JPH1070600A - 電話機 - Google Patents

電話機

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Publication number
JPH1070600A
JPH1070600A JP22421396A JP22421396A JPH1070600A JP H1070600 A JPH1070600 A JP H1070600A JP 22421396 A JP22421396 A JP 22421396A JP 22421396 A JP22421396 A JP 22421396A JP H1070600 A JPH1070600 A JP H1070600A
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JP
Japan
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noise
circuit
amplification factor
output
telephone
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JP22421396A
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Inventor
Hisataka Nakajima
久貴 中嶋
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Kokusai Electric Corp
Original Assignee
Kokusai Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 周囲の騒音により相手の音声が聞き取りにく
くなることと、音量調節を行うには、手動で操作を行わ
なければならず、不便であるという問題点を解決し、騒
音に応じて出力音量を変化させることができる電話機を
提供する。 【解決手段】 外部の騒音を入力する騒音検出用マイク
31と、騒音量を検出する騒音量検出回路32と、騒音
量に基づいて、増幅回路22aにおける出力音声の増幅
率を算出する出力音量制御回路33とを備え、出力音量
制御回路33が、入力された騒音量が大きいときには増
幅率を大きくし、騒音量が小さいときには増幅率を小さ
くする電話機である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電話機に係り、特
に周囲の騒音に応じて自動的に音量を調節し、使い勝手
を向上させることができる電話機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電話機の外観について図11を使
って説明する。図11は、従来の電話機の正面斜視図で
ある。従来の電話機は、図11に示すように、受信した
音声を出力するためのスピーカ11aと、送信する音声
を入力するためのマイク12と、電話回線からの電流の
流れをON/OFFするためのフックスイッチ13と、
電話番号や各種操作を入力するためのダイヤル又は操作
ボタン等の入力部14と、着信を知らせる着信音を出力
するためのスピーカ11bと、電話回線と接続するため
の電話回線接続口16とを設けている。
【0003】次に、従来の電話機の構成について図12
を用いて説明する。図12は、従来の電話機の構成を示
す構成ブロック図である。尚、図11と同様の部分につ
いては同一の符号を用いて説明する。図12に示すよう
に、従来の電話機は、電話回線からの電流の流れをON
/OFFするフックスイッチ13と、ダイヤル信号又は
プッシュホン信号を交換機に送信するためのダイヤル回
路23と、交換機からの呼出信号を検出する着信回路2
1と、着信回路21からの信号を増幅する増幅回路22
b′と、着信音を出力するスピーカ11bと、音声信号
の送受信に伴う変復調を行う通話回路24と、送信する
音声を入力するマイク12と、通話回路24からの信号
を増幅する増幅回路22a′と、受信した音声を出力す
るスピーカ11aとを設けている。
【0004】上記構成の従来の電話機の動作について図
12を用いて説明する。着信時には、着信回路21が交
換機からの呼出信号を検出すると、呼出信号を増幅回路
22b′に出力し、増幅回路22b′が呼出信号を増幅
して、スピーカ11bから呼出音を出力する。
【0005】そして、利用者が受話器を取る(オフフッ
ク)と、フックスイッチ13がONになり、マイク12
から入力された音声信号は、通話回路24において信号
に変換されて、電話回線に出力され、また、電話回線か
らの音声信号が通話回路24において音声に変換され
て、増幅回路22a′を介してスピーカ11aから出力
されるようになっている。
【0006】また、発信時には、オフフックされるとフ
ックスイッチ13がONになり、ダイヤル回路23から
入力された電話番号が電話回線を介して送信され、回線
が接続されると、着信時と同様に通話回路24を介して
通話を行う。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の電話機では、周辺の騒音により、電話機のスピーカ
から出力される音声や呼出音が聞き取りにくい場合があ
るという問題点があった。また、音量調節スイッチ等の
音量調節手段を備えた電話機もあるが、使用中に出力音
声を変えるには、音量調節手段を手動で調節しなければ
ならず、不便であるという問題点があった。
【0008】本発明は上記実情に鑑みて為されたもの
で、電話機のスピーカから出力される音声や呼出音の大
きさを、使用者の周辺の騒音に応じて自動的に適当な音
量に調節し、使い勝手を向上させることができる電話機
を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記従来例の問題点を解
決するための請求項1記載の発明は、電話機において、
周囲の騒音量を検出し、前記騒音量が大きいときには受
信音声の増幅率を大きくし、前記騒音量が小さいときに
は受信音声の増幅率を小さくすることを特徴としてお
り、周囲の騒音量に応じて受信音声の増幅率を変えるこ
とができ、騒音に応じて、自動的に音量調節を行うこと
ができる。
【0010】上記従来例の問題点を解決するための請求
項2記載の発明は、電話回線から受信した音声信号を増
幅してスピーカに出力する増幅回路を備えた電話機にお
いて、周囲の騒音を入力するマイクと、前記マイクから
入力された信号に基づいて騒音量を検出する騒音量検出
回路と、前記騒音量検出回路において検出された騒音量
に基づいて、騒音量が大きいときには増幅率を大きく算
出し、騒音量が小さいときには増幅率を小さく算出して
前記増幅回路に出力する出力音量制御回路とを備え、前
記増幅回路が、前記増幅率に従って前記音声信号を増幅
する増幅回路であることを特徴としており、検出した騒
音量に応じて受信音声の増幅率を変えて出力することが
でき、騒音に応じて音量調節を自動的に行って、受信音
声を聞き取り易くすることができる。
【0011】上記従来例の問題点を解決するための請求
項3記載の発明は、請求項2記載の電話機において、マ
イクから入力された信号に基づいて、騒音の周波数を検
出する騒音周波数検出回路を設け、出力音量制御回路
が、騒音量検出回路において検出された騒音量と、前記
騒音周波数検出回路において検出された周波数とに基づ
いて増幅回路での増幅率を算出する出力音量制御回路で
あることを特徴としており、騒音量と周波数に応じて増
幅率を変えて増幅することができ、騒音にきめ細かく対
応した音量調節を自動的に行って、受信音声をより聞き
取り易くすることができる。
【0012】上記従来例の問題点を解決するための請求
項4記載の発明は、電話回線から受信した音声信号を増
幅して第1のスピーカに出力する第1の増幅回路と、前
記電話回線から受信した呼出信号を増幅して第2のスピ
ーカに出力する第2の増幅回路とを備えた電話機におい
て、周囲の騒音を入力するマイクと、前記マイクから入
力された信号に基づいて騒音量を検出する騒音量検出回
路と、前記騒音量検出回路において検出された騒音量に
基づいて前記第1の増幅回路における増幅率(第1の増
幅率)を算出して前記第1の増幅回路に出力し、前記騒
音量検出回路において検出された騒音量に基づいて前記
第2の増幅回路における増幅率(第2の増幅率)を算出
して前記第2の増幅回路に出力する出力音量制御回路と
を備え、前記第1の増幅回路が、前記出力音量制御回路
から入力された前記第1の増幅率に従って前記音声信号
を増幅する増幅回路であり、前記第2の増幅回路が、前
記出力音量制御回路から入力された前記第2の増幅率に
従って前記呼出信号を増幅する増幅回路であることを特
徴としており、受信音声の増幅率だけでなく、呼出音の
増幅率を騒音量に応じて変えることができ、騒音量が大
きいときには受信音声と呼出音を大きく増幅して出力す
ることにより、使い勝手を向上させることができる。
【0013】上記従来例の問題点を解決するための請求
項5記載の発明は、請求項4記載の電話機において、マ
イクから入力された信号に基づいて、騒音の周波数を検
出する騒音周波数検出回路を設け、出力音量制御回路
が、騒音量検出回路において検出された騒音量と前記騒
音周波数検出回路において検出された周波数とに基づい
て第1の増幅回路での第1の増幅率と第2の増幅回路で
の第2の増幅率とを算出する出力音量制御回路であるこ
とを特徴としており、騒音量と周波数に応じて受信音声
と、呼出信号の増幅率を変えて増幅することができ、騒
音にきめ細かく対応した音量調節を自動的に行って、受
信音声と呼出音をより聞き取り易くすることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照しながら説明する。本発明の実施の形態に係る第
1の電話機(第1の装置)は、周囲の騒音を検出し、騒
音の大きさに基づいて、スピーカから出力される音声の
増幅率を変化させることにより、騒音に応じて適当な音
量で出力することができるものである。
【0015】本発明の実施の形態に係る第1の電話機に
ついて図1を使って説明する。図1は、本発明の実施の
形態に係る第1の電話機の外観を示す正面斜視図であ
る。尚、図11と同様の構成をとる部分については同一
の符号を付して説明する。また、図1では、受話器の背
面が描かれているものである。図1に示すように、本発
明の実施の形態に係る第1の電話機(第1の装置)は、
従来と同様の部分として、受信音声を出力するスピーカ
11aと、送信音声を入力するマイク12と、電話回線
からの電流のON/OFFを切り替えるフックスイッチ
13と、電話番号や各種操作を入力する入力部14と、
着信音を出力するスピーカ11bと、電話回線と接続す
るための電話回線接続口16とを備えており、本装置の
特徴部分として、受話器の外側及び本体に、周囲の騒音
を検出する騒音検出用マイク31を備えている。
【0016】次に、第1の装置の構成について図2を用
いて説明する。図2は、第1の装置の構成ブロック図で
ある。図2に示すように、第1の装置は、図12に示し
た従来の電話機と同様の部分として、フックスイッチ1
3と、ダイヤル回路23と、着信回路21と、増幅回路
22b′と、着信音を出力するスピーカ11bと、通話
回路24と、マイク12と、受信音声を出力するスピー
カ11aとを備え、また、本装置の特徴として、周囲の
騒音を検出する騒音検出用マイク31と、出力音量制御
回路33からの信号に基づいて騒音量を検出する騒音量
検出回路32と、騒音量に基づいて増幅回路22aにお
ける増幅率を算出する出力音量制御回路33と、出力音
量制御回路33からの指示に従って通話回路24からの
信号を増幅する増幅回路22aとを備えている。
【0017】次に、第1の装置の特徴部分について具体
的に説明する。騒音検出用マイク31は、電話機の周辺
の騒音を入力するマイクであり、送受話器や、電話機本
体に1個又は複数個取り付けられており、入力された音
声信号を騒音量検出回路32に送出する。
【0018】また、騒音量検出回路32は、騒音検出用
マイク31から入力された騒音量を検出するものであ
り、音声信号を量的な信号に変換する回路である。図3
は、騒音量検出回路32の具体的な構成例を示す回路図
である。騒音量検出回路32は、例えば、図3に示すよ
うな積分回路で構成することができ、Viから入力され
た音声信号をVoとして出力音量制御回路33に出力よ
うになっている。
【0019】図3に示した騒音量検出回路32における
入力信号と出力信号の関係について図4を用いて説明す
る。図4(a)は、騒音量検出回路32への入力信号の
例、(b)は(a)の入力信号に対応する出力信号の例
である。図4に示すように、(b)の出力は、(a)の
入力信号の積分値となっており、これを出力音量制御回
路33に出力するものである。これにより、騒音の大き
さを検出することができる。
【0020】また、出力音量制御回路33は、増幅率算
出プログラムを備えており、騒音量検出回路32におい
て検出された騒音量に基づいて、増幅回路22aにおけ
る増幅率を算出するものである。具体的には、出力音量
制御回路33は、騒音量検出回路32から騒音量が入力
されると、増幅率算出プログラムを起動して、騒音量を
一定周期毎に読み取り、増幅率算出プログラムに従って
処理を行い、増幅率を算出して、増幅回路22aに出力
する。
【0021】増幅率算出プログラムの詳細な説明は省略
するが、基本的には、入力された騒音量が大きいときに
は、増幅率を大きくし、騒音量が小さいときには増幅率
も小さくするようなアルゴリズムで構成されている。ま
た、周囲の騒音が極端に大きい場合に、出力音声をそれ
に合わせて大きくしてもかえって不便なので、増幅率の
上限及び下限を予め設定するようにしている。
【0022】そして、増幅回路22aは、出力音量制御
回路33から入力された増幅率を一旦記憶して、これに
従って通話回路24から入力される音声信号を増幅し
て、スピーカ11aに出力するものである。増幅回路2
2aは、出力音量制御回路33から増幅率が入力される
度に記憶されている増幅率を更新し、常に最新の増幅率
に基づいて増幅を行うようになっている。
【0023】これにより、第1の装置では、外部の騒音
が大きいときには、出力音声を大きくし、騒音が小さい
ときには出力音声をあまり大きくしないようにすること
ができ、騒音に応じて出力音声の音量を適当に調節する
ことができるものである。
【0024】ここで、第1の電話機を用いた場合の出力
音声について図5を用いて説明する。図5(a)は、通
話回路24から出力された音声信号を示す波形図であ
り、(b)は、騒音量検出回路32で検出した騒音の信
号を示す波形図であり、(c)は、増幅回路22aにお
いて増幅された音声信号の波形図である。図5(a)に
示すように、受信音声の波形はほぼ一定であるが、
(b)のような騒音下においては、出力音量制御回路3
3が、検出した騒音量に応じて増幅回路22aにおける
増幅率を変化させるために、受信音声は(c)のような
波形として出力される。つまり、騒音が大きい場合に
は、出力音声も大きくして、音声を聞き取り易くするこ
とができるものである。
【0025】また、上述した例では増幅率の上限下限を
出力音量制御回路33において設定したが、騒音量検出
回路32における騒音量を、一定の幅以内で検出するこ
とにより増幅率を一定範囲内に抑えることも可能であ
る。このような例について図6及び図7を用いて説明す
る。図6は、別の騒音量検出回路32の例を示す回路図
であり、図7は、図6の回路からの入出力特性図であ
る。図6に示すようは上下限リミット回路を用いた場合
には、図7に示すように、入力信号が大きく変化して
も、出力信号VOUT は、VR2≦VOUT ≦VR1の範囲内と
なるため、出力音量制御回路33においてVOUT に基づ
いて算出される増幅率も一定の範囲内となる。
【0026】本発明の実施の形態に係る第1の電話機に
よれば、外部の騒音を入力する騒音検出用マイク31
と、騒音量を検出する騒音量検出回路32と、騒音量に
基づいて、増幅回路22aにおける出力音声の増幅率を
算出する出力音量制御回路33とを備え、出力音量制御
回路33が、入力された騒音量が大きいときには増幅率
を大きくし、騒音量が小さいときには増幅率を小さくす
るようにしているので、増幅回路22aが、周囲の騒音
量に応じて増幅率を変えて音声を出力することができ、
騒音量に基づいて音量を自動的に調節することにより、
利用者が通話中に音量調節を行わなくても、音声を聞き
取り易くし、使い勝手を向上させることができる効果が
ある。
【0027】また、ここでは、通常の屋内用電話機とし
て説明したが、屋外で用いることが多い携帯電話やPH
S端末に応用すれば、より顕著な効果が得られる。この
場合も同様の構成で実現することができるものである。
【0028】次に、本発明の実施の形態に係る第2の電
話機(第2の装置)について図8を用いて説明する。図
8は、本発明の実施の形態に係る第2の電話機の構成ブ
ロック図である。図8に示すように、第2の装置は、図
2に示した第1の装置とほぼ同様の構成であるが、騒音
の周波数特性を検出する騒音周波数検出回路37が設け
られており、また、出力音量制御回路34における処理
が図2の出力音量制御回路33とは一部異なっている。
【0029】騒音周波数検出回路37は、騒音検出用マ
イク31から入力された騒音の周波数成分を検出するも
のであり、具体的には、ローパスフィルタ、ハイパスフ
ィルタ、バンドパスフィルタ等を用いて、周波数帯域毎
に騒音を検出し、どのような周波数帯域の騒音が入力さ
れているかといった騒音の周波数特性を検出するもので
ある。
【0030】そして、出力音量制御回路34は、騒音量
検出回路32で検出された騒音量と、騒音周波数検出回
路37で検出された騒音の周波数成分に基づいて、第1
の装置とは異なる処理プログラムに従って増幅回路22
aにおける増幅率を算出して、増幅回路22aに指示を
出力するものである。
【0031】これにより、例えば、音量としてはあまり
大きくないが、電話の声を聞き取りにくくする低周波の
騒音が続いている場合など、騒音周波数検出回路37か
らの低周波部の出力が大きくなり、出力音量制御回路3
4がこれに基づいて増幅率を高くすることが可能とな
る。
【0032】本発明の実施の形態に係る第2の電話機に
よれば、騒音の周波数成分を検出する騒音周波数検出回
路37を設け、出力音量制御回路34が、騒音量検出回
路32で検出した騒音量と、騒音周波数検出回路37で
検出した周波数成分に基づいて、増幅率を算出して、増
幅回路22aに出力し、増幅回路22aが、出力音量制
御回路34からの増幅率で音声を増幅して出力するよう
にしているので、騒音量だけでなく、騒音の周波数特性
を反映して、ある周波数帯域に偏った音であっても騒音
として認識して、増幅率を算出することができ、より聞
き取りやすい音声を出力することができる効果がある。
【0033】次に、本発明の実施の形態に係る第3の電
話機(第3の装置)について図9を用いて説明する。図
9は、本発明の実施の形態に係る第3の電話機の構成ブ
ロック図である。図9に示すように、第3の装置は、図
2に示した第1の装置とほぼ同様の構成であるが、着信
回路21からの着信音を増幅してスピーカ11bに出力
する増幅回路22bが、出力音量制御回路35に接続さ
れ、出力音量制御回路35から指定された増幅率に従っ
て増幅を行うようになっており、また、出力音量制御回
路35における処理が、第1の装置の出力音量制御回路
33とは一部異なっている。
【0034】第3の装置の出力音量制御回路35は、騒
音量検出回路32から入力された騒音量に基づいて、出
力音声を増幅する増幅回路22aにおける増幅率を算出
して増幅回路22aに出力し、更に、呼出音を増幅する
増幅回路22bにおける増幅率を算出して、増幅回路2
2bに出力するものである。
【0035】呼出音と人の音声とは、音の性質が異なる
ため、周囲の騒音が同じであっても、増幅率を変えた方
が好ましい。そのため、増幅回路22aにおける増幅率
と、増幅回路22bにおける増幅率とは、異なるプログ
ラム(アルゴリズム)によって算出するようになってい
る。
【0036】そして、増幅回路22bは、出力音量制御
回路35から入力された増幅率を記憶しておき、着信回
路21から呼出信号が入力された場合には、記憶されて
いる増幅率に従って呼出信号を増幅して、スピーカ11
bに出力するものである。また、増幅回路22bにおけ
る増幅率は、随時更新されている。
【0037】本発明の実施の形態に係る第3の電話機に
よれば、出力音量制御回路35が、騒音量検出回路32
からの騒音量に基づいて、増幅回路22aにおける増幅
率と、呼出音を増幅する増幅回路22bにおける増幅率
を算出し、増幅回路22bが、出力音量制御回路35が
算出した増幅率に従って呼出音を増幅してスピーカ11
bに出力するようにしているので、周囲の騒音に応じて
呼出音の大きさを変えることができ、呼出音を聞き取り
やすくすることができる効果がある。
【0038】次に、本発明の実施の形態に係る第4の電
話機(第4の装置)について図10を用いて説明する。
図10は、本発明の実施の形態に係る第4の電話機の構
成ブロック図である。図10に示すように、第4の装置
は、図8に示した第2の装置とほぼ同様の構成である
が、呼出音の増幅を行う増幅回路22bが、出力音量制
御回路36から指定された増幅率に従って増幅を行うよ
うになっており、また、出力音量制御回路36における
処理が第2の装置の出力音量制御回路34とは一部異な
っている。
【0039】第4の装置の出力音量制御回路36は、騒
音量検出回路32からの騒音量と、騒音周波数検出回路
37からの周波数成分に基づいて、出力音声を増幅する
増幅回路22aにおける増幅率を算出して増幅回路22
aに出力し、呼出音を増幅する増幅回路22bにおける
増幅率を算出して増幅回路22bに出力するものであ
る。
【0040】ここで、出力音量制御回路36は、第3の
装置における出力音量制御回路35と同様に、増幅回路
22aにおける増幅率と、増幅回路22bにおける増幅
率とは異なるプログラムによって算出するようにしてい
る。
【0041】本発明の実施の形態に係る第4の電話機に
よれば、出力音量制御回路36が、騒音量検出回路32
からの騒音量と、騒音周波数検出回路37からの周波数
成分に基づいて、増幅回路22aにおける増幅率と、呼
出音を増幅する増幅回路22bにおける増幅率を算出
し、増幅回路22bが、出力音量制御回路35が算出し
た増幅率に従って呼出音を増幅してスピーカ11bに出
力するようにしているので、周囲の騒音に応じて呼出音
の大きさを変えることができ、呼出音を聞き取りやすく
することができる効果がある。
【0042】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、周囲の騒
音量を検出して、騒音量が大きいときには受信音声の増
幅率を大きくし、騒音量が小さいときには受信音声の増
幅率を小さくする電話機としているので、騒音に応じて
受信音声の増幅率を変えることができ、騒音に応じて音
量調節を自動的に行って、使い勝手を向上させることが
できる効果がある。
【0043】請求項2記載の発明によれば、マイクから
入力された騒音に基づいて騒音量を検出する騒音量検出
回路と、検出された騒音量に基づいて増幅回路での増幅
率を算出する出力音量制御回路とを設け、出力音量制御
回路が、騒音量が大きいときには増幅率を大きくし、騒
音量が小さいときには増幅率を小さくする電話機として
いるので、騒音に応じて音量調節を自動的に行って、受
信音声を聞き取り易くし、使い勝手を向上させることが
できる効果がある。
【0044】請求項3記載の発明によれば、騒音の周波
数を検出する騒音周波数検出回路を設け、出力音量制御
回路が、騒音量と周波数とに基づいて増幅回路での増幅
率を算出する請求項2記載の電話機としているので、騒
音にきめ細かく対応した音量調節を自動的に行って、受
信音声をより聞き取り易くし、使い勝手を向上させるこ
とができる効果がある。
【0045】請求項4記載の発明によれば、出力音声制
御回路が、騒音量検出回路において検出された騒音量に
基づいて、受信音声を増幅する第1の増幅回路における
増幅率と、呼出信号を増幅する第2の増幅回路における
増幅率とを算出し、第1の増幅回路と第2の増幅回路
が、それぞれ、出力音声制御回路で算出された増幅率に
従って増幅する電話機としているので、受信音声だけで
なく、呼出信号の増幅率を騒音量に応じて変えることが
でき、騒音量が大きいときには受信音声と呼出音を大き
く増幅して出力することにより、使い勝手を向上させる
ことができる効果がある。
【0046】請求項5記載の発明によれば、騒音の周波
数を検出する騒音周波数検出回路を設け、出力音量制御
回路が、騒音量と周波数とに基づいて、受信音声の増幅
率(第1の増幅率)と呼出信号の増幅率(第2の増幅
率)を算出する請求項4記載の電話機としているので、
騒音にきめ細かく対応した音量調節を自動的に行って、
受信音声をより聞き取り易くし、使い勝手を向上させる
ことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る第1の電話機(第1
の装置)の外観を示す正面斜視図である。
【図2】第1の装置の構成ブロック図である。
【図3】騒音量検出回路32の具体的な構成例を示す回
路図である。
【図4】(a)は、騒音量検出回路32への入力信号の
例、(b)は(a)の入力信号に対応する出力信号の例
である。
【図5】(a)は、通話回路24から出力される音声信
号を示す波形図であり、(b)は、騒音量検出回路32
で検出した騒音の信号を示す波形図であり、(c)は、
増幅回路22aにおいて増幅された音声信号の波形図で
ある。
【図6】別の騒音量検出回路32の例を示す回路図であ
る。
【図7】図6の回路からの入出力特性図である。
【図8】本発明の実施の形態に係る第2の電話機(第2
の装置)の構成ブロック図である。
【図9】本発明の実施の形態に係る第3の電話機(第3
の装置)の構成ブロック図である。
【図10】本発明の実施の形態に係る第4の電話機(第
4の装置)の構成ブロック図である。
【図11】従来の電話機の正面斜視図である。
【図12】従来の電話機の構成を示す構成ブロック図で
ある。
【符号の説明】
11…スピーカ、 12…マイク、 13…フックスイ
ッチ、 14…入力部、 16…電話回線接続口、 2
1…着信回路、 22…増幅回路、 23…ダイヤル回
路、 24…通話回路、 31…騒音検出用マイク、
32…騒音量検出回路、 33、34、35、36…出
力音量制御回路、 37…騒音周波数検出回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周囲の騒音量を検出し、前記騒音量が大
    きいときには受信音声の増幅率を大きくし、前記騒音量
    が小さいときには受信音声の増幅率を小さくすることを
    特徴とする電話機。
  2. 【請求項2】 電話回線から受信した音声信号を増幅し
    てスピーカに出力する増幅回路を備えた電話機におい
    て、周囲の騒音を入力するマイクと、前記マイクから入
    力された信号に基づいて騒音量を検出する騒音量検出回
    路と、前記騒音量検出回路において検出された騒音量に
    基づいて、騒音量が大きいときには増幅率を大きく算出
    し、騒音量が小さいときには増幅率を小さく算出して前
    記増幅回路に出力する出力音量制御回路とを備え、前記
    増幅回路が、前記増幅率に従って前記音声信号を増幅す
    る増幅回路であることを特徴とする電話機。
  3. 【請求項3】 マイクから入力された信号に基づいて、
    騒音の周波数を検出する騒音周波数検出回路を設け、出
    力音量制御回路が、騒音量検出回路において検出された
    騒音量と、前記騒音周波数検出回路において検出された
    周波数とに基づいて増幅回路での増幅率を算出する出力
    音量制御回路であることを特徴とする請求項2記載の電
    話機。
  4. 【請求項4】 電話回線から受信した音声信号を増幅し
    て第1のスピーカに出力する第1の増幅回路と、前記電
    話回線から受信した呼出信号を増幅して第2のスピーカ
    に出力する第2の増幅回路とを備えた電話機において、
    周囲の騒音を入力するマイクと、前記マイクから入力さ
    れた信号に基づいて騒音量を検出する騒音量検出回路
    と、前記騒音量検出回路において検出された騒音量に基
    づいて前記第1の増幅回路における増幅率(第1の増幅
    率)を算出して前記第1の増幅回路に出力し、前記騒音
    量検出回路において検出された騒音量に基づいて前記第
    2の増幅回路における増幅率(第2の増幅率)を算出し
    て前記第2の増幅回路に出力する出力音量制御回路とを
    備え、前記第1の増幅回路が、前記出力音量制御回路か
    ら入力された前記第1の増幅率に従って前記音声信号を
    増幅する増幅回路であり、前記第2の増幅回路が、前記
    出力音量制御回路から入力された前記第2の増幅率に従
    って前記呼出信号を増幅する増幅回路であることを特徴
    とする電話機。
  5. 【請求項5】 マイクから入力された信号に基づいて、
    騒音の周波数を検出する騒音周波数検出回路を設け、出
    力音量制御回路が、騒音量検出回路において検出された
    騒音量と前記騒音周波数検出回路において検出された周
    波数とに基づいて第1の増幅回路での第1の増幅率と第
    2の増幅回路での第2の増幅率とを算出する出力音量制
    御回路であることを特徴とする請求項4記載の電話機。
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