JPH058110Y2 - - Google Patents

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JPH058110Y2
JPH058110Y2 JP14115588U JP14115588U JPH058110Y2 JP H058110 Y2 JPH058110 Y2 JP H058110Y2 JP 14115588 U JP14115588 U JP 14115588U JP 14115588 U JP14115588 U JP 14115588U JP H058110 Y2 JPH058110 Y2 JP H058110Y2
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JP
Japan
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piece
guide part
mold
flow balance
runner
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JP14115588U
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この考案は、複数個取りを行なう射出成形型の
流動バランス調整装置に関する。
《従来の技術》 例えば自動車部品において複数の車種で部品を
共用する場合に、部品形状はほぼ同じでありなが
ら車種によつて穴の有無やリブの長短などのよう
に局部的に形状が異なる場合がある。このような
場合、同一の金型内において駒を交換することに
よりそれぞれの部品を同時に成形するようにして
いるが、キヤビテイ容量が変化するため、同じ断
面積のランナー部を介して材料を流入させると、
減少されたキヤビテイに対しては過充填となり、
拡大されたキヤビテイに対しては充填不足となつ
てアンバランスが生じる。このために流動バラン
ス調整装置が使用される。
従来の流動バランス調整装置は、例えば第3図
に示すように、可動金型1にランナー部2の一側
壁に通じる矩形溝状のガイド部3を形成し、この
ガイド部3内にランナー部2に直交する向きに長
い座ぐり付き長穴4を備えた矩形の駒5を挿入
し、駒5の長穴4内に六角穴付きボルト6の頭部
を入れてそのねじ部をガイド部3内のねじ穴7に
ねじ込むことにより、駒5を金型1に取り付けた
構成を備えている。駒5は、その両側部をガイド
部3の両側部に規制されており、ボルト6を緩め
て第4図に示すようにガイド部3内を移動させる
ことにより、その先端部がランナー部2内に入り
込む量すなわち流動体の絞り量を調整することが
できる。
《考案が解決しようとする課題》 しかしながら、このような従来の流動バランス
調整においては、成形中にランナー部2内に流入
してきた材料の圧力により駒5が徐々に押された
り、型開閉時の振動によりボルト6が緩んだりし
て、駒5の位置すなわち絞り量が安定しないとい
う問題点があつた。
そこでこの考案の目的は、駒の位置ずれを確実
に防止できる射出成形型における流動バランス調
整装置を提供することにある。
《課題を解決するための手段》 この考案による流動バランス調整装置は、ラン
ナー部に対する駒の突出量の調整を、駒とガイド
部の一方に設けられた雄ねじと他方に設けられた
雌ねじとのねじ結合により行なうことを特徴とす
る。
《作用》 ガイド部との間にねじ結合されている駒は、金
型内ではガイド部に規制されて回転不能なため進
退できず、したがつて位置ずれを生じない。駒の
位置調整は、駒またはガイド部の一方の雄ねじま
たは雌ねじを回すことにより行なわれる。
《実施例》 第1図には、この考案の一実施例が示されてい
る。可動金型11にはランナー部12の一側壁に
通じる矩形溝状のガイド部13が形成され、ラン
ナー部12の底面12aとガイド部13の底面1
3aとは同一面になつている。ガイド部13のラ
ンナー部12とは反対側の底面13aの部分には
ねじ穴14が形成されており、ガイド部13のこ
の部分には固定駒15が挿入される。固定駒15
は、ガイド部13の高さHおよび幅Wとほぼ同じ
高さhおよび幅wを有し、その中央部に上下に貫
通する座ぐり穴16aを備えたボルト穴16が形
成されている。固定駒15の一側面中央部には雄
ねじ17の基端部が圧入されており、この雄ねじ
17の先端部は可動駒18の一側面中央部に形成
された雌ねじ19にねじ結合されている。この雌
ねじ19は可動駒18の他側面までは達していな
い。可動駒18の高さhおよび幅wもガイド部1
3の高さHおよび幅Wとほぼ同じである。したが
つて、このようにねじ結合された固定駒15と可
動駒18とを、そのいずれか一方を回してその全
体の長さLを適切に調整した後、ガイド部13内
に挿入して六角穴付きボルト20を固定駒15の
ボルト穴16からガイド部13のねじ穴14にね
じ込むことにより、固定駒15をガイド部13に
固定する。これにより、第2図に示すように、可
動駒18の他側部をランナー部12内に突出させ
て、ランナー部12を通る溶融樹脂の流入量を調
整することができる。この突出量を変更する場合
は、ボルト20を外して固定駒15および可動駒
18をガイド部13から外し、再び長さLを調整
する。
この考案においては、雄ねじ17を可動駒18
に固定して、固定駒15にこれに結合される雌ね
じを設けてもよい。また、ガイド部13が金型1
1の端部に近い場合には、固定駒15を使用せず
に、金型11にねじ穴を形成してこのねじ穴に雄
ねじ17を通し、金型11の外側からこの押ねじ
17を回して可動駒18を移動調整するようにし
てもよい。この場合、金型11から出た雄ねじの
部分には緩み止めナツトを設けるとよい。いずれ
の場合にも、金型11内においては可動駒18が
ガイド部13に規制されているため回転できず、
可動駒18の位置ずれが防止される。
《考案の効果》 以上のように、この考案による射出成形型にお
ける流動バランス調整装置は、ランナー部に対す
る駒の突出量の調整を、駒とガイド部の一方に設
けられた雄ねじと他方に設けられた雌ねじとのね
じ結合により行なうので、ランナー部を通る流入
材料の圧力や型開閉時の振動等によつて駒が移動
することがなく、したがつて流動バランスの調整
を確実に行なうことができ、ばりの発生やガス焼
け変形などの成形不具合を低減できるとともに成
形サイクルの短縮化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の一実施例を示す流動バラ
ンス調整装置の概略分解斜視図、第2図は、同装
置の概略組立斜視図、第3図は、従来の流動バラ
ンス調整装置の概略分解斜視図、第4図は、同装
置の概略組立斜視図である。 11……可動金型、12……ランナー部、13
……ガイド部、14……ねじ穴、15……固定
駒、16……ボルト穴、17……雄ねじ、18…
…可動駒、19……雌ねじ、20……六角穴付き
ボルト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 複数個取りを行なう射出成形型のランナー部に
    対してガイド部に規制された駒を突出させること
    により流入材料の流動バランスを調整する装置に
    おいて、前記駒の突出量の調整を前記駒とガイド
    部の一方に設けられた雄ねじと他方に設けられた
    雌ねじとの結合により行なうことを特徴とする射
    出成形型における流動バランス調整装置。
JP14115588U 1988-10-31 1988-10-31 Expired - Lifetime JPH058110Y2 (ja)

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JP14115588U JPH058110Y2 (ja) 1988-10-31 1988-10-31

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JP14115588U JPH058110Y2 (ja) 1988-10-31 1988-10-31

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JPH0261623U JPH0261623U (ja) 1990-05-08
JPH058110Y2 true JPH058110Y2 (ja) 1993-03-01

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JP14115588U Expired - Lifetime JPH058110Y2 (ja) 1988-10-31 1988-10-31

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JP2001198942A (ja) * 2000-01-24 2001-07-24 Sumitomo Heavy Ind Ltd 発泡成形品の成形方法及び射出成形機

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Publication number Publication date
JPH0261623U (ja) 1990-05-08

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