JPH058203Y2 - - Google Patents

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JPH058203Y2
JPH058203Y2 JP1987072560U JP7256087U JPH058203Y2 JP H058203 Y2 JPH058203 Y2 JP H058203Y2 JP 1987072560 U JP1987072560 U JP 1987072560U JP 7256087 U JP7256087 U JP 7256087U JP H058203 Y2 JPH058203 Y2 JP H058203Y2
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base
mirror housing
mirror
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mounting base
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は可倒式ドアミラーに関し、特にミラー
ハウジングを車体側へ倒した状態を保持できるよ
うにした可倒式ドアミラーに関する。
(従来の技術) 従来よりミラーハウジングが車体側へ傾倒自在
な可倒式ドアミラーは公知である。
斯かる可倒式ドアミラーは例えば第8図に示す
ように車体M側に固着されるベース31と、この
ベース31にその一端部がヒンジ31aを介して
設けられ、図示しないミラーを収納したミラーハ
ウジング32と、このミラーハウジング32とベ
ース31の間に張設されるテンシヨンスプリング
33等から成り、ミラーハウジング32はヒンジ
31aを中心に車体側へ傾倒するようになつてい
る。
ところで、上述の如きドアミラーを取付けた車
両を船等で出荷する際、車幅を減少させて搭載ス
ペースの有効利用を図るため、船積み前にミラー
ハウジング32を倒した状態で保持しておき、船
積み後に元にもどすということが行なわれる。
斯かる場合、ミラーハウジング32の倒れた状
態を保持するには、従来では第9図に示すように
ミラーハウジング32とベース31との間に棒状
の保持部材35を張架し、この保持部材35でミ
ラーハウジング32の傾倒状態を保持するように
していた。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながらこのようにしてミラーハウジング
32の傾倒状態を保持するようにした場合、保持
部材35にはスプリング33の大きな力が作用す
ることになる。即ちスプリング33の張力をFと
すれば、保持部材35には力Fの分力のうち保持
部材35を車体前方へ押す力が作用し、この分力
は力Fと平行に近いため力Fに近く、かなり大き
いものとなるのである。
よつて、この力に耐久させるために保持部材3
5の強度を高めることが必要となり、これにより
ドアミラーの製造コストが上昇するという不具合
があつた。
又、第9図に示すようにミラーハウジング32
が傾倒した状態では、ベース31とミラーハウジ
ング32とは大きく離間し、この大きく離間した
部分に保持部材35を張架するので必然的に保持
部材35も長くなり、この面でもコスト上昇を招
くという不具合があつた。
(問題点を解決するための手段) 前記問題点を解決するため本考案は、車体側に
固着されるベースに突部を設けるとともに該突部
に回動支点を設け、該回動支点を中心として回動
するヒンジ部材を介してミラーハウジングを車体
に対して傾倒自在に設け、前記ミラーハウジング
と前記ベースとの間に、車体側へ倒れたミラーハ
ウジングを元位置に復帰せしめるスプリングを配
置し、該スプリングの前記ベース側端部と前記ベ
ースとを取付基部で連結した可倒式ドアミラーに
於いて、前記ミラーハウジングを車体側へ倒した
状態を保つ保持機構を前記ベース部材に設け、該
保持機構を、前記ミラーハウジングを車体側へ倒
した状態で前記取付基部のベース側近傍に当接す
る保持部材と、前記突部に形成した孔部に係合す
ることで前記保持部材の取付基部に対する当接を
保つて該取付基部を固定し、ミラーハウジングの
傾倒を防止するピン部材とから構成したことを特
徴とする。
(作用) スプリングのベース側取付基部に保持機構を設
け、該保持機構でスプリング取付基部をベースに
固定してミラーハウジングの傾倒状態の保持を行
うようにしたので、保持機構にはスプリングの回
動方向への小さな力のみが作用することになり、
これにより保持機構の強度を小さくすることがで
き、可倒式ドアミラーのコストを低減させること
ができる。
又、保持機構は従来のようにベースとミラーハ
ウジングとの間に張架するものではないので、そ
の長さを自由に設定でき、長さを短くすることに
よりこの面からも製造コストの低減を図ることが
できる。
(実施例) 以下に本考案の好適一実施例を添付図面に基づ
いて説明する。
第1図はミラーハウジングを倒した状態で可倒
式ドアミラーを前斜上方より視た斜視図であり、
図中1はベース部材で、該ベース部材1は金属製
の取付部1aと、該取付部1aにビス等で固着さ
れる合成樹脂製のカバー部1bとから成り、斯か
るベース部材1は、その取付部1aをビス等によ
り車体へ固着することで車体へ取付けられる。
前記取付部1aの外面側の上下2箇所には該取
付部1aと一体的に凸部たる片部1c,1dを形
成し、この片部1c,1dにヒンジ3の基部をピ
ン5で枢着する。このヒンジ3のピン5を中心と
した回動により後述するミラーハウジング13の
車体後方への傾倒が行なわれる。
ヒンジ3は略矩形状の枠体の如き形状の左右の
半体7,9から成り、これら半体7,9の端部は
ピン11で枢着されて半体7,9はこのピン11
を中心に互いに開閉自在となつており、半体9の
ピン11を中心とした回動により後述するミラー
ハウジング13の車体前方への傾倒が行なわれ
る。斯かる半体7,9のうち一方の半体7の端部
が前述のようにピン5で取付部1aの片部1c,
1dに枢着されている。
前記半体9の端部に該半体9と一体的に形成し
た支持片9aにはブラケツト(図示せず)の端部
を固着し、該ブラケツトには、ミラーを保持した
ミラーホルダー(図示せず)を取付ける。又この
ブラケツトには更に前記ミラーホルダー、前記ミ
ラー、ヒンジブラケツト3等を覆うミラーハウジ
ング13を固着する。
而してミラーハウジング13(及びこの中に内
装されるミラー、ミラーホルダー、ヒンジ3等)
はヒンジ3を介してベース部材1(車体)に対し
て前後双方へ傾倒自在となる。
即ちミラーハウジング13は、通常車体に対し
て略垂直に突出する状態(この状態ではヒンジ3
はベース部材1に当接している)で使用されてい
るが、例えばミラーハウジング13をこの状態か
ら車体後方(第1図中A方向)へ押せば、ヒンジ
3はピン5を中心に車体後方へ回動し、これにと
もなつてミラーハウジング13がヒンジ3ととも
に車体後方へ回動して第1図のように後方へ倒れ
た状態となる。一方、ミラーハウジング13を通
常の使用状態から車体前方(第1図中B方向)へ
押せば、半体9がピン11を中心に車体前方へ回
動し、これにともなつてミラーハウジング13が
車体前方へ回動して前方へ倒れた状態となる。
一方、前述のようにミラーハウジング13が前
方あるいは後方へ倒れた際に、ミラーハウジング
13が元位置に復帰するようにベース部材1とミ
ラーハウジング13間にはスプリング15が張設
されている。即ちミラーハウジング13が固定さ
れているブラケツトに一端を係止した2本のスプ
リング15,15の他端側を板状の取付基部材1
8,18の一端側18a,18aに係止するとと
もに該基部材18の他端側18b,18bを取付
部1aの上下に形成した片部20,20にピン2
3,23で枢支する。而してこのスプリング1
5,15の張力により前方もしくは後方へ倒れた
ミラーハウジング13は元位置に復帰する。
尚、図中19は図示しない操作レバーの操作に
よりミラーホルダーの角度を変化させてミラーの
角度調整を行うリンク機構である。
ところで、ミラーハウジング13の車体後方へ
の傾倒状態を保つために本考案では保持機構50
を設けた。該保持機構50は、孔を穿設した保持
部材28、ピン40等から成り、第2図はこれら
のうちの保持部材28の側面図を示し、この図か
らも明らかなように保持部材28は板状の金属材
を屈曲することにより形成され、中間部28a及
びこの中間部28aの上下から直角に延出する上
部28b、下部28cとから構成される。そして
前記上部28a、下部28bには夫々孔部28
b1,28c1が形成されている。
第3図は保持部材28の孔部28b1,28c1
挿通するピン40の正面図で、該ピン40の上端
と、中間部40bのやや上端よりには、把持部4
0a、係止部40cが夫々形成されている。
斯かる保持機構50は以下のようにしてベース
部材1に取付けられ、取付基部材18の回動を阻
止する。
先ずミラーハウジング13を通常の使用状態か
らスプリング15,15の張力に抗して車体後方
へ倒し、次にこの状態で保持部材28を基部材1
8の外側より近づけてその中間部28aを基部材
18,18のベース部材1側よりに当接させる。
そして第4図に示すように片部1c,1dに形成
した回動支点である孔1c1,1d1と、保持部材上
部28b、下部28cに形成した孔部28b1,2
8c1とを合致させるとともにこれらの孔28b1
1c1,1d1,28c1にピン40を挿通する(第1
図の状態)。
以上により基部材18,18は保持部材28に
よりその回動が阻止され、ミラーハウジング13
は元位置への復帰が阻止され、車体後方へ傾倒し
た状態が保持される。
ところで本実施例によれば第5図に示すように
保持部材28にはスプリング張力Fのうちミラー
ハウジング13の回動方向への分力f1のみが作
用し、この分力は小さいものなので、保持部材2
8及びピン40の強度を小さくすることができ、
即ち保持機構50の強度を小さくすることがで
き、これにより可倒式ドアミラーの製造コストを
低減させることができる。
又、保持部材28は従来のようにベース1とミ
ラーハウジング13との離間距離に合せるもので
はなく、従つてその長さを自由に設定することが
でき、これにより保持部材を小さなものにして製
造コストの低減化を図ることができる。
第6図、第7図は本考案に係る別実施例を示
し、この実施例では保持部材28を取付基部材1
8と一体的に形成した。即ち上側の取付基部材1
8には上方へ延出させて、又下側の取付基部材1
8には下方へ延出させて夫々保持部材28,28
を形成した。そして前実施例同様該保持部材2
8,28に夫々孔部28b1,28c1を形成すると
ともにこれらの該孔部28b1,28c1及び片部1
c,1dに形成した孔1c1,1d1をピン40で挿
通して基部材18,18の回動を阻止する。
この実施例によれば更に保持部材28,28を
コンパクト化することができる。
(考案の効果) 以上述べたように本考案によれば、スプリング
のベース側取付基部に保持機構を設け、該保持機
構でスプリング取付基部をベースに固定してミラ
ーハウジングの傾倒状態の保持を行うようにした
ので、保持機構にはスプリングの回動方向への小
さな力のみが作用することになり、これにより保
持機構の強度を小さくすることができ、可倒式ド
アミラーのコストを低減させることができる。
又、保持機構の長さを自由に設定できるので、
その長さを短くすることができ、この面からも製
造コストを低減させることができる。
又本考案によれば、取付基部を保持部材で押さ
える構造なので、取付基部には保持用の孔等を設
ける必要がなく、従つて取付基部の強度を小さく
することができる。
更にミラーハウジングの回動支点を設ける突部
を利用してピン部材の孔部を形成するので、新た
に孔部を形成するための部材が不用であり、部品
構造を簡略化することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はミラーハウジングを倒した状態で可倒
式ドアミラーを前斜上方より視た斜視図、第2図
は保持部材の正面図、第3図はピンの正面図、第
4図は保持部材の取付状態を示す断面図、第5図
はドアミラーを模式的に示した図、第6図は別実
施例、第7図は別実施例に係る保持部材の取付状
態を示す断面図、第8図は従来の可倒式ドアミラ
ーの平面図、第9図は同ドアミラーを傾倒させた
状態を示す図である。 尚、図面中、1はベース、1cは突部、1c1
回動支点、3はヒンジ部材、13はミラーハウジ
ング、15はスプリング、18は取付基部、28
は保持部材、28b1,28c1は孔部、40はピン
部材、50は保持機構である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 車体側に固着されるベースに突部を設けるとと
    もに該突部に回動支点を設け、該回動支点を中心
    として回動するヒンジ部材を介してミラーハウジ
    ングを車体に対して傾倒自在に設け、前記ミラー
    ハウジングと前記ベースとの間に、車体側へ倒れ
    たミラーハウジングを元位置に復帰せしめるスプ
    リングを配置し、該スプリングの前記ベース側端
    部と前記ベースとを取付基部で連結した可倒式ド
    アミラーに於いて、 前記ミラーハウジングを車体側へ倒した状態を
    保つ保持機構を前記ベース部材に設け、該保持機
    構を、前記ミラーハウジングを車体側へ倒した状
    態で前記取付基部のベース側近傍に当接する保持
    部材と、前記突部に形成した孔部に係合すること
    で前記保持部材の取付基部に対する当接を保つて
    該取付基部を固定し、ミラーハウジングの傾倒を
    防止するピン部材とから構成したことを特徴とす
    る可倒式ドアミラー。
JP1987072560U 1987-05-15 1987-05-15 Expired - Lifetime JPH058203Y2 (ja)

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