JPH05174U

JPH05174U - ゴルフ場のコースガイド装置

Info

Publication number: JPH05174U
Application number: JP5770491U
Authority: JP
Inventors: 吉登美一市; 嶺清光鉢
Original assignee: Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
Current assignee: Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
Priority date: 1991-06-26
Filing date: 1991-06-26
Publication date: 1993-01-08

Abstract

(57)【要約】［目的］ゴルフ場のコースガイドを音声で行う場
合、各ホールにおける特に２打目以降のコースガイドを
プレーヤに提供する。［構成］ゴルフカート（１）に搭載されコースガイ
ドを音声で行うガイド装置（２）と、各ホール（１０）
のカート道（１３）に沿って複数設置され前記ゴルフカ
ート（１）の現在位置を検出するカートセンサ（４）と
を備え、前記ガイド装置（２）のコースガイドを各ホー
ル（１０）における前記ゴルフカート（１）位置に応じ
た内容のものに変換するように構成する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、通常キャディーがその役目を果たすコースガイドを機械的に行い無人化を図るためのゴルフ場のコースガイド装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、実開平１−６９５６２号公報に示す如く、ゴルフカートに音声出力装置を備え、ゴルフ場特有のプレイ規則（ローカルルール）や各ホールの特例規則及び特徴（形状、長さ）の説明を音声で行う技術があった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

前記従来技術は、スコアカードや各ホールのティーグラウンドにある立看板等に記載されている事項を機械的に説明するだけであり、例えばティーショット後の２打目・３打目…におけるグリーンまでの距離や目標物の設定及び注意事項等、本来キャディーから得られるはずの情報が得られず、これがプレー進行を大きく遅らせる原因になっている。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

然るに本考案は、固定化された情報だけでなく、実際のプレーに即した生きた情報つまりティーショットからホールアウトするまでの間の各ショット及びパットに必要な情報を提供できるようなコースガイドを行うように、ゴルフカートに搭載されコースガイドを音声で行うガイド装置と、各ホールのカート道に沿って複数設置され前記ゴルフカートの現在位置を検出するカートセンサとを備え、前記ガイド装置のコースガイドを各ホールにおける前記ゴルフカート位置に応じた内容のものに変換するように構成したものである。

【０００５】

【実施例】

以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳述する。図１はゴルフ場の無人コースガイドシステムの説明図であり、このシステムは、ゴルフカート（１）に搭載するガイド装置（２）と、各プレーヤに携帯させる送受信機（３）と、ゴルフカート（１）の現在位置を検出するカートセンサ（４）とで構成される。

【０００６】ガイド装置（２）は、音声応答装置、ミニコンピュータを使用した制御装置、Ａ−Ｄ（Ｄ−Ａ）変換装置、送受信装置、計時装置等から構成され、音声応答装置はデジタル化された音声を単音節、単語、文章等の単位で記録しておき、制御装置の指示により編集合成するもので、このデジタルの音声信号をアナログの音声信号に変換してスピーカ（５）に供給し、ゴルフカート（１）に載っているプレーヤに音声で情報を与えると共に、前記送受信機（３）のガイドボタン（６）操作により発信されるガイド信号を受信したとき、アナログの音声信号を送受信機（３）に送信してこのスピーカ（７）に供給することにより、ゴルフカート（１）から離れているプレーヤに音声で情報を与えるように構成している。

【０００７】カートセンサ（４）は、超音波形のセンサ本体（８）、信号発生器（９）等から構成され、図２にも示す如く、ゴルフ場の各ホール（１０）のティグラウンド（１１）からグリーン（１２）間でカート道（１３）に沿ってセンサ支柱（１４）を複数設けるもので、それは例えばＰＡＲ３のホールではティグラウンド（１１）近傍とグリーン（１２）近傍とその略中間に各１本づつ合計３本、ＰＡＲ４のホールではティグラウンド（１１）近傍とグリーン（１２）近傍とその間に略等間隔に２本合計４本、ＰＡＲ５のホールではティグラウンド（１１）近傍とグリーン（１２）近傍とその間に等間隔に３本合計５本という具合に設けるもので、各支柱（１４）に取付けたカートセンサ（４）のセンサ本体（８）がゴルフカート（１）を検出したときに、そのカートセンサ（４）の信号発生器（９）から前記ガイド装置（２）にカート位置信号を発信させ、そのカート位置信号に基づいてガイド装置（２）の音声応答装置によりデジタル化された音声を編集合成するように構成している。

【０００８】本実施例は上記のように構成しており、例えば図２に示す如く、第１ホール（１０）（ＰＡＲ５００ｍ）を今からプレーしようとして、第１ホール（１０）のティグラウンド（１１）近傍に設けたカートセンサ（４）下方にゴルフカート（１）を駐車すると、そのカートセンサ（４）のセンサ本体（８）がゴルフカート（１）を検出し信号発生器（９）から第１ホール（１０）のティグラウンド位置を示すカート位置信号がガイド装置（２）に発信され、その信号に基づいて音声応答装置により第１ホール（１０）の特例規則及び特徴（形状、長さ、ＯＢゾーン）及びティショットに必要な目標、注意事項と合わせて、第１ホール（１０）であるためそのゴルフ場特有のプレイ規則（ローカルルール）及び簡単なマナーを説明するデジタル化された音声が作成され、第１ホール（１０）のティショットに応じたコースガイドをゴルフカート（１）に載っているプレーヤ及びティグラウンド（１１）上のプレーヤに与えることができる。

【０００９】次にプレーヤ全員がティショットを打ち終えて、２打目のショット位置に最も近い第３番目のカートセンサ（４）下方にゴルフカート（１）を駐車すると、そのカートセンサ（４）のセンサ本体（８）がゴルフカート（１）を検出し信号発生器（９）から第１ホール（１０）の２００ｍ地点を示すカート位置信号がガイド装置（２）に発信され、その信号に基づいて音声応答装置により第１ホール（１０）における２００ｍ地点からの２打目のショットに必要な目標、注意事項を説明するデジタル化された音声がフェアウェイ中央・左右側・ラフ・フェアウェイバンカー等に分けて作成され、第１ホールの２打目のショットに応じたコースガイドをゴルフカート（１）に載っているプレーヤ及び２打目のショット位置に散在するプレーヤに与えることができる。

【００１０】上記のように３打目…ｎ打目と同様にショット位置に応じたコースガイド情報を得ながらプレーヤ全員がボールをグリーン（１２）に載せた後、そのグリーン（１２）近傍に設けたカートセンサ（４）下方にゴルフカート（１）を駐車すると、そのカートセンサ（４）のセンサ本体（８）がゴルフカート（１）を検出し信号発生器（９）から第１ホール（１０）のグリーン（１２）位置を示すカート位置信号がガイド装置（２）に発信され、その信号に基づいて音声応答装置により、グリーン（１２）の傾斜等を説明するデジタル化された音声がグリーン（１２）の中央・奥・手前・左右側に分けて作成され、第１ホール（１０）のグリーン（１２）上におけるパットに応じたコースガイドをゴルフカート（１）に載っているプレーヤ及びグリーン（１２）上のプレーヤに与えることができる。

【００１１】また、第１ホール（１０）から第２ホールにゴルフカート（１）で移動する間を利用して、再び各種のコースガイドをプレーヤに与えることもできると共に、コースガイドの他にプレーヤをリラックスさせる音楽等を流すことも、ガイド装置（２）の音声応答装置に記憶させるデータ内容によって容易に行うことができる。

【００１２】さらに、ガイド装置（２）の計時装置は各カートセンサ（４）がゴルフカート（１）を検出している時間つまり各ショット毎のプレー時間を計時したり、ティグラウンド（１１）近傍のカートセンサ（４）がゴルフカート（１）を検出してグリーン（１２）近傍のカートセンサ（４）がゴルフカート（１）が通過するまでの時間つまり１ホール毎のプレー時間を計時するように作動させ、その計時時間によりコースガイドと合わせてプレーの促進を促せる説明が、ガイド装置（２）の音声応答装置により作成され、各プレーヤにその情報が与えられるものである。

【００１３】なお、本実施例ではＰＡＲの数と同じ数のカートセンサ（４）を設けたが、この数を設備費を考慮した上で増加することにより、より一層細かなコースガイドが行えると共に、各プレーヤが携帯する送受信機（３）より個別の特定信号を常時発信させ、その特定信号の方向及び強さをゴルフカート（１）のガイド装置（２）で判別することにより、ゴルフカート（１）位置を基準に各プレーヤの位置が判別確認できるから、直接各プレーヤのショット位置に基づいたコースガイドも容易に作成することができるものである。

【００１４】

【考案の効果】以上実施例から明らかなように本考案は、ゴルフカート（１）に搭載されコースガイドを音声で行うガイド装置（２）と、各ホール（１０）のカート道（１３）に沿って複数設置され前記ゴルフカート（１）の現在位置を検出するカートセンサ（４）とを備え、前記ガイド装置（２）のコースガイドを各ホール（１０）における前記ゴルフカート（１）位置に応じた内容のものに変換するように構成したことにより、固定化された情報だけでなく、実際のプレーに即した生きた情報つまりティーショットからホールアウトするまでの間の各ショット及びパットに必要な情報を適確に提供できるようになり、キャディが同行しなくてもキャディと同程度のコースガイドを受けることができ、無人化（キャディを同行しないプレー）によるプレー進行の遅れを防止できる顕著な効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】ゴルフ場の無人コースガイドシステムの説明
図。

【図２】無人コースガイドシステムを設置したホール
図。

【符号の説明】

（１）ゴルフカート（２）ガイド装置（３）送受信機（４）カートセンサ（１３）カート道

Claims

【実用新案登録請求の範囲】【請求項１】ゴルフカートに搭載されコースガイドを
音声で行うガイド装置と、各ホールのカート道に沿って
複数設置され前記ゴルフカートの現在位置を検出するカ
ートセンサとを備え、前記ガイド装置のコースガイドを
各ホールにおける前記ゴルフカート位置に応じた内容の
ものに変換するように構成したことを特徴とするゴルフ
場のコースガイド装置。