JPH0563940U - Coeトラックのキャブ構造 - Google Patents

Coeトラックのキャブ構造

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Publication number
JPH0563940U
JPH0563940U JP1314392U JP1314392U JPH0563940U JP H0563940 U JPH0563940 U JP H0563940U JP 1314392 U JP1314392 U JP 1314392U JP 1314392 U JP1314392 U JP 1314392U JP H0563940 U JPH0563940 U JP H0563940U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
radiator
space
panel
cab
dash panel
Prior art date
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Pending
Application number
JP1314392U
Other languages
English (en)
Inventor
正明 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hino Motors Ltd
Original Assignee
Hino Motors Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hino Motors Ltd filed Critical Hino Motors Ltd
Priority to JP1314392U priority Critical patent/JPH0563940U/ja
Publication of JPH0563940U publication Critical patent/JPH0563940U/ja
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 シロッコファン等の特別な機器を設けること
なく簡単な構造で熱い空気のラジエータ前面側への吹き
返しを防止し、ラジエータの冷却効率の低下を阻止す
る。 【構成】 フロントパネル7とダッシュパネル12との
間の空間14と、ラジエータ3の後面側に位置するエン
ジンルーム5上部とを連通せしめる流路16を形成し、
キャブ1前面に、前記フロントパネル7とダッシュパネ
ル12との間の空間14を外部と連通せしめる開口部1
7を形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、COE(Cab−Ober−Engine)トラックのキャブ構造 に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、図5及び図6に示される如く、COEトラックのキャブ1のフロアパ ネル2の下側には、ラジエータ3の後面側に設置されたエンジン4のためのエン ジンルーム5が形成されており、エンジン4の駆動時には、エンジン4のファン 6の回転により、フロントパネル7下部のグリル8から外部の空気を取り込んで ラジエータ3を通過させ、該ラジエータ3内の温度上昇している冷却水と熱交換 を行わせるようにしているが、前記ラジエータ3内の冷却水と熱交換を行って温 度上昇した空気がラジエータ3の上側からラジエータ3前面側に吹き返し、ラジ エータ3の冷却効率が低下することを防止するために、フロアパネル2の下側に 遮蔽板9を取り付けると共に、該遮蔽板9とラジエータ3との間にシールラバー 10を介在せしめてある。
【0003】 尚、図中、11はフロアインシュレータ、12はダッシュパネル、13はフロ ントパネル7とダッシュパネル12との間の空間14内に設置されたウォッシャ タンク、15はウインドシールドガラスである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
一方、エンジンルーム5は車外への騒音の漏洩をできるだけ抑制するためにシ ールされ気密性が高められる傾向にある反面、近年のキャブサスペンションの導 入に伴い、キャブ1の図示していないシャシフレームに対する相対移動量が大き くなり、前記遮蔽板9とラジエータ3との間のシールが難しくなってきており、 このため、前記ラジエータ3内の冷却水と熱交換を行って温度上昇した空気が遮 蔽板9とラジエータ3との間からラジエータ3前面側に吹き返し、ラジエータ3 の冷却効率が低下することが避けられなかった。
【0005】 前述の如き不具合をなくすために、エンジンルーム5の後方にシロッコファン 等を設け、エンジンルーム5内の熱い空気を強制的に排出することも考えられて いるが、シロッコファン等の余分な機器が必要となりコストアップにつながると 共に、そのためのスペースを確保しなければならなくなり、実用化には問題があ った。
【0006】 本考案は、斯かる実情に鑑み、シロッコファン等の特別な機器を設けることな く簡単な構造で熱い空気のラジエータ前面側への吹き返しを防止し得、ラジエー タの冷却効率の低下を阻止し得るCOEトラックのキャブ構造を提供しようとす るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、フロントパネルとダッシュパネルとの間の空間と、ラジエータの後 面側に位置するエンジンルーム上部とを連通せしめる流路を形成し、キャブ前面 に、前記フロントパネルとダッシュパネルとの間の空間を外部と連通せしめる開 口部を形成したことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】
従って、エンジン駆動時に、ラジエータ内の冷却水と熱交換を行って温度上昇 した空気は、エンジンルームから流路を通りフロントパネルとダッシュパネルと の間の空間を経て開口部から外部へ流出し、ラジエータの上側からラジエータ前 面側に吹き返すことがなくなり、前記開口部はキャブ前面に形成してあるため、 特に走行時には停止時以上に、熱い空気の外部への流出作用が活発に行われ、又 、フロントパネルとダッシュパネルとの間の空間内にウォッシャタンクが設けら れている場合には熱い空気によりウォッシャ液が温められる。
【0009】
【実施例】 以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明する。
【0010】 図1及び図2は本考案の一実施例であって、図中、図6と同一の符号を付した 部分は同一物を表わしており、基本的な構成は図6に示す従来のものと同様であ るが、本実施例の特徴とするところは、図1及び図2に示す如く、フロントパネ ル7とダッシュパネル12との間の空間14と、ラジエータ3の後面側に位置す るエンジンルーム5上部とを連通せしめる流路16を形成すると共に、キャブ1 前面の走行時に負圧の発生する位置に、前記フロントパネル7とダッシュパネル 12との間の空間14を外部と連通せしめる開口部17を形成した点にある。
【0011】 本実施例の場合、前記流路16は、フロアパネル2下側のラジエータ3上方か らフロントパネル7側へ延びる仕切板18を配設することにより構成してあり、 該仕切板18とラジエータ3との間、並びに仕切板18とフロントパネル7との 間には、シールラバー19,20を介在せしめてある。
【0012】 前述の如く構成したので、エンジン駆動時に、ラジエータ3内の冷却水と熱交 換を行って温度上昇した空気は、エンジンルーム5から仕切板18によって構成 された流路16を通りフロントパネル7とダッシュパネル12との間の空間14 を経て開口部17から外部へ流出し、ラジエータ3の上側からラジエータ3前面 側に吹き返すことがなくなる。
【0013】 前記開口部17はキャブ1前面の走行時に負圧の発生する位置に形成してある ため、特に走行時には停止時以上に、熱い空気の外部への流出作用が活発に行わ れる。
【0014】 こうして、シロッコファン等の特別な機器を設けることなく簡単な構造で熱い 空気のラジエータ3前面側への吹き返しを防止することができ、ラジエータ3の 冷却効率の低下を阻止することが可能となる。
【0015】 又、熱い空気が前記空間14内を通過するため、冬期においてはウォッシャタ ンク13内のウォッシャ液が温められ、凍結防止にも役立つ。
【0016】 一方、前記開口部17をキャブ1前面の走行時にラム圧の発生する位置に形成 して、走行時ラム圧により熱い空気のエンジン側への流出作用が活発に行われる ようにすることもできる。
【0017】 図3及び図4は本考案の他の実施例であり、前記流路16を樹脂製のダクト2 1によって構成し、該ダクト21のフランジ部22とフロアパネル2下面に突設 したブラケット23及びラジエータ3との間にシールラバー24を介在せしめた ものである。
【0018】 図3及び図4に示す実施例においては、エンジン駆動時に、ラジエータ3内の 冷却水と熱交換を行って温度上昇した空気は、エンジンルーム5からダクト21 によって構成された流路16を通りフロントパネル7とダッシュパネル12との 間の空間14を経て開口部17から外部へ流出し、ラジエータ3の上側からラジ エータ3前面側に吹き返すことがなくなる。
【0019】 尚、前記空間14内に開口するダクト21の立上がり長さHについては適宜調 整を行い、常に熱い空気が確実に開口部17から外部へ流出するようにしてある 。
【0020】 こうして、図3及び図4に示す実施例においても、シロッコファン等の特別な 機器を設けることなく簡単な構造で熱い空気のラジエータ3前面側への吹き返し を防止することができ、ラジエータ3の冷却効率の低下を阻止することが可能と なり、又、冬期におけるウォッシャ液の凍結防止にも効果がある。
【0021】 尚、本考案のCOEトラックのキャブ構造は、上述の実施例にのみ限定される ものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得るこ とは勿論である。
【0022】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案のCOEトラックのキャブ構造によれば、シロッ コファン等の特別な機器を設けることなく簡単な構造で熱い空気のラジエータ前 面側への吹き返しを防止し得、ラジエータの冷却効率の低下を阻止し得、又、フ ロントパネルとダッシュパネルとの間の空間内にウォッシャタンクが設けられて いる場合には冬期におけるウォッシャ液の凍結防止にも役立つという優れた効果 を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の側断面図である。
【図2】図1のII−II断面図である。
【図3】本考案の他の実施例の側断面図である。
【図4】図3に示す他の実施例のダクトの斜視図であ
る。
【図5】COEトラックのキャブを示す斜視図である。
【図6】図5のVI−VI断面図である。
【符号の説明】
1 キャブ 3 ラジエータ 5 エンジンルーム 7 フロントパネル 12 ダッシュパネル 14 空間 16 流路 17 開口部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロントパネルとダッシュパネルとの間
    の空間と、ラジエータの後面側に位置するエンジンルー
    ム上部とを連通せしめる流路を形成し、キャブ前面に、
    前記フロントパネルとダッシュパネルとの間の空間を外
    部と連通せしめる開口部を形成したことを特徴とするC
    OEトラックのキャブ構造。
JP1314392U 1992-02-07 1992-02-07 Coeトラックのキャブ構造 Pending JPH0563940U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1314392U JPH0563940U (ja) 1992-02-07 1992-02-07 Coeトラックのキャブ構造

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1314392U JPH0563940U (ja) 1992-02-07 1992-02-07 Coeトラックのキャブ構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0563940U true JPH0563940U (ja) 1993-08-24

Family

ID=11824942

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1314392U Pending JPH0563940U (ja) 1992-02-07 1992-02-07 Coeトラックのキャブ構造

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JP (1) JPH0563940U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09193673A (ja) * 1996-01-18 1997-07-29 Nissan Motor Co Ltd ラジエータの上部カバー構造
FR2964150A1 (fr) * 2010-09-01 2012-03-02 Peugeot Citroen Automobiles Sa Systeme de refroidissement d'un moteur de vehicule

Cited By (2)

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JPH09193673A (ja) * 1996-01-18 1997-07-29 Nissan Motor Co Ltd ラジエータの上部カバー構造
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