JP4510676B2 - 車両の音声発生装置 - Google Patents

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Description

本発明は、音声情報を発音するためのスピーカーを備えた車両の音声発生装置に関する。
従来から、車両においては、CDプレーヤー等の音響機器が設けられて、車両を走行させながら音楽等を聴くことができるようになっている。このような、車両の中に、車両の走行速度に応じて音響機器から発生される音を大きくして、車内の騒音が大きくなっても音響装置の音を充分に聞き取れるようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−362241号公報
しかしながら、前述した従来の車両では、車内の騒音を対象として音響装置の音量を制御するようになっているため、車内に人がいない無人車両の場合には効果がない。例えば、ゴルフ場においては、所定のガイド情報を音声としてスピーカーから発音させながら走行するゴルフカートが使用されている。このようなゴルフカートの中には、乗車した運転者の操作によって走行できるとともに、リモコン操作による遠隔操作によっても走行できるものがある。このような場合には、ゴルフカートから離れた場所でリモコン操作を行う運転者にもガイド情報が聞こえるようにすることが好ましい。しかしながら、前述した車両の音響装置では、車外の人に対して適度な大きさの音を発生することはできなかった。
本発明は、前述した問題に対処するためになされたもので、その目的は、音声情報を車内の人に対してだけでなく車外の人に対しても適度な音量で発音できる車両の音声発生装置を提供することである。
前述した目的を達成するため、本発明に係る車両の音声発生装置の構成上の特徴は、車両に設けられた手動発進・停止スイッチの操作または車両の外部から送信されるリモコン発進・停止スイッチからの信号に基づいて走行するとともに、所定の音声情報を発音するためのスピーカーを備えた車両の音声発生装置であって、車両の走行が、手動発進・停止スイッチの操作に基づいたものか、リモコン発進・停止スイッチからの信号に基づいたものかを判定する判定装置と、判定装置の判定結果に基づいて、スピーカーから発音する音声情報の音量を制御する音量制御装置とを備え、車両の走行がリモコン発進・停止スイッチからの信号に基づいたものであると判定装置が判定したときには、車両の走行が手動発進・停止スイッチの操作に基づいたものであると判定装置が判定したときよりも、音量制御装置がスピーカーから発音される音声情報の音量が大きくなるように制御することにある。
このように構成した車両の音声発生装置では、車両が、運転者が乗車して手動により手動発進・停止スイッチを操作することによって発進や停止を行えるとともに、運転者が遠隔操作でリモコン発進・停止スイッチを操作することによっても発進や停止を行えるようになっている。そして、車両が手動発進・停止スイッチの操作より走行するのは、運転者が乗車している場合であるため、その場合には、音量制御装置がスピーカーから発音される音声情報の音量を小さくするように構成されている。
また、車両がリモコン発進・停止スイッチからの信号に基づいて発進して走行するのは、運転者が車両から離れて遠隔操作している場合であるため、その場合には、音声制御装置がスピーカーから発音される音声情報の音量を大きくするように構成されている。これによって、運転者の位置に応じた適度な音量の音声情報をスピーカーから発音させることができる。
すなわち、リモコン発進・停止スイッチの使用時に、スピーカーから発音される音声情報の音量を大きくすることで、運転者や周囲の人に、車両の挙動等の情報を伝えて注意を促すことができ、安全性を高めることができる。また、手動発進・停止スイッチが操作されているときには、スピーカーから発音される音声情報の音量を小さくすることで、運転者等の乗車している人だけに音声情報を伝えることができ、車両の外部に大きな騒音を発しなくて済むようになる。
また、本発明に係る車両の音声発生装置の他の構成上の特徴は、車両のエンジンの回転数を検出するエンジン回転数検出装置を備え、エンジン回転数検出装置が検出する回転数が所定値よりも大きいときには、音量制御装置が、スピーカーから発音される音声情報の音量を大きくするように制御することにある。車両のエンジンの回転数が大きくなったときには、エンジンから発生される騒音が大きくなるため、その騒音に応じてスピーカーから発音される音を大きくすることにより、車両の走行状態に応じた適度な音量を維持することができる。
また、本発明に係る車両の音声発生装置のさらに他の構成上の特徴は、車両のエンジンの回転数を検出するエンジン回転数検出装置を備え、エンジン回転数検出装置が検出する回転数が所定値よりも大きいときには、エンジン回転数検出装置が検出する回転数が所定値よりも小さいときよりも、音量制御装置が、スピーカーから発音される音声情報の音量を大きくするように制御することにある。
これによると、車両内にいる運転者等の乗員に対して発生する音声情報の音量を最適な音量に保てるようになる。また、アナログ信号出力部を設けることにより、音量制御装置が備える制御部を小型化できるとともに、スピーカーから発音させる音声情報の音量をエンジン回転数に応じた微調整が可能になる。
また、本発明に係る車両の音声発生装置のさらに他の構成上の特徴は、車両に周囲の音を検知するためのマイクが設けられ、車両がリモコン発進・停止スイッチの操作より走行しているときに、マイクが周囲の音を検知すると、音量制御装置が、マイクが検知した音に基づいて、スピーカーから発音される音声情報の音量を補正することにある。これによると、周囲の騒音が大きい場合にもスピーカーから車外の運転者等に対して発生される音声情報の音量を大きくして最適な音量に保てるようになる。
また、本発明に係る車両の音声発生装置のさらに他の構成上の特徴は、スピーカーを、音声情報を車両の内部に向けて発音するための車内スピーカーと、音声情報を車両の外部に向けて発音するための車外スピーカーとで構成するとともに、車内スピーカーと車外スピーカーとを切り替えるための切替処理装置を設け、車両が手動発進・停止スイッチの操作より走行しているときには、切替処理装置の作動により車内スピーカーから音声情報が発音され、車両がリモコン発進・停止スイッチからの信号に基づいて走行しているときには、切替処理装置の作動により車外スピーカーから音声情報が発音されるようにしたことにある。
これによると、車両内の運転者等の乗員に向けて音声情報を発生する場合と、車両外の運転者等に向けて音声情報を発生する場合とで、音声情報を発音するスピーカーが代わるため、運転者等のいる場合に応じた音量での音声情報の発生が可能になる。また、この場合、車内スピーカーは車内の所定場所に設け、車外スピーカーは車体の外面における所定場所に設ける。
また、本発明に係る車両の音声発生装置のさらに他の構成上の特徴は、車両が手動発進・停止スイッチの操作に基づいて走行しているときに、スピーカーから発音する音声情報の基本音量のデータと、車両がリモコン発進・停止スイッチからの信号に基づいて走行しているときに、スピーカーから発音する音声情報の基本音量のデータとが記憶された記憶装置と、両基本音量を調整するための基本音量調整操作子とを備えたことにある。
これによると、車両が、手動発進・停止スイッチの操作に基づいて走行しているときと、リモコン発進・停止スイッチからの信号に基づいて走行しているときとで、それぞれ異なる基本音量に基づいてスピーカーから音声情報を発音させることができる。すなわち、車両が手動発進・停止スイッチの操作に基づいて走行しているときの基本音量を小さくし、車両がリモコン発進・停止スイッチからの信号に基づいて走行しているときの基本音量を大きくすることにより運転者がいる場所等の状況に応じた音量の音声情報を発生することができる。また、エンジンの回転数やマイクが検知した周囲の音が所定の大きさ以上の場合には、それぞれの基本音量に補正値を加えた音量の音声情報を発生することができる。さらに、基本音量調節操作子を操作することにより基本音量自体の調節が可能になる。
また、本発明に係る車両の音声発生装置のさらに他の構成上の特徴は、基本音量調節操作子を、車両における通常の運転操作の際に運転者の手足が届かない部分に設置したことにある。この場合の運転者の手足が届かない部分とは、座席の下等であり、これによると、基本音量調節操作子を容易に操作することができなくなるため、基本音量調節操作子の誤操作がなくなる。
また、本発明に係る車両の音声発生装置のさらに他の構成上の特徴は、車両がゴルフカートであることにある。このような音声発生装置は、種々の車両に設けることができるが、ゴルフカートのように、ゴルフ場内における一定のカート路を遠隔操作または乗車した運転者の操作により走行する車両には、特に適している。また、ゴルフカートは、一般に走行速度が遅いため、風きり音等の騒音の影響は受け難い。したがって、ゴルフカートの走行が、手動発進・停止スイッチの操作に基づいたものか、リモコン発進・停止スイッチからの信号に基づいたものかの判定、エンジンの回転数の検出、周囲の音の検知ができれば、その状況に応じた適正な音量で音声情報を発生することができる。
以下、本発明の一実施形態を図面を用いて説明する。図1は、本発明に係る音声発生装置を備えた車両としてのゴルフカート10が、ゴルフ場のカート路CR上を走行している状態を示している。このカート路CRの地下における路面近傍部分の幅方向の中央部には、走行方向に沿って電磁誘導線Lが設けられ、電磁誘導線Lの両側部分には、所定間隔を保って音声発生開始用の定点部材PSと音声発生終了用の定点部材PEとが設けられている。定点部材PSと定点部材PEは、それぞれ上端と下端に磁極を有する永久磁石で構成されている。また、図示していないが、カート路CRには、ゴルフカート10を自動運転させるための所定の信号を発信する定点部材も設けられている。
ゴルフカート10は、遠隔操作により発進や停止をするとともに、カート路CR上を電磁誘導線Lに沿って走行する自動走行モードと、運転者の手動走行によって走行する手動走行モードとの2種類の走行形態により走行可能になっている。また、ゴルフカート10を自動走向モードで走行させる際に、運転者が乗車することもできる。そして、このゴルフカート10は、図2ないし図4に示したように構成されており、左右前輪FL,FR、左右後輪RL,RRおよび操向ハンドル11を備えている。ゴルフカート10を手動走行モードで走行させる際には、乗車した運転者が操向ハンドル11を回動操作することにより左右前輪FL,FRが左右に向きを変更して、ゴルフカート10は左旋回したり右旋回したりしながら進行方向を変えて走行する。
この操向ハンドル11は、軸回り方向に回転可能に設置されたステアリング軸12の上端に固定され、ステアリング軸12の下端は水平方向に設置されたラックバー(図示せず)に噛合している。このラックバーは、ステアリング軸12の回転により左右(ラックバーの軸方向)に移動し、このラックバーの移動により左右前輪FL,FRの向きが変わるように構成されている。また、ステアリング軸12は下部側部分と上部側部分とで構成されており、その間に、下部側部分と上部側部分とを連結したり切り離したりするためのステアリングクラッチ13が設けられている。
このステアリングクラッチ13によってステアリング軸12の上部と下部を連結したときには、操向ハンドル11の操作に応じて左右前輪FL,FRが操向される。また、ステアリングクラッチ13によって、ステアリング軸12の上部が下部から切り離されたときには、操向ハンドル11は固定されて一定位置に静止する。この場合には、ステアリング軸12の下部側部分に設けられたステアリングモータ14の作動によって、ステアリング軸12の下部側部分が回転しその回転に応じて左右前輪FL,FRは向きを左右に変更する。
また、ステアリングクラッチ13は、ハンドル切替スイッチ13aによって切替えられ、ハンドル切替スイッチ13aはクラッチモータリレー13bの作動によってオンオフ制御される。この場合、ハンドル切替スイッチ13aがオン状態であるときに、ステアリングクラッチ13によってステアリング軸12の上部と下部とが連結され、ハンドル切替スイッチ13aがオフ状態であるときに、ステアリングクラッチ13によってステアリング軸12の上部と下部とが切り離される。
また、ゴルフカート10内における操向ハンドル11の下方には、アクセルペダル15およびブレーキペダル16が設けられ、ゴルフカート10の後部側には、エンジン17およびエンジン17の駆動力を左右後輪RL,RRに伝達するためのトランスミッション18が設けられている。アクセルペダル15およびブレーキペダル16は、ゴルフカート10を手動走行モードで走行させる際に、運転者によって操作されるものである。すなわち、運転者がアクセルペダル15を踏み込むとアクセルペダル15の位置(踏込み量)がアクセルポテンショメータ15aによって検出され、アクセルペダル15が操作されていることがアクセルスイッチ15bによって検出される。
そして、アクセルポテンショメータ15aが検出した検出値は、アクセル位置信号として、メインコントローラ20が備えるCPU21に送信される。CPU21は、アクセルポテンショメータ15aからのアクセル位置信号に基づいて、エンジン制御装置22を介してエンジン17を駆動させ、左右後輪RL,RRを回転させる。これによって、ゴルフカート10は加速しながら走行する。この場合、アクセルペダル15の踏込み量が大きいほどゴルフカート10の加速度は大きくなり、アクセルペダル15の踏込み量が小さいほどゴルフカート10の加速度は小さくなる。また、アクセルペダル15の踏込み量を一定に維持するとゴルフカート10は一定速度で走行する。
また、運転者がブレーキペダル16を踏込むと、ブレーキペダル16が操作されたことをブレーキスイッチ16aが検出する。そして、ブレーキペダル16の踏込み量(踏込み力)は、連結機構16bからワイヤを介して、左右前輪FL,FRおよび左右後輪RL,RRにそれぞれ設けられたドラムブレーキ19に伝達され、ドラムブレーキ19の作動により各左右前輪FL,FR、左右後輪RL,RRの回転駆動が制動される。この場合、左右前輪FL,FRおよび左右後輪RL,RRに掛かる制動力は、ブレーキペダル16の踏込み量に比例する。
また、ゴルフカート10を遠隔操作によって自動走行モードで走行させる場合には、まず、後述するリモコン発進・停止スイッチ31を操作してリモコン受信機32に、ゴルフカート10を発進させるための信号を送信か、または手動発進・停止スイッチ33をオン操作する。これによって、ゴルフカート10は発進し、あらかじめ設定されたプログラムに基づいて走行する。すなわち、メインコントローラ20が備えるステアリングドライバ23の制御によってステアリングモータ14が作動し、ステアリング軸12が回転する。これによって、左右前輪FL,FRは向きを左右に変更する。また、ゴルフカート10の底面における前部には、電磁誘導線Lを検出できる3個のセンサからなる誘導センサ11aが設けられており、誘導センサ11aが電磁誘導線Lに追従するように、ステアリングモータ14はステアリング軸12を回転させる。
この場合、3個の誘導センサ11aの両側の誘導センサ11aよりも内側に、電磁誘導線Lを位置させるようにしてゴルフカート10を走行させる。また、CPU21からの指令信号に基づいて、エンジン制御装置22がエンジン17を駆動させ、左右後輪RL,RRを回転させる。これによって、ゴルフカート10は電磁誘導線Lに沿って予め設定された速度で走行する。また、連結機構16bには、ギア16cを介してブレーキ用モータ16dが接続されている。このブレーキ用モータ16dが、メインコントローラ20が備えるブレーキモータドライバ24の制御によって駆動することにより、手動走行モードの場合と同様に、ドラムブレーキ19が作動してゴルフカート10を制動する。
また、このゴルフカート10は、図5に示した音声発生装置30を備えている。この音声発生装置30は、メインコントローラ20、リモコン発進・停止スイッチ31、リモコン受信機32、手動発進・停止スイッチ33、エンジン回転数検出センサ34、マイク35および音声ユニット40で構成されている。メインコントローラ20は、前述したCPU21やエンジン制御装置22等の他、メモリ部25、通信処理部26およびアナログ信号出力部27を備えており、CPU21には、走行処理部21aおよび音量設定処理部21bが備わっている。
リモコン受信機32は、図3および図4に示したように、ゴルフカート10の後端上部に取り付けられており、リモコン発進・停止スイッチ31から送信される発進信号および停止信号を受信してCPU21に送信する。CPU21は、リモコン受信機32から送られた発進信号に基づいて、各装置の制御を開始してゴルフカート10を自動走行させ、リモコン受信機32から送られた停止信号に基づいてゴルフカート10の走行を停止させる。これによって、リモコン発進・停止スイッチ31によるゴルフカート10の発進および停止の遠隔操作が可能になる。
また、手動発進・停止スイッチ33は、メインスイッチ36や手動切替スイッチ37等の各スイッチとともに、操作盤38に設けられている。メインスイッチ36は、キーを差し込んで回転させることによりオン位置とオフ位置とに回転するようになっており、オン位置に回転することにより、電源回路が閉じてゴルフカート10は走行可能な状態になる。また、メインスイッチ36がオフ位置に回転することにより電源回路が開いてゴルフカート10は走行不能な状態になる。
手動発進・停止スイッチ33も、リモコン発進・停止スイッチ31と同様、自動走行モードのときに使用するものでゴルフカート10を発進させたり、停止させたりするためのスイッチであり、その操作状態は、信号としてCPU21に送信される。メインスイッチ36をオン位置にした状態で、手動発進・停止スイッチ33を押すことにより、ゴルフカート10は発進を開始し、再度手動発進・停止スイッチ33を押すことにより、エンジン17の駆動が停止しゴルフカート10は停止する。
また、手動切替スイッチ37は、ゴルフカート10の走行形態を、自動走行モードから手動走行モードに切り替えるためのスイッチで、オン操作されると、手動走行モードになり、リモコン発進・停止スイッチ31や手動発進・停止スイッチ33のオン操作により自動走行モードに切り替わる。手動切替スイッチ37の操作状態は、信号としてCPU21に送信される。この手動切替スイッチ37をオン操作した場合、クラッチモータリレー13bが作動してハンドル切替スイッチ13aをオン状態にする。
手動切替スイッチ37をオフ状態にした場合には、クラッチモータリレー13bが作動してハンドル切替スイッチ13aをオフ状態にし、ステアリングモータ14の作動による左右前輪FL,FRの操向が可能な状態になる。また、ブレーキ用モータ16dの駆動による左右前輪FL,FR、左右後輪RL,RRの制動が可能な状態になる。さらに、エンジン制御装置22は、CPU21の制御により、設定された走行速度に応じてエンジン17を駆動させる状態になる。
エンジン回転数検出センサ34は、エンコーダからなっており、エンジン17の回転軸に設けられてエンジン17の回転数を検出する。このエンジン回転数検出センサ34が検出したエンジン回転数の値は、アナログ信号としてCPU21に送信され、CPU21でデジタル信号に変換される。また、マイク35は、ゴルフカート10の屋根面における前端部中央に着脱可能に取り付けられている。そして、このマイク35は、ゴルフカート10の周囲の音を検知して、この検知した音をアナログ信号としてCPU21に送信する。このアナログ信号もCPU21でデジタル信号に変換される。
また、CPU21には、定点センサ39a,39bも接続されている。この定点センサ39a,39bは、ゴルフカート10の底面における左右両側(図1参照)に設けられており、ゴルフカート10が走行する際に、定点センサ39aは定点部材PSを検出し、定点センサ39bは定点部材PEを検出する。定点センサ39a,39bが検出した結果は、信号としてCPU21に送信される。そして、この定点センサ39a,39bによる定点部材PS,PEの検出に基づいてCPU21が、後述する音声情報を発生させるための制御を実施する。
また、メインコントローラ20のメモリ部25には、ゴルフカート10が備える各装置を制御するための制御プログラムや各種のデータ等が記憶されており、走行処理部21aは、リモコン受信機32等の各装置からの信号に基づいてメモリ部25に記憶された制御プログラムを実行する。これによって、ゴルフカート10は、走行時の操向や速度等を制御される。また、走行処理部21aは、本発明に係る判定装置としての機能も有しており、ゴルフカート10を発進させるための信号が、リモコン発進・停止スイッチ31から送信されたものか、手動発進・停止スイッチ33の操作によるものかの判定も行う。
また、メモリ部25には、ゴルフカート10が、リモコン発進・停止スイッチ31からの信号によって走行しているときに音声ユニット40に送る基本音量(以下、基本大音量と記す。)のデータと、ゴルフカート10が、手動発進・停止スイッチ33からの信号によって走行しているときに音声ユニット40に送る基本音量(以下、基本小音量と記す。)のデータも記憶されている。音量設定処理部21bは、走行処理部21aから送られるリモコン発進・停止スイッチ31または手動発進・停止スイッチ33からの信号に応じて、音声ユニット40に送る音声情報の音量のデータ信号を基本大音量にするか基本小音量にするかの選択を行う。
また、音量設定処理部21bは、エンジン回転数検出センサ34が検出したエンジン回転数の値やマイク35が入力した騒音が設定値以上の場合に、基本大音量または基本小音量を補正するための補正値を設定する処理も行う。通信処理部26は、音量設定処理部21bが選択した音声情報のデータやその補正値のデータを信号として、接続配線26aを介して音声ユニット40に送信するための処理を実行する。また、アナログ信号出力部27は、エンジン回転数検出センサ34が検出したエンジン回転数の値やマイク35検出した音の大きさに基づいて、音量設定処理部21bが設定した補正値のデータを信号としてアナログ出力線27aを介して音声ユニット40に送信する。なお、このアナログ出力線27aやマイク35はオプションとして設けられたものであり、省略することもできる。
音声ユニット40は、接続配線26aまたはアナログ出力線27aが用いられている場合には接続配線26aとアナログ出力線27aを介して、メインコントローラ20に接続されている。この音声ユニット40は、CPU41、アンプ42、スピーカー切替処理部43、車内スピーカー44、車外スピーカー45および基本音量調整操作子46の各装置で構成されている。また、CPU41は通信データ処理部41a、音量倍増処理部41b,41cおよび加算処理部41dを備えている。通信データ処理部41aは、通信処理部26から送信される音声情報のデータを受信するための処理を実行するとともに、その受信したデータを、音量倍増処理部41cおよびスピーカー切替処理部43に送信する。
また、音量倍増処理部41bは、基本音量調整操作子46の設定値に応じて音声情報の音量を上げ下げする。この場合、この倍率は10倍に設定されている。音量倍増処理部41cは、通信データ処理部41aが受信した音声情報のデータを所定の倍率に設定する処理を行う。この場合の倍率は5倍に設定されている。そして、音量倍増処理部41bによる音声情報の音量を10倍に設定するためのデータと、音量倍増処理部41cによる音声情報の音量を5倍に設定するためのデータとは、それぞれ加算処理部41dに送られて加算される。
また、この際、アナログ信号出力部27からアナログ出力線27aを介して音声ユニット40に、エンジン回転数検出センサ34の検出値やマイク35が検知した音に基づいた補正値のアナログ信号が送信されていれば、この信号も加算処理部41dに入力される。そして、このアナログ信号に基づいた補正値のデータも他のデータに加算されて、信号としてアンプ42に送られる。アンプ42は、受信した信号を増幅して、スピーカー切替処理部43に送る。そして、スピーカー切替処理部43は、通信データ処理部41aから送られた信号に基づいて、車内スピーカー44または車外スピーカー45を選択し、その選択したスピーカー44,45から、アンプ42から送られた信号に基づいた倍率で音声情報を発音させる処理を行う。
また、ゴルフカート10は、前部シート47および後部シート48を備えており、音声発生装置30を構成する各装置のうち、リモコン発進・停止スイッチ31、マイク35および車外スピーカー45以外の装置は、前部シート47の内部に設置されている。基本音量調整操作子46も前部シート47の内部に設置されて、前部シート47の一部を外さないと操作できないようになっている。なお、車外スピーカー45は、オプションとして設けられたものであり、省略することもできる。
つぎに、以上のように構成されたゴルフカート10を走行させるときの操作およびメインコントローラ20が行う制御について、図6ないし図8に示したフローチャートを用いて説明する。これらのフローチャートのプログラムは、それぞれメモリ部25に記憶されており、CPU21によって実行される。まず、運転者がゴルフカート10に乗車して自動走行モードによりゴルフカート10を走行させる場合について説明する。この場合、まず、メインスイッチ36をオン状態にするとともに、手動発進・停止スイッチ33を発進操作する。これによって、ゴルフカート10は、カート路CR上を電磁誘導線Lに沿って、予め設定された設定速度で走行を開始する。この設定速度はデータとしてメモリ部25に記憶されており、走行処理部21aは、各データに基づいて、エンジン17やブレーキ用モータ16dを制御してゴルフカート10の走行速度を設定値に維持する。
また、メインスイッチ36をオン状態にしたときから、図6に示したプログラムの実行が開始され、このプログラムは所定時間ごとに繰り返される。このプログラムは、ステップ100において開始され、メインコントローラ20のCPU21は、ステップ102において、手動発進・停止スイッチ33からの信号入力が有るか否かの判定を行う。この場合、ゴルフカート10は、手動発進・停止スイッチ33の操作により発進し、手動走行モードにより走行している状態であるため、ステップ102において「YES」と判定して、プログラムはステップ104に進む。
ステップ104においては、手動発進・停止スイッチ用音量を設定する処理が行われる。この場合、メモリ部25が記憶する基本小音量のデータを選択するための設定が行われる。ついで、プログラムは、ステップ106に進んで、アナログ出力があるか否かの判定を行う。この判定は、メインコントローラ20のアナログ信号出力部27と音声ユニット40の加算処理部41dとがアナログ出力線27aを介して接続されているか否かに基づいて行われる。
ここで、アナログ信号出力部27と加算処理部41dとがアナログ出力線27aを介して接続されてなく、「NO」と判定すると、プログラムはステップ108に進む。そして、ステップ108では、音量設定処理部21bが、エンジン回転数検出センサ34から走行処理部21aを介して送信された信号に基づいて、音声情報の音量を補正する処理が行われる。この場合、エンジン回転数が大きいほど音量の補正値は大きくなり、エンジン回転数が小さいほど音量の補正値は小さくなる。そして、ステップ108において、補正値を求める処理を行ったのちに、プログラムはステップ110に進む。
また、アナログ信号出力部27と加算処理部41dとがアナログ出力線27aを介して接続されており、ステップ106において「YES」と判定すると、プログラムはステップ110に進む。この場合には、後述する図7に示したプログラムに基づいて補正値を求める処理が行われる。ついで、ステップ110において、音声情報を発音させるスピーカーを車内スピーカー44に設定するための処理が行われる。
そして、プログラムは、ステップ112に進み、通信処理部26から音声ユニット40の通信データ処理部41aに向けて、音量設定処理部21bで設定された各データを送信する処理が行われる。この通信処理部26から発信されるデータは、基本小音量のデータ、エンジン回転数に基づいた補正値のデータおよび車内スピーカー44の設定データである。そして、プログラムは、ステップ114に進んで一旦終了する。
また、CPU21は、図6のプログラムと同時に、図7に示したプログラムの実行も行う。このプログラムは、ステップ200において開始され、CPU21は、ステップ202において、エンジン回転数検出センサ34が検出したエンジン回転数の検出値をアナログ信号として取り込む処理が行われる。ついで、ステップ204において、エンジン回転数のアナログ信号をデジタル信号に変換する処理が行われる。つぎに、プログラムは、ステップ206に進み、音量設定処理部21bの出力データが、アナログ出力線27aを介してアナログ信号出力部27から音声ユニット40に向けて送信されるものであるか否かの判定を行う。
ここで、アナログ出力線27aが用いられていれば、「YES」と判定して、プログラムはステップ208に進む。そして、ステップ208において、アナログ信号出力部27から音声ユニット40の加算処理部41dに向けて、音量設定処理部21bで設定されたエンジン回転数に基づいた補正値のデータを送信する処理が行われる。そして、プログラムは、ステップ210に進んで一旦終了する。また、アナログ出力線27aが用いられてなく、ステップ206において、「NO」と判定すると、プログラムはステップ210に進んで終了する。この図7に示したプログラムも所定時間ごとに繰り返され、アナログ出力線27aが用いられてない場合には、ステップ200,202,204,206,210の処理を繰り返す。
また、ゴルフカート10が、リモコン発進・停止スイッチ31の操作により発進し、自動走行モードにより走行している場合には、図6に示したプログラムの実行時に、ステップ102において、CPU21は「NO」と判定して、プログラムはステップ116に進む。この場合、ゴルフカート10は、カート路CR上を電磁誘導線Lに沿って、予め設定された設定速度で走行する。この設定速度はデータとしてメモリ部25に記憶されており、走行処理部21aは、各データに基づいて、エンジン17やブレーキ用モータ16dを制御してゴルフカート10の走行速度を設定値に維持する。
また、ステップ116においては、リモコン発進・停止スイッチ31からの発信信号がリモコン受信機32を介してCPU21に入力されているか否かの判定が行われる。ここでは、ゴルフカート10はリモコン発進・停止スイッチ31の操作により発進しているため、「YES」と判定して、プログラムはステップ118に進む。また、リモコン発進・停止スイッチ31からの発信信号がCPU21に入力されていない場合には、ステップ116において「NO」と判定して、プログラムはステップ114に進んで一旦終了する。この場合は、手動発進・停止スイッチ33からもリモコン発進・停止スイッチ31からもCPU21には信号が入力されていないため、手動発進・停止スイッチ33とリモコン発進・停止スイッチ31とのどちらかから信号が入力されるまで、ステップ100,102,116,114の処理が繰り返される。
また、ステップ116において「YES」と判定して、ステップ118に進んだ場合には、リモコン用音量を設定する処理が行われる。この場合、メモリ部25が記憶する基本大音量のデータを選択するための設定が行われる。ついで、プログラムは、ステップ120に進んで、マイク入力が有るか否かの判定が行われる。ここでは、マイク35からCPU21への信号入力が有るか否か、言い換えると、マイク35が用いられているか否かの判定が行われる。
マイク35が用いられており、ステップ120において「YES」と判定すると、プログラムはステップ122に進む。そして、ステップ122において、アナログ出力があるか否かの判定を行う。このステップ122では、ステップ106と同じ処理が実行され、メインコントローラ20のアナログ信号出力部27と音声ユニット40の加算処理部41dとがアナログ出力線27aを介して接続されているか否かの判定が行われる。
ここで、アナログ信号出力部27と加算処理部41dとがアナログ出力線27aを介して接続されてなく、「NO」と判定すると、プログラムはステップ124に進む。ステップ124では、音量設定処理部21bが、マイク35から走行処理部21aを介して送信された信号に基づいて、音声情報の音量を補正する処理が行われる。この場合、マイク35が検知した音が大きいほど音声情報の音量の補正値は大きくなり、マイク35が検知した音が小さいほど音声情報の音量の補正値は小さくなる。そして、ステップ124において、補正値を求める処理を行ったのちに、プログラムはステップ126に進む。
また、マイク35が用いられてなく、ステップ120において「NO」と判定すると、プログラムはステップ126に進む。この場合、ゴルフカート10の周囲の騒音に応じた音量の補正は行われない。また、アナログ信号出力部27と加算処理部41dとがアナログ出力線27aを介して接続されており、ステップ122において「YES」と判定すると、プログラムはステップ126に進む。この場合には、後述する図8に示したプログラムに基づいて補正値を求める処理が行われる。ついで、ステップ126において、車外スピーカー45が有るか否かの判定が行われる。車外スピーカー45はオプションであるため使用されない場合もあるが、車外スピーカー45が用いられていれば、ステップ126においては「YES」と判定して、プログラムはステップ128に進む。
ステップ128では、音声情報を発音させるスピーカーを車外スピーカー45に設定するための処理が行われる。また、車外スピーカー45が取り付けられてなく、ステップ126において、「NO」と判定すると、プログラムはステップ130に進み、音声情報を発音させるスピーカーを車内スピーカー44に設定するための処理が行われる。そして、プログラムは、ステップ132に進み、音声情報の音量の基準値を補正するための処理が行われる。この場合、基本大音量をさらに大きくする補正が行われる。これによって、車内スピーカー44で音声情報を発音させても車外の運転者に聞こえる大きさの音量が設定される。
そして、プログラムは、ステップ128またはステップ132の処理を行ったのちにステップ134に進み、通信処理部26から音声ユニット40の通信データ処理部41aに向けて、音量設定処理部21bで設定された各データを送信する処理が行われる。この通信処理部26から発信されるデータは、基本大音量のデータ、マイク35が検知した音に基づいた補正値のデータおよび車内スピーカー44または車外スピーカー45の設定データである。そして、プログラムは、ステップ114に進んで一旦終了する。
また、CPU21は、図6,7のプログラムと同時に、図8に示したプログラムも実行する。このプログラムは、ステップ300において開始され、CPU21は、ステップ302において、マイク35が検知した周囲の音をアナログ信号として取り込む処理が行われる。ついで、ステップ304において、マイク35から送信されたアナログ信号をデジタル信号に変換する処理が行われる。つぎに、プログラムは、ステップ306に進み、音量設定処理部21bの出力データが、アナログ出力線27aを介してアナログ信号出力部27から送信されるものであるか否かの判定を行う。
ここで、アナログ出力線27aが用いられていれば、「YES」と判定して、プログラムはステップ308に進む。そして、ステップ308において、アナログ信号出力部27から音声ユニット40の加算処理部41dに向けて、音量設定処理部21bで設定されたマイク35が検知した音に基づいた補正値のデータを送信する処理が行われる。そして、プログラムは、ステップ310に進んで一旦終了する。また、アナログ出力線27aが用いられてなく、ステップ306において、「NO」と判定すると、プログラムはステップ310に進んで終了する。この図8に示したプログラムも所定時間ごとに繰り返され、アナログ出力線27aが用いられてない場合には、ステップ300,302,304,306,310の処理を繰り返す。
つぎに、接続配線26aおよびアナログ出力線27aを介してメインコントローラ20から送られた各データ信号に基づいて音声ユニットのCPU41が実行するプログラムを、図9に示したフローチャートに基づいて説明する。このプログラムは、ステップ400において開始され、ステップ402において、通信データ処理部41aに送られた使用スピーカーデータに基づいてスピーカー切替処理部43の設定を切り替える処理を行う。
この場合、通信データ処理部41aは、通信処理部26から送信されてきた基本小音量または基本大音量のデータ、エンジン回転数に基づいた補正値のデータ、マイク35が検知した音に基づいた補正値のデータおよび車内スピーカー44または車外スピーカー45の設定データの各データをスピーカー切替処理部43に送信する。そして、スピーカー切替処理部43は、送信されたデータに基づいて、音声情報を発音させるスピーカーを車内スピーカー44または車外スピーカー45に設定する。
ついで、プログラムは、ステップ404に進んで、通信データ処理部41aから音量倍増処理部41cに音量設定データを送信し、音量倍増処理部41cで音量設定データを5倍にする処理が行われる。つぎに、プログラムはステップ406に進み、基本小音量または基本大音量を基本音量調整操作子46に設定された10倍にするための処理が音量倍増処理部41bで行われる。さらに、プログラムは、ステップ408に進み、加算処理部41dにおいて、10倍に補正された基本音量と、5倍に補正された音量設定データに、アナログ信号出力部27から送信されたアナログ信号による補正値を加算する処理が行われる。
そして、プログラムは、ステップ410に進み、ステップ410において、選択されたスピーカーから設定された音量の音声情報を発音させる処理が行われる。そして、プログラムは、ステップ412に進んで終了する。この場合、定点センサ39aが検出する定点部材PSの位置で、車外スピーカー45(車外スピーカー45が無い場合には車内スピーカー44)から音声情報を発音させ、定点センサ39bが検出する定点部材PEの位置で、車外スピーカー45の発音を停止させる。
このように、本実施形態に係る音声発生装置30を備えたゴルフカート10では、運転者が乗車している場合には、車内スピーカー44から音量の小さな音声情報が発音される。また、運転者がゴルフカート10から離れて遠隔操作している場合には、車外スピーカー45または車内スピーカー44から音量の大きな音声情報が発音される。これによって、運転者の位置に応じた適度な音量の音声情報を車内スピーカー44または車外スピーカー45から発音させることができる。
すなわち、リモコン発進・停止スイッチ31の使用時に、車外スピーカー45または車内スピーカー44から大きな音量の音声情報を発音することで、運転者や周囲の人に、車両の挙動等の情報を伝えて注意を促すことができ、安全性を高めることができる。また、手動で手動発進・停止スイッチ33が操作されているときには、車内スピーカー44から小さな音量の音声情報の発音することで、運転者等の乗車している人だけに音声情報を伝えることができ、ゴルフカート10の外部に騒音を発しなくて済むようになる。
また、ゴルフカート10のエンジン17の回転数が大きくなって、エンジン17から発生される騒音が大きいときには、車内スピーカー44または車外スピーカー45から発音される音を大きくすることにより、車両の走行状態に応じた適度な音量を維持することができる。さらに、アナログ信号出力部27から音声ユニット40に補正値をアナログ信号で送信することにより、メインコントローラ20が備えるCPU21を小型化できるとともに、車内スピーカー44または車外スピーカー45から発音させる音声情報の音量をエンジン回転数に応じて微調整することが可能になる。
また、マイク35を設けて、マイク35が検知する周囲の音に基づいて、車内スピーカー44または車外スピーカー45から発音される音声情報の音量を大きくすることにより、運転者等に最適な音量の音声情報が届くようになる。さらに、車内スピーカー44と車外スピーカー45とを設けることにより、運転者等のいる場合に応じた音量での音声情報の発生が可能になる。また、基本音量調整操作子46を、前部シート47内に設置しているため、基本音量調整操作子46を容易に操作することができなくなるため、基本音量調整操作子46の誤操作がなくなる。
また、本発明に係る車両の音声発生装置は、前述した実施形態に限定するものでなく、適宜変更して実施することができる。例えば、前述した実施形態では、エンジン回転数検出センサ34を用いてエンジン17の回転数を検出するようにしているが、このエンジン回転数検出センサ34を省略して、エンジン17の点火タイミングからエンジン回転数を算出することもできる。また、前述した実施形態では、音声ユニット40を構成する各装置のうち車外スピーカー45以外の装置を、前部シート47の内部に設置しているが、これらの装置は、後部シート48の内部に設置してもよい。
また、車内スピーカー44だけを後部シート48の内部に設置することもできる。車内スピーカー44を、後部シート48内に設けた場合でも、車内スピーカー44から発音される音は、後部シート48の台座全体に伝播して聞こえるため、前部シート47内に設置したときと同様にはっきりと聞こえる。さらに、前述した実施形態では、車両をゴルフカート10としたが、本発明に係る車両はゴルフカート以外のものでもよく、音声情報を発生させながら走行することが好ましい車両であればよい。また、ゴルフカートや音声発生装置30の構成についても適宜変更することができる。
本発明の一実施形態に係る音声発生装置を備えたゴルフカートがカート路を走行する状態を示した平面図である。 ゴルフカートの構成を示した構成図である。 ゴルフカートの概略を示した側面図である。 ゴルフカートの概略を示した平面図である。 音声発生装置の構成を示す構成図である。 メインコントローラのCPUが実施するプログラムを示したフローチャートである。 アナログ出力有りの場合のプログラムを示したフローチャートである。 マイク入力が有る場合のプログラムを示したフローチャートである。 音声ユニットのCPUが実施するプログラムを示したフローチャートである。
符号の説明
10…ゴルフカート、17…エンジン、20…メインコントローラ、21,41…CPU、21a…走行処理部、21b…音量設定処理部、25…メモリ部、26…通信処理部、26a…接続配線、27…アナログ信号出力部、27a…アナログ出力線、30…音声発生装置、31…リモコン発進・停止スイッチ、32…リモコン受信機、33…手動発進・停止スイッチ、34…エンジン回転数検出センサ、35…マイク、40…音声ユニット、41a…通信データ処理部、41b,41c…音量倍増処理部、41d…加算処理部、43…スピーカー切替処理部、44…車内スピーカー、45…車外スピーカー、46…基本音量調整操作子、47…前部シート。

Claims (8)

  1. 車両に設けられた手動発進・停止スイッチの操作または前記車両の外部から送信されるリモコン発進・停止スイッチからの信号に基づいて走行するとともに、所定の音声情報を発音するためのスピーカーを備えた車両の音声発生装置であって、
    前記車両の走行が、前記手動発進・停止スイッチの操作に基づいたものか、前記リモコン発進・停止スイッチからの信号に基づいたものかを判定する判定装置と、
    前記判定装置の判定結果に基づいて、前記スピーカーから発音する音声情報の音量を制御する音量制御装置とを備え、
    前記車両の走行が前記リモコン発進・停止スイッチからの信号に基づいたものであると前記判定装置が判定したときには、前記車両の走行が前記手動発進・停止スイッチの操作に基づいたものであると前記判定装置が判定したときよりも、前記音量制御装置が前記スピーカーから発音される音声情報の音量が大きくなるように制御することを特徴とする車両の音声発生装置。
  2. 前記車両のエンジンの回転数を検出するエンジン回転数検出装置を備え、前記エンジン回転数検出装置が検出する回転数が所定値よりも大きいときには、前記エンジン回転数検出装置が検出する回転数が所定値よりも小さいときよりも、前記音量制御装置が、前記スピーカーから発音される音声情報の音量を大きくするように制御する請求項1に記載の車両の音声発生装置。
  3. 前記エンジン回転数検出装置の検出値をアナログ信号として送信するアナログ信号出力部と、前記アナログ信号出力部から送信されたアナログ信号を加味して前記スピーカーを発音させる音量補正装置とを備え、前記車両が前記手動発進・停止スイッチの操作より走行しているときに、前記アナログ信号出力部から前記音量補正装置にアナログ信号が発信されると、前記音量補正装置が、前記スピーカーから発音される音声情報の音量を前記アナログ信号に基づいて補正する請求項2に記載の車両の音声発生装置。
  4. 前記車両に周囲の音を検知するためのマイクが設けられ、前記車両が前記リモコン発進・停止スイッチの操作より走行しているときに、前記マイクが周囲の音を検知すると、前記音量制御装置が、前記マイクが検知した音に基づいて、前記スピーカーから発音される音声情報の音量を補正する請求項1ないし3のうちのいずれか一つに記載の車両の音声発生装置。
  5. 前記スピーカーを、音声情報を前記車両の内部に向けて発音するための車内スピーカーと、音声情報を前記車両の外部に向けて発音するための車外スピーカーとで構成するとともに、前記車内スピーカーと前記車外スピーカーとを切り替えるための切替処理装置を設け、前記車両が前記手動発進・停止スイッチの操作より走行しているときには、前記切替処理装置の作動により前記車内スピーカーから音声情報が発音され、前記車両が前記リモコン発進・停止スイッチからの信号に基づいて走行しているときには、前記切替処理装置の作動により前記車外スピーカーから音声情報が発音されるようにした請求項1ないし4のうちのいずれか一つに記載の車両の音声発生装置。
  6. 前記車両が前記手動発進・停止スイッチの操作に基づいて走行しているときに、前記スピーカーから発音する音声情報の基本音量のデータと、前記車両が前記リモコン発進・停止スイッチからの信号に基づいて走行しているときに、前記スピーカーから発音する音声情報の基本音量のデータとが記憶された記憶装置と、前記両基本音量を調整するための基本音量調整操作子とを備えた請求項1ないし5のうちのいずれか一つに記載の車両の音声発生装置。
  7. 前記基本音量調整操作子を、前記車両における通常の運転操作の際に運転者の手足が届かない部分に設置した請求項6に記載の車両の音声発生装置。
  8. 前記車両がゴルフカートである請求項1ないし7のうちのいずれか一つに記載の車両の音声発生装置。
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