JPH09181335A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JPH09181335A
JPH09181335A JP33746695A JP33746695A JPH09181335A JP H09181335 A JPH09181335 A JP H09181335A JP 33746695 A JP33746695 A JP 33746695A JP 33746695 A JP33746695 A JP 33746695A JP H09181335 A JPH09181335 A JP H09181335A
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JP
Japan
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semiconductor substrate
groove
epitaxial layer
type impurity
conductivity type
Prior art date
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Pending
Application number
JP33746695A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazufumi Shimauchi
一文 島内
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Rohm Co Ltd
Original Assignee
Rohm Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH09181335A publication Critical patent/JPH09181335A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、単一の半導体基板に形成された複
数のダイオード素子間のリーク電流を防止することがで
きる半導体装置を提供することにある。 【解決手段】 本発明の半導体装置は、第1導電型の半
導体基板1と、半導体基板1上に形成された半導体基板
1より不純物濃度の低い第1導電型のエピタキシャル層
2と、エピタキシャル層2の表層部に形成された複数の
第2導電型の不純物領域3,4と、複数の第2導電型の
不純物領域3,4の周囲に形成された第1導電型のチャ
ネルストップ領域9,10,11,12とを有し、第1
導電型の半導体基板1及びエピタキシャル層2と複数の
第2導電型の不純物領域3,4とでダイオードを構成す
る半導体装置において、複数の第2導電型の不純物領域
3,4間に半導体基板1に達しない深さの溝13を形成
するとともに、溝13の底部から半導体基板1に達する
深さの第1導電型の不純物領域14を形成したことを特
徴とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置に関し、
特に単一の半導体基板に形成された複数のダイオード素
子間のリーク電流を防止できる半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より単一の半導体基板に複数のダイ
オード素子を形成した半導体装置が知られている。従来
の半導体装置は、図3(a)の断面図に示すように、P
+型半導体基板1に形成されたP-型エピタキシャル層2
と、エピタキシャル層2の表層部に形成されたN型不純
物領域3,4と、エピタキシャル層2の表面を覆うよう
に形成された酸化膜5とを有しており、P型の半導体基
板1及びエピタキシャル層2とN型の不純物領域3,4
とでダイオードD1,D2を構成している。N型不純物領
域3,4には酸化膜5に形成された開口部を介して電極
6,7が形成される一方、半導体基板1の裏面には共通
電極8として裏メタルが形成されている。
【0003】さらに、PN接合間に逆バイアスを印加し
たときに生じる空乏層(点線で示す)の広がりを防止す
るためP+型のチャネルストッパ9,10,11が、N
型の不純物領域3,4の深さより浅く、しかもその周囲
に位置するようにエピタキシャル層2の表層部に形成さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の半導体装置で
は、ダイオードD1,D2を個別にON,OFFすること
ができ、例えば、ダイオードD1をONし、ダイオード
2をOFFすることが可能である。しかし、ダイオー
ドD1だけに順方向電流IF1を流そうとしてもダイオー
ドD2からダイオードD1にリーク電流Ileakが流れてし
まう場合があった。
【0005】これは、半導体装置ではN型不純物領域3
とP-型のエピタキシャル層2とN型不純物領域4とで
寄生NPNトランジスタが形成されるため、図3(b)
の回路図に示すように、ダイオードD1に順方向電流I
F1が流れると、トランジスタの増幅機能が作用し、順方
向電流IF1のhFE(=電流増幅率)倍のリーク電流I
leakがダイオードD2からダイオードD1に、つまり電極
7から電極6の方向に流れてしまっていた。
【0006】寄生NPNトランジスタがラテラル(横
型)構造のためhFEが例えば0.1と低いとしても、順
方向電流IF1が1mAとすればリーク電流Ileakは1m
A×0.1=0.1mAと大きく、高精度を要求される
電子回路では誤動作の原因となってしまう。そのため、
リーク電流の撲滅が半導体装置の問題となっていた。本
発明の目的は、上述した問題点に鑑み、単一の半導体基
板に形成された複数のダイオード素子間のリーク電流を
防止することができる半導体装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために次のような構成をとる。すなわち、本発明
の半導体装置は、第1導電型の半導体基板と、前記半導
体基板上に形成された半導体基板より不純物濃度の低い
第1導電型のエピタキシャル層と、前記エピタキシャル
層の表層部に形成された複数の第2導電型の不純物領域
と、前記複数の第2導電型の不純物領域の周囲に形成さ
れた第1導電型のチャネルストップ領域とを有し、第1
導電型の半導体基板及びエピタキシャル層と複数の第2
導電型の不純物領域とでダイオードを構成する半導体装
置において、前記複数の第2導電型の不純物領域間に半
導体基板に達しない深さの溝を形成するとともに、前記
溝の底部から半導体基板に達する深さの第1導電型の不
純物領域を形成したことを特徴とするものである。
【0008】本発明の半導体装置のは複数の第2導電型
の不純物領域間に半導体基板に達しない深さの溝を形成
するとともに、溝の底部から半導体基板に達する深さの
第1導電型の不純物領域を形成したことで、リーク電流
が流れるのを防止、すなわちリークストッパとしての役
割を果たしている。エピタキシャル層の表面から半導体
基板に達しない深さに形成された溝は、隣接するダイオ
ード間を物理的に分離しリーク電流が流れるのを防止し
ている。
【0009】一方、溝の底部から半導体基板に達する深
さの第1導電型の不純物領域は、リーク電流の流れを遮
る障壁として作用させ、リーク電流が流れるのを防止し
ている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を、図面を
参照しつつ具体的に説明する。尚、従来と同一部分や相
当部分には同一の符号を付している。本発明の半導体装
置は図1の断面図に示すように、P+型の単一の半導体
基板1に、この半導体基板1より不純物濃度の低いP-
型のエピタキシャル層2が形成されている。P-型のエ
ピタキシャル層2の表層部には、N型の不純物領域3,
4が形成されている。本実施例では、P型の半導体基板
1及びエピタキシャル層2とN型の不純物領域3,4と
でダイオードD1,D2を構成している。
【0011】N型の不純物領域3,4の周囲に位置する
ようP+型のチャネルストッパ9,10,11,12,
が形成されており、PN接合間に逆バイアスを印加した
ときに生じる空乏層の広がりを防止している。また、エ
ピタキシャル層2の表面は、不純物領域3,4上を除き
素子を保護するために酸化膜5で覆われている。さら
に、不純物領域3,4は、酸化膜5に形成された開口部
を介してAl等の導電材料からなる電極6,7と電気的
に接続されている。一方、半導体基板1の裏面にも共通
電極8としてAl等の導電材料の裏メタルが形成されて
いる。
【0012】本発明の半導体装置は、不純物領域3,4
間に半導体基板1に達しない深さの溝13を形成すると
ともに、溝13の底部から半導体基板1に達する深さの
+型の不純物領域14を形成している。上述の構成
で、まずエピタキシャル層2の表面から半導体基板1に
達しない深さの溝13を形成し、この溝13で隣接する
ダイオードD1,D2間を物理的に分離しリーク電流I
leakが流れるのを防止している。
【0013】また、溝13の底部から半導体基板1に達
する深さのP+型の不純物領域14を、リーク電流I
leakの流れを遮る障壁として作用させ、リーク電流I
leakが流れるのを防止している。つまり、P+型の不純
物領域14が半導体基板1に達するまで深く拡散されて
いるとリーク電流Ileakはこの領域を通過できず、結果
としてこの領域がリーク電流Ileakの流れを遮る障壁と
して作用することになる。
【0014】さらに、本発明のようにリーク電流Ileak
を溝13とP+型の不純物領域14で防止することで次
の利点がある。例えば、溝だけでリーク電流Ileakを防
止しようすると半導体基板1に達する深さの溝が必要と
なる。しかし、溝が深すぎると半導体基板1の強度が低
下し割れてしまうおそれがあるとともに、溝の幅を大き
くなりチップサイズが大きくなる。
【0015】また、P+型の不純物領域だけでリーク電
流Ileakを防止しようすると、半導体基板1に達する深
さの不純物領域が必要となる。しかし、深く拡散しよう
とすると不純物領域の幅が広くなり素子自体を小さくで
きないという問題が生じる。従って、本発明の構成で
は、リーク電流Ileakの防止の他、半導体基板1の強度
の低下防止と、素子の小型化を実現することができる。
【0016】次に、本発明の半導体装置の製造方法を図
2を参照して説明する。同図(a)に示すように、不純
物濃度が1018cm-3程度のP+型の半導体基板1上に
不純物濃度が1016cm-3程度のP-型のエピタキシャ
ル層2を形成する。次に、同図(b)に示すように、エ
ピタキシャル層2に半導体基板1に達しない溝13をカ
ッタ等による物理的方法、またはエッチング等の化学的
方法をにより形成する。この溝13の深さは、形成する
素子の特性により異なるが、エピタキシャル層2の1/
3〜2/3程度の深さがよい。
【0017】溝13を形成した後、溝13の底部から半
導体基板1に達する不純物濃度が1018〜1019cm-3
程度のP+型の不純物領域14を形成する。本発明にお
いては、溝13と不純物領域14とがリークストッパと
しての役割を果たしている。次に、同図(c)に示すよ
うに、エピタキシャル層2の表層部に不純物濃度が10
18〜1019cm-3程度のN型の不純物領域3,4を形成
する。
【0018】最後に、同図(d)に示すように、N型の
不純物領域3,4の周囲に位置するように不純物濃度が
1018〜1019cm-3程度のP+型のチャネルストッパ
9,19,11,12を形成する。その後、エピタキシ
ャル層2の表面に形成された膜厚10000オングスト
ローム程度の酸化膜5に開口部を形成し、N型不純物領
域3,4上に開口部を介してAl等の導電材料からなる
電極6,7を形成する。最後に、半導体基板1の裏面に
共通電極8となる裏メタルを形成する。
【0019】尚、本実施例で説明した半導体装置と逆の
導電性を有する半導体装置においても本発明を適用する
ことができる。
【0020】
【発明の効果】以上、説明したように本発明による半導
体装置によれば、溝と不純物領域とでリークストッパを
構成しているので、リーク電流の防止の他、溝のみで形
成しているものに対して半導体基板の強度の低下防止
と、素子の小型化を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体装置を示す断面図。
【図2】本発明の半導体装置の製造方法をを示す断面
図。
【図3】従来の半導体装置を示す説明図。
【符号の説明】
1 半導体基板 2 エピタキシャル層 3,4 不純物領域 5 酸化膜 6,7 電極 8 共通電極 9,10,11,12 チャネルストッパ 13 溝 14 不純物領域

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1導電型の半導体基板と、前記半導体
    基板上に形成された半導体基板より不純物濃度の低い第
    1導電型のエピタキシャル層と、前記エピタキシャル層
    の表層部に形成された複数の第2導電型の不純物領域
    と、前記複数の第2導電型の不純物領域の周囲に形成さ
    れた第1導電型のチャネルストップ領域とを有し、第1
    導電型の半導体基板及びエピタキシャル層と複数の第2
    導電型の不純物領域とでダイオードを構成する半導体装
    置において、 前記複数の第2導電型の不純物領域間に半導体基板に達
    しない深さの溝を形成するとともに、前記溝の底部から
    半導体基板に達する深さの第1導電型の不純物領域を形
    成したことを特徴とする半導体装置。
JP33746695A 1995-12-25 1995-12-25 半導体装置 Pending JPH09181335A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR19990033746A (ko) * 1997-10-27 1999-05-15 구본준 반도체 장치의 소자격리방법
JP2006310672A (ja) * 2005-05-02 2006-11-09 Renesas Technology Corp 半導体装置の製造方法
JP2008186920A (ja) * 2007-01-29 2008-08-14 Mitsubishi Electric Corp 半導体装置

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JP2006310672A (ja) * 2005-05-02 2006-11-09 Renesas Technology Corp 半導体装置の製造方法
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