JPH08149197A - 無線通信装置 - Google Patents

無線通信装置

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JPH08149197A
JPH08149197A JP28818894A JP28818894A JPH08149197A JP H08149197 A JPH08149197 A JP H08149197A JP 28818894 A JP28818894 A JP 28818894A JP 28818894 A JP28818894 A JP 28818894A JP H08149197 A JPH08149197 A JP H08149197A
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Junichi Tani
淳一 谷
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 周囲雑音の周波数成分を考慮しながら受話音
量の自動調整を行うことのできる無線通信装置を提供す
ること。 【構成】 装置本体の異なる位置に通話用の第1のマイ
ク及び周囲雑音検出用の第2のマイクを設ける。該第2
のマイクより入力される雑音信号をハイパスフィルタ2
−1とローパスフィルタ2−2により高周波成分と低周
波成分とに分ける。制御部3は、前記高周波成分と前記
低周波成分のレベルを比較する比較部3−1と、前記レ
ベルと受話音量との関係を前記高周波成分と前記低周波
成分とについてあらかじめ受話音量設定テーブルとして
記憶しているメモリ3−2と、前記比較部の比較結果に
応じて前記受話音量設定テーブルを参照して増幅器15
の利得を決定し、かつ調整する受話音量設定部3−3と
を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は周囲の騒音の状況に応じ
て受話音量レベルを自動調整できる機能を有する無線通
信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】無線通信装置の基本的な例を図3を参照
して説明する。図3において、通話用のマイク11から
入力された音声信号は音声処理部12、無線送受信部1
3を通してアンテナ14から送信される。一方、アンテ
ナ14で受信された信号は、無線送受信部13、音声処
理部12を通して増幅器15で増幅され、スピーカ16
から音声が出力される。受信時の受話音量レベルは、使
用者が受話音量ボリューム17を押して調整する。受話
音量ボリューム17は、アップ用のボタンとダウン用の
ボタンとを有し、ボリュームをステップ状に可変として
いる。すなわち、制御部18が受話音量ボリューム17
のボタンの操作量に応じて増幅器15の利得を調整す
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、無線通信装
置はその性格上、周囲雑音の多い場所で使用される場合
が多く、さわがしい場所での通話時には相手の音声が聞
こえにくく、使用者が受話音量ボリューム17を操作し
て受話音量を大きくする必要がある。そして、そのまま
終話した後に別途静かな場所で通話した場合、いきなり
その大きな受話音量のまま聞く事になり好ましくない。
【0004】これに対し、周囲の雑音を検出してそのレ
ベルに応じて受話音量を自動調整する装置が、例えば特
開昭63−110854号、特公昭63−36179
号、及び特開平5−110637号等に開示されてい
る。しかしながら、これらの装置はいずれも騒音の音
量、すなわち騒音信号のレベルのみに着目しており、騒
音には様々な周波数成分が含まれていることを考慮して
いない。例えば、可聴音の周波数帯域の上限に近い周波
数を持つ高音域の雑音の場合には、微弱であっても耳ざ
わりであり、通話に支障をきたす場合がある。
【0005】本発明はこのような点を考慮し、周囲雑音
の周波数成分を考慮しながら受話音量の自動調整を行う
ことのできる無線通信装置を提供することを課題とす
る。
【0006】本発明の他の課題は、受話音量の自動調整
に学習機能を持たせた無線通信装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による無線通信装
置は、無線送受信部を具備した無線通信装置において、
本装置上の異なる位置に配置された通話用の第1のマイ
ク及び周囲雑音検出用の第2のマイクと、該第2のマイ
クより入力される雑音信号を高周波成分と低周波成分と
に分けるフィルタと、前記高周波成分と前記低周波成分
のレベルを比較し、比較結果に応じてスピーカに供給す
る音声信号の増幅器の利得を調整する制御部とを備え、
該制御部は、前記高周波成分と前記低周波成分のレベル
を比較する比較部と、前記レベルと受話音量との関係を
前記高周波成分と前記低周波成分とについてあらかじめ
受話音量設定テーブルとして記憶しているメモリと、前
記比較部の比較結果に応じて前記受話音量設定テーブル
を参照して前記増幅器の利得を決定し、かつ調整する受
話音量設定部とを有することを特徴とする。
【0008】なお、前記フィルタは前記低周波成分とし
て可聴音の周波数帯域にあらかじめ設定されたしきい値
以下の周波数成分を抽出し、前記高周波成分として前記
しきい値を越える周波数成分を抽出する。
【0009】前記比較部は、比較結果として大きい方の
レベルとそれが前記高周波成分あるいは前記低周波成分
のいずれであるかを示す信号とを出力するものであり、
前記音量設定テーブルにおいては、レベルが複数の範囲
に分割して設定されていると共に、これら複数の範囲の
それぞれに前記高周波成分用の受話音量設定値と前記低
周波成分用の受話音量設定値とが設定されている。
【0010】本発明によればまた、前記受話音量設定部
に対して手動で受話音量を設定するための受話音量ボリ
ュームと、該受話音量ボリュームで設定された受話音量
を前記音量設定テーブルの更新値として与えることを指
定する指定手段とを備え、前記受話音量設定部は、前記
指定手段からの指定があるとその時の前記比較部からの
比較結果にもとづいて前記音量設定テーブルの該当する
領域の設定値を前記受話音量ボリュームで設定された値
に更新することを特徴とする無線通信装置が得られる。
【0011】
【実施例】図1,図2を参照して本発明の好ましい実施
例について説明する。図1において、図3と同じ部分に
は同一番号を付して説明を省略する。本発明では、装置
本体に設けられる通話用のマイク11とは別の位置、す
なわち使用者の口から離れる位置に周囲雑音検出用のマ
イク1を設け、マイク1からの雑音信号をハイパスフィ
ルタ(以下、HPFと呼ぶ)2−1とローパスフィルタ
(以下、LPFと呼ぶ)2−2とにより高周波成分の信
号と低周波成分の信号とに分けるようにしている。一例
を言えば、可聴音の周波数帯域(通常、数10Hz〜2
0kHz程度)にしきい値(例えば、10kHz)を設
定し、このしきい値以下を低周波成分、しきい値を越え
る周波数成分を高周波成分とする。
【0012】これら高周波成分、低周波成分の信号は制
御部3に送られる。制御部3は、比較部3−1、後述す
る音量設定テーブルを記憶しているメモリ3−2、受話
音量設定部3−3から成り、前記高周波成分の信号レベ
ルと前記低周波成分の信号レベルを比較して増幅器15
の利得を調整する。
【0013】以下に、本装置の動作について説明する。
装置が通話モードに入ると同時に、周囲雑音検出用のマ
イク1より入力された周囲雑音信号はHPF2−1,L
PF2−2において高周波成分と低周波成分に分けられ
る。分けられた各成分は比較部3−1でそれらのレベル
が比較され、どちらの成分のレベルが大きいかが判断さ
れる。比較部3−1は比較結果と大きい方の成分のレベ
ル値を出力する。受話音量設定部3−3では、比較部3
−1より出力された結果を用い、あらかじめメモリ3−
2に記憶されている受話音量設定テーブルを参照してレ
ベル値に応じた受話音量設定値を決定し、その設定値に
対応した音量の受話音声が得られるように増幅器15の
利得を調整してスピーカ16より出力する。
【0014】図2はメモリ3−2に記憶されている受話
音量設定テーブルの一例を示す。この受話音量設定テー
ブルにはあらかじめ、レベルN0からNnまでをn分割
したn種の範囲のレベルが設定され、それぞれの範囲の
レベルは高周波及び低周波の周囲雑音成分毎に受話音量
設定値H0〜Hn,L0〜Lnが設定されている。受話
音量設定部3−3は比較部3−1より出力される周囲雑
音の成分結果により、高周波成分の方がレベルが大きけ
ればそのレベルに対応する高周波用の受話音量設定値を
選択する一方、低周波成分の方がレベルが大きければそ
のレベルに対応する低周波用の受話音量設定値を使用す
る。
【0015】また、実際の使用環境において、自動調整
された受話音量が不適切な場合は、受話音量ボリューム
17により使用者が手動にて受話音量を調整することが
できる。この場合、受話音量ボリューム17には音量ア
ップとダウンの二つのボタンがあり、ボタンを一度押す
度に、受話音量設定部3−3における現状の受話音量設
定値が1ステップ増加あるいは減少し、増幅器15の利
得が調整されることにより受話音量が増減する。そし
て、このように手動により受話音量が設定された場合、
更新ボタン4を押すと受話音量設定部3−3はそのとき
の比較部3−1より出力される結果に相当する受話音量
設定テーブルの受話音量設定値を手動設定により設定さ
れた受話音量設定部3−3の受話音量設定値に書き換え
る。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、周囲雑音
のレベルと種類に応じ自動的に受話音量レベルを調整で
き、かつ使用者による手動調整による学習能力を持たせ
るようにしたので、常に使用環境や使用者に応じた最適
な受話音量でスムーズに通話できるという効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のブロック図である。
【図2】図1に示された制御部内のメモリに記憶される
受話音量設定テーブルの一例である。
【図3】従来の無線通信装置の一例のブロック図であ
る。
【符号の説明】
1,11 マイク 4 更新ボタン 16 スピーカ 17 受話音量ボリューム

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線送受信部を具備した無線通信装置に
    おいて、本装置上の異なる位置に配置された通話用の第
    1のマイク及び周囲雑音検出用の第2のマイクと、該第
    2のマイクより入力される雑音信号を高周波成分と低周
    波成分とに分けるフィルタと、前記高周波成分と前記低
    周波成分のレベルを比較し、比較結果に応じてスピーカ
    に供給する音声信号の増幅器の利得を調整する制御部と
    を備え、該制御部は、前記高周波成分と前記低周波成分
    のレベルを比較する比較部と、前記レベルと受話音量と
    の関係を前記高周波成分と前記低周波成分とについてあ
    らかじめ受話音量設定テーブルとして記憶しているメモ
    リと、前記比較部の比較結果に応じて前記受話音量設定
    テーブルを参照して前記増幅器の利得を決定し、かつ調
    整する受話音量設定部とを有することを特徴とする無線
    通信装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の無線通信装置において、
    前記フィルタは前記低周波成分として可聴音の周波数帯
    域にあらかじめ設定されたしきい値以下の周波数成分を
    抽出し、前記高周波成分として前記しきい値を越える周
    波数成分を抽出することを特徴とする無線通信装置。
  3. 【請求項3】 請求項1あるいは2記載の無線通信装置
    において、前記比較部は、比較結果として大きい方のレ
    ベルとそれが前記高周波成分あるいは前記低周波成分の
    いずれであるかを示す信号とを出力するものであり、前
    記音量設定テーブルにおいては、レベルが複数の範囲に
    分割して設定されていると共に、これら複数の範囲のそ
    れぞれに前記高周波成分用の受話音量設定値と前記低周
    波成分用の受話音量設定値とが設定されていることを特
    徴とする無線通信装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の無線通
    信装置において、前記受話音量設定部に対して手動で受
    話音量を設定するための受話音量ボリュームと、該受話
    音量ボリュームで設定された受話音量を前記音量設定テ
    ーブルの更新値として与えることを指定する指定手段と
    を備え、前記受話音量設定部は、前記指定手段からの指
    定があるとその時の前記比較部からの比較結果にもとづ
    いて前記音量設定テーブルの該当する領域の設定値を前
    記受話音量ボリュームで設定された値に更新することを
    特徴とする無線通信装置。
JP28818894A 1994-11-22 1994-11-22 無線通信装置 Expired - Lifetime JP2595914B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016015186A1 (zh) * 2014-07-28 2016-02-04 华为技术有限公司 通信设备的声音信号处理方法和设备

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016015186A1 (zh) * 2014-07-28 2016-02-04 华为技术有限公司 通信设备的声音信号处理方法和设备
US10204639B2 (en) 2014-07-28 2019-02-12 Huawei Technologies Co., Ltd. Method and device for processing sound signal for communications device

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