル検出工
    程と、 上記周囲雑音レベルの上下変化に応じて受話音量の増減
    速度を可変制御する制御工程とを備えることを特徴とす
    る受話音量制御方法。
  6. 【請求項6】 上記制御工程は上記周囲雑音レベルの上
    下変化により上記受話音量の増減速度を可変する際に
    は、上記受話音量の増加速度を速くし、減少速度を遅く
    することを特徴とする請求項5記載の受話音量制御方
    法。
  7. 【請求項7】 上記制御工程は上記受話音量を増加する
    際と減少する際に、別々の複数のスレショルドレベルに
    応じていることを特徴とする請求項5記載の受話音量制
    御方法。
  8. 【請求項8】 上記制御工程は上記スレショルドレベル
    付近で周囲雑音レベルが変化し、かつ該周囲雑音レベル
    が所定の値を超えてから上記受話音量を変化させること
    を特徴とする請求項7記載の受話音量制御方法。
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