JPH0437798Y2 - - Google Patents

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JPH0437798Y2
JPH0437798Y2 JP1985080432U JP8043285U JPH0437798Y2 JP H0437798 Y2 JPH0437798 Y2 JP H0437798Y2 JP 1985080432 U JP1985080432 U JP 1985080432U JP 8043285 U JP8043285 U JP 8043285U JP H0437798 Y2 JPH0437798 Y2 JP H0437798Y2
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JP
Japan
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mirror
base
mirror housing
housing
tilted
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JP1985080432U
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JPS61196146U (ja
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  • Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
  • Rear-View Mirror Devices That Are Mounted On The Exterior Of The Vehicle (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、車両を出荷する際、ドアミラーを車
体側に倒した状態に保持するための可倒式ドアミ
ラーの傾倒保持具に関する。
(従来の技術) ドアミラーを取り付けた車両を出荷する際、車
巾を減少させて搭載スペースの有効利用を図るた
め、可倒式ドアミラーを取り付けた車両において
は車両より突出したドアミラーを車両後方側に倒
した状態に保持して出荷し、出荷先で使用状態に
戻すということが行われていた。
第9図、第10図はこの従来の可倒式ドアミラ
ーを示すものであり、可倒式ドアミラー30は車
両に固設されたベース31と、このベース31に
その一端部がヒンジ31aを介して設けられ、図
示しないミラーを収納したミラーハウジング32
と、このミラーハウジング32とベース31の間
に調節されたテンシヨンスプリング33を備えて
なる。そして出荷時には第10図に示す如く、ベ
ース31のヒンジ31aを中心としてミラーハウ
ジング32を揺動させて車両後方側に倒すととも
に、この状態を保持するためにベース31とミラ
ーハウジング32間には支持棒35を挿入し、出
荷先においてこの支持棒35を取り外し使用状態
に戻すようにしていた。
しかしながらこのような可倒式ドアミラーにお
いては、出荷時にドアミラー(ハウジング32)
を倒した際にテンシヨンスプリング33が伸張さ
れ、テンシヨンスプリング33に過大な張力が働
き、この状態を長く保持することによりテンシヨ
ンスプリング33が塑性変形を起こし、その後の
ドアミラーの使用に支障をきたすという虞があつ
た。
そこでこのような虞を解消すべく、従来より次
のような手段が提案されている。
その一つは、ベースとミラーハウジング間に従
来使用されていたヒンジに追加してベース側に取
り付けられるテンシヨンスプリングの端部を係止
する別のヒンジを設け、このヒンジをミラーハウ
ジングの傾倒時にはミラーハウジング側に当接さ
せるとともに、ミラーハウジングを起こしたドア
ミラーの使用時にはベース側に固定させるという
もので、他の一つはベース側に取り付けられるテ
ンシヨンスプリングの端部に、この端部が移動自
在に係合する分岐状の係止溝を有するフツク部材
を設けてこのフツク部材をベースに取り付け、ミ
ラーハウジングの傾倒時にはテンシヨンスプリン
グの端部を分岐溝のハウジング側寄りの一端部に
係止するとともにドアミラーの使用時には分岐溝
のベース側の他端部に係止するようにするという
ものである。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら上述した手段を備えた可倒式ドア
ミラーにあつては、前者の場合は従来のものに別
なヒンジを新設し、且つ既存部品等も一部変更し
なければならず、コスト高になるとともに、ミラ
ー角度変更用のレバーやワイヤーを設けたもので
は、そのスペース等に制約され、構成が困難とな
り、コスト高となる。後者の場合はフツク部材が
必要であるとともに、このフツク部材を保持する
ための追加工、及び別部品等が必要となり、前者
の場合と同様構成が困難となり、コスト高とな
る。
そこで本考案は上述した従来の問題点を改善す
べく成されたものであり、その目的とする処は使
用状態におけるドアミラーの性能を何ら損なうこ
となくドアミラーを傾倒保持することができ、且
つ構成が簡単で低コストにて実現できる可倒式ド
アミラーの傾倒保持具を提供するにある。
(問題点を解決するための手段及び作用) 上記問題点を解決するため本考案は、車体に取
付けられるベースと、前記ベースにヒンジ機構を
介して支持され、車体の前後方向に傾倒自在なミ
ラーハウジングと、このミラーハウジングと前記
ベース間に設けられるスプリングを備え、前記ミ
ラーハウジングは通常時には使用位置に保持され
るとともに外力が作用して傾倒した際に前記スプ
リングの弾力で使用位置に復帰する可倒式ドアミ
ラーにおいて、前記ミラーハウジングを車体側に
倒した傾倒時にミラーハウジングとベース間に設
けられ、且つ、前記ミラーハウジングのベース側
開口部に着脱自在な傾倒保持具であつて、前記ス
プリングのベース側端部がベース側に係止してい
ない状態で前記ミラーハウジングを傾倒させる際
に前記スプリングのベース側端部を係止する係止
部と、ミラーハウジングの係止部に係止する位置
決め部を備えて成る。
従つて本傾倒保持具10は、位置決め部により
スプリングによる力の作用方向、及び搬送中の振
動等の影響を受けることなく確実に定位置に支持
され、このためドアミラーを使用時に変更する際
にこの傾倒保持具に係止されたスプリングの端部
とベース側の係止部との位置がずれることはな
く、ドアミラーの傾倒状態から使用状態への変更
が簡単に行え、更にドアミラーに追加工を行う必
要もなければ別部材を必要とすることもなく既存
のものが使用でき、構成が簡単となる。
(実施例) 以下に本考案の好適実施例を添付図面に基づい
て説明する。
第1図は使用時における可倒式ドアミラーを示
す全体斜視図であり、可倒式ドアミラー1は図示
しない車体に固設されるベース2と、このベース
2に取り付けられ、一側面にミラーを収納したミ
ラーハウジング3からなる。
第2図はこのミラーハウジング3を車体側へ倒
した状態を示す図で、ミラーハウジング3はヒン
ジ4を揺動軸として、そのミラー面が車体と略平
行となる位置まで傾倒せしめられる。該状態にお
いてベース2とミラーハウジング3には、使用時
における連結部が開口5,6として現れ、この開
口5,6よりミラー角度調整用のリンクレバー
7、テンシヨンスプリングの端部であるフツク部
12(第6図参照)をベース2側に係止する係止
部8が露出する。
第3図は本考案に係る可倒式ドアミラーの傾倒
保持具を示す図、第4図はこの傾倒保持具を可倒
式ドアミラーに装着した状態を示す図である。傾
倒保持具10は、例えば鋼板材等を所定形状にせ
ん断し、突出状のつまみ部11、及びベース2側
に係止するテンシヨンスプリングの彎曲状のフツ
ク部12を挿通する切欠溝13、そのフツク部1
2の先端部を係止する係止穴14を形成するとと
もに、その適所にはヒンジ部材4の上部フレーム
15、後部ヒンジ4a、前部ヒンジ4b等の係止
部に夫々係止して該傾倒保持具10を位置決めす
る位置決め部17,18,19、及びミラーハウ
ジング3の側部材16に当接し、バネ力を受けた
保持具10によりミラーハウジング3内に傷が付
くのを防ぐ当接部18a等をプレス等により成形
してなる。
このとき、切欠溝13及び係止穴14は第5図
で示す如く、ミラーハウジング3を使用位置に変
更する際、テンシヨンスプリングのフツク部12
がベース2側に設けた係止部8の係止片8a,8
b間に嵌入される位置に設けられる。従つてドア
ミラーを使用状態に変更する場合には、ミラーハ
ウジング3を使用位置に起こして係止片8a,8
b間にフツク部12を嵌入させ、係止片8a,8
b間にネジ20を通し、しかる後に第6図に示さ
れるようにハウジングを少し傾倒し、その後つま
み片11をつまんで傾倒保持具10をミラーハウ
ジング3とベース2間から抜脱すればよく、ドア
ミラー1の傾倒保持状態から使用状態への変更が
極めて簡単に素早く行える。
このように本実施例による傾倒保持具10によ
れば、車両の出荷時等にミラーハウジング3を車
体側に傾倒させた状態を保持する場合に、ベース
2側に係止させるテンシヨンスプリングのフツク
部12をハウジング3の開口6付近に係止するこ
とができ、テンシヨンスプリングが長期間にわた
つて作用する張力により塑性変形するのを防止す
ることができる。
又このテンシヨンスプリングのフツク部12の
係止位置は、ミラーハウジング3の使用位置に変
更する際にベース2側の係止部8に一致する位置
であり、しかもこの係止部8に対する位置は傾倒
保持具10の位置決め部17,18,19により
テンシヨンスプリング33の力の作用方向の変
動、振動等の影響を受けることなく確実に保持さ
れるため、ミラーの使用状態への変更が常に確実
に、且つ極めて簡単に、素早く行い得る。
更にこの傾倒保持具10はプレス加工等のみか
ら簡単に製造することができるとともに、ハウジ
ング3の傾倒時においては、この位置決め部1
7,18,19及び当接部18aにより、傾倒保
持具10とミラーハウジング3の接触面積を大き
くすることができ、テンシヨンスプリングの張力
等によりミラーハウジング3の側部材に傷がつく
のを防止することができる。
尚、本考案は実施例に限定されることはなく、
例えば傾倒保持具は第7図に示すように本実施例
におけるつまみ片11をピン部材21から構成
し、ミラーハウジング3の傾倒時には、第8図に
示すようにこのピン部材21の端部21aを係止
部8のネジ20に係止し、ミラーハウジング3を
車体側に傾倒させておく支持棒として使用するよ
うにしてもよい。
(考案の効果) 以上の説明より明らかな如く本考案によれば使
用状態におけるドアミラーの性能を何ら損なうこ
となくドアミラーを傾倒保持することができ、且
つ構成が簡単で低コストにて実現できる可倒式ド
アミラーの傾倒保持具を提供することができる。
又、本考案ではドアミラー側に何らの手を加え
る必要がなく、又通常の可倒式ドアミラーであれ
ば簡単にミラーハウジングの傾倒状態を保つこと
が可能になる。又、本願考案ではドアミラーの構
造は従来通りなのでドアミラーの構造の複雑化、
重量の増加を招くことがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は使用時における可倒式ドアミラーを示
す全体斜視図、第2図はミラーハウジングを車体
側に倒した傾倒状態を示す図、第3図は本考案に
係る可倒式ドアミラーの傾倒保持具を示す図、第
4図は傾倒保持具を可倒式ドアミラーに装着した
状態を示す図、第5図、第6図はミラーハウジン
グを使用状態に変更するための操作を示す図、第
7図、第8図は別実施例を示す図、第9図、第1
0図は従来例を示す図である。 そして図面中、1……可倒式ドアミラー、2…
…ベース、3……ミラーハウジング、10……傾
倒保持具、14……係止部である係止穴、17,
18,19……位置決め部である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車体に取付けられるベースと、前記ベースにヒ
    ンジ機構を介して支持され、車体の前後方向に傾
    倒自在なミラーハウジングと、このミラーハウジ
    ングと前記ベース間に設けられるスプリングを備
    え、前記ミラーハウジングは通常時には使用位置
    に保持されるとともに外力が作用して傾倒した際
    に前記スプリングの弾力で使用位置に復帰する可
    倒式ドアミラーにおいて、前記ミラーハウジング
    を車体側に倒した傾倒時にミラーハウジングとベ
    ース間に設けられ、且つ、前記ミラーハウジング
    のベース側開口部に着脱自在な傾倒保持具であつ
    て、前記スプリングのベース側端部がベース側に
    係止していない状態で前記ミラーハウジングを傾
    倒させる際に前記スプリングのベース側端部を係
    止する係止部と、ミラーハウジングの係止部に係
    止する位置決め部を備えて成る可倒式ドアミラー
    の傾倒保持具。
JP1985080432U 1985-05-29 1985-05-29 Expired JPH0437798Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985080432U JPH0437798Y2 (ja) 1985-05-29 1985-05-29

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985080432U JPH0437798Y2 (ja) 1985-05-29 1985-05-29

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Publication Number Publication Date
JPS61196146U JPS61196146U (ja) 1986-12-06
JPH0437798Y2 true JPH0437798Y2 (ja) 1992-09-04

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ID=30626274

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JP1985080432U Expired JPH0437798Y2 (ja) 1985-05-29 1985-05-29

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5993946U (ja) * 1982-12-17 1984-06-26 市光工業株式会社 ドアミラ−

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JPS61196146U (ja) 1986-12-06

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