JPH06134050A - ゴルフカート - Google Patents

ゴルフカート

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Publication number
JPH06134050A
JPH06134050A JP4310868A JP31086892A JPH06134050A JP H06134050 A JPH06134050 A JP H06134050A JP 4310868 A JP4310868 A JP 4310868A JP 31086892 A JP31086892 A JP 31086892A JP H06134050 A JPH06134050 A JP H06134050A
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JP
Japan
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golf
golf cart
frame
cart
casing
Prior art date
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Pending
Application number
JP4310868A
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English (en)
Inventor
Yutaka Sasaki
豊 佐々木
Takashi Shimizu
隆司 清水
Masahisa Morita
雅久 森田
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車体及びゴルフバッグの重量を駆動輪で支持
するようなフレーム構造とすることにより、駆動輪の車
軸を軽量化して車体の小型軽量化を実現する。 【構成】 ゴルフカート21を、左右後輪23,24用
のアクスルシャフトを軸受を介して収納したアクスルシ
ャフトケーシング22と、アクスルシャフトケーシング
22の軸方向両端側に基端部が各々固定されると共に先
端部が上方へ向けて各々配設された左右サイドフレーム
27,28と、両サイドフレーム27,28の各上部間
に固定されたクロスフレーム29と、前輪26を軸支す
るキャスタ25とアクスルシャフトケーシング22との
間に配設されたロアフレーム38と、キャスタ25とク
ロスフレーム29との間に配設されたアッパフレーム3
7とを備えたフレーム構造とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ゴルフ場でゴルフバッ
グの搬送に使用するゴルフカートに係り、特に2個のゴ
ルフバッグを搭載可能とした非乗用式のゴルフカートに
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、キャディの労力軽減やキャディ不
足対策からセルフプレー化を推進すべく、ゴルフカート
を導入するゴルフ場が増加しているが、該ゴルフカート
は、ゴルフバッグを搭載すると共にプレーヤーが乗車す
る乗用式ゴルフカートと、ゴルフバッグのみを搭載する
非乗用式ゴルフカートとに大別されている。
【0003】図13(a),(b)は従来の非乗用電動
式ゴルフカートの第1例であり、4個のゴルフバッグG
の搭載が可能なゴルフカート1を、各ホールに敷設して
あるカート道を電磁誘導方式により自動走行させるもの
であり、ゴルフカート1の車体前方側の上部にゴルフバ
ッグ底部を載置するフレーム2を配設すると共に、車体
後方側の上部にゴルフバッグ上部を支持するフレーム3
を配設したものである。図中符号1aはピックアップコ
イルである。この場合、図13(b)ではゴルフバッグ
の図示を省略してある。
【0004】図14(a),(b)は従来の非乗用電動
式ゴルフカートの第2例であり、4個のゴルフバッグG
の搭載が可能なゴルフカート4を、各ホールに敷設して
あるモノレール5等の軌道上を自動走行させるものであ
り、ゴルフカート4の車体前方側の上部にゴルフバッグ
底部を載置するフレーム6を配設すると共に、車体後方
側の上部にゴルフバッグ上部を支持するフレーム7を配
設したものである。この場合、図14(b)ではゴルフ
バッグの図示を省略してある。
【0005】図15(a),(b)は従来の非乗用電動
式ゴルフカートの第3例であり、4個のゴルフバッグG
の搭載が可能な後輪駆動方式のゴルフカート8を、キャ
ディがゴルフカート進行方向を制御しながらフェアウエ
イ上を走行させるものであり、ゴルフカート8の車体前
方側の上部にゴルフバッグ底部を載置するフレーム9を
配設すると共に、車体後方側の上部にゴルフバッグ上部
を支持するフレーム10を配設したものである。この場
合、図15(b)ではゴルフバッグの図示を省略してあ
る。
【0006】図16(a),(b)は従来の非乗用電動
式ゴルフカートの第4例であり、4個のゴルフバッグG
の搭載が可能な前輪駆動方式のゴルフカート11を、キ
ャディがゴルフカート進行方向を制御しながらフェアウ
エイ上を走行させるものであり、ゴルフカート11の車
体前方側の上部にゴルフバッグ底部を載置するフレーム
12を配設すると共に、車体後方側の上部にゴルフバッ
グ上部を支持するフレーム13を配設したものである。
この場合、図16(b)ではゴルフバッグの図示を省略
してある。
【0007】図17は従来の非乗用電動式ゴルフカート
の第5例であり、1個のゴルフバッグ(図示略)の搭載
が可能なゴルフカート14のシャフト14aに配設した
コントロールパネル15を操作することにより、右駆動
輪14b及び左駆動輪14cを各駆動用モータ16、1
7により駆動し、フェアウエイ上を走行させるものであ
る。図中符号14dはゴルフバッグ上部固定用のベル
ト、14eはゴルフバッグ底部載置用のホルダ、14f
はキャスタ、14gはバッテリ、14hはリモートコン
トロール操作用のアンテナである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の非乗用電動式ゴルフカートには、下記各項の問題点
があった。 第1例及び第2例のゴルフカートは、複数個(図示例
では4個)のゴルフバッグを搭載できるが、車体重量が
重く且つ大型構造であるという問題があり、また、第3
例及び第4例のゴルフカートは、複数個(図示例では4
個)のゴルフバッグを搭載できると共に比較的小型では
あるが、車体やゴルフバッグの重量が駆動輪の車軸に掛
かる構造であるため、車軸強度の確保という面から車軸
を頑丈な構造とする必要があり、重量が増大する問題が
あった。しかしながら、昨今では、複数個のゴルフバッ
グが搭載可能で、且つフェアウエイ上を芝を傷めること
なく走行させることが可能な小型軽量のゴルフカートの
需要も多いため、第1例〜第4例のゴルフカートでは、
この要望に応えることができないという問題があった。 他方、第5例のゴルフカートは、フェアウエイ上を芝
を傷めることなく走行させることができるが、ゴルフバ
ッグを1個しか搭載できないため、2バッグカートや4
バッグカートと比較した場合、1パーティー当たり4台
必要となると共に、ゴルフバッグ1個当たりのコストが
高くつく問題があり、また、両駆動輪の速度差に応じて
左右に走行方向を変える制御方式のため、傾斜面を走行
させた場合、ゴルフカートは低い方へ降りて行き易く、
走行方向を的確に制御できない問題があった。 また、第1例及び第2例のゴルフカートは、カート道
のみを走行させる方式であるため、プレーヤーがクラブ
を取りにボールとゴルフカートとの間を往復するか、又
はキャディにクラブを持って来て貰う必要があり、プレ
ーの進行が遅延したり、プレーヤーやキャディの歩行距
離が増大し負担となる問題があった。 また、第3例及び第4例のゴルフカートは、キャディ
がゴルフカートに付いた状態で操作する必要があるが、
ゴルフカートを各プレー地点までその都度移動させてプ
レーヤーへクラブを渡していたのでは、プレー進行が遅
延するため、ゴルフカートを適当な地点まで移動させた
後は、プレーヤーまたはキャディがクラブを取りに行く
必要が生ずる結果、上記と同様に歩行距離が増大する問
題があった。
【0009】
【発明の目的】本発明は、上記従来例の有する不都合を
改善し、特に駆動輪の車軸に負荷を掛けることなく、車
体及びゴルフバッグの重量を駆動輪で支持するようなフ
レーム構造とすることにより、駆動輪の車軸を軽量化し
て車体の小型軽量化を実現したゴルフカートの提供を目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するため、少なくとも2個の駆動輪と1個の操舵輪と
を備え複数個のゴルフバッグの搭載を可能としたゴルフ
カートにおいて、前記各駆動輪用のアクスルシャフトを
軸受を介して収納した筒状のケーシングと、該ケーシン
グの軸方向両端側に基端部が各々固定されると共に先端
部が上方へ向けて各々配設された一対のサイドフレーム
と、該両サイドフレームの各上部間に固定された水平ク
ロスフレームと、前記操舵輪を軸支するキャスタと前記
ケーシングとの間に配設された下部フレームと、前記キ
ャスタと前記水平クロスフレームとの間に配設された上
部フレームとを具備する構成としている。
【0011】
【作用】本発明のゴルフカートは、駆動輪用のアクスル
シャフトを軸受を介して内部に収納したケーシングに両
サイドプレートを固定すると共に、ケーシングに下部フ
レームを固定し、両サイドプレートの上部間に固定した
水平クロスフレームに上部フレームを固定したフレーム
構造を有しているため、フレーム構造を簡略化すること
が可能となり、これによりゴルフカートの小型化を図る
ことができる。また、ゴルフカート本体及び搭載ゴルフ
バッグの重量を、アクスルシャフトに掛けることなく駆
動輪で支持する構造であるため、アクスルシャフトの重
量を従来よりも軽量化することが可能となる。従って、
ゴルフカート全体の小型軽量化をも図ることが可能とな
る。
【0012】
【実施例】以下、本発明のゴルフカートを適用してなる
第1実施例及び第2実施例を図面に基づいて説明する。
【0013】(1)第1実施例。 本第1実施例の非乗用式ゴルフカートの構成を図1乃至
図5に基づき説明すると、該ゴルフカート21は、操舵
輪たる前輪を電動操舵機構により電動操舵可能とするこ
とにより、手動操作/手元スイッチ操作/リモートコン
トロール操作/軌道走行操作の4ウエイ操作の選択を可
能としたものであり、2個のゴルフバッグの搭載が可能
で、且つゴルフカート21の車体中心線に配置したアッ
パフレームを中心として左右対称な構造となっている。
本第1実施例のゴルフカート21は、前側1輪,後側2
輪となっている。
【0014】ゴルフカート21の構成を詳述すると、該
ゴルフカート21は、アクスルシャフトケーシング22
内部のアクスルシャフト両端部に配設された駆動輪たる
左後輪23及び右後輪24と、キャスタ25のキャスタ
軸に支持された操舵輪たる前輪26とを装備している。
この場合、前記アクスルシャフトは、アクスルシャフト
ケーシング22の内部で、左後輪23、右後輪24の各
内側付近で軸受(図示略)を介して支持されている。ア
クスルシャフトケーシング22の軸方向両端側には、サ
イドアクスルケーシングブラケット,リヤアクスルマウ
ントブラケット,サイドアクスルマウントラバー(以上
図示略)を介して、左サイドフレーム27及び右サイド
フレーム28がフローティング状態に装着されており、
これら両サイドフレーム27、28の間には、クロスフ
レーム29が水平に掛け渡された状態でボルトにより固
定されている。
【0015】クロスフレーム29には、ゴルフカート2
1へ搭載したゴルフバッグGの上部を支持するためのマ
ウント30、31が各々装着されており、該クロスフレ
ーム29の中央部と両サイドフレーム27、28の上端
部との間には、ゴルフバッグGの上部を各マウント3
0、31に固定するためのバンド32、33が各々装着
されている。更に、両サイドフレーム27、28の間に
は、補強フレーム34、35が交差した状態でボルトに
より固定されている。この場合、アクスルシャフトケー
シング22、左サイドフレーム27、右サイドフレーム
28、クロスフレーム29が、矩形状(ロの字型)に閉
じたフレームを構成している。
【0016】前輪26を支持するキャスタ25には、ヘ
ッドパイプ36がボルトにより固定されており、該ヘッ
ドパイプ36には、アッパフレーム37の軸方向一端部
と、ロアフレーム38の軸方向一端部とがボルトにより
各々固定されている。アッパフレーム37の軸方向中央
部付近は、クロスフレーム29の軸方向中央部に溶接ま
たはボルトにより固定されている。この場合、前記両フ
レーム37,29をガセットプレートを介して固定して
もよい。また、前記両フレーム37,29の交差した箇
所には、ゴルフカート21をリモートコントロール操作
するためのリモートコントロールボックス56(図5参
照)の操作に基づく電波を受信するためのアンテナ39
が垂設されている。この場合、リモートコントロールボ
ックス56は、ゴルフバッグの搭載数、即ち、プレーヤ
ーに対応して2台用意されている。
【0017】アッパフレーム37の軸方向他端部側に
は、ゴルフカート21を手動で操作するためのハンドル
グリップ40と、電源投入用の電源スイッチ41a,ゴ
ルフカートを前進モード/後退モードとする前進後退ス
イッチ41b,ゴルフカートを所定時間走行させる所定
時間走行スイッチ41c,ゴルフカートを非常停止する
非常停止スイッチ41d,前輪(操舵輪)26の電動操
舵用の電動操舵スイッチ41e,ゴルフカートの走行速
度を無段階で調節する速度調整ボリウム41f,バッテ
リ電圧状態を表示するバッテリ電圧表示用LED41g
を備えたスイッチボックス41とが装着されている。ま
た、ハンドルグリップ40の下端部には、ゴルフカート
21を走行させるための走行スイッチ42が配設されて
いる。この場合、ゴルフカート21は、走行スイッチ4
2を押下操作している間だけ走行し、押下操作をやめる
と走行を停止するようになっている。
【0018】ロアフレーム38の軸方向他端部側は、セ
ンターアクスルマウントブラケット,センターアクスル
マウントラバー(以上図示略)を介して、溶接またはボ
ルトによりアクスルシャフトケーシング22へ固定され
る一方、ロアフレーム38の軸方向一端部の近傍には、
2個のゴルフバッグの底部を各々載置するための載置板
43、44を備えたゴルフバッグホルダ45が固定され
ており、載置板43、44には、ゴルフバッグの底部側
面を係止するための係止部材43a、44aが一体に設
けられている。更に、ゴルフバッグホルダ45の下端部
には、ゴルフカート21をカート道を軌道走行させる際
に、地中に埋設した磁石の磁気あるいはケーブルの低周
波電流を検出するためのAGV(Auto Guided Vehic
le)センサ46が固定されている。
【0019】即ち、本第1実施例のゴルフカート21に
おいては、左サイドフレーム27,右サイドフレーム2
8,クロスフレーム29,アクスルシャフトケーシング
22,アッパフレーム37,ロアフレーム38により基
本フレームを構成すると共に、これら各フレーム及びケ
ーシングとヘッドパイプ36及び後述のバッテリホルダ
48とにより全フレームを構成している。そして、前記
アクスルシャフトケーシング22、左サイドフレーム2
7、右サイドフレーム28、クロスフレーム29によ
り、矩形状(ロの字型)に閉じたフレームを構成した点
が特徴となっている。
【0020】ヘッドパイプ36の上部には、モータ部,
ウォームギヤを使用した減速機等から成る電動操舵ユニ
ット47がボルトにより固定されており、該電動操舵ユ
ニット47により、前輪26の切れ角を制御する電動操
舵を行うようになっている。この場合、減速機にウォー
ムギヤを使用することにより、大きい減速比を確保しな
がら減速機の小型軽量化を図っており、これによりモー
タの小型化も図り、全体として電動操舵ユニット47の
小型軽量化を実現している。
【0021】ヘッドパイプ36の内部には、キャスタ2
5のキャスタ軸が貫通状態に配設されており、該キャス
タ軸は電動操舵ユニット47のモータ出力軸と連結され
ている。これにより、前輪26は、キャスタ25及びヘ
ッドパイプ36を介してアッパフレーム37に支持さ
れ、電動操舵ユニット47により回転させられるように
なっている。この場合、電動操舵ユニット47のモータ
出力軸とキャスタ軸との間に配設してあるクラッチ機構
(図示略)により、前輪26をニュートラル状態とする
ことが可能となっており、ゴルフカート21の手動(手
押し)操作時における方向転換を容易に行えるようにな
っている。
【0022】左サイドフレーム27及び右サイドフレー
ム28の軸方向中央部から下端部と、ロアフレーム38
の軸方向後端部とで形成されるスペースには、バッテリ
ホルダ48が装着されており、該バッテリホルダ48に
は、2個のバッテリ49、50が左右対称に搭載されて
いる。バッテリ49、50の間には、メインコントロー
ラ51が配設される一方、バッテリ49、50の上方部
には、リモートコントロール受信器・電動操舵用コント
ローラ52が配置されており、該コントローラ52は、
アンテナ39で受信したリモートコントロールボックス
56からのリモートコントロール信号の解読,メインコ
ントローラ51に対する信号解読に基づく駆動命令信号
の出力,電動操舵ユニット47に対する操舵命令信号の
出力を行うようになっている。
【0023】アクスルシャフトケーシング22には、軸
方向に分割された左後輪23用のアクスルシャフト及び
右後輪24用のアクスルシャフト(図示略)間に介在し
て両者を連結するディファレンシャルギヤ,デファレン
シャルサイドギヤ,デファレンシャルピニオン(以上図
示略)等を備えたギヤボックス53が配設されており、
該ギヤボックス53には、左後輪23、右後輪24を駆
動するための駆動用モータ54が取付けられている。こ
の場合、バッテリ電圧の低下等の非常時等には、ギヤボ
ックス53のレバー55を操作して左後輪23,右後輪
24をフリー状態とすることにより、ゴルフカート21
を手動(手押し)操作することができるようになってい
る。
【0024】ここで、前記リモートコントロールボック
ス56は、図5に示す如く、電源スイッチ56a,電源
パイロットランプ56b,ゴルフカート21へリモート
コントロール信号を送信するアンテナ56c,ゴルフカ
ート21を前進させる前進用ボタン56d,後退させる
後退用ボタン56e,右旋回させる右旋回用ボタン56
f,左旋回させる左旋回用ボタン56gを備えている。
この場合、電源スイッチ56aをオン側へ操作した時
は、ゴルフカート21は、リモートコントロールボック
ス56と、ゴルフカート21側のスイッチボックス41
との内、先に信号を送信(出力)した方を優先的に受信
(入力)し、これに基づき動作走行するようになってい
る。また、電源スイッチ56aを「AGV」側へ操作し
た時は、AGV(軌道走行)モードへ切換わるようにな
っている。また、前記各ボタン56d〜56gを1回オ
ン操作すればゴルフカート21が動作し、もう1回オン
操作すれば停止するようになっている。
【0025】次に、ゴルフカート21の4ウエイ操作に
ついて説明すると、ゴルフカート21を手元スイッチ操
作する場合は、スイッチボックス41の電動操舵スイッ
チ41eを「右側」または「左側」へ操作すれば、電動
操舵ユニット47へモータ出力軸,キャスタ軸等を介し
て連結された前輪26を、斜め右側前方または斜め左側
前方へ操舵することができるため、ゴルフカート21の
進行方向を自在に変えることができるようになってい
る。また、スイッチボックス41の前進後退スイッチ4
1bを操作すると共に走行スイッチ42を操作した場合
は、ゴルフカート21が前進/後退し、所定時間走行ス
イッチ41cを操作すると共に走行スイッチ42を操作
した場合は、ゴルフカート21が所定時間走行し、非常
停止スイッチ41fを操作した場合は、ゴルフカート2
1が非常停止するようになっている。
【0026】ゴルフカート21をリモートコントロール
操作する場合は、リモートコントロールボックスの電源
スイッチ56aを投入し各種ボタン56d〜56gを適
宜操作すれば、リモートコントロール信号がアンテナ3
9を介してリモートコントロール受信器・電動操舵用コ
ントローラ52へ送信され、該コントローラ52で信号
を解読して駆動命令信号をメインコントローラ51へ出
力すると共に、操舵命令信号を電動操舵ユニット47へ
出力するため、ゴルフカート21の前進/後退、前輪2
6の電動操舵による旋回、所定時間走行、非常停止を各
々行えるようになっている。
【0027】ゴルフカート21を手動操作する場合は、
ギヤボックス53のレバー55を操作すれば、ギヤボッ
クス53のクラッチが切れるため、左後輪23,右後輪
24をニュートラル状態とすることができ、これによ
り、ハンドルグリップ40により手動でゴルフカート2
1を前進/後退動作させることができるようになってい
る。
【0028】ゴルフカート21を軌道走行させる場合
は、ゴルフ場のカート道等に予めガイドウエイを敷設す
ると共に、ガイドウエイに沿った地中に磁石あるいはケ
ーブル等を埋設しておき、前記磁石等の磁気により誘導
する磁気誘導方式、あるいは前記ケーブルに低周波電流
を通電することにより誘導する電磁誘導方式により、ゴ
ルフカート21を走行させることができるようになって
いる。
【0029】次に、上記の如く構成した本第1実施例の
ゴルフカートの作用を説明する。
【0030】スタート前に、ゴルフカート21へ例えば
2個のゴルフバッグを積み込む場合は、一方のゴルフバ
ッグの底部をゴルフバッグホルダ45の載置板43に載
置すると共に、該ゴルフバッグ上部をクロスフレーム2
9のマウント30に支持させ、バンド32で固定する。
同様に、他方のゴルフバッグの底部をゴルフバッグホル
ダ45の載置板44に載置すると共に、該ゴルフバッグ
上部をクロスフレーム29のマウント31に支持させ、
バンド33で固定する。
【0031】この場合、ゴルフカート21の左サイドフ
レーム27,右サイドフレーム28,クロスフレーム2
9,アクスルシャフトケーシング22が矩形状(ロの字
型)に閉じたフレームを構成すると共に、左後輪23,
右後輪24を軸支するアクスルシャフトをアクスルシャ
フトケーシング22内部で軸受により支持した構造であ
るため、アクスルシャフトに負荷をかけることなく、ゴ
ルフカート本体やゴルフバッグ等の重量を左後輪23及
び右後輪24で支持することが可能となり、アクスルシ
ャフトの軽量化を図ることができると共に、ゴルフカー
ト21全体の小型軽量化をも図ることができる。更に、
回転体であるアクスルシャフトをアクスルシャフトケー
シング22の内部に収納しているため、アクスルシャフ
トへの人間や物体の接触を防止することができる。
【0032】また、ゴルフカート21のゴルフバッグ搭
載部分の左右両側、即ち、左サイドフレーム27,右サ
イドフレーム28,クロスフレーム29,アッパフレー
ム37の固定箇所から前方の両側には、フレーム等を一
切配置しない構造としているため、ゴルフカート21に
対しゴルフバッグを積み込んだり積み降ろしたりする場
合、積み降ろしを容易に行うことができると共に、ゴル
フバッグに対しゴルフクラブを出し入れする場合も、円
滑に行うことができる。
【0033】また、ゴルフカート21のクロスフレーム
29に、フレームの機能とゴルフバッグの上部を保持す
る機能とを兼用させているため、ゴルフバッグ保持部を
別個に設けることが不要となる。更に、左サイドフレー
ム27及び右サイドフレーム28をクロスフレーム29
の配設部分から上方へ突出状態に配設しているため、両
サイドフレーム27,28によりゴルフバッグの上部外
側部分を係止でき、これによりゴルフバッグの脱落を防
止することができる。
【0034】また、ゴルフカート21にゴルフバッグを
搭載した状態では、アッパフレーム37,ロアフレーム
38,クロスフレーム29,ゴルフバッグホルダ45が
ゴルフバッグで隠されるため、ゴルフカート21が外観
上小さく且つ軽快に見え、ゴルフ場という場所柄から好
適である。更に、ゴルフカート21はアッパフレーム3
7を中心とした左右対称な構造であるため、安定性の確
保に好適である。
【0035】次に、例えばボール落下地点へ到達したプ
レーヤーが所望のゴルフクラブを取るべく、ゴルフカー
ト21を呼び寄せる場合は、リモートコントロールボッ
クス56の電源スイッチ56aを投入し、前進用ボタン
56d,左右旋回用ボタン56g,56f等を適宜操作
すると、リモートコントロール信号がゴルフカート21
のアンテナ39を介しリモートコントロール受信器・電
動操舵用コントローラ52へ送信され、該コントローラ
52で信号が解読され、駆動命令信号がメインコントロ
ーラ51へ出力されると共に、操舵命令信号が電動操舵
ユニット47へ出力される結果、ゴルフカート21をリ
モートコントロール操作によりボール地点まで誘導する
ことができる。
【0036】この場合、2名のプレーヤーがリモートコ
ントロールボックス56を各々所持していれば、2名の
プレーヤーが交互にゴルフカート21を呼び寄せること
ができるため、ゴルフカート21までゴルフクラブを取
りに行く手間を省くことができ、プレーヤーの負担の軽
減やプレー進行の迅速化を図ることが可能となる。
【0037】また、ゴルフカート21に、電動操舵ユニ
ット47により前輪26の切れ角を制御する電動操舵方
式を採用することにより、手動操作/手元スイッチ操作
/リモートコントロール操作/軌道走行操作の4ウエイ
操作の選択を可能とすることができ、また、傾斜面にお
けるゴルフカート21の直進安定性を図ることが可能と
なる。更に、電動操舵ユニット47の減速機には、ウォ
ームギヤを使用しているため、大きい減速比を確保しな
がら電動操舵ユニット47の小型軽量化を図ることがで
きる。更に、ウォームギヤの使用により、モータ出力軸
からのトルクはキャスタ軸へ伝達されるが、キャスタ軸
からのトルクはモータ出力軸へ伝達されないため、傾斜
面においてもゴルフカート21の直進性を確保すること
ができる。
【0038】また、ゴルフカート21は、小型軽量性を
確保しながら2個のゴルフバッグを搭載可能とした2バ
ッグカートであるため、フェアウエイ上を芝を傷めるこ
となく円滑に走行させることができると共に、1パーテ
ィーで2台のゴルフカートで済むという利点が有る。従
って、従来の1バッグカートを使用した際、1パーティ
ーで4台のカートを必要とするためコース上にカートが
氾濫する不具合や、従来の4バッグカートを使用した
際、重量が重くフェアウエイの芝を傷めるため専用道し
か走行させることができない不具合を解消することがで
きる。
【0039】また、ゴルフカート21は、手動操作/手
元スイッチ操作/リモートコントロール操作/軌道走行
操作の4ウエイ操作の選択が可能であるため、プレーヤ
ーが最も楽な方法で操作することができる。例えば、ゴ
ルフカート21を当該ホールで手元スイッチ操作やリモ
ートコントロール操作で走行させながらプレーしたプレ
ーヤーが、ホールアウトして次のホールへ向かう場合、
次のホールのティーグランドへ至るカート道にガイドウ
エイを予め敷設してあれば、ゴルフカート21をガイド
ウエイ上を自動搬送することもできる。これにより、プ
レーヤーは次のホールの攻略に専念することが可能とな
る。
【0040】(2)第2実施例。 本第2実施例の非乗用式ゴルフカートの構成を図6乃至
図8に基づき説明すると、該ゴルフカート61は、操舵
輪たる後輪を電動操舵機構により電動操舵可能とするこ
とにより、手動操作/手元スイッチ操作/リモートコン
トロール操作/軌道走行操作の4ウエイ操作の選択を可
能としたものであり、2個のゴルフバッグの搭載が可能
で、且つゴルフカート61の進行方向中心線に配置した
アッパフレームを中心として左右対称な構造となってい
る。本第2実施例のゴルフカート61は、前側2輪,後
側1輪となっている。
【0041】ゴルフカート61の構成を詳述すると、該
ゴルフカート61は、アクスルシャフトケーシング62
内部のアクスルシャフト両端部に配設された駆動輪たる
左前輪63及び右前輪64と、キャスタ65のキャスタ
軸に支持された操舵輪たる後輪66とを装備している。
この場合、前記アクスルシャフトは、アクスルシャフト
ケーシング62の内部で、左前輪63、右前輪64の各
内側付近で軸受(図示略)を介して支持されている。ア
クスルシャフトケーシング62の軸方向両端側には、サ
イドアクスルケーシングブラケット,リヤアクスルマウ
ントブラケット,サイドアクスルマウントラバー(以上
図示略)を介して、左サイドフレーム67及び右サイド
フレーム68がフローティング状態に装着されており、
これら両サイドフレーム67、68の間には、クロスフ
レーム69が水平に掛け渡された状態でボルトにより固
定されている。
【0042】クロスフレーム69には、ゴルフカート6
1へ搭載したゴルフバッグGの上部を支持するためのマ
ウント70、71が各々装着されており、該クロスフレ
ーム69の中央部と両サイドフレーム67、68の上端
部との間には、ゴルフバッグ上部を各マウント70、7
1に固定するためのバンド72、73が各々装着されて
いる。更に、両サイドフレーム67、68の間には、補
強フレーム74、75が交差した状態でボルトにより固
定されている。この場合、アクスルシャフトケーシング
62、左サイドフレーム67、右サイドフレーム68、
クロスフレーム69が、矩形状(ロの字型)に閉じたフ
レームを構成している。
【0043】後輪66を支持するキャスタ65には、ヘ
ッドパイプ76がボルトにより固定されており、該ヘッ
ドパイプ76には、アッパフレーム77の軸方向中央部
から分岐した基端部と、ロアフレーム78の軸方向一端
部とがボルトにより各々固定されている。アッパフレー
ム77の軸方向一端部は、クロスフレーム69の軸方向
中央部に溶接またはボルトにより固定されており、該固
定箇所の近傍には、リモートコントロールボックス56
(図5参照)の操作に基づく電波を受信するためのアン
テナ79が垂設されている。この場合、リモートコント
ロールボックス56は、ゴルフバッグの搭載数、即ちプ
レーヤーに対応して2台用意されている。
【0044】アッパフレーム77の軸方向他端部側に
は、ゴルフカート61を手動で操作するためのハンドル
グリップ80と、電源投入用の電源スイッチ81a,ゴ
ルフカートを前進モード/後退モードとする前進後退ス
イッチ81b,ゴルフカートを所定時間走行させる所定
時間走行スイッチ81c,ゴルフカートを非常停止する
非常停止スイッチ81d,後輪(操舵輪)66の電動操
舵用の電動操舵スイッチ81e,ゴルフカートの走行速
度を無段階で調節する速度調整ボリウム81f,バッテ
リ電圧状態を表示するバッテリ電圧表示用LED81g
を備えたスイッチボックス81とが装着されている。ま
た、ハンドルグリップ80の下端部には、ゴルフカート
61を走行させるための走行スイッチ82が配設されて
いる。この場合、ゴルフカート61は、走行スイッチ8
2を押下操作している間だけ走行し、押下操作をやめる
と走行を停止するようになっている。
【0045】ロアフレーム78の軸方向他端部側は、セ
ンターアクスルマウントブラケット,センターアクスル
マウントラバー(以上図示略)を介して、溶接またはボ
ルトによりアクスルシャフトケーシング62へ固定され
る一方、ロアフレーム78の軸方向一端部の近傍には、
2個のゴルフバッグの底部を各々載置するための載置板
83、84を備えたゴルフバッグホルダ85が固定され
ており、載置板83、84には、ゴルフバッグの底部側
面を係止するための係止部材83a、84aが一体に設
けられている。更に、ゴルフバッグホルダ85の下端部
には、ゴルフカート61をカート道を軌道走行させる際
に、地中に埋設した磁石の磁気あるいはケーブルの低周
波電流を検出するためのAGV(Auto Guided Vehic
le)センサ86が固定されている。
【0046】即ち、本第2実施例のゴルフカート61に
おいては、左サイドフレーム67,右サイドフレーム6
8,クロスフレーム69,アクスルシャフトケーシング
62,アッパフレーム77,ロアフレーム78により基
本フレームを構成すると共に、これら各フレーム及びケ
ーシングとヘッドパイプ76及び後述のバッテリホルダ
88とにより全フレームを構成している。そして、前記
アクスルシャフトケーシング62、左サイドフレーム6
7、右サイドフレーム68、クロスフレーム69によ
り、矩形状(ロの字型)に閉じたフレームを構成した点
が特徴となっている。
【0047】ヘッドパイプ76の上部には、モータ部,
ウォームギヤを使用した減速機等から成る電動操舵ユニ
ット87がボルトにより固定されており、該電動操舵ユ
ニット87により、後輪66の切れ角を制御する電動操
舵を行うようになっている。この場合、減速機にウォー
ムギヤを使用することにより、大きい減速比を確保しな
がら減速機の小型軽量化を図っており、これによりモー
タの小型化も図り、全体として電動操舵ユニット87の
小型軽量化を実現している。
【0048】ヘッドパイプ76の内部には、キャスタ6
5内部に配設されたキャスタ軸が貫通状態に配設されて
おり、該キャスタ軸は電動操舵ユニット87のモータ出
力軸と連結されている。これにより、後輪66は、キャ
スタ65及びヘッドパイプ76を介してアッパフレーム
77に支持され、電動操舵ユニット87により回転させ
られるようになっている。この場合、電動操舵ユニット
87のモータ出力軸とキャスタ軸との間に配設してある
クラッチ機構(図示略)により、後輪66をニュートラ
ル状態とすることが可能となっている。
【0049】左サイドフレーム67及び右サイドフレー
ム68の軸方向中央部から下端部と、ロアフレーム38
の軸方向前端部とで形成されるスペースには、バッテリ
ホルダ48が装着されており、該バッテリホルダ88に
は、2個のバッテリ89、90が左右対称に搭載されて
いる。バッテリ89、90の間には、メインコントロー
ラ91が配設される一方、バッテリ89、90の上方部
には、リモートコントロール受信器・電動操舵用コント
ローラ92が配置されており、該コントローラ92は、
アンテナ79で受信したリモートコントロールボックス
56からのリモートコントロール信号の解読,メインコ
ントローラ91に対する信号解読に基づく駆動命令信号
の出力,電動操舵ユニット87に対する操舵命令信号の
出力を行うようになっている。
【0050】アクスルシャフトケーシング62には、軸
方向に分割された左前輪63用のアクスルシャフト及び
右前輪64用のアクスルシャフト(図示略)間に介在し
て両者を連結するディファレンシャルギヤ,デファレン
シャルサイドギヤ,デファレンシャルピニオン(以上図
示略)等を備えたギヤボックス93が配設されており、
該ギヤボックス93には、左前輪63、右前輪64を駆
動するための駆動用モータ94が取付けられている。こ
の場合、バッテリ電圧の低下等の非常時等には、ギヤボ
ックス93のレバー95を操作して左前輪63,右前輪
64をフリー状態とすることにより、ゴルフカート61
を手動(手押し)操作することができるようになってい
る。
【0051】この場合、本第2実施例における手動操作
/手元スイッチ操作/リモートコントロール操作/軌道
走行操作の4ウエイ操作については、上記第1実施例と
同様であるため説明を省略する。
【0052】次に、上記の如く構成した本第2実施例の
ゴルフカートの作用を説明する。
【0053】ゴルフカート61の左サイドフレーム6
7,右サイドフレーム68,クロスフレーム69,アク
スルシャフトケーシング62が矩形状(ロの字型)に閉
じたフレームを構成すると共に、左前輪63,右前輪6
4を軸支するアクスルシャフトをアクスルシャフトケー
シング62内部で軸受により支持した構造であるため、
アクスルシャフトに負荷をかけることなく、ゴルフカー
ト本体やゴルフバッグ等の重量を左前輪63及び右前輪
64で支持することが可能となり、アクスルシャフトの
軽量化を図ることができると共に、ゴルフカート61全
体の小型軽量化をも図ることができる。更に、回転体で
あるアクスルシャフトをアクスルシャフトケーシング6
2の内部に収納しているため、アクスルシャフトへの人
間や物体の接触を防止することができる。
【0054】また、ゴルフカート61のゴルフバッグ搭
載部分の左右両側、即ち、左サイドフレーム67,右サ
イドフレーム68,クロスフレーム69,アッパフレー
ム77の固定箇所から後方の両側には、フレーム等を一
切配置しない構造としているため、ゴルフカート61に
対しゴルフバッグを積み込んだり積み降ろしたりする場
合、積み降ろしを容易に行うことができると共に、ゴル
フバッグに対しゴルフクラブを出し入れする場合も、円
滑に行うことができる。
【0055】また、ゴルフカート61のクロスフレーム
69に、フレームの機能とゴルフバッグの上部を保持す
る機能とを兼用させているため、ゴルフバッグ保持部を
別個に設けることが不要となる。更に、左サイドフレー
ム67及び右サイドフレーム68をクロスフレーム69
の配設部分から上方へ突出状態に配設しているため、両
サイドフレーム67,68によりゴルフバッグの上部外
側部分を係止でき、これによりゴルフバッグの脱落を防
止することができる。
【0056】また、ゴルフカート61にゴルフバッグを
搭載した状態では、アッパフレーム77,ロアフレーム
78,クロスフレーム69,ゴルフバッグホルダ85が
ゴルフバッグで隠されるため、ゴルフカート61が外観
上小さく且つ軽快に見え、ゴルフ場という場所柄から好
適である。更に、ゴルフカート61はアッパフレーム7
7を中心とした左右対称な構造であるため、安定性の確
保に好適である。
【0057】また、ゴルフカート61をプレーヤーの所
まで呼び寄せる場合は、リモートコントロールボックス
56を所定操作すると、リモートコントロール信号がゴ
ルフカート61のアンテナ79を介しリモートコントロ
ール受信器・電動操舵用コントローラ92へ送信され、
該コントローラ92で信号が解読され、駆動命令信号が
メインコントローラ91へ出力されると共に、操舵命令
信号が電動操舵ユニット87へ出力される結果、ゴルフ
カート61をリモートコントロール操作によりボール地
点まで呼び寄せることができる。これにより、ゴルフカ
ート61までゴルフクラブを取りに行く手間を省くこと
ができ、プレーヤーの負担の軽減やプレー進行の迅速化
を図ることが可能となる。
【0058】また、ゴルフカート61に、電動操舵ユニ
ット87により後輪66の切れ角を制御する電動操舵方
式を採用することにより、手動操作/手元スイッチ操作
/リモートコントロール操作/軌道走行操作の4ウエイ
操作の選択を可能とすることができ、また、傾斜面にお
けるゴルフカート61の直進安定性を図ることが可能と
なる。更に、電動操舵ユニット87の減速機には、ウォ
ームギヤを使用しているため、大きい減速比を確保しな
がら電動操舵ユニット87の小型軽量化を図ることがで
きる。更に、ウォームギヤの使用により、モータ出力軸
からのトルクはキャスタ軸へ伝達されるが、キャスタ軸
からのトルクはモータ出力軸へ伝達されないため、傾斜
面においてもゴルフカート61の直進性を確保すること
ができる。
【0059】また、ゴルフカート61は、小型軽量性を
確保しながら2個のゴルフバッグを搭載可能とした2バ
ッグカートであるため、フェアウエイ上を芝を傷めるこ
となく円滑に走行させることができると共に、1パーテ
ィーで2台のゴルフカートで済むという利点が有る。従
って、従来の1バッグカートを使用した際、1パーティ
ーで4台のカートを必要とするためコース上にカートが
氾濫する不具合や、従来の4バッグカートを使用した
際、重量が重くフェアウエイの芝を傷めるため専用道し
か走行させることができない不具合を解消することがで
きる。
【0060】また、ゴルフカート61は、手動操作/手
元スイッチ操作/リモートコントロール操作/軌道走行
操作の4ウエイ操作の選択が可能であるため、プレーヤ
ーが最も楽な方法で操作することができる。例えば、ゴ
ルフカート61を当該ホールで手元スイッチ操作やリモ
ートコントロール操作で走行させながらプレーしたプレ
ーヤーが、ホールアウトして次のホールへ向かう場合、
次のホールのティーグランドへ至るカート道にガイドウ
エイを予め敷設してあれば、ゴルフカート61をガイド
ウエイ上を自動搬送することもできる。これにより、プ
レーヤーは次のホールの攻略に専念することが可能とな
る。
【0061】(3)第3実施例。 本第3実施例の非乗用式ゴルフカートの構成を図9乃至
図11に基づき説明すると、該ゴルフカート101は、
操舵輪たる前輪を電動操舵機構により電動操舵可能とす
ることにより、手動操作/手元スイッチ操作/リモート
コントロール操作/軌道走行操作の4ウエイ操作の選択
を可能としたものであり、2個のゴルフバッグの搭載が
可能で、且つゴルフカート21の進行方向中心線に配置
したアッパフレーム37を中心として左右対称な構造と
なっている。本第3実施例のゴルフカート101は、前
側1輪,後側2輪となっている。
【0062】本第3実施例のゴルフカート101が、上
記第1実施例のゴルフカート21と相異する点は、アッ
パフレーム37’の基端部に、例えばパイプ等からなる
部材を平面略三角形状に屈曲せしめて形成したハンドル
グリップ120を装着し、該ハンドルグリップ120の
上部の前方側(非操作側)に、スイッチボックス121
を配設すると共に、該スイッチボックス121の後端部
に、走行スイッチ122を配設した点である。この場
合、本第3実施例に示す各部が上記第1実施例に示す各
部と共通構成には同一符号を付し説明を省略する。
【0063】本第3実施例のゴルフカートにおいても、
上述したような第1実施例及び第2実施例における効果
と同様の効果を奏すると共に、ハンドルグリップ120
を平面略三角形状を有する構造としているため、該ハン
ドルグリップ120の手前側の握り部120aを把持す
れば、ゴルフカート101をスムーズに操作することが
可能であり、これにより良好な操作性を保つことができ
る。
【0064】(4)第4実施例。 本第4実施例の非乗用式ゴルフカートの構成を図12に
基づき説明すると、該ゴルフカート131は、操舵輪た
る前輪を電動操舵機構により電動操舵可能とすることに
より、手動操作/手元スイッチ操作/リモートコントロ
ール操作/軌道走行操作の4ウエイ操作の選択を可能と
したものであり、2個のゴルフバッグの搭載が可能で、
且つゴルフカート131の進行方向中心線に配置したア
ッパフレーム37を中心として左右対称な構造となって
いる。本第3実施例のゴルフカート131は、前側1
輪,後側2輪となっている。
【0065】本第4実施例のゴルフカート131が、上
記第1実施例のゴルフカート21と相異する点は、両サ
イドフレーム132,133の形状を略「くの字」形状
とし、両サイドフレーム132,133、クロスフレー
ム29、アッパフレーム37とが交差する箇所をボルト
または溶接により固定すると共に、両サイドフレーム1
32,133とクロスフレーム29との間に補強部材1
34,135をボルトまたは溶接により固定し、更にク
ロスフレーム29の軸方向両端部にゴルフバッグ上部側
面を係止するための係止部材136,137を配設し、
両サイドフレーム132,133及びケーシング22に
より略三角形状の枠体を構成した点である。この場合、
本第4実施例に示す各部が上記第1実施例に示す各部と
共通構成には同一符号を付し説明を省略する。
【0066】本第4実施例のゴルフカートにおいても、
上述したような第1実施例及び第2実施例における効果
と同様の効果を奏することができる。
【0067】尚、上記各実施例のゴルフカートは、2個
のゴルフバッグを搭載可能な構造としたが、ゴルフバッ
グの搭載個数は2個に限定されるものではなく、4個の
ゴルフバッグを搭載可能な構造とすることも可能であ
る。また、上記各実施例のゴルフカートにおけるハンド
ルグリップの形状は、図2に示す棒状及び図11に示す
三角形状のうち任意の形状とすることが可能であり、更
にこれら以外の例えば平面形状が円環状(リング状)等
の他の形状とすることも可能である。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の本
発明によれば、駆動輪用のアクスルシャフトを軸受を介
して収納した筒状のケーシングと、該ケーシングの軸方
向両端側に基端部が各々固定されると共に先端部が上方
へ向けて各々配設された一対のサイドフレームと、該両
サイドフレームの各上部間に固定された水平クロスフレ
ームと、前記操舵輪を軸支するキャスタと前記ケーシン
グとの間に配設された下部フレームと、前記キャスタと
前記水平クロスフレームとの間に配設された上部フレー
ムとを備えたフレーム構造としているため、フレーム構
造を簡略化することが可能となり、これによりゴルフカ
ートの小型化を図ることができ、また、アクスルシャフ
トに負荷をかけることなく、ゴルフカート本体やゴルフ
バッグ等の重量を駆動輪で支持することが可能となり、
これによりアクスルシャフトの軽量化を図ることがで
き、その結果、ゴルフカート全体の小型軽量化をも図る
ことができる等、極めて優れた効果を有するゴルフカー
トを提供することができる。
【0069】また、請求項2記載の本発明の如く、ゴル
フカートに電動操舵ユニット及びコントローラを配設し
た場合は、操舵輪を電動で操舵することが可能となり、
ゴルフカートの走行安定性を確保することが可能とな
る。
【0070】また、請求項3記載の本発明の如く、ゴル
フカートにスイッチボックス,アンテナ,センサ及びコ
ントローラを配設した場合は、プレーヤーは、ゴルフカ
ートを手動(手押し)走行,電動走行,遠隔制御走行,
軌道走行(自動搬送)の内、最も楽な方法で走行させる
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例によるゴルフカートの構成
を示す外観図である。
【図2】第1実施例のゴルフカートの構成を示す左側面
図である。
【図3】第1実施例のゴルフカートの構成を示す背面図
である。
【図4】第1実施例のゴルフカートの構成を示す平面図
である。
【図5】第1実施例のリモートコントロールボックスの
構成を示す平面図である。
【図6】第2実施例のゴルフカートの構成を示す右側面
図である。
【図7】第2実施例のゴルフカートの構成を示す正面図
である。
【図8】第2実施例のゴルフカートの構成を示す平面図
である。
【図9】第3実施例のゴルフカートの構成を示す左側面
図である。
【図10】第3実施例のゴルフカートの構成を示す背面
図である。
【図11】第3実施例のゴルフカートの構成を示す平面
図である。
【図12】第4実施例のゴルフカートの構成を示す背面
図である。
【図13】従来例のゴルフカートの構成を示し、(a)
は右側面図、(b)は正面図である。
【図14】従来例のゴルフカートの構成を示し、(a)
は右側面図、(b)は背面図である。
【図15】従来例のゴルフカートの構成を示し、(a)
は右側面図、(b)は平面図である。
【図16】従来例のゴルフカートの構成を示し、(a)
は右側面図、(b)は平面図である。
【図17】従来例のゴルフカートの構成を示す外観図で
ある。
【符号の説明】
21 ゴルフカート 22 アクスルシャフトケーシング 23 左後輪 24 右後輪 26 前輪 27 左サイドフレーム 28 右サイドフレーム 29 クロスフレーム 30、31 マウント 36 ヘッドパイプ 37 アッパフレーム 38 ロアフレーム 39 アンテナ 40 ハンドルグリップ 41 スイッチボックス 42 走行スイッチ 45 ゴルフバッグホルダ 46 AGVセンサ 47 電動操舵ユニット 48 バッテリホルダ 49、50 バッテリ 51 メインコントローラ 52 リモートコントロール受信器・電動操舵用コント
ローラ 53 ギヤボックス 54 駆動用モータ 56 リモートコントロールボックス

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2個の駆動輪と1個の操舵輪
    とを備え複数個のゴルフバッグの搭載を可能としたゴル
    フカートにおいて、 前記各駆動輪用のアクスルシャフトを軸受を介して収納
    した筒状のケーシングと、該ケーシングの軸方向両端側
    に基端部が各々固定されると共に先端部が上方へ向けて
    各々配設された一対のサイドフレームと、該両サイドフ
    レームの各上部間に固定された水平クロスフレームと、
    前記操舵輪を軸支するキャスタと前記ケーシングとの間
    に配設された下部フレームと、前記キャスタと前記水平
    クロスフレームとの間に配設された上部フレームとを具
    備したことを特徴とするゴルフカート。
  2. 【請求項2】 少なくとも2個の駆動輪と1個の操舵輪
    とを備え複数個のゴルフバッグの搭載を可能としたゴル
    フカートにおいて、 前記各駆動輪用のアクスルシャフトを軸受を介して収納
    した筒状のケーシングと、該ケーシングの軸方向両端側
    に基端部が各々固定されると共に先端部が上方へ向けて
    各々配設された一対のサイドフレームと、該両サイドフ
    レームの各上部間に固定された水平クロスフレームと、
    前記操舵輪を軸支するキャスタと前記ケーシングとの間
    に配設された下部フレームと、前記キャスタと前記水平
    クロスフレームとの間に配設された上部フレームとを備
    え、 前記下部フレームに配設されたゴルフバッグ底部載置用
    のゴルフバッグホルダと、前記下部フレームに配設され
    た電源ユニットと、前記ケーシングに付設され前記駆動
    輪を駆動するモータを有する駆動ユニットとを装備し、 前記キャスタの近傍に配設され該キャスタを介して前記
    操舵輪を操舵するモータを有する電動操舵ユニットと、
    前記電動操舵ユニットを制御するコントローラとを具備
    したことを特徴とするゴルフカート。
  3. 【請求項3】 少なくとも2個の駆動輪と1個の操舵輪
    とを備え複数個のゴルフバッグの搭載を可能としたゴル
    フカートにおいて、 前記各駆動輪用のアクスルシャフトを軸受を介して収納
    した筒状のケーシングと、該ケーシングの軸方向両端側
    に基端部が各々固定されると共に先端部が上方へ向けて
    各々配設された一対のサイドフレームと、該両サイドフ
    レームの各上部間に固定された水平クロスフレームと、
    前記操舵輪を軸支するキャスタと前記ケーシングとの間
    に配設された下部フレームと、前記キャスタと前記水平
    クロスフレームとの間に配設された上部フレームとを備
    え、 前記下部フレームに配設されたゴルフバッグ底部載置用
    のゴルフバッグホルダと、前記下部フレームに配設され
    た電源ユニットと、前記ケーシングに付設され前記駆動
    輪を駆動するモータを有する駆動ユニットとを装備し、 前記キャスタの近傍に配設され該キャスタを介して前記
    操舵輪を操舵するモータを有する電動操舵ユニットと、
    前記上部フレームに配設されたゴルフカート電動操作用
    のスイッチボックスと、前記上部フレームまたは前記水
    平クロスフレームに配設されゴルフカート遠隔操作用の
    信号を受信するためのアンテナと、ゴルフカート自動搬
    送用の軌道を検出するセンサと、前記電源ユニット近傍
    に配設され前記スイッチボックスの操作または前記アン
    テナの受信信号または前記センサの検出信号に基づき前
    記駆動ユニット,前記電動操舵ユニットを制御するコン
    トローラとを具備したことを特徴とするゴルフカート。
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