JP2001157401A - 防水モータ - Google Patents
防水モータInfo
- Publication number
- JP2001157401A JP2001157401A JP33440499A JP33440499A JP2001157401A JP 2001157401 A JP2001157401 A JP 2001157401A JP 33440499 A JP33440499 A JP 33440499A JP 33440499 A JP33440499 A JP 33440499A JP 2001157401 A JP2001157401 A JP 2001157401A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- motor
- output shaft
- opening
- lid
- container
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Motor Or Generator Frames (AREA)
Abstract
ータの出力軸が突出するようにモータを収納する容器2
と、弾性材料からなり、開口の内径とほぼ同じ外径を有
し、出力軸を液密に通す孔41、及び外周面に開口の内
径よりも大きい直径の環状の弁42が各々形成されて、
モータ3の出力軸側端面に当てられるシール部材4と、
前記開口に圧入可能な板状をなし、出力軸挿入用の孔5
1が形成されて、圧入時にモータ3の出力軸側端面と協
力してシール部材4をその厚み方向に圧縮しうる蓋5と
を備えることを特徴とする。
Description
汲み上げモータのように、出力軸が液中に没する防水モ
ータに属する。
ラスチックの容器に収納して接着剤で封止するタイプ
と、モータの周囲にゴムを流し込み成形するタイプとの
2種類が知られている。接着剤封止タイプは、図3に示
すようにモータ13を収納する定形の容器12と、ゴム
からなり容器12の開口をシールするとともにモータ1
3の出力軸を液密に貫通させるシール部材14と、シー
ル部材14を容器12の開口に固着する接着剤15とを
備えていた。このタイプの防水モータは、接着剤15を
容器12とシール部材14とで囲まれる空間に流し込む
過程を経て製造される。
込み操作を機械で自動化するのは困難である。また、接
着剤が乾くまでは次の工程に送ることができない。従っ
て、製造コストが高かった。更にまた、接着不良がシー
ル不良を伴うこともあった。一方、流し込み成形タイプ
は、ゴムの弾性とリード取り付け部分の形状の複雑性の
故にモータに密着するようにゴムを成形することが困難
であり、防水性に劣っていた。それ故、この発明の課題
は、安価で防水性に優れた防水モータを提供することに
ある。
に、この発明の防水モータは、モータと、開口を有し、
その開口よりモータの出力軸が突出するようにモータを
収納する容器と、弾性材料からなり、開口の内径とほぼ
同じ外径を有し、出力軸を液密に通す孔、及び外周面に
開口の内径よりも大きい直径の環状の弁が各々形成され
て、モータの出力軸側端面に当てられるシール部材と、
前記開口に圧入可能な板状をなし、出力軸挿入用の孔が
形成されて、圧入時にモータの出力軸側端面と協力して
シール部材をその厚み方向に圧縮しうる蓋とを備えるこ
とを特徴とする。
器に収納した状態で蓋を容器の開口に圧入すると、蓋が
モータの出力軸側端面と協力してシール部材をその厚み
方向に圧縮することにより、シール部材が弾性変形して
遠心方向に拡げられる。その結果、シール部材は、その
裏面がモータの出力軸側端面に圧接して出力軸に沿う液
の流入を阻止するとともに、弁が容器の内周に圧接して
開口端縁からの液の流入を阻止する。こうしてモータは
容器内に封止される。シール部材の固定は、蓋を圧入す
るだけで十分であるので、容易に自動化することがで
き、且つ時間もあまりかからない。
との間の内周に形成された環状の溝を有し、前記蓋が圧
入時にその溝に嵌合するように外周面より突出した爪を
有すると好ましい。爪が溝に嵌合する位置まで蓋が圧入
されると、爪と溝との嵌合によって、圧入方向の移動が
止められる。従って、圧入された蓋が容器からはずれに
くくなり、シールが確実となる。
有し、前記蓋が、その凹部と対向し凹部よりも幅小の環
状の突起を裏面に有すると好ましい。突起が凹部よりも
幅小であることから、蓋の裏面のうちシール部材を圧接
する部分が突起の先端面に限定されて圧縮力を増す。し
かも突起が環状であるから、その圧縮力がシール部材に
対して均等に加わる。
を図1に軸方向断面図として示す。防水モータ10は、
出力軸にスクリュー6を装着した円柱状のモータ3と、
モータ3を収納する容器2と、モータ3の入力端子に半
田付けされて容器2の後部より外部に出されたコード1
と、容器2の後部とコート1との間隙をシールするコー
ドパッキン7と、シール材4と、蓋5とを備える。シー
ル材4単独の軸方向断面図を図2に示す。
が小さくなっており、その径違いによる段差21によっ
て、容器2内でのモータ3の後端の停止位置が定まる。
容器2のモータ3収納部は軸方向に亘ってほぼ一様な内
径を有するが、開口端縁より少し離れた位置の内周に環
状の溝22が形成されており、その部分のみ少し内径が
大きい。容器2の材質はポリアセタール(POM)であ
る。
当てられて容器2の前部を液密に封止するもので、NB
Rなどのゴム材料からなり、中心に出力軸を通す孔41
が形成されて平面視においては容器2の内径とほぼ同一
の外径を有する円形をなしている。シール材4は、断面
視においては、外周面に径方向外向きに突出して形成さ
れた環状の弁42と、外縁より少し内側の表面に形成さ
れた環状の凹部43と、更に内側で出力軸の基部に沿っ
て盛り上がった部分44と、その盛り上がり部44に続
いて孔の周縁が前方に突出して形成された唇45とを有
する。孔41は、唇45の先端に向かうほどに内径が小
さくなっており、最先端での内径は出力軸の外径よりも
小さくなっている。唇45の基部と出力軸との間隙には
シリコンオイル8が充填されている。また、唇45は先
端に向かうほどに肉厚が薄くなっている。従って、孔4
1に出力軸を通すと、唇45がその弾力によって出力軸
に密着する。
ータ3の出力軸側端面に固定するもので、前記盛り上が
り部44を填める孔51を中央に有するとともに、前記
溝22と相補するように突出した環状の爪52が外周
に、前記凹部43の底に当たる環状の突起53が裏面に
形成されている。突起53の幅は凹部43の幅よりも小
さく、且つ突起53は凹部43内のできるだけ外側に位
置するように形成されている。また、突起53の高さ
は、爪52が溝22とちょうど噛み合ったとき、突起5
3の先端面とモータ3の出力軸側端面との距離がシール
材4の凹部43における肉厚と同じもしくはそれ以下と
なるように設定されている。従って、蓋5がシール材4
と容器2とで囲まれる空間に圧入されることにより突起
53が凹部43の底を押すとき、突起53の先端面にて
シール材4が圧縮されるとともに、突起53の側面にて
シール材4の外縁が容器2の内周に押しつけられる。
タ3とリード1を半田付けし、モータ3を容器2に収納
する工程までは従来と変わらないが、その後はシール材
4をモータ3の出力軸側端面に当て、続いて蓋5を容器
2に圧入するだけでよい。しかも圧入時、蓋5が一旦外
径を縮める方向に弾性変形し、その後復元力によって外
径を復帰させながら爪52が溝22と噛み合う。この噛
み合いによって、圧入後の蓋5の抜けが防止される。
押し込むだけで蓋5が容器2に固定されるので、蓋5の
取り付け操作を機械で自動化することが可能である。蓋
5の圧入と同時に組立が完了するので、短時間で製造す
ることができる。そして、蓋5が圧入された状態では突
起53がシール材4の凹部43の底を押しているので、
シール材4の裏面はモータ3の出力軸側端面に圧接する
とともに、シール材4が弾性変形して遠心方向に拡げら
れ、その外周面が容器2の内周面に圧接する。しかも弁
42が外周面より突出しているので、その部分での接触
圧は高く、液密が保持される。一方、唇45と出力軸と
の間隙にシリコンオイルが充填されているので、出力軸
に沿って液体がモータ内に侵入することはない。よっ
て、安価で防水性に優れたモータである。
けを爪52と溝22との噛み合いによって防止している
が、それに代えて蓋5の外周面と容器2とを接着剤で固
着しても良い。蓋5の外周面にはローラなどを用いて接
着剤を塗布することができるので、この操作も容易に自
動化可能である。
簡単な工程で組み立てることができるので製造を機械で
自動化することができるうえ、防水性に優れるので、例
えばアウトドアシャワー用電動ポンプのように、ポリタ
ンクなどの移動式タンク内から水を汲み出すための駆動
源として有益である。
る。
方向断面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】モータと、 開口を有し、その開口よりモータの出力軸が突出するよ
うにモータを収納する容器と、 弾性材料からなり、開口の内径とほぼ同じ外径を有し、
出力軸を液密に通す孔、及び外周面に開口の内径よりも
大きい直径の環状の弁が各々形成されて、モータの出力
軸側端面に当てられるシール部材と、 前記開口に圧入可能な板状をなし、出力軸挿入用の孔が
形成されて、圧入時にモータの出力軸側端面と協力して
シール部材をその厚み方向に圧縮しうる蓋とを備えるこ
とを特徴とする防水モータ。 - 【請求項2】前記容器が、モータの出力軸側端面と開口
との間の内周に形成された環状の溝を有し、前記蓋が圧
入時にその溝に嵌合するように外周面より突出した爪を
有する請求項1に記載の防水モータ。 - 【請求項3】前記シール部材が表面に環状の凹部を有
し、前記蓋が、その凹部と対向し凹部よりも幅小の環状
の突起を背面に有する請求項1又は2に記載の防水モー
タ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33440499A JP4536188B2 (ja) | 1999-11-25 | 1999-11-25 | 防水モータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33440499A JP4536188B2 (ja) | 1999-11-25 | 1999-11-25 | 防水モータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001157401A true JP2001157401A (ja) | 2001-06-08 |
JP4536188B2 JP4536188B2 (ja) | 2010-09-01 |
Family
ID=18276999
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33440499A Expired - Fee Related JP4536188B2 (ja) | 1999-11-25 | 1999-11-25 | 防水モータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4536188B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112737191A (zh) * | 2020-12-27 | 2021-04-30 | 广州尚启网络科技有限公司 | 一种能够自动降温水下防水电机 |
JP2022503347A (ja) * | 2019-09-26 | 2022-01-12 | 無錫好力▲べん▼業有限公司 | 洗濯機用三相排水モーター |
CN114183530A (zh) * | 2021-10-27 | 2022-03-15 | 万向钱潮股份有限公司 | 一种内花键壳体内腔密封方法及结构 |
JP2022537586A (ja) * | 2019-08-06 | 2022-08-26 | コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ | 水密で堅固なモータ懸架装置 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56161960U (ja) * | 1980-05-06 | 1981-12-02 | ||
JPH01210665A (ja) * | 1988-01-13 | 1989-08-24 | Blohm+Voss Ag | シャフトシールユニット |
JPH03282068A (ja) * | 1990-03-21 | 1991-12-12 | Interventional Technol Inc | 回転可能な駆動シャフトのまわりに流体密封シールを確立する時の漏洩防止装置 |
-
1999
- 1999-11-25 JP JP33440499A patent/JP4536188B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56161960U (ja) * | 1980-05-06 | 1981-12-02 | ||
JPH01210665A (ja) * | 1988-01-13 | 1989-08-24 | Blohm+Voss Ag | シャフトシールユニット |
JPH03282068A (ja) * | 1990-03-21 | 1991-12-12 | Interventional Technol Inc | 回転可能な駆動シャフトのまわりに流体密封シールを確立する時の漏洩防止装置 |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2022537586A (ja) * | 2019-08-06 | 2022-08-26 | コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ | 水密で堅固なモータ懸架装置 |
JP7147101B2 (ja) | 2019-08-06 | 2022-10-04 | コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ | 水密で堅固なモータ懸架装置 |
JP2022503347A (ja) * | 2019-09-26 | 2022-01-12 | 無錫好力▲べん▼業有限公司 | 洗濯機用三相排水モーター |
CN112737191A (zh) * | 2020-12-27 | 2021-04-30 | 广州尚启网络科技有限公司 | 一种能够自动降温水下防水电机 |
CN114183530A (zh) * | 2021-10-27 | 2022-03-15 | 万向钱潮股份有限公司 | 一种内花键壳体内腔密封方法及结构 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4536188B2 (ja) | 2010-09-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20120015537A1 (en) | Sealed electrical connector | |
JP2002134219A (ja) | 防水コネクタ及び該防水コネクタの製造方法 | |
JP2002213483A (ja) | 継手用ブーツの取付構造 | |
US6779802B2 (en) | Appliance with seal between two housing shells | |
JP2001157401A (ja) | 防水モータ | |
CN210517136U (zh) | 翻盖组件、壳体组件及连接器 | |
JPH0567168U (ja) | モータのケーシング構造 | |
JP2007069905A (ja) | ワイパモータ | |
JP2019165620A (ja) | 電気モータのためのクロージャーシステム及び対応する密閉方法 | |
JP3848495B2 (ja) | 電動コントロールバルブのコイルカバー | |
US3777926A (en) | Closure for a connector box | |
JP3052658B2 (ja) | コネクタ一体型防水ケース | |
JP3958556B2 (ja) | 接続装置およびワイパモータ | |
JPH10225044A (ja) | 回転電機及びその製造方法 | |
JP4279486B2 (ja) | ワイパモータ | |
US10163595B2 (en) | Gasket, magnetic switch of starter comprising same, and starter provided with magnetic switch | |
JP2003178910A (ja) | コイル装置 | |
JP4066555B2 (ja) | コイル装置 | |
JPH09118340A (ja) | 防水ボックスのシール構造 | |
CN214397981U (zh) | 一种试剂盒 | |
JPH09163662A (ja) | モータ | |
JP2001245453A (ja) | モータ及びシール部材 | |
CN221227998U (zh) | 壳体组件、电机驱动总成及车辆 | |
IL37802A (en) | Closures for a connector box | |
JP2000205196A (ja) | ウォッシャポンプ及び車両用ウォッシャ装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20061122 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20091209 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20091215 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100215 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100518 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100616 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130625 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4536188 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |