JPH10173458A - 音量調整装置 - Google Patents
音量調整装置Info
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- JPH10173458A JPH10173458A JP33116296A JP33116296A JPH10173458A JP H10173458 A JPH10173458 A JP H10173458A JP 33116296 A JP33116296 A JP 33116296A JP 33116296 A JP33116296 A JP 33116296A JP H10173458 A JPH10173458 A JP H10173458A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 常に最適な音量調整をすることができる音量
調整装置を得ること。 【解決手段】 本発明は、音声信号を出力する音源1
と、上記音声信号のゲインを調整するボリューム2と、
ボリューム2によりゲイン調整された音声信号を電力増
幅するパワーアンプ3と、音声信号を音声に変換するス
ピーカ4と、車両の走行速度を検出し、検出結果を速度
信号Svとして出力する速度検出器9と、エンジンの回
転数を検出し、検出結果を回転数信号Srとして出力す
る回転数検出器10と、乗員室内の騒音等を集音し、こ
れを騒音信号Snとして出力するマイクロホン11と、
ボリューム2に対して最適な音量ゲインを設定する制御
部12とを有している。
調整装置を得ること。 【解決手段】 本発明は、音声信号を出力する音源1
と、上記音声信号のゲインを調整するボリューム2と、
ボリューム2によりゲイン調整された音声信号を電力増
幅するパワーアンプ3と、音声信号を音声に変換するス
ピーカ4と、車両の走行速度を検出し、検出結果を速度
信号Svとして出力する速度検出器9と、エンジンの回
転数を検出し、検出結果を回転数信号Srとして出力す
る回転数検出器10と、乗員室内の騒音等を集音し、こ
れを騒音信号Snとして出力するマイクロホン11と、
ボリューム2に対して最適な音量ゲインを設定する制御
部12とを有している。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に搭載される
オーディオ装置、無線機、ラジオ等の音量調整に用いら
れる音量調整装置に関する。
オーディオ装置、無線機、ラジオ等の音量調整に用いら
れる音量調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両に搭載されたオーディオ
装置等のスピーカから出力される音声に対して、走行状
態により変化する騒音に基づいて調整をかけて、一定の
音量感をリスナー(運転者等)に与えるという機能を有
する音量調整装置が知られている。
装置等のスピーカから出力される音声に対して、走行状
態により変化する騒音に基づいて調整をかけて、一定の
音量感をリスナー(運転者等)に与えるという機能を有
する音量調整装置が知られている。
【0003】図3は、上述した従来の音量調整装置の構
成を示すブロック図である。この図において、1はオー
ディオ装置等の音源であり、音声信号を出力する。2
は、音源1から出力される音声信号の音量ゲインを調整
するボリュームである。3は、ボリューム2によりゲイ
ン調整された音声信号を電力増幅するパワーアンプであ
る。
成を示すブロック図である。この図において、1はオー
ディオ装置等の音源であり、音声信号を出力する。2
は、音源1から出力される音声信号の音量ゲインを調整
するボリュームである。3は、ボリューム2によりゲイ
ン調整された音声信号を電力増幅するパワーアンプであ
る。
【0004】4は、パワーアンプ3により電力増幅され
た音声信号を音声に変換するスピーカである。5は、車
両の走行状態を検出する走行状態検出器であり、検出結
果を走行状態信号として出力する。この走行状態検出器
5としては、車両の速度を検出する速度検出器、または
エンジンの回転数を検出する回転数検出器のいずれかの
検出器が用いられる。6は、各構成要素間を伝送する信
号の整合をとるインタフェースである。
た音声信号を音声に変換するスピーカである。5は、車
両の走行状態を検出する走行状態検出器であり、検出結
果を走行状態信号として出力する。この走行状態検出器
5としては、車両の速度を検出する速度検出器、または
エンジンの回転数を検出する回転数検出器のいずれかの
検出器が用いられる。6は、各構成要素間を伝送する信
号の整合をとるインタフェースである。
【0005】7は、メモリであり、リスナーにより予め
設定されるゲイン調整データを記憶する。ここで、ゲイ
ン調整データとは、走行状態検出器5から出力される走
行状態検出信号と、これに対応する最適な音量ゲインと
の関係を表すデータである。8は、ボリューム2に対す
る最適な音量ゲインを上記ゲイン調整データに基づいて
算出する音量ゲイン算出部であり、算出結果を調整音量
データとして出力する。
設定されるゲイン調整データを記憶する。ここで、ゲイ
ン調整データとは、走行状態検出器5から出力される走
行状態検出信号と、これに対応する最適な音量ゲインと
の関係を表すデータである。8は、ボリューム2に対す
る最適な音量ゲインを上記ゲイン調整データに基づいて
算出する音量ゲイン算出部であり、算出結果を調整音量
データとして出力する。
【0006】次に、上述した従来の音量調整装置の動作
について説明する。まず、リスナーは、メモリ7にゲイ
ン調整データを記憶する動作を実行する。すなわち、リ
スナーは、車両停止時における最適な音量調整を行う。
これにより、ボリューム2には、外部音量データが入力
され、さらにこの外部音量データは、インタフェース6
を介してメモリ7に入力される。これと同時に走行状態
検出器5からは、車両停止時の走行状態信号(速度信号
または回転数信号)が入力される。この結果、メモリ7
には、停止時の走行状態信号に対応する外部音量データ
がゲイン調整データとして記憶される。
について説明する。まず、リスナーは、メモリ7にゲイ
ン調整データを記憶する動作を実行する。すなわち、リ
スナーは、車両停止時における最適な音量調整を行う。
これにより、ボリューム2には、外部音量データが入力
され、さらにこの外部音量データは、インタフェース6
を介してメモリ7に入力される。これと同時に走行状態
検出器5からは、車両停止時の走行状態信号(速度信号
または回転数信号)が入力される。この結果、メモリ7
には、停止時の走行状態信号に対応する外部音量データ
がゲイン調整データとして記憶される。
【0007】次に、リスナーは、車両を走行させる。こ
れにより、タイヤ音等による騒音およびエンジン騒音が
大きくなる。そこで、リスナーは、上記騒音に影響され
ないように、ボリュームを調整して最適な音量調整を行
う。これにより、ボリューム2には、調整された外部音
量データが入力され、さらにこの外部音量データは、イ
ンタフェース6を介してメモリ7に入力される。この結
果、メモリ7には、走行時の走行状態信号に対応する外
部音量データがゲイン調整データとして記憶される。そ
して、リスナーにより上記音量調整データが繰り返さ
れ、メモリ7には、複数の外部音量データがゲイン調整
データとして記憶される。
れにより、タイヤ音等による騒音およびエンジン騒音が
大きくなる。そこで、リスナーは、上記騒音に影響され
ないように、ボリュームを調整して最適な音量調整を行
う。これにより、ボリューム2には、調整された外部音
量データが入力され、さらにこの外部音量データは、イ
ンタフェース6を介してメモリ7に入力される。この結
果、メモリ7には、走行時の走行状態信号に対応する外
部音量データがゲイン調整データとして記憶される。そ
して、リスナーにより上記音量調整データが繰り返さ
れ、メモリ7には、複数の外部音量データがゲイン調整
データとして記憶される。
【0008】次に、上述したゲイン調整データを用い
て、音量調整を自動で行う動作について説明する。ま
ず、車両が走行すると、走行状態検出器5からは、走行
状態信号(速度信号または回転数信号)が音量ゲイン算
出部8へ入力される。これにより、音量ゲイン算出部8
は、メモリ7よりゲイン調整データを読み出した後、該
ゲイン調整データを用いて、今、入力されている走行状
態信号に対応する外部音量データをインタフェース6を
介してボリューム2へ出力する。この結果、ボリューム
2には、最適な音量ゲインが自動的に設定され、スピー
カ4からは、騒音等に影響されない最適な音量の音声が
出力される。
て、音量調整を自動で行う動作について説明する。ま
ず、車両が走行すると、走行状態検出器5からは、走行
状態信号(速度信号または回転数信号)が音量ゲイン算
出部8へ入力される。これにより、音量ゲイン算出部8
は、メモリ7よりゲイン調整データを読み出した後、該
ゲイン調整データを用いて、今、入力されている走行状
態信号に対応する外部音量データをインタフェース6を
介してボリューム2へ出力する。この結果、ボリューム
2には、最適な音量ゲインが自動的に設定され、スピー
カ4からは、騒音等に影響されない最適な音量の音声が
出力される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の音量
調整装置においては、走行状態検出器5として速度検出
器または回転数検出器のうちいずれかの検出器を用いて
いるため、変速機のギア比によっては騒音が大きいにも
かかわらず、音量を小さくしてしまったり、またこの逆
の状態が発生するという欠点があった。すなわち、走行
状態検出器5として速度検出器を用いた場合には、上記
ギア比が大きいとき、速度が遅くてかつエンジンの回転
数が大きいという状態が生じる。従って、この場合に
は、エンジンによる騒音が大きいにもかかわらず、制御
上、騒音が小さいものとして音量ゲインを小さくすると
いう制御を行ってしまい、この結果、音声が聞き取りに
くくなるという欠点があった。一方、走行状態検出器5
として回転数検出器を用いた場合には、ギア比が小さい
とき、速度が速くかつエンジンの回転数が小さいという
状態が生じる。従って、この場合には、風切り音やタイ
ヤ音等の高速走行時に発生する騒音が大きいにもかかわ
らず、制御上、騒音が小さいものとして音量ゲインを小
さくするという制御を行ってしまい、この結果、音声が
聞き取りにくくなるという欠点があった。本発明はこの
ような背景の下になされたもので、常に最適な音量調整
をすることができる音量調整装置を提供することを目的
とする。
調整装置においては、走行状態検出器5として速度検出
器または回転数検出器のうちいずれかの検出器を用いて
いるため、変速機のギア比によっては騒音が大きいにも
かかわらず、音量を小さくしてしまったり、またこの逆
の状態が発生するという欠点があった。すなわち、走行
状態検出器5として速度検出器を用いた場合には、上記
ギア比が大きいとき、速度が遅くてかつエンジンの回転
数が大きいという状態が生じる。従って、この場合に
は、エンジンによる騒音が大きいにもかかわらず、制御
上、騒音が小さいものとして音量ゲインを小さくすると
いう制御を行ってしまい、この結果、音声が聞き取りに
くくなるという欠点があった。一方、走行状態検出器5
として回転数検出器を用いた場合には、ギア比が小さい
とき、速度が速くかつエンジンの回転数が小さいという
状態が生じる。従って、この場合には、風切り音やタイ
ヤ音等の高速走行時に発生する騒音が大きいにもかかわ
らず、制御上、騒音が小さいものとして音量ゲインを小
さくするという制御を行ってしまい、この結果、音声が
聞き取りにくくなるという欠点があった。本発明はこの
ような背景の下になされたもので、常に最適な音量調整
をすることができる音量調整装置を提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、音源から出力される音声信号に対して設定された音
量ゲインに基づいてゲイン調整を行うゲイン調整手段
と、前記ゲイン調整手段の出力信号を音声に変換するス
ピーカとを有する音量調整装置において、車両内に設け
られ、騒音を検出する騒音検出手段と、車両の走行速度
を検出する速度検出手段と、前記車両のエンジンの回転
数を検出する回転数検出手段と、前記騒音検出手段の検
出結果が変化したとき、前記速度検出手段の検出結果お
よび前記回転数検出手段の検出結果の双方に基づいて、
最適な音量ゲインを求めた後、前記ゲイン調整手段に対
して、前記音量ゲインを設定する制御手段とを具備する
ことを特徴とする。
は、音源から出力される音声信号に対して設定された音
量ゲインに基づいてゲイン調整を行うゲイン調整手段
と、前記ゲイン調整手段の出力信号を音声に変換するス
ピーカとを有する音量調整装置において、車両内に設け
られ、騒音を検出する騒音検出手段と、車両の走行速度
を検出する速度検出手段と、前記車両のエンジンの回転
数を検出する回転数検出手段と、前記騒音検出手段の検
出結果が変化したとき、前記速度検出手段の検出結果お
よび前記回転数検出手段の検出結果の双方に基づいて、
最適な音量ゲインを求めた後、前記ゲイン調整手段に対
して、前記音量ゲインを設定する制御手段とを具備する
ことを特徴とする。
【0011】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の音量調整装置において、前記騒音検出手段の検出結果
の変化が、予め設定された第1のしきい値以下であるか
否かを判断する第1の判断手段を具備し、前記制御手段
は、前記第1の判断手段の判断結果に基づいて、前記検
出結果の変化が前記第1のしきい値以下であるときのみ
前記音量ゲインの設定を行うことを特徴とする。
の音量調整装置において、前記騒音検出手段の検出結果
の変化が、予め設定された第1のしきい値以下であるか
否かを判断する第1の判断手段を具備し、前記制御手段
は、前記第1の判断手段の判断結果に基づいて、前記検
出結果の変化が前記第1のしきい値以下であるときのみ
前記音量ゲインの設定を行うことを特徴とする。
【0012】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の音量調整装置において、前記速度検出手段の
検出結果が、予め設定された第2のしきい値以下である
か否かを判断する第2の判断手段と、前記回転数検出手
段の検出結果が、予め設定された第3のしきい値以下で
あるか否かを判断する第3の制御手段とを具備し、前記
制御手段は、前記第2の判断手段の判断結果が「YE
S」のとき、または前記第3の判断結果が「YES」の
とき前記音量ゲインの設定を行うことを特徴とする。
2に記載の音量調整装置において、前記速度検出手段の
検出結果が、予め設定された第2のしきい値以下である
か否かを判断する第2の判断手段と、前記回転数検出手
段の検出結果が、予め設定された第3のしきい値以下で
あるか否かを判断する第3の制御手段とを具備し、前記
制御手段は、前記第2の判断手段の判断結果が「YE
S」のとき、または前記第3の判断結果が「YES」の
とき前記音量ゲインの設定を行うことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。図1は本発明の一実施形態に
よる音量調整装置の構成を示すブロック図である。この
図において、図3の各部に対応する部分には同一の符号
を付け、その説明を省略する。図1においては、図3に
示す走行状態検出器5、インタフェース6、メモリ7お
よび音量ゲイン算出部8に代えて、速度検出器9、回転
数検出器10、マイクロホン11、制御部12およびメ
モリ13が設けられている。
施形態について説明する。図1は本発明の一実施形態に
よる音量調整装置の構成を示すブロック図である。この
図において、図3の各部に対応する部分には同一の符号
を付け、その説明を省略する。図1においては、図3に
示す走行状態検出器5、インタフェース6、メモリ7お
よび音量ゲイン算出部8に代えて、速度検出器9、回転
数検出器10、マイクロホン11、制御部12およびメ
モリ13が設けられている。
【0014】図1示す速度検出器9は、車両の走行速度
を検出し、検出結果を速度信号Svとして出力する。回
転数検出器10は、エンジンの回転数を検出し、検出結
果を回転数信号Srとして出力する。マイクロホン11
は、乗員室内の騒音等を集音し、これを騒音信号Snと
して出力する。制御部12は、ボリューム2に対して最
適な音量ゲインを設定するものであり、この制御部12
の動作の詳細については後述する。メモリ13は、前述
したメモリ7(図1参照)と同様にして、ゲイン調整デ
ータが記憶されている。
を検出し、検出結果を速度信号Svとして出力する。回
転数検出器10は、エンジンの回転数を検出し、検出結
果を回転数信号Srとして出力する。マイクロホン11
は、乗員室内の騒音等を集音し、これを騒音信号Snと
して出力する。制御部12は、ボリューム2に対して最
適な音量ゲインを設定するものであり、この制御部12
の動作の詳細については後述する。メモリ13は、前述
したメモリ7(図1参照)と同様にして、ゲイン調整デ
ータが記憶されている。
【0015】次に、上述した本発明の一実施形態による
音量調整装置の動作について図2を参照しつつ説明す
る。図2は、図1に示す制御部12の処理手順を示すフ
ローチャートである。図1において、車両の停止時に装
置各部に電源が供給されると、制御部12は、図2に示
すステップS1へ進む。ステップS1では、制御部12
は、初期設定動作を行う。すなわち、制御部12は、メ
モリ13からゲイン調整データを読み出した後、今、マ
イクロホン11より入力されている騒音信号Snに応じ
た音量ゲインを上記ゲイン調整データから求め、これを
ボリューム2へ設定する。これにより、ボリューム2に
は、現在の騒音に適した音量ゲインが設定され、スピー
カ4からは最適な音量の音声が出力される。そして、制
御部12は、上記初期設定動作を終えると、ステップS
2へ進む。
音量調整装置の動作について図2を参照しつつ説明す
る。図2は、図1に示す制御部12の処理手順を示すフ
ローチャートである。図1において、車両の停止時に装
置各部に電源が供給されると、制御部12は、図2に示
すステップS1へ進む。ステップS1では、制御部12
は、初期設定動作を行う。すなわち、制御部12は、メ
モリ13からゲイン調整データを読み出した後、今、マ
イクロホン11より入力されている騒音信号Snに応じ
た音量ゲインを上記ゲイン調整データから求め、これを
ボリューム2へ設定する。これにより、ボリューム2に
は、現在の騒音に適した音量ゲインが設定され、スピー
カ4からは最適な音量の音声が出力される。そして、制
御部12は、上記初期設定動作を終えると、ステップS
2へ進む。
【0016】ステップS2では、制御部12は、騒音信
号Snが変化したか否かを判断して、判断結果が「N
O」の場合、同判断を繰り返す。そして、今、車両が走
行して、車両の速度およびエンジン回転数が徐々に増加
したとすると、車両の速度およびエンジン回転数の増加
に起因する騒音が増大する。これにより、マイクロホン
11から出力されている騒音信号Snが増大する方向に
変化する。
号Snが変化したか否かを判断して、判断結果が「N
O」の場合、同判断を繰り返す。そして、今、車両が走
行して、車両の速度およびエンジン回転数が徐々に増加
したとすると、車両の速度およびエンジン回転数の増加
に起因する騒音が増大する。これにより、マイクロホン
11から出力されている騒音信号Snが増大する方向に
変化する。
【0017】これにより、制御部12は、ステップS2
の判断結果を「YES」として、ステップS3へ進む。
ステップS3では、制御部12は、変化前の騒音信号S
nと変化後の騒音信号Snとの差を変化分ΔSnとして
求めた後、この変化分ΔSnが予め設定されているしき
い値ΔSSn以下であるか否かを判断する。今の場合、
変化分ΔSnがしきい値ΔSSn以下であるものとし、
制御部12は、ステップS3の判断結果を「YES」と
して、ステップS4へ進む。一方、制御部12は、変化
分ΔSnがしきい値ΔSSnより大である場合には、ス
テップS2へ戻り上述した動作を繰り返す。すなわち、
制御部12は、音量調整動作を行わない。この例として
は、路面に設けられている居眠り防止用の凸凹部上を車
両が通過したときに、瞬間的に変化する騒音が発生した
場合がある。
の判断結果を「YES」として、ステップS3へ進む。
ステップS3では、制御部12は、変化前の騒音信号S
nと変化後の騒音信号Snとの差を変化分ΔSnとして
求めた後、この変化分ΔSnが予め設定されているしき
い値ΔSSn以下であるか否かを判断する。今の場合、
変化分ΔSnがしきい値ΔSSn以下であるものとし、
制御部12は、ステップS3の判断結果を「YES」と
して、ステップS4へ進む。一方、制御部12は、変化
分ΔSnがしきい値ΔSSnより大である場合には、ス
テップS2へ戻り上述した動作を繰り返す。すなわち、
制御部12は、音量調整動作を行わない。この例として
は、路面に設けられている居眠り防止用の凸凹部上を車
両が通過したときに、瞬間的に変化する騒音が発生した
場合がある。
【0018】ステップS4では、制御部12は、今、速
度検出器9より入力されている速度信号Svが、予め設
定されているしきい値SSv以下であるか否かを判断す
る。すなわち、制御部12は、走行速度に応じた騒音に
より、ボリューム2に対してゲイン調整が必要であるか
否かを判断する。今の場合、車両のギア比が大(例え
ば、1速)であり、かつ速度信号Svがしきい値SSv
以下であるものとする。従って、制御部12は、ステッ
プS4の判断結果を「YES」、言い換えると、走行速
度に起因する騒音が小であるため上記ゲイン調整が不要
であると判断してステップS5へ進む。
度検出器9より入力されている速度信号Svが、予め設
定されているしきい値SSv以下であるか否かを判断す
る。すなわち、制御部12は、走行速度に応じた騒音に
より、ボリューム2に対してゲイン調整が必要であるか
否かを判断する。今の場合、車両のギア比が大(例え
ば、1速)であり、かつ速度信号Svがしきい値SSv
以下であるものとする。従って、制御部12は、ステッ
プS4の判断結果を「YES」、言い換えると、走行速
度に起因する騒音が小であるため上記ゲイン調整が不要
であると判断してステップS5へ進む。
【0019】ステップS5では、制御部12は、今、回
転数検出器10より入力されている回転数信号Srが、
予め設定されているしきい値SSr以下であるか否かを
判断する。すなわち、制御部12は、エンジン回転数に
応じた騒音により、ボリューム2に対してゲイン調整が
必要であるか否かを判断する。今の場合、上述したよう
にギア比が大であるため、エンジン回転数が大とされ、
従って、エンジン回転数に起因する騒音が大きい状態と
されている。すなわち、今の場合、回転数信号Srがし
きい値SSrより大であるものとし、従って、制御部1
2は、ステップS5の判断結果を「NO」として、ステ
ップS6へ進む。
転数検出器10より入力されている回転数信号Srが、
予め設定されているしきい値SSr以下であるか否かを
判断する。すなわち、制御部12は、エンジン回転数に
応じた騒音により、ボリューム2に対してゲイン調整が
必要であるか否かを判断する。今の場合、上述したよう
にギア比が大であるため、エンジン回転数が大とされ、
従って、エンジン回転数に起因する騒音が大きい状態と
されている。すなわち、今の場合、回転数信号Srがし
きい値SSrより大であるものとし、従って、制御部1
2は、ステップS5の判断結果を「NO」として、ステ
ップS6へ進む。
【0020】ステップS6では、制御部12は、ゲイン
調整データをメモリ13から読み出した後、今、マイク
ロホン11より入力されている騒音信号Snに応じた音
量ゲインを上記ゲイン調整データから求め、これをボリ
ューム2へ設定する。これにより、ボリューム2には、
現在の騒音に適した音量ゲインが設定され、スピーカ4
からは最適な音量の音声が出力される。
調整データをメモリ13から読み出した後、今、マイク
ロホン11より入力されている騒音信号Snに応じた音
量ゲインを上記ゲイン調整データから求め、これをボリ
ューム2へ設定する。これにより、ボリューム2には、
現在の騒音に適した音量ゲインが設定され、スピーカ4
からは最適な音量の音声が出力される。
【0021】一方、ステップS5において、回転数信号
Srがしきい値SSr以下である場合には、制御部12
は、判断結果を「YES」としてステップS2へ戻り上
述した過程を繰り返す。
Srがしきい値SSr以下である場合には、制御部12
は、判断結果を「YES」としてステップS2へ戻り上
述した過程を繰り返す。
【0022】以上説明したように、上述した一実施形態
による音量調整装置によれば、速度信号Svおよび回転
数信号Srの双方に基づいて、ボリューム2に対して音
量ゲイン調整を行うか否かを判断しているので、常に最
適な音量調整を行うことができる。すなわち、上述した
一実施形態による音量調整装置によれば、例えば、ギア
比が大きく(1速)、走行速度が遅くかつエンジン回転
数が大きい場合、すなわち、エンジン音による騒音が増
大した場合、これに応じた最適な音量調整を行うことが
できる。
による音量調整装置によれば、速度信号Svおよび回転
数信号Srの双方に基づいて、ボリューム2に対して音
量ゲイン調整を行うか否かを判断しているので、常に最
適な音量調整を行うことができる。すなわち、上述した
一実施形態による音量調整装置によれば、例えば、ギア
比が大きく(1速)、走行速度が遅くかつエンジン回転
数が大きい場合、すなわち、エンジン音による騒音が増
大した場合、これに応じた最適な音量調整を行うことが
できる。
【0023】一方、上述した一実施形態による音量調整
装置によれば、ギア比が小さく(5速)、走行速度が速
くかつエンジン回転数が小さい場合、すなわち、走行速
度増大によるタイヤ音等の騒音が増大した場合、これに
応じた最適な音量調整を行うことができる。
装置によれば、ギア比が小さく(5速)、走行速度が速
くかつエンジン回転数が小さい場合、すなわち、走行速
度増大によるタイヤ音等の騒音が増大した場合、これに
応じた最適な音量調整を行うことができる。
【0024】また、上述した一実施形態による音量調整
装置によれば、図2に示すステップS3の判断をしてい
るので、例えば、路面に設けられている居眠り防止用の
凸凹部上を車両が通過したときに発生する騒音による音
量調整が行われず、従って、リスナーに対して音量が急
激に変化するという不快感を与えることがないという効
果が得られる。
装置によれば、図2に示すステップS3の判断をしてい
るので、例えば、路面に設けられている居眠り防止用の
凸凹部上を車両が通過したときに発生する騒音による音
量調整が行われず、従って、リスナーに対して音量が急
激に変化するという不快感を与えることがないという効
果が得られる。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、速度検出手段の検出結
果および回転数検出手段の検出結果の双方に基づいて、
ゲイン調整を行っているので、速度が速くかつ回転数が
遅い場合、または速度が遅くかつ回転数が高い場合のい
ずれの場合であっても、常に最適な音量調整を行うこと
ができるという効果が得られる。また、請求項2および
3に記載の発明によれば、第1の判断手段の判断結果に
基づいて、検出結果の変化が前記第1のしきい値以下で
あるときのみ音量ゲインの設定が行われるので、瞬間的
に発生する騒音に対して音量調整が行われず、従って、
リスナーに不快感を与えることがないという効果が得ら
れる。
果および回転数検出手段の検出結果の双方に基づいて、
ゲイン調整を行っているので、速度が速くかつ回転数が
遅い場合、または速度が遅くかつ回転数が高い場合のい
ずれの場合であっても、常に最適な音量調整を行うこと
ができるという効果が得られる。また、請求項2および
3に記載の発明によれば、第1の判断手段の判断結果に
基づいて、検出結果の変化が前記第1のしきい値以下で
あるときのみ音量ゲインの設定が行われるので、瞬間的
に発生する騒音に対して音量調整が行われず、従って、
リスナーに不快感を与えることがないという効果が得ら
れる。
【図1】 本発明の一実施形態による音量調整装置の構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【図2】 図1に示す制御部12の処理手順を示すフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図3】 従来の音量調整装置の構成を示すブロック図
である。
である。
1 音源(音源) 2 ボリューム(ゲイン調整手段) 4 スピーカ(スピーカ) 9 速度検出器(速度検出手段) 10 回転数検出器(回転数検出手段) 11 マイクロホン(騒音検出手段) 12 制御部(制御手段、第1の判断手段、第2の判断
手段、第3の判断手段)
手段、第3の判断手段)
Claims (3)
- 【請求項1】 音源から出力される音声信号に対して設
定された音量ゲインに基づいてゲイン調整を行うゲイン
調整手段と、前記ゲイン調整手段の出力信号を音声に変
換するスピーカとを有する音量調整装置において、 車両内に設けられ、騒音を検出する騒音検出手段と、 車両の走行速度を検出する速度検出手段と、 前記車両のエンジンの回転数を検出する回転数検出手段
と、 前記騒音検出手段の検出結果が変化したとき、前記速度
検出手段の検出結果および前記回転数検出手段の検出結
果の双方に基づいて、最適な音量ゲインを求めた後、前
記ゲイン調整手段に対して、前記音量ゲインを設定する
制御手段とを具備することを特徴とする音量調整装置。 - 【請求項2】 前記騒音検出手段の検出結果の変化が、
予め設定された第1のしきい値以下であるか否かを判断
する第1の判断手段を具備し、 前記制御手段は、前記第1の判断手段の判断結果に基づ
いて、前記検出結果の変化が前記第1のしきい値以下で
あるときのみ前記音量ゲインの設定を行うこと、 を特徴とする請求項1に記載の音量調整装置。 - 【請求項3】 前記速度検出手段の検出結果が、予め設
定された第2のしきい値以下であるか否かを判断する第
2の判断手段と、 前記回転数検出手段の検出結果が、予め設定された第3
のしきい値以下であるか否かを判断する第3の制御手段
とを具備し、 前記制御手段は、前記第2の判断手段の判断結果が「Y
ES」のとき、または前記第3の判断結果が「YES」
のとき前記音量ゲインの設定を行うこと、 を特徴とする請求項1または2に記載の音量調整装置。
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---|---|---|---|
JP8331162A JP3037166B2 (ja) | 1996-12-11 | 1996-12-11 | 音量調整装置 |
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JP8331162A JP3037166B2 (ja) | 1996-12-11 | 1996-12-11 | 音量調整装置 |
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JP3037166B2 JP3037166B2 (ja) | 2000-04-24 |
Family
ID=18240578
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8331162A Expired - Fee Related JP3037166B2 (ja) | 1996-12-11 | 1996-12-11 | 音量調整装置 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3037166B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020061088A (ko) * | 2001-01-13 | 2002-07-22 | 주식회사 마이카엠닷컴 | 차량의 실내 소음 측정시스템 및 그 운영방법 |
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JP2006273015A (ja) * | 2005-03-28 | 2006-10-12 | Yamaha Motor Co Ltd | 車両の音声発生装置 |
JP2008175977A (ja) * | 2007-01-17 | 2008-07-31 | Kenwood Corp | 車載オーディオ装置および車載オーディオシステム |
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CN108621930A (zh) * | 2018-04-23 | 2018-10-09 | 上海迪彼电子科技有限公司 | 汽车主动控制声音增强的方法及系统 |
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-
1996
- 1996-12-11 JP JP8331162A patent/JP3037166B2/ja not_active Expired - Fee Related
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