JPH0581394A - 図編集装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 任意の図形に割り付けられた任意の文字列の
割付け位置を少ない操作で自動検索して指示できる。 【構成】 割付け手段１ａにより表示手段（表示装置
５）に仮想表示される紙面上に文字列，図形が割り付け
られると、情報記憶手段（ＲＡＭ３）に割り付けられた
文字列，図形およびその割付け座標情報を記憶してお
き、文字列入力手段（キーボード７）から所望の検索文
字列が入力されると、検索手段１ｂが入力された検索文
字列に基づいて割付け情報記憶手段から検索した文字列
の割り付け座標位置を表示手段にカーソル指示すること
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、仮想紙画面上に割り付
けられた図形に対して文字情報を入力して編集可能な図
編集装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、この種の図編集装置では図形情報
と文字情報を個別的に管理して種々の図形編集を行うこ
とができるソフトウエアが開発されており、多彩な図編
集がだれでも簡単な操作で実行できるように構成されて
いる。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】ところで、このように
編集された紙面イメージに割り付けられた文字列を利用
した編集、例えば文字列のコピー等を実行する場合、画
面上に対象となる文字列が表示されていない場合、その
文字列が表示された画面を表示するスクロール操作等が
必要となる。入力された特定の文字列に対する修正を行
う場合も同様の操作を余儀なくされ、操作性が極めて煩
雑となり、文字編集処理効率が低下する等の問題点があ
った。

【０００４】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、入力された検索文字列候補に応じて検
索された文字列位置をカーソル指示することにより、任
意の図形に割り付けられた任意の文字列の割付け位置を
少ない操作で指示できる図編集装置を得ることを目的と
する。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明に係る図編集装置
は、表示手段と、この表示手段に仮想表示される紙面上
に文字列，図形を割り付ける割付け手段と、この割付け
手段により割り付けられた文字列，図形およびその割付
け座標情報を記憶する割付け情報記憶手段と、所望の検
索文字列を入力する文字列入力手段と、この文字列入力
手段から入力された検索文字列に基づいて割付け情報記
憶手段から検索した文字列の割り付け座標位置を表示手
段にカーソル指示する検索手段とを有するものである。

【０００６】また、文字列検索モードを指示するアイコ
ンを表示手段の所定位置に表示するアイコン表示手段
と、このアイコン表示手段に表示されたアイコンを指示
する指示手段と、この指示手段によるアイコン指示状態
に基づいて表示手段に検索文字列入力ウインドを表示す
るウインド表示手段とを設け、検索手段が前記検索文字
列入力ウインドに対する検索文字列確定状態に基づいて
割付け情報記憶手段から検索した文字列の割り付け座標
位置を表示手段にカーソル指示するように構成したもの
である。

【０００７】

【作用】本発明においては、割付け手段により表示手段
に仮想表示される紙面上に文字列，図形が割り付けられ
ると、情報記憶手段に割り付けられた文字列，図形およ
びその割付け座標情報が記憶される。ここで、文字列入
力手段から所望の検索文字列が入力されると、検索手段
が入力された検索文字列に基づいて割付け情報記憶手段
から検索した文字列の割り付け座標位置を表示手段にカ
ーソル指示し、図形に割付けられた任意の文字列に対す
る割付け編集を開始可能とする。

【０００８】また、アイコン表示手段により文字列検索
モードを指示するアイコンが表示手段に表示された状態
で指示手段がアイコンを指示すると、ウイエンド表示手
段が表示手段に検索文字列入力ウインドを表示し、文字
列入力手段から所望の検索文字列が入力されると、検索
手段が入力された検索文字列に基づいて割付け情報記憶
手段から検索した文字列の割り付け座標位置を表示手段
にカーソル指示し、誤りなく図形に割付けられた任意の
文字列に対する割付け編集を開始可能とする。

【０００９】

【実施例】図１は本発明の一実施例を示す図編集装置の
構成を説明するブロック図であり、１はＣＰＵで、ＲＯ
Ｍ２に記憶された図形，文字割付け編集プログラムに基
づいてシステムデバイスに接続された各デバイスを制御
する。３はＲＡＭで、主としてＣＰＵ１のワークとして
機能し、ＶＲＡＭ４に割付け展開される文字，図形の割
付けアドレス，図形種別，文字データ等を記憶してい
る。なお、ＲＯＭ２には表示装置（ＣＲＴ）５に表示す
る各種アイコンを表示するための描画データがあらかじ
め記憶されている。

【００１０】６はフロッピ−ディスク装置（ＦＤ）で、
割り付けられたテキストデータ，図形データ等を記憶す
る。７はキーボードで、文字情報等を入力する。８はハ
−ドディスクで、システムプログラムおよび編集された
割付け情報を記憶して管理している。９はプリンタで、
表示装置５に割付け表示されたＤＴＰ情報をイメージと
して出力する。１０はポインティングデバイスで、表示
装置５に割り付ける図形，文字の割付け位置をカーソル
指示する。

【００１１】このように構成された図編集装置におい
て、割付け手段１ａにより表示手段（表示装置５）に仮
想表示される紙面上に文字列，図形が割り付けられる
と、情報記憶手段（ＲＡＭ３）に割り付けられた文字
列，図形およびその割付け座標情報が記憶される。ここ
で、文字列入力手段（キーボード７）から所望の検索文
字列が入力されると、検索手段１ｂが入力された検索文
字列に基づいて割付け情報記憶手段から検索した文字列
の割り付け座標位置を表示手段にカーソル指示し、図形
に割り付けられた任意の文字列に対する割付け編集を開
始可能とする。

【００１２】また、アイコン表示手段１ｃにより文字列
検索モードを指示するアイコンが表示手段に表示された
状態で指示手段（ポインティングデバイス１０）がアイ
コンを指示すると、ウインドウ表示手段が表示手段に検
索文字列入力ウインドを表示し、文字列入力手段から所
望の検索文字列が入力されると、検索手段１ｂが入力さ
れた検索文字列に基づいて割付け情報記憶手段から検索
した文字列の割り付け座標位置を表示手段にカーソル指
示し、誤りなく図形に割り付けられた任意の文字列に対
する割付け編集を開始可能とする。

【００１３】図２は、図１に示した表示装置５に表示さ
れるされる文字列検索処理推移を示す模式図である。

【００１４】図において、（ａ）は割付け状態を示し、
Ｆ１〜Ｆ３は図形を示し、例えばフローチャートの場合
に対応する。Ｔ１〜Ｔ３は図形Ｆ１〜Ｆ３に対して割付
けられたテキストを示す。１１はカーソル、１２は文字
列検索アイコンである。（ｂ）は文字列検索モード指示
状態を示し、図１に示したポインティングデバイス１０
によりカーソル１１を移動して文字列検索アイコン１２
を指示して文字列検索モードを指示した状態である。１
３は文字列検索候補入力用のウインドウで、文字列入力
カーソル１４が表示された状態に対応する。

【００１５】（ｃ）は文字列検索候補入力用のウインド
ウ１３への文字列入力状態を示し、例えばキーボード７
により文字列１５、例えば「ｆｏｏ」が入力された状態
に対応する。（ｄ）は文字列検索結果状態を示し、１６
は文字列入力領域を示すポインタ、１７は文字編集カー
ソルを示す。

【００１６】先ず、（ａ）に示す割付け状態で、図形Ｆ
１〜Ｆ３の何れかに割り付けたテキスト「ｆｏｏ」に対
する文字列検索を実行するため、ＰＤ１０によりカーソ
ル１１を移動して文字列検索アイコン１２を指示する
と、表示装置５の画面状態が図２に示した（ｂ）に切り
換わり、文字列検索候補入力用のウインドウ１３が表示
され、使用者に検索文字列候補入力を催促するための文
字列入力カーソル１４を、例えばブリンク表示する。こ
こで、使用者がキーボード７から検索文字列候補として
「ｆｏｏ」を入力すると、表示装置５の画面状態が
（ｃ）に切り換わる。この状態で、検索文字列候補とし
て「ｆｏｏ」を確定すると、ＣＰＵ１はＲＡＭ３に確保
されているテキスト情報エリアをサーチし、「ｆｏｏ」
をゲットしたら、その割付けアドレスを参照して文字列
入力領域を示すポインタ１６をカーソル１１で指示させ
る。この時、図形Ｆ１に割付けられたテキストＴ１の先
頭位置に文字編集カーソル１７を表示して、使用者に文
字編集開始を催促する。なお、図２（ｂ）に示した文字
列検索アイコン１２の指示ではなく、キーボード７から
の文字列検索モード指定をも処理可能とすることによ
り、柔軟に対処できるシステムとしても良い。また、編
集中の編集操作ウインドウより大きく、サーチ文字列が
編集操作ウインドの外にある場合、編集操作ウインドウ
をスクロールさせている。

【００１７】以下、図３に示すフローチャートを参照し
ながら本発明に係る図編集装置における文字列検索処理
動作について説明する。

【００１８】図３は本発明に係る図編集装置における文
字列検索処理手順の一例を示すフローチャートである。
なお、(1) 〜(9) は各ステップを示す。

【００１９】先ず、表示装置５の文字列検索アイコン１
２が、図２の（ａ）に示すようにカーソル１１で指示さ
れたら(1) 、文字列検索候補入力用のウインドウ１３を
表示する(2) 。次いで、キーボード７より文字列検索候
補を入力すると、入力された文字列候補データとＲＡＭ
３上に記憶された割付け文字データとを比較して文字列
検索を行う(3) 。この文字列検索で入力された文字列検
索候補が存在するかどうかを判定し(4) 、ＮＯならばエ
ラーを表示し(5) 、処理をリターンする。

【００２０】一方、ステップ(4) の判定で文字列検索で
入力された文字列検索候補が存在する場合は、当該文字
列検索候補が割り付けられた文字の割付けアドレスがＲ
ＡＭ３上でゲットされるのを待機し(6) 、ゲットされた
文字の割付けアドレスに基づいてカーソル１１で指示す
る(7) 。次いで、図形中の文字の先頭に文字編集カーソ
ル１７を表示して、文字入力等を待機し(8) 、文字入力
が確定されたら(9) 、対応する文字編集を実行して、処
理を終了する。

【００２１】なお、上記実施例では図形に割り付けられ
た文字列検索を実行する場合について説明したが、上記
文字列検索処理と置換候補文字との置換処理とを並行処
理することにより、使用者は対応する文字列を画面上で
検索することなく、図形中の文字列を所望の文字列に順
次変換処理することができ、文字列を所望の文字列に漏
れなく、かつ効率よく置換処理することができる。

【００２２】

【発明の効果】以上説明したように、本発明はこの表示
手段に仮想表示される紙面上に文字列，図形を割り付け
る割付け手段と、この割付け手段により割り付けられた
文字列，図形およびその割付け座標情報を記憶する割付
け情報記憶手段と、所望の検索文字列を入力する文字列
入力手段と、この文字列入力手段から入力された検索文
字列に基づいて前記割付け情報記憶手段から検索した文
字列の割り付け座標位置を表示手段にカーソル指示する
検索手段とを有するので、格段に少ない操作で画面上の
任意の図形に割付けられた任意の文字列の割付け位置を
検索指示でき、以後の文字列編集処理を即座に再開させ
ることができる。

【００２３】また、文字列検索モードを指示するアイコ
ンを表示手段の所定位置に表示するアイコン表示手段
と、このアイコン表示手段に表示された前記アイコンを
指示する指示手段と、この指示手段によるアイコン指示
状態に基づいて前記表示手段に検索文字列入力ウインド
を表示するウインド表示手段とを設け、検索手段が前記
検索文字列入力ウインドに対する検索文字列確定状態に
基づいて割付け情報記憶手段から検索した文字列の割り
付け座標位置を表示手段にカーソル指示するように構成
したので、誰でも簡単な操作で検索対象となる候補文字
列を誤りなく入力可能となる。

【００２４】従って、図形に割付けられた文字列検索に
伴う煩雑なスクロール操作を解消でき、図形と文字を効
率良く編集処理できる等の効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例を示す図編集装置の構成を説
明するブロック図である。

【図２】図１に示した表示装置に表示される文字列検索
処理推移を示す模式図である。

【図３】本発明に係る図編集装置における文字列検索処
理手順の一例を示すフローチャートである。

【符号の説明】

１ ＣＰＵ ２ ＲＯＭ ３ ＲＡＭ ４ ＶＲＡＭ ５ ＣＲＴ ７ キーボード １０ ポインティングデバイス

フロントページの続き (72)発明者 浅田 聡 東京都大田区下丸子３丁目30番２号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 渡邊 等 東京都大田区下丸子３丁目30番２号 キヤ ノン株式会社内

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 表示手段と、この表示手段に仮想表示さ
   れる紙面上に文字列，図形を割り付ける割付け手段と、
   この割付け手段により割り付けられた文字列，図形およ
   びその割付け座標情報を記憶する割付け情報記憶手段
   と、所望の検索文字列を入力する文字列入力手段と、こ
   の文字列入力手段から入力された検索文字列に基づいて
   前記割付け情報記憶手段から検索した文字列の割り付け
   座標位置を前記表示手段にカーソル指示する検索手段と
   を有することを特徴とする図編集装置。
2. 【請求項２】 文字列検索モードを指示するアイコンを
   表示手段の所定位置に表示するアイコン表示手段と、こ
   のアイコン表示手段に表示された前記アイコンを指示す
   る指示手段と、この指示手段によるアイコン指示状態に
   基づいて前記表示手段に検索文字列入力ウインドを表示
   するウインド表示手段とを設け、検索手段が前記検索文
   字列入力ウインドに対する検索文字列確定状態に基づい
   て割付け情報記憶手段から検索した文字列の割り付け座
   標位置を前記表示手段にカーソル指示するように構成し
   たことを特徴とする請求項１記載の図編集装置。