JPH058234A - 表皮一体発泡成形方法 - Google Patents

表皮一体発泡成形方法

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JPH058234A
JPH058234A JP3191243A JP19124391A JPH058234A JP H058234 A JPH058234 A JP H058234A JP 3191243 A JP3191243 A JP 3191243A JP 19124391 A JP19124391 A JP 19124391A JP H058234 A JPH058234 A JP H058234A
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JP
Japan
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foam
layer
mold
urethane
upper mold
Prior art date
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Pending
Application number
JP3191243A
Other languages
English (en)
Inventor
Tamotsu Tanaka
保 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanto Jidosha Kogyo KK
Toyota Motor East Japan Inc
Original Assignee
Kanto Jidosha Kogyo KK
Kanto Auto Works Ltd
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Publication date
Application filed by Kanto Jidosha Kogyo KK, Kanto Auto Works Ltd filed Critical Kanto Jidosha Kogyo KK
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Publication of JPH058234A publication Critical patent/JPH058234A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】表皮一体製品の発泡成形において、各層にウレ
タン発泡液の異常滲透に基づく樹脂の含浸層の異常硬質
部分の発生や、ソフトウレタン発泡層の欠肉やボイド等
の成形不具合の発生を防止し、品質の良上下異硬度フォ
ームの表皮一体ウレタン発泡製品を提供する。 【構成】上型4と下型1とからなる下型1内にファブリ
ック表皮にスラブフォームをラミネートした表皮材2を
前記スラブフォームを上面にして装填し、このスラブフ
ォームの上層にソフト質用のウレタン発泡液を2液混合
ガンにて均一の厚みに塗布して中子5を取付けた上型4
で閉じて発泡させソフトウレタン発泡層3を成形し、次
いで、上型4を開いてソフトウレタン発泡層3の上層に
ハードフォーム質用のウレタン発泡液を高圧発泡機にて
撒布注入して中子5のない上型4で閉じてハードウレタ
ン発泡層6を成形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、表皮材と発泡ウレタン
のシートパッドとが一体に成形された製品の発泡成形方
法に関するものであり、特にシートパッドの硬さが、表
皮材と接着される上層部が柔らかく、接着されない下層
部が上層部より硬い性能を持つ、いわゆる上層、下層異
硬度フォームのシートパッドを有する表皮一体発泡成形
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】縫製部分を有する表皮材と発泡ウレタン
のシートパッドとが一体の成形製品では例えば、自動車
座席のシートがあり、これには各種の構造のものがある
が、その中で上下異硬度フォームのシートパッドを有す
る表皮一体発泡成形シートは、ハードウレタン発泡層の
上層にソフトウレタン発泡層が表皮材の面形状に添って
比較的均一の厚さに形成され、ソフトウレタン発泡層の
上層にスラブウレタンを裏面にラミネートした表皮層が
形成され、座面側の上層が柔らかく、下層が上層より硬
いクッションの特性を持ったシートの提供が望まれい
る。
【0003】この上層、下層異硬度フォームのシートパ
ッドを有する表皮一体ウレタン発泡のシートの成形方法
は図2(A)で示すように、左右に土手部となる凹部1
aを有する下型1内に沿って表皮材2をスラブウレタン
を上面にして装填し、前記下型1の内面形状に沿って空
間部を形成するよう中子5が取付けられた上型4を下型
1上に被せ、上型4に設けられている注入口4aよりミ
キシングヘッドによって前記空間部にソフト質用のウレ
タン発泡液を注入し、型を傾斜させて発泡硬化し、前記
空間部内でソフトウレタン発泡層3を形成する第1工程
と、その後図2(B)で示すように、上型4を中子5が
取付けられていないものと変えて、又は上型の中子を外
して、注入口4aよりハード質用のウレタン発泡液を前
記中子5を除去した空間部に注入にして再び型を傾斜発
泡硬化させてハードウレタン発泡層6を形成する第2工
程とによって図2(C)のような断層一体発泡成形のシ
ートを成形していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この従来の製法による
と、注入口4aの直下近傍のスラブフォーム2aやソフ
トウレタン発泡層3及びハードウレタン発泡層6に図3
で示すように、ウレタン発泡液の注入圧等によりウレタ
ン発泡樹脂が異常浸透して樹脂の含浸硬化層7ができ、
これにより局部的に異状に硬くなって異物感をを与え
る。
【0005】また、表皮2がフアブリックとスラブフォ
ーム2aとのラミネート品である場合には、表皮一体発
泡成形に用いられるウレタン樹脂が発泡硬化が速いの
で、表皮材縫製部の合わせ目や、ソフトウレタン発泡層
のコーナ部、末端部に発泡液の廻りが悪く、欠肉やボイ
ド等の成形不具合が発生しやすい。
【0006】これらの不具合を解決するために、所望の
発泡密度が得られる発泡樹脂の注入量を過剰にするか、
発泡硬化の遅い樹脂を使う方法をとるが、前記ウレタン
発泡樹脂の滲透による含浸硬化層が注入口近傍ばかりで
なく、その他の一般面に発生し、タッチ感や乗り心地を
著しく低下させるので製品とならない不良が発生しやす
い。
【0007】本発明の目的は、このような問題を解消し
た表皮一体発泡成形方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の要旨は、上型と下型とからなる下型内にフ
ァブリック表皮にスラブフォームをラミネートした表皮
材を前記スラブフォームを上面にして装填し、このスラ
ブフォームの上層にソフト質用のウレタン発泡液を2液
混合ガンにて均一の厚みに塗布して中子を取付けた上型
で閉じて発泡させソフトウレタン発泡層を成形し、次い
で、上型を開いてソフトウレタン発泡層の上層にハード
フォーム質用のウレタン発泡液を高圧発泡機にて撒布注
入して中子のない上型で閉じてハードウレタン発泡層を
成形することを特徴とするものである。
【0009】
【作用】上記の構成により、スラブフォーム上にはソフ
ト質用の発泡硬化反応の速いウレタン液を2液混合ガン
により薄く均一の厚さに塗布することにより注入口近傍
に異常に浸透することがなく樹脂の含浸硬化層ができ
ず、また、発泡硬化後のソフトウレタン発泡層にハード
質用のやはり発泡硬化反応の速いウレタン液を高圧発泡
機のミキシングヘッドより撒布注入するため、これも異
常浸透することがなく含浸層の生成がなくなり、触感に
て硬い部分のない良好な品質の表皮一体ウレタン発泡成
形品が得られる。
【0010】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1において、(A)で示すように、シートパッド
の土手部となる左右に凹部1aを有する下型1を50±
2℃に加温し、そのした型1内にツウポールニットファ
ブリックと厚さ5mmのスラブフォームをフォームラミネ
ートし、縫製加工済みの表皮材2を前記スラブフォーム
を上面にして装填し、このスラブフォームの上層にソフ
ト質用のMDIとポリマーポロオールよりなるウレタン
発泡液を2液混合スプレーガン8によって霧化、発泡後
のフォーム厚みが表皮材2の面形状に均一になるよう塗
布する。
【0011】その後、図1(B)で示すように、前記下
型1の内面形状に沿って空間部を形成するよう中子5が
取付けられた上型4を型温50±2℃°に加温し、下型
1上に被せて発泡させソフトウレタン発泡層3を成形す
る。
【0012】次いで、図1(C)で示すように、上型4
を開いてソフトウレタン発泡層3の上層にハード質用の
MDIとポリマーポロオールよりなるウレタン発泡液を
高圧発泡機のミキシングヘッドにより撒布注入し、図1
(D)で示すように、中子5を取り外した上型4で閉じ
てハードウレタン発泡層6を硬化成形し脱型するもので
ある。
【0013】本発明は上記の通りの方法でるから、第1
工程となるソフト質用のウレタン発泡液はスラブフォー
ムの上層に2液混合ガンにより、土手部となる型の側内
壁面まで均一の厚さに霧化塗布するため、スラブフォー
ムへの異常滲透がなく、従って、樹脂含浸硬化層の生
成、欠肉、ボイド等の不具合の発生が抑制される。
【0014】また、ハード質用のウレタン発泡液は発泡
硬化した後のソフトウレタン層3の上層に高圧発泡機の
ミキシングヘッドを前後、又は左右に動かしながら撒布
注入するので、ソフトウレタン層3への異常滲透がな
く、従って、ミキシングヘッドで高圧撒布しても樹脂の
含浸硬化層が生成される悪影響はない。よって、スラブ
フォーム層、ソフトウレタン発泡層3、ハードウレタン
発泡層6の各層間には樹脂の含浸硬化層による硬い部分
のない断層が成形され、殊に左右の土手部分及び座面は
上層が柔らかく、下層が硬い良質な異硬度フォームとが
得られる。
【0015】尚、上記の実施例では表皮一体の発泡ウレ
タン構造の座席のシートクッションで説明したが、本発
明はこれに限定されるものではなく、他の製品にも適用
することができることを付言する。
【0016】
【発明の効果】以上のように本発明よると、従来の問題
点をすべて解消し、左右土手部や座面に上層にソフトウ
レタン発泡層並びに下層がハードウレタン発泡層を有す
る上層、下層異硬度フォームのシートパッドにおいて、
サイドサポート性、ホールド性、フィット感、バネ感、
タッチ感等の品質の良い表皮一体発泡製品を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法を示す断面図
【図2】従来の製法の断面図
【図3】従来製法による不具合部分の断面図
【符号の説明】
1 下型 2 表皮 3 ソフトウレタン発泡層 4 上型 5 中子 6 ハードウレタン発泡層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 31:58 4F

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 上型と下型とからなる下型内にファブリ
    ック表皮にスラブフォームをラミネートした表皮材を前
    記スラブフォームを上面にして装填し、このスラブフォ
    ームの上層にソフト質用のウレタン発泡液を2液混合ガ
    ンにて均一の厚みに塗布して中子を取付けた上型で閉じ
    て発泡させソフトウレタン発泡層を成形し、次いで、上
    型を開いてソフトウレタン発泡層の上層にハードフォー
    ム質用のウレタン発泡液を高圧発泡機にて撒布注入して
    中子のない上型で閉じてハードウレタン発泡層を成形す
    ることを特徴とする上下異硬フォームのシートパッドを
    有する表皮一体発泡成形方法。
JP3191243A 1991-07-05 1991-07-05 表皮一体発泡成形方法 Pending JPH058234A (ja)

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