JPH0582823A - フオトトランジスタ - Google Patents

フオトトランジスタ

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Publication number
JPH0582823A
JPH0582823A JP3241208A JP24120891A JPH0582823A JP H0582823 A JPH0582823 A JP H0582823A JP 3241208 A JP3241208 A JP 3241208A JP 24120891 A JP24120891 A JP 24120891A JP H0582823 A JPH0582823 A JP H0582823A
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JP
Japan
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layer
base
base layer
emitter
guard ring
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Pending
Application number
JP3241208A
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English (en)
Inventor
Yoshimi Doi
好美 土井
Mitsukuni Akai
光邦 赤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Publication of JPH0582823A publication Critical patent/JPH0582823A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フォトトランジスタのウエハ製造工程で、ベ
ース・コレクタ接合を覆うAlガードリングの直下にピ
ンホールが生じたときに、ベース・エミッタ間が短絡す
るのを防止する。これにより、ウエハ歩留および製品
(フォトカプラ)の信頼性を向上する。 【構成】 N型コレクタ層1と、P型ベース層3と、ベ
ース層3の周辺部を除く内側領域Aに設けられたエミッ
タ層6を備える。ベース層3の周辺部4のベース・コレ
クタ接合20上に酸化膜2を介して金属製ガードリング
12を設け、この金属製ガードリング12をベース層3
の周辺部4に接続する。ベース層3内で周辺部4と内側
領域Aとの間に、エミッタ層6と同じ導電型を有し、ベ
ース層3の深さを越えない深さの拡散層13を設ける。
これにより、ベース層3の周辺部4と内側領域Aとの間
の導電経路5を深さ方向に狭める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、フォトトランジスタ
に関し、より詳しくは、フォトカプラの受光チップとし
て用いられるフォトトランジスタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のフォトトランジスタとし
ては、図3に示すようなものがある。このフォトトラン
ジスタは、N型半導体基板101の裏面に高濃度のN型
不純物を拡散(N+型拡散層116を形成)してなるコレ
クタ層200と、基板101表面に設けられたP型のベ
ース層(受光部)103と、このベース層103内に設け
られたN+型のエミッタ層106を備えている。上記ベ
ース層103の略中央にはベース電極109が設けら
れ、ベース層103の周辺部にはAlガードリング11
2が設けられている。また、上記エミッタ層106上に
はエミッタ電極111が設けられている。上記ベース電
極109,エミッタ電極111は、それぞれコンタクト
孔(酸化膜102に開口されている)108,110を介
して、ベース層103,エミッタ層106に直接接続さ
れている。一方、上記Alガードリング112は、Al配
線113を介してエミッタ電極111に接続されてい
る。なお、107はN+型チャネルストッパーを示して
いる。
【0003】上記Alガードリング112は、ベース・
コレクタ接合120の表面電位を制御して信頼性を確保
するために設けられている。このAlガードリング11
2がベース層103でなくエミッタ層106(エミッタ
電極111)に接続されている理由は、CMR(同相信号
除去比)を高めるためである。CMRとは、フォトカプ
ラの入出力間に急激に変化する電圧(同相信号)が印加さ
れたとき、入出力間の浮遊容量を通してフォトトランジ
スタ(受光側)に生ずるノイズを除去できる比率をいう。
Alガードリング112がベース電位にある場合は、ノ
イズがベース層103に流れ込んで増幅されるためCM
Rが低下する。しかし、Alガードリング112がエミ
ッタ電位にある場合は、ノイズがベース層103に流れ
込みにくく、CMRを比較的高くすることができる。こ
の理由により、従来はAlガードリング112をエミッ
タ層106に接続していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記フォト
トランジスタを製造する場合、ウエハ製造工程で酸化膜
102のAlガードリング112直下の部分(Al配線1
13直下の部分を含む)にピンホールが生じることがあ
る。この場合、従来の構造では、Alガードリング11
2をエミッタ電極111に接続しているため、Alガー
ドリング112,Al配線113を介してベース層103
とエミッタ層106とが短絡する。ここで、ベース・エ
ミッタ間が完全に短絡状態になれば、ウエハ完成後の自
動テストによって不良と判定することができる。しかし
ながら、ピンホール内に薄膜が残っていて、ある程度絶
縁性が有る場合、テストでは除去することができない。
このため、製品(フォトカプラ)としての使用中に、上記
ピンホール内の薄膜に静電破壊が生じてベース・エミッ
タ間が短絡し、特性が劣化するという問題がある。この
ような場合、製品のユーザーに大いに迷惑をかけること
になる。
【0005】そこで、この発明の目的は、ウエハ製造工
程でAlガードリングの直下にピンホールが生じたとし
ても、ウエハ状態および製品段階でベース・エミッタ間
が短絡するのを防止でき、ウエハ歩留および製品の信頼
性を向上できるフォトトランジスタを提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明のフォトトランジスタは、P型またはN型
の半導体基板で構成されるコレクタ層と、上記コレクタ
層と異なる導電型を有し、上記基板表面の所定領域に設
けられたベース層と、上記コレクタ層と同じ導電型を有
し、上記ベース層内の周辺部を除く内側領域に設けられ
たエミッタ層とを備え、上記ベース層の周辺部のベース
・コレクタ接合上に酸化膜を介して金属製ガードリング
が設けられたフォトトランジスタにおいて、上記金属製
ガードリングを上記ベース層の周辺部に接続し、上記ベ
ース層内で周辺部と内側領域との間に、上記エミッタ層
と同じ導電型を有し、ベース層の深さを越えない深さの
拡散層を設けて、上記ベース層の周辺部と内側領域との
間の導電経路を深さ方向に狭めるようにしたことを特徴
としている。
【0007】
【作用】この発明によれば、ベース・コレクタ接合を覆
う金属製ガードリングはベース層の周辺部に接続され、
エミッタ層には接続されていない。したがって、ウエハ
製造工程で金属製ガードリング直下の酸化膜にピンホー
ルが生じたとしても、このピンホールを通して本来接続
されるべきベース層につながるだけであり、エミッタ層
につながることはない。したがって、ウエハ状態および
製品(フォトカプラ)段階で、ベース層とエミッタ層とが
短絡することはない。これにより、製品としての使用中
に、ベース・エミッタ間が短絡して特性が劣化するよう
なことが無くなり、製品の信頼性が向上する。また、ピ
ンホールが生じたとしても不良にならないことから、ウ
エハ歩留が向上する。
【0008】また、この発明のフォトトランジスタに
は、ベース層内の周辺部と内側領域(エミッタ層が設け
られている)との間に、エミッタ層と同じ導電型を有
し、ベース層の深さを越えない深さの拡散層が設けられ
ている。これにより、ベース層の周辺部と内側領域との
間の導電経路が深さ方向に狭められ高抵抗層となる。す
なわち、上記金属製ガードリングは、ベース層の周辺部
から上記高抵抗層を通して内側領域に接続された状態と
なる。この状態では、フォトカプラの入出力間に急激に
変化する電圧(同相信号)が印加され、浮遊容量を介して
ノイズがベース層内に流れ込もうとしても、上記高抵抗
層によってノイズの侵入が妨げられる(上記浮遊容量と
高抵抗層によって積分される)。したがって、CMR
は、エミッタ層に上記金属製ガードリングを接続した場
合と略同等のレベルとなる。
【0009】
【実施例】以下、この発明のフォトトランジスタを図示
の実施例により詳細に説明する。図1に示すように、こ
のフォトトランジスタは、N型半導体基板1に裏面側か
ら高濃度のN型不純物を拡散(N+型拡散層16を形成)
してなるコレクタ層を備えている。上記基板1表面の中
央にP型ベース層(受光部)3が設けられ、ベース層3内
の内側領域AにN+型エミッタ層6が設けられている。
上記ベース層3の内側領域A内(エミッタ層6の隣)には
ベース電極9設けられ、ベース層3の周辺部4にはAl
ガードリング12が設けられている。また、エミッタ層
6上にはエミッタ電極11が設けられている。上記ベー
ス電極9,エミッタ電極11,Alガードリング12は、
それぞれコンタクト孔(酸化膜2に開口されている)8,
10,14を介して、ベース層3の内側領域A,エミッタ
層6,ベース層3の周辺部4に直接接続されている。
また、ベース層3内で周辺部4と内側領域Aとの間に、
ベース層3の深さを越えない深さのN+型拡散層13が
設けられている。この拡散層13は、ベース層3の周辺
部4と上記内側領域Aとの間の導電経路5を深さ方向に
狭めて高抵抗層としている。なお、7はN+型チャネル
ストッパー、15はコレクタ電極を示している。
【0010】このフォトトランジスタは、次のようにし
て作製される。まず、図2(a)に示すように、酸化を行
って、半導体基板1の表面,裏面にそれぞれ酸化膜2,
2′を形成する。続いて、フォトリソグラフィを行っ
て、酸化膜3に開口を設け、この開口を通してP型不純
物を導入してベース層3を形成する。このとき、上記開
口には酸化膜(2aで表す)が形成される。次に、同図(b)
に示すように、上記酸化膜2aに開口を設け、この開口
を通してエミッタ層6と、N+型拡散層13と、N+型チ
ャネルストッパー7を同時に形成する(各開口には酸化
膜2bが形成される)。上記N+型拡散層13を設けるこ
とにより、ベース層3の内側領域Aと周辺部4との間
に、狭い導電経路(高抵抗層)5が形成される。なお、こ
のとき同時に、基板1の裏面側にN+拡散層16を形成
する(酸化膜2b′も形成される)。次に、同図(c)に示す
ように、ベース層3の内側領域A(エミッタ層6の隣)上
にコンタクト孔8、エミッタ層6上にコンタクト孔1
0、ベース層3の周辺部4上にコンタクト孔14を開口
した後、ベース電極9、エミッタ電極11、Alガード
リング12を同時に形成する。最後に、裏面の酸化膜2
b′を除去して、コレクタ電極15を形成する。
【0011】このように、Alガードリング12をベー
ス層3(の周辺部4)に接続し、エミッタ層6に接続して
いないので、ウエハ製造段階でAlガードリング12直
下の酸化膜2にピンホールが生じたとしても、ウエハ状
態および製品段階でベース層3とエミッタ層6とが短絡
することはない。すなわち、上記ピンホールを通してA
lガードリング12とベース層3とが短絡したとして
も、Alガードリング12はエミッタ層6とつながって
いないので、ベース層3とエミッタ層6とが短絡するこ
とはない。したがって、製品(フォトカプラ)としての使
用中に、ベース・エミッタ間が短絡して特性が劣化する
のを防止でき、製品の信頼性を向上させることができ
る。また、ピンホールが生じたとしても不良にならない
ことから、ウエハ歩留を向上させることができる。
【0012】また、ベース層3の周辺部4と内側領域A
との間の導電経路5を狭めて高抵抗層を形成して、Al
ガードリング12がベース層3の周辺部4から上記導電
経路(高抵抗層)5を通して内側領域Aに接続された状態
にしている。この状態では、フォトカプラの入出力間に
急激に変化する電圧(同相信号)が印加され、浮遊容量を
介してノイズがベース層3内に流れ込もうとしても、上
記高抵抗層によってノイズの侵入を妨げることができる
(上記浮遊容量と高抵抗層とによって積分される)。した
がって、Alガードリング12をエミッタ層6に接続し
た場合と略同等に、CMRが低下するのを防止すること
ができる。
【0013】
【発明の効果】以上より明らかなように、この発明のフ
ォトトランジスタは、ベース層周辺部のベース・コレク
タ接合を覆う金属製ガードリングを上記ベース層周辺部
に接続し、上記ベース層内の周辺部と内側領域との間
に、上記エミッタ層と同じ導電型を有し、ベース層の深
さを越えない深さの拡散層を設けて、上記ベース層の周
辺部と内側領域との間の導電経路を深さ方向に狭めるよ
うにしているので、ウエハ製造工程でAlガードリング
の直下にピンホールが生じたとしても、ベース・エミッ
タ間が短絡するのを防止できる。したがって、ウエハ歩
留および製品の信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例のフォトトランジスタの
構造を示す斜視断面図である。
【図2】 上記フォトトランジスタの製造工程を説明す
る図である。
【図3】 従来のフォトトランジスタの断面を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 半導体基板 2,2′,2a,
2b,2b′ 酸化膜 3 ベース層 4 周辺部 5 高抵抗層 6 エミッタ
層 7 N+型チャネルストッパー 8,10,14
コンタクト孔 9 ベース電極 11 エミッ
タ電極 12 Alガードリング 13,16
+型拡散層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 P型またはN型の半導体基板で構成され
    るコレクタ層と、上記コレクタ層と異なる導電型を有
    し、上記基板表面の所定領域に設けられたベース層と、
    上記コレクタ層と同じ導電型を有し、上記ベース層内の
    周辺部を除く内側領域に設けられたエミッタ層とを備
    え、上記ベース層の周辺部のベース・コレクタ接合上に
    酸化膜を介して金属製ガードリングが設けられたフォト
    トランジスタにおいて、 上記金属製ガードリングを上記ベース層の周辺部に接続
    し、 上記ベース層内で周辺部と内側領域との間に、上記エミ
    ッタ層と同じ導電型を有し、ベース層の深さを越えない
    深さの拡散層を設けて、 上記ベース層の周辺部と内側領域との間の導電経路を深
    さ方向に狭めるようにしたことを特徴とするフォトトラ
    ンジスタ。
JP3241208A 1991-09-20 1991-09-20 フオトトランジスタ Pending JPH0582823A (ja)

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ID=17070811

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JP3241208A Pending JPH0582823A (ja) 1991-09-20 1991-09-20 フオトトランジスタ

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JP (1) JPH0582823A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100371457B1 (ko) * 1997-09-30 2003-02-07 인텔 코오퍼레이션 암전류 감소 가드링

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100371457B1 (ko) * 1997-09-30 2003-02-07 인텔 코오퍼레이션 암전류 감소 가드링

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