JPH0582510A - 半導体装置の保護膜の製造方法 - Google Patents

半導体装置の保護膜の製造方法

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Publication number
JPH0582510A
JPH0582510A JP23851891A JP23851891A JPH0582510A JP H0582510 A JPH0582510 A JP H0582510A JP 23851891 A JP23851891 A JP 23851891A JP 23851891 A JP23851891 A JP 23851891A JP H0582510 A JPH0582510 A JP H0582510A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
organic
film
etching
sog
polymer film
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Pending
Application number
JP23851891A
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English (en)
Inventor
Shinichi Kuwabara
▲慎▼一 桑原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
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Publication of JPH0582510A publication Critical patent/JPH0582510A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】半導体表面に形成する有機高分子膜が厚くても
微小なパターンを精度よく、ドライエッチングにより形
成できる半導体装置の保護膜の製造方法を提供する。 【構成】素子領域2を含む基板上に、有機高分子膜3,
有機SOG4の順で塗布した後、フォトレジストを用い
有機SOG4をエッチングする。次に、この有機SOG
4をマスクにして有機高分子膜3をエッチングすること
により、厚膜の保護膜でも精度良く形成できる。 【効果】有機高分子膜が厚くても、微小なパターンを精
度良くドライエッチングにて形成できるという効果が得
られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置の保護膜の製
造方法に関し、特に半導体記憶装置における半導体表面
の保護膜の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体表面に形成された素子部の
物理的損傷及びα線からの保護という目的で組立工程時
に有機物質をポッテェィングするという方法を用い、保
護膜を形成していた。最近では、ポッティングでは半導
体表面のカバー膜の機械的強度の低い部分を破壊するこ
とがあり、耐α線的にもモールドの純度向上により、厚
膜な保護膜を必要としなくなって来たこともあって、有
機高分子膜を半導体基板上でウェハープロセスとして、
形成する方法が主流となっており、そこでは基板上に有
機膜を形成しボンディングパッド等の有機膜を除去する
ために、フォトレジストをマスクとしてウェットエッチ
するのが通例であった。
【0003】図3を参照して、従来技術の一例を説明す
る。図3(a)に示すように、P型半導体基板1に素子
部を形成する。その後、図3(b)に示すように有機膜
を塗布機により塗布する。次に図3(c)に示す様にフ
ォトレジストを被着し、図3(d)に示すようにパター
ンを形成した後、図3(e)に示す様に有機膜をウェッ
トエッチ法により選択的に除去し、図3(f)に示す様
にフォトレジストを剥離していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の有機保
護膜の形成法では、ウェットエッチ法のため、等方性で
あり、微小なパターン形成が困難であり、保護膜が厚く
なるとエッチレート比のバラツキにより保護膜の選択エ
ッチングが困難であった。また、異方性のドライエッチ
を用いるとフォトレジストと有機膜のエッチレート比が
ほとんど1:1であるため、保護膜を厚くするとフォト
レジストによる選択的エッチングが不可能であり、精度
よくエッチングができなかった。
【0005】本発明の目的は、上記欠点を除去し、半導
体表面に形成する有機高分子膜が厚くても微小なパター
ンを精度よく、ドライエッチングにより形成できる半導
体装置の保護膜の製造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置の有
機高分子膜の製造方法は、半導体基板に素子領域を形成
し、有機保護膜を塗布した後、膜厚を厚くすることが可
能である有機スピンオングラス(以下SOGと略す)膜
を形成した後、フォトレジストを用い有機SOGを選択
的に除去した後、フォトレジストと有機SOGとをマス
クとし、異方性又は等方性エッチング法を用い、有機保
護膜を選択的に除去する工程とを有している。
【0007】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明の一実施例を説明するために工程順に
示した半導体素子の断面図である。
【0008】まず図1(a)に示すように、P型単結晶
シリコン基板1上に周知の技術を用い、素子領域2を形
成する。その後図1(b)に示すように有機高分子膜3
をスピンコーター等を用い、例えば膜厚10μmに塗布
する。その後、図1(c)に示すように、有機SOG4
(例えば有機シリカ)を有機SOGと有機高分子膜との
エッチレート比から算出して(例えば有機シリカと有機
高分子膜のエッチレート比が1:5の場合、有機高分子
膜10μmに対し、有機シリカを2μm形成するという
ように)1〜5μm被着する。次に、フォトレジスト膜
5を被着して、図1(d)の様に有機SOGを選択的に
エッチング法により除去した後、図1(e)及び(f)
の様にフォトレジスト膜を熱きしめて、フォトレジスト
と有機SOGとをマスクとして用い、異方性エッチング
法により有機高分子膜3を選択的に除去する。
【0009】次に図1(g)及び(h)に示すように有
機高分子膜を200℃〜400℃の温度で窒素雰囲気中
で熱処理した後、BHF液により有機SOG4を除去す
る。
【0010】以上の説明から明らかな様に有機高分子膜
のエッチングマスクとして、エッチングレート比が有機
高分子と大きく異なり膜厚を厚くすることが容易であ
り、かつ低い熱処理で成膜できる有機SOGを用いるこ
とにより有機高分子膜を熱変性させずに異方性エッチン
グを行うことにより精度よくエッチングすることができ
る。
【0011】図2は本発明の他の実施例を説明するため
に工程順に示した半導体素子の断面図である。
【0012】図2(a),(b)は図1(a),(b)
と同じである。次に図2(c)に示すように有機SOG
例えば有機シリカ4を有機高分子膜の膜厚に関係なく
0.5μm〜2μmの厚さに塗布機を用い被着する。次
に図2(d)に示すようにフォトレジスト膜5を被着し
て、次いで図2(e)に示すように有機SOG4を選択
的にエッチング法を用い除去した後、図2(f),
(g)に示すようにフォトレジスト,有機SOGをマス
クとして用い等方性ドライエッチであるO2 プラズマア
ッシング処理により有機高分子膜3を選択的に除去す
る。
【0013】次に図2(h),(i)に示すように有機
高分子膜を200℃〜400℃の温度で窒素雰囲気中で
熱処理した後、従来の酸化膜エッチにより有機SOG4
を除去する。
【0014】以上の説明から明らかな様に、有機SOG
を用いることにより、有機高分子膜の膜厚に対し、O2
プラズマアッシング処理の時間を変えるだけで膜厚が厚
くなっても、バラツキの少ない選択的エッチングが可能
であり、同時にレジストもハクリしてしまうことができ
る。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明は半導体基板
の素子領域に有機高分子膜を形成し、次に有機SOGを
形成した後、有機SOGをフォトリソグラフ法により選
択的にエッチングを行いフォトレジスト,有機SOGを
用い、有機高分子膜を異方性エッチングすることによ
り、有機高分子膜が厚くても微小なパターンを精度良く
エッチングすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を説明するために工程順に示
した半導体素子の断面図である。
【図2】本発明の他の実施例を説明するために工程順に
示した半導体素子の断面図である。
【図3】従来の半導体装置の保護膜の製造方法を説明す
るために工程順に示した半導体素子の断面図である。
【符号の説明】
1 P型半導体基板 2 素子領域 3 有機高分子膜 4 有機SOG 5 フォトレジスト

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板に素子領域を形成した後、そ
    の上に有機高分子膜層を形成する工程と、所定の厚さの
    有機スピンオングラス層を形成する工程と、フォトレジ
    ストを用い、有機スピンオングラスを選択的に除去する
    工程と、有機スピンオングラスをマスク材料として異方
    性又は等方性のドライエッチング法により、選択的に有
    機高分子膜を除去する工程と、有機高分子膜を熱処理し
    た後、有機スピンオングラスを剥離する工程とを有する
    ことを特徴とする半導体装置の保護膜の形成方法。
JP23851891A 1991-09-19 1991-09-19 半導体装置の保護膜の製造方法 Pending JPH0582510A (ja)

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JPH0582510A true JPH0582510A (ja) 1993-04-02

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001053068A (ja) * 1999-06-11 2001-02-23 Shipley Co Llc 反射防止ハードマスク組成物

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001053068A (ja) * 1999-06-11 2001-02-23 Shipley Co Llc 反射防止ハードマスク組成物

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