JPH0580975U - キャブオーバ型車両のキャブフロアエンクロージャ構造 - Google Patents

キャブオーバ型車両のキャブフロアエンクロージャ構造

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JPH0580975U
JPH0580975U JP2646892U JP2646892U JPH0580975U JP H0580975 U JPH0580975 U JP H0580975U JP 2646892 U JP2646892 U JP 2646892U JP 2646892 U JP2646892 U JP 2646892U JP H0580975 U JPH0580975 U JP H0580975U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cab
floor
engine
over type
outside air
Prior art date
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Pending
Application number
JP2646892U
Other languages
English (en)
Inventor
和夫 田口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンジンの高出力化に伴う発生熱量の増加に
対応し、エンジンルーム内の輻射熱によるキャブ5内の
居住性悪化を防止する。 【構成】 キャブフロア1の下面にインナパネル10を
固定して外気導入通路9を形成する。外気導入通路9
は、ラジエータグリル7から導入した走行風12をキャ
ブ5後部へ導き、この走行風12の一部はリヤダクト1
1に流入してトランスミッション8へ向けて吹出す。な
お、フロアインシュレータ3は、インナパネル10の下
面に取付けられる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、特に大馬力エンジンを搭載するキャブオーバ型車両に適用されるキ ャブフロアエンクロージャ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のキャブフロアエンクロージャ構造を図3に示して簡単に説明する。図4 は、キャブオーバ型トラックのエンジンルーム構造概要を示す車幅方向縦断面図 であって、キャブフロア1の下側に配設されたエンジン2は、その周囲が略全周 にわたってインシュレータ3で覆われている。このインシュレータ3は、エンジ ン2の騒音がエンジンルーム外へ漏れないように遮音する目的で取付けられたも ので、大きな熱発生源が存在しているエンジンルームの熱対策には不利である。 なお、図5に示す如く、キャブフロア3の下面に取付けられるインシュレータ3 は、通常キャブフロア3に直付けされており、キャブ後方のキャブフロア3上に は休息用のベッド4(図4参照)が設けられている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、近年のエンジンは高出力化の傾向にあり、エンジン及びラジエータ から放出される熱量が増すことによってエンジンルーム内は熱的に厳しい状況に ある。しかも、エンジンルームの周囲は騒音対策のインシュレータで覆われるた め、熱がエンジンルーム内にこもりがちとなり、高温となったエンジンルーム内 の輻射熱がキャブフロアやベッドに伝わり、キャブ内の居住性を悪化させる恐れ があった。
【0004】 そこで、本考案の目的は、エンジンの高出力化に対応して、エンジンルーム内 の輻射熱によるキャブ内の居住性悪化を防止しうる、キャブオーバ型車両のキャ ブフロアエンクロージャ構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、前述の課題を解決するもので、キャブフロアの下にエンジンが配設 されているキャブオーバ型車両のキャブフロアエンクロージャ構造において、キ ャブフロアとフロアインシュレータとの間に空間部を設け、ラジエータグリルか ら導入した走行風がキャブフロア下面を通ってキャブ後端及びトランスミッショ ン近傍へ導かれる外気導入通路を形成したことを特徴とするキャブオーバ型車両 のキャブフロアエンクロージャ構造である。
【0006】
【作用】
前述の手段によれば、キャブフロアとフロアインシュレータとの間に形成した 外気導入通路を走行風が流れ、エンジンルームからの輻射熱がキャブフロアへ直 接伝わるのを防止する。また、走行風をトランスミッションへ吹付けて冷却し、 熱害を防止することもできる。
【0007】
【実施例】
本考案によるキャブオーバ型車両のキャブフロアエンクロージャ構造の一実施 例を図1ないし図3に基づいて説明する。
【0008】 図1は、キャブオーバ型トラック前部の概略構造を示す縦断面図で、エンジン 2がキャブ5の下に配設されている。エンジン2の前方にはラジエータ6が設け られ、キャブ5前面下部のラジエータグリル7から取り入れた走行風を受けて冷 却されるようになっている。また、エンジン2の後方にはトランスミッション8 が連設され、エンジン出力軸と所望のギア比で連結して、図示省略の駆動輪へ駆 動力を伝達するようになっている。そして、エンジン2の周囲には、騒音低減の 目的でインシュレータ3が取付けられており、このうち、キャブフロア1の下側 に取付けるインシュレータ(フロアインシュレータ)3は、キャブフロア1との 間に外気導入通路9となる空間部を形成するインナパネル10に取付けられてい る。また、エンジン後方のインシュレータ(リヤインシュレータ)3は、外気導 入通路9と連通して走行風をトランスミッション8近傍へ導くリヤダクト11の 内側に取付けられている。なお、図中の矢印12は走行風の流れを示しており、 また、13は外気導入通路9のキャブ5後方への排出口を示している。
【0009】 次に、図2は図1のA−A線に沿う断面を示したもので、キャブ5内に配置さ れる休息用のベッド4とエンジン2との間には、キャブフロア1、外気導入通路 9、インナパネル10及びインシュレータ3が存在している。外気導入通路9は 、エンジンルームの上側を略全面にわたって覆っており、該通路には走行中常に 走行風(冷風)が流れている。なお、図3はインナパネル10の取付構造例を示 したもので、インナパネル10に適宜設けた上向きの凸部14をボルト・ナット 15によってキャブフロア1へ固定している。
【0010】 以下、上述した構成の作用を説明する。外気導入通路9を備えたキャブオーバ 型車両が走行すると、ラジエータグリル7から外気が走行風となって流入しする 。この走行風の大部分はラジエータ6に当って冷却する。そして、一部の走行風 が外気導入通路9へ流入し、その一部はリヤダクト11を通ってトランスミッシ ョン8へ向けて吹出される。このような走行風の流れにより、エンジンルームか らの輻射熱はキャブフロア1へ伝わりにくくなり、従って、キャブ5内がこの輻 射熱の影響で温度上昇するのを防止できる。しかも、インナパネル10等の追加 でキャブ5内の騒音も低減され、車室内の環境が良好となって居住性を向上させ ることができる。
【0011】 また、エンジン2の後方に位置して冷たい走行風を受けにくかったトランスミ ッション8にとっても、外気導入通路9からの冷風を吹出して冷却するようにし たため、トランスミッションの熱害防止が可能となる。
【0012】
【考案の効果】
前述した本考案によれば、エンジンの高出力化に伴って発生熱量が増加する場 合であっても、エンジンルームからの輻射熱でキャブ内の環境が悪化するのを防 止して居住性を向上させることができると共に、走行風による冷却をしにくかっ たトランスミッションの熱害防止にも効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すキャブオーバ型トラッ
ク前部の縦断面図である。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図である。
【図3】フロアインシュレータ及びインナパネルの取付
構造例を示す図である。
【図4】従来例を示す図(図2に対応)である。
【図5】従来構造におけるフロアインシュレータとキャ
ブフロアの関係を示す図(図3に対応)である。
【符号の説明】
1 キャブフロア 2 エンジン 3 インシュレータ 4 ベッド 5 キャブ 6 ラジエータ 7 ラジエータグリル 8 トランスミッション 9 外気導入通路 10 インナパネル 11 リヤダクト 12 走行風 13 排出口 14 凸部 15 ボルト・ナット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】キャブフロアの下にエンジンが配設されて
    いるキャブオーバ型車両のキャブフロアエンクロージャ
    構造において、キャブフロアとフロアインシュレータと
    の間に空間部を設け、ラジエータグリルから導入した走
    行風がキャブフロア下面を通ってキャブ後端及びトラン
    スミッション近傍へ導かれる外気導入通路を形成したこ
    とを特徴とするキャブオーバ型車両のキャブフロアエン
    クロージャ構造。
JP2646892U 1992-03-30 1992-03-30 キャブオーバ型車両のキャブフロアエンクロージャ構造 Pending JPH0580975U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006040814A1 (ja) * 2004-10-13 2006-04-20 Mitsubishi Fuso Truck And Bus Corporation トラック
JP2019131040A (ja) * 2018-01-31 2019-08-08 いすゞ自動車株式会社 キャブの遮熱構造
WO2022202517A1 (ja) * 2021-03-25 2022-09-29 いすゞ自動車株式会社 インシュレータ及びその組付方法

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Legal Events

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A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19981006