JPH0580929U - ウォッシャポンプのエンドカバー固定部構造 - Google Patents

ウォッシャポンプのエンドカバー固定部構造

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JPH0580929U
JPH0580929U JP2156992U JP2156992U JPH0580929U JP H0580929 U JPH0580929 U JP H0580929U JP 2156992 U JP2156992 U JP 2156992U JP 2156992 U JP2156992 U JP 2156992U JP H0580929 U JPH0580929 U JP H0580929U
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JP
Japan
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end cover
pump case
pump
washer
welding
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Application number
JP2156992U
Other languages
English (en)
Inventor
野 実 教 永
之 内 誠 竹
Original Assignee
自動車電機工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンドカバーをポンプケースに対して強固に
固定することが可能であるウォッシャポンプのエンドカ
バー固定部構造を提供する。 【構成】 ウォッシャポンプ1のポンプケース2の開口
端部2aを閉塞するエンドカバー3には、ポンプケース
2の開口端部2aに嵌合する環状壁3aを設け、ポンプ
ケース2の開口端部2aには、エンドカバー3の環状壁
3aに当接して超音波溶接により溶着する溶着用突状2
cを設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、例えば、ワイパ装置側にウォッシャ液を供給するウォッシャポン プに係わり、とくに、このウォッシャポンプのポンプケースにエンドカバーを固 定する際に利用されるウォッシャポンプのエンドカバー固定部構造に関するもの である。
【0002】
【従来の技術】
従来、上記したウォッシャポンプのエンドカバー固定部構造としては、例えば 、筒状をなすポンプケースに、その開口端部に塑性変形を加えて内向き環状溝を 形成すると共に、エンドカバーに、ポンプケースの開口端部内側に嵌合する環状 壁を設け、この環状壁に接着剤を塗布してポンプケースの開口端部に嵌合し、こ の環状壁の先端に設けた外向き突部をポンプケースの内向き環状溝に係止させる ことによって、ポンプケースにエンドカバーを固定する構造が採用されていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記した従来におけるウォッシャポンプのエンドカバー固定部構造 にあっては、ポンプケースの開口端部に塑性変形を加えて形成した内向き環状溝 の溝深さを、開口端部の肉厚の関係上深くすることができないことから、エンド カバーの環状壁の先端に設けた外向き突部を強固に係止することができず、ウォ ッシャポンプに電源を供給するコネクタがエンドカバーに設けられている場合に は、エンドカバーの環状壁に接着剤を塗布してあったとしても、コネクタに負荷 が加えられた際には、このコネクタ近傍のエンドカバーとポンプケースとの間に 隙間ができてしまう恐れがないとはいえないという問題を有していた。
【0004】 また、エンドカバーをポンプケースに押し付けて超音波溶接により両者を強固 に固定する試みもなされているが、ポンプケース軸方向におけるエンドカバーの 固定位置にばらつきが出たり、コネクタ近傍位置の超音波溶接が行いにくかった りして効率的でないという問題があり、これらの問題を解決することが従来の課 題であった。
【0005】
【考案の目的】
この考案は、上記した従来の課題に着目してなされたもので、効率良く、しか も、ポンプケース軸方向におけるエンドカバーの固定位置にばらつきを生じさせ ることなく、エンドカバーをポンプケースに対して強固に固定することが可能で あるウォッシャポンプのエンドカバー固定部構造を提供することを目的としてい る。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案は、ポンプケースと、前記ポンプケースの開口端部を閉塞するエンド カバーを備えたウォッシャポンプにおいて、前記エンドカバーには前記ポンプケ ースの開口端部に嵌合する嵌合部を設け、前記ポンプケースの開口端部および前 記エンドカバーの嵌合部のいずれか一方にはいずれか他方に当接して超音波溶接 により溶着する溶着用突部を設けた構成としたことを特徴としており、このよう なウォッシャポンプのエンドカバー固定部構造の構成を前述した従来の課題を解 決するための手段としている。
【0007】
【考案の作用】
この考案に係わるウォッシャポンプのエンドカバー固定部構造では、エンドカ バーの嵌合部をポンプケースの開口端部に嵌合すると、ポンプケースの開口端部 およびエンドカバーの嵌合部のいずれか一方に設けた溶着用突部がいずれか他方 に当接する。
【0008】 この状態で、ポンプケースの開口端部およびエンドカバーの嵌合部のいずれか 一方に設けた溶着用突部の部分に、外部から超音波を当てて加圧すると、溶着用 突部がポンプケースの開口端部および前記エンドカバーの嵌合部のいずれか他方 に溶着するので、エンドカバーは、ポンプケースに対してその軸方向の所定位置 に強固に固定されることとなり、その作業は簡単であることから、固定作業は効 率良く行われることとなる。
【0009】
【実施例】
以下、この考案を図面に基づいて説明する。
【0010】 図1ないし図3はこの考案に係わるウォッシャポンプのエンドカバー固定部構 造の一実施例を示している。
【0011】 図に示すウォッシャポンプ1は、略円筒状をなすポンプケース2を有し、この ポンプケース2の一方の開口端部(図1上側の開口端部)2aはエンドカバー3 により閉塞すると共に、他方の開口端部(図1下側の開口端部)2bはポンプカ バー4により閉塞するようになっている。
【0012】 この場合、ポンプケース2の内部にはモータ室10が設けてあると共に、ポン プケース2の他方の開口端部2bとポンプカバー4とによってポンプ室20を形 成している。モータ室10において、内周面に固定したマグネット11の間に回 転可能に設けた電機子12の電機子軸13は、その図1上端部をエンドカバー3 の中心に装着した軸受14に支持させていると共に、図1下端部をモータ室10 とポンプ室20との間の図示しない隔壁に設けた軸受に支持させており、ポンプ 室20内に突出する電機子軸13の図1下端には、インペラ21が固定してある 。
【0013】 また、整流子15を介して電機子12に電源を供給するブラシ16は、ブラシ ホルダ17を介してエンドカバー3に取り付けてあり、エンドカバー3には、ブ ラシホルダ17に接続する端子18を外部に露出状態で固定したコネクタ部3b が一体で設けてある。
【0014】 この実施例において、エンドカバー3は、ポンプケース2の一方の開口端部2 aの内側に嵌合する環状壁(嵌合部)3aを有しており、図2に拡大して示すよ うに、この環状壁3aには、その先端に沿って外向き係止突起3dが設けてある 。
【0015】 また、ポンプケース2の開口端部2aには、塑性変形加工(いわゆる無理抜き 成形加工)により形成した内向き環状係止溝2dが設けてあり、この内向き環状 係止溝2dと、エンドカバー3の外向き係止突起3dとは相互に係止し合うよう になっている。
【0016】 さらに、この内向き環状係止溝2dの図2上側には、溶着用突条2cが、図3 にも示すように、コネクタ部3bが位置する下方部位と、中心を間にしてこれと 対向する部位との2箇所に設けてある。この溶着用突起2cは、ポンプケース2 の外部から、図2矢印方向(ポンプケース2の径方向)に超音波を当てて加圧す ることにより、エンドカバー3の環状壁3aに溶着されるようになっている。
【0017】 このウォッシャポンプ1は、ポンプ室20に連通するウォッシャ液吸入孔2e をポンプケースに設けていると共に、同じくポンプ室20に連通するウォッシャ 液吐出孔4aをポンプカバー4に設けており、ポンプカバー4をポンプケース2 に固定する際に、ウォッシャ液吸入孔2eに対するウォッシャ液吐出孔4aの位 置を適宜変更することができるようになすことによって、様々なレイアウトに対 処することができるようにしてある。
【0018】 つまり、このウォッシャポンプ1では、電機子12に電源を供給してこの電機 子12を回転させ、これとともにインペラ21を回転させることにより、図示し ないウォッシャタンクからウォッシャ液吸入孔2eを通してポンプ室20内にウ ォッシャ液を吸い込み、そして、このウォッシャ液をウォッシャ吐出孔4aから 図示しないウォッシャノズル側に送給する。
【0019】 上記した構成のウォッシャポンプ1において、ポンプケース2にエンドカバー 3を固定するに際しては、まず、ポンプケース2の一方の開口端部2aおよびエ ンドカバー3の環状壁3a外側のいずれか一方に、シーリングを兼ねた接着剤を 塗布する。
【0020】 次いで、エンドカバー3のコネクタ部3bがポンプケース2のいずれかの溶着 用突条2c(この実施例では図1右側の溶着用突条2c)の上方に位置するよう にして、環状壁3aをポンプケース2の一方の開口端部2aに嵌合し、図2に仮 想線で示すように、エンドカバー3の外向き係止突起3dとポンプケース2の内 向き環状係止溝2dとを相互に係止させる。
【0021】 そして、図2矢印方向に超音波を当てて加圧し、ポンプケース2の溶着用突条 2c,2cをエンドカバー3の環状壁3aに各々溶着させる。
【0022】 したがって、エンドカバー3のコネクタ部3bに対して、エンドカバー3の抜 け方向(図1上方向)への負荷がかかったとしても、コネクタ部3bの下方部分 が、ポンプケース2側に超音波溶着されているので、固定部分に亀裂などの不具 合が生じることはない。
【0023】 また、超音波は、ポンプケース2の径方向から当てるようにしているので、ポ ンプケース2の軸方向におけるエンドカバー3の固定位置にばらつきが生じるよ うなこともない。
【0024】 この実施例では、エンドカバー3の環状壁3aをポンプケース2の開口端部2 aの内側に嵌合すると共に、溶着用突部としての溶着用突条2cをポンプケース 2の開口端部2aに設けた構成としたがこれに限定されるものではなく、エンド カバー3の環状壁3aをポンプケース2の開口端部2aの外側に嵌合すると共に 、この環状壁3aの内側に溶着用突部を設ける構成とすることも可能である。
【0025】 また、この考案に係わるウォッシャポンプのエンドカバー固定部構造の詳細な 構成は上記した実施例に限定されるものではなく、溶着用突部の形状,個数は適 宜変更することも可能である。
【0026】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案では、ポンプケースと、前記ポンプケースの開 口端部を閉塞するエンドカバーを備えたウォッシャポンプにおいて、前記エンド カバーには前記ポンプケースの開口端部に嵌合する嵌合部を設け、前記ポンプケ ースの開口端部および前記エンドカバーの嵌合部のいずれか一方にはいずれか他 方に当接して超音波溶接により溶着する溶着用突部を設けた構成としたから、ポ ンプケースに対してその軸方向の所定位置にエンドカバーを強固に固定すること が可能であるうえ、このエンドカバーの固定作業を効率良く行うことができると いう非常に優れた効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係わるウォッシャポンプのエンドカ
バー固定部構造の一実施例を示すウォッシャポンプの部
分破断側面説明図である。
【図2】図1に示すウォッシャポンプのエンドカバーを
ポンプケースに固定する際の状況説明図である。
【図3】図1のウォッシャポンプの平面説明図である。
【符号の説明】
1 ウォッシャポンプ 2 ポンプケース 2a ポンプケースの開口端部 2c 溶着用突状(溶着用突部) 3 エンドカバー 3a 環状壁(嵌合部)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポンプケースと、前記ポンプケースの開
    口端部を閉塞するエンドカバーを備えたウォッシャポン
    プにおいて、前記エンドカバーには前記ポンプケースの
    開口端部に嵌合する嵌合部を設け、前記ポンプケースの
    開口端部および前記エンドカバーの嵌合部のいずれか一
    方にはいずれか他方に当接して超音波溶接により溶着す
    る溶着用突部を設けたことを特徴とするウォッシャポン
    プのエンドカバー固定部構造。
JP2156992U 1992-04-08 1992-04-08 ウォッシャポンプのエンドカバー固定部構造 Pending JPH0580929U (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015037367A (ja) * 2013-08-14 2015-02-23 株式会社ミツバ モータ装置及びポンプ装置
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CN108608995A (zh) * 2018-04-23 2018-10-02 贵州华烽汽车零部件有限公司 汽车风窗洗涤泵
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